JP3894451B2 - 監視カメラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラケース本体内に収納保持されたカメラを固定台を介して卓上等に水平状態で設置し、または壁面等に係止して垂直状態で設置して使用される監視カメラ装置に関する。
従来、この種の監視カメラ装置として、例えば特許文献1,2に記載の監視カメラ装置が提案されている。
特許文献1に記載の監視カメラ装置201は、図12に示すように、ケース202と、ケース202に固定したパンモータ203によりパン回転中心軸225を中心に旋回するパン回転軸204と、パン回転軸204の上端に取り付けられて水平面で旋回可能な水平旋回台205と、水平旋回台205の側端部で上方に折り曲げられた折り曲げ部205aに取り付けられたチルトモータ206によりチルト回転中心軸226を中心に旋回するチルト回転軸207と、カメラレンズ209および電化結合素子(CCD)220を有しチルト回転軸207に固定されたコ字状のホルダ208に設けたカメラ210とを備えている。また、カメラ210等は、円筒状のケース228及びこの上に設けた透光性のドームカバー227内に収納された構成となっている。
また、特許文献2に記載の監視カメラ装置は、図13(a),(b)に示すように、固定板301及び回転板302を介して設置されている設置場所307が平坦でなく斜めに傾いている場合、カメラケース308を外し、回転台312を締付け固定している固定バンド313を緩めて、テレビカメラ305を覆って固定している回転台312をテレビカメラ305に接続した図示しないモニタの映像を見ながら回し調整することにより、テレビカメラ305での撮像面の水平度を保つことができるようになっている。そして、テレビカメラ305の光軸を回転台312の円筒の中心にしていることで、テレビカメラ305の光軸を中心、即ち円筒の中心を軸に回転することでテレビカメラ305の撮像面の水平度を保つように傾きを調整できるようになっている。
特開2004−104242号公報 特開2004−96674号公報
上記特許文献1によれば、カメラ201を水平方向(パン方向)と垂直方向(チルト方向)に回転させることができる。しかし、上記特許文献1記載の監視カメラ装置の使用形態としては、その構成上、例えば卓上等に設置して使用するか、あるいは天井等に設置して使用する形態、すなわち装置自体を水平状態に設置して使用する形態に限られ、例えば垂直な壁面等に設置して垂直状態(横方向に向けた状態)で使用することができなかった。つまり、垂直な壁面等に設置した場合には、撮影画像の天地方向が確保できず、チルト方向を調整したときには、撮影画像の天地が斜めになったり、逆になったりするため、監視カメラ装置の画像としては非常に見づらいものとなってしまうといった問題があった。さらに、垂直な壁面に設置して使用することができないため、使用場所も卓上か天井に限定されてしまうといった問題があった。
また、上記特許文献2によれば、設置場所が斜めに傾いている場所であっても、テレビカメラ305の天地方向を確保することが可能である。このことは、監視カメラ装置を水平方向及び垂直方向に関わらず、どのような方向に設置しても、テレビカメラ305の天地方向を確保できることを意味している。しかし、上記特許文献1では、このようなテレビカメラ305の天地方向を確保するために、カメラケース308を外し、回転台312を締付け固定している固定バンド313を緩めて、テレビカメラ305を覆って固定している回転台312をテレビカメラ305に接続した図示しないモニタの映像を見ながら回し調整するといった煩わしい作業が必要となる。また、このような作業は、その後、テレビカメラ305の仰角を調整するたびに必要となり、ユーザにとっては極めて煩雑な作業であるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、卓上等に水平状態で設置し、または壁面等に係止して垂直状態で設置して使用しても、簡単な操作で撮影画像の天地方向を確実に確保することのできる監視カメラ装置を提供することにある。
