JP3901833B2 - 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法 - Google Patents

料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3901833B2
JP3901833B2 JP07459198A JP7459198A JP3901833B2 JP 3901833 B2 JP3901833 B2 JP 3901833B2 JP 07459198 A JP07459198 A JP 07459198A JP 7459198 A JP7459198 A JP 7459198A JP 3901833 B2 JP3901833 B2 JP 3901833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
sorting unit
sorting
unit
processing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07459198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11272897A (ja
Inventor
英昭 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP07459198A priority Critical patent/JP3901833B2/ja
Publication of JPH11272897A publication Critical patent/JPH11272897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3901833B2 publication Critical patent/JP3901833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速道路、有料橋等の有料道路に用いられる料金収受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、有料道路における通行料金の精算を行うための料金収受システムとしては、料金の精算のために設けられているチェックポイントが1か所だけの、いわゆるオープンシステムと、チェックポイントが最低限2か所以上ある、いわゆるクローズシステムとが主に用いられている。
【0003】
クローズシステムは、例えば遠距離を走行するための高速道路等に適用され、車両が高速道路へ入る際に通過する入口ゲートで通行券を発行する一方、高速道路を利用した車両が一般道へ出る際に通過する出口ゲートで、車両が高速道路を走行した距離および車両種別に応じた通行料を徴収する入口発券/出口収受方式のシステムである。
【0004】
オープンシステムは、例えば首都圏近郊の有料道路(首都高速など)や有料橋などに適用され、車両が有料道路へ入る際に通過する入口ゲートで一定の通行料金を徴収し、有料道路の出口にはゲートを設けず、車両がそのまま通過できるシステムである。
【0005】
上述したクローズシステムの具体例として、磁気カード式料金収受システムがある。この磁気カード式料金収受システムは、例えば高速道路のインタチェンジの入口ゲートにおいて、通行券発行装置によりこの入口ゲートのインタチェンジの情報、つまり入口ゲートを特定するための入口ゲート情報が記録された磁気カードを通行券として発行し、出口ゲートにおいて、車両のドライバが所持していた通行券を通行券読取機に通して通行券に磁気記録された入口情報を読み出し、この入口情報から通行料を算出し、その金額をドライバに提示して、現金、ハイウェイカード等による通行料の徴収を行うようにしている。
【0006】
ところで、このような磁気カード式料金収受システムにおいては、出口ゲートの無人化が進められている。現在、有料道路の出口無人化システムで利用されている料金収受装置は、通行券およびハイウェイカード等の各紙葉類に対して、それぞれ専用の挿入口を設け、さらに車両の高さに応じてそれらを例えば上段、中段、下段のように複数段に設けている。図6は、従来の料金収受装置1の内部構造を側面から見た概略図を示すもので、同じ機構を有する紙葉類処理ユニット2が複数段(図では簡略化のため2段のみ示している。)に配置されている。各紙葉類処理ユニット2には、図6からは明らかではないが、各紙葉類に対して専用の挿入口3が別々に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術においては、ドライバーは、それぞれの車両の高さに応じて複数段に配置された各紙葉類専用の挿入口に、それぞれの紙葉類を確認して挿入口を間違えないように挿入しなければならなかった。
【0008】
また、同一の挿入口で異種の紙葉類を処理できるようするためには、上記紙葉類処理ユニット2の前に、異種の紙葉類を判別し種類別に振り分ける手段が必要となるが、図7に示すように、各紙葉類に対して共通に設けられた挿入口4と各紙葉類を判別し振り分ける手段とを備えた分別ユニット5を現行の紙葉類処理ユニット2の前にただ単純に配置すると、装置が大型化するという問題があった。
【0009】
