JP2012158138A - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】グリップ2を指で保持して筆記した時、指が前方や後方に移動することなくしっかり保持して筆記が行えるとともに、長時間筆記を行っても親指と人差し指の間の指間部にマメが発生したり痛みを感じる恐れがない筆記具に適用できる。
【解決手段】軸筒を構成する胴3の把持部3Aにグリップ2を設けるとともに、胴3の把持部3A後方に位置する鞘4に指間受部材6を設ける。更に、前記グリップ2を高反発部材で構成し、かつ、指間受部材6を低反発部材で構成する。
【選択図】図1
【解決手段】軸筒を構成する胴3の把持部3Aにグリップ2を設けるとともに、胴3の把持部3A後方に位置する鞘4に指間受部材6を設ける。更に、前記グリップ2を高反発部材で構成し、かつ、指間受部材6を低反発部材で構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、軸筒にグリップと指間受部材を設けた筆記具に関するものである。
従来、筆記軸の表面が軟質弾性材料と硬質材料とで構成される筆記具において、少なくとも、筆記軸を把持した筆記者の親指と人差し指との指間に当接する部分となる筆記軸の指間支持部位が軟質弾性材料で構成された筆記具が知られている。(特許文献1参照)
しかしながら、上記筆記具は、軟質弾性材料が、シリコンゴム、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーで構成され、この軟質弾性材料からなる軟質部と硬質部を二色成形のような手法により一度に成形を行って筆記軸を構成していた。したがって、把持部や指間支持部位の滑り止め効果は得られるが、十分な柔らかさを有した弾力は得られにくく、指間支持部位をより柔らかく構成することができなかった。
解決しようとする問題点は、指間部にマメが出来たり痛みを感じて長時間筆記しにくい点である。
本発明は、軸筒の把持部にグリップを設けるとともに、軸筒の把持部後方に指間受部材を設け、前記グリップを高反発部材で構成し、かつ、指間受部材を低反発部材で構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明は、グリップが高反発部材のためしっかり指で保持して筆記が行え、更に、指間受部材は低反発部材のため柔らかな感触で手の指間部に接触し、筆記具の動きをスムーズにするとともに手の指間部にマメが発生する恐れがないという利点が得られるものである。
グリップを指でしっかり保持でき、かつ、手の指間部は指間受部材に柔らかい感触で接触して筆記を行える筆記具を実現した。
以下、図1及び図2に基づいて本発明における実施例1の筆記具をノック式シャープペンシルで説明する。また、図1の左側を前方とし、右側を後方とする。先ず、反発弾性率25程度のシリコンゴム又は発泡ウレタンで内グリップ1を構成し、この内グリップ1の筒部1Aに周方向と長手方向にそれぞれ4mm〜6mm程度の等間隔で外径2.5mm程度の円形状の貫通孔1Bを複数形成する。また、グリップ2は透明性を有する反発弾性率50程度のシリコンゴム等の高反発部材で構成する。このグリップ2は、先端部2Aを***した曲面で太径に構成し、中央部2Bは凹陥した曲面で細径に構成し、後部2Cは***した曲面で太径に構成する。
また、胴3の把持部3Aは細径に形成され、この把持部3Aより長手方向後方に段部3Bを形成するとともに、段部3Bの後方に太径部3Cを構成する。この胴3の把持部3Aに内グリップ1を外嵌し、更に、内グリップ1及び胴3の段部3Bにグリップ2を外嵌する。更に、胴3とグリップ2により内グリップ1の貫通孔1Bを密閉する。
更に、鞘4にクリップ5を一体に構成し、かつ、鞘4の前部4Aに比べて後部4Bを太径に構成する。この鞘4の前部4Aは、クリップ5側の正面から背面及び後方に向かって傾斜し、正面に比べて背面が後方に伸びて構成される。
この鞘4の前部4Aに指間受部材6を外嵌する。この指間受部材6は低反発部材で構成され、反発弾性率3程度の発泡ウレタンで構成する。この指間受部材6は、鞘4の前部4Aと同様に正面から背面及び後方に向かって傾斜し、正面に比べて背面が後方に伸びて構成される。
次に、前記胴3と鞘4を着脱可能に螺合して軸筒を構成し、胴3の後端と鞘4の太径の後部4Bにより指間受部材6を挾持する。
ノック式シャープペンシルの機構部は、チャック7と、チャック7の頭部7Aに外嵌される締具8と、チャック7の後部7Bに固着される芯タンク9と、締具8を受け止めるワッシャー10と、ワッシャー10と芯タンク9の間に取り付けられるスプリング11とにより構成される。
前記胴3の前方よりノック式シャープペンシルの機構部を挿入した後、胴3に先部材12を螺合し、先部材12の内段12Aと胴3の前端でワッシャー10を挾持する。また、先部材12の後端と胴3の段部3Bとにより内グリップ1を挾持するとともに、先部材12の後端と胴3の太径部3C前端とによりグリップ2を挾持する。
前記芯タンク9の後部には消しゴム支え13が圧入固着され、この消しゴム支え13に消しゴム14を取り付けるとともに、消しゴム14を覆うノブ15を着脱可能に嵌合し、ノック式シャープペンシルからなる筆記具を構成する。
前記ノック式シャープペンシルで筆記を行うと、グリップ2の***した先端部2Aで人差し指と中指の前方へのずれを防止し、かつ、グリップ2の***した後部2Cで親指の後方への移動を防止し、指でグリップ2をしっかり保持して筆記を行うことができる。しかも、親指と人差し指の間の指間部に指間受部材6が接触されて筆記を行うが、この時、指間受部材6は非常に柔らかい低反発部材で構成されているので、指の指間部と指間受部材6の反発が少なく保持力が分散してしっかり保持することができ、筆記し易いとともに疲労しにくくなる。また、長時間筆記を行っても指間部にマメが発生する恐れは全く生じない。
