JP3899459B2 - 天井埋込形空気調和機 - Google Patents
天井埋込形空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3899459B2 JP3899459B2 JP2002003335A JP2002003335A JP3899459B2 JP 3899459 B2 JP3899459 B2 JP 3899459B2 JP 2002003335 A JP2002003335 A JP 2002003335A JP 2002003335 A JP2002003335 A JP 2002003335A JP 3899459 B2 JP3899459 B2 JP 3899459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- corner
- panel
- corner panel
- decorative panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/20—Casings or covers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0043—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
- F24F1/0047—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、据付作業時間を短縮化して据付け性を改善した天井埋込形空気調和機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３は従来の天井埋込形空気調和機の一例を示す分解斜視図である。この空気調和機は高所に据付けられており、室内の空気を吸い込む吸込口と、空気を室内に還流させる吹出口を持つ。１は空気調和機の本体、２は化粧パネルの本体、４は化粧パネル本体２を空気調和機本体１に固定するためのネジである。３は化粧パネルのコーナ部の意匠面を形成するコーナパネルで、空気調和機本体１や化粧パネル本体２とは別部材によって構成されている。
【０００３】
図４は図３の要部を示す平面図、図５は図４の組立て状態を示す縦断面図である。図に示すように、コーナパネル３にはあらかじめヒモ２０の一端がネジ２１によって固定されており、この状態で工場から出荷する。化粧パネル本体２はコーナパネル３の内部領域に位置し、固定ネジ４によって空気調和機本体１に固定されているので、化粧パネル本体２の据付け時及びサービス時などには、必ずこのコーナパネル３の着脱を必要とする。
【０００４】
コーナパネル３の固定は、ヒモ２０の他端をネジ２２によって化粧パネル本体２に固定したあと、化粧パネル本体２の係止穴９にコーナパネル３の係止爪１０を係止させて矢印方向にスライドし、係合部１１の係合爪１２を化粧パネル本体２に設けた係合受け部５の係合凸部８と係合させて、係合部１１を係合受け部５に固定ネジ１４により固定して行っている。コーナパネル３の取り外しは先と逆の手順によって行えばよい。
【０００５】
ヒモ２０は、コーナパネル３を固定する係合部１１の領域が、吸込みグリル１８のために油煙環境下にあり、空気調和機の運転時等に係合部１１が破損してコーナパネル３が外れることがあるため、ヒモ２０によってコーナパネル３が外れるのを防止している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成した天井埋込形空気調和機のコーナパネル３の取付け構造によれば、コーナパネル３を手で持ちながらこれを化粧パネル本体２に固定ネジ１４によって固定しなければならず、作業に手間が生じるなどの問題があった。また、ヒモ２０等を要するため、コスト高にもなっていた。
【０００７】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、コーナパネルの着脱作業時間の短縮化を計ると共に、コストが低くて済む天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空気調和機本体、空気調和機本体に取り付けた化粧パネル本体及び化粧パネル本体に取り付けられ化粧パネル本体のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネル等を備えた天井埋込形空気調和機であって、コーナパネルと化粧パネル本体との間に、係合部とこの係合部に係合する係合受け部を備えコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるネジ固定部を設けると共に、コーナパネル側に設られた係止爪と化粧パネル本体側に設けられ係止爪に係止する係止穴を備え、係止穴に係止爪を挿入してコーナパネルをスライドさせコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるスライド係止部を設け、さらに、コーナパネル側に設けられた引掛け用リブと、化粧パネル本体側に設けられ先端部にコーナパネルの引掛け用リブを引掛けて係止させる引掛け爪を有する断面ほぼＬ字状の弾性爪部を備え、コーナパネルを化粧パネル本体に係止させる際に、コーナパネルのスライドに伴って引掛け用リブが弾性爪部の引掛け爪と接触して弾性爪部を弾性変形させ、コーナパネルのスライド後に引掛け用リブと弾性爪部の引掛け爪とが係止して、コーナパネルがスライド方向と逆方向に移動するのを妨げる引掛け部を設けたものである。
