JP2004168102A - 車載用電子機器盗難防止装置 - Google Patents

車載用電子機器盗難防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両側のなんらかの原因で車両盗難防止イモビライザIDが変更されてしまった場合においても、搭載されている車載用電子機器が動作しなくなるのを防ぐことができると共に、車両盗難防止イモビライザIDを登録している車載用電子機器の不揮発性メモリが不正に交換された場合にも、その異常を確実に検知することができる車載用電子機器盗難防止装置を提供する。
【解決手段】キーがキー挿入部へ挿入されると、キーに記憶されている車両盗難防止用IDコードと照合し、車両盗難防止用IDコードが一致しているときにのみ、エンジン始動を許可する車両盗難防止装置を利用した車載用電子機器盗難防止装置において、車載用電子機器に車載用電子機器固有のセキュリティIDを保持させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両盗難防止装置を搭載する車両の電子機器の盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカーオーディオの盗難防止装置において、暗証コード方式を用いた盗難防止装置には以下のとおり、いくつかの方法がある。
(1)セキュリティコードを登録し、このコードを入力することにより、動作許可を与えるもの。
(2)キーレスエントリーのIDコードをカーオーディオに登録しておき、IDコードを取得し照合することにより、動作許可を与えるもの。(例えば、特許文献1参照)
(3)キーのイモビライザ(Immobilizer)システムの車両盗難防止イモビライザIDを登録しておき、その車両盗難防止イモビライザIDを取得し照合することにより、動作許可を与えるもの(例えば、特許文献2参照)などがある。
特に、キーレスエントリーを使ったものやイモビライザを使用したものについては、ユーザーがコードを覚える必要がないこと、また車両に搭載されている車両盗難防止装置を利用することで、セキュリティ機能の向上にもつながり、有効な技術であると考えられる。
【0003】
ここで、上記(3)のイモビライザシステムを利用した従来の車載用電子機器盗難防止装置について、図10にもとづき説明する。
この図10に示す従来の車載用電子機器盗難防止装置は、車両盗難防止装置の1つであるエンジン不正始動防止装置を利用して実現している。
まず、キーが車両側ユニットAのイグニッションキーシリンダへ挿入されると、キーに内蔵してあるキートランスポンダ(小型発振器)1に車両側ユニットAから電源が供給され、キートランスポンダ1と受信側のアンテナコイル2においてキーに登録されている車両盗難防止イモビライザIDの読み込みを行なう。
【0004】
イグニッションキーシリンダにおいてアンテナコイル2により受信した車両盗難防止イモビライザIDは、アンプ3にて増幅され、エンジンの制御などを行っているエンジン制御マイクロコンピュータ(以下車両側マイコンという)4へ送られる。キーに登録されている車両盗難防止イモビライザIDは、暗号化が施されており、容易には解読できないようになっているため、車両側マイコン4に送られた車両盗難防止イモビライザIDは、復号、解読され、既に不揮発性メモリ5に登録されているイモビライザIDとの照合を行なうことにより、エンジンの点火、燃料の噴射の制御を行ないエンジンの制御を行なっている。
【0005】
車両側マイコン4において受信された車両盗難防イモビライザIDは、通信インターフェース6および7を介してカーオーディオBやその他の車載用電子機器Cへ送信される。カーオーディオBは、受信したイモビライザIDをオーディオ制御マイクロコンピュータ(以下AUDIO側マイコンという)8にて復号、解析を行なう。また、カーオーディオBでは、既に不揮発性メモリ9にイモビライザIDからコードを入力してセキュリティデータとして取得したIDが登録されている場合は、そのイモビライザIDにもとづくセキュリティIDと、復号、解析を行なったデータとの照合を行ない、一致した場合に動作許可を与える。また、不揮発性メモリ9にイモビライザIDにもとづくセキュリティIDが登録されていない場合は、初期状態とし復号、解析を行なったデータをセキュリティIDとして登録を行なう。
以上がイモビライザシステムを利用した車載用電子機器盗難防止装置の概要である。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−52718号公報(第2−3頁、第2図)
【特許文献2】
特開2000−71893号公報(第2−5頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車載用電子機器盗難防止装置にあっては、イモビライザからコードを入力し、車載用電子機器のセキュリティデータとして使用しているため、次のような問題点があった。
【0008】
(1)キーの紛失などにより、イモビライザデータを変更しなければならない場合、車載用電子機器に登録してあるセキュリティデータと照合一致が取れなくなってしまうため、車載用電子機器が動作できなくなるという問題点があった。
すなわち、キーは、ユーザーが常時所持しているものであるため、キーを紛失してしまうケースがよく発生していた。このような車両側の原因でイモビライザIDが変わってしまった場合、車載用電子機器に登録してあるイモビライザIDとは一致しなくなってしまうため、盗難されて他の車両に取り付けたときと同じ状態になってしまい、セキュリティの解除をすることができなくなるという問題点があった。
【0009】
(2)また、カーオーディオの不揮発性メモリなどに、イモビライザデータにもとづくセキュリティIDを登録するが、そのメモリが故意に交換された場合、新規に登録をおこなうことにより、動作可能状態となってしまうという問題点があった。
すなわち、車載用電子機器がイモビライザIDを受信した際に、不揮発性メモリに登録されていない場合は、自動的に登録する構成であるため、不揮発性メモリを交換されると、新規に登録を行なってしまい、動作許可を与えてしまうという構成上の不備な点があった。
【0010】
このように、イグニッションキーシリンダから送られてくる車両盗難防止イモビライザIDを車載用電子機器が入手して盗難防止に利用する従来の車載用電子機器の盗難防止装置は、車両側の車両盗難防止イモビライザIDに依存してしまうという欠点があった。そのことにより、上述したようなセキュリティ性を損なう問題や車両側の変更に依存してしまい車載用電子機器の動作に影響を与えるなどの問題点があった。
【0011】
この発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両側のなんらかの原因で車両盗難防止イモビライザIDが変更されてしまった場合においても、搭載されている車載用電子機器が動作しなくなるのを防ぐことができると共に、車両盗難防止イモビライザIDを登録している車載用電子機器の不揮発性メモリが不正に交換された場合にも、その異常を確実に検知することができる車載用電子機器盗難防止装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、キーがキー挿入部へ挿入されると、キーに記録されている車両盗難防止用IDコードと照合し、車両盗難防止用IDコードが一致しているときにのみ、エンジン始動を許容する車両盗難防止装置を利用した車載用電子機器盗難防止装置において、車載用電子機器に車載用電子機器固有のセキュリティIDを保持させたことを特徴としている。
【0013】
請求項2記載の発明は、キーがキー挿入部へ挿入されると、キーに記録されている車両盗難防止用IDコードと照合し、車両盗難防止用IDコードが一致しているときにのみ、エンジン始動を許容する車両盗難防止装置を利用した車載用電子機器盗難防止装置において、車両側ユニットは、車載用電子機器から送信される車載用電子機器固有のセキュリティIDを先に判定し、イモビライザIDの送信の可否制御を行なうように構成したことを特徴としている。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、車両側ユニットから送信される要求により状態を判定すると共にイモビライザIDを判定し、車載用電子機器に登録されているイモビライザIDの変更登録を行なえるように構成したことを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、一定時間内に車両側ユニットからのイモビライザIDを受信できない場合に、動作禁止となるように構成したことを特徴としている。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、登録されているイモビライザIDの有無を判定し、その状態を車載用電子機器固有のセキュリティIDと共に車両側ユニットへ送信することができるように構成したこと特徴としている。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、上記車両側ユニットは、通信インターフェースを利用して車載用電子機器固有のセキュリティIDを受信することができるように構成したことを特徴としている。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、上記車両側ユニットは、車載用電子機器固有のセキュリティIDを登録することができるように構成したことを特徴としている。
【0019】
請求項8記載の発明は、請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置において、上記車両用ユニットは、登録されている車載用電子機器固有のセキュリティIDと、受信した車載用電子機器固有のセキュリティIDを判定し、登録されていない場合は、新規登録状態を付加して送信を行ない、また照合の結果一致する場合は、イモビライザIDを送信し、照合の結果一致していない場合は、イモビライザIDの送信を禁止することができるように構成したことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
車両盗難防止装置のイモビライザシステムを利用した車載用電子機器盗難防止装置の実施例について説明する。
図1は、車載用電子機器盗難防止装置の実施例のハード構成図を示している。この図1に示すハード構成図は、図10に示す従来のハード構成とほほ同一の構成をしている。唯一変わるところは、車両用ユニットAと、カーオーディオBおよびその他の車載用電子機器C(以下、AUDIOという)とをつなぐ通信インターフェース6、7が双方向通信10を行なうように構成したことにある。
【0021】
また、車両用ユニットAの車両側マイコン4と、AUDIOのAUDIO側マイコン8は、図1のハード構成図に示すように、それぞれ通信インターフェース6、7を介して接続され、双方が所持する不揮発性メモリ5、8へ書き込み、消去を行なえるように構成している。また、車両側ユニットAでは、イグニッションシリンダから送られてくる車両盗難防止イモビライザIDを受信できるように構成している。
なお、図1において、図10に示す従来例と同一部分には、同一符号を付し、その共通する箇所の詳細な説明は重複するため省略する。
【0022】
図1に示すこの発明のハード構成図の実施例を、図2から図8に示すフローチャートにもとづき説明する。
図2は、AUDIOのAUDIO側マイコン8の電源投入からの遷移を示すフローチャートである。
まず、図2のステップS11で、AUDIO側マイコン8は、イグニッションキーシリンダの位置であるアクセサリ(以下ACCという)を検出することにより、相互照合制御を開始する。このACCのON/OFFの検出は、AUDIO側マイコン8のポートに車両側ユニットAから入力される。通常、AUDIOのAUDIO側マイコン8は、ACCがOFF状態で消費電流を少なくするために、スタンバイ(もしくは、STOPなど低消費電力動作)モードとして動作を行っている。また、AUDIO側マイコン8は、ACCのONを検出した時、スタンバイモードを解除し、通常動作へと移行する。
【0023】
ステップS12は、上記電源投入後(ACC検出後)において、車両盗難防止イモビライザIDが登録されている不揮発性メモリ9であるE2PROMとの通信を確立する。この場合の通信の確立とは、E2PROMへのデータの読み書きができる状態にすることを意味する。なお、この実施例では、不揮発性メモリであるE2PROMを用いた場合について説明するが、これに限定されるものではなく、不揮発性の記憶装置であれば何でもよい。
【0024】
ステップS13は、E2PROMとの通信を確立できなかった場合のプロテクション動作を行なう。ここでは、1系統の通信ラインを使用しているため、リトライ処理として開始タイミングを変えて数回行なう。このプロテクション動作は、他に、違う通信ラインを使用して、同じE2PROMへアクセスする方法などでもよい。
【0025】
ステップS14は、E2PROMよりイモビライザIDを読み出す。読み出したイモビライザIDは、ステップS20の同一制御内のE2PROMイモビライザID状態判定と、図5に示すステップS42のイモビライザID照合モードのイモビライザID判定において使用されるため、AUDIO側マイコン8内のRAMへ一時的に保持する。この内部RAMへ保持したイモビライザIDは、照合後、あるいはACCのOFF検出にて消去される。
【0026】
ステップS15は、動作制限の時間判定を行なう。動作制限時間内であれば通常動作を行なうことができるように構成している。また、制限時間の例えば、1時間を越えた場合は、ステップS16のセキュリティモードへと移行する。このステップS16は、セキュリティモードとして動作を行なう。セキュリティ状態は、基本的に、全ての動作を禁止する。しかし、セキュリティ状態でも動作を許可したい場合、つまり、ディスクを取り出すために、イジェクト動作だけを許可する場合は、イジェクト以外の全ての動作を禁止する。また、セキュリティ状態となった場合は、カーオーディオBなどの表示部にてセキュリティ状態にあることを表示する。
【0027】
ステップS17は、キー挿入位置検出判定を行なう。このステップS17では、イグニッションキーシリンダがONとなることで、キーに登録されている車両盗難防止イモビライザIDをカーオーディオBが受信できるようになることから、車両側との通信開始条件をイグニッションキーシリンダがONの時としている。一方、イグニッションキーシリンダのON状態を検出できない場合は、ステップS15の動作制限時間判定を、動作制限時間中、例えば、1時間繰り返し実行する。
【0028】
ステップS18は、車両側ユニットAとの通信の確立を行なう。ここで、通信の確立とは、双方向のデータ転送を可能とした状態のことを意味する。また、図6に示すステップS53の車両側マイコン制御のオーディオ側ユニットとの通信確立と同期がとられる。ステップS19は、車両側ユニットAとの通信を確立できなかった場合のプロテクション動作を行なう。ここでは、1系統の通信ラインを使用しているため、リトライ処理として開始のタイミングを変えて数回行なう。このプロテクション動作は、他に、違う通信ラインを使用して、同じ車両側ユニットAへアクセスする方法などでもよい。一方、プロテクション動作を行なっても通信の確立を行なえなかった場合は、ステップS23の異常モードへと移行する。
【0029】
ステップS20は、上述したステップS14の「同制御内E2PROMよりイモビライザID取得」にて取得したイモビライザIDから現在の状態を判定する。イモビライザIDが登録されていない場合は、ステップS21で未登録と判定し、未登録ID有りセキュリティID送信へ、また、既に登録されている場合は、ステップS22のAUDIOセキュリティID送信へ、また、異常なデータを判定した場合は、ステップS23の異常モードへ移行する。
【0030】
ステップS21は、E2PROMにイモビライザIDが登録されていない状態を初期状態とし、車両側ユニットAへ向けて未登録のID有りのセキュリティIDを送信する。このIDは、図8(a)に示す車両側マイコン制御でのセキュリティID照合モードにおけるステップS66のAUDIOセキュリティID判定時に使用される。ステップS22は、E2PROMにイモビライザIDが登録されている場合は、既登録状態とし、AUDIOセキュリティIDを送信する。このIDは、図7に示す車両側マイコン制御でのセキュリティID登録モードにおけるステップS59のAUDIOセキュリティID判定時に使用される。
