JP3890848B2 - トナー量測定装置および画像形成装置 - Google Patents

トナー量測定装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3890848B2
JP3890848B2 JP2000097221A JP2000097221A JP3890848B2 JP 3890848 B2 JP3890848 B2 JP 3890848B2 JP 2000097221 A JP2000097221 A JP 2000097221A JP 2000097221 A JP2000097221 A JP 2000097221A JP 3890848 B2 JP3890848 B2 JP 3890848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
light
amount
amount measuring
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000097221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001282051A (ja
Inventor
徹 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000097221A priority Critical patent/JP3890848B2/ja
Priority to KR10-2000-0068602A priority patent/KR100370811B1/ko
Priority to US09/818,580 priority patent/US6393228B2/en
Publication of JP2001282051A publication Critical patent/JP2001282051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3890848B2 publication Critical patent/JP3890848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J27/00Inking apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5041Detecting a toner image, e.g. density, toner coverage, using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00033Image density detection on recording member
    • G03G2215/00037Toner image detection
    • G03G2215/00042Optical detection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00059Image density detection on intermediate image carrying member, e.g. transfer belt

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ、複写機やファクシミリ装置などといった画像形成装置の感光体上や転写ベルト上に付着するトナーの量を光学的に測定するトナー量測定装置、およびそのようなトナー量測定装置と同様なトナー量測定器が組み込まれた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、複写機やファクシミリ装置などといった画像形成装置の感光体上や転写ベルト上のトナー量を測定することは、画像形成装置における画像形成プロセスのコントロールにおいて重要な役割を持つ。このため、従来より、トナーの量を光学的に測定するトナー量測定装置が知られており、そのようなトナー量測定装置と同様なトナー量測定器が組み込まれ、測定結果に応じて画像形成プロセスをコントロールする画像形成装置も知られている。なお、以下の説明では、感光体や転写ベルト等に代表される、トナーを担持するもののことを総称して「トナー担持体」と称する。また、以下の説明ではトナー量測定装置とトナー量測定器とを区別せずに用いる場合がある。
【0003】
従来のトナー量測定装置の構成を、図1〜図4を用いて説明する。
【0004】
トナーが付着する感光体や転写ベルトといったトナー担持体の表面は、一般に、平面度の高い鏡面構造を持っており、従来より、トナー量測定装置では、このような表面特性が利用されてトナー量が測定されている。
