JP3897750B2 - 生ゴミの分解菌、微生物製剤、及び分解処理方法 - Google Patents

生ゴミの分解菌、微生物製剤、及び分解処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、センイ、糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質等の有機物や、それらの廃棄物(生ゴミ)に対して、通常の環境下は勿論、高温環境や、低水分環境でも高い分解活性を有するバチルス属の新規分解菌に関する。
また、本発明は、上記バチルス属の新規分解菌が胞子形成した微生物製剤に関する。
また、本発明は、上記した性質を備えたバチルス属の分解菌を用いて、上記した有機物を分解する方法に関する。低水分環境の利点は、堆肥化の場合は、腐敗菌等の雑菌の活動を抑えることにより保存性を増すとともに、機械散布等に適した低水分の堆肥を得られること等にあり、廃棄物処理の場合は、腐敗菌等の雑菌の活動を抑えるとともに、処理の結果物を大幅に減量できること等にある。また、高温環境の利点は、腐敗菌等の雑菌を死滅させ得ること等にある。
家庭や飲食店から出される生ゴミと称される有機性廃棄物には、各種食材の調理屑や食べ残し等に由来する油脂類,タンパク質,炭水化物,その他の有機物が含まれている。
近年、公共の処理施設における有機性廃棄物の処理能力の限界に鑑み、各家庭や飲食店毎に設置可能な小型の有機性廃棄物処理装置が提案されている(特許文献1,参照)。
これは、比較的小容量の分解処理槽と、該分解処理槽内を微生物(有機性廃棄物を分解するための微生物)の活動に適した環境に保持するための通気手段,温度制御手段等を備え、当該分解処理槽内に投入された有機性廃棄物を、当該分解処理槽内に予め存在させている微生物によって分解する装置である。
有機性廃棄物の微生物による分解は、直接的には、その微生物が分泌するタンパク質分解酵素,炭水化物分解酵素,脂質分解酵素等の各種酵素群の働きによる。したがって、有機性廃棄物を効率よく分解するためには、分解槽内の水分環境や温度環境を、各酵素が良好に機能し得る範囲内に維持する必要がある。
しかし、従来より公知の微生物(有機物分解活性を有する微生物)の場合、最適な水分範囲や温度範囲が狭いため、水分環境や温度環境をそのような狭い範囲に維持する制御は容易ではない。
また、従来より公知の微生物(有機物分解活性を有する微生物)の場合、最適な水分範囲や温度範囲が、腐敗菌等の雑菌にとっての最適な水分範囲や温度範囲と略共通しているため、有機性廃棄物の分解処理に最適な水分範囲や温度範囲を設定すると、腐敗菌等の雑菌も増殖してしまい、その結果、悪臭等が発生するという問題もある。また、腐敗菌等ばかりでなく、例えば、サルモネラ菌,MRSA,O157等の細菌が有機性廃棄物に含まれていた場合、それらが増殖してしまうという危険性も指摘されている(http//tag.ahs.kitasato-u.ac.jp/tag-wada/noframe/1160.html)。
特開平8−309317号公報。
本発明は、腐敗菌等の雑菌やサルモネラ菌等の細菌を死滅或いは弱らせ得る高温環境に於いて、また、有機性廃棄物処理や堆肥化処理に有利な低水分環境に於いて、センイ、糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質等の有機物や、それらの廃棄物(生ゴミ)に対して高い分解活性を示す微生物や、微生物製剤を提供することを目的とする。
また、これにより、上記高温環境下や上記水分環境下に於いて有機性廃棄物処理や堆肥化処理を行う、有機性廃棄物の分解方法を提供することを目的とする
また、本発明は、上記した高温環境を含む広い温度範囲に於いて、また、上記した低水分環境を含む広い水分範囲に於いて、センイ、糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質等の有機物や、それらの廃棄物(生ゴミ)に対して高い分解活性を有する微生物や、微生物製剤を提供することを目的とする。
また、これにより、有機性廃棄物の分解処理時や堆肥化処理時に於ける精密な温度制御や精密な水分制御不要にすることを目的とする
本発明は、下記[1]〜[]のように構成される。
[1]構成1:
温度10〜90[℃]の範囲、好気的条件下に於いて、生ゴミを分解する能力を有することを特徴とするバチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)。
本願発明者は、愛知県一宮市に於いて新菌株を自然界から単離し、「バチルスSP.ITINOMIYA」と命名して、2003年10月10日に、「独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター」に寄託した。その受託証の通知番号は「15産生寄 第1358号」であり、寄託番号「FERM P−19550」である。その形態学的性質、生理学的性質、を述べる。
(a)形態学的性質:
普通寒天培地上、温度55[℃]で一晩培養したとき、図4の顕微鏡写真に示す下記の形態学的特徴が観察された。
胞子の形:桿菌.