本発明は、かかる点に対処してなされたもので、各紙葉類に対して共通な挿入口を有し、かつ装置の大型化を最小限に抑えることができる料金収受装置およびシステム並びに方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の発明は、利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受装置において、高さ方向に複数段に設けられ、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有し当該挿入口から挿入された紙葉類を判別し種類別に振り分ける分別ユニットと、前記複数段に設けられた分別ユニットに対向する位置に昇降可能に設けられ、前記分別ユニットによって振り分けられた紙葉類を取り込みその種類に応じて所定の料金収受のための処理を行う紙葉類処理ユニットとを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の料金収受装置において、進入してくる車両の車種を示すデータに基づいて、前記複数段に設けられた分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測し、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第1の上下移動制御手段を具備することを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または2の料金収受装置において、紙葉類を挿入された分別ユニットからの紙葉類挿入検知信号に基づいて、前記紙葉類処理ユニットの待機位置と異なる段の分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、当該分別ユニットが処理をしている間に、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第2の上下移動制御手段を具備することを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの料金収受装置において、前記分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで他の分別ユニットへの紙葉類の挿入を阻止する手段を具備することを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1ないし3のいずれかの料金収受装置において、前記分別ユニットが、前記挿入口を開閉するシャッターを有し、一つの分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで他の分別ユニットの前記シャッターを閉める手段を具備することを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明は、車両の通行利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受装置と、車両の移動方向の前記料金収受装置の手前に設置され、進入してくる車両の車種を判別する車種判別装置とを備えた料金収受システムにおいて、前記料金収受装置が、車両の車種によって異なる運転台の高さに応じて複数段に設けられ、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有し当該挿入口から挿入された紙葉類を判別し種類別に振り分ける分別ユニットと、前記複数段に設けられた分別ユニットに対向する位置に昇降可能に設けられ、前記分別装置によって振り分けられた紙葉類を取り込みその種類に応じて所定の料金収受のための処理を行う紙葉類処理ユニットと、前記車種判別装置からの車種判別データに基づいて、前記複数段に設けられた分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測し、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第1の上下移動制御手段と、紙葉類が挿入された分別ユニットからの挿入検知信号に基づいて、前記紙葉類処理ユニットの待機位置と異なる段の分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、当該分別ユニットが紙葉類を処理している間に、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第2の上下移動制御手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
請求項7の発明は、利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受方法において、高さ方向に複数段に設置され、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有する分別ユニットのいずれかにより、前記挿入口から挿入された紙葉類をその種類に応じて振り分ける工程と、前記複数段に設置された分別ユニットに対して昇降可能に設けられた紙葉類処理ユニットにより、前記分別ユニットによって振り分けられた紙葉類に基づいて料金収受の処理を行う工程とを含むことを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明は、請求項7の料金収受方法において、進入してくる車両の車種を判別する工程と、判別された車種データに基づいて、前記複数段に設置された分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測する工程と、予測された分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】