【0031】
ステップS23の異常モードとは、このセキュリティシステム構成にて何らかの要因で正常にセキュリティシステムを動作することができない状態時に移行する。また、ステップS24のイモビライザID判定モードとは、車両側ユニットAからのイモビライザIDを判定し、各モードへと移行させる状態を意味する。このイモビライザID判定モードにより、AUDIOに動作許可、あるいは禁止が決定する。
【0032】
次に、図3のフローチャートにもとづき、イモビライザID判定モード時の動作遷移を説明する。
ステップS25における動作制限時間判定は、イグニッションキーシリンダのACCのON/OFF検出前に判定を行なっていた図2に示すステップS15の動作制限時間判定とは異なり、イモビライザIDを受信するまでの時間を判定する。AUDIOからセキュリティID送信後、車両側マイコン4においてAUDIOの状態とセキュリティIDを判定し、その際、AUDIOからのセキュリティIDが不正だった場合、(一致しない場合やAUDIO側のみ初期状態であった場合)イモビライザIDの送信を禁止する。
【0033】
通常、通信は高速で行っていることを考えると、車両側マイコン4の判定時間を考慮しても、1秒〜5秒程度で車両側マイコン4からのイモビライザID送信の有り無しを判定できる。また、その制限時間内にイモビライザIDを受信できなった場合は、車両側ユニットAにてAUDIOセキュリティID異常と判定されたものとみなし、ステップS26のセキュリティモードへ移行させる。このステップS26は、セキュリティモードとしての動作を行なう。その動作内容は、上記図2のステップS16と同様とする。
【0034】
ステップS27は、イモビライザIDの受信判定を行なう。受信できていない場合は、ステップS25の同制御内の動作制限時間判定から繰り返し判定を行なう。受信した場合は、ステップS28の同制御内のイモビライザID種別判定へ移行する。このステップS28は、イモビライザID受信後、受信したイモビライザIDの種別判定を行なう。受信するイモビライザIDの種別は、2種類である。1つは、正常なデータであるイモビライザID、もう1つは、車両側でAUDIOのセキュリティIDを登録した場合に送られてくる新規登録ID有りのイモビライザIDである。これ以外の異常なデータを受信した場合は、ステップS31の異常モードへ移行する。また、上記の正常なIDを受信した場合は、ステップS30のイモビライザID照合モードへ移行させる。また、新規登録ID受信した場合は、ステップS29のイモビライザID登録モードへと移行させる。
【0035】
上記ステップS29のイモビライザID登録モードとは、車両側において、AUDIOセキュリティIDを登録した場合に送信される新規登録ID有りイモビライザIDを受信した場合にAUDIOにそのイモビライザIDを登録するモードのことを意味する。AUDIO側は、イモビライザIDの登録有り無しにかかわらず、新規登録IDを受信した場合は、その登録を行なう。また、上記ステップS30のイモビライザID照合モードとは、ステップS27で受信した同制御内のイモビライザID受信判定において受信したイモビライザIDを使用し、判定を行なうことを意味する。また、上記ステップS31は、異常モードとして動作を行なう。その動作内容は、図2のステップS23と同様とする。
【0036】
次に、図4のフローチャートにもとづき、イモビライザID登録モード時の動作遷移について説明する。
まず、ステップS32は、E2PROMに登録されているイモビライザIDの消去を行なう。この消去は、未登録状態と同じ状態になるように、E2PROMのデータをクリアする。また、イモビライザIDの有り無しにかかわらず消去を行なってよい。
消去後、E2PROMよりセキュリティIDを読み出す。これは、ステップS33の現モードE2PROM消去結果判定において使用されるため、AUDIO側マイコン8内のRAMに一時的に保持する。消去は、車両側ユニットAから送られてくる新規登録IDを受信するたびに消去を行なってもよいが、セキュリティ性を確保する目的で規定回数のみしか消去できないようにしてもよい。
【0037】
ステップS33は、E2PROMから読み出したイモビライザIDが未登録状態と同じ状態になっているか判定を行なう。消去後、読み出した値が完全にクリアされている状態になっていれば、消去完了となる。ステップS34は、E2PROMの消去を確認できなかった場合のプロテクションとして、もう一度、E2PROMからのイモビライザIDの消去を行なう。このプロテクションの回数は、何回でもよい。また、他の通信ラインを使用し、イモビライザIDが登録されているE2PROMへアクセスできる場合は、その通信ラインを使用してプロテクション処理を行ってもよい。次のステップS35は、プロテクション処理にて再びE2PROMより読み出したイモビライザIDの消去を確認する。消去完了条件は、ステップS33の現モードのE2PROM消去結果判定と同様である。
【0038】