運動性 :有.
胞子 :
形 :楕円形,
位置 :中央,
胞子嚢 :膨大,
グラム染色:陽性.
(b)生理学的性質:
酸素に対する態度:好気的カタラーゼ陽性.
[2]構成2:
構成1に於いて、
生ゴミは、センイ、糖質、タンパク質、脂質を含むことを特徴とするバチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)。
即ち、構成2は、構成1に於いて、生ゴミを具体的に列挙した構成である。
[3]構成3:
構成1に於いて、
バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)が胞子形成していることを特徴とする微生物製剤。
即ち、構成3は、構成1から得た微生物製剤である。微生物製剤を得る手法である凍結乾燥法は公知であるため、説明は省略する。
[4]構成4:
バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)を生ゴミと接触させて攪拌することにより、該生ゴミを分解することを特徴とする有機物の分解方法。
即ち、構成4は、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)が、10〜90[質量%]という広い水分範囲で、且つ、10〜90[℃]という広い温度範囲で、生ゴミに対する高い分解能力を有することに着目し、精密な水分制御や温度制御を行わなくとも生ゴミを分解できる分解方法である。
[発明の効果]
構成1は、温度10〜90[℃]の範囲、好気的条件下に於いて、生ゴミを分解する能力を有することを特徴とするバチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)である。これにより、高温環境を含む広い温度範囲に於いて、有機物に対して高い分解活性を有する微生物を提供できる。また、腐敗菌等の雑菌を死滅もしくは弱らせ得る高温環境や、有機性廃棄物処理や堆肥化処理に有利な低水分環境に於いても、有機物に対して高い分解活性を有する微生物を提供できる。
構成3は、構成1に於いて、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)が胞子形成していることを特徴とする微生物製剤である。これにより、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)を譲渡等する際に、便利な形態を提供できる。
構成4は、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)を生ゴミと接触させて攪拌することにより、該生ゴミを分解することを特徴とする生ゴミの分解方法である。構成4では、有機性廃棄物の分解処理時や堆肥化処理時に於ける精密な温度制御や精密な水分制御が不要な有機性廃棄物の分解方法を提供できる。
次に、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)について、環境条件との関係を種々の観点から述べる。
(c)環境条件との関係:
バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、水分が必須であり90[質量%]以下、温度10〜90[℃]の範囲、好気的条件下に於いて、増殖可能であり、且つ、センイ、糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質等の有機物や、それらの廃棄物(生ゴミ)に対する分解活性を有する。即ち、それらの有機物を発酵させる。
上記した有機物に対する分解活性を示す従来より公知の微生物は、その何れもが、水分30[質量%]以下では分解活性を示さない。これに対して、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、水分25[質量%]以下でも有機物に対する分解活性を示す。さらに、水分20[質量%]以下でも有機物に対する分解活性を示す。
また、上記した有機物に対する分解活性を示す従来より公知の微生物は、その何れもが、50[℃]以上の環境では分解活性を示さなくなり、70[℃]以上の環境では死滅する。これに対して、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、70[℃]以上の環境で死滅しないばかりでなく、分解活性を示す。さらに、80[℃]を越える環境下でも分解活性を示す。また、短時間であれば、90[℃]の環境でも死滅しない