請求項9の発明は、請求項7または8の料金収受方法において、分別ユニットへの紙葉類の挿入を検知する工程と、紙葉類の挿入検知信号により前記紙葉類処理ユニットを前記紙葉類を挿入された分別ユニットに対向する位置に移動する工程とを含むことを特徴とする。
【0019】
請求項10の発明は、請求項7ないし9のいずれかの料金収受方法において、前記分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで、他の分別ユニットへの紙葉類の挿入を阻止する工程を含むことを特徴とする。
【0020】
請求項1または7の発明においては、各紙葉類の挿入口を共通にしてドライバーの便宜を図ることできるとともに、装置の大型化を抑えることができる。
【0021】
請求項2または8の発明においては、進入してくる車両の車種によって前もって紙葉類の挿入される高さを予測して紙葉類処理ユニットを待機させることにより、紙葉類処理ユニットの移動時間による紙葉類処理への影響を防ぐことができる。
【0022】
請求項3または9の発明においては、実際に紙葉類が挿入された分別ユニットの高さ位置と紙葉類処理ユニットの待機位置とのずれを、紙葉類処理への影響を及ぼすことなく迅速に解消することができる。
【0023】
請求項4、5または10の発明においては、紙葉類が挿入されたとき、紙葉類が挿入されなかった段の分別ユニットの挿入口を迅速に閉鎖することにより、紙葉類処理ユニットが後続されていない分別ユニットへ紙葉類が挿入されたときのトラブルを防ぐことができる。
【0024】
請求項6の発明においては、紙葉類処理ユニットを車種データから予測される位置にあらかじめ待機させ、かつ実際に紙葉類が挿入された分別ユニットの高さ位置と紙葉類処理ユニットの待機位置とのずれを迅速に調整することにより、紙葉類処理ユニットを移動させて用いることによる紙葉類処理時間への影響をなくすことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の料金収受装置の一実施の形態の紙葉類処理にかかるユニット構成を概略的に示す図である。図2は、図1に示す各ユニットの内部構造を示す図である。図3は、本実施の形態の料金収受装置の全体の機能構成を示すブロック図である。図4は、本発明の料金収受装置を適用した料金収受システムの一実施の形態を示す斜視図である。図5は、図4に示す料金収受システムの作用を示すフローチャートである。
【0026】
図1において、本実施の形態の料金収受装置10は、各紙葉類に対して共通な挿入口4を有しこの挿入口4から挿入された紙葉類の種類を判別し種類ごとに振り分ける分別ユニット5と、複数段に設置される分別ユニット5に対して共通に用いられる移動可能な紙葉類処理ユニット2からなる紙葉類処理部を備えている。
【0027】
図2において、分別ユニット5は、挿入口に投入された紙葉類を取り込み券種を判別する判別部11と、判別部11の判別結果に基づいて紙葉類を券種別に振り分ける振分部12によって構成されている。判別部11は、挿入口を開閉する図示しないシャッターと、ローラおよびベルトからなる紙葉類を取り込み搬送する搬送手段13と、紙葉類の移動方向に沿って複数箇所に設置され、移動する紙葉類の券長および光の透過性を検出するセンサー14と、移動する紙葉類の厚みを検知する厚み検知手段15から構成され、振分部12は、判別部11から送出される紙葉類を、センサー14による紙葉類の長さと光透過性および厚み検知手段15による紙葉類の厚みによって判別される券種に応じて、券種別に振り分けて搬送する手段によって構成されている。
【0028】
紙葉類処理ユニット2は、上下移動機構16に昇降可能に支持されており、紙葉類が投入された段に移動し、分別ユニット5から券種別に振り分けられた紙葉類を処理するよう構成されている。処理する紙葉類としては、通行券、ハイウェイカードなどのプリペイドカード、クレジットカードや別納カードなどの後納カード等が考えられるが、図2ではプリペイドカード処理部17、後納カード処理部18および通行券処理部19からなる紙葉類処理ユニット2が例示されている。通行券処理部19では、料金を算出するために通行券の磁気記録情報を読み取り、所定の印刷を行った後、処理済み通行券として収納する。プリペイドカード処理部17では、挿入されたプリペイドカードのバーコードを読み取り、ついで残金の磁気記録情報を読み取り、通行券処理部19から得られた料金を差し引いた磁気情報を書き込んだ後、印刷して返却する。後納カード処理部18では、挿入された後納カードの磁気記録情報を読み取って、料金徴収処理を行い返却する。
【0029】
図3において、料金収受装置10は、前面に設けられたドライバー操作パネル部20、図2に示す分別ユニット5、上下移動機構16および紙葉類処理ユニットからなる紙葉類処理部21、領収書発行部22、現金にて料金収受を行う紙幣処理部23および硬貨処理部24、回数券にて料金収受を行う回数券処理部25、係員が操作する係員操作部26、外部との信号の送受信を行う送受信部27、各部を制御する制御部28、電源部29、筐体部から構成される。
