JP3891117B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記具の軸筒に関し、特に、筆記具を弱い力で把持できる軸筒の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の筆記具において、把持部に関わる指の疲労の低減や、滑り止め性を考慮した製品、並びに、発明は数多く知られている。例えば、特許文献1である。その公報の特許請求の範囲の請求項1には、「筆記具1と組合せて使用する、次記各要素を含む筆記具用保持補助具:前記筆記具1に密に嵌合可能な内径と、筆記具1の横断面より大きな外周形状とを有し筆記具1の任意の位置で固定可能な第一の環2、前記筆記具1に遊嵌可能で、前記第一の環2の外径より稍々小さな内径の環状部4と、及びこの環状部4と関連して手掌により把握可能な部材6、10とを有し、前記第一の環2より上の位置で筆記具1に遊嵌される保持体3。」と記載されている。即ち、指以外にも支持部を設けることによって、手、腕、および肩に対する疲労を軽減しようとするものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−177979号公報(特許請求の範囲、図1(A))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、拇指(親指)、示指(人差し指)、中指の3点による筆記具の支持だけでは、把持部が滑らないようにする為にある程度の把持力(軸心方向への力)が必要となり、無意識のうちに力が入り過ぎて指への負担を低減させるには不充分であった。
また、軸筒に掌で保持できるような支持体を取り付けることは、筆記具の携帯性、取り扱い性に問題があった。つまり、ポケットや筆入れなどに収納することは困難であり、また、把持する際には、軸筒を持つ方向性が強制的に定められてしまうのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、筆記具の軸筒において、軸筒の前方に把持部を設けると共に、その把持部の後方に指間当接部を設け、その指間当接部を円周上の溝部とすると共に、その溝部の180度回転方向における最深部の位置を異ならしめたことを要旨とする。
【0006】
【作用】
軸筒(筆記具)を回転させることによって、指間当接部の位置が変化する。
【0007】
【実施例】
図1、図2は、従来の参考例である。軸筒1の内部には、シャープペンシルの芯繰り出し機構や、ボールペンのリフィルなどが収納・配置されている。本例における軸筒1の内部には、ボールペンのリフィル2が内蔵されており、また、軸筒1は、回転子や摺動子、カム溝、スプリング、ノック3を備えている。つまり、出没式のボールペンである。(以下、図中上方を後方と言い、下方を前方と言う。)
【0008】
軸筒1の長手方向の前方には把持部4が設けられており、その把持部4の後方には指間当接部5、6が設けられている。これらの指間当接部5、6は、軸筒1の長手方向に長く形成された溝状をなしているが、その形状はなだらかなものとなっており、前方部分が最深部5a、6aとなっている。また、これら2つの指間当接部5、6は、非同一円周上に形成されている。具体的に説明すると、指間当接部5は前記把持部4に近接した1に形成されており、一方、指間当接部6は把持部4から離隔した位置に形成されている。そして、これらの指間当接部5、6は、180度回転した部位に形成されているが、同一面上に形成しても良く、又、2つに限らず90度回転させた部位や長手方向などに複数形成しても良い。
【0009】
この様な形状の物において、前記把持部4を拇指(親指)と示指(人差し指)、中指の3点で包囲するように握ると、指間当接部5は、拇指と示指の間に当接し、その結果、指間当接部5の前方に位置する最深部5aを拇指と示指の付け根で支えることになる。この支持力が筆記荷重の補助となり、把持部4の指への負担を軽減させることになる。
尚、前記把持部4や指間当接部5(6)には、滑り止め効果を得る為に熱可塑性エラストマーやシリコン、NBRなどの弾性部材を挿着しても良く、或いは、滑り止め効果が得られる塗料などを塗布し、硬化させても良い。また、高硬度弾性部材の外周に低硬度弾性部材などを被覆した弾性部材を挿着しても良い。低硬度弾性部材は、指で握るとゆっくりと沈み込み、離すとゆっくりと復元する弾力性を有しており、体圧分散性が良いため、血行の循環を阻害したり一点に圧力が集中したりするのを防いでくれる。又、下層部に高硬度弾性部材を組み合わせることによって、必要以上の低硬度弾性部材の沈み込みを抑えてくれる。
ここで、把持部4を示指、中指の2点で支持し、指間当接部5を拇指と示指の付け根で支持するように握ると、指間当接部5が安定して支持されるとともに、最深部5aへの筆記荷重が確実に行えるようになる。この場合においても、強い把持力を必要とせずに筆記することができ、もって、筆記作業による疲れを軽減させることができる。この様な筆記具の持ち方は比較的少人数ではあるが、増える傾向にある。(ちなみに、出願人による調査では、18歳前後の若者42名中、7人、即ち、16%がこのような持ち方をしている。)
【0010】
さらに、比較的、手が大きい使用者が軸筒1を把持する際には、軸筒1の軸線を中心線とし180度回転させ後方に形成されている指間当接部6に拇指と示指の付け根を位置させればよい。前述した効果と同様な効果が得られる。即ち、前記把持部4を拇指(親指)と示指(人差し指)、中指の3点で包囲するように握ると、指間当接部5は、拇指と示指の間に当接し、その結果、指間当接部5の前方に位置する最深部6aを拇指と示指の付け根で支えることになる。そして、この支持力が筆記荷重の補助となり、把持部9の指への負担を軽減させることになるのである。この様に、溝状の指間当接部を複数形成することによって、様々な手の大きさや握り方、握力に適応させることができる。
【0011】
次に図3〜図6に1例を示し説明する。前例の複数の指間当接部を連続的に形成した例である。軸筒1の前方には把持部4が形成されており、その把持部4の後方には溝状の指間当接部7が形成されている。その指間当接部7は、軸筒1の表面に円周上に形成されているが、その最深部は180度回転方向の長手方向に対して、その位置を異ならしめている(最深部7a、7b)。つまり、最深部の位置が長手方向に傾斜しており(特に、図4参照)、その最深部が対向した位置に形成されているのである。
本例においては、指間当接部7が軸筒の表面に連続的に形成されているため、さらに使用者の適用範囲が広がるばかりでなく、意匠上、安定感に優れた筆記具となる。
尚、これらの例における指間当接部5〜7の長手方向における幅は、筆記具全体の長さに対して1/3〜1/4にするのが好ましい。狭すぎると拇指と示指の間が指間当接部に当接せず浮いた状態になってしまい、逆に、広すぎると複数形成することすらできず使用者の適用範囲が狭まってしまう。また、指間当接部の最深部の深さは、軸筒の半径に対して1/4〜1/5にするのが好ましい。浅すぎると、筆記圧如何によっては拇指と示指の間が指間当接部から外れてしまう危険性があり、深すぎると当接領域が多くなり違和感がでてきてしまう。ちなみに、本実施例においては、前記指間当接部の幅を25mm〜30mmの範囲とし、最深部の深さを3mm〜5mmの範囲としている。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、筆記具の軸筒において、軸筒の前方に把持部を設けると共に、その把持部の後方に指間当接部を設け、その指間当接部を円周上の溝部とすると共に、その溝部の180度回転方向における最深部の位置を異ならしめたので、使用者の握り方や握力に左右されることなく、安定して筆記具を支えることができ、それ故に、筆記荷重も十分に得られ、また、携帯性、取り扱い性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の参考例を示す側面図。
【図2】 図1の正面図。
【図3】 第2例を示す斜視図。
【図4】 本発明の1例を示す正面図。
【図5】 図4の左側面図。
【図6】 図4の背面図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 リフィル
3 ノック
4 把持部
5 指間当接部
6 指間当接部
7 指間当接部

Claims (2)

  1. 筆記具の軸筒において、軸筒の前方に把持部を設けると共に、その把持部の後方に指間当接部を設け、その指間当接部を円周上の溝部とすると共に、その溝部の180度回転方向における最深部の位置を異ならしめたことを特徴とする筆記具。
  2. 前記把持部、或いは、指間当接部の少なくとも一方に滑り止め性を付与してなる請求項1記載の筆記具。
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