【0005】
図1は、鏡面反射を利用したトナー量測定装置の測定原理図である。
【0006】
鏡面反射を利用したトナー量測定装置では、トナー担持体1の表面に対し、発光ダイオードなどといった光源2から所定強度の光L1が照射され、その光L1がトナー担持体1の表面で鏡面反射された反射光L2がフォトダイオードなどといった光センサ3によって受光され、受光された反射光L2の強度に応じた電圧が光センサ3から出力される。
【0007】
トナー担持体1の表面のうち、トナー4が付着している部分では反射光L2が遮られ、遮られた分だけ、光センサ3による受光量が低下して出力電圧が低下する。
【0008】
図2は、鏡面反射を利用したトナー量測定装置における、トナーの付着量と、光センサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【0009】
このグラフの横軸は、トナー担持体の表面に付着したトナーの量を示しており、このグラフの縦軸は、光センサの出力電圧を示している。上述したように、光センサの出力電圧は、トナー担持体の表面における鏡面反射光の光量に相当している。
【0010】
このグラフの右下がりの曲線5が示すように、光センサの出力電圧は、トナーの付着量が増えるにつれて低下している。このような曲線5が予め求められていることにより、この曲線5が示す関係と、光センサの出力電圧とに基づいて、トナー担持体の表面に付着したトナーの量が求められる。
【0011】
ところで、カラートナーの場合には、カラートナーに光を照射すると、カラートナーの表面や内部における反射によって散乱光が発生する。このような散乱光を利用したトナー量測定装置も知られている。
【0012】
図3は、散乱光を利用したトナー量測定装置の測定原理図である。
【0013】
散乱光を利用したトナー量測定装置でも、図1同様に、トナー担持体1の表面に対し、光源2から所定強度の光L1が照射されるが、散乱光を利用したトナー量測定装置では、図1に示す反射光L2から離れた位置に光センサ6が設けられ、この光センサ6により、トナー担持体1の表面に付着したトナー4に起因する散乱光L3が受光され、受光された散乱光L3の強度に応じた電圧が光センサ6から出力される。
【0014】
図4は、散乱光を利用したトナー量測定装置における、トナーの付着量と、光センサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【0015】
図2のグラフ同様に、この図4のグラフの横軸はトナーの量、縦軸は光センサの出力電圧を示している。ここでは、光センサの出力電圧は、トナーに起因する散乱光の光量に相当している。
【0016】
この図4のグラフの曲線7が示すように、光センサの出力電圧は、トナーの付着量が増えるにつれて上昇している。このような曲線7が予め求められていることにより、この曲線7が示す関係と、光センサの出力電圧とに基づいて、トナー担持体の表面に付着したトナーの量が求められる。
【0017】
従来のトナー量測定装置では、図1および図3に示す測定原理の一方を利用したもの、あるいはそれらの測定原理の双方を併用したものが多く、例えば、特開平6−66722に開示されているトナー量測定装置が知られている。
【0018】
ここで、トナー量測定の対象物について説明する。
【0019】
図5は、トナー量測定の対象物を示す図である。
【0020】
ここでは、電子写真式の画像形成装置における測定対象物について説明する。
【0021】
電子写真式の画像形成装置においては、以下説明する手順でトナー画像が形成される。
【0022】
先ず、図5の矢印Fが示す方向に回転する感光ロール8の表面が、帯電器9によって一様に帯電され、レーザ露光器10によって感光ロール8の表面にレーザ光が照射されることにより静電潜像が形成される。次に、現像器11によって静電潜像にトナーが付着されてトナー画像12が形成され、転写器13によってトナー画像12が転写ベルト14に転写されて転写画像15が形成される。この転写画像15は、その後、用紙上に再度転写され、最終的に用紙上にトナー画像が形成される。
【0023】
感光ロール8上のトナー画像12や、転写ベルト14上の転写画像15は、従来よりトナー量測定の対象物であり、これらのトナー画像12や転写画像15を構成しているトナーの量は0.1〜0.7mg/cm2 程度であって、従来のトナー量測定装置は、このレンジにおけるトナーを精度よく測ることができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、感光ロール8上などにおけるトナー量測定の対象物としては、これらのトナー画像12や転写画像15を構成しているトナー以外に、以下で説明する「かぶり」や「転写残」などといった微少な量のトナーも重要である。
【0025】