【0030】
図4において、料金収受システムは、出口ゲートへ進入した車両の車種を判別する車種判別装置31と、図3に示す料金収受装置10と、車両の発進および停止の制御を行う発進制御機32と、料金収受後の車両の発進を確認する発進検知装置33から構成され、これらは出口ゲートの車両の移動方向に順に設置される。なお、車種判別装置31は、車両の側面から見た形状を光によって検知する車両分離器34と、車両のタイヤを検知する踏板35と、車両の高さを検知する車高検知器36と、車長を検知する車長検知器37と、車両番号を読み取る撮像機38によって構成される。発進検知装置33は、踏板39と、車両分離器40と、ITVカメラ41によって構成される。
【0031】
次に、図1〜図5を参照して本実施の形態の作用を説明する。
車両が出口ゲートへ進入してくると(ステップ100)、車種判別装置31が車両の車種を判別し(ステップ101)、車種判別データを料金収受装置10に送信する(ステップ102)。
【0032】
料金収受装置10は、送信された車種判別データを送受信部27にて受信すると、制御部28により紙葉類を処理する段を予測し、上下移動機構16を駆動して紙葉類処理ユニット2を予測した段に移動させ待機させる(ステップ103)。
【0033】
車両が料金収受装置10の前に停車して、ドライバーが通行券等の紙葉類を挿入しやすい高さに位置する各紙葉類共通の挿入口4へ挿入すると(ステップ104)、挿入された段の分別ユニット5は、センサー14によりこれを検知し制御部28に通知するとともに、判別部11および振分部12により通行券であることを判別し通行券用出口へ振り分ける(ステップ105)。このとき、他の段の分別ユニット5は、挿入された段の分別ユニット5のセンサー14からの検知信号によりシャッターを閉動作させ、紙葉類が挿入されないよう挿入口4を閉鎖する。
【0034】
制御部28は、通行券を挿入された段の分別ユニット5からの通知に基づいて、通行券を挿入された段と紙葉類処理ユニット2が待機している段を比較し(ステップ106)、一致していないときは、上下移動機構16を駆動して、分別ユニット5が処理を行っている間に、紙葉類処理ユニット2を通行券が挿入された段に移動させる(ステップ107)。
【0035】
この状態において、紙葉類処理ユニット2は、分別ユニット5の通行券用出口から送出される通行券を通行券処理部19に取り込み、通行券の磁気情報を読み取って処理する。(ステップ108)
このようにして、車種判別装置31からの車種データに基づいて、あらかじめ紙葉類が投入される段を予測して紙葉類処理ユニット2を移動・待機させ、ついで実際に紙葉類が投入された段を確認して紙葉類処理ユニット2の位置合わせを行うことにより、紙葉類処理ユニット2の移動時間による処理時間の増大を防ぐことができる。
【0036】
通行券を挿入口4に投入した後、同じ挿入口4からプリペイドカードや後納カード等の紙葉類を投入すると、紙葉類処理部21は分別ユニット5により判別し振り分けて、プリペイドカード処理部17または後納カード処理部18にて継続して料金収受処理を実施する(ステップ109)。
【0037】
このようにして、料金収受装置10は、紙葉類処理部21により料金収受処理を終了し、領収書発行部22により領収書を発行すると(ステップ110)、送受信部27により発進制御機32に開放指令を送信する。
【0038】
発進制御機32は、料金収受装置10からの開放指令により開放し、車両の発進を可能にする(ステップ111)。車両が出口ゲートを出で行くと、発進検知装置33が車両の発進を検知し(ステップ112)、発進制御機32に閉鎖指令を出して、発進制御機32により出口ゲートを再び閉鎖する(ステップ113)。
【0039】
上記の説明からも明らかなように、本実施の形態によれば、各紙葉類の挿入口を共通にすることができ、ドライバーの操作ミスを少なくすることができるとともに、紙葉類処理ユニットを1つにして移動可能に設けることにより、装置の大型化を最小限に抑えることができ、かつ紙葉類が投入される段を車種データに基づいて予測し紙葉類処理ユニットをあらかじめその段に待機させることにより、紙葉類処理ユニットの移動による紙葉類処理時間の増大を防ぐことができる。
【0040】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、各紙葉類別に処理を行う紙葉類処理ユニットの前に、各紙葉類を判別し振り分ける分別ユニットを設けることにより、各紙葉類の挿入口を共通にすることができ、ドライバーの負担を軽減することができるとともに、紙葉類処理ユニットを移動可能に設けて紙葉類処理ユニットの設置数を削減することにより、装置の大型化を避けることができる。
【0041】
また本発明によれば、紙葉類処理ユニットを車種データから予測される位置にあらかじめ待機させることにより、紙葉類処理ユニットの移動による紙葉類処理時間の増大を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の料金収受装置の一実施の形態の紙葉類処理にかかるユニット構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す各ユニットの内部構造を示す図である。