本発明の監視カメラ装置は、カメラケース本体内に収納保持されたカメラを固定台を介して卓上等に水平状態で設置し、または壁面等に係止して垂直状態で設置して使用される監視カメラ装置である。つまり、水平状態及び垂直状態の2位置の状態のいずれかの状態で使用することを前提とした監視カメラ装置である。この監視カメラ装置は、前記カメラケース本体に連設され、前記カメラの垂直方向仰角を調整可能な垂直仰角回転部と、前記垂直仰角回転部に連設され、水平方向に回転可能な水平回転部と、前記水平回転部に一端部側が固定され、他端部側が前記固定台に対して一方向に回動可能に連設されたアーム部材とからなり、前記アーム部材の他端部側と前記固定台との連設部に、前記固定台を水平状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第1の回動位置、及び前記固定台を垂直状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第2の回動位置においてそれぞれ固定する位置固定手段を備えており、前記位置固定手段は、これら2つの回動位置間では前記アーム部材を固定しないことを特徴とする。
このような構成とすれば、監視カメラ装置を例えば卓上等に設置して水平状態で使用する場合には、アーム部材を第1の回動位置まで回動させ、位置固定手段により第1の回動位置でアーム部材を固定する。これにより、水平回転部の回転軸を垂直に支持することができるので、この状態で垂直仰角回転部を回転させても、撮影画像はその天地方向が確保された状態で撮影されることになる。同様に、監視カメラ装置を例えば垂直な壁面等に設置して垂直状態で使用する場合には、アーム部材を第2の回動位置まで回動させ、位置固定手段により第2の回動位置でアーム部材を固定する。これにより、水平回転部の回転軸を垂直に支持することができるので、この状態で垂直仰角回転部を回転させても、撮影画像はその天地方向が確保された状態で撮影されることになる。すなわち、本発明の監視カメラ装置によれば、卓上等に設置した水平状態及び垂直な壁面等に設置した垂直状態のいずれの状態においても、仰角調整後の撮影画像の天地方向を確実に確保することが可能となる。
この場合、前記水平回転部は、前記アーム部材の一端部側に固定された円筒状の回転支持体と、この回転支持体に外嵌された状態で水平方向に回転する円筒状の回転体とからなり、前記回転支持体と前記回転体とには、前記回転体の回転を所定の回転角度範囲に規制するストッパ手段が設けられている。また、このストッパ手段は、前記回転支持体及び回転体の外側面に設けられた第1ストッパ手段と前記回転支持体及び回転体の内側面に設けられた第2ストッパ手段とからなり、これら第1ストッパ手段と第2ストッパ手段とは、前記回転体の回転を同時に規制するような位置に設けられている。
カメラの水平方向の回転角度は、そのカメラの画角も含め、約180度の回転角度範囲が確保できれば、ほぼ室内全体を撮影することができる。この場合、カメラの画角として約60度程度の広角レンズを使用している場合には、回転角度範囲は約60度でよいことになる。従って、この場合には、第1ストッパ手段は、水平回転部の回転中心から見て約60度の角度を持って回転支持体及び回転体の外側面に設けられ、第2ストッパ手段は、水平回転部の回転中心から見て約60度の角度を持って回転支持体及び回転体の内側面に設けられる。このように、水平方向の回転角度範囲を規制するためのストッパを、回転支持体及び回転体の外側面と内側面の2個所に設けることで、がたつき無く、かつ安定した回転規制を行うことができる。
また、円筒形状の部材である回転体は、通常、射出成形等により樹脂等で形成されている。そのため、成形上の問題もあり、このような形状の回転体は、通常、左右に2分割されており、これら分割体を一体的に組み付けることによって回転体を形成している。この場合、上記ストッパ手段を回転支持体及び回転体の内側面のみに設けた場合には、このストッパ手段に回転体が何度も当たることによって、左右の分割体の内側に無理な負荷がかかるため、長年使用により分割体が分離してくるといった問題が発生する可能性があるが、本発明のように回転支持体及び回転体の外側面にもストッパ手段(第1ストッパ手段)を設けることで、分割体が分離していく問題を解決することができる。特に、本発明では、第1ストッパ手段を、回転体の回転規制時、両分割体が押し合わさるようにして回転を規制するように構成したので、分割体が分離していく問題を確実に解決することができる。