(d)水分との関係:
水分は、10〜95[質量%]の範囲、好ましくは15〜90[質量%]の範囲、或る観点(=有機性廃棄物処理や堆肥化処理に有利な低水分環境という観点)から好ましくは10〜30[質量%]の範囲、更に好ましくは15〜25[質量%]の範囲、特に好ましくは20〜25[質量%]の範囲である。
水分が10[質量%]未満では、殆ど増殖不可能であり、また、前記した有機物に対する分解活性も殆ど示さない。
水分が10[質量%]未満では、増殖速度が極めて遅く、また、前記した有機物に対する分解活性も極めて低いため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を実用的な時間で行うことができない。
水分が15[質量%]未満では、増殖速度が遅く、また、前記した有機物に対する分解活性も低いため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を速やかに行うことができない。また、有機性廃棄物の堆肥化処理に用いる場合、適度な湿りけの有る堆肥を得難い。
水分が90[質量%]を越えると、略流体であるため、有機性廃棄物の分解処理を行うための実用的で簡単な構成の装置や設備を製造することが極めて困難である。
水分が30[質量%]を越える範囲(且つ通常の温度環境下)に於いて増殖可能で且つ前記した有機物に対する分解活性を有する微生物としては、従来より各種の微生物が知られている。但し、それら公知の微生物の分解能力は低く、例えば、竹の子の皮やトウモロコシの芯のようなセンイ質を実用的な時間内で分解することはできない。つまり、従来公知の微生物は、能力が限定されていることを我慢するのであれば、通常の水分環境下(且つ通常の温度環境下)に於いて、有機性廃棄物処理に用いることはできる。
チルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、水分が30[質量%]を越える環境下(且つ通常の温度環境下)に於いて公知の各種の微生物より優れた増殖性や分解活性(=竹の子の皮やトウモロコシの芯のようなセンイ質を実用的な時間内で分解するという分解活性)を有するばかりでなく、水分が30[質量%]を越え且つ温度が50(さらには70)[℃]を越える高温環境下でも、死滅せず、増殖性や有機物に対する分解活性を有する。このため、従来の微生物の場合のような精密な温度制御が不要であり、有機性廃棄物処理や堆肥化処理のための装置や設備の構成を簡単化・小型化でき、低コストで製造できるという利点を有する。また、50[℃]を越える環境下では腐敗菌等の雑菌が増殖できず、70[℃]を越える環境下では死滅するため、そのような温度環境下では、腐敗菌等の雑菌による悪臭等の不具合無く、有機性廃棄物処理や堆肥化処理を行い得るという利点も有する。また、堆肥化処理で得られる堆肥には腐敗菌等の雑菌が無いため保存性が良好であり、堆肥として用いた場合にも良好な結果を得る。ここで、有機性廃棄物処理とは、分解する目的が生ゴミを減容することにある場合をいう。即ち、分解の程度が望ましくは炭酸ガスと水にまで完全に分解する場合をいう。一方、堆肥化処理とは、分解する目的が堆肥を得ることにある場合をいう。したがって、堆肥化処理では、分解の程度は完全ではなく、途中(例:アミノ酸やショトウの段階)で止められることになる。通常は、所定の担体(例:2〜4[mm]サイズの籾殻等のCN比の高い多孔質の小細片)に担持させる。
上述した性質(50〜90[℃]の高温環境で生ゴミ分解可という性質)に加えて、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、水分が10〜30[質量%]の環境下でも、前記した有機物に対する高い分解活性を示すという性質を持つ。水分が30[質量%]以下という低水分環境では、腐敗菌等の雑菌の活動が抑制されるため、悪臭等の問題が殆ど発生しない。したがって、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)によると、良好な衛生状態で有機性廃棄物を処理できる。また、堆肥化処理では、保存性が良く、堆肥としての能力も良好な堆肥を得ることができる。この観点から、水分は、10〜30[質量%]の範囲、好ましくは15〜25[質量%]の範囲、特に好ましくは20〜25[質量%]の範囲である。
なお、水分が30[質量%]以下に於いて増殖可能で且つ前記した有機物に対する高い分解活性を有する微生物は、従来は知られていない。
水分が25[質量%]未満では、腐敗菌等の雑菌が十分に非活動状態となるため悪臭等の問題が発生しない。また、有機性廃棄物に含まれているかもしれないサルモネラ菌等の細菌も増殖しない。このため、良好な衛生状態で有機性廃棄物を処理できる。また、堆肥化処理では、保存性が非常に良く、堆肥としての能力も良好な堆肥を得ることができる。さらに、水分が25[質量%]以下で得られる堆肥は砂状であるため、取り扱いが容易であり、例えば、機械散布等にも適している。
このように、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は、水分が30[質量%]以下、さらには25[質量%]以下という乾燥条件下でも、増殖可能で、且つ、有機物に対する十分な分解活性を有するため、従来の微生物の場合のような精密な水分制御(水分を一定範囲に保持する制御)が不要であり、有機性廃棄物処理や堆肥化処理のための装置や設備を簡単化・小型化でき、低コストで製造できるという利点を有する。また、低水分環境では腐敗菌等の雑菌による悪臭等やサルモネラ菌等の細菌の増殖等の問題を抑制できるため、良好な衛生状態で有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を行うことができるという利点を有する。さらに、堆肥化処理で得られる堆肥は、腐敗菌等の雑菌の活動が抑制されているため保存性が良好であり、また、砂状であるため取り扱いが容易であり、機械散布等にも適しているという利点を有する。
(e)温度との関係:
温度は、10〜90[℃]の範囲、好ましくは20〜90[℃]の範囲である。
或る目的(=腐敗菌やその他の雑菌或いは生ゴミに含まれているかもしれないサルモネラ菌等の細菌の増殖を抑えて生ゴミ処理をするという目的))に鑑みた場合に、好ましくは40〜90[℃]の範囲、更に好ましくは50〜90[℃]の範囲である。
別の或る目的(食品の保管上で問題となる腐敗菌やその他の雑菌を死滅させて十分に良好な衛生状態で有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を行う目的)に鑑みた場合に、好ましくは70〜90[℃]の範囲、更に好ましくは80〜90[℃]の範囲である。
温度が10[℃]未満では、増殖速度が極めて遅く、また、前記した有機物に対する分解活性も極めて低いため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を実用的な時間で行うことができない。
温度が20[℃]未満では、増殖速度が遅く、また、前記した有機物に対する分解活性も低いため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を速やかに行うことができない。
温度が40[℃]未満では、腐敗菌やその他の雑菌の増殖に好適であるため、腐敗臭等の悪臭やハエ等の病害虫が発生したり、有機性廃棄物に含まれているかもしれないサルモネラ菌等の細菌が増殖したり等、衛生上、好ましくない問題が生ずる。
温度が50[℃]以上では、腐敗菌やその他の雑菌或いは有機性廃棄物に含まれているかもしれないサルモネラ菌等の細菌が非活動状態となり、死滅するものもあるため、腐敗臭等の悪臭やハエ等の病害虫の発生さらには病気の発生等の問題を十分に低減できる。即ち、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を行う際の衛生状態を改善できる。また、堆肥化処理で得られる堆肥中では腐敗菌等の雑菌の増殖が抑制されているため、保存性が良好となる。
温度が70[℃]以上では、食品の保管上で問題となる腐敗菌やその他の雑菌の全てが死滅するため、十分に良好な衛生状態を保ちつつ、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を行うことができる。また、堆肥化処理で得られる堆肥中では腐敗菌等の雑菌が死滅しているため、保存性が極めて良好となる。
温度が長時間に渡って90[℃]を越えると、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)の増殖性や有機物に対する分解活性が低下するため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を速やかに行うことができない。
温度が95[℃]を越えると、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)の増殖性や有機物に対する分解活性が低下するため、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を実用的な時間内で行うことができない。
温度が長時間に渡って100[℃]を越えると、バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)は死滅すると思われる
水分30[質量%]未満で有機性廃棄物を分解すると、減容の程度を大きくでき、結果物の容積を十分に小さくできる。このため、後処理が容易となる。また、水分30[質量%]未満では、腐敗菌その他の雑菌の活動が十分に抑制されているため、悪臭等の発生を抑えた良好な衛生状態で、有機性廃棄物を分解処理することができる。また、堆肥化処理の場合であれば、保存性が良い優れた堆肥を得ることができる。また、水分が少ないため取り扱いが容易であり、例えば、機械散布等に適している
温度40[℃]以上で有機性廃棄物を分解すると、腐敗菌やその他の雑菌或いは有機性廃棄物に含まれているかもしれないサルモネラ菌等の細菌の多くを非活動状態にできるため、腐敗臭等の悪臭やハエ等の病害虫の発生等の不具合を低減できる。換言すれば、有機性廃棄物の分解処理や堆肥化処理を行う際の衛生状態を改善できる
0[℃]以下の高温環境でも増殖可能で、且つ、有機物に対する分解活性を有するバチルス属の微生物を有機性廃棄物の分解菌として用いる場合、温度を或る特定の狭い範囲に維持するための精密な温度制御手段や、水分を或る特定の狭い範囲に維持するための精密な水分制御手段は不要であり、分解槽内が所定温度(例:90[℃])を越えないように保温すれば足りる。このため、その構成が簡単であり、低コストで製造できる。また、小型化も容易である。
有機性廃棄物を微生物で分解処理する際に、その混合物の水分を30[質量%]未満に維持すると、比重の低下によって重量が減るため、有機性廃棄物と微生物との攪拌に対する抵抗が減り、攪拌のためのエネルギー(攪拌翼の回転等のためのエネルギー)を節約できる。また、結果物を大幅に減量できるため、後処理が容易となる。また、腐敗菌その他の雑菌或いは有機性廃棄物に含まれているかもしれないサルモネラ菌等の病原性細菌の活動が抑制されるため、悪臭等の発生等を抑えた良好な衛生状態で有機性廃棄物の分解処理を行うことができる。また、堆肥化処理の場合であれば、水分量が少なく保存性に優れた、良好な堆肥を得ることができる。また、堆肥中の水分が少ないため、取り扱いが容易であり、例えば、機械散布等に適している。
図面や実施例を参照して本発明を具体的に説明する。
(1)分解処理装置(設備):
図3は有機物や有機性廃棄物を分解処理するための分解処理装置(分解処理設備)の一例を示す模式図である。
図示の装置は、分解処理槽10と、攪拌手段21〜23と、通気手段31,32と、分解処理槽10内を100[℃]以下に維持する放熱手段41と、温度制御手段50〜52と、水分調整手段60,61とを有する。
分解処理槽10には、予め微生物(バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550))を担持させた2〜4[mm]サイズの籾殻等のCN比の高い多孔質の小細片がセットされており、この中に、分解処理槽10の上方位置の投入口から有機性廃棄物が随時に投入される。このように、2〜4[mm]サイズの籾殻等のCN比の高い多孔質の小細片に微生物を担持させると、分解処理用の微生物の増殖に適した湿度を維持し易いという効果も得られる。この湿度は、30〜95%の範囲、好ましくは50〜90%の範囲である。なお、微生物や、微生物を担持させた籾殻等の小細片も、必要に応じて、適宜、追加するようにしてよい。
また、有機性廃棄物の投入側の前段に、有機性廃棄物を破砕する手段や、有機性廃棄物を脱水する手段を設けてもよい。破砕手段を設けると、分解処理槽10内での攪拌を比較的小さな力で行うことができるため、エネルギーを節約できるとともに、攪拌翼等としても比較的低コストのものを用いることができる。また、脱水手段を設けると、分解処理槽10から排出される水分量を低減できるため、後述の排水路61や、排水を分解処理槽10内へ戻す機構を小型化・簡略化することができる。
攪拌手段は、分解処理槽10内の所定の高さに水平に設けられた1又は2以上の回転軸22と、該1又は2以上の回転軸の各周面から各方向へ突設された回転翼23と、回転軸22を回転駆動するための駆動源(モータ等)21とから成る。図示の例では、回転翼23は図内斜め右方向へ緩やかに湾曲して延びる形状であるが、これは一例であり、望まれる攪拌の態様に応じて適宜の方向・適宜の形状としてよい。また、翼形状でなくてもよく、例えば、棒形状でもよい。また、図示の例では、回転軸は水平に設けられているが、これは一例であり、望まれる攪拌の態様に応じて適宜の傾斜としてよい。
通気手段は、分解処理槽10を構成する側壁の上部部材として多数の通気孔を有する断熱板(断熱性の良好な材質の板材)32を用い、且つ、側壁の上部位置にブロワー31を設けることで構成している。つまり、ブロワー31によって分解処理槽10内の空気(分解処理により排出されるCO2を含む空気)を排出するとともに、それにより、外界の新鮮な空気を断熱板32の多数の通気孔から吸引して取り入れるようにしている。なお、必要に応じて分解処理槽内へ新鮮な空気を送り込むためのブロワーを設けてもよい。
保温手段は、側壁の下部部材として、断熱板(断熱性の良好な材質の板材)41を用いることにより構成されている。この断熱板41により、微生物(バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550))が有機性廃棄物を分解する際に生ずる発酵熱が外部へ逃げることが抑制される。したがって、分解処理槽10内の温度低下が抑制される。なお、この断熱板41による保温の程度は、分解処理槽10内の温度が40[℃]未満とならないように設定されており、40[℃]以下になると、下記の温度制御手段のヒータ52による加熱が行われる。
温度制御手段は、分解処理槽10内の適宜の位置に設けられた温度センサ51と、分解処理槽10内の適宜の位置に設けられたヒータ52と、温度センサ51の検出温度に応じてヒータ52による加熱制御する温度制御装置50とから成る。温度制御装置50は、分解処理槽10内の全域が所定の設定温度(例:40[℃],又は[℃],又は70[℃]等)付近に維持されるようにヒータ52による加熱を制御する。なお、後述の実施例では、設定温度は55[℃]、比較例では37[℃]であり、分解処理槽10の内部は、それぞれ全域に渡って、55±5[℃]、37±5[℃]に維持される。
水分調整手段は、分解処理槽10の底部に設けられたメッシュ板60と、その下部に設けられ外部に開口された排水路61から成る。メッシュ板60のメッシュは、微生物(バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550))が有機性廃棄物を分解する際に生ずる水分を排出して、その水分量が30(又は25)[質量%]未満以下に維持されるように設定されている。なお、図示の例では、排水路61は水平であるが、適宜に傾斜させて排水し易くしてもよい。
また、図示の例では、有機性廃棄物の分解により生じた水分を排水路61から外部へ排出しているが、これに代えて、排水路61から分解処理槽10内へ戻すように構成してもよい。即ち、有機性廃棄物の分解により生じた水分を発酵による発熱で徐々に蒸発させるように構成して、排水路61に連結されるべき外部の排水設備を不要としてもよい。
(1)微生物の単離及び同定:
バチルスSP.ITINOMIYAを、愛知県一宮市内にて、有機性廃棄物の分解中の菌巣より以下の方法で単離・同定した。
約1gの菌巣を、菜種油を炭素源とする下記成分の選択培地A(pH7.0)5mLに植菌して、55℃で7日間、集積培養した。
<選択培地A:2%菜種油;0.3%NH4CI;0.1%K2HPO4;0.025%KCI;0.0002%FeSO4・7H2O;0.03%酵母エキス>
この培養液0.05mlを、トリブチリン(脂質)を乳化状態で含有する下記寒天培地B(pH7.0)上に塗布して、55℃で一晩、培養した。
<寒天培地B:2%トリブリン;0.3%NH4CI;0.1%K2HPO4;0.025%KCI;0.0002%FeSO4・7H2O;0.03%酵母エキス;2.0%寒天>
培養により上記寒天培地B上にクリア・ゾーンを形成したコロニーを、釣菌操作を繰り返すことにより、単一分離した。
次に、得られた菌株が成長・増殖できる水分範囲を、後述の「測定法1」を用いて測定して、水分領域が従来の分解菌よりも広い(低水分領域側に広い)菌株を選別した。
次に、選別した菌株について、有機物に対する分解活性を後述の「測定法2」「測定法3」を用いて測定して、有機物に対する分解活性が特に高い菌株を選別した。
以上のようにして選別した菌株について、その菌学的性質を調べ、新種として単離・同定した。その形態学的性質、生理学的性質、環境条件との関係は、先述の通りである。
(2)成長・増殖可能な水分の測定:
上記のように単離・同定したバチルスSP.ITINOMIYAと、従来の分解菌であるバチルス・ズブチウスに関して、成長・増殖可能な水分範囲を測定した。
即ち、各々表1記載の水分量(20〜50[質量%])に調整したでんぷん培地(pH7.0)上に、本願のバチルスSP.ITINOMIYAと、好気的高温菌の従来例であるバチルス・ズブチウスとを、それぞれ1白金耳ずつ植菌し、55℃で一晩培養してコロニー形成の有無を観察して、成長・増殖可能な水分領域をそれぞれ判定した。その結果を表1に示す。
ここで用いた測定法を、本明細書では「測定法1」という
表1より、バチルスSP.ITINOMIYAは、バチルス・ズブチウスよりも低水分領域で成長・増殖可能であることがわかる。
(3)中水分領域に於ける分解活性:
前記のように単離・同定したバチルスSP.ITINOMIYAと、従来の分解菌であるバチルス・ズブチウスに関して、中水分領域(水分30〜50[質量%])に於ける有機物に対する分解活性を下記のように測定した。
ここで用いた測定法を、本明細書では「測定法2」という
まず、バチルスSP.ITINOMIYAと、バチルス・ズブチウスを、それぞれ、NB(Nutrient Broth)培地で培養し、担体(2〜4[mm]サイズの籾殻)に対し、担体1g当たり100万個体と成るように添加したもの1.1[l]を用意した。以下、それぞれ、単に「バチルスSP.ITINOMIYA」「バチルス・ズブチウス」という。
また、有機物として、滅菌していない、キャベツ160g、ゴボウ170g、タマネギ120g、グレープフルーツの皮40g、バナナの皮40g、イワシ100g、卵の殻20g、マカロニ・サラダ120g、中華丼35g、カレー75g、茶殻40g、及びフライド・チキン80g、から成る生ゴミ(以下「標準生ゴミ」という)を用意した。
図3の分解処理装置を2台用意し、1台にバチルスSP.ITINOMIYAをセットし、他の1台にバチルス・ズブチウスをセットした。
また、分解処理槽10内の温度を55[℃]に設定し、これにより、測定の全期間に渡って分解処理槽10内の温度が55±5[℃]になるように制御した。
次に、標準生ゴミを、同量(各1[kg])づつ、同タイミングで、各分解処理装置に投入した。また、同タイミング(8時間間隔)で5分づつ、各分解処理装置の攪拌手段を動作させて、分解処理菌と標準生ゴミとを接触・混合させた。
この状態で、分解処理槽10の所定位置(例:ブロワー31の出口付近等)から排出される気体中のCO2濃度を測定して、これを、分解活性を測る指標とした。24時間に渡り経時的に測定した結果を図1に示す。
図示のように、中水分領域では、バチルスSP.ITINOMIYAは、バチルス・ズブチウスと同等以上の有機物に対する分解活性を有することがわかる。また、有機物の分解が開始される時間も、バチルスSP.ITINOMIYAは、バチルス・ズブチウスと同等以上であることがわかる。
(4)低水分領域に於ける分解活性:
前記(3)の中水分領域と略同様にして、低水分領域(水分25[質量%])に於ける有機物に対する分解活性を測定した。
ここで用いた測定法を、本明細書では「測定法3」という。
低水分領域での測定が中水分領域での測定と異なる点は、水分量のみである。24時間に渡り経時的に測定した結果を図2に示す。
図示のように、低水分領域でも、バチルスSP.ITINOMIYAは、中水分領域と略同等の有機物に対する分解活性を示す。これに対して、バチルス・ズブチウスは、低水分領域では、有機物に対する分解活性を示さない。
(5)タンパク質分解活性,炭水化物分解活性,油脂分解活性の評価:
前記のように単離・同定したバチルスSP.ITINOMIYAと、従来の分解菌であるバチルス・ズブチウスに関して、タンパク質分解活性,炭水化物分解活性,油脂分解活性を、下記のように評価した。
<タンパク質分解活性>:
スキムミルクを含有する培地(0.05%ポリペプチン,0.025%酵素エキス,1%スキムミルク,2%寒天培地:水分25%)に、バチルスSP.ITINOMIYAを1白金耳、植菌したものを、2例、
スキムミルクを含有する培地(0.05%ポリペプチン,0.025%酵素エキス,1%スキムミルク,2%寒天培地:水分25%)に、バチルス・ズブチウスを1白金耳、植菌したものを、2例、
それぞれ用意した。
1例については37±5[℃]で、他の1例については55±5[℃]で、それぞれ3日間培養し、スキムミルクが分解してコロニーの周囲に形成されたクリア・ゾーンの大きさを測定して、これを指標としてタンパク質分解活性を評価した。