。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施の形態１に係る分解状態の要部を示す平面図、図２は図１の組立て状態を示す縦断面図及びそのＡ部を拡大した作用説明図である。図において、１は天井埋込形空気調和機の本体、２はプラスチックで形成された化粧パネル本体、３はプラスチックで形成されて化粧パネル本体２のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネルである。
【００１０】
４は化粧パネル本体２に設けたネジ穴に挿通して化粧パネル本体２を空気調和機本体１に固定するための固定ネジである。５は化粧パネル本体２に設けた係合受け部で、ネジ穴６を有するボス７と係合凸部８を備えている。９は化粧パネル本体２に設けた係止穴である。
【００１１】
１０はコーナパネル３の裏面側の三隅に設けたほぼ逆Ｌ字状の係止爪で、この係止爪１０を化粧パネル本体２の係止穴９に係止させてスライドし、コーナパネル３を化粧パネル本体２に係止させるようにしてあり、この係止爪１０と係止穴９とによってスライド係止部ａを構成している。
【００１２】
１１はコーナパネル２の裏面側の他の一隅に設けた係合部で、係合爪１２を備えており、この係合爪１２が化粧パネル本体２の係合受け部５の係合凸部８と係合する。係合部１１にはネジ穴１３が設けられており、このネジ穴１３と係合受け部５のネジ穴６とに固定ネジ１４を挿通してコーナパネル３を化粧パネル本体２に固定しており、この係合部１１と係合受け部５によってネジ固定部ｂを形成している。
【００１３】
１５はコーナパネル３の例えば裏面側の二箇所に設けた引掛け用リブで、３つの係止爪１０を結んで形成される三角形の内部に位置する。１６は化粧パネル本体２の下面に設けた断面ほぼＬ字状の弾性爪部で、先端部にコーナパネル３の引掛け用リブ１５を引掛けて係止させる引掛け爪１７を備えており、この引掛け用リブ１５と弾性爪部１６によって引掛け部ｃを構成している。なお、１８は吸込みグリルである。
【００１４】
上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。まず、化粧パネル本体２を固定ネジ４によって空気調和機本体１に取り付ける。次に、コーナパネル３を手に持ち、化粧パネル本体２の係止穴９にコーナパネル３の係止爪１０を挿入して矢印方向にスライドさせ、コーナパネル３を化粧パネル本体２に係止させる。
【００１５】
この際、コーナパネル３の矢印方向へのスライドに伴って、コーナパネル３の引掛け用リブ１５は、化粧パネル本体２の弾性爪部１６の引掛け爪１７と接触し、さらにスライドさせると、弾性爪部１６は、図２（ｂ）に示すように、実線の位置から二点鎖線の位置まで弾性変形する。引掛け用リブ１５がコーナパネル３のスライドに伴ってさらに移動すると、弾性爪部１６は変形前の状態、すなわち実線の位置まで戻り、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６の引掛け爪１７とが係止して、コーナパネル３が矢印と逆方向に移動するのを妨げる。
【００１６】
また、コーナパネル３の矢印方向へのスライドに伴って、コーナパネル３の係合部１１も化粧パネル本体２の係合受け部５と接触し、コーナパネル３がさらにスライドすると、係合部１１の係合爪１２と係合受け部５の係合凸部８が係合する。
【００１７】
このように、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６が係止し、係合部１１と係合受け部５が係合した後、コーナパネル３と化粧パネル本体２のそれぞれのネジ穴１３，６に固定ネジ１４を挿通して、コーナパネル３を化粧パネル本体２にネジ固定する。コーナパネル３を取外す場合は、上記と逆の手順によればよい。
【００１８】
本実施の形態によれば、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６を係止させるようにしたため着脱等の作業時間の短縮化を計ることができる。また、万一、コーナパネル３の係合部１１が破損しても、コーナパネル３の取付け時と同一もしくはそれ以上の力を加えない限り、コーナパネル３の弾性爪部１６は、図２（ｂ）に示す二点鎖線形状のように変形せずまた外れることがないため、落下するようなことはない。
【００１９】
なお、上記の説明では、コーナパネル３に引掛け用リブ１５を設け、化粧パネル本体２に弾性爪部１６を設けた場合について示したが、化粧パネル本体２に引掛け用リブ１５を設け、コーナパネル３に弾性爪部１６を設けても、同様の作用及び効果を得ることができる。
【００２０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、空気調和機本体、空気調和機本体に取り付けた化粧パネル本体及び化粧パネル本体に取り付けられ化粧パネル本体のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネル等を備えた天井埋込形空気調和機であって、コーナパネルと化粧パネル本体との間に、係合部とこの係合部に係合する係合受け部を備えコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるネジ固定部を設けると共に、コーナパネル側に設られた係止爪と化粧パネル本体側に設けられ係止爪に係止する係止穴を備え、係止穴に係止爪を挿入してコーナパネルをスライドさせコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるスライド係止部を設け、さらに、コーナパネル側に設けられた引掛け用リブと、化粧パネル本体側に設けられ先端部にコーナパネルの引掛け用リブを引掛けて係止させる引掛け爪を有する断面ほぼＬ字状の弾性爪部を備え、コーナパネルを化粧パネル本体に係止させる際に、コーナパネルのスライドに伴って引掛け用リブが弾性爪部の引掛け爪と接触して弾性爪部を弾性変形させ、コーナパネルのスライド後に引掛け用リブと弾性爪部の引掛け爪とが係止して、コーナパネルがスライド方向と逆方向に移動するのを妨げる引掛け部を設けたので、コーナパネルと化粧パネル本体との外れを防止して、コーナパネルの着脱作業時間の短縮化を図ることができると共に、コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態に係る要部の分解状態を示す平面図である。
【図２】 図１の組立て状態を示す縦断面図およびＡ部の拡大図である。
【図３】 従来の天井埋込形空気調和機の一例を示す分解斜視図である。
【図４】 図３の要部の分解状態を示す平面図である。
【図５】 図４の組立て状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
１ 空気調和機本体、２ 化粧パネル本体、３ コーナパネル、５ 係合受け部、９係止穴、１０ 係止爪、１１ 係合部、１５ 引掛け用リブ、１６ 弾性爪部、１７ 引掛け爪、ａ スライド係止部、ｂ ネジ固定部、ｃ 引掛け部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、据付作業時間を短縮化して据付け性を改善した天井埋込形空気調和機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３は従来の天井埋込形空気調和機の一例を示す分解斜視図である。この空気調和機は高所に据付けられており、室内の空気を吸い込む吸込口と、空気を室内に還流させる吹出口を持つ。１は空気調和機の本体、２は化粧パネルの本体、４は化粧パネル本体２を空気調和機本体１に固定するためのネジである。３は化粧パネルのコーナ部の意匠面を形成するコーナパネルで、空気調和機本体１や化粧パネル本体２とは別部材によって構成されている。
【０００３】
図４は図３の要部を示す平面図、図５は図４の組立て状態を示す縦断面図である。図に示すように、コーナパネル３にはあらかじめヒモ２０の一端がネジ２１によって固定されており、この状態で工場から出荷する。化粧パネル本体２はコーナパネル３の内部領域に位置し、固定ネジ４によって空気調和機本体１に固定されているので、化粧パネル本体２の据付け時及びサービス時などには、必ずこのコーナパネル３の着脱を必要とする。
【０００４】
コーナパネル３の固定は、ヒモ２０の他端をネジ２２によって化粧パネル本体２に固定したあと、化粧パネル本体２の係止穴９にコーナパネル３の係止爪１０を係止させて矢印方向にスライドし、係合部１１の係合爪１２を化粧パネル本体２に設けた係合受け部５の係合凸部８と係合させて、係合部１１を係合受け部５に固定ネジ１４により固定して行っている。コーナパネル３の取り外しは先と逆の手順によって行えばよい。
【０００５】
ヒモ２０は、コーナパネル３を固定する係合部１１の領域が、吸込みグリル１８のために油煙環境下にあり、空気調和機の運転時等に係合部１１が破損してコーナパネル３が外れることがあるため、ヒモ２０によってコーナパネル３が外れるのを防止している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成した天井埋込形空気調和機のコーナパネル３の取付け構造によれば、コーナパネル３を手で持ちながらこれを化粧パネル本体２に固定ネジ１４によって固定しなければならず、作業に手間が生じるなどの問題があった。また、ヒモ２０等を要するため、コスト高にもなっていた。
【０００７】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、コーナパネルの着脱作業時間の短縮化を計ると共に、コストが低くて済む天井埋込形空気調和機を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空気調和機本体、空気調和機本体に取り付けた化粧パネル本体及び化粧パネル本体に取り付けられ化粧パネル本体のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネル等を備えた天井埋込形空気調和機であって、コーナパネルと化粧パネル本体との間に、係合部とこの係合部に係合する係合受け部を備えコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるネジ固定部を設けると共に、コーナパネル側に設られた係止爪と化粧パネル本体側に設けられ係止爪に係止する係止穴を備え、係止穴に係止爪を挿入してコーナパネルをスライドさせコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるスライド係止部を設け、さらに、コーナパネル側に設けられた引掛け用リブと、化粧パネル本体側に設けられ先端部にコーナパネルの引掛け用リブを引掛けて係止させる引掛け爪を有する断面ほぼＬ字状の弾性爪部を備え、コーナパネルを化粧パネル本体に係止させる際に、コーナパネルのスライドに伴って引掛け用リブが弾性爪部の引掛け爪と接触して弾性爪部を弾性変形させ、コーナパネルのスライド後に引掛け用リブと弾性爪部の引掛け爪とが係止して、コーナパネルがスライド方向と逆方向に移動するのを妨げる引掛け部を設けたものである。
。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施の形態１に係る分解状態の要部を示す平面図、図２は図１の組立て状態を示す縦断面図及びそのＡ部を拡大した作用説明図である。図において、１は天井埋込形空気調和機の本体、２はプラスチックで形成された化粧パネル本体、３はプラスチックで形成されて化粧パネル本体２のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネルである。
【００１０】
４は化粧パネル本体２に設けたネジ穴に挿通して化粧パネル本体２を空気調和機本体１に固定するための固定ネジである。５は化粧パネル本体２に設けた係合受け部で、ネジ穴６を有するボス７と係合凸部８を備えている。９は化粧パネル本体２に設けた係止穴である。
【００１１】
１０はコーナパネル３の裏面側の三隅に設けたほぼ逆Ｌ字状の係止爪で、この係止爪１０を化粧パネル本体２の係止穴９に係止させてスライドし、コーナパネル３を化粧パネル本体２に係止させるようにしてあり、この係止爪１０と係止穴９とによってスライド係止部ａを構成している。
【００１２】
１１はコーナパネル２の裏面側の他の一隅に設けた係合部で、係合爪１２を備えており、この係合爪１２が化粧パネル本体２の係合受け部５の係合凸部８と係合する。係合部１１にはネジ穴１３が設けられており、このネジ穴１３と係合受け部５のネジ穴６とに固定ネジ１４を挿通してコーナパネル３を化粧パネル本体２に固定しており、この係合部１１と係合受け部５によってネジ固定部ｂを形成している。
【００１３】
１５はコーナパネル３の例えば裏面側の二箇所に設けた引掛け用リブで、３つの係止爪１０を結んで形成される三角形の内部に位置する。１６は化粧パネル本体２の下面に設けた断面ほぼＬ字状の弾性爪部で、先端部にコーナパネル３の引掛け用リブ１５を引掛けて係止させる引掛け爪１７を備えており、この引掛け用リブ１５と弾性爪部１６によって引掛け部ｃを構成している。なお、１８は吸込みグリルである。
【００１４】
上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。まず、化粧パネル本体２を固定ネジ４によって空気調和機本体１に取り付ける。次に、コーナパネル３を手に持ち、化粧パネル本体２の係止穴９にコーナパネル３の係止爪１０を挿入して矢印方向にスライドさせ、コーナパネル３を化粧パネル本体２に係止させる。
【００１５】
この際、コーナパネル３の矢印方向へのスライドに伴って、コーナパネル３の引掛け用リブ１５は、化粧パネル本体２の弾性爪部１６の引掛け爪１７と接触し、さらにスライドさせると、弾性爪部１６は、図２（ｂ）に示すように、実線の位置から二点鎖線の位置まで弾性変形する。引掛け用リブ１５がコーナパネル３のスライドに伴ってさらに移動すると、弾性爪部１６は変形前の状態、すなわち実線の位置まで戻り、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６の引掛け爪１７とが係止して、コーナパネル３が矢印と逆方向に移動するのを妨げる。
【００１６】
また、コーナパネル３の矢印方向へのスライドに伴って、コーナパネル３の係合部１１も化粧パネル本体２の係合受け部５と接触し、コーナパネル３がさらにスライドすると、係合部１１の係合爪１２と係合受け部５の係合凸部８が係合する。
【００１７】
このように、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６が係止し、係合部１１と係合受け部５が係合した後、コーナパネル３と化粧パネル本体２のそれぞれのネジ穴１３，６に固定ネジ１４を挿通して、コーナパネル３を化粧パネル本体２にネジ固定する。コーナパネル３を取外す場合は、上記と逆の手順によればよい。
【００１８】
本実施の形態によれば、引掛け用リブ１５と弾性爪部１６を係止させるようにしたため着脱等の作業時間の短縮化を計ることができる。また、万一、コーナパネル３の係合部１１が破損しても、コーナパネル３の取付け時と同一もしくはそれ以上の力を加えない限り、コーナパネル３の弾性爪部１６は、図２（ｂ）に示す二点鎖線形状のように変形せずまた外れることがないため、落下するようなことはない。
【００１９】
なお、上記の説明では、コーナパネル３に引掛け用リブ１５を設け、化粧パネル本体２に弾性爪部１６を設けた場合について示したが、化粧パネル本体２に引掛け用リブ１５を設け、コーナパネル３に弾性爪部１６を設けても、同様の作用及び効果を得ることができる。
【００２０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、空気調和機本体、空気調和機本体に取り付けた化粧パネル本体及び化粧パネル本体に取り付けられ化粧パネル本体のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネル等を備えた天井埋込形空気調和機であって、コーナパネルと化粧パネル本体との間に、係合部とこの係合部に係合する係合受け部を備えコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるネジ固定部を設けると共に、コーナパネル側に設られた係止爪と化粧パネル本体側に設けられ係止爪に係止する係止穴を備え、係止穴に係止爪を挿入してコーナパネルをスライドさせコーナパネルを化粧パネル本体に係止させるスライド係止部を設け、さらに、コーナパネル側に設けられた引掛け用リブと、化粧パネル本体側に設けられ先端部にコーナパネルの引掛け用リブを引掛けて係止させる引掛け爪を有する断面ほぼＬ字状の弾性爪部を備え、コーナパネルを化粧パネル本体に係止させる際に、コーナパネルのスライドに伴って引掛け用リブが弾性爪部の引掛け爪と接触して弾性爪部を弾性変形させ、コーナパネルのスライド後に引掛け用リブと弾性爪部の引掛け爪とが係止して、コーナパネルがスライド方向と逆方向に移動するのを妨げる引掛け部を設けたので、コーナパネルと化粧パネル本体との外れを防止して、コーナパネルの着脱作業時間の短縮化を図ることができると共に、コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態に係る要部の分解状態を示す平面図である。
【図２】 図１の組立て状態を示す縦断面図およびＡ部の拡大図である。
【図３】 従来の天井埋込形空気調和機の一例を示す分解斜視図である。
【図４】 図３の要部の分解状態を示す平面図である。
【図５】 図４の組立て状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
１ 空気調和機本体、２ 化粧パネル本体、３ コーナパネル、５ 係合受け部、９係止穴、１０ 係止爪、１１ 係合部、１５ 引掛け用リブ、１６ 弾性爪部、１７ 引掛け爪、ａ スライド係止部、ｂ ネジ固定部、ｃ 引掛け部。
Claims (1)
- 空気調和機本体、該空気調和機本体に取り付けた化粧パネル本体及び該化粧パネル本体に取り付けられ該化粧パネル本体のコーナ部の意匠面を形成するコーナパネル等を備えた天井埋込形空気調和機において、
前記コーナパネルと化粧パネル本体との間に、係合部と該係合部に係合する係合受け部を備え前記コーナパネルを前記化粧パネル本体に係止させるネジ固定部を設けると共に、
前記コーナパネル側に設られた係止爪と前記化粧パネル本体側に設けられ前記係止爪に係止する係止穴を備え、該係止穴に前記係止爪を挿入して前記コーナパネルをスライドさせ前記コーナパネルを前記化粧パネル本体に係止させるスライド係止部を設け、
さらに、前記コーナパネル側に設けられた引掛け用リブと、前記化粧パネル本体側に設けられ先端部に前記コーナパネルの引掛け用リブを引掛けて係止させる引掛け爪を有する断面ほぼＬ字状の弾性爪部を備え、前記コーナパネルを前記化粧パネル本体に係止させる際に、前記コーナパネルのスライドに伴って前記引掛け用リブが前記弾性爪部の引掛け爪と接触して該弾性爪部を弾性変形させ、前記コーナパネルのスライド後に前記引掛け用リブと弾性爪部の引掛け爪とが係止して、前記コーナパネルがスライド方向と逆方向に移動するのを妨げる引掛け部を設けた、
ことを特徴とする天井埋込形空気調和機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002003335A JP3899459B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 天井埋込形空気調和機 |
| EP03250130A EP1327829B1 (en) | 2002-01-10 | 2003-01-09 | Ceiling-embedded air conditioner |
| ES03250130T ES2249685T3 (es) | 2002-01-10 | 2003-01-09 | Acondicionador de aire empotrado en el techo. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002003335A JP3899459B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 天井埋込形空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003202151A JP2003202151A (ja) | 2003-07-18 |