以下、図3に基づいて本発明における実施例2の筆記具を説明する。尚、図1と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。鞘4の前部に指間受部材106を外嵌する。この指間受部材106は、外皮106Aと内皮106Bの二層構造とし、外皮106Aを反発弾性率25程度の高反発部材であるシリコンで構成し、必要により更に潤滑コートを施す。また、内皮106Bは反発弾性率3程度の低反発部材である発泡ウレタンで構成する。したがって、外皮106Aと内皮106Bからなる指間受部材106は全体として低反発部材を構成する。
以下、図4に基づいて本発明における実施例3の筆記具を説明する。尚、図1と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略する。後部にクリップ105を一体に構成した軸筒16の把持部16Aを細径に形成し、この把持部16Aより長手方向後方に段部16Bを形成する。更に、軸筒16の段部16Bから後方に伸びた中間部16Cを形成し、この中間部16Cの後段16Dは、クリップ105側の正面から背面及び後方に向かって傾斜し、正面に比べて背面が後方に伸びて構成する。
この軸筒16の中間部16Cに指間受部材206を外嵌する。この指間受部材206は低反発部材で構成され、反発弾性率3程度の発泡ウレタン等で構成する。更に、指間受部材206は、軸筒16の中間部16Cの後段16Dと同様に正面から背面及び後方に向かって傾斜し、正面に比べて背面が後方に伸びて構成される。
更に、軸筒16の把持部16Aに内グリップ1を外嵌し、この内グリップ1及び軸筒16の中間部16Cの前部にグリップ2を外嵌する。
更に、前記軸筒16の前方よりノック式シャープペンシルの機構部を挿入した後、軸筒16に先部材12を螺合する。この先部材12の後端と軸筒16の段部16Bにより内グリップ1を挾持するとともに、先部材12の後端と軸筒16の中間部16Cの後段16Dによりグリップ2及び指間受部材206を挾持する。尚、図示していないが、グリップ2と指間受部材206との間に金属製又は合成樹脂製のリングを取り付けても良い。
尚、本発明の筆記具は、ノック式シャープペンシルに限定されるものではなく、ボールペン等種々の筆記具に利用できるものである。
また、必ずしもグリップの内側に内グリップを設ける必要はなく、内グリップはなくても良い。更に、グリップは、先端部と中央部及び後部を同径に構成しても良い。更にまた、クリップを鞘あるいは軸筒に固着して一体に構成することも可能である。更にまた、指間受部材は軸筒の表面より適宜曲面状に***して形成したり、指間受部材の指間部と当接される部分をやや凹陥して形成することも可能である。
グリップを保持する指が前方や後方に移動することなくしっかり保持して筆記できるとともに、長時間筆記を行っても指間部にマメが発生せず、疲労しにくい筆記具に適用できる。
2 グリップ
6 指間受部材
16 軸筒
16A 軸筒16の把持部
106 指間受部材
106A 指間受部材106の外皮
106B 指間受部材106の内皮
206 指間受部材
6 指間受部材
16 軸筒
16A 軸筒16の把持部
106 指間受部材
106A 指間受部材106の外皮
106B 指間受部材106の内皮
206 指間受部材
Claims (2)
- 軸筒の把持部にグリップを設けるとともに、軸筒の把持部後方に指間受部材を設け、前記グリップを高反発部材で構成し、かつ、指間受部材を低反発部材で構成したことを特徴とする筆記具。
- 指間受部材を、低反発部材で構成した内皮の上に高反発部材で構成した外皮を被せて構成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011020561A JP2012158138A (ja) | 2011-02-02 | 2011-02-02 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011020561A JP2012158138A (ja) | 2011-02-02 | 2011-02-02 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012158138A true JP2012158138A (ja) | 2012-08-23 |
Family
ID=46839066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011020561A Withdrawn JP2012158138A (ja) | 2011-02-02 | 2011-02-02 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012158138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014079911A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Pilot Corporation | 筆記具の軸筒 |
-
2011
- 2011-02-02 JP JP2011020561A patent/JP2012158138A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014079911A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Pilot Corporation | 筆記具の軸筒 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |