JP3903939B2 - 通信システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを送受信する通信システム、この通信システムを構成する端末装置において利用可能なプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、ファクシミリとしての機能を有する通信装置では、通信データの通信内容(例えば、送信先、送信元、通信日時、通信時間、ページ数など)をメモリ内に蓄積(記録)しておき、所定の操作が行われたタイミングで蓄積された通信内容を用紙へ印刷するように構成されたものが一般的である。これにより、利用者は、通信内容を用紙にて確認することができる。
【0003】
また、近年では、通信装置による通信内容を、この通信装置とデータ通信可能に接続された端末装置側から確認するための技術が提案されている。例えば、端末装置(パーソナルコンピュータPC)が端末装置自身に接続された外部記録装置として認識可能な記録部(RAM12)を備え、この記録部に通信内容を示すデータ(ファクシミリ送受信データ)を記録することによって、端末装置側からの通信内容の確認を自由に行わせることのできる通信装置(データ入出力装置)である(特許文献1参照)。このような通信装置であれば、通信装置による通信内容を示すデータを端末装置側へ移す(記録させる)ことが容易であり、端末装置側で通信装置による通信内容をデータとして保存・管理できるようになるため好適である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−282694号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の通信装置では、単に、通信内容を示すデータを端末装置側からアクセス可能な状態で記録するだけであることから、利用者は、通信装置の記録部に記録されたデータを端末装置側に保存するといった面倒な作業を意図的に行わなければならない。
【0006】
このようなことから、上述の通信装置は、端末装置側で通信内容をデータとして保存・管理するための使い勝手がよいとはいえなかった。本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、通信装置による通信内容をデータとして端末装置側で保存・管理する際の使い勝手を改善させるための技術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するため請求項1に記載の通信システムは、通信装置と端末装置とがデータ通信可能に接続されてなる通信システムである。この通信システムの通信装置は、通信手段,通信側記録手段,通信側チェック手段および通信側記録指令手段を備えている。
これらのうち、通信手段は、電話回線網またはインターネットを介して通信を行う手段、インターフェイスを介してデータ通信を行う手段である。また、通信側記録手段は、各種データを記録可能であり、前記端末装置に接続された外部記録装置として認識可能な手段である。また、通信側チェック手段は、通信手段により通信データが送信または受信された際に、通信側記録手段においてデータを記録可能な空き領域をチェックする手段である。そして、通信側記録指令手段は、通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域以上の空き領域であれば、送信または受信された通信データを、1または複数ページ分のページデータからなる単一のデータファイルとして通信側記録手段に記録させる。
【0008】
また、端末装置は、端末側記録手段,端末側チェック手段,端末側記録指令手段および端末側削除指令手段を備えている。これらのうち、端末側記録手段は、各種データを記録する手段である。また、端末側チェック手段は、前記通信側記録手段においてデータを記録可能な空き領域をチェックする手段である。また、端末側記録指令手段は、通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域以上の空き領域であれば、前記第1通信手段により送信または受信された通信データを、1または複数のページ分のページデータからなる単一のデータファイルとして前記第2通信手段を介して前記通信側記録手段に記録させる一方、前記通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域未満の空き領域であれば、前記第1通信手段により送信または受信された通信データにおける前記ページデータそれぞれを、前記第2通信手段を介して順次前記通信側記録手段に記録させる。そして、端末側削除指令手段は、端末側記録指令手段による指令で前記通信データが前記第1通信手段を介して前記端末側記録手段に記録されたことに応じて、前記通信装置の備える通信側記録手段から前記端末側記録手段に記録されたのと同一の通信データを削除させる。
【0009】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側(通信側記録手段)に通信データが記録された後、この通信データを自動的に端末装置側(端末側記録手段)へ記録させることができる。そのため、通信装置により通信が行われ、この通信された通信データが通信装置側に記録された以降、この通信データを端末装置側で記録させるために利用者が意図的に端末装置を操作する必要はない。よって、このような操作が必要な従来のものと比べて、通信装置により通信される通信データを端末装置側で保存・管理する際の使い勝手がよい。
【0010】
また、通信装置側に記録されたデータは、このデータが端末装置側に記録された後で削除されるため、通信装置側(通信側記録手段)に不必要となったデータを占有させてしまう恐れがなく、通信装置側の記録領域を有効に利用することができる。
【0011】
また、通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域未満の空き領域であれば、通信装置側により通信される通信データを、通信データそのものより小さい記録領域を利用して端末装置側に記録させる(移す)ことができる。
【0012】
なお、上述した通信装置の備える通信手段は、ネットワークを介してデータ通信を行う手段であって、例えば、電話回線網やインターネットを介して画像データを通信(ファクシミリ通信)する構成や、インターネットを介して各種データを通信する構成などが考えられる。
【0013】
また、通信側記録手段は、端末装置が該端末装置に接続された外部記録装置、つまり、OS(operating system)に標準で備えられた機能(ファイルシステム)を介してアクセス(データの記録および削除)できる記録領域として認識できる手段である。
【0014】
【0015】
また、ページデータから通信データを復元するための別の構成としては、以下のような構成を考えることができる。それは、通信装置において、通信側記録指令手段が、ページデータそれぞれを順次前記通信側記録手段に記録させると共に、これらページデータそれぞれが通信データを分割したデータである旨を特定可能な特定データを通信側記録手段に記録させる。また、端末装置が、通信装置の備える通信側記録手段に特定データが記録された際に、特定データに基づいて、端末側記録手段に記録されたページデータそれぞれを合成することにより通信データを生成するデータ合成手段を備えている、といった構成である。
【0016】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、通信データを分割してなるページデータと共に特定データを記録させることにより、端末装置側では、この特定データに基づいて各ページデータを合成して通信データを生成(復元)することができる。そのため、あらかじめ通信データを分割する分割規則を決めておかなくても、端末装置側において各ページデータから通信データを復元することができる。
【0017】
なお、この構成における「特定データ」は、ページデータそれぞれが通信データを分割したデータである旨を特定可能なデータであり、具体的には、例えば、分割データをどのように分割したか(または復元できるか)を示す手順や、分割データそれぞれのファイル名などを特定可能なデータである。
【0018】
また、この構成においては、データ合成手段により通信データが生成された以降、通信装置の備える通信側記録手段に記録されている特定データは不要なデータとなるため削除することが望ましい。このための構成としては、例えば、端末装置において、端末側削除指令手段が、データ合成手段により通信データが生成された際に、通信装置の備える通信側記録手段に記録されている特定データを削除する、といった構成が考えられる。このように構成すれば、通信側記録手段に不必要となった特定データを占有させてしまう恐れがなく、通信側記録手段の記録領域を有効に利用することができる。
【0019】
また、別の構成として、次のように、端末装置において、端末側記録指令手段が、通信装置の備える通信側記録手段に特定データが記録された際に、この特定データを端末側記録手段に記録させて、端末側削除指令手段が、端末側記録指令手段による指令で特定データが端末側記録手段に記録された際に、通信装置の備える通信側記録手段から特定データを削除させて、データ合成手段は、端末側記録手段に記録された特定データに基づいてページデータそれぞれを合成する、といった構成を考えることもできる。
【0020】
このように構成された通信システムによれば、同様に、通信側記録手段に不必要となった特定データを占有させてしまう恐れがなく、通信側記録手段の記録領域を有効に利用することができる。なお、上述の通信側記録指令手段は、記録条件を満たしていない場合に通信データを分割データとして通信側記録手段に記録させるが、このとき、通信手段により送信または受信される通信データが複数の単位データ(例えば、単一ページなど)から構成されたものであれば、この単位データそれぞれを分割データとして通信側記録手段に順次記録させるように構成すればよい。
【0021】
具体的には、次のように、通信装置において、通信手段は、通信データを分割データ毎に送信または受信するように構成され、通信側記録指令手段は、通信手段により通信データが送信または受信される際、記録条件を満たしていれば、通信手段により送信または受信された分割データそれぞれからなる通信データを通信側記録手段に記録させる一方、記録条件を満たしていなければ、通信手段により分割データが送信または受信される毎に、このページデータを通信側記録手段に記録させる、といった構成が考えられる。
【0022】
このように構成された通信システムによれば、通信端末は、通信手段により送信または受信される通信データが複数の単位データから構成されたものである場合、この単位データそれぞれをページデータとして通信側記録手段に記録させることができる。
【0023】
なお、上述の通信側記録指令手段は、通信データを一定のデータ量毎に分割してページデータを生成し、このページデータを通信側記録手段に順次記録させるように構成してもよい。具体的には、次のように、通信装置においては、通信手段により通信データが送信または受信された際、記録条件を満たしていない場合に、この通信データをページデータそれぞれに分割するデータ分割手段が備えられており、通信側記録指令手段が、データ分割手段により通信データが分割されていなければ、この通信データを通信側記録手段に記録させる一方、データ分割手段により通信データがページデータに分割されていれば、このページデータそれぞれを順次通信側記録手段に記録させる、といった構成が考えられる。
【0024】
このように構成された通信システムによれば、通信手段により送信または受信される通信データを複数の分割データに分割して通信側記録手段に記録させることができる。なお、上述した「記録条件」としては種々の条件が考えられるが、例えば、通信側記録手段において通信データを記録するための記録領域の残りを示す残り領域が所定のしきい値以上である場合に満たされる条件を考えることができる。
【0025】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、通信側記録手段の残り領域が所定のしきい値より小さい場合に、通信データを分割データとして通信側記録手段に順次記録させることができる。そのため、上述の「しきい値」として、通信データを記録するのに充分と想定される記録領域を設定しておけば、通信側記録手段の残り領域が通信データを記録するのに充分な記録領域より少ない場合には、通信データを分割して順次記録させることができるため、少ない残り領域を有効に利用しながら通信データを端末装置側に記録させることができる。
【0026】
また、上述した「記録条件」としては、次のように、通信手段により送信または受信される通信データに関するパラメータが特定のパラメータである場合に満たされる条件を考えることもできる。このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、通信データに関するパラメータが特定のパラメータである場合に、通信データを分割データとして通信側記録手段に順次記録させることができる。そのため、上述の「特定のパラメータ」として、例えば、データ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有してしまう、または、通信側記録手段の記録領域よりも大きくなると想定される通信データのパラメータを設定しておけば、通信データのデータ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有する、または、通信側記録手段の記録領域より大きくなる場合には、通信データを分割して順次記録させることができるため、少ない残り領域を有効に利用しながら通信データを端末装置側に記録させることができる。
【0027】
この構成における「パラメータ」の具体的な例としては、例えば、通信装置が画像データを通信データとして通信する場合において、画像データで示される画像の色数が考えられる。この場合、色数が所定数以上である場合に「記録条件」が満たされる。
【0028】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、画像データで示される画像の色数が所定数以上である場合に、通信データを分割データとして通信側記録手段に順次記録させることができる。そのため、上述の「所定数」として、例えば、データ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有してしまう、または、通信側記録手段の記録領域よりも大きくなると想定される画像データの色数を設定しておけば、通信データのデータ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有する、または、通信側記録手段の記録領域より大きくなる場合には、通信データを分割して順次記録させることができるため、少ない残り領域を有効に利用しながら通信データを端末装置側に記録させることができる。
【0029】
また、上述した「パラメータ」の具体的な例としては、例えば、通信装置が画像データを通信データとして通信する場合において、画像データで示される画像の解像度が考えられる。この場合、解像度が所定のしきい値以上である場合に「記録条件」が満たされる。
【0030】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、画像データで示される画像の解像度が所定のしきい値以上である場合に、通信データを分割データとして通信側記録手段に順次記録させることができる。そのため、上述の「しきい値」として、例えば、データ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有してしまう、または、通信側記録手段の記録領域よりも大きくなると想定される画像データの解像度を設定しておけば、通信データのデータ量が通信側記録手段の記録領域を大部分占有する、または、通信側記録手段の記録領域より大きくなる場合には、通信データを分割して順次記録させることができるため、少ない残り領域を有効に利用しながら通信データを端末装置側に記録させることができる。
【0031】
また、上述した「記録条件」としては、通信装置が、利用者の操作を受けて、通信装置自身の動作モードを、通信手段により通信データが送信または受信された際に通信データそのものを通信側記録手段に記録する通常モード、および、通信手段により通信データが送信または受信された際に分割データを通信側記録手段に記録する分割モードのいずれかに切り替え可能なモード切替手段が備えられている場合であれば、モード切替手段により通信装置自身の動作モードが通常モードに切り替えられている場合に満たされる条件を考えることもできる。