ステップS36は、イモビライザIDをE2PROMへ書き込む。書き込む際は、データの整合性を持たせるため、E2PROMの複数のアドレスに書き込むなどの方法をとってもよい。登録完了後、E2PROMよりイモビライザIDを読み出す。これは、ステップS37の現モードE2PROM登録結果判定において使用されるため、AUDIOマイコン8内のRAMに一時的に保持する。ステップS38は、E2PROMの登録を確認できなかった場合のプロテクションとして、もう一度、E2PROMからのイモビライザIDの登録を行なう。このプロテクションの回数は、何回でもよい。また、他の通信ラインを使用し、イモビライザIDが登録されているE2PROMへアクセスできる場合は、その通信ラインを使用してプロテクション処理を行ってもよい。
【0039】
ステップS39は、プロテクション処理にて再びE2PROMより読み出したセキュリティIDの登録を確認する。登録完了条件は、ステップS37の現モードのE2PROM登録結果判定と同様である。ステップS40は、正常モードとして動作を行なう。この正常モードとは、登録が行われた場合で、全ての動作が許可されるモードである。ステップS41は、何らかの要因にて登録が確認できない場合は、異常状態として、異常モードへと移行させる。この動作内容は、図2のステップS23の異常モードと同様な制御を行なう。
【0040】
次に、図5(a)のフローチャートにもとづき、照合モード時の動作遷移を説明する。
まず、ステップS42は、図2に示すステップS14の電源投入後のE2PROMよりイモビライザID取得において、AUDIO側マイコン8内のRAMに保持しているイモビライザIDと、図3に示すステップS27のイモビライザID判定にて受信したイモビライザIDとの照合を行なう。IDコードが一致した場合にのみ判定OKとする。この判定結果により、ステップS43の正常モード、またはステップS44のセキュリティモードへと移行する。
上記のステップS43は、正常モードとして動作を行なう。この正常モードとは、正常に照合および登録が行なわれた場合で、全ての動作が許可されるモードである。また、ステップS44は、セキュリティモードとして動作を行なう。動作内容は、図2で示すステップS16の状態確認モードから移行するセキュリティモードで述べた内容と同様である。
【0041】
次に、図5(b)のフローチャートにもとづき、異常モード時の動作遷移を説明する。
ステップS45の異常動作は、セキュリティシステムが正常に動作できていないため、セキュリティを解除できない。動作については、未登録モード時のように動作制限を持たせる。しかし、異常状態であるということを視覚的に分かるように、カーオーディオなどの表示部に異常状態にあることを表示する。
【0042】
さらに、図5(c)のフローチャートにもとづき、セキュリティモード時の動作遷移を説明する。
ステップS46のセキュリティ動作は、動作に禁止を与える時に設定される。基本的には、図5(a)の照合モードにおいて、IDコードが一致しない時、また状態確認モード、および未登録モードにて制限時間を超えて動作した場合である。ここで、セキュリティ状態ではあるが、ディスクを取り出せるように、イジェクトのみ動作を許可する。また、セキュリティ状態であるということを視覚的にわかるように、カーオーディオなどの表示部にセキュリティ状態であることを表示する。
【0043】
次に、図5(d)のフローチャートにもとづき、正常モード時の動作遷移を説明する。
ステップS47の正常動作は、全ての動作に、許可を与える。つまり、通常ユーザーが使用する状態がこの状態にあたる。このセキュリティシステムの開始条件は、ACCCがONにて行なわれる。よって、この正常動作状態も、ACCにて解除されることになる。この実施例では、セキュリティ中であっても、イジェクトを許可していることにより、ACCがOFFの状態、つまり、AUDIO側マイコン8がスタンバイ状態に入っていても、イジェクト動作を許可できるようにしている。
【0044】
次に、図6のフローチャートにもとづき、車両側マイコン4の車載用電子機器盗難防止制御について、電源投入からの動作遷移を説明する。
ステップS48のキー挿入位置検出判定において、車両側マイコン4は、イグニッションキーシリンダの位置であるACCを検出することによりAUDIO側との相互照合制御を開始する。ステップS49のE2PROMとの通信確立は、電源投入後(ACC確認後)、AUDIOのセキュリティIDが登録されているE2PROMとの通信を確立する。この通信の確立とは、E2PROMへデータの読み書きができる状態にすることを意味する。なお、ここでは、不揮発性メモリであるE2PROMを用いているが、不揮発性の記憶装置であれば何でもよい。
【0045】
ステップS50は、E2PROMとの通信を確立できなかった場合のプロテクションを行なう。ここでは、1系統の通信ラインを使用しているため、リトライ処理として開始タイミングを変えて数回行なう。このプロテクション動作は、他に、違う通信ラインを使用して、同じE2PROMへアクセスする方法などでもよい。
【0046】
ステップS51は、E2PROMよりイモビライザIDを読み出す。読み出したイモビライザIDは、ステップS55の同一制御内のE2PROM・AUDIOセキュリティID状態判定と、図8(a)に示すステップS66のAUDIOセキュリティ判定において使用されるため、車両側マイコン4内のRAMに一時的に保持する。この内部RAMに保持したイモビライザIDは、照合後、また、ACCのOFF検出にて消去される。ステップS52は、キー挿入位置検出判定を行なう。ここでは、イグニッションキーシリンダがONとなることで、キーに登録してあるイモビライザIDを読み取ることができる。
【0047】
ステップS53は、AUDIO側ユニットとの通信確立を行なう。通信の確立とは、双方向のデータ転送を可能とした状態のことをいう。AUDIO側マイコン8の制御、および図2のステップS18の車両側ユニットAとの通信確立と同期がとられ、同様な制御を行なう。ステップS54は、AUDIO側との通信が確立できなかった場合のプロテクションを行なう。ここでは、1系統の通信ラインを使用しているため、リトライ処理として、開始タイミングを変えて数回行なう。このプロテクション動作は、他に、違う通信ラインを使用して、同じAUDIO側ユニットへアクセスする方法などでもよい。このプロテクション動作を行なっても、通信の確立が行なえなかった場合は、ステップS58のAUDIO異常モードへと移行する。
【0048】
ステップS55は、ステップS51における同制御内のE2PROMよりAUDIOセキュリティID取得にて取得したイモビライザIDから現在の状況を判定する。AUDIOセキュリティIDが登録されていない場合は、未登録と判定し、ステップS56のセキュリティID登録モードへ、また既に登録されている場合は、ステップS57のセキュリティID照合モードへ、また異常なデータを判定した場合は、ステップS58のAUDIO異常モードへ移行する。
【0049】
上記ステップS56のセキュリティID登録モードとは、AUDIOから送られてきたセキュリティIDを判定し、E2PROMへの登録を行なう。登録されたセキュリティIDがその車両のAUDIOとして動作できる。また、上記ステップS57のセキュリティID照合モードとは、AUDIOのセキュリティIDを判定し、イモビライザID送信の許可、不許可を判定する。また、ステップS58のAUDIO異常モードとは、このセキュリティシステム構成において、なんらかの異常、または不正を検出し、AUDIOの動作を禁止する場合に移行する。AUDIOの動作禁止は、セキュリティID送信を禁止することで実現できる。
【0050】
次に、図7のフローチャートにもとづき、セキュリティID登録モード時の動作遷移を説明する。
ステップS59は、AUDIOセキュリティIDの判定を行なう。ここでは、AUDIOセキュリティIDの種別には依存しない。つまり、車両側ユニットAにAUDIOのセキュリティIDが登録されていない場合は、AUDIOのセキュリティIDを登録することができる。ここでは、AUDIOのセキュリティIDが正常な値かを判定する。このAUDIOからのセキュリティIDに依存しないで登録できることから、キーイモビライザIDを変更した場合に、あらたに、AUDIOのセキュリティIDを認識することができる。
【0051】
ステップS60は、AUDIOセキュリティIDをE2PROMへ書き込む。書き込む際には、データの整合性を持たせるため、E2PROMの複数のアドレスに書き込むなどの方法をとってもよい。登録完了後、E2PROMよりAUDIOセキュリティIDを読み出す。これは、ステップS61の現モードE2PROM登録結果判定において使用されるため、車両側マイコン4内のRAMに一時的に保持する。次のステップS61は、E2PROMから読み出したAUDIOセキュリティIDと同じデータになっているか判定を行なう。一致していれば、登録完了となる。
【0052】
ステップS62は、E2PROMの登録を確認できなかった場合のプロテクションとしてもう一度、E2PROMからのAUDIOセキュリティIDの登録を行なう。このプロテクションの回数は、何回でもよい。また、他の通信ラインを使用し、AUDIOセキュリティIDが登録されているE2PROMへアクセスできる場合は、その通信ラインを使用して、プロテクション処理を行ってもよい。ステップS63は、E2PROMから読み出したイモビライザIDが未登録状態になっているか判定を行なう。一致していれば、登録完了となる。
【0053】
ステップS64は、登録完了により、AUDIOへ向けて、新規登録ID有りのイモビライザIDを送信する。AUDIOでは、このコードを受信するとイモビライザID登録モードへと移行し、このイモビライザIDが登録されることとなる。ステップS65は、AUDIO異常モードへと移行する。動作内容は、図6のステップS58と同様である。
【0054】
次に、図8(a)のフローチャートにもとづき、セキュリティID照合モード時の動作の遷移を説明する。
ステップS66は、AUDIOセキュリティIDの判定を行なう。このAUDIOセキュリティIDの種別が新規登録IDであった場合、また異常なIDであった場合は、ステップS67へ移行する。このステップS67は、AUDIO異常モードへと移行する。この動作内容は、図6のステップS58と同様である。
一方、ステップS66で、正常であり照合一致と判定した場合は、AUDIOに対して動作許可を与える意味で、ステップS68のイモビライザID送信へ移行する。ステップS68は、照合完了により、AUDIOへ向けてイモビライザID送信する。AUDIOでは、このコードを受信すると、イモビライザID照合モードへと移行し、図3のステップS30において、IDコードの一致を判定する。
【0055】
さらに、図8(b)のフローチャートにもとづき、AUDIO異常モード時の動作遷移を説明する。
ステップS69は、異常状態を設定する。この異常状態に入った場合は、イモビライザIDの送信を禁止する。このとき、車載用電子機器のACCなどを制御している場合は、ACCをOFFして消費電流を少なくすることも可能である。
【0056】
この発明は、上述した実施例からも明らかなように、車両盗難防止の1つである盗難防止イモビライザシステムを利用して実現している車載用電子機器盗難防止装置である。ここで、図9に示す従来の技術で可能な条件と、この発明によって可能となる条件の比較図にもとづきその差異点を説明する。
図9の処理の流れは、AUDIO側マイコンのイモビライザID判定⇒AUDIOセキュリティIDの送信⇒車両側マイコンでのAUDIOセキュリティID判定⇒イモビライザIDの送信⇒AUDIOにてイモビライザIDの照合という順序になる。
【0057】
図9の(a)および(b)は、本来の目的である盗難防止を実現している。この点で従来の技術よりこの発明が優れている点は、始めにAUDIOセキュリティIDを判定するため、AUDIOセキュリティIDが一致しない場合は、イモビライザIDを送信しないということである。盗難時に、イモビライザIDが解読される場合、通信ラインからイモビライザIDを読み取られるということが多い。そこで、始めにAUDIOのセキュリティIDを判定することにより、むやみに、イモビライザIDを通信ラインに送信することを無くしている。むやみに、イモビライザIDを送信することは、セキュリティ性の低下にもつながるからである。
【0058】
図9(a)は、通常動作時の動作である。この図9(a)に示すとおりに制御を行ない、動作許可を与える。図9(b)は、AUDIOが他の車両に取り付けられた場合を示す。AUDIOのセキュリティIDを受信し、車両側マイコン4では、一定時間の間にイモビライザIDを受信できないため、動作を禁止するセキュリティ動作へと移行する。
図9(c)は、初期状態の動作を示している。AUDIO側マイコン8が初期状態であった場合、未登録ID有りのセキュリティIDを送信する。車両側マイコン4は、不揮発性メモリに登録してあるAUDIOのセキュリティIDを判定し、初期状態であった場合は、受信したセキュリティIDの登録を行なってよい。新規登録を行なった車両側マイコン4は、その状態を付加し、イモビライザIDを車載用電子機器へ送信する。AUDIO側マイコン8では、受信したイモビライザIDの状態を判定し、新規登録の場合は、そのイモビライザIDの登録を行ない、登録IDを確認後、通常動作へと移行する。
【0059】
図9(d)は、キーイモビライザIDが変更された場合である。この場合、車両側マイコン4でAUDIOのセキュリティIDを登録している不揮発性メモリも初期状態にもどす必要がある。これは、イモビライザID変更時に、専用の治具などを用いて同時に行なわれる。車両側マイコン4では、AUDIOのセキュリティIDが登録されていないことから、図9(c)の場合と同様に、初期状態として登録を行なう。AUDIO側マイコン8は、新規登録状態として、イモビライザIDを受信することで、車両側マイコン4が新規にAUDIOのセキュリティIDを登録したことがわかるため、受信したイモビライザIDを新規IDとして登録を行なう。
【0060】
図9(e)は、盗難されてイモビライザIDが登録されている不揮発性メモリが交換された場合である。AUDIO側マイコン8では、イモビライザIDが登録されていないため、未登録状態を付加してAUDIOのセキュリティIDを送信する。車両側マイコン4では、AUDIOのセキュリティIDの照合を行なうがAUDIOのセキュリティIDが一致しないこと、また未登録状態であることを判定することで、不揮発性メモリが交換されたと判断することができる。この場合、イモビライザIDの送信は行なわない。AUDIO側の制御は、AUDIO盗難時の図9(e)と同様である。
【0061】
したがって、この発明では、従来の方法で問題となっていた次の点を改善している。
(1)車両側の原因でイモビライザIDが変更された場合。
キーに登録しているイモビライザデータを変更されても、車両側から車載用電子機器に対して、その状態を知らせることで、車載用電子機器に登録されていたイモビライザIDを変更することができる。このことにより、車両側の原因でイモビライザIDが変更されても、車載用電子機器を動作させることができる。
【0062】
(2)盗難により不揮発性メモリが交換された場合。
車両側に車載用電子機器のセキュリティIDを登録することで、その車両に対し許可してよい車載用電子機器を見極めることができる。車載用電子機器でイモビライザIDを登録している不揮発性メモリが交換されても、車載用電子機器からセキュリティIDを受信し、車載用電子機器の状態がわかるため、車両側においてイモビライザIDの送信制御が可能となった。
【0063】
なお、上記実施例では、車両盗難防止エンジン不正始動防止装置について記載したが、キーレスエントリーのIDコードを利用して実現してもよい。また、車両に何らかのIDコードを保持していれば、実現可能である。さらに、車載用電子機器からの要求、また車両ユニットからの要求は、各IDコードを使用せずに、マイコンのポートに信号として送信することも可能である。
【0064】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、車両側の原因で車載用電子機器が動作できなくなるという構成上の不具合点を解消することができると共に、イモビライザIDが変更されても車載用電子機器において判断し、自動的に変更登録を行なうことが可能となった。
【0065】
また、車両側および車載用電子機器側において、セキュリティデータを保持するため、双方向にて動作許可をするユニットを特定することができるようになった。
また、直接部品を交換するなどの不正がおこなわれても、その異常を確実に検知することができるようになったことから、セキュリティ性を向上することができた。さらに、車両側が車載用電子機器固有のセキュリティデータを先に判定することにより、むやみに通信ラインにイモビライザIDを送信するのを防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明に係る車載用電子機器盗難防止装置の実施例のハード構成を示すブロック図である。
【図2】
図1に示す実施例のAUDIO側マイコンの電源投入からの動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図3】
図1に示す実施例のイモビライザID判定モード時の動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図4】
図1に示す実施例のイモビライザID登録モード時の動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図5】
図1に示す実施例の照合、異常、セキュリティおよび正常モード時の動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図6】
図1に示す実施例の車両側マイコンの車載用電子機器盗難防止制御について、電源投入時からの動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図7】
図1に示す実施例のセキュリティID登録モード時の動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図8】
図1に示す実施例のセキュリティID照合モードおよびAUDIO異常モード時の動作遷移を説明するためのフローチャートである。
【図9】
この発明に係る車載用電子機器盗難防止装置と従来の車載用電子機器盗難防止装置とを比較した説明図である。
【図10】
従来の車載用電子機器盗難防止装置の実施例のハード構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 キートランスポンダ
2 アンテナコイル
3 アンプ
4 エンジン制御マイクロコンピュータ(車両側マイコン)
5 不揮発性メモリ
6 通信インターフェース
7 通信インターフェース
8 カーオーディオマイクロコンピュータ(AUDIO側マイコン)
9 不揮発性メモリ
10 双方向通信
A 車両側ユニット
B カーオーディオ(AUDIO)
C 他の車載用電子機器

Claims (8)

  1. キーがキー挿入部へ挿入されると、キーに記録されている車両盗難防止用IDコードと照合し、車両盗難防止用IDコードが一致しているときにのみ、エンジン始動を許容する車両盗難防止装置を利用した車載用電子機器盗難防止装置において、
    車載用電子機器に車載用電子機器固有のセキュリティIDを保持させたことを特徴とする車載用電子機器盗難防止装置。
  2. キーがキー挿入部へ挿入されると、キーに記録されている車両盗難防止用IDコードと照合し、車両盗難防止用IDコードが一致しているときにのみ、エンジン始動を許容する車両盗難防止装置を利用した車載用電子機器盗難防止装置において、
    車両側ユニットは、車載用電子機器から送信される車載用電子機器固有のセキュリティIDを先に判定し、イモビライザIDの送信の可否制御を行なうように構成したことを特徴とする車載用電子機器盗難防止装置。
  3. 車両側ユニットから送信される要求により状態を判定すると共にイモビライザIDを判定し、車載用電子機器に登録されているイモビライザIDの変更登録を行なえるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
  4. 一定時間内に車両側ユニットからのイモビライザIDを受信できない場合に、動作禁止となるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
  5. 登録されているイモビライザIDの有無を判定し、その状態を車載用電子機器固有のセキュリティIDと共に車両側ユニットへ送信することができるように構成したこと特徴とする請求項1または2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
  6. 前記車両側ユニットは、通信インターフェースを利用して車載用電子機器固有のセキュリティIDを受信することができるように構成したことを特徴とする請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
  7. 前記車両側ユニットは、車載用電子機器固有のセキュリティIDを登録することができるように構成したことを特徴とする請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
  8. 前記車両用ユニットは、登録されている車載用電子機器固有のセキュリティIDと、受信した車載用電子機器固有のセキュリティIDを判定し、登録されていない場合は、新規登録状態を付加して送信を行ない、また照合の結果一致する場合は、イモビライザIDを送信し、照合の結果一致していない場合は、イモビライザIDの送信を禁止することができるように構成したことを特徴とする請求項2記載の車載用電子機器盗難防止装置。
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