結果を表2に示す。
<炭水化物分解活性>:
デンプンを含有する培地(2%デンプン,0.1%NaNO3,0.05%MgSO4,0.05%酵母エキス:水分25%)にバチルスSP.ITINOMIYAを1白金耳、植菌したものを、2例、
デンプンを含有する培地(2%デンプン,0.1%NaNO3,0.05%MgSO4,0.05%酵母エキス:水分25%)にバチルス・ズブチウスを1白金耳、植菌したものを、2例、
それぞれ用意した。
1例については37±5[℃]で、他の1例については55±5[℃]で、それぞれ3日間培養し、デンプンを特異的に染色するヨード液(0.01%I2,0.1%KI)を重層して培地中に残存するデンプンを染色した。デンプンが分解してコロニーの周囲に形成されたクリア・ゾーンの大きさを測定して、これを指標として炭水化物分解活性を評価した。
結果を表2に示す。
<油脂分解活性>:
トリブチン(油脂・脂質)を乳化状態で含有する培地(2%トリブチン,0.3%NH4Cl,0.1%K2HPO4,0.025%MgSO4,0.025%KCl,0.0002%FeSO4・H2O,0.03%酵母エキス,3.5%寒天:水分25%)に、バチルスSP.ITINOMIYAを1白金耳、植菌したものを、2例、
トリブチン(油脂・脂質)を乳化状態で含有する培地(2%トリブチン,0.3%NH4Cl,0.1%K2HPO4,0.025%MgSO4,0.025%KCl,0.0002%FeSO4・H2O,0.03%酵母エキス,3.5%寒天:水分25%)に、バチルス・ズブチウスを1白金耳、植菌したものを、2例、
それぞれ用意した。
1例については37±5[℃]で、他の1例については55±5[℃]で、それぞれ3日間培養し、トリブチンが分解してコロニーの周囲に形成されたクリア・ゾーンの大きさを測定して、これを指標として炭水化物分解活性を評価した。
結果を表2に示す。
表2より明らかなように、バチルスSP.ITINOMIYAは37[℃]でも若干の分解活性を示し、55[℃]では十分な分解活性を示す。また、特に油脂に対しては、タンパク質や炭水化物に対するよりも、大きな分解活性を示す。
これに対して、バチルス・ズブチウスは、タンパク質,炭水化物,油脂の何れに対しても、37[℃]と55[℃]の何れでも分解活性を示さない。
このように、バチルスSP.ITINOMIYAは55[℃]という高温環境でも十分な分解活性を有する。
また、特に、油脂に対する分解活性が大きいため、例えば、分解処理槽10の内壁に油脂が付着することがなく、その清掃に手間取ることもない。
バチルスSP.ITINOMIYAとバチルス・ズブチウスに関して、有機物の分解活性を示す指標として、水分30〜50[質量%]でのCO2濃度の時間的推移を調べた結果を示す特性図。 バチルスSP.ITINOMIYAとバチルス・ズブチウスに関して、有機物の分解活性を示す指標として、水分25[質量%]付近でのCO2濃度の時間的推移を調べた結果を示す特性図。 有機物分解処理装置の構成例を示す模式図。 バチルスSP.ITINOMIYAの顕微鏡写真。
符号の説明
10 分解処理槽
21 駆動源
22 回転軸
23 攪拌翼
31 ブロワー
32 通気性を有する断熱板で構成された壁
41 断熱板で構成された壁
50 温度制御装置
51 温度センサ
52 ヒータ
60 メッシュ状底
61 排水路

Claims (4)

  1. 温度10〜90[℃]の範囲、好気的条件下に於いて、生ゴミを分解する能力を有することを特徴とするバチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)。
  2. 請求項1に於いて、
    生ゴミは、センイ、糖質、タンパク質、脂質を含むことを特徴とするバチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)。
  3. 請求項1に於いて、
    バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)が胞子形成していることを特徴とする微生物製剤。
  4. バチルスSP.ITINOMIYA(FERM P−19550)を生ゴミと接触させて攪拌することにより、該生ゴミを分解することを特徴とする生ゴミの分解処理方法。
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