【図3】本発明の料金収受装置の一実施の形態の全体の機能構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の料金収受システムの一実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4に示す料金収受システムの作用を示すフローチャートである。
【図6】従来の料金収受装置の紙葉類処理にかかるユニット構成を概略的に示す図である。
【図7】従来の料金収受装置の紙葉類処理にかかるユニット構成に分別ユニットを追加した例を示すである。
【符号の説明】
1、10………料金収受装置
2………紙葉類処理ユニット
3、4………挿入口
5………分別ユニット
11………判別部
12………振分部
16………上下移動機構
17………プリペイドカード処理部
18………後納カード処理部
19………通行券処理部
31………車種判別装置
32………発進制御機
33………発進検知装置

Claims (10)

  1. 利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受装置において、
    高さ方向に複数段に設けられ、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有し当該挿入口から挿入された紙葉類を判別し種類別に振り分ける分別ユニットと、
    前記複数段に設けられた分別ユニットに対向する位置に昇降可能に設けられ、前記分別ユニットによって振り分けられた紙葉類を取り込みその種類に応じて所定の料金収受のための処理を行う紙葉類処理ユニットとを具備することを特徴とする料金収受装置。
  2. 進入してくる車両の車種を示すデータに基づいて、前記複数段に設けられた分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測し、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第1の上下移動制御手段を具備することを特徴とする請求項1記載の料金収受装置。
  3. 紙葉類を挿入された分別ユニットからの紙葉類挿入検知信号に基づいて、前記紙葉類処理ユニットの待機位置と異なる段の分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、当該分別ユニットが処理をしている間に、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第2の上下移動制御手段を具備することを特徴とする請求項1または2記載の料金収受装置。
  4. 前記分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで他の分別ユニットへの紙葉類の挿入を阻止する手段を具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の料金収受装置。
  5. 前記分別ユニットが、前記挿入口を開閉するシャッターを有し、
    一つの分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで他の分別ユニットの前記シャッターを閉める手段を具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の料金収受装置。
  6. 車両の通行利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受装置と、車両の移動方向の前記料金収受装置の手前に設置され、進入してくる車両の車種を判別する車種判別装置とを備えた料金収受システムにおいて、前記料金収受装置が、
    車両の車種によって異なる運転台の高さに応じて複数段に設けられ、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有し当該挿入口から挿入された紙葉類を判別し種類別に振り分ける分別ユニットと、
    前記複数段に設けられた分別ユニットに対向する位置に昇降可能に設けられ、前記分別装置によって振り分けられた紙葉類を取り込みその種類に応じて所定の料金収受のための処理を行う紙葉類処理ユニットと、
    前記車種判別装置からの車種判別データに基づいて、前記複数段に設けられた分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測し、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第1の上下移動制御手段と、
    紙葉類が挿入された分別ユニットからの挿入検知信号に基づいて、前記紙葉類処理ユニットの待機位置と異なる段の分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、当該分別ユニットが紙葉類を処理している間に、当該分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する第2の上下移動制御手段とを具備することを特徴とする料金収受システム。
  7. 利用料を支払うために投入された種類の異なる紙葉類に基づいて料金収受を行う料金収受方法において、
    高さ方向に複数段に設置され、それぞれ種類の異なる紙葉類に対して共通の挿入口を有する分別ユニットのいずれかにより、前記挿入口から挿入された紙葉類をその種類に応じて振り分ける工程と、
    前記複数段に設置された分別ユニットに対して昇降可能に設けられた紙葉類処理ユニットにより、前記分別ユニットによって振り分けられた紙葉類に基づいて料金収受の処理を行う工程とを含むことを特徴とする料金収受方法。
  8. 進入してくる車両の車種を判別する工程と、
    判別された車種データに基づいて、前記複数段に設置された分別ユニットのうち紙葉類が挿入される可能性の最も高い分別ユニットを予測する工程と、
    予測された分別ユニットに対向する位置に前記紙葉類処理ユニットを移動する工程とを含むことを特徴とする請求項7記載の料金収受方法。
  9. 分別ユニットへの紙葉類の挿入を検知する工程と、
    紙葉類の挿入検知信号により前記紙葉類処理ユニットを前記紙葉類を挿入された分別ユニットに対向する位置に移動する工程とを含むことを特徴とする請求項7または8記載の料金収受方法。
  10. 前記分別ユニットに紙葉類が挿入されたとき、前記紙葉類処理ユニットによる料金収受処理が終了するまで、他の分別ユニットへの紙葉類の挿入を阻止する工程を含むことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の料金収受方法。
JP07459198A 1998-03-23 1998-03-23 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法 Expired - Fee Related JP3901833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07459198A JP3901833B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07459198A JP3901833B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11272897A JPH11272897A (ja) 1999-10-08
JP3901833B2 true JP3901833B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=13551568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07459198A Expired - Fee Related JP3901833B2 (ja) 1998-03-23 1998-03-23 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3901833B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5394678B2 (ja) * 2008-08-25 2014-01-22 セイコーインスツル株式会社 サーマルプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11272897A (ja) 1999-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6390365B1 (en) Toll collection system, onboard units and toll collection method
CN101473353A (zh) 不需要车种判别装置的自动收费***
JP2001338318A (ja) 料金収受システム、車載器及び料金収受方法
KR101484960B1 (ko) 통행요금 자동정산기 및 이를 이용한 유료도로 통행요금 무인수납시스템
JP3901833B2 (ja) 料金収受装置及び料金収受システム並びに料金収受方法
JPH11328576A (ja) 料金収受システム、ゲート装置、及び料金収受方法
JPS59223890A (ja) 有料道路の料金収受システム
JP3515202B2 (ja) 有料道路における料金収受システム
JPH08221617A (ja) 料金収受システム
JP3944301B2 (ja) 料金収受装置および料金収受方法
JPH0714038A (ja) 自動改札装置
KR100622763B1 (ko) Ic카드, ic카드 처리장치 및 방법, 자동개찰장치
KR101909901B1 (ko) 전자식 요금 징수 장치 및 그 제어 방법
JP2001143110A (ja) 料金収受システム、料金収受方法
JPH11345391A (ja) 駐車場の車輛管理方法及び装置
JPH10162182A (ja) カード処理システム
KR101500323B1 (ko) 통행권 발행장치 및 그 제어방법
JP3333708B2 (ja) 自動改札機
JPH11185082A (ja) 料金収受システム、車載装置、及び料金収受方法
JPH08138095A (ja) 高速道路料金収受システム
JPH11185075A (ja) 料金収受システム、ゲート装置、及び料金収受方法
JPH08221614A (ja) 有料道路における料金収受システム
KR100385452B1 (ko) 통행권의 통합 처리 방법
JP2885567B2 (ja) 自動精算機
JPS6155719B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees