JP3895464B2 - データキャリアシステム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データキャリアを利用して車両の運行データを管理するデータキャリアシステムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、車両の運行管理の便宜を図るために、データキャリアシステムが考えられている。このデータキャリアシステムの一例としては、メモリ内蔵キーをイグニッションキーシリンダに差し込んでエンジンを始動すると、車両に設けられた制御装置が車両の運行データ(エンジンの始動時間、停止時間、走行速度等)をメモリ内蔵キーに記憶するようになっている。
【0003】
一方、事務所には読取装置が設置されており、メモリ内蔵キーを読取装置にセットした状態でパソコンを操作すると、パソコンが読取装置を通じてメモリ内蔵キーから運行データを読取ると共にメモリ内蔵キーに記憶されている運行データを消去する。
【0004】
従って、車両の運行データをメモリ内蔵キーを媒体としてパソコンに取込むことができるので、パソコンにより運行データに基づいて日報を作成したり、車両の保守管理、労務管理を行ったり、それらのデータをフロッピーディスク等に保存することにより車両の運行管理することができる。
【0005】
しかしながら、このような構成では、運行データが記憶されているメモリ内蔵キーを万一紛失してしまったときは、メモリ内蔵キーに記憶されている運行データを復元することはできないので、車両の運行管理に支障を生じるという欠点がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、データキャリアを紛失した場合であっても、運行データを確実に管理することが可能となるデータキャリアシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータキャリアシステムは、識別可能に構成された携帯可能な複数のデータキャリアを設け、車両の所定位置に前記データキャリアがセットされた状態で当該データキャリアの書込可能記憶エリアに車両の運行データを書込むと共に、同一の運行データを上記データキャリアに対応させて記憶手段に書込む書込手段を設け、前記データキャリアに記憶されている運行データを読出すと共に当該データキャリアの記憶運行データを消去する管理手段を設け、紛失データキャリアを示す紛失情報を救済用データキャリアに書込む紛失情報書込手段を設けた上で、前記書込手段は、前記救済用データキャリアに紛失情報が記憶されていたときは前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段に記憶されている運行データを前記救済用データキャリアに書込むと共に、その運行データと前記救済用データキャリとを対応付けるものである(請求項1)。
【0008】
このような構成によれば、使用者がデータキャリアを車両の所定位置にセットすると、書込手段は、車両の運行データをデータキャリアの書込可能記憶エリアに記憶すると共に、同一の運行データをデータキャリアに対応させて記憶手段に書込む。
【0009】
そして、使用者は作業が終了したときは、管理手段によりデータキャリアを読取らせる。この場合、管理手段は、データキャリアから運行データを読出したときは、データキャリアに記憶されている運行データを消去する。
【0010】
ところで、運行データが記憶されたデータキャリアを紛失してしまったときは、使用者は、管理手段により救済用データキャリアに紛失データキャリアを示す紛失情報を書込む。
【0011】
そして、救済用データキャリアを車両の所定位置にセットすると、書込手段は、紛失データキャリアに対応して記憶手段に記憶されている運行データを救済用データキャリアに書込む。この場合、書込手段は、紛失データキャリアに対応した運行データと救済用データキャリアとを対応付ける。
【0012】
従って、管理手段により救済用データキャリアに記憶されている運行データを読取ることにより、紛失データキャリアに記憶されていた運行データを読出して管理することができる。
【0013】
また、上記構成において、前記記憶手段は、前記データキャリア毎に対応した運行データバックアップエリアを有して構成され、前記書込手段は、前記救済用データキャリアに前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段の運行データバックアップエリアに記憶されている運行データを書込んだときは、その運行データを前記救済用データキャリアに対応した前記記憶手段の運行データバックアップエリアに移動して記憶することにより両者を対応付けるものである(請求項2)。
【0014】
このような構成によれば、記憶手段に記憶されている運行データとデータキャリアとの関係をデータキャリアに対応させた記憶エリアに基づいて管理することができるので、記憶手段に記憶されている運行データとデータキャリアに記憶されている運行データとの対応関係を容易に判断できるようになり、運行データの管理を容易に行うことができる。
【0015】
また、前記データキャリアは、固有の識別番号を記憶することにより識別可能に構成されているものである(請求項3)。
このような構成によれば、データキャリアは固有の識別番号を記憶することにより識別可能に構成されているので、書込手段は、データキャリアから識別番号を読出すことにより容易にデータキャリアを識別することができる。この場合、データキャリアはデータの記憶機能を本来的に有していることから、特別な手段を新規に設けることなく容易に実施することができる。
【0016】
また、前記データキャリアに記憶されている固有の識別番号は車両の始動を許可するイモビライザシステム用の識別番号を兼用しているものである(請求項4)。
このような構成によれば、データキャリアシステムとイモビライザシステムとの統合を容易に図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を建設車両の運行管理に適用した一実施の形態を図面を参照して説明する。
全体の構成を示す図2において、建設車両1には車両ECU(Electronic Control Unit )2が搭載されている。
【0018】
この車両ECU2は、図1に示すように、マイクロコンピュータからなる制御回路3を主体として構成されている。制御回路3(書込手段に相当)には、建設車両1に搭載されているバッテリ4から電源回路5を通じて所定電圧の電源が与えられる。入力インタフェース6には建設車両1に搭載されている各種スイッチ及び各種センサ7(オルタネータ,車速センサ,ブレーキスイッチ等)が接続されており、制御回路3は、入力インターフェース6を通じて各種機器の動作状態を判断する。
【0019】
ここで、制御回路3は、入力インタフェース6を通じて入力した各種スイッチ及び各種センサ7からの情報に基づいて運行データ(エンジンの始動時間、停止時間、走行速度、ブレーキ回数、運行時の各種データ(作業内容・時刻、燃料情報、有料道路料金、車両のセンサの異常情報等))を不揮発性メモリ8(記憶手段に相当)に順に書込む。
【0020】
この不揮発性メモリ8には、メモリ内蔵キー9(データキャリアに相当。以下、単にキーと称する)に対応した記憶エリアが設定されている。この場合、キー9としては図2に示すように第1のキー9A、第2のキー9B、第3のキー9Cが用意されていることから、各キー9A〜9Cに対応した記憶エリアが設定されている。
【0021】
また、記憶エリアとしては、図3に示すようにキー毎に対応してIDコード(識別番号)記憶エリア、R/W更新情報記憶エリア、キーの書込み開始アドレス記憶エリア、キー紛失情報記憶エリア、運行データバックアップエリアが設定されている。この場合、IDコード記憶エリアにはキー9に予め記憶されているIDコードが記憶されている。また、R/W更新情報記憶エリアには、キー9に一時的に記憶されている運行データの読出回数が記憶される。また、キーの書込み開始アドレス記憶エリアには、書込可能記憶エリアの先頭アドレスが記憶される。また、キー紛失情報記憶エリアには、紛失キーの有無及び紛失キーのIDコードが記憶される。そして、バックアップデータ記憶エリアには、建設車両1のエンジンを始動したキー9に書込まれた運行データと同一の運行データが記憶される。
【0022】
制御回路3は、入力インタフェース6を通じてスタータスイッチ10がオンしたことを検出したときは、出力インタフェース11を通じてエンジン始動装置12に始動許可を与える一方で、パワーアンプ13を介してアンテナコイル14に運行データを順に送信すると共に、同一の運行データを不揮発性メモリ8に書込む。また、アンテナコイル14で受信したデータ信号を検波・アンプ・波形成形回路15を通じて入力する。この場合、アンテナコイル14及びコンデンサ16により共振回路が形成されている。
【0023】
上記アンテナコイル14は図示しないイグニッションキーシリンダに対応して設けられており、制御回路3は、制御プログラムに基づいてパワーアンプ13をオンオフすることにより電力信号をアンテナコイル14から送信するようになっている。
【0024】
尚、イグニッションキーシリンダに対する操作に応じてスタータスイッチ10がOFF位置、ACC位置、ON位置、START位置に位置されるようになっている。
【0025】
上記のように構成された車両ECU2から送信された運行データを一時的に記憶するデータキャリアとして図1に示すようにキー9が用意されている。このキー9は、キー本体部9aとキーグリップ9bとから構成されたものであり、キーグリップ9b内にはトランスポンダ17が内蔵されている。
【0026】
図4はトランスポンダ17の電気的構成を示している。この図4において、電源回路18は、アンテナコイル19が受信した電力信号を整流・平滑することにより直流電圧を生成して制御回路20に与える。この制御回路20はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、入力インタフェース21を通じて電力信号に含まれるデータ信号を弁別して入力すると共に、入力したデータ信号に基づいて判断したデータを不揮発性メモリ22に記憶するようになっている。また、制御回路20は、出力インタフェース23を通じてアンテナコイル19及びコンデンサ24からなる共振回路のインピーダンスを変化させて電力信号を変調することにより不揮発性メモリ22に記憶されているデータを送信するようになっている。
【0027】
ここで、不揮発性メモリ22には、図5に示すようにキー固有のIDコード記憶エリア、R/W更新情報記憶エリア、キー紛失情報記憶エリア、運行データ記憶エリアが設定されている。この場合、IDコード記憶エリアにはキー固有のIDが予め記憶されている。また、R/W更新情報記憶エリアには運行データ記憶エリアに記憶されている運行データの読出回数が記憶される。また、キー紛失情報記憶エリアには紛失キーの有無及び紛失キーのIDコードを示すキー紛失情報が記憶される。そして、運行データ記憶エリアには、所定時間毎に運行データが順に記憶される。
【0028】
さて、車両のイグニッションキーシリンダにキー9を差込んだ状態では、車両側のアンテナコイル14とキー側のアンテナコイル19とが電磁結合され、その状態では、車両側のアンテナコイル14からの電力信号がキー側のアンテナコイル19に非接触状態で与えられる。尚、アンテナコイル19及びコンデンサ24からなる共振回路の共振周波数は、車両側から送信される電力信号の周波数帯域に等しく設定されている。
【0029】
ここで、制御回路3は、パワーアンプ13を通じてアンテナコイル14及びコンデンサ16からなる共振回路のインピーダンスを変化させることにより電力信号を変調して送信する。
また、検波・アンプ・波形成形回路15は、共振回路からの電力信号を整形して電力信号に含まれるデータを弁別する。
【0030】
一方、事務所内には、図2に示すように、パーソナルコンピュータ25(管理手段、紛失情報書込手段に相当。以下、パソコンと称する)が設置されており、このパソコン25には、リーダ/ライタ装置26(以下、R/W装置と称する)が接続されている。
【0031】
R/W装置26はパソコン25とシリアルインターフェースを介して接続されており、パソコン25との間でデータ授受を実行するようになっている。R/W装置26には図示しないアンテナコイルが内蔵されており、キー差込口27にキー9が差込まれた状態ではアンテナコイル14とキー9側のアンテナコイル19とが電磁的に非接触状態で結合される。
【0032】
R/W装置26は、パソコン25から送信される指令信号に基づいて電力信号を図示しないアンテナコイルからキー9側のアンテナコイル19に送信すると共に、電力信号の信号レベルに基づいてキー9から送信されるデータを判断するようになっている。
【0033】
パソコン25はハードディスク装置を内蔵しており、使用者の操作に応じてR/W装置26がキー9から読取った運行データをIDコードと対応付けてハードディスク或いは外部記憶媒体28(フロッピーディスク)に書込む。このとき、パソコン25は、R/W装置26を通じてキー9に記憶されている運行データを消去すると共に、R/W更新情報の読出回数をインクリメントする。
【0034】
次に上記構成の作用について説明する。
図6は車両ECU2の動作を示すフローチャートである。この図6において、車両ECU2は、初期状態においてはエンジン始動装置12に対してエンジンの始動を禁止した状態で(S101)、スタータスイッチ10がOFF位置からACC位置に操作されたかを判定している。
【0035】
さて、作業員は、建設車両1で作業するときは、例えば第1のキー9Aを携帯して建設車両1に乗車し、エンジンを始動するために第1のキー9Aをイグニッションキーシリンダに差込んでOFF位置からまずACC位置に操作する(S102)。
【0036】
このとき、車両ECU2は、第1のキー9Aに記憶されているIDコードを読込んで照合し(S103)、そのIDコードが予め登録されているときは(S104:YES)、エンジン始動装置12に対してエンジンの始動を許可する(S105)。
【0037】
そして、作業員が第1のキー9Aに対する操作によりイグニッションキーシリンダをACC位置からSTART位置に操作したときは、エンジン始動装置12は、エンジンの始動が許可された状態でスタータスイッチ10がオンすることに応じてエンジンを始動する。
【0038】
車両ECU2は、このようにしてエンジン始動装置12によりエンジンが始動されると(106:YES)、第1のキー9AからR/W更新情報及びキー紛失情報を読取る(S107)。
【0039】
ここで、第1のキー9AのR/W更新情報は、当該キー9Aの運行データ記憶エリアに記憶されている運行データがパソコン25に読取られて消去されたときはインクリメントされるので、このような場合は、R/W更新情報が前回読込んだカウント値と異なる。また、運行データがパソコン25に読取られて消去されなかった場合は、R/W更新情報のカウント値はインクリメントされることはないから、このような場合は、R/W更新情報のカウント値は前回読込んだカウント値と同一になる。
【0040】
従って、車両ECU2は、R/W更新情報のカウント値が前回と一致している場合は(S108:NO)、運行データエリアは消去されていないと判断し、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアにおいて書込み開始アドレス記憶エリアに記憶されている開始アドレスから運行データを書込む(S118)。また、R/W更新情報が前回と一致していない場合は(S108:YES)、運行データエリアが消去されていると判断し、キー紛失情報が変化していないことを確認してから(S109:NO)、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアの最初のアドレスから運行データを書込む(S119)。
【0041】
続けて、第1のキー9Aに書込んだ運行データと同じ内容の運行データを不揮発性メモリ9における第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアに書込んでから(S120)、書込み開始アドレスを更新する(S121)。
【0042】
つまり、エンジンを始動したときは、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアの記憶可能エリアにはエンジンの始動時間が記憶されると同時に、不揮発性メモリ8において第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアの記憶可能エリアにもエンジンの始動時間が記憶されることになる。
【0043】
そして、車両ECU2は、エンジンの動作中においては(S114:YES)、一定時間tが経過する毎に(S115:YES)、ステップS118に移行することにより第1のキー9Aに運行データを書込むと同時に、不揮発性メモリ8における第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアにも同一の運行データを書込む。
以上の動作により、第1のキー9A及び不揮発性メモリ8の第1のキー9Aに対応した記憶エリアには同一の運行データが順に書込まれるようになる。
【0044】
そして、1日の作業が終了して第1のキー9Aに対する操作によりイグニッションキーシリンダをOFF位置に操作すると、エンジン始動装置12がエンジンを停止する。このとき、車両ECU2は、エンジンが停止したときは(S114:NO)、スタータスイッチ10がOFF位置に位置していることを確認してから(S116:YES)、ステップS101に移行することによりエンジン始動を禁止する。
【0045】
さて、上述のようにして建設車両1のエンジンを停止した作業員は、イグニッションキーシリンダから抜いた第1のキー9Aを事務所内のR/W装置26にセットした状態でパソコン25を操作する。これにより、運行データに基づいて日報を作成したり、労務管理を行うことができる。また、作成した日報或いは労務管理を必要に応じてハードディスク或いはフロッピディスク28に記憶する。
【0046】
同様にして、作業員が第2のキー9B或いは第3のキー9Cを使用して建設車両1のエンジンを始動することにより、それらのキー9B,9Cを媒体として車両の運行データをパソコン25により読出して管理することができる。
【0047】
ところで、例えば運行データが記憶されたキー9を紛失してしまった場合は、そのキー9に記憶されている運行データを読出すことができなくなってしまうので、運行データを正しく管理することができなくなってしまう。
【0048】
そこで、本実施の形態では、キー9を紛失してしまった場合は、他のキー9を救済用として使用することにより次のようにして紛失キー9に記憶されていた運行データを管理できるようにした。
【0049】
ここで、第1のキー9Aを紛失し、第2のキー9Bを救済用として使用した場合を説明する。この場合、第1のキー9Aを紛失した時点で車両ECU2の不揮発性メモリ8には、図7に示すように第1のキー9Aに対応して運行データ(矢印Aで示す)が記憶されていると共に、第2のキー9Bに対応して運行データ(矢印Bで示す)が記憶されているものとする。
【0050】
即ち、作業員は、事務所においてR/W装置26に第2のキー9Bを差込んだ状態で、パソコン25に対する操作により第2のキー9Bのキー紛失情報記憶エリアに紛失キーが『有り』の情報及び紛失キーが第1のキー9Aであることを示すために第1のキー9AのIDコードを記憶する。この場合、パソコン25は、第2のキー9Bの紛失情報記憶エリアにキー紛失情報を記憶するときは、第2のキー9Bに記憶されている運行データの読出しを同時に実行する。
【0051】
そして、作業員は、キー紛失情報が記憶された第2のキー9Bでエンジンを始動する。すると、車両ECU2は、第2のキー9Bに記憶されているR/W更新情報に基づいて運行データが読出されていることを確認すると共に(S108:YES)、第2のキー9Bに記憶されているキー紛失情報が変化あったかを確認してから(S109)、キー紛失情報として『有り』が記憶されているかを確認する(S110)。
【0052】
この場合、キー紛失情報として『有り』が記憶されていることから(S110)、第2のキー9Bが救済用として使用されていると判断し、まず、不揮発性メモリ8において第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアに記憶されているバックアップデータを消去する(S111)。これにより、図7において矢印Bで示す運行データが消去される。
【0053】
続いて、紛失した第1のキー9Aに対応して不揮発性メモリ8の運行データバックアップエリアに記憶されているバックアップデータを第2のキー9Bの運行データ記憶エリアに書込んでから(S112)、そのバックアップデータを第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアに移動して記憶する(S113)。このとき、第1,第2のキー9A,9Bに対応したキー書込み開始アドレスを更新する。
【0054】
以上の動作により、不揮発性メモリ8において第1のキー9Aに対応して運行バックアップエリアに記憶されていたバックアップデータが第2のキー9Bに記憶されると同時に、同一のバックアップデータが図8に示すように第2キー9Bに対応した運行データバックアップエリアにも記憶されるようになる。
【0055】
そして、建設車両1による作業が進行すると、上述したようにして第2のキー9Bの運行データ記憶エリアにおける続きのエリアには運行データが順に記憶されると同時に、不揮発性メモリ8の第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアにおける続きのエリアにも同一の運行データが順に記憶される。
【0056】
さて、作業員は、作業が終了したときは、第2のキー9Bを操作してエンジンを停止してから、第2のキー9Bに記憶されている運行データをR/W装置26を通じてパソコン25で読込む。このとき、パソコン25により第2のキー9Bからの運行データの読出しが終了し、ハードディスク或いは外部記憶媒体28(フロッピーディスク)に書込んだところで第2のキー9Bに記憶されていた運行データは消去される。このとき、第2のキー9Bには、キー紛失情報として『無し』が記憶される。
【0057】
従って、紛失したキー9Aに記憶されていた運行データと同一のバックアップデータを車両ECU2から救済用の第2のキー9Bを媒体としてパソコン25により読出することができるので、紛失したキー9Aに記憶されていた運行データを確実に管理することができる。
【0059】
本実施の形態によれば、車両の運行データをエンジンを始動したキー9に書込むと同時に同一の運行データを車両ECU2の不揮発性メモリ8に当該キー9に対応させて記憶し、キー9を紛失したときは、紛失キー9に対応して不揮発性記憶メモリ8に記憶されている運行データを救済用キー9に記憶するようにしたので、運行データをキーに単に書込むだけの構成のものと違って、紛失キー9に記憶されていた運行データを車両ECU2から救済用キー9を媒体としてパソコン25により読出して確実に管理することができる。
【0060】
この場合、不揮発性メモリ8において紛失キー9に対応した運行バックアップエリアに記憶されていた運行データを救済用キー9に書込んだときは、その運行データを救済用キー9に対応した運行データバックアップエリアに移動するようにしたので、運行データとキー9との対応関係を容易且つ確実に更新することができる。
【0061】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
紛失キー9に対応した運行データを救済用キーに書込んだときにその運行データを救済用キー9に対応した運行データバックアップエリアに移動するのに代えて、運行データバックアップエリアを共通にして設け、記憶している運行データとキー9との対応関係を記憶するようにしてもよい。この場合、キー9を紛失したときは、救済用キー9に書込んだ運行データが紛失キー9のものであることを記憶する。
【0062】
データを一時的に記憶する媒体としてキー9を用いるのに代えて、ICカード、メモリカード、メモリ内蔵のハンディターミナルを用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のデータキャリアによれば、データキャリアに車両の運行データを記憶するときは、同時にその運行データを記憶手段にデータキャリアに対応して記憶し、データキャリアを紛失したときは、救済用データキャリアに紛失データキャリアの紛失情報を記憶することにより記憶手段に記憶されている紛失データキャリアの運行データを救済用データキャリアに記憶するようにしたので、救済用データキャリアを媒体として紛失データキャリアに記憶されていた運行データを読出すことができ、データキャリアを紛失した場合であっても、運行データを確実に管理することが可能となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両ECUの電気的構成を示す図
【図2】システムの全体構成を示す概略図
【図3】車両ECUの不揮発性メモリの記憶内容を示す図
【図4】トランスポンダの電気的構成を示す概略図
【図5】トランスポンダの不揮発性メモリの記憶内容を示す図
【図6】車両ECUの動作を示すフローチャート
【図7】作用を説明するための図3相当図
【図8】キーを紛失したときのデータ移動を説明するための図7相当図
【符号の説明】
1は建設車両、2は車両ECU、3は制御回路(書込手段)、8は不揮発性メモリ(記憶手段)、9はメモリ内蔵キー(データキャリア)、9A〜9Bはキー(データキャリア)、17はトランスポンダ、22は不揮発性メモリ、25はパーソナルコンピュータ(管理手段、紛失情報書込手段)、26はリーダ/ライタ装置である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、データキャリアを利用して車両の運行データを管理するデータキャリアシステムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、車両の運行管理の便宜を図るために、データキャリアシステムが考えられている。このデータキャリアシステムの一例としては、メモリ内蔵キーをイグニッションキーシリンダに差し込んでエンジンを始動すると、車両に設けられた制御装置が車両の運行データ(エンジンの始動時間、停止時間、走行速度等)をメモリ内蔵キーに記憶するようになっている。
【0003】
一方、事務所には読取装置が設置されており、メモリ内蔵キーを読取装置にセットした状態でパソコンを操作すると、パソコンが読取装置を通じてメモリ内蔵キーから運行データを読取ると共にメモリ内蔵キーに記憶されている運行データを消去する。
【0004】
従って、車両の運行データをメモリ内蔵キーを媒体としてパソコンに取込むことができるので、パソコンにより運行データに基づいて日報を作成したり、車両の保守管理、労務管理を行ったり、それらのデータをフロッピーディスク等に保存することにより車両の運行管理することができる。
【0005】
しかしながら、このような構成では、運行データが記憶されているメモリ内蔵キーを万一紛失してしまったときは、メモリ内蔵キーに記憶されている運行データを復元することはできないので、車両の運行管理に支障を生じるという欠点がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、データキャリアを紛失した場合であっても、運行データを確実に管理することが可能となるデータキャリアシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータキャリアシステムは、識別可能に構成された携帯可能な複数のデータキャリアを設け、車両の所定位置に前記データキャリアがセットされた状態で当該データキャリアの書込可能記憶エリアに車両の運行データを書込むと共に、同一の運行データを上記データキャリアに対応させて記憶手段に書込む書込手段を設け、前記データキャリアに記憶されている運行データを読出すと共に当該データキャリアの記憶運行データを消去する管理手段を設け、紛失データキャリアを示す紛失情報を救済用データキャリアに書込む紛失情報書込手段を設けた上で、前記書込手段は、前記救済用データキャリアに紛失情報が記憶されていたときは前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段に記憶されている運行データを前記救済用データキャリアに書込むと共に、その運行データと前記救済用データキャリとを対応付けるものである(請求項1)。
【0008】
このような構成によれば、使用者がデータキャリアを車両の所定位置にセットすると、書込手段は、車両の運行データをデータキャリアの書込可能記憶エリアに記憶すると共に、同一の運行データをデータキャリアに対応させて記憶手段に書込む。
【0009】
そして、使用者は作業が終了したときは、管理手段によりデータキャリアを読取らせる。この場合、管理手段は、データキャリアから運行データを読出したときは、データキャリアに記憶されている運行データを消去する。
【0010】
ところで、運行データが記憶されたデータキャリアを紛失してしまったときは、使用者は、管理手段により救済用データキャリアに紛失データキャリアを示す紛失情報を書込む。
【0011】
そして、救済用データキャリアを車両の所定位置にセットすると、書込手段は、紛失データキャリアに対応して記憶手段に記憶されている運行データを救済用データキャリアに書込む。この場合、書込手段は、紛失データキャリアに対応した運行データと救済用データキャリアとを対応付ける。
【0012】
従って、管理手段により救済用データキャリアに記憶されている運行データを読取ることにより、紛失データキャリアに記憶されていた運行データを読出して管理することができる。
【0013】
また、上記構成において、前記記憶手段は、前記データキャリア毎に対応した運行データバックアップエリアを有して構成され、前記書込手段は、前記救済用データキャリアに前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段の運行データバックアップエリアに記憶されている運行データを書込んだときは、その運行データを前記救済用データキャリアに対応した前記記憶手段の運行データバックアップエリアに移動して記憶することにより両者を対応付けるものである(請求項2)。
【0014】
このような構成によれば、記憶手段に記憶されている運行データとデータキャリアとの関係をデータキャリアに対応させた記憶エリアに基づいて管理することができるので、記憶手段に記憶されている運行データとデータキャリアに記憶されている運行データとの対応関係を容易に判断できるようになり、運行データの管理を容易に行うことができる。
【0015】
また、前記データキャリアは、固有の識別番号を記憶することにより識別可能に構成されているものである(請求項3)。
このような構成によれば、データキャリアは固有の識別番号を記憶することにより識別可能に構成されているので、書込手段は、データキャリアから識別番号を読出すことにより容易にデータキャリアを識別することができる。この場合、データキャリアはデータの記憶機能を本来的に有していることから、特別な手段を新規に設けることなく容易に実施することができる。
【0016】
また、前記データキャリアに記憶されている固有の識別番号は車両の始動を許可するイモビライザシステム用の識別番号を兼用しているものである(請求項4)。
このような構成によれば、データキャリアシステムとイモビライザシステムとの統合を容易に図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を建設車両の運行管理に適用した一実施の形態を図面を参照して説明する。
全体の構成を示す図2において、建設車両1には車両ECU(Electronic Control Unit )2が搭載されている。
【0018】
この車両ECU2は、図1に示すように、マイクロコンピュータからなる制御回路3を主体として構成されている。制御回路3(書込手段に相当)には、建設車両1に搭載されているバッテリ4から電源回路5を通じて所定電圧の電源が与えられる。入力インタフェース6には建設車両1に搭載されている各種スイッチ及び各種センサ7(オルタネータ,車速センサ,ブレーキスイッチ等)が接続されており、制御回路3は、入力インターフェース6を通じて各種機器の動作状態を判断する。
【0019】
ここで、制御回路3は、入力インタフェース6を通じて入力した各種スイッチ及び各種センサ7からの情報に基づいて運行データ(エンジンの始動時間、停止時間、走行速度、ブレーキ回数、運行時の各種データ(作業内容・時刻、燃料情報、有料道路料金、車両のセンサの異常情報等))を不揮発性メモリ8(記憶手段に相当)に順に書込む。
【0020】
この不揮発性メモリ8には、メモリ内蔵キー9(データキャリアに相当。以下、単にキーと称する)に対応した記憶エリアが設定されている。この場合、キー9としては図2に示すように第1のキー9A、第2のキー9B、第3のキー9Cが用意されていることから、各キー9A〜9Cに対応した記憶エリアが設定されている。
【0021】
また、記憶エリアとしては、図3に示すようにキー毎に対応してIDコード(識別番号)記憶エリア、R/W更新情報記憶エリア、キーの書込み開始アドレス記憶エリア、キー紛失情報記憶エリア、運行データバックアップエリアが設定されている。この場合、IDコード記憶エリアにはキー9に予め記憶されているIDコードが記憶されている。また、R/W更新情報記憶エリアには、キー9に一時的に記憶されている運行データの読出回数が記憶される。また、キーの書込み開始アドレス記憶エリアには、書込可能記憶エリアの先頭アドレスが記憶される。また、キー紛失情報記憶エリアには、紛失キーの有無及び紛失キーのIDコードが記憶される。そして、バックアップデータ記憶エリアには、建設車両1のエンジンを始動したキー9に書込まれた運行データと同一の運行データが記憶される。
【0022】
制御回路3は、入力インタフェース6を通じてスタータスイッチ10がオンしたことを検出したときは、出力インタフェース11を通じてエンジン始動装置12に始動許可を与える一方で、パワーアンプ13を介してアンテナコイル14に運行データを順に送信すると共に、同一の運行データを不揮発性メモリ8に書込む。また、アンテナコイル14で受信したデータ信号を検波・アンプ・波形成形回路15を通じて入力する。この場合、アンテナコイル14及びコンデンサ16により共振回路が形成されている。
【0023】
上記アンテナコイル14は図示しないイグニッションキーシリンダに対応して設けられており、制御回路3は、制御プログラムに基づいてパワーアンプ13をオンオフすることにより電力信号をアンテナコイル14から送信するようになっている。
【0024】
尚、イグニッションキーシリンダに対する操作に応じてスタータスイッチ10がOFF位置、ACC位置、ON位置、START位置に位置されるようになっている。
【0025】
上記のように構成された車両ECU2から送信された運行データを一時的に記憶するデータキャリアとして図1に示すようにキー9が用意されている。このキー9は、キー本体部9aとキーグリップ9bとから構成されたものであり、キーグリップ9b内にはトランスポンダ17が内蔵されている。
【0026】
図4はトランスポンダ17の電気的構成を示している。この図4において、電源回路18は、アンテナコイル19が受信した電力信号を整流・平滑することにより直流電圧を生成して制御回路20に与える。この制御回路20はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、入力インタフェース21を通じて電力信号に含まれるデータ信号を弁別して入力すると共に、入力したデータ信号に基づいて判断したデータを不揮発性メモリ22に記憶するようになっている。また、制御回路20は、出力インタフェース23を通じてアンテナコイル19及びコンデンサ24からなる共振回路のインピーダンスを変化させて電力信号を変調することにより不揮発性メモリ22に記憶されているデータを送信するようになっている。
【0027】
ここで、不揮発性メモリ22には、図5に示すようにキー固有のIDコード記憶エリア、R/W更新情報記憶エリア、キー紛失情報記憶エリア、運行データ記憶エリアが設定されている。この場合、IDコード記憶エリアにはキー固有のIDが予め記憶されている。また、R/W更新情報記憶エリアには運行データ記憶エリアに記憶されている運行データの読出回数が記憶される。また、キー紛失情報記憶エリアには紛失キーの有無及び紛失キーのIDコードを示すキー紛失情報が記憶される。そして、運行データ記憶エリアには、所定時間毎に運行データが順に記憶される。
【0028】
さて、車両のイグニッションキーシリンダにキー9を差込んだ状態では、車両側のアンテナコイル14とキー側のアンテナコイル19とが電磁結合され、その状態では、車両側のアンテナコイル14からの電力信号がキー側のアンテナコイル19に非接触状態で与えられる。尚、アンテナコイル19及びコンデンサ24からなる共振回路の共振周波数は、車両側から送信される電力信号の周波数帯域に等しく設定されている。
【0029】
ここで、制御回路3は、パワーアンプ13を通じてアンテナコイル14及びコンデンサ16からなる共振回路のインピーダンスを変化させることにより電力信号を変調して送信する。
また、検波・アンプ・波形成形回路15は、共振回路からの電力信号を整形して電力信号に含まれるデータを弁別する。
【0030】
一方、事務所内には、図2に示すように、パーソナルコンピュータ25(管理手段、紛失情報書込手段に相当。以下、パソコンと称する)が設置されており、このパソコン25には、リーダ/ライタ装置26(以下、R/W装置と称する)が接続されている。
【0031】
R/W装置26はパソコン25とシリアルインターフェースを介して接続されており、パソコン25との間でデータ授受を実行するようになっている。R/W装置26には図示しないアンテナコイルが内蔵されており、キー差込口27にキー9が差込まれた状態ではアンテナコイル14とキー9側のアンテナコイル19とが電磁的に非接触状態で結合される。
【0032】
R/W装置26は、パソコン25から送信される指令信号に基づいて電力信号を図示しないアンテナコイルからキー9側のアンテナコイル19に送信すると共に、電力信号の信号レベルに基づいてキー9から送信されるデータを判断するようになっている。
【0033】
パソコン25はハードディスク装置を内蔵しており、使用者の操作に応じてR/W装置26がキー9から読取った運行データをIDコードと対応付けてハードディスク或いは外部記憶媒体28(フロッピーディスク)に書込む。このとき、パソコン25は、R/W装置26を通じてキー9に記憶されている運行データを消去すると共に、R/W更新情報の読出回数をインクリメントする。
【0034】
次に上記構成の作用について説明する。
図6は車両ECU2の動作を示すフローチャートである。この図6において、車両ECU2は、初期状態においてはエンジン始動装置12に対してエンジンの始動を禁止した状態で(S101)、スタータスイッチ10がOFF位置からACC位置に操作されたかを判定している。
【0035】
さて、作業員は、建設車両1で作業するときは、例えば第1のキー9Aを携帯して建設車両1に乗車し、エンジンを始動するために第1のキー9Aをイグニッションキーシリンダに差込んでOFF位置からまずACC位置に操作する(S102)。
【0036】
このとき、車両ECU2は、第1のキー9Aに記憶されているIDコードを読込んで照合し(S103)、そのIDコードが予め登録されているときは(S104:YES)、エンジン始動装置12に対してエンジンの始動を許可する(S105)。
【0037】
そして、作業員が第1のキー9Aに対する操作によりイグニッションキーシリンダをACC位置からSTART位置に操作したときは、エンジン始動装置12は、エンジンの始動が許可された状態でスタータスイッチ10がオンすることに応じてエンジンを始動する。
【0038】
車両ECU2は、このようにしてエンジン始動装置12によりエンジンが始動されると(106:YES)、第1のキー9AからR/W更新情報及びキー紛失情報を読取る(S107)。
【0039】
ここで、第1のキー9AのR/W更新情報は、当該キー9Aの運行データ記憶エリアに記憶されている運行データがパソコン25に読取られて消去されたときはインクリメントされるので、このような場合は、R/W更新情報が前回読込んだカウント値と異なる。また、運行データがパソコン25に読取られて消去されなかった場合は、R/W更新情報のカウント値はインクリメントされることはないから、このような場合は、R/W更新情報のカウント値は前回読込んだカウント値と同一になる。
【0040】
従って、車両ECU2は、R/W更新情報のカウント値が前回と一致している場合は(S108:NO)、運行データエリアは消去されていないと判断し、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアにおいて書込み開始アドレス記憶エリアに記憶されている開始アドレスから運行データを書込む(S118)。また、R/W更新情報が前回と一致していない場合は(S108:YES)、運行データエリアが消去されていると判断し、キー紛失情報が変化していないことを確認してから(S109:NO)、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアの最初のアドレスから運行データを書込む(S119)。
【0041】
続けて、第1のキー9Aに書込んだ運行データと同じ内容の運行データを不揮発性メモリ9における第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアに書込んでから(S120)、書込み開始アドレスを更新する(S121)。
【0042】
つまり、エンジンを始動したときは、第1のキー9Aの運行データ記憶エリアの記憶可能エリアにはエンジンの始動時間が記憶されると同時に、不揮発性メモリ8において第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアの記憶可能エリアにもエンジンの始動時間が記憶されることになる。
【0043】
そして、車両ECU2は、エンジンの動作中においては(S114:YES)、一定時間tが経過する毎に(S115:YES)、ステップS118に移行することにより第1のキー9Aに運行データを書込むと同時に、不揮発性メモリ8における第1のキー9Aに対応した運行データバックアップエリアにも同一の運行データを書込む。
以上の動作により、第1のキー9A及び不揮発性メモリ8の第1のキー9Aに対応した記憶エリアには同一の運行データが順に書込まれるようになる。
【0044】
そして、1日の作業が終了して第1のキー9Aに対する操作によりイグニッションキーシリンダをOFF位置に操作すると、エンジン始動装置12がエンジンを停止する。このとき、車両ECU2は、エンジンが停止したときは(S114:NO)、スタータスイッチ10がOFF位置に位置していることを確認してから(S116:YES)、ステップS101に移行することによりエンジン始動を禁止する。
【0045】
さて、上述のようにして建設車両1のエンジンを停止した作業員は、イグニッションキーシリンダから抜いた第1のキー9Aを事務所内のR/W装置26にセットした状態でパソコン25を操作する。これにより、運行データに基づいて日報を作成したり、労務管理を行うことができる。また、作成した日報或いは労務管理を必要に応じてハードディスク或いはフロッピディスク28に記憶する。
【0046】
同様にして、作業員が第2のキー9B或いは第3のキー9Cを使用して建設車両1のエンジンを始動することにより、それらのキー9B,9Cを媒体として車両の運行データをパソコン25により読出して管理することができる。
【0047】
ところで、例えば運行データが記憶されたキー9を紛失してしまった場合は、そのキー9に記憶されている運行データを読出すことができなくなってしまうので、運行データを正しく管理することができなくなってしまう。
【0048】
そこで、本実施の形態では、キー9を紛失してしまった場合は、他のキー9を救済用として使用することにより次のようにして紛失キー9に記憶されていた運行データを管理できるようにした。
【0049】
ここで、第1のキー9Aを紛失し、第2のキー9Bを救済用として使用した場合を説明する。この場合、第1のキー9Aを紛失した時点で車両ECU2の不揮発性メモリ8には、図7に示すように第1のキー9Aに対応して運行データ(矢印Aで示す)が記憶されていると共に、第2のキー9Bに対応して運行データ(矢印Bで示す)が記憶されているものとする。
【0050】
即ち、作業員は、事務所においてR/W装置26に第2のキー9Bを差込んだ状態で、パソコン25に対する操作により第2のキー9Bのキー紛失情報記憶エリアに紛失キーが『有り』の情報及び紛失キーが第1のキー9Aであることを示すために第1のキー9AのIDコードを記憶する。この場合、パソコン25は、第2のキー9Bの紛失情報記憶エリアにキー紛失情報を記憶するときは、第2のキー9Bに記憶されている運行データの読出しを同時に実行する。
【0051】
そして、作業員は、キー紛失情報が記憶された第2のキー9Bでエンジンを始動する。すると、車両ECU2は、第2のキー9Bに記憶されているR/W更新情報に基づいて運行データが読出されていることを確認すると共に(S108:YES)、第2のキー9Bに記憶されているキー紛失情報が変化あったかを確認してから(S109)、キー紛失情報として『有り』が記憶されているかを確認する(S110)。
【0052】
この場合、キー紛失情報として『有り』が記憶されていることから(S110)、第2のキー9Bが救済用として使用されていると判断し、まず、不揮発性メモリ8において第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアに記憶されているバックアップデータを消去する(S111)。これにより、図7において矢印Bで示す運行データが消去される。
【0053】
続いて、紛失した第1のキー9Aに対応して不揮発性メモリ8の運行データバックアップエリアに記憶されているバックアップデータを第2のキー9Bの運行データ記憶エリアに書込んでから(S112)、そのバックアップデータを第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアに移動して記憶する(S113)。このとき、第1,第2のキー9A,9Bに対応したキー書込み開始アドレスを更新する。
【0054】
以上の動作により、不揮発性メモリ8において第1のキー9Aに対応して運行バックアップエリアに記憶されていたバックアップデータが第2のキー9Bに記憶されると同時に、同一のバックアップデータが図8に示すように第2キー9Bに対応した運行データバックアップエリアにも記憶されるようになる。
【0055】
そして、建設車両1による作業が進行すると、上述したようにして第2のキー9Bの運行データ記憶エリアにおける続きのエリアには運行データが順に記憶されると同時に、不揮発性メモリ8の第2のキー9Bに対応した運行データバックアップエリアにおける続きのエリアにも同一の運行データが順に記憶される。
【0056】
さて、作業員は、作業が終了したときは、第2のキー9Bを操作してエンジンを停止してから、第2のキー9Bに記憶されている運行データをR/W装置26を通じてパソコン25で読込む。このとき、パソコン25により第2のキー9Bからの運行データの読出しが終了し、ハードディスク或いは外部記憶媒体28(フロッピーディスク)に書込んだところで第2のキー9Bに記憶されていた運行データは消去される。このとき、第2のキー9Bには、キー紛失情報として『無し』が記憶される。
【0057】
従って、紛失したキー9Aに記憶されていた運行データと同一のバックアップデータを車両ECU2から救済用の第2のキー9Bを媒体としてパソコン25により読出することができるので、紛失したキー9Aに記憶されていた運行データを確実に管理することができる。
【0059】
本実施の形態によれば、車両の運行データをエンジンを始動したキー9に書込むと同時に同一の運行データを車両ECU2の不揮発性メモリ8に当該キー9に対応させて記憶し、キー9を紛失したときは、紛失キー9に対応して不揮発性記憶メモリ8に記憶されている運行データを救済用キー9に記憶するようにしたので、運行データをキーに単に書込むだけの構成のものと違って、紛失キー9に記憶されていた運行データを車両ECU2から救済用キー9を媒体としてパソコン25により読出して確実に管理することができる。
【0060】
この場合、不揮発性メモリ8において紛失キー9に対応した運行バックアップエリアに記憶されていた運行データを救済用キー9に書込んだときは、その運行データを救済用キー9に対応した運行データバックアップエリアに移動するようにしたので、運行データとキー9との対応関係を容易且つ確実に更新することができる。
【0061】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
紛失キー9に対応した運行データを救済用キーに書込んだときにその運行データを救済用キー9に対応した運行データバックアップエリアに移動するのに代えて、運行データバックアップエリアを共通にして設け、記憶している運行データとキー9との対応関係を記憶するようにしてもよい。この場合、キー9を紛失したときは、救済用キー9に書込んだ運行データが紛失キー9のものであることを記憶する。
【0062】
データを一時的に記憶する媒体としてキー9を用いるのに代えて、ICカード、メモリカード、メモリ内蔵のハンディターミナルを用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のデータキャリアによれば、データキャリアに車両の運行データを記憶するときは、同時にその運行データを記憶手段にデータキャリアに対応して記憶し、データキャリアを紛失したときは、救済用データキャリアに紛失データキャリアの紛失情報を記憶することにより記憶手段に記憶されている紛失データキャリアの運行データを救済用データキャリアに記憶するようにしたので、救済用データキャリアを媒体として紛失データキャリアに記憶されていた運行データを読出すことができ、データキャリアを紛失した場合であっても、運行データを確実に管理することが可能となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両ECUの電気的構成を示す図
【図2】システムの全体構成を示す概略図
【図3】車両ECUの不揮発性メモリの記憶内容を示す図
【図4】トランスポンダの電気的構成を示す概略図
【図5】トランスポンダの不揮発性メモリの記憶内容を示す図
【図6】車両ECUの動作を示すフローチャート
【図7】作用を説明するための図3相当図
【図8】キーを紛失したときのデータ移動を説明するための図7相当図
【符号の説明】
1は建設車両、2は車両ECU、3は制御回路(書込手段)、8は不揮発性メモリ(記憶手段)、9はメモリ内蔵キー(データキャリア)、9A〜9Bはキー(データキャリア)、17はトランスポンダ、22は不揮発性メモリ、25はパーソナルコンピュータ(管理手段、紛失情報書込手段)、26はリーダ/ライタ装置である。
Claims (4)
- 識別可能に構成された携帯可能な複数のデータキャリアと、
車両の所定位置に前記データキャリアがセットされた状態で当該データキャリアの書込可能記憶エリアに車両の運行データを書込むと共に、同一の運行データを上記データキャリアに対応させて記憶手段に書込む書込手段と、
前記データキャリアに記憶されている運行データを読出すと共に当該データキャリアの記憶運行データを消去する管理手段と、
紛失データキャリアを示す紛失情報を救済用データキャリアに書込む紛失情報書込手段とを備え、
前記書込手段は、前記救済用データキャリアに紛失情報が記憶されていたときは前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段に記憶されている運行データを前記救済用データキャリアに書込むと共に、その運行データと前記救済用データキャリとを対応付けることを特徴とするデータキャリアシステム。 - 前記記憶手段は、前記データキャリア毎に対応した運行データバックアップエリアを有して構成され、
前記書込手段は、前記救済用データキャリアに前記紛失データキャリアに対応して前記記憶手段の運行データバックアップエリアに記憶されている運行データを書込んだときは、その運行データを前記救済用データキャリアに対応した前記記憶手段の運行データバックアップエリアに移動して記憶することにより両者を対応付けることを特徴とする請求項1記載のデータキャリアシステム。 - 前記データキャリアは、固有の識別番号を記憶することにより識別可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のデータキャリアシステム。
- 前記データキャリアに記憶されている固有の識別番号は車両の始動を許可するイモビライザシステム用の識別番号を兼用していることを特徴とする請求項3記載のデータキャリアシステム。
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