| JP3899459B2 true JP3899459B2 (ja) | 2007-03-28 |
Family
ID=19190867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002003335A Expired - Lifetime JP3899459B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 天井埋込形空気調和機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1327829B1 (ja) |
| JP (1) | JP3899459B2 (ja) |
| ES (1) | ES2249685T3 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4661389B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-03-30 | パナソニック株式会社 | パネル構造 |
| JP2007205653A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 室内機ユニットのリッド取付構造 |
| EP2017543B1 (en) * | 2006-04-28 | 2015-08-19 | Toshiba Carrier Corporation | Indoor unit for air conditioner |
| JP5011022B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2012-08-29 | 三洋電機株式会社 | 天井埋込型空気調和装置 |
| EP2023049B1 (en) | 2007-07-25 | 2013-10-30 | Sanyo Electric Co., Ltd. | In-ceiling mount type air conditioner and indoor unit thereof |
| CN102538166A (zh) * | 2012-02-07 | 2012-07-04 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 嵌入式空调室内机的前面板结构 |
| JP6080566B2 (ja) * | 2013-01-25 | 2017-02-15 | 三菱電機株式会社 | 化粧パネル及びこれを用いた空気調和機 |
| CN104006522B (zh) * | 2014-05-13 | 2017-01-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 天井式空调面板组件及天井式空调 |
| JP6451516B2 (ja) * | 2015-06-09 | 2019-01-16 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
| JP6456255B2 (ja) * | 2015-06-25 | 2019-01-23 | 三菱電機株式会社 | 化粧パネルおよび換気扇 |
| WO2018146763A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の天井埋込型室内機及び空気調和機 |
| EP3587952B1 (en) * | 2017-02-27 | 2021-11-24 | Toshiba Carrier Corporation | Ceiling panel and air conditioner |
| US10921019B2 (en) * | 2017-03-14 | 2021-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Ceiling concealed air-conditioning apparatus |
| CN107062577B (zh) * | 2017-03-29 | 2023-09-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调器 |
| KR102165468B1 (ko) * | 2017-09-06 | 2020-10-14 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 천장형 실내기 |