【0032】
このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、通信装置自身の動作モードが分割モードに切り替えられている場合に、通信データを分割データとして通信側記録手段に順次記録させることができる。この通信装置の動作モードは、利用者の操作を受けたモード切替手段により切り替えられるため、通信データそのものを記録させるか、通信データを分割データとして記録させるかを、利用者が任意に変更できる。また、請求項2に記載の通信システムは、請求項1に記載の通信システムを以下のような構成としたものであるこの通信システムの通信装置において、前記通信側記録指令手段は、前記ページデータそれぞれを順次前記通信側記録手段に記録させると共に、該ページデータそれぞれが前記通信データを構成するデータである旨を特定可能な特定データを前記通信側記録手段に記録させる。また、端末装置においては、前記通信装置の備える通信側記録手段に前記特定データが記録された際に、前記端末側記録手段に記録された前記ページデータそれぞれを合成することにより通信データを生成するデータ合成手段が、備えられている。このように構成された通信システムによれば、通信装置側において、通信データと共に特定データを記録させることにより、端末装置側では、この特定データに基づいてページデータを合成して通信データを生成(復元)することができる。そのため、あらかじめ通信データを分割する分割規則を決めておかなくても、端末装置側において各ページデータから通信データを復元することができる。また、請求項に記載の通信システムは、請求項に記載の通信システムを以下のような構成としたものである。この通信システムの端末装置において、前記端末側記録指令手段は、前記通信装置の備える通信側記録手段に前記特定データが記録された際に、該特定データを前記端末側記録手段に記録させて、前記端末側削除指令手段は、前記端末側記録指令手段による指令で前記特定データが前記端末側記録手段に記録された際に、前記通信装置の備える通信側記録手段から前記特定データを削除させて、前記データ合成手段は、前記端末側記録手段に記録された前記特定データに基づいて前記分割データそれぞれを合成して1または複数のページ分の単一のデータファイルを生成する。このように構成された通信システムによれば、同様に、通信側記録手段に不必要となった特定データを占有させてしまう恐れがなく、通信側記録手段の記録領域を有効に利用することができる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
また、上述した各端末装置は、請求項1からのいずれかに記載の端末側チェック手段,端末側記録指令手段および端末側削除指令手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムを、組み込むことで実現してもよい。このプログラムにより制御されるコンピュータシステムは、請求項1からのいずれかに記載の通信システムの一部(端末装置)を構成することができる。
【0038】
また、このプログラムは、上述したデータ合成手段として機能させるための各種処理手順をもコンピュータシステムに実行させるためのプログラムとしてもよい。この場合、コンピュータシステムによりデータ合成手段を備えた端末装置を構成することができる。
【0039】
なお、上述した各プログラムは、それぞれコンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、例えば、FD,CD−ROM,メモリカードなどの記録媒体,インターネットなどの通信回線網を介して、通信システム,通信装置,端末装置,コンピュータシステム,または、これらを利用する利用者に提供されるものである。また、このプログラムを実行するコンピュータシステムとしては、例えば、通信装置の備えるコンピュータシステム,端末装置の備えるコンピュータシステム,通信装置や端末装置に無線または有線の通信路を介してデータ通信可能に接続されたコンピュータシステムなどを利用することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
[第1実施形態]
通信システム1は、図1に示すように、複合機100およびパーソナルコンピュータ(以降、PCとする)200が、通信ケーブル300を介してデータ通信可能に接続されてなるものである。
【0041】
複合機100は、電話端末,ファクシミリ,コピー機およびスキャナなどとして機能する装置であって、ハンドセット112、表示パネル114、操作パネル120、CPU132、ROM134、RAM140、スキャナ部152、モデム154、プリンタ部156、音声入出力部160、PCインターフェース部(以降、PCI/Fとする)172、回線制御部174、メディアドライブ180などを備えている。
【0042】
これらのうち、ハンドセット112は、図2に示すように、本体側部に配設されたものであり、複合機100本体から取り外して使用する送受話器である。また、表示パネル114は、複合機100本体上部に配設されたものであり、CPU132からの指令を受けて各種情報を表示する。
【0043】
また、操作パネル120は、複合機100本体上面に配設されたものであり、文字,数字および記号を入力可能な複数の入力ボタン121、音声入出力部160によりハンズフリー通話を行うためのスピーカーホンボタン122、各種機能の実行を開始するためのスタートボタン123の他、機能確定ボタン124および方向ボタン125(上ボタン125a,下ボタン125b,右ボタン125c,左ボタン125d)などからなる。
【0044】
また、CPU132は、ROM134に記録されたプログラムで示される処理手順に従い複合機100の各構成要素にバス190を介して指令(制御信号)を送ることによって、複合機100全体の動作を制御する。また、RAM140は、記録領域の一部が、複合機100と接続されたPC200がPC200自身に接続された外部記録装置(仮想ドライブ)として認識できる共有領域となっている。これにより、PC200は、この共有領域をOS(operating system)に標準で備えられた一部機能であるファイルシステムによりアクセス(データの記録および削除)可能な記録領域として認識できる。なお、この共有領域は、ツリー型のフォルダ(「ディレクトリ」ともいう)構造を有しており、フォルダにて、データファイルを分類し記憶するように構成されている。
【0045】
また、スキャナ部152は、後述するFAX受信処理(図3)でCPU132からの指令を受けて、読取位置116(図2参照)にセットされた用紙から画像の読み取り行うと共に、この画像の画像データを生成する。この画像データは、モデム154で符号化および変調されることにより電話回線網400に伝送可能な画像信号とされた後、回線制御部174を介して電話回線網400へ出力される。
【0046】
また、プリンタ部156は、後述するFAX受信処理(図3)でCPU132からの指令を受けて、給紙位置118(図2参照)にセットされた用紙への画像データに基づく画像の印刷を行う。このように画像の印刷を行う対象となる画像データは、例えば、電話回線網400から回線制御部174を介して入力された画像信号がモデム154で復調および復号されることにより生成される画像データなどである。
【0047】
また、音声入出力部160は、スピーカ162、マイク164、および、これらを駆動する駆動回路166で構成され、スピーカ162から各種音声信号に基づく音声を出力する以外に、スピーカ162およびマイク164を送受話器として機能させることにより、ハンズフリー通話を行うために使用することもできる。なお、この音声入出力部160のマイク164は、操作パネル120のうち穴128が形成されている位置の裏面に配設され(図2参照)、この穴128を介して音声が入力される。
【0048】
また、PCI/F172は、複合機100を通信ケーブル300経由でPC200と接続するためのインターフェースであって、これによって、複合機100−PC200間におけるデータ通信を可能な状態とすることができる。また、回線制御部174は、電話回線網400からの各種信号の入力および電話回線網400への信号の出力を行うと共に、CPU132の指令を受けて、電話回線網400との間で入出力する信号の伝送先および伝送元となる伝送経路を設定する。
【0049】
この「電話回線網400との間で入出力する信号の伝送先および伝送元となる伝送経路」は、オフフック操作として、ハンドセット112を複合機100本体から取り外す操作、または、操作パネル120のスピーカーホンボタン122を押下する操作が行われた際に、回線制御部174からハンドセット112または音声入出力部160へ向かう経路が上述の伝送経路として設定され、この経路を音声信号が伝送可能な状態となる。こうして設定された伝送経路は、オンフック操作として、ハンドセット112を複合機100本体に戻す操作、または、再度スピーカーホンボタン122を押下する操作が行われた際に解除され、この経路を音声信号が伝送されない状態となる。
【0050】
さらに、読取位置116に読み取らせるべき用紙がセットされた状態で、操作パネル120の入力ボタン121により送信先の識別番号(本実施形態においては電話番号)が入力された後、スタートボタン123が押下するといった一連の操作(FAX送信操作)が行われた際、または、電話回線網400側から画像信号の入力が開始された際に、モデム154へ向かう経路が上述の伝送経路として設定され、この経路を画像信号が伝送可能な状態となる。この設定された伝送経路はモデム154による画像信号の出力が終了した際、または、電話回線網400からの画像信号の入力が終了した際に解除され、この経路を画像信号が伝送されない状態となる(後述のFAX受信処理(図3)参照)。
【0051】
そして、メディアドライブ180は、メモリカード500を着脱可能であり、装着されたメモリカード500へのデータの記録および読出しを行う装置である。なお、ここでいう「メモリカード」とは、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、マルチメディアカード、SDメモリカードなどのことである。
【0052】
PC200は、CPU212、ROM214、RAM216、ハードディスク(以降、HDとする)220、外部インターフェース部(以降、外部I/Fとする)232、入力部240、ディスプレイ250などがバス260を介して接続されたものである。
【0053】
これらのうち、HD220には、各種アプリケーションソフトの他、後述するデータ収集処理(図5)を実行するためのデータ収集プログラムなどが組み込まれている。また、外部I/F232は、PC200を通信ケーブル300経由で複合機100と接続するためのインターフェースであって、これによって、PC200−複合機100間におけるデータ通信を可能な状態とすることができる。
【0054】
そして、入力部240は、キーボード242およびマウス244などからなる入力装置である。
○複合機100のCPU132によるFAX受信処理
以下に、複合機100の備えるCPU132により実行されるFAX受信処理の処理手順を図3に基づいて説明する。このFAX受信処理は、回線制御部174を介して電話回線網400から画像信号の入力が開始された際に開始される。
【0055】
まず、回線制御部174にモデム154と電話回線網400とを結ぶ経路を信号の伝送経路として設定させる(s110)。これにより、モデム154と電話回線網400とを結ぶ経路を画像信号が伝送可能な状態となる。次に、RAM140における共有領域の空き容量が、ファックス通信により受信される画像データを記録するのに充分であるかどうかをチェックする(s120)。この処理では、共有領域の空き容量が所定のしきい値(本実施形態においては、256kbyte)以上であれば、画像データを記録するのに充分であると判定する。
【0056】
このs120の処理で、共有領域の空き容量が画像データを記録するのに充分である場合(s120:YES)、ファクシミリ通信により単一ページ分の画像信号を受信する(s130)。次に、後続するページが存在するかどうかをチェックする(s140)。この処理では、s130の処理で単一ページ分の画像信号を受信した後、後続するページを示す画像信号の受信が開始された場合に、後続するページが存在すると判定する。
【0057】
このs140の処理で、後続するページが存在する場合(s140:YES)、s130の処理へ戻る。こうして、s130およびs140の処理を繰り返した後、s140の処理で後続するページが存在しなくなったら(s140:NO)、s130の処理で繰り返し受信された1または複数ページ分の画像信号で示される画像の画像データを、単一のデータファイルとしてRAM140の共有領域に記録させる(s150)。この処理では、s130の処理で繰り返し受信された1または複数ページ分の画像信号を、モデム154により復調および復号させることにより1または複数ページ分の画像データとした後、この画像データをRAM140の共有領域に記録させる。この画像データは、共有領域に記録された後、PC200側において後述のデータ収集処理(図5)により読み出されて削除される。なお、このs150の処理において、画像データは、s130の処理が行われた日時を連結した数字列を含むファイル名で記録される。例えば、通信の日付が「2003.03.20」で、通信の時刻が「9:45」である場合、ファイル名は「rx200303200945」となる。
【0058】
そして、回線制御部174にモデム154と電話回線網400とを結ぶ経路の伝送経路としての設定を解除させた後(s160)、本FAX受信処理を終了する。このs160の処理により、モデム154と電話回線網400とを結ぶ経路を画像信号が伝送されない状態となる。
【0059】
また、上述したs120の処理で、共有領域の空き容量が画像データを記録するのに充分でない場合(s120:NO)、変数Nを初期化する(s170)。この処理では、変数Nに「1」をセット(1→N)する。なお、以降に記載の「n」とは、変数Nにセットされた値を示すものとする。
【0060】
次に、ファクシミリ通信により単一ページ分の画像信号を受信する(s180)。次に、s170の処理で受信された単一ページ分の画像信号で示される画像の画像データをRAM140の共有領域に記録させる(s190)。この処理では、s180の処理で繰り返し受信された単一ページ分の画像信号を、モデム154により復調および復号させることにより1ページ分の画像データとした後、この画像データをRAM140の共有領域に記録させる。この画像データは、共有領域に記録された後、PC200側において後述するデータ収集処理(図5)により読み出されて削除される。なお、このs190の処理において、画像データは、s180の処理が行われた日時を連結した数字列および変数Nの値(つまりページ番号)からなるファイル名で記録される。例えば、通信の日付が「2003.03.20」,通信の時刻が「9:45」,変数Nの値が「1」である場合、ファイル名は「rx200303200945p001」となる。
【0061】
次に、後続するページが存在するかどうかをチェックする(s200)。この処理では、s180の処理で単一ページ分の画像信号を受信した後、後続するページを示す画像信号の受信が開始された場合に、後続するページが存在すると判定する。
【0062】
このs200の処理で、後続するページが存在する場合(s200:YES)、変数Nに「1」を加算(1+n→N)した後(s210)、s180の処理へ戻る。こうして、s180からs210の処理を繰り返した後、s200の処理で後続するページが存在しなくなったら(s200:NO)、s190の処理で共有領域に記録された1または複数ページ分の画像データが一回のファクシミリ通信により受信されたデータである旨を示す特定データを生成し、RAM140の供給領域に記録する(s220)。この処理では、図4に示すように、s190の処理で記録された各画像データのファイル名、および、これら画像データを合成することにより生成すべき画像データのファイル名(以降、合成ファイル名とする)を特定可能なテキストデータを特定データとして生成した後、RAM140の共有領域に記録する。この特定データは、共有領域に記録された後、PC200側において後述するデータ収集処理(図5)で読み出されて削除される。なお、本実施形態において、合成ファイル名は、s190の処理で記録された各画像データのうちページ番号が最も大きいファイル名からページ番号を削除してなる名称である(図4における「to」 rx200303200947)参照)。
【0063】
こうして、s220の処理を終えた後、s160の処理で伝送経路としての設定を解除させた後、本FAX受信処理を終了する。なお、上述のs130からs140の処理が行われている間、および、s180からs210の処理が行われている間は、回線制御部174を介して電話回線網400(送信元)から順次入力される単一ページ分の画像信号を、モデム154により復調および復号させることにより1ページ分の画像データとした後、プリンタ部156により順次印刷させる、といった通常のファクシミリ通信に関わる処理も行うが、本発明を理解するうえで重要ではないため省略する。
○PC200のCPU212によるデータ収集処理
以下に、PC200の備えるCPU212により実行されるデータ収集処理の処理手順を図5に基づいて説明する。このデータ収集処理は、データ収集プログラムが起動されてから終了されるまでの間、繰り返し実行される。
【0064】
まず、複合機100の備えるRAM140の共有領域に、画像データが記録されたかどうかをチェックする(s310)。画像データは、複合機100側において図3におけるs150,s190の処理により記録される。このs310の処理で共有領域に画像データが記録された場合(s310:YES)、この画像データを読み出してHD220に記録させる(s320)。この処理では、画像データを記録すべき記録場所としてあらかじめ定められたHD220の記録領域に画像データを記録させる。
【0065】
次に、s320の処理でHD220に記録された画像データと同一のデータを共有領域から削除する(s330)。こうして、s330の処理を終えた後、または、s310の処理で画像データが記録されていない場合(s310:NO)、複合機100の備えるRAM140の共有領域に、特定データが記録されたかどうかをチェックする(s340)。特定データは、複合機100側において図3におけるs220の処理により記録される。
【0066】
このs340の処理で、共有領域に特定データが記録されていない場合(s340:NO)、s310の処理へ戻る。こうして、s310からs340の処理を繰り返すことにより、複合機100側において図3におけるs180からs220の処理で繰り返し共有領域に記録される画像データを順次読み出してHD220へ記録した後、共有領域から削除することになる。
【0067】
また、s340の処理で、共有領域に特定データが記録された場合(s340:YES)、この特定データを読み出してHD220に記録させる(s350)。この処理では、特定データを記録すべき記録場所としてあらかじめ定められたHD220の記録領域に特定データを記録させる。
【0068】
次に、s350の処理でHD220に記録された特定データと同一のデータを共有領域から削除する(s360)。次に、s350の処理でHD220に記録された特定データに基づいて、s320の処理で記録された各画像データを合成して単一のデータファイルを生成する(s370)。この処理では、特定データで特定される各画像ファイルをページ番号順に連結してなる画像データを、同特定データで特定される合成ファイル名のデータとして生成する。
【0069】
次に、s350の処理で記録された特定データをHD220から削除する(s380)。そして、s320の処理で記録された各画像データをHD220から削除した後(s390)、s310の処理へ戻る。
【0070】
[第1実施形態の効果]
このように構成された通信システム1によれば、複合機100側(RAM140の共有領域)に画像データまたは特定データが記録された後(図3におけるs150,s190,s220の処理)、このデータを自動的にPC200側(HD220)へ記録させることができる(図5におけるs320,s350の処理)。そのため、複合機100によりファクシミリ通信が行われ、この通信により受信された画像データまたは生成された特定データが複合機100側に記録された後、これらデータをPC200側で記録させるために利用者が意図的にPC200を操作する必要はない。よって、このような操作が必要な従来のものと比べて、複合機100により受信される画像データまたは生成される特定データをPC200側で保存・管理する際の使い勝手がよい。
【0071】
また、複合機100側(RAM140の共有領域)に記録されたデータは、このデータがPC200側に記録された後で削除されるため(図5におけるs330,s360の処理)、複合機100側に不必要となったデータを占有させてしまう恐れがなく、複合機100側の記録領域を有効に利用することができる。
【0072】
さらに、複合機100側では、画像データが受信された際に、共有領域の空き容量が充分でなければ、画像データを単一ページ分の画像データずつ共有領域に順次記録させる(図3におけるs180からs210の処理)。この単一ページ分の画像データは、共有領域に記録される毎に、PC200側で順次記録された後に削除される。そのため、共有領域の空き容量が充分でない状態においては、複合機100側により受信される画像データを、画像データそのものより小さい記録領域を利用してPC200側に記録させる(移す)ことができる。
【0073】
また、複合機100側において、単一ページ分の画像データと共に特定データを共有領域に記録させることにより(図3におけるs220の処理)、PC200側では、この特定データに基づいて各画像データを単一のデータファイルとして合成した画像データを生成(復元)することができる(図5におけるs370の処理)。
【0074】
また、複合機100側において、RAM140における共有領域の空き容量が所定のしきい値より小さい場合(図3におけるs120の処理)、画像データを単一ページ分の画像データずつ順次共有領域に記録させることができる(s190の処理)。本実施形態において「しきい値」は、ファクシミリ通信により受信される画像データを記録するのに充分と想定される空き容量であるため、共有領域の空き容量が画像データを記録するのに充分な空き容量より少ない場合に、画像データを単一ページ毎に順次記録させることができるため、少ない空き容量を有効に利用しながら画像データをPC200側に記録させることができる。
【0075】
[第2実施形態]
通信システム2は、第1実施形態における通信システム1と同様の構成であり、一部処理手順が異なるだけであるため、この相違点についてのみ詳述する。
○複合機100のCPU132によるFAX受信処理
第2実施形態におけるFAX受信処理は、図3におけるs120の処理の代わりに以下に示すs122,s124の処理を行うように構成されたものであり、これらの処理を図6に基づいて説明する。
【0076】
まず、s110の処理で伝送経路を設定させた後、ファクシミリ通信により受信される画像データがカラーの画像データであるかどうかをチェックする(s122)。ファクシミリ通信では、通常、画像信号を受信するのに先立ち、画像信号で示される画像データがカラーであるかモノクロであるか、および、画像信号で示される画像データが通常の解像度の画像データであるか高解像度(通常よりも高い解像度)の画像データであるかを示す画像情報信号がやりとりされるため、このs122の処理では、この画像情報信号に基づきカラーであるかどうかをチェックする。このs122の処理で、ファクシミリ通信により受信される画像データがカラーの画像データである場合(s122:YES)、s170の処理へ移行する。
【0077】
一方、s122の処理で、ファクシミリ通信により受信される画像データがモノクロの画像データである場合(s122:NO)、ファクシミリ通信により受信される画像データが高解像度の画像データであるかどうかをチェックする(s124)。この処理では、上述した画像情報信号に基づき通常の解像度であるか高解像度であるかをチェックする。
【0078】
このs124の処理で、ファクシミリ通信により受信される画像データが高解像度の画像データである場合(s124:YES)、s170の処理へ移行する一方、通常の解像度の画像データである場合(s124:NO)、s130の処理へ移行する。
【0079】
[第2実施形態の効果]
このように構成された通信システム2によれば、第1実施形態と異なる構成から得られる効果として、以下に示すような効果を得ることができる。この通信システム2によれば、複合機100側において、ファクシミリ通信により受信される画像データがカラーまたは高解像度の画像データである場合(図6におけるs122,s124の処理)、画像データを単一ページ分の画像データずつ順次共有領域に記録させることができる(s180からs210の処理)。通常、カラーまたは高解像度の画像データは、モノクロまたは通常の解像度の画像データよりもデータ量が多くなるため、この画像データをそのまま共有領域に記録させる場合、画像データが共有領域の記録領域(空き容量)を大部分占有したり、画像データが共有領域の記録領域(空き容量)よりも大きくなって正常に記録できなくなったりといったことが起こりやすい。そのため、カラーまたは高解像度の画像データの場合に、画像データを単一ページ分の画像データ毎に順次記録させることは、画像データが共有領域の記録領域を大部分占有してしまうことを防止し、また、画像データが共有領域の記録領域より大きくなることにより画像データが正常に記録されなくなることを防止するためには好適である。これにより、共有領域の空き容量を有効に利用しながら複合機100に記録された画像データをPC200側へ記録させることができる。
【0080】
[第3実施形態]
通信システム3は、第1実施形態における通信システム1と同様の構成であり、一部処理手順が異なるだけであるため、この相違点についてのみ詳述する。
○複合機100のCPU132によるモード切替処理
以下に、複合機100の備えるCPU132により実行されるモード切替処理の処理手順を図7に基づいて説明する。このモード切替処理は、操作パネル120の機能確定ボタン124が2回続けて押下されることにより開始される。まず、動作モード切替メニューを表示パネル114に表示させる(s410)。この処理では、複合機100の動作モードを、後述するFAX受信処理(図8)で画像データをそのままRAM140の共有領域に記録させる「通常モード」、および、画像データを単一ページ毎の画像データとしてRAM140の共有領域に順次記録させる「分割モード」のいずれかに切り替える旨を利用者に促す動作モード切替メニューを表示させる。この動作モード切替メニューが表示パネル114に表示された後、利用者は、操作パネル120の方向ボタン125を操作することにより、通常モードおよび分割モードのいずれかを選択した後、機能確定ボタン124を押下するといった操作(モード決定操作)を行うことになる。
【0081】
次に、モード決定操作が行われるまで待機する(s420:NO)。このs420の処理で、モード決定操作が行われたら(s420:YES)、動作モードを切り替える(s430)。この処理では、初期値として「0」がセットされ、動作モードを示す値をセットするための変数Mに、モード決定操作により決定された動作モードに対応する値をセットすることによって、動作モードを切り替える。具体的には、動作モードが「通常モード」に決定された場合には「0」をセットし(0→M)、「分割モード」に決定された場合には「1」をセットする(1→M)。なお、以降に記載の「m」は変数Mにセットされた値を示すものとする。
【0082】
そして、動作モード切替メニューの表示を表示パネル114から消去させた後(s440)、本モード切替処理を終了する。
○複合機100のCPU132によるFAX受信処理
第3実施形態におけるFAX受信処理は、図3におけるs120の処理の代わりに以下に示すs126の処理を行うように構成されたものであり、この処理を図8に基づいて説明する。
【0083】
まず、s110の処理で伝送経路を設定させた後、複合機100自身の動作モードをチェックする(s126)。この処理では、図7のモード切替処理において切り替えられた動作モードが「通常モード」であるか「分割モード」であるかを、上述の変数Mにセットされた値に基づいて判定する(M=0→「通常モード」、M=1→「分割モード」)。
【0084】
このs126の処理で、動作モードが「通常モード」である場合(s126:YES)、s130の処理へ移行する一方、「分割モード」である場合(s126:NO)、s170の処理へ移行する。
[第3実施形態の効果]
このように構成された通信システム3によれば、第1実施形態と異なる構成から得られる効果として、以下に示すような効果を得ることができる。
【0085】
この通信システム3によれば、複合機100側において、複合機100自身の動作モードが分割モードに切り替えられている場合(図8におけるs126の処理)、画像データを単一ページ毎の画像データずつ順次共有領域に記録させることができる(s180からs210の処理)。この複合機100の動作モードは、図7のモード切替処理で利用者の操作を受けて切り替えられる。よって、画像データそのものを記録させるか、画像データを単一ページ毎の画像データとして記録させるかを、利用者が任意に変更できる。
【0086】
[第4実施形態]
通信システム4は、第1実施形態における通信システム1と同様の構成である。
○複合機100のCPU132によるFAX受信処理
以下に、複合機100の備えるCPU132により実行されるFAX受信処理の処理手順を図9に基づいて説明する。このFAX受信処理は、回線制御部174を介して電話回線網400から画像信号の入力が開始された際に開始される。
【0087】
まず、回線制御部174にモデム154と電話回線網400とを結ぶ経路を信号の伝送経路として設定させる(s510)。次に、ファクシミリ通信により単一ページ分の画像信号を受信する(s520)。
【0088】
次に、後続するページが存在するかどうかをチェックする(s530)。この処理は、図3におけるs140の処理と同様の処理である。このs530の処理で、後続するページが存在する場合(s530:YES)、s520の処理へ戻る。
【0089】
こうして、s520およびs530の処理を繰り返した後、s530の処理で後続するページが存在しなくなったら(s530:NO)、RAM140における共有領域の空き容量が、ファックス通信により受信される画像データを記録するのに充分であるかどうかをチェックする(s540)。この処理は、図3におけるs120の処理と同様の処理である。
【0090】
このs540の処理で、共有領域の空き容量が画像データを記録するのに充分である場合(s540:YES)、s520の処理で繰り返し受信された1または複数ページ分の画像信号で示される画像の画像データを、単一のデータファイルとしてRAM140の共有領域に記録させる(s550)。この処理は、図3におけるs150の処理と同様の処理である。
【0091】
そして、回線制御部174にモデム154と電話回線網400とを結ぶ経路の伝送経路としての設定を解除させた後(s560)、本FAX受信処理を終了する。また、上述したs540の処理で、共有領域の空き容量が画像データを記録するのに充分でない場合(s540:NO)、変数Nを初期化する(s570)。この処理では、変数Nに「1」をセット(1→N)する。なお、以降に記載の「n」とは、変数Nにセットされた値を示すものとする。
【0092】
次に、s520の処理で繰り返し受信された1または複数ページ分の画像信号で示される画像の画像データを、所定のデータ量(本実施形態においては、256kbyte)毎の分割データに分割する(s580)。この処理では、複数ページ分の画像信号で示される画像の画像データを単一のデータファイルとみなし、このデータを所定のデータ量毎に分割した第1から第i番目の複数の分割データとする。
【0093】
次に、s580の処理で分割された第n番目の分割データをRAM140の共有領域に記録させる(s590)。この処理では、このs590の処理が行われた日時を連結した数字列および変数Nの値(つまり1からiまでの順番)からなるファイル名で記録される。例えば、通信の日付が「2003.03.20」,通信の時刻が「9:45」,変数Nの値が「1」である場合、ファイル名は「rx200303200945t001」となる。なお、この分割データは、共有領域に記録された後、PC200側において読み出されて削除される(図5におけるs320,s330の処理)。
【0094】
次に、第n+1番目の分割データが存在するかどうかをチェックする(s600)。この処理では、「n+1」の値が分割データの最終番号を示す値「i」より大きい場合に(i≦n+1)、第n+1番目の分割データが存在すると判定する。
【0095】
このs600の処理で、第n+1番目の分割データが存在する場合(s600:YES)、s590の処理でRAM140の共有領域に記録された第n番目の分割データが削除されるまで待機する(s610:NO)。このs610の処理で、第n番目の分割データが削除されたら(s610:YES)、変数Nに「1」を加算(1+n→N)した後(s620)、s590の処理へ戻る。
【0096】
こうして、s590からs620の処理を繰り返した後、s600の処理で第n+1番目の分割データが存在しない場合(s600:NO)、s590の処理で共有領域に繰り返し記録された1以上分割データが一回のファクシミリ通信により受信された画像データを分割したデータである旨を特定可能な特定データを生成し、RAM140の供給領域に記録する(s630)。この処理では、s590の処理で記録された各分割データのファイル名、各分割データを合成する処理手順、および、分割データを合成してなる画像データのファイル名(以降、合成ファイル名とする)を特定可能なテキストデータを特定データとして生成した後、RAM140の共有領域に記録する。この特定データは、共有領域に記録された後、PC200側において読み出されて削除される。また、合成ファイル名とは、s590の処理で記録された各画像データのうちページ番号が最も大きいファイル名からページ番号を削除してなる名称である。また、各分割データを合成する処理手順は、分割データをどのように合成すると復元できるかを示す手順(例えば、周知の分割,結合アルゴリズムなど)である。
【0097】
そして、s630の処理を終えた後、s560の処理で伝送経路としての設定を解除させた後、本FAX受信処理を終了する。なお、上述のs520からs530の処理が行われている間は、第1実施形態と同様、通常のファクシミリ通信に関わる処理も行うが、本発明を理解するうえで重要ではないため省略する。
○PC200のCPU212によるデータ収集処理
第4実施形態におけるデータ収集処理は、図5におけるs310の処理により、複合機100の備えるRAM140の共有領域に分割データ(図9におけるs590の処理にて記録)が記録された場合に、s320の処理により、この分割データを読み出してHD220に記録させた後、s330の処理により、s320の処理でHD220に記録された分割データと同一のデータを共有領域から削除するように構成されたものである。
【0098】
[第4実施形態の効果]
このように構成された通信システム4によれば、第1実施形態と異なる構成から得られる効果として、以下に示すような効果を得ることができる。
この通信システム4によれば、複合機100側により受信される画像データを複数の分割データに分割してRAM140の共有領域に記録させることができる(図9におけるs580の処理)。
【0099】
また、複合機100側において、分割データと共に特定データを共有領域に記録させることにより(図9におけるs630の処理)、PC200側では、この特定データに基づいて各分割データを単一のデータファイルとして合成した画像データを生成(復元)することができる(図5におけるs370の処理)。この特定データは、分割データをどのように合成すると復元できるかを示す手順を特定できるデータであるため、あらかじめ画像データを分割するための規則を決めておかなくても、PC200側において各分割データから画像データを生成することができる。
【0100】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態においては、複合機100およびPC200からなるシステムに本発明における通信システムとしての構成を適用したものを例示した。しかし、本発明における通信システムとしては、複合機100およびPC200以外の装置により構成してもよく、1または3以上の装置により通信システムを構成してもよい。
【0101】
また、上記実施形態においては、各フローチャートで示される処理が、複合機100の備えるCPU132,PC200の備えるCPU212からなるコンピュータシステムにより実行されるように構成されたものを例示した。しかし、これらの処理の一部または全部が、複合機100,PC200に有線・無線の信号伝送路で接続された別のコンピュータシステムにより実行されるように構成してもよい。
【0102】
また、上記実施形態の複合機100においては、各フローチャートで示される処理がROM134に記録されたプログラムに従って実行されるように構成されたものを例示した。しかし、メモリカード500に上述のプログラムを記録させておき、このメモリカード500をメディアドライブ180に装着した状態で、メモリカード500に記録されたプログラムに従って各フローチャートで示される処理を実行されるように構成してもよい。
【0103】
また、上記実施形態のPC200においては、各フローチャートで示される処理がHD220に記録されたプログラムに従って実行されるように構成されたものを例示した。しかし、PC200がFDやメモリカードなどの記録媒体との間でデータを入出力可能に構成されている場合には、上述のプログラムが記録されている記録媒体に基づいて、各フローチャートで示される処理が実行されるように構成してもよい。
【0104】
また、上記実施形態において、電話回線網400は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)であってもよいし、IP電話網であってもよい。また、上記実施形態においては、複合機100が、電話回線網400を介して画像信号を送受信(ファクシミリ通信)するように構成されたものを例示した。しかし、この複合機100がインターネットを介してデータ通信可能に構成されている場合には、インターネットを介してファクシミリ通信を行うように構成してもよい。
【0105】
また、上記実施形態においては、複合機100のRAM140における共有領域を利用して、複合機100およびPC200間での各種データのやりとりが行われるように構成されたものを例示した。しかし、これらデータのやりとりは、メディアドライブ180に装着されたメモリカード500により行われるように構成してもよい。この場合、上記実施形態における「RAM140における共有領域」との記載を、「メディアドライブ180に装着されたメモリカード500」と読み替えるものとする。
【0106】
また、上記実施形態においては、複合機100が、ファクシミリ通信による画像データおよび特定データをRAM140の共有領域に記録するように構成されたものを例示した。しかし、複合機100が、例えば、インターネットを介してデータ通信可能であれば、インターネットを介したデータ通信による通信データおよび特定データを共有領域に記録するように構成することも可能である。この場合、インターネットを介したデータ通信の履歴をPC200側で保存・管理することができる。
【0107】
また、上記実施形態においては、図3,図6,図8,図9の各処理がファクシミリ通信により画像データを受信する処理である場合を例示した。しかし、これらの処理は、ファクシミリ通信により画像データを送信する処理に適用することもできる。この場合、実施形態における「受信」との記載を「送信」と読み替え、図3,図6,図8,図9の各処理を、ファクシミリ通信により画像データを送信する旨の内容に読み替えるものとする。具体的な部分としては、例えば、各処理の開始条件をFAX送信操作が行われた場合とし、共有領域に記録するデータのファイル名を受信時と区別した名称(例えば、「rx20・・・」を受信時,「tx・・・」を送信時とする)にすることとする。
【0108】
また、上記実施形態においては、PC200側で記録された単一ページ毎の画像データ、または、分割データから、これらのデータと共に複合機100側に記録される特定データに基づいて画像データを生成するように構成されたものを例示した。しかし、画像データを単一ページ毎の画像データとする際、または、画像データを複数の分割データとする際の各画像データのファイル名や分割手順などの分割規則をあらかじめ定めておき、PC200側では、単一ページ毎の画像データまたは分割データをHD220に記録させた後、あらかじめ定められた分割規則に基づいて画像データを生成するように構成してもよい。このように構成すれば、あらかじめ分割規則を決めておくだけで、PC200側において各分割データから通信データを復元することができる。
【0109】
また、図5のデータ収集処理においては、s350の処理で特定データをHD220に記録し、この特定データをs360の処理で複合機100側から削除した後、s370の処理でHD220に記録された特定データに基づき画像データを生成するように構成されたものを例示した。しかし、s370の処理における画像データの生成は、複合機100側に記録されている特定データに基づき行うように構成してもよい。この場合、図10に示すように、s340の処理で複合機100側に特定データが記録された際に、この特定データに基づいて画像データを生成した後(s370)、複合機100側から特定データを削除する(s360)ように構成してもよい。
【0110】
[本発明との対応関係]
以上説明した実施形態において、複合機100は本発明における通信装置であり、この複合機100の備えるRAM140の共有領域は本発明における通信側記録手段である。
【0111】
また、PC200は本発明における端末装置であり、このPC200の備えるHD220は端末側記録手段である。また、図3におけるs130,s180の処理、図6におけるs130,s180の処理、図8におけるs130,s180の処理、図9におけるs520の処理が、本発明における通信手段である。
【0112】
また、図3におけるs150,s190,s220の処理、図6におけるs150,s190,s220の処理、図8におけるs150,s190,s220の処理、図9におけるs550,s590,s630の処理が、本発明における通信側記録指令手段である。
【0113】
また、図9におけるs580の処理が本発明におけるデータ分割手段である。また、図7におけるs430の処理が本発明におけるモード切替手段である。また、図5におけるs320,s350の処理、図10におけるs320の処理が、本発明における端末側記録指令手段である。
【0114】
また、図5におけるs330,s360の処理が本発明における端末側削除指令手段である。また、図5におけるs370の処理、図10におけるs370の処理が、本発明におけるデータ合成手段である。
【0115】
また、図3においては共有領域の空き容量が充分であること、図6においては画像データがモノクロであること、および、通常の解像度であること、図8においては複合機100の動作モードが通常モードであることが、本発明における記録条件である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における通信システムの構成を示すブロック図
【図2】本実施形態における複合機の外観を示す上面図
【図3】第1実施形態におけるFAX受信処理の処理手順を示すフローチャート
【図4】特定データのデータ構造を示す図
【図5】第1実施形態におけるデータ収集処理の処理手順を示すフローチャート
【図6】第2実施形態におけるFAX受信処理の処理手順を示すフローチャート
【図7】第3実施形態におけるモード切替処理の処理手順を示すフローチャート
【図8】第3実施形態におけるFAX受信処理の処理手順を示すフローチャート
【図9】第4実施形態におけるFAX受信処理の処理手順を示すフローチャート
【図10】別の実施形態におけるデータ収集処理の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1,2,3,4・・・通信システム、100・・・複合機、112・・・ハンドセット、114・・・表示パネル、116・・・読取位置、118・・・給紙位置、120・・・操作パネル、121・・・入力ボタン、122・・・スピーカーホンボタン、123・・・スタートボタン、124・・・機能確定ボタン、125・・・方向ボタン、125a・・・上ボタン、125b・・・下ボタン、125c・・・右ボタン、125d・・・左ボタン、128・・・穴、132・・・CPU、134・・・ROM、140・・・RAM、152・・・スキャナ部、154・・・モデム、156・・・プリンタ部、160・・・音声入出力部、162・・・スピーカ、164・・・マイク、166・・・駆動回路、172・・・PCインターフェース部、174・・・回線制御部、180・・・メディアドライブ、190・・・バス、200・・・パーソナルコンピュータ、212・・・CPU、214・・・ROM、216・・・RAM、220・・・ハードディスク、232・・・外部インターフェース部、240・・・入力部、242・・・キーボード、244・・・マウス、250・・・ディスプレイ、260・・・バス、300・・・通信ケーブル。

Claims (3)

  1. 通信装置と端末装置とがデータ通信可能に接続されてなる通信システムであって、
    前記通信装置は、
    電話回線網またはインターネットを介してデータ通信を行う第1通信手段とインターフェイスを介して前記端末装置とデータ通信を行う第2通信手段を備える通信手段と、
    各種データを記録可能であり、前記端末装置に接続された外部記録装置として認識可能な通信側記録手段と、
    前記第1通信手段により通信データが送信または受信された際に、前記通信側記録手段においてデータを記録可能な空き領域をチェックする通信側チェック手段と、
    該通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域以上の空き領域であれば、前記送信または受信された通信データを、1または複数のページ分のページデータからなる単一のデータファイルとして前記通信側記録手段に記録させる一方、前記通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域未満の空き領域であれば、前記第1通信手段により送信または受信された通信データにおける前記ページデータそれぞれを順次前記通信側記録手段に記録させる通信側記録指令手段と、を備えており、
    前記端末装置は、
    各種データを記録する端末側記録手段と、
    前記通信装置の前記通信側記録手段に通信データが記録されているか否かをチェックする端末側チェック手段と、
    該端末側チェック手段により通信データが記録されたと判定された場合に、該データを前記端末側記録手段に記録させる端末側記録指令手段と、
    該端末側記録指令手段による指令で前記通信データが前記第2通信手段を介して前記端末側記録手段に記録されたことに応じて、前記通信装置の備える通信側記録手段から前記端末側記録手段に記録されたのと同一の通信データを削除させる端末側削除指令手段と、を備えていることを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信装置において、
    前記通信側記録指令手段は、前記通信側チェック手段によりチェックされた空き領域が所定領域未満の空き領域であれば、ページデータそれぞれが前記通信データを構成するデータである旨を特定可能な特定データを前記通信側記録手段に記録させて、
    前記端末装置においては、
    前記通信装置の備える通信側記録手段に前記特定データが記録された際に、前記特定データに基づいて、前記端末側記録手段に記録された前記ページデータそれぞれを合成することにより通信データを生成するデータ合成手段が、備えられている
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  3. 前記端末装置において、
    前記端末側記録指令手段は、前記通信装置の備える通信側記録手段に前記特定データが記録された際に、該特定データを前記端末側記録手段に記録させて、
    前記端末側削除指令手段は、前記端末側記録指令手段による指令で前記特定データが前記端末側記録手段に記録された際に、前記通信装置の備える通信側記録手段から前記特定データを削除させて、
    前記データ合成手段は、前記端末側記録手段に記録された前記特定データに基づいて前記ページデータそれぞれを合成して通信データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
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