本発明の監視カメラ装置は、上記のように構成したので、卓上等に設置した水平状態及び垂直な壁面等に設置した垂直状態のいずれの状態においても、仰角調整後の撮影画像の天地方向を確実に確保することができる。また、水平方向の回転角度範囲を規制するためのストッパを、回転支持体及び回転体の外側面と内側面の2個所に設けたので、がたつき無く、かつ安定した回転規制を行うことができる。さらに、左右の2分割されている分割体を一体的に組み付けることによって回転体を形成している場合には、水平方向の回転角度範囲を規制するためのストッパを、回転支持体及び回転体の外側面と内側面の2個所に設け、かつ、回転体の回転規制時、両分割体が押し合わさるようにして回転を規制するように構成することで、分割体が分離していく問題を確実に解決することができ、長年使用にも耐え得ることのできる監視カメラ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図3は、本実施形態の監視カメラ装置の全体構成を示す斜視図、図2は図1に示す状態の監視カメラ装置の側面図である。なお、図1は、監視カメラ装置を卓上等に水平に設置した状態を示しており、図3は監視カメラ装置を垂直の壁面等に図示しない係止具等を用いて垂直に設置した状態を示している。
本実施形態の監視カメラ装置1は、図示しないカメラを収納保持したカメラケース本体2を、固定台4を介して卓上等に水平状態で設置し、または垂直な壁面等に係止して垂直状態で設置して使用するものであり、カメラケース本体2に連設され、カメラの垂直方向仰角(図2中、矢符Y方向)に調整可能な垂直仰角回転部10と、垂直仰角回転部10に連設され、水平方向(図1中、矢符X方向、図2では紙面に垂直方向))に回転可能な水平回転部20と、水平回転部20に上端部51側が固定され、下端部52側が固定台4に対して一方向(図1及び図2中、矢符Z方向)に回動可能に連設されたアーム部材50とからなる。
固定台4は、偏平な直方体形状に形成されており、内部には、図示は省略しているがカメラやカメラケース本体2内に収納されている検知センサ等を制御するための制御回路基板等が収納されている。また、固定台4の下面には、その4隅部に脚片41が形成されている。
図4は、アーム部材50の下端部51を固定台4に回動可能に連設するための嵌合部の構造を示しており、固定台4からアーム部材50を取り外した状態の斜視図である。また、図5は、図4のA−A線断面図である。
固定台4の上面42には、その中央部にアーム部材50の下端部51を回動可能に連設するための横方向(図4では縦方向)に長い直方体形状のアーム嵌込部43が形成されており、このアーム嵌込部43の長手方向両端部(図4では、上端部及び下端部)の対向面44には、アーム部材50の回動中心P1となる回動軸45が突出形成されている。
また、この対向面44には、回動軸45と同心円状に湾曲形成された左右一対の案内片46a,46bが突出形成されており、この案内片46a,46bの前記回転軸45と対向する湾曲面(案内面)側の適所には、回転軸45の軸心方向に沿って延びるアーム固定用溝部46a1,46b1がそれぞれ形成されている。これらアーム固定用溝部46a1,46b1は、回転軸45の回転中心P1を頂点として一定の角度(この例では90度)となるような位置に形成されている。
また、アーム嵌込部43の短手方向両端部(図4では、左右端部)には、図5に示すように、回転軸45の回転中心P1から一定の角度(この例では90度)で放射状に延びる傾斜面47a,47bが形成されている。この傾斜面47a,47bは、後述するアーム部材50の下端部51の回動範囲を、後述する第1の回動位置と第2の回動位置との間に規制するためのストッパとして機能する。
図6は、連設された状態の水平回転部20とアーム部材50とを示す斜視図である。
アーム部材50は、下端部52から上端部51に向かって全体が緩やかに湾曲した形状となっており、下端部52は、前記固定台4のアーム嵌込部43に嵌まり合う円筒形状の回動部(以下、「円筒回動部」とも言う)となっている。この円筒回動部52は、その長手方向両端面のそれぞれに、前記固定台4側に形成された回転軸45に嵌まり合う環状凹部53(ただし、図6では手前側のみ図示している)が形成されている。また、円筒回転部52の下部には、長手方向の中央部に、直方体形状の当接板55が形成されているとともに、この当接板55を除く長手方向の両端部には、長手方向に沿って延びるアーム固定用突起片56が形成されている。
図7は、図5に示した固定台4側の嵌合構造に、図6に示したアーム部材50の下端部52の嵌合構造を嵌合した状態を示している。
すなわち、固定台4側の回転軸45に、アーム部材50側の環状凹部53が嵌め込まれた状態となっており、アーム部材50は、この回転軸45の回転中心P1を中心として回動可能となっている。
そして、図7に示す状態から、アーム部材50が、図7中矢符Z1方向に角度θ1だけ回動すると、当接板55の一方の側面55bが傾斜面47bに当接して回転が規制されるとともに、アーム固定用突起片56が案内片46bの案内面に摺接しつつ、案内片46bを若干押し広げるように変形させて回動し、当接板55の一方の側面55bが傾斜面47bに当接したとき、アーム固定用突起片56が案内片46bに形成されたアーム固定用溝部46b1に嵌合するようになっている。つまり、アーム部材50が、図7中矢符Z1方向に角度θ1だけ回動すると、傾斜面47bに当接板55の一方の側面55bが当接することで回動が規制されるとともに、アーム固定用突起片56がアーム固定用溝部46b1に嵌合することで、アーム部材50がその嵌合位置で固定されることになる。このときのアーム部材50の回動位置が請求項に記載の第1の回動位置であり、監視カメラ装置を卓上等に水平に設置した図1及び図2に示す状態のときのアーム部材50の回動位置である。
一方、図7に示す状態から、アーム部材50が、図7中矢符Z2方向に同じく角度θ1だけ回動すると、当接板55の他方の側面55aが傾斜面47aに当接して回転が規制されるとともに、アーム固定用突起片56が案内片46aの案内面に摺接しつつ、案内片46aを若干押し広げるように変形させて回動し、当接板55の他方の側面55aが傾斜面47aに当接したとき、アーム固定用突起片56が案内片46aに形成されたアーム固定用溝部46a1に嵌合するようになっている。つまり、アーム部材50が、図7中矢符Z2方向に角度θ1だけ回動すると、傾斜面47aに当接板55の他方の側面55aが当接することで回動が規制されるとともに、アーム固定用突起片56がアーム固定用溝部46a1に嵌合することで、アーム部材50がその嵌合位置で固定されることになる。このときのアーム部材50の回動位置が請求項に記載の第2の回動位置であり、監視カメラ装置を垂直な壁面等に垂直に設置した図3に示す状態のときのアーム部材50の回動位置である。図1及び図3から分かるように、図7に示す角度θ1は45度、つまり、アーム部材50の回動角度範囲は90度(=θ1+θ1)である。また、アーム部材50は、これら2つの回動位置間では、アーム固定用突起片56が案内片46a,46bの案内面に摺接しつつ回動するものの、アーム部材50を固定しない構造となっている。
次に、水平回転部20の構造について説明する。
図6に示すように、水平回転部20は、アーム部材50の上端部51に形成された半円球状の回転支持体21と、この回転支持体21に外嵌された状態で水平方向に回転する円筒状の回転体22とで構成されている。図6からも分かるように、水平回転部20とアーム部材50とは左右に2分割されており、各分割部材(22aと22b、21aと21b、50aと50b)を一体的に組み付けることによって形成されている。なお、図中の符号91は、分割部材を一体的に組み付けるためのボルト・ナット等の締付具である。
図8(a),(b)は、図6に示す連設された状態の水平回転部20とアーム部材50を左右に分割し、それぞれを分割面側から見た図であり、同図(a)は、図6に示す水平回転部20及びアーム部材50の奥側の分割体(以下、左側分割体という)の側面図、同図(b)は、図6に示す水平回転部20及びアーム部材50の手前側の分割体(以下、右側分割体という)の側面図である。
図6及び図8に示すように、回転支持体21(21a,21b)の上面23には、短円筒状の突起部24が形成されており、この短円筒状突起部24の上端部に、外周方向に張り出したリング状突起部25が形成されている。そして、回転支持体21の上面23と短円筒状突起部24とリング状突起部25とで、縦断面が横向きコ字状の環状摺動溝部26が形成されている。また、このリング状突起部25に外嵌される円筒状の回転体22の下端縁26には、内周方向に張り出した環状の摺動突起部27が形成されており、この環状摺動突起部27が環状摺動溝部26に嵌まり合った状態で回転可能となっている。
このような回転構造において、リング状突起部25の上面には、所定の角度を存して2個所に一方の内側ストッパ部材(小突起)30a,30bが形成されており、これに対向する回転体22の内周面には、所定の角度を存して2個所に他方の内側ストッパ部材(小突起)31a,31bが形成されている。これら内側ストッパ部材30a,31a、30b,31bにより請求項に記載の第2ストッパ手段が構成されている。
図9は、これら一対の内側ストッパ部材30a,31a、30b,31bの配置位置と、回転体22を回転支持体21に対して回転(すなわち、環状摺動突起部27を環状摺動溝部26に沿って回転)させたときの係合位置とを示す説明図である。
図9(a)に示す位置関係は、監視カメラ装置1が例えば図1に示す状態、つまりカメラケース本体2が正面を向いている状態のときの位置関係である。本実施形態では、この状態において、隣接する内側ストッパ部材30a,31a、30b,31bはそれぞれ、回転中心P2を頂点として一定の角度θ2(この例では60度)となるように形成されている。
そして、この図9(a)に示す状態から、回転体22が、図9(a)中矢符X1方向に角度θ2だけ回動すると、図9(b)に示すように、回転体22側に形成された他方の内側ストッパ部材31bが、回転支持体21側に形成された一方の内側ストッパ部材30bに当接して回転が規制される。この状態は、図示は省略しているが、図1に示すカメラケース本体2が固定台4に対して水平方向右側に60度回転した状態である。
一方、図9(a)に示す状態から、回転体22が、図9(a)中矢符X2方向に角度θ2だけ回動すると、図9(c)に示すように、回転体22側に形成された他方の内側ストッパ部材31aが、回転支持体21側に形成された一方の内側ストッパ部材30aに当接して回転が規制される。この状態は、図示は省略しているが、図1に示すカメラケース本体2が固定台4に対して水平方向左側に60度回転した状態である。
また、図6に示すように、回転体22の外周面には、下端周縁部の対向する2個所に、一方の外側ストッパ部材35,36が形成されており、これに対向する他方の外側ストッパ部材37,38が、回転支持体21の外周面の2個所に形成されている。ただし、外側ストッパ部材38については、図6には示されていない。
図10は、回転体22の外周面の2個所に形成された外側ストッパ部材35,36を示している。上記したように、回転部材20は左右に2分割されており、これに伴って各外側ストッパ部材35,36もそれぞれ左右に2分割(35a,35b、36a,36b)されて形成されている。そして、これらを一体的に組み付けることによって、外側ストッパ部材35,36としている。
図11は、これら一対の外側ストッパ部材35,36、37,38の配置位置と、回転体22を回転支持体21に対して回転(すなわち、環状摺動突起部27を環状摺動溝部26に沿って回転)させたときの係合位置とを示す説明図である。
図11(a)に示す位置関係は、監視カメラ装置1が例えば図1に示す状態、つまりカメラケース本体2が正面を向いている状態のときの位置関係である。本実施形態では、この状態において、隣接する外側ストッパ部材35,37、36,38はそれぞれ、回転中心P2を頂点として一定の角度θ2(この例では60度)となるように形成されている。
そして、この図11(a)に示す状態から、回転体22が、図11(a)中矢符X1方向に角度θ2だけ回動すると、図11(b)に示すように、回転体22側に形成された一方の外側ストッパ部材35,36のそれぞれが、回転支持体21側に形成された他方の外側ストッパ部材38,37のそれぞれに当接して回転が規制される。この状態は、図示は省略しているが、図1に示すカメラケース本体2が固定台4に対して水平方向右側に60度回転した状態である。
一方、図11(a)に示す状態から、回転体22が、図11(a)中矢符X2方向に角度θ2だけ回動すると、図11(c)に示すように、回転体22側に形成された一方の外側ストッパ部材35,36のそれぞれが、回転支持体21側に形成された他方の外側ストッパ部材37,38のそれぞれに当接して回転が規制される。この状態は、図示は省略しているが、図1に示すカメラケース本体2が固定台4に対して水平方向左側に60度回転した状態である。
このように、本実施形態では、回転支持体21及び回転体22の内周面側のみならず、外周面側にもストッパ部材を設けている。これにより、内側ストッパ部材30a,31a、30b,31bのみを設けた場合には、内側ストッパ部材同士が何度も当たることによって、左右の分割回転体22a,22bの内側に無理な負荷がかかるため、長年使用により一体的に組み付けたはずの分割回転体22a,22bが分離してくるといった問題が発生する可能性があるが、本実施形態のように回転支持体21及び回転体22の外周面側にもストッパ部材を設けることで、分割回転体22a,22bが分離していく問題を解決することができる。特に、本実施形態では、図11(b),(c)に示すように、外側ストッパ部材35,36,37,38による回転体22の回転規制時、分割されたストッパ部材35a,35b同士及び36a,36b同士が押し合わさるようにして回転を規制することになるため、一体的に組み付けられている分割回転体22a,22bが分離していく問題を確実に解決することができる。
次に、垂直仰角回転部10の構造について説明する。
水平回転部20の上部には、図6及び図10(a)に示すように、各分割回転体22a,22bから前方に延設された左右一対の腕杆28a,28bが形成されており、この腕杆28a,28bの間に、垂直仰角回転部の回転中心となる回転軸29が水平に配置されている。一方、カメラケース本体2の背面下部から後方に向かって平板状の回動支持杆71(図2参照)が延設されており、この回動支持杆71に、前記回転軸29に挿通するための回転軸穴(図示省略)が形成されている。回動支持杆71は、この回動軸穴を回転軸29に挿通することで、両腕杆28a,28bに支持された状態で垂直方向(図1及び図2中、矢符Y方向)に回動可能となっている。なお、垂直方向の回動位置を任意に停止できるように、回動支持杆71と腕杆28a,28bとの間に皿バネが介挿されている。ただし、垂直仰角回転部10については、このような構造に限定されるものではない。
本発明の監視カメラ装置の全体構成を示す斜視図であり、監視カメラ装置を卓上等に水平に設置した状態を示している。 本発明の監視カメラ装置の側面図である。 本発明の監視カメラ装置の全体構成を示す斜視図であり、監視カメラ装置を垂直の壁面等に図示しない係止具等を用いて垂直に設置した状態を示している。 アーム部材の下端部を固定台に回動可能に連設するための嵌合部の構造を示しており、固定台からアーム部材を取り外した状態の斜視図である。 図4のA−A線断面図である。 連設された状態の水平回転部とアーム部材とを示す斜視図である。 図5に示した固定台側の嵌合構造に、図6に示したアーム部材の下端部の嵌合構造を嵌合した状態を示す部分拡大断面図である。 (a),(b)は、図6に示す連設された状態の水平回転部とアーム部材を左右に分割し、それぞれを分割面側から見た図である。 (a)〜(c)は、一対の内側ストッパ部材の配置位置と、回転体を回転支持体に対して回転させたときの係合位置とを示す説明図である。 (a)は、回転体の外周面に形成された外側ストッパ部材を示す正面図、(b)は同背面図である。 (a〜(c)は、一対の外側ストッパ部材の配置位置と、回転体を回転支持体に対して回転させたときの係合位置とを示す説明図である。 従来の監視カメラ装置の構造を示す斜視図である。 (a)は、従来の監視カメラ装置の構造を示す概略側面図、(b)は同正面図である。
符号の説明
1 監視カメラ装置
2 カメラケース本体
4 固定台
10 垂直仰角回転部
20 水平回転部
21 回転支持体
22 回転体
26 環状摺動溝部
27 環状摺動突起部
30a,30b 一方の内側ストッパ部材(小突起)
31a,31b 他方の内側ストッパ部材(小突起)
35,36 一方の外側ストッパ部材
37,38 他方の外側ストッパ部材
43 アーム嵌込部
45 回動軸
46a,46b 案内片
46a1,46b1 アーム固定用溝部
50 アーム部材
51 上端部
52 下端部(円筒回動部)
55 当接板
56 アーム固定用突起片

Claims (6)

  1. カメラケース本体内に収納保持されたカメラを固定台を介して卓上等に水平状態で設置し、または壁面等に係止して垂直状態で設置して使用される監視カメラ装置であって、
    前記カメラケース本体に連設され、前記カメラの垂直方向仰角を調整可能な垂直仰角回転部と、
    前記垂直仰角回転部に連設され、水平方向に回転可能な水平回転部と、
    前記水平回転部に一端部側が固定され、他端部側が前記固定台に対して一方向に回動可能に連設されたアーム部材とからなり、
    前記アーム部材の他端部側と前記固定台との連設部に、前記固定台を水平状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第1の回動位置、及び前記固定台を垂直状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第2の回動位置においてそれぞれ固定する位置固定手段を備えており、前記位置固定手段は、これら2つの回動位置間では前記アーム部材を固定しないように構成されており、
    前記水平回転部は、前記アーム部材の一端部側に固定された円筒状の回転支持体と、この回転支持体に外嵌された状態で水平方向に回転する円筒状の回転体とからなり、前記回転体は左右に2分割された分割体を一体的に組み付けることによって形成されており、前記回転支持体と前記回転体とには、前記回転体の回転を所定の回転角度範囲に規制するストッパ手段が設けられており、該ストッパ手段は、前記回転支持体及び回転体の外側面に設けられた第1ストッパ手段と前記回転支持体及び回転体の内側面に設けられた第2ストッパ手段とからなり、前記第1ストッパ手段と前記第2ストッパ手段とは、前記回転体の回転を同時に規制するような位置に設けられていることを特徴とする監視カメラ装置。
  2. カメラケース本体内に収納保持されたカメラを固定台を介して卓上等に水平状態で設置し、または壁面等に係止して垂直状態で設置して使用される監視カメラ装置であって、
    前記カメラケース本体に連設され、前記カメラの垂直方向仰角を調整可能な垂直仰角回転部と、
    前記垂直仰角回転部に連設され、水平方向に回転可能な水平回転部と、
    前記水平回転部に一端部側が固定され、他端部側が前記固定台に対して一方向に回動可能に連設されたアーム部材とからなり、
    前記アーム部材の他端部側と前記固定台との連設部に、前記固定台を水平状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第1の回動位置、及び前記固定台を垂直状態に設置した状態で前記水平回転部の回転軸を垂直に支持する第2の回動位置においてそれぞれ固定する位置固定手段を備えており、前記位置固定手段は、これら2つの回動位置間では前記アーム部材を固定しないことを特徴とする監視カメラ装置。
  3. 前記水平回転部は、前記アーム部材の一端部側に固定された円筒状の回転支持体と、この回転支持体に外嵌された状態で水平方向に回転する円筒状の回転体とからなり、前記回転支持体と前記回転体とには、前記回転体の回転を所定の回転角度範囲に規制するストッパ手段が設けられており、該ストッパ手段は、前記回転支持体及び回転体の外側面に設けられた第1ストッパ手段と前記回転支持体及び回転体の内側面に設けられた第2ストッパ手段とからなることを特徴とする請求項2に記載の監視カメラ装置。
  4. 前記第1ストッパ手段と前記第2ストッパ手段とは、前記回転体の回転を同時に規制するような位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の監視カメラ装置。
  5. 前記回転体が左右に2分割されており、これら分割体を一体的に組み付けることによって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の監視カメラ装置。
  6. 前記第1ストッパ手段は、前記回転体の回転規制時、両分割体が押し合わさるようにして回転を規制することを特徴とする請求項5に記載の監視カメラ装置。
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