| KR102088828B1 (ko) * | 2017-09-20 | 2020-04-23 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 천장형 실내기 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3783381B2 (ja) * | 1997-12-10 | 2006-06-07 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
| JP3887936B2 (ja) * | 1998-03-19 | 2007-02-28 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
| JP2000111084A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-18 | Fujitsu General Ltd | 天井埋込形空気調和機 |
| JP3408983B2 (ja) * | 1999-01-25 | 2003-05-19 | 三菱電機株式会社 | 天井埋込型空気調和機 |
-
2002
- 2002-01-10 JP JP2002003335A patent/JP3899459B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-01-09 ES ES03250130T patent/ES2249685T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2003-01-09 EP EP03250130A patent/EP1327829B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003202151A (ja) | 2003-07-18 |
| EP1327829A1 (en) | 2003-07-16 |
| EP1327829B1 (en) | 2005-11-30 |
| ES2249685T3 (es) | 2006-04-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3899459B2 (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
| JP3246408B2 (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
| JPH06298008A (ja) | トリムの結合構造 | |
| CN113638953A (zh) | 盲组装紧固件*** | |
| JP4246877B2 (ja) | 換気扇取付け装置 | |
| JP2719104B2 (ja) | パイプ用換気扇 | |
| JP2006017342A (ja) | 空気調和機 | |
| JPH08114352A (ja) | 室内機の据付構造 | |
| JPH11294815A (ja) | 給排気用グリル | |
| JP4301644B2 (ja) | 建築用化粧板材の取付金具およびその金具を用いた取付構造 | |
| JP3854396B2 (ja) | 空気調和機 | |
| JPH063070Y2 (ja) | 帯条パネルの取付構造 | |
| JP2005134033A (ja) | 天井用換気扇 | |
| JP4784337B2 (ja) | 換気装置 | |
| JP4554041B2 (ja) | 通気口 | |
| JP2537537Y2 (ja) | 空気調和機のパネルへのモール取付構造 | |
| JPH0145003Y2 (ja) | ||
| KR200329105Y1 (ko) | 건축물의 천정패널 고정바 | |
| JP3891242B2 (ja) | サポート及び配線装置 | |
| JPH0544650Y2 (ja) | ||
| JP3262420B2 (ja) | 空気調和機の室外機 | |
| JP3626870B2 (ja) | パイプ用換気扇のルーバー取付装置 | |
| JP3838551B2 (ja) | 着脱自在のスナップインパネル固定装置及びその係止金具 | |
| JP2792433B2 (ja) | 換気扇におけるオリフィス固定構造 | |
| JP2005335427A (ja) | ベンチレータの取り付け構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040722 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061017 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061205 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061213 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3899459 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 6 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |