JP3897922B2 - 半導体装置の製造方法、及びコンピュ−タ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

半導体装置の製造方法、及びコンピュ−タ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置などの電子デバイス製造技術に係り、特に電子デバイスの製造方法、この製造を支援するための制御システムおよびその製造方法を実現するプログラムを記録した記録媒体とその製造方法に用いるデ−タを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造方法では半導体基板、代表的にはシリコンウェ−ハを用い、これに成膜、リソグラフィ、エッチング等から成る一連の工程を実施して半導体素子を半導体基板上に集積形成する。この集積形成される半導体素子の高集積密度化の要請に伴い、各素子の微細化が要求されている。そして半導体装置の製造における設計上許容される寸法の範囲がさらに厳しくなっている。
【0003】
製造時の各工程では半導体製造装置の管理可能な製造条件の範囲(以下において「管理範囲」という)の寸法になるように加工を行っている。ところが、各工程ごとの加工誤差すなわち管理範囲は半導体製造装置の能力程度であっても、前の工程までの加工誤差の累積によって次の工程に於いて加工不能になる場合がでてきている。
【0004】
従来例1として図22のフロ−チャ−トに示すように層間絶縁膜としての膜種Aと膜種Bと、接続穴を有する半導体装置の製造フロ−について述べる。ここで「製造フロ−」とは複数の製造工程名と測定の工程名を半導体装置を製造する順序に並べたフロ−チャ−トのことである。そして、製造工程名毎に製造条件が付加されていても、測定の工程名毎に測定の規準等を付加してもよい。この製造フロ−では膜種Aを成膜する第1成膜工程であるステップS41、膜種Aの膜厚測定をする第1膜厚測定であるステップS42、膜種Bを成膜する第2成膜工程であるステップS43、膜種Bの膜厚測定をする第2膜厚測定であるステップS44と膜種Aと膜種Bをエッチングして接続穴を形成するエッチング工程であるステップS45の各ステップをこの順序で処理する。図23(b)に製造後における半導体装置の断面図を示す。
【0005】
図22に示すフロ−チャ−トにおける第1成膜工程の製造条件は膜種A(BPSG膜等)を膜厚300nmに管理範囲±10%以内で成膜することである。そして、この条件に合うようにステップS41において第1成膜工程が行われ、図23(b)の膜種A112が成膜される。次にステップS42においてこの成膜の結果を測定するため第1膜厚測定で膜厚の測定を行う。管理範囲内に測定値があれば次のステップS43に移るが、管理範囲内に無い場合は成膜不良として次のステップへは進めない。
【0006】
第2成膜工程の製造条件は膜種B(NSG膜等)を膜厚600nmに管理範囲±10%以内で成膜することであり、この条件に合うようにステップS43において第2成膜工程が行われ、図23(b)の膜種B113が成膜される。そして、ステップS44においてこの成膜の結果を測定するため第2膜厚測定で膜厚の測定を行う。管理範囲内に測定値があれば次のステップS45に移るが、管理範囲内に無い場合は成膜不良として次のステップへは進めない。
【0007】
最後に、エッチング工程の製造条件は、図23(b)のように膜種A112と膜種B113を完全に除去するように決定される。第1成膜工程と第2成膜工程でそれぞれ最大となりうる膜厚の膜112、113をエッチング量が最小になったときでも残らないようにエッチング量が決定される。この場合最大膜厚は膜種Aの膜厚300nmと膜種Bの膜厚600nmの和の10%増しで990nmとなる。エッチング量は最大膜厚990nmをエッチング量が管理範囲内で10%減少したときでも膜が残らないように1100nmに設定される。この条件に合うようにステップS45においてエッチング工程が行われ、図23(b)の接続穴114が形成される。
【0008】
この状況で、図23(a)のように膜種A112と膜種B113の膜厚が管理範囲内で最小になり、エッチング量が管理範囲内で最大なる場合がある。この場合には、最小膜厚は膜種Aの膜厚300nmと膜種Bの膜厚600nmの和の10%引きで810nmとなり、エッチング量は1100nmの10%増しで1210nmになる。膜種A112と膜種B113のエッチング後のオ−バ−エッチング分が膜種Aと膜種Bのエッチング量換算で400nmになり、オ−バ−エッチングの割合が49%に上る。オ−バ−エッチングの際は基板をエッチングすることになる。基板のエッチング速度は膜種Aと膜種Bの10%程度に低下するので、基板のエッチング量は40nmになる。
【0009】
従来例2として図25に示すような層間絶縁膜として平坦化された膜種C213とこの上に堆積される膜種C204を有する半導体装置の製造フロ−を図24に示すフロ−チャ−トを用いて述べる。この製造フロ−では膜種C213を成膜する第1成膜工程であるステップS51、膜種C213の膜厚測定をする第1膜厚測定であるステップS52、膜種C213のポリッシングをするポリッシング工程であるステップS53、膜種C213の膜厚測定をする第2膜厚測定であるステップS54と膜種C204を成膜する第2成膜工程であるステップS55をこの順序で処理する。
【0010】
まず第1成膜工程の製造条件は膜種C(PE−TEOS膜等)を膜厚1000nmに管理範囲±10%以内で成膜することである。そして、この条件に合うようにステップS51において第1成膜工程が行われ、図25(b)の膜種C213が成膜される。次にステップS52においてこの成膜の結果を測定するために第1膜厚測定で膜厚の測定を行う。管理範囲内に測定値があれば次のステップS53に移るが、管理範囲内に無い場合は成膜不良として次のステップへは進めない。
【0011】
ポリッシング工程の製造条件は残り膜厚を膜厚500nmに管理範囲±10%以内でポリッシングすることであり、この条件に合うようにステップS53においてポリッシング工程が行われ、図25(b)の膜種C213が残る。そして、ステップS54においてこのポリッシング工程の結果を測定するため第2膜厚測定で膜厚の測定を行う。管理範囲内に測定値があれば次のステップS55に移るが、管理範囲内に無い場合はポリッシングの不良として次のステップへは進めない。
【0012】
最後に第2成膜工程の製造条件は、図25(b)のように膜種C(PE−TEOS膜等)を膜厚500nmに管理範囲±10%以内で成膜することであり、この条件に合うようにステップS55において第2成膜工程が行われる。
【0013】
この状況で第2成膜工程後の膜種C213と204の和である層間絶縁膜の膜厚の最小値と最大値は以下のようになっている。最小値が得られる状況を図25(a)に示す。最小値は800nmで、第1成膜工程で900nm成膜し、ポリッシング工程で550nmポリッシングし、第2成膜工程で450nm成膜した時に得られる。最大値が得られる状況を図25(b)に示す。最大値は1200nmで、第1成膜工程で1100nm成膜し、ポリッシング工程で450nmポリッシングし、第2成膜工程で550nm成膜した時に得られる。第2成膜工程後の層間絶縁膜の膜厚の設計上の中心値は1000nmなので、±20%のばらつきが生じることになる。各工程で膜厚を±10%に管理してもその結果得られる層間絶縁膜の膜厚は±20%ばらつくことになる。
【0014】
層間絶縁膜の膜厚ばらつきは配線間容量ひいては配線遅延時間をばらつかせる。半導体素子の微細化と高集積化により配線遅延時間がゲ−ト遅延時間より大きくなり集積回路の遅延時間を左右している現状では、集積回路の動作可能な速度をばらつかせてしまうことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
以上二つの従来例で示した通り、各個別の工程でその製造装置の管理範囲で処理を実行したとしても、連続した多数の工程の組み合わせからなる半導体装置の製造においては、各工程での管理範囲の累積により半導体装置が設計した性能通りの構造にならないという問題が生じた。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは製造装置の管理範囲を狭める事なく微細化された半導体装置を製造する方法を提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は、管理範囲は従来のままの製造装置で微細な半導体装置を製造するための製造システムを提供することにある。
【0018】
本発明のさらに他の目的は、製造フロ−の中の測定の工程数を減らすことのできる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0019】
本発明のさらに他の目的は、管理範囲は従来のままで微細な半導体装置を高精度に製造できるプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0020】
本発明のさらに他の目的は、管理範囲は従来のままで微細な半導体装置を高精度に製造する際に必要なデ−タを記録した記録媒体を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第一の特徴は、測定の工程名の関数として記述される製造条件を製造工程名に設定するステップと、測定の結果と製造条件をリンクして新たな製造条件を生成するステップとを有する半導体集積回路等の半導体装置の製造方法であることである。ここで、測定の結果とは膜厚、エッチング量、線幅と穴径等の意である。
【0022】
本発明の第1の特徴によれば、前の製造工程で発生した設計値からのずれを後の製造工程で補正できるため、複数の製造工程を経ることでこのずれが累積的に大きくなるのを防ぐだけでなく、単一の製造工程で発生するずれ量よりも小さくできる。この結果、管理範囲は従来そのままの製造装置で微細な半導体装置を製造することができる。
【0023】
また、補正するために必要な測定のみをすればよいので、製造フロ−の中の測定の工程数を減らすことができる。
【0024】
本発明の第1の特徴は、製造工程名と測定の工程名を処理順に並べた製造フロ−を作成するステップを有することにより効果的である。
【0025】
本発明の第1の特徴は、新たな製造条件から製造パラメ−タを計算するステップを有することにより効果的である。これらのステップにより半導体装置製造の自動化が可能になる。測定の結果に応じて製造条件が変動するので製造装置等への製造条件の入力を誤りやすいが、自動化により製造条件の入力の誤りを解消できる。なお、「製造パラメ−タ」とは半導体製造装置に直接入力可能な製造条件のことである。
【0026】
また、本発明の第1の特徴は、製造条件を製造工程名に設定するステップにおいて、測定の工程名にデ−タラベルを付加するステップと、製造条件をデ−タラベルの関数として記述し製造工程名に設定するステップを設ける場合により効果的である。この事により、測定の工程名と製造条件の一方から他方への検索が迅速・容易になる。あるいは製造条件を製造工程名に設定するステップにおいて、製造工程名と測定の工程名に、異なる工程番号を付加するステップと、製造条件を測定の工程名に付加された工程番号の関数として記述し製造工程名に設定するステップを設ける場合においても同様な効果を得ることができる。
【0027】
そして、新たな製造条件を生成するステップにおいて、測定の結果から測定の工程名を検索するステップと、測定の工程名に付加されたデ−タラベルあるいは工程番号を検出するステップと、同一のデ−タラベルあるいは工程番号の関数として記述された製造条件を検索するステップを設けることにより有利な効果を奏する。この事により、測定の工程名から測定の工程名の関数として記述される製造条件への検索が迅速・容易になる。また、新たな製造条件を生成するステップにおいて、製造条件を製造フロ−から処理順に抽出するステップと、製造条件がデ−タラベルあるいは工程番号の関数として記述されているかを判定するステップと、同一のデ−タラベルあるいは工程番号を付加された測定の工程名から前記測定の結果を取得するステップを設けることによっても有利な効果を奏する。この事により、測定の工程名の関数として記述される製造条件から測定の工程名への検索が迅速・容易になる。
【0028】
本発明の第2の特徴は、測定の工程名の関数として記述される製造条件を製造工程に設定するリンク情報設定部と、先行する測定の工程名の測定を実施し、この測定の結果を送信する測定装置群と、測定の結果と製造条件をリンクして新たな製造条件を生成する製造条件生成部と、新たな製造条件を受信し半導体装置の製造を実施する製造装置群から成る半導体装置の製造システムであることである。
【0029】
本発明の第2の特徴によれば、管理範囲は従来そのままの製造装置で微細な半導体装置を製造するための製造システムを提供できる。
【0030】
本発明の第3の特徴は、測定の工程名の関数として記述される製造条件を製造工程に設定するステップと、測定の結果と製造条件をリンクして新たな製造条件を生成するステップからなるプログラムを記録したコンピュ−タ読取り可能な記録媒体であることである。ここで、記録媒体としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、磁気テ−プなどのプログラムを記録できるような装置が含まれる。
【0031】
本発明の第3の特徴によれば、管理範囲は従来そのままの製造装置で微細な半導体装置を製造する製造方法を実現するプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0032】
本発明の第4の特徴は、製造工程名と測定の工程名を処理順に格納するデ−タ領域と、前記製造工程名毎に製造条件を設定するデ−タ領域とを少なくとも含んだデ−タを記録したコンピュ−タ読み取り可能な記録媒体であることである。ここで、記録媒体としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、磁気テ−プなどのデ−タを記録できるような装置が含まれる。
【0033】
本発明の第4の特徴によれば、管理範囲は従来そのままの製造装置で微細な半導体装置を製造する製造方法に用いるデ−タを記録した記録媒体を提供することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのはもちろんである。
【0035】
図1は本発明に係る半導体装置の製造システムの概略的な構成図である。本発明に係る半導体装置の製造システムは、先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件を製造工程名に設定するリンク情報設定部21と、先行する測定の工程名の測定を実施し、この測定の結果を送信する測定装置群8と、先行する測定の結果と先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件をリンクして測定の結果に応じた新たな製造条件を生成する製造条件生成部22と、新たな製造条件を受信し半導体装置の製造を実施する製造装置群7から成る。ここで「先行する」とは製造の順序に従って並べられた製造フロ−において順番が早いことである。リンク情報設定部21と、製造条件生成部22は演算部2内に配置されるが、さらに製造フロ−作成部20と、製造パラメ−タ計算部23も演算部2内に配置してもよい。演算部2で実行するためのプログラムを記録するプログラム記録部3を、バスラインを介して演算部2に接続することもある。製造フロ−作成部20で作成される製造フロ−を記録する製造フロ−デ−タ記録部4を、バスラインを介して演算部2に接続してもよい。製造パラメ−タ計算部23での計算に使用される計算デ−タを記録する計算デ−タ記録部11を、バスラインを介して演算部2に接続する場合もある。出力制御部61もバスラインを介して演算部2に接続され、製造条件生成部22で設定された半導体装置毎の製造条件、あるいは、製造パラメ−タ計算部23で計算された半導体装置毎の製造パラメ−タが出力される。入力制御部62はバスラインを介して測定デ−タ記録部5に接続され、測定結果が入力制御部62から入力される。上記プログラム、製造フロ−デ−タと測定デ−タを入力する入力装置9が、入力制御部62に接続されている。半導体装置の製造条件、半導体装置の製造パラメ−タ、上記プログラム、製造フロ−デ−タと測定デ−タを出力する出力装置10が、出力制御部61に接続されている。製造装置群7は、熱処理装置71、スパッタ装置72、成膜装置73、エッチング装置74とポリッシング装置などで構成され、出力制御部61に接続され、製造パラメ−タを受信する。測定装置群8は、膜厚測定装置81、測長SEM82とシ−ト抵抗測定装置83などで構成され、入力制御部62に接続され、半導体装置の先行する測定の結果を送信する。
【0036】
図2は本発明に係る半導体装置の製造方法のフロ−チャ−ト図である。
【0037】
(イ)まず、ステップS1において製造工程名と先行する測定の工程名を処理順に並べた製造フロ−を製造フロ−作成部20で作成する。
【0038】
(ロ)ステップS2においてリンク情報設定部21で先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件を製造工程名に設定する。
【0039】
(ハ)ステップS3において製造条件生成部22で先行する測定の結果と先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件をリンクして測定の結果に応じた新たな製造条件を生成する。
【0040】
(ニ)ステップS4において製造パラメ−タ計算部23で測定の結果に応じた新たな製造条件から製造パラメ−タを計算する。なお、製造パラメ−タの計算においては、単に数式を計算するのではなく、設定される製造条件の範囲を幾つかの領域に分割し、その領域毎に対応する製造パラメ−タをあらかじめ設定しておいてもよい。この場合、製造条件が設定されると属する領域を決定し対応する製造パラメ−タを選択する。また、同じ用途の製造装置が複数ある場合、製造パラメ−タとして装置を指定してもよい。たとえば成膜装置が複数あり、ある成膜装置は成膜速度について製造基板の中央が周辺に比べ早くなるのに対し、他の成膜装置は中央部が周辺部に比べて遅くなる場合に、製造条件に応じて成膜装置を選択すればよい。
【0041】
(ホ)ステップS5において製造装置群7で製造パラメ−タを使って半導体装置を製造する。ステップS6において測定装置群8で製造の結果を測定する。
【0042】
(ヘ)ステップS7において製造フロ−が終了したかどうかを判断する。終了していない場合は先行する測定の結果あるいは製造工程の取得のためにステップS3に戻る。製造フロ−が終了した場合は本発明に係る半導体装置の製造方法のフロ−を終了する。
【0043】
図3は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS2の内部のフロ−を示すフロ−チャ−トである。ステップS11において製造フロ−から製造工程名を抽出する。ステップS12において製造工程における製造条件は先行する測定の結果とリンク可能か判断する。リンク可能な場合はステップS13において先行する測定の工程名の関数で記述される製造条件を製造工程に設定する。リンク不可の場合はステップS14において測定の結果によらない製造条件を設定する。ステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出したと判断した場合はステップS2を終了する。すべてを抽出していないと判断した場合は再度ステップS11において製造フロ−から製造工程名を抽出する。
【0044】
図4は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS3の内部のフロ−(その1)を示すフロ−チャ−トである。先行する測定の工程名から先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件を検索する。ステップS21において先行する測定の結果から測定の工程名を検索する。ステップS22において先行する測定の工程名の関数として記述された製造条件を検索する。ステップS23において先行する測定の結果と先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件をリンクして測定の結果に応じた製造条件を生成する。このフロ−は先行する測定の工程が終了した時点に開始することが可能である。したがってこのフロ−によって製造装置における処理待ち時間を最小にできる。
【0045】
図5は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS3の内部のフロ−(その2)を示すフロ−チャ−トである。図4のフロ−とは逆に先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件から先行する測定の工程名を検索する。ステップS31において製造条件を製造フロ−から処理順に抽出する。ステップS32において製造条件が先行する測定の工程名の関数として記述されているかを判定する。記述されていなければステップS3を終了する。記述されていればステップS33において先行する測定の工程名から先行する測定の結果を取得する。ステップS23において先行する測定の結果と先行する測定の工程名の関数として記述される製造条件をリンクして測定の結果に応じた製造条件を生成する。
【0046】
図6は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS2の内部のフロ−を示すフロ−チャ−トである。図3のフロ−に比べステップS16とS17を追加することで検索する能力の向上が可能になる。ステップS16において先行する測定の工程名にデ−タラベルを付加する。あるいは、製造工程名と先行する測定の工程名に工程番号を付加する。ステップS17において先行する測定の工程名の関数で記述される製造条件を、先行する測定の工程名に付加されたデ−タラベルあるいは工程番号の関数として記述し製造工程に設定する。
【0047】
図7は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS3の内部のフロ−(その3)を示すフロ−チャ−トである。図4のフロ−に比べステップS22と入れ替えてステップS24とS25を挿入することで検索する能力が向上する。ステップS24において先行する測定の工程名に付加されたデ−タラベルあるいは工程番号を検出する。ステップS25において同一のデ−タラベルあるいは工程番号の関数として記述された製造条件を検索する。
【0048】
図8は図2に示したフロ−チャ−トにおけるステップS3の内部のフロ−(その4)を示すフロ−チャ−トである。図5のフロ−に比べステップS32とステップS34を入れ替え、ステップS33とステップS35を入れ替えることで検索する能力が向上する。ステップS34において製造条件がデ−タラベルあるいは工程番号の関数として記述されているか判断する。ステップS35において同一のデ−タラベルあるいは工程番号を付加された先行する測定の工程名から先行する測定の結果を取得する。
【0049】
なお、上記の一連の処理をコンピュ−タに実行させるためのプログラムはコンピュ−タ読取り可能な記録媒体に記録されている。それが図1のプログラム記録部3に入っている。ここで、記録媒体としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、磁気テ−プなどのプログラムを記録できるような媒体が含まれる。
【0050】
また、図9は本発明に係る半導体装置製造システムを制御するために必要なデ−タ構造(その1)である。製造の順番に製造工程名と測定の工程名を格納するデ−タ領域41と、工程名毎に単一あるいは複数の製造条件を格納するデ−タ領域42とが含まれる。先行する測定の結果とリンク可能な製造条件e1には、先行する測定の工程名の関数43が記録される。リンク不可の製造条件a1、a2、c1、c2、c3、e2には、測定の結果によらない製造条件が設定される。このデ−タ構造がコンピュ−タ読取り可能な記録媒体に記録され、それが図1の製造フロ−デ−タ記録部4に入っている。このような記録媒体としても上記同様、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、磁気テ−プなどのデ−タを記録できるような媒体が含まれる。
【0051】
図10も本発明に係る半導体装置製造システムを制御するために必要な他のデ−タ構造(その2)である。図9と比べ新たに測定Bにデ−タラベルb1が付加され、測定Dにデ−タラベルd1が付加される。先行する測定BとDの結果とリンク可能な製造条件e1としてデ−タラベルb1とd1の関数44が設定される。
【0052】
図11も本発明に係る半導体装置製造システムを制御するために必要な、さらに他のデ−タ構造(その3)である。図9と比べ新たに製造の順番を示す工程番号を格納するデ−タ領域40が含まれる。製造工程名と測定の工程名のすべてに工程番号が付加される。先行する測定BとDの結果とリンク可能な製造条件e1に工程番号n+2とn+4の関数45が設定される。
【0053】
図12は、記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、そこに記述された手順に従って製造条件さらには製造パラメ−タを設定し、この過程で作成した製造フロ−をデ−タとして記録媒体に格納するコンピュ−タシステムの一例を示す外観図である。このコンピュ−タシステム30の本体全面には、フロッピィ−ディスクドライブ31、およびCD−ROMドライブ32が設けられており、フロッピィ−ディスク33、またはCD−ROM34を各ドライブ入口から挿入し、所定の読み出し操作を行う事により、これらの記憶媒体に格納されたプログラムをシステム内にインスト−ルすることができる。また、所定の書き込み操作を行うことにより、これらの記憶媒体に半導体装置製造システムを制御するために必要なデ−タを記録することができる。さらに、所定のドライブ装置を接続することにより、例えばゲ−ムパックなどに使用されている半導体メモリとしてのROM35や、磁気テ−プとしてのカセットテ−プ36を用いることもできる。また、設定した製造条件あるいは製造パラメ−タを製造装置群7に送信するためコンピュ−タシステム30の本体と製造装置群7は接続されている。本体と測定装置群8とも測定の結果を送信するために接続されている。
【0054】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態として図13に示すような層間絶縁膜としての膜種Aと膜種Bと、接続穴を有する半導体装置の製造フロ−を例に本発明に係る半導体装置の製造方法について述べる。半導体装置の製造方法のフロ−チャ−トは製造方法のフロ−は図2、図6と図7のフロ−チャ−ト図に従う。図14に製造過程における半導体装置の断面図を示す。
【0055】
(イ)まず図2のステップS1において、製造工程名と測定の工程名を処理順に並べた製造フロ−を作成する。この製造フロ−ではステップS41の第1成膜工程で膜種A112を成膜し、ステップS42の第1膜厚測定で膜種A112の膜厚測定をし、ステップS43の第2成膜工程で膜種B113を成膜し、ステップS44の第2膜厚測定で膜種B113の膜厚測定をし、最後に、ステップS45のエッチング工程で膜種A112と膜種B113をエッチングして接続穴114を形成する。
【0056】
(ロ)次に図2のステップS2の処理を行うが、詳細には図6に示す処理を行う。図6のステップS11において、製造フロ−から製造工程名である第1成膜工程(図13のステップS41)を抽出する。ステップS12において第1成膜工程における製造条件はステップS41より以前に実行されるはずである測定の結果とリンク可能か判断する。リンクは不可なので、ステップS14において測定の結果によらない製造条件である膜種がAであることと膜厚が300nmの前後10%以内であることを設定する。ステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出していないのでステップS11にもどり第2成膜工程(図13のステップS43)を抽出する。ステップS12において第2成膜工程における製造条件はステップS43より以前に実行されるはずである測定の結果とリンク可能か判断する。第1成膜工程で成膜する膜種Aと第2成膜工程で成膜する膜種Bの合計した膜厚を制御する必要がある半導体装置においては第2成膜工程と第1膜厚測定はリンク可能となる。しかし、今回の半導体装置においては膜種Bの膜厚は一定値が望ましく膜種Aの膜厚によって変動するのは望ましくないのでリンク不可とする。以下第1成膜工程と同様にして膜種がBであることと膜厚が600nmの前後10%以内であることを設定する。ステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出していないのでステップS11にもどりエッチング工程を抽出する。ステップS12においてエッチング工程における製造条件は先行する測定の結果とリンク可能か判断する。リンク可能なので、ステップS13において先行する測定の工程名である第1膜厚測定と第2膜厚測定の関数で記述される製造条件であるエッチング量を製造工程に設定する。このエッチング量は式(1)で表される。
【0057】
Figure 0003897922
ステップS16において先行する測定の工程名である第1膜厚測定と第2膜厚測定それぞれにデ−タラベルXとYを付加する。ステップS17においてデ−タラベルXとYの関数でエッチング量を設定する。このエッチング量は式(2)で表される。
【0058】
(エッチング量)=(X+Y)×110% …………(2)
ステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出したのでステップS2を終了する。
【0059】
図15に製造フロ−に付加されたのデ−タ構造を示す。製造工程名と測定の工程名がデ−タ領域41に格納され、製造条件とデ−タラベルが工程名毎にデ−タ領域42に格納される。デ−タラベルXが第1膜厚測定に付加され、デ−タラベルYが第2膜厚測定に付加される。エッチング工程の製造条件であるエッチング量はデ−タラベルXとYの関数46で記述される。
【0060】
(ハ)次に図2のステップS3以降の処理を行うが、ステップS3以降では実際に半導体装置の製造と測定の工程を伴う。
【0061】
図14(a)に示すように基板111を用意する。そして、図13に示したステップS41の第1成膜工程により、図14(b)に示すように基板111上に膜112を成膜する。第1成膜工程の製造条件は膜種A(例えばBPSG膜)を膜厚300nmに成膜することである。この製造条件は測定の結果によらない製造条件なのでステップS3の処理は行わず、図2のステップS4において製造条件から製造パラメ−タである成膜時間や材料ガス流量等を計算する。図2のステップS5において、成膜装置73で成膜時間等を使って成膜する。
【0062】
(ニ)次に図2のステップS6においてこの成膜の結果を測定するため図13に示したステップS42の第1膜厚測定で膜厚の測定を行う。測定の結果は測定デ−タ記録部5に記録する。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了していないので図2のステップS3に戻る。ステップS3ではさらに図7のステップS21に戻る。図7のステップS21において第1膜厚測定の測定の結果である膜厚から第1膜厚測定を検索する。図7のステップS24において第1膜厚測定に付加されたデ−タラベルXを検出する。図7のステップS25においてデ−タラベルXの関数として記述された製造条件であるエッチング工程のエッチング量を検索する。図7のステップS23において第1膜厚測定の測定の結果である膜厚とエッチング量をリンクして新たな製造条件を生成する。具体的には第1膜厚測定の測定の結果である膜厚をエッチング量の関数に代入する。ただし、エッチング量の関数の中のデ−タラベルYが確定していないので、この段階で生成したエッチング量から製造パラメ−タを計算することができず図2のステップS4、S5とS6をジャンプする。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了していないので図2のステップS3にもどる。
【0063】
第2成膜工程の製造条件は膜種B(例えばNSG膜)を膜厚600nmに成膜することである。この製造条件は測定の結果によらない製造条件なので第1成膜工程と同様に製造条件が処理され図13のステップS43である第2成膜工程が行われる。図14(c)に示すように膜113が成膜される。
【0064】
(ホ)図2のステップS6においてはさらにこの成膜の結果を測定するため図13に示したステップS44の第2膜厚測定で膜厚の測定を行う。測定の結果は測定デ−タ記録部5に記録する。その後、図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了していないので図2のステップS3にもどり、さらに図7のステップS21において先行する結果である第2膜厚測定の測定の結果である膜厚から先行する測定の工程名である第2膜厚測定を検索する。図7のステップS24において第2膜厚測定に付加されたデ−タラベルYを検出する。図7のステップS25においてデ−タラベルYの関数として記述された製造条件であるエッチング工程のエッチング量を検索する。図7のステップS23において第2膜厚測定の測定の結果である膜厚と既に第1膜厚測定の測定の結果である膜厚とリンクしたエッチング量をリンクして測定の結果に応じた製造条件を生成する。具体的には第2膜厚測定の測定の結果である膜厚をエッチング量の関数に代入する。エッチング量の関数の中のデ−タラベルXとYが確定したので、図2のステップS4において製造条件であるエッチング量から製造パラメ−タであるエッチング時間や材料ガス流量等を計算する。図2のステップS5において、エッチング装置74でエッチング時間等を使って図13のステップS45のエッチングをする。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了したので図2のフロ−も終了する。
【0065】
図13のステップS45のエッチング工程では、図14(d)に示すように膜種A112と膜種B113を完全に除去するようにエッチングする。そして、半導体装置の製造ロット毎の膜種A112と膜種B113のそれぞれの膜厚あるいは積層の膜厚毎にエッチング量を決定する。今回は膜種A112と膜種B113の積層の膜厚にエッチング装置の管理可能な製造範囲10%を加味して製造の仮条件を決定している。たとえば積層の膜厚が最大になるときの膜厚は、図16(b)のように、膜種Aの膜厚300nmと膜種Bの膜厚600nmの和に対する管理範囲の最大値で990nmである。エッチング量は管理範囲内で10%減少したときでもエッチングできるように1100nmに設定される。この時、オ−バ−エッチングが行われ、基板をエッチングする。基板のエッチング速度は膜種Aと膜種Bのエッチング速度の10%程度に低下し、エッチング量は最大で22nmになる。積層の膜厚が最小になったときも同様に図9(a)のように、エッチング量は18nmになる。これらの値は従来例1と比べ半分程度に低減できている。
【0066】
(第1の実施の形態における実施例)
第1の実施の形態における実施例として図17に示すようにp型半導体基板101上のnMOSトランジスタについて述べる。このnMOSトランジスタにおいても第1の実施の形態で示した半導体装置と同様に層間絶縁膜としての膜種A102、膜種B103と接続穴104を有する。nMOSトランジスタはフィ−ルド酸化膜110に挟まれ、p型半導体基板101の上面109に形成されたn+ ソ−ス領域106、n+ ドレイン領域107、シリサイド層105とp型半導体基板101の上方に形成されたゲ−ト電極100を有している。そして、nMOSトランジスタの上には層間絶縁膜としての膜種A102と膜種B103と、接続穴104が形成されている。図示を省略しているがこの接続穴104を介してアルミニウム配線などが電気的に接続される。このアルミニウム配線を介して他のMOSトランジスタあるいはこのnMOSトランジスタの外部電極端子に接続される。また、半導体基板101の導電型がn型であってもよい。ただし、その場合ソ−ス領域106とドレイン領域107の導電型をp型にする必要がある。
【0067】
接続穴104の下の基板101の中にはコンタクト抵抗を下げるためのシリサイド層105が基板上面109から30nmの深さまであり、pn接合界面108が基板上面109から深さ100nmのところに存在する。第1の実施の形態において見積もった最大の基板のエッチング量は、この実施例でも適用でき22nmなので、30nmを超えてコンタクト抵抗が上昇しトランジスタ動作に支障をきたし、さらに100nmを超えてトランジスタを破壊することはない。
【0068】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態として図18に示すように層間絶縁膜として平坦化された膜種Cとこの上に堆積される膜種Cを有する半導体装置の製造フロ−を例に本発明に係る半導体装置の製造方法について述べる。本発明に係る半導体装置の製造方法を示すフロ−チャ−トは図2、図6と図8のフロ−チャ−ト図に従う。図19に製造工程の途中における半導体装置の断面図を示す。
【0069】
(イ)まず図2のステップS1において、製造工程名と先行する測定の工程名を処理順に並べた製造フロ−を作成する。この製造フロ−では図18に示したステップS51の第1成膜工程で膜種C203を成膜し、ステップS53のポリッシング工程で膜種C203のポリッシングをし、ステップS54の膜厚測定で膜種C213の膜厚測定し、最後に、ステップS55の第2成膜工程で膜種C204を成膜する。
【0070】
(ロ)次に図2のステップS2の処理を行うが、詳細には図6に示す処理を行う。図6のステップS11において、製造フロ−から製造工程名である第1成膜工程(図18のステップS51)を抽出する。図6のステップS12において第1成膜工程における製造条件は先行する測定の結果とリンク可能か判断する。リンクは不可なので、図6のステップS14において測定の結果によらない製造条件である膜種がCであることと膜厚が1000nmの前後10%以内であることを設定する。図6のステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出していないので図6のステップS11にもどりポリッシング工程を抽出する。以下第1成膜工程と同様にして残り膜厚が500nmの前後10%以内であることを設定する。図6のステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出していないので図6のステップS11にもどり第2成膜工程(図18のステップS55)を抽出する。図6のステップS12において第2成膜工程における製造条件は先行する測定の結果とリンク可能か判断する。リンク可能なので、図6のステップS13において先行する測定の工程名である膜厚測定の関数で記述される製造条件である膜厚を製造工程に設定する。この膜厚は式(3)で表される。単位はnmとする。
【0071】
(膜厚)=1000−(膜厚測定) …………(3)
図6のステップS16において製造工程名である第1成膜工程(図18のステップS51)にN201、ポリッシング工程(図18のステップS53)にN202、第2成膜工程(図18のステップS55)にN204と測定の工程名である膜厚測定(図18のステップS54)にN203の工程番号を付加する。ステップS17において工程番号N203の関数で膜厚を設定する。この膜厚は式(4)で表される。
【0072】
(膜厚)=1000−N203 …………(4)
ステップS15においてすべての製造工程を抽出したか判断する。すべてを抽出したのでステップS2を終了する。
【0073】
図20に製造フロ−に付加されたデ−タ構造を示す。工程番号がデ−タ領域40に格納され、製造工程名と測定の工程名がデ−タ領域41に格納され、製造条件が工程名毎にデ−タ領域42に格納される。第2成膜工程の製造条件である膜厚は工程番号N203の関数47で記述される。
【0074】
(ハ)次に図2のステップS3以降の処理を行うが、実際に半導体装置の製造を伴う。まず図19(a)で基板201上に配線等による凸部202を形成する。次に図8(ステップS3の内部フロ−)のステップS31において図18のステップS51の第1成膜工程を抽出する。図8のステップS34において第1成膜工程の製造条件が工程番号の関数として記述されているか判断する。工程番号の関数として記述されておらず、第1成膜工程の製造条件は膜種C(例えばPE−TEOS膜)を膜厚1000nmに成膜することなので、図2のステップS3を終了する。図2のステップS4において製造条件から製造パラメ−タである成膜時間や材料ガス流量等を計算する。図2のステップS5において、成膜装置73で成膜時間等を使って図19(b)に示すように膜種C203を成膜する。なお、この後の図2のステップS6である膜厚測定は本発明においては省略可能となる。なぜなら、第1成膜工程後の膜厚の測定値は膜厚の補正が行われる第2成膜工程の製造条件を設定する時に使われないからである。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了していないので図2のステップS3にもどる。図2のステップS3が開始され図8のステップS31においてポリッシング工程を抽出する。図8のステップS34において図18のステップS53のポリッシング工程の製造条件が工程番号の関数として記述されているか判断する。記述されていないので図2のステップS3を終了する。ポリッシング工程の製造条件は残り膜厚を膜厚500nmにポリッシングすることである。図2のステップS4において製造条件から製造パラメ−タであるポリッシング時間や研磨剤流量等を計算する。図2のステップS5において、ポリッシング装置75で成膜時間等を使ってポリッシングする。図19(c)に示すように膜種C203がポリッシングされ膜種C213が残る。
【0075】
(ニ)さらに図2のステップS6においてこのポリッシング工程の結果を測定するため図18のステップS54の膜厚測定で膜厚の測定を行う。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了していないので図2のステップS3にもどり、図8のステップS31において図18のステップS55の第2成膜工程の製造条件を抽出する。図8のステップS34においてこの製造条件が工程番号の関数として記述されているか判断する。工程番号N203の関数として記述されているので、図8のステップS35において工程番号N203が付加されたステップS54の膜厚測定から測定の結果を取得する。図8のステップS23において膜厚測定の測定の結果と第2成膜工程の製造条件をリンクして測定結果に応じた製造条件を生成する。具体的には膜厚測定の測定の結果である膜厚を第2成膜工程の膜厚の関数に代入する。図2のステップS4において製造条件である膜厚から製造パラメ−タである成膜時間や材料ガス流量等を計算する。図2のステップS5において、成膜装置73で成膜時間等を使って図18のステップS55の成膜をする。図2のステップS7において製造フロ−が終了したか判断する。製造フロ−は終了したので図2のフロ−も終了する。
【0076】
ここで第2成膜工程後の層間絶縁膜の膜厚の最小値と最大値を製造装置の管理可能な製造範囲が±10%として求めてみる。最小値が得られる状況を図21(a)に示す。最小値は935nmで、第1成膜工程で900nm成膜し、ポリッシング工程で550nmポリッシングし、第2成膜工程で目標とする膜厚650nmに対し、585nm成膜した時に得られる。最大値が得られる状況を図21(b)に示す。最大値は1065nmで、第1成膜工程で900nm成膜し、ポリッシング工程で550nmポリッシングし、第2成膜工程で目標とする膜厚650nmに対し、715nm成膜した時に得られる。第2成膜工程後の層間絶縁膜の膜厚の設計上の中心値は1000nmなので、±6.5%のばらつきが生じることになる。注目すべき点は各工程で膜厚を±10%で管理してもその結果得られる層間絶縁膜の膜厚は±6.5%に抑えられることである。この値は従来例2と比べ3分の1程度に低減できていることがわかる。
【0077】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになろう。
【0078】
既に述べた第1及び第2の実施の形態の説明においては、測定の項目について膜厚のみについて例示したがウェハ−面内の膜厚の均一性であってもかまわない。
【0079】
さらに、半導体素子の製造全般にわたって適応できる。たとえば、トランジスタの性能を決定するのはトランジスタの寸法とトランジスタを形成する半導体に含まれる不純物密度であり、トランジスタの寸法は厚さ方向の寸法すなわち膜厚と平面の寸法とで規定されるわけだが、本発明は膜厚ばかりでなく、不純物密度と平面の寸法にも適応可能である。
【0080】
不純物密度について例を上げる。npnバイポ−ラトランジスタのhFE(電流増幅率)は、ベ−スの不純物密度とエミッタの不純物密度の変化に伴い変化する。そこで、本発明によれば、ベ−ス領域を形成するための不純物イオンの注入ド−ズ量がばらついてもそのド−ズ量を測定することにより、エミッタ領域を形成するための不純物イオンの注入の際にド−ズ量を補正すればよい。このように補正したド−ズ量でエミッタ領域に対して不純物イオンを注入することでhFEのばらつきを抑えることができる。
【0081】
LSIの製造に対しては、微細な平面の構造を造るために、多層のマスクをそれぞれ合わせるためにホトリソグラフィ工程を何度も行う。このホトリソグラフィ工程の間に行う熱処理工程によりウェ−ハが歪むばらつきが生じ、その後に行うホトリソグラフィにおいてマスク合わせができなくなる場合がある。この場合本発明によれば、熱処理工程後にウェ−ハの歪み分の寸法測定を行い、次のホトリソグラフィにおいてマスクを光学的に歪ませることで補正しながら露光することができる。
【0082】
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【0083】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、製造装置の管理範囲を狭める事なく微細化された半導体装置を製造する方法を提供することができる。
【0084】
本発明によれば、管理範囲は従来のままの製造装置で微細な半導体装置を製造するための制御装置を提供することができる。
【0085】
本発明によれば、製造フロ−の中の測定の工程数を減らすことのできる半導体装置の製造方法を提供することができる。
【0086】
本発明によれば、管理範囲は従来のままで微細な半導体装置を高精度に製造するためのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0087】
本発明によれば、管理範囲は従来のままで微細な半導体装置を高精度に製造する際に必要なデ−タを記録した記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造に用いる制御装置の概略的な構成図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法のフロ−チャ−ト図である。
【図3】本発明に係る図2のステップS2の内部のフロ−を示すフロ−チャ−ト図である。
【図4】本発明に係る図2のステップS3の内部のフロ−(その1)を示すフロ−チャ−ト図である。
【図5】本発明に係る図2のステップS3の内部のフロ−(その2)を示すフロ−チャ−ト図である。
【図6】本発明の第1と第2の実施の形態に係る図2のステップS2の内部のフロ−を示すフロ−チャ−ト図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る図2のステップS3の内部のフロ−(その3)を示すフロ−チャ−ト図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る図2のステップS3の内部のフロ−(その4)を示すフロ−チャ−ト図である。
【図9】本発明に係る半導体装置の製造方法に必要なデ−タ構造(その1)の図である。
【図10】本発明に係る半導体装置の製造方法に必要なデ−タ構造(その2)の図である。
【図11】本発明に係る半導体装置の製造方法に必要なデ−タ構造(その3)の図である。
【図12】本発明に係る記録媒体とコンピュ−タシステムと周辺装置の関係を示す外観図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態における製造フロ−を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における半導体装置の断面図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態における半導体装置の製造方法に必要なデ−タ構造の図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態における膜厚が最小と最大のそれぞれのときにオ−バ−エッチングが最大になる場合の半導体装置の断面図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態を適応した実施例におけるnMOSトランジスタの断面図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における製造フロ−を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態における半導体装置の断面図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態における半導体装置の製造方法に必要なデ−タ構造の図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態における膜厚が最小と最大になる場合の半導体装置の断面図である。
【図22】従来例1における製造フロ−を示す図である。
【図23】従来例1における膜厚が最小でオ−バ−エッチングが最大になる場合と、膜厚が最大でオ−バ−エッチングが最小になる場合の半導体装置の断面図である。
【図24】従来例2における製造フロ−を示す図である。
【図25】従来例2における膜厚が最小と最大になる場合の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 制御装置
2 演算部
3 プログラム記録部
4 製造フロ−デ−タ記録部
5 測定デ−タ記録部
7 製造装置群
8 測定装置群
9 入力装置
10 出力装置
11 計算デ−タ記録部
20 製造フロ−作成部
21 リンク情報設定部
22 製造条件生成部
23 製造パラメ−タ計算部
30 コンピュ−タシステム
31 フロッピィ−ディスクドライブ
32 CD−ROMドライブ
33 フロッピィ−ディスク
34 CD−ROM
35 ROM
36 カセットテ−プ
40 工程番号を格納するデ−タ領域
41 製造工程名と測定の工程名を格納するデ−タ領域
42 製造条件を格納するデ−タ領域
43、44、45、46、47 測定の結果の関数として表わされた製造条件
61 出力制御部
62 入力制御部
71 熱処理装置
72 スパッタ装置
73 CVD装置
74 エッチング装置
75 ポリッシング装置
81 膜厚測定装置
82 測長SEM
83 シ−ト抵抗測定装置
100 ゲ−ト電極
101、111 p型半導体基板
102、112 膜種A
103、113 膜種B
104、114 接続穴
105 シリサイド層
106 n+ ソ−ス領域
107 n+ ドレイン領域
108 pn接合界面
109 基板上面
110 フィ−ルド酸化膜
115 オ−バ−エッチの深さ
201 基板
202 配線等による凸部
203 膜種C
204 追加した膜種C
205 設定膜厚との差
213 ポリッシング後の膜種C

Claims (5)

  1. 複数の製造装置からなる製造装置群、複数の測定装置からなる測定装置群、前記製造装置群及び前記測定装置群をそれぞれ制御する制御装置、前記測定装置群による測定結果を記録する測定デ−タ記録部、及び半導体装置の製造に必要な一連の製造工程からなる製造フロ−を記録する製造フロ−デ−タ記録部を備える半導体装置の製造システムを用いた半導体装置の製造方法であって、
    前記制御装置のリンク情報設定部が、前記一連の製造工程の内、前記複数の測定装置の測定結果を反映すべき製造工程名と測定結果の反映が不要な製造工程名とをそれぞれ分類し、前記測定結果を反映すべき製造工程名に対し、前記複数の測定装置がそれぞれ実施する測定工程名を変数とした計算式を記述し、該計算式を、前記製造フロ−デ−タ記録部記録された前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として設定するステップと、
    前記制御装置の製造条件生成部が、前記測定デ−タ記録部に記録された前記測定結果を読み出し、前記計算式の前記測定工程名に、前記測定工程名に対応する測定結果を代入し、前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として、新たな製造条件を計算し、前記測定結果の反映が不要な製造工程名に対しては、前記測定結果によらない製造条件を設定するステップ
    とにより、前記一連の製造工程のそれぞれの製造条件を決定することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 複数の製造装置からなる製造装置群、複数の測定装置からなる測定装置群、前記製造装置群及び前記測定装置群をそれぞれ制御する制御装置、前記測定装置群による測定結果を記録する測定デ−タ記録部、及び半導体装置の製造に必要な一連の製造工程からなる製造フロ−を記録する製造フロ−デ−タ記録部を備える半導体装置の製造システムを用いた半導体装置の製造方法であって、
    前記制御装置のリンク情報設定部が、前記測定工程名にデ−タラベルを付加し、前記一連の製造工程の内、前記複数の測定装置の測定結果を反映すべき製造工程名と測定結果の反映が不要な製造工程名とをそれぞれ分類し、前記測定結果を反映すべき製造工程名に対し、前記複数の測定装置がそれぞれ実施する測定工程名に対応するデ−タラベルを変数とした計算式を記述し、該計算式を、前記製造フロ−デ−タ記録部に記録された前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として設定するステップと
    前記制御装置の製造条件生成部が、前記測定デ−タ記録部に記録された前記測定結果を読み出し、前記計算式の前記デ−タラベルに、前記測定工程名に対応する測定結果を代入し、前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として、新たな製造条件を計算し、前記測定結果の反映が不要な製造工程名に対しては、前記測定結果によらない製造条件を設定するステップ
    とにより、前記一連の製造工程のそれぞれの製造条件を決定することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 複数の製造装置からなる製造装置群、複数の測定装置からなる測定装置群、前記製造装置群及び前記測定装置群をそれぞれ制御する制御装置、前記測定装置群による測定結果を記録する測定デ−タ記録部、及び半導体装置の製造に必要な一連の製造工程からなる製造フロ−を記録する製造フロ−デ−タ記録部を備える半導体装置の製造システムを用いた半導体装置の製造方法であって、
    前記制御装置のリンク情報設定部が、前記製造工程名と前記測定工程名に、異なる工程番号を付加し、前記一連の製造工程の内、前記複数の測定装置の測定結果を反映すべき製造工程名と測定結果の反映が不要な製造工程名とをそれぞれ分類し、前記測定結果を反映すべき製造工程名に対し、前記複数の測定装置がそれぞれ実施する測定工程名に付加された工程番号を変数とした計算式を記述し、該計算式を、前記製造フロ−デ−タ記録部に記録された前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として設定するステップと、
    前記制御装置の製造条件生成部が、前記測定デ−タ記録部に記録された前記測定結果を読み出し、前記計算式の前記工程番号に、前記測定工程名に対応する測定結果を代入し、前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として、新たな製造条件を計算し、前記測定結果の反映が不要な製造工程名に対しては、前記測定結果によらない製造条件を設定するステップ
    とにより、前記一連の製造工程のそれぞれの製造条件を決定することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記制御装置の製造フロー作成部が、前記製造工程名と前記測定工程名を処理順に並べた製造フロ−を作成するステップを更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 複数の製造装置からなる製造装置群、複数の測定装置からなる測定装置群、前記製造装置群及び前記測定装置群をそれぞれ制御する制御装置、前記測定装置群による測定結果を記録する測定デ−タ記録部、及び半導体装置の製造に必要な一連の製造工程からなる製造フロ−を記録する製造フロ−デ−タ記録部を備える半導体装置の製造システムを動作させるためのプログラムを記録したコンピュ−タ読取り可能な記録媒体であって、
    前記制御装置のリンク情報設定部が、前記一連の製造工程の内、前記複数の測定装置の測定結果を反映すべき製造工程名と測定結果の反映が不要な製造工程名とをそれぞれ分類し、前記測定結果を反映すべき製造工程名に対し、前記複数の測定装置がそれぞれ実施する測定工程名を変数とした計算式を記述し、該計算式を、前記製造フロ−デ−タ記録部記録された前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として設定するステップと、
    前記制御装置の製造条件生成部が、前記測定デ−タ記録部に記録された前記測定結果を読み出し、前記計算式の前記測定工程名に、前記測定工程名に対応する測定結果を代入し、前記測定結果を反映すべき製造工程名の製造条件として、新たな製造条件を計算し、前記測定結果の反映が不要な製造工程名に対しては、前記測定結果によらない製造条件を設定するステップ
    とを前記制御装置に実行させ、前記一連の製造工程のそれぞれの製造条件を決定するためのプログラムを記録したコンピュ−タ読取り可能な記録媒体。
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