「かぶり」とは、上述したように現像器11によって静電潜像にトナーが付着される際に、本来、トナーの付着が回避されるべき背景部分にトナーが付着したものであり、「かぶり」のトナー量が多いと、最終的に用紙上に形成される画像の背景が一面に黒っぽくなったり、色がついてしまったりする。
【0026】
次に「転写残」16について説明する。上述したように、感光ロール8上のトナー画像12は転写ベルト14上に転写されて転写画像15が形成されるが、感光ロール8から転写ベルト14への転写効率は100%ではなく、転写効率の良いものでも99%程度である。従って、感光ロール8上のトナー画像12を構成しているトナーの一部が感光ロール8上に残ることとなる。このように感光ロール8上に残ったトナーが「転写残」16である。この「転写残」16は、通常はクリーナ17によって除去されるものであるが、この「転写残」16のトナー量が増えるとクリーニング不良が起きて画質劣化の原因となる。
【0027】
このような「かぶり」や「転写残」におけるトナー量は0.01mg/cm2 以下であり、このような微少なトナー量を測定するトナー量測定装置の仕様としては、測定可能レンジとして0.0004mg/cm2から0.01mg/cm2までの微少なトナー量の領域を含み、このようなトナー量領域での測定精度が0.0004mg/cm2程度であるような仕様が要求される。
【0028】
以下、従来のトナー量測定装置の、微少なトナー量の領域における測定能力について説明する。
【0029】
図6は、鏡面反射を利用した従来のトナー量測定装置におけるトナー量と出力電圧との関係を、微少なトナー量の領域について示すグラフである。
【0030】
この図6のグラフの縦軸は、「転写残」を構成するトナー量を示しており、例えばトナーを顕微鏡等で拡大して粒子数をカウントするなどという方法で得られた値である。また、グラフの横軸は、トナー量測定装置の、トナー量「0」における出力電圧を基準とした相対的な出力電圧を示している。
【0031】
トナー量測定装置が具備する光センサの全ダイナミックレンジについて見ると、出力電圧は、0.1mg/cm2 程度でほぼ飽和するが、上述した相対的な出力電圧に着目すると、この図6のグラフの直線18が示すように、微少なトナー量の領域ではトナー量にほぼ比例する。しかし、出力電圧とトナー量とのこのような関係は、多数回の測定を繰り返して得られたものであって、各測定結果を表すマーク19の分布が示すように、微少量トナーの測定においては出力電圧のばらつきが大きい。このため、測定精度が0.002〜0.004mg/cm2程度となって、上述したように要求されている測定精度には約一桁及ばない。
【0032】
次に、微少量トナーの測定におけるノイズについて説明する。
【0033】
図7〜図9は、従来のトナー量測定装置が用いられて得られた測定データの一例を示すグラフである。
【0034】
これらのデータは、所定回転数で回転している感光ロールの表面が測定されたものであり、図7は、トナーが完全に除去された状態のデータ、図8は、トナーが付着した状態のデータを示している。また、図9は、図7に示すデータと図8に示すデータとの差を示している。また、これらのグラフの横軸は時間、縦軸は出力電圧を示している。
【0035】
図7や図8のグラフ上に存在する大きな周期のうねり20は、感光ロールの表面形状や反射率のばらつきなどに起因する定常的な変動である。また、図7や図8のグラフには、細かなピーク21が多数発生している。これは画像形成装置内で発生する電磁ノイズの影響であり、この電磁ノイズの発生源としては装置内の高圧電源や帯電器などが考えられる。
【0036】
図9の2本の細い線22,23のうち上の線22は、図7に示すデータに25回の移動平均処理が施されて電磁ノイズによるピーク21が除去されたことによって得られたデータを示している。同様に、2本の細い線22,23のうち下の線23は、図8に示すデータに基づいて得られたデータを示している。
【0037】
図9の太い線24は、2本の細い線22,23それぞれが示すデータの位相が揃えられて減算処理が施されたことによって得られたデータを示しており、トナーが付着している部分にはピーク25が現れている。
【0038】
このピーク25の高さは、1つの測定対象物については十分な再現性を示すが、測定対象物が変わると、トナー量が同一であってもピーク高が変わり、データ間でのばらつきが大きい。このため、上述したように要求されている仕様における測定精度を達成することは困難である。
【0039】
このように、従来のトナー量測定装置では、微少なトナー量の領域での測定精度が低いため、従来のトナー量測定装置を用いて「かぶり」や「転写残」などを画像形成装置内で測定して画像形成条件を制御するということは困難である。
【0040】
また、画像形成装置の開発過程などにおいて「かぶり」や「転写残」のトナー量を測定する場合には、例えば、画像形成装置を停止して「かぶり」や「転写残」のトナーが付着した感光ロールを画像形成装置から外した上で、そのトナーを顕微鏡等で拡大して粒子数をカウントするなどという方法が用いられている。しかし、このような方法によるトナー量の測定は、測定だけで多大な行程数が必要であり、画像形成装置の開発時間や開発コストがかかる。
【0041】
本発明は、上記事情に鑑み、「転写残」や「かぶり」といった微少量のトナーを精度良く測定することができるトナー量測定装置、およびそのようなトナー量測定装置と同様なトナー量測定器が組み込まれた、高品質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のトナー量測定装置は、トナーを担持するトナー担持体上で反射された反射光を受光して該トナー担持体上に担持されたトナーの量を測定するトナー量測定装置において、
トナー担持体に光を照射してトナー担持体上に光の縞を形成する照射部と、
照射部によってトナー担持体に照射されて上記縞を構成している光がトナー担持体上で反射された反射光を受光する受光部とを備えたことを特徴とする。
【0043】
また、上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、制御可能な画像形成条件の下で最終的に用紙上にトナー画像を形成する画像形成装置において、
上記トナー画像を形成するためのトナーを担持するトナー担持体、
トナー担持体に光を照射してトナー担持体上に光の縞を形成する照射部と、照射部によってトナー担持体に照射されて上記縞を構成している光がトナー担持体上で反射された反射光を受光する受光部とを具備し、トナー担持体上に担持されたトナーの量を測定するトナー量測定器、および
トナー量測定器によって測定されたトナーの量に基づいて上記画像形成条件を制御する条件制御器を備えたことを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明するに当たって、先ず、本発明の原理について説明し、その後、具体的な実施形態について説明する。
【0045】
本発明のトナー量測定装置は、トナー担持体に光を照射してトナー担持体上に光の縞を形成する照射部と、トナー担持体の表面で反射された反射光を受光する受光部とを備えている。また、本発明のトナー量測定装置は、典型的には、トナーを担持して所定方向に移動するトナー担持体に担持されたトナーの量を測定するものであり、このような典型的なトナー量測定装置は、上記照射部が、トナー担持体上に、光の、上記所定方向と交わる縞を形成するものであり、上記受光部が、受光量に応じた受光信号を出力するものであって、上記受光部から出力された受光信号から所定周波数の信号成分を抽出する抽出部を備えている。
【0046】
図10は、トナー担持体の表面に形成される光の縞を表すグラフである。
【0047】
ここでは、上述した感光ロール上に光の縞が形成されるものとして説明する。
【0048】
この図10には、照射部によって感光ロール上に形成された光の縞の光量分布(プロファイル)が3次元グラフで示されており、感光ロールの長手方向には光量は変化せず、感光ロールの周面の移動方向にはサイン波状に光量が変化している。つまり、感光ロール上に形成された光の縞は、感光ロールの周面の移動方向に対して直交している。
【0049】
このような光の縞は、上記照射部が、光の縞として干渉縞を形成するものであると、容易かつ正確に形成される。また、当然ながら、このような光の縞は、感光ロールの表面のうち、トナー量を測定する部分のみに形成されればよい。
【0050】
感光ロール上に付着したトナー粒子は、感光ロールの周面の移動に伴って光の縞を通過し、光の縞のうちの明るい部分に周期的に当たる。その結果、光の縞を構成している光が周期的に遮られるので、その光が感光ロール上で反射された反射光には、周期性を持って光量が増減する光成分が重畳される。トナーが増えるに従って、このような周期性を持った光成分も増加する。本発明のトナー量測定装置は、このような周期性を持った光成分を利用してトナー量を測定するものである。
【0051】
干渉縞のピッチは、トナー粒子の直径よりも十分に広いことが望ましい。例えば直径が5μmのトナー粒子の場合には、干渉縞のピッチはその直径の4倍以上、すなわち20μm以上のものが好適である。逆に干渉縞のピッチがトナー粒子の直径の4倍未満である場合には、光の縞の明暗差がトナー直径内に埋もれてしまい、光量の増減が不十分となって測定精度が落ちる。
【0052】
ここで、図10のグラフに示す光量分布(プロファイル)を有する光の縞を1個のトナーが通過した場合における反射光の光量の増減について説明する。
【0053】
図11は、光の縞を1個のトナー粒子が通過した場合における反射光の光量の増減を示すグラフであり、縦軸は光量、横軸は時間を示している。
【0054】
トナーは、感光ロールの周面の移動に伴って所定の速度で光の縞を通過する。
【0055】
ここでは、
(1)光の縞が各辺1mmの正方形の領域に20μmピッチの干渉縞として形成されており、
(2)感光ロール上にトナーが存在しない場合に受光部が受光する反射光の光量は1mWであり、
(3)トナーは直径5μmの球形であり、
(4)感光ロール周面の移動速度は1mm/secである。
という条件下で光量の増減を求める。
【0056】
直径5μmのトナーは、1.96*10-112 の投影面積を持ち、1mm2 の領域においては、1.96*10-3%の面積率を占めることとなる。また、総光量1mWの一様な光が垂直方向から当たっている1mm2 の領域にトナーが存在している場合には、単純に面積率に従って光量低下が発生するので、受光部では、1−1.96*10-3=0.99804mWの反射光が受光されることになる。
【0057】
更に、干渉縞が形成されている領域をトナーが通過する場合には、トナーによって周期的に遮光されて、受光光量に増減が発生する。光量増減の周波数は、干渉縞の波長とトナーの移動速度(即ち感光ロール周面の移動速度)によって決まり、上述した条件下では50kHzとなる。また、縞を通過する場合に生じる光量増減の振幅は、上述した一様な光に対する光量低下の2倍であるので、1.96*10-3*2=3.92*10-3mWとなり、このように光量が増減する光成分が平均0.99804mWの反射光に重畳されることとなる。
【0058】
結局、1個のトナー粒子が光の縞を通過することにより、図11のグラフに示すように、周期Tが20msecであり、振幅Wが約0.004mWである波状に受光光量が増減することとなる。そして、複数のトナー粒子が光の縞を通過する場合に受光部で受光される光は、このグラフに示すように光量が増減する光成分が複数重畳されたものとなる。例えば、0.0004mg/cm2 のトナー量は、上述した直径のトナー粒子の50個分にほぼ等しく、この50個のトナー粒子がランダムに光の縞を通過した場合には、図11のグラフに示すように光量が増減する光成分が、位相が0〜20μmの範囲でランダムにずれて50個重ね合わさった光が受光されることとなる。
【0059】
このように周期的に光量が増減する光を受光した受光部から出力された受光信号から、上述した周期に相当する周波数の信号成分が抽出部によって抽出されることにより、トナー量に応じた信号成分と、ノイズとが分離されて精度よくトナー量が測定されることとなる。抽出部による信号成分の抽出方法としては、高速フーリエ変換などといった周波数解析による方法や、単純にフィルターにかける方法などが考えられる。
【0060】
図12は、本発明のトナー量測定装置および従来のトナー量測定装置についての測定能力比較の結果を示す図である。
【0061】
ここでは、本発明のトナー量測定装置および従来のトナー量測定装置それぞれの測定能力を示す指標としてSN比が用いられており、この図12の横軸はトナー粒子の個数、縦軸はSN比を示している。なお、縦軸の単位は任意である。
【0062】
この図12に示すなだらかな直線26は、従来のトナー量測定装置におけるSN比を示しており、上述したようなノイズのために、このなだらかな直線26が示すSN比は、トナー量測定に求められる許容レベル27を遙かに下回っている。これに対して、図12に示す急な直線28は、本発明のトナー量測定装置におけるSN比を示しており、上述したように、トナー量に応じた信号成分と、ノイズとが分離されるため、トナー粒子が50個程度でSN比が許容レベル27を越えている。
【0063】
このように、本発明のトナー量測定装置によれば、「転写残」や「かぶり」といった微少量のトナーを精度良く測定することができる。なお、本発明のトナー量測定装置を用いて、多量のトナーで形成されたトナー画像のトナー量を測定することも可能であり、そのようなトナー画像のトナー量を測定する場合には、抽出部による信号成分の抽出は不要である。
【0064】
以上で本発明の原理の説明を終了し、以下では、本発明の具体的な実施形態について説明する。ここでは、画像形成装置の一例として、レーザ露光を用いたプリンタについて説明する。
【0065】
図13は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタの構成図である。
【0066】
このプリンタ100は、制御可能な画像形成条件の下で最終的に用紙上にトナー画像を形成するものであって、このプリンタ100には、本発明にいうトナー担持体の一例である感光ロール110と、感光ロール110上のトナー量を測定するトナー量測定器120a,120bと、トナー量測定器120a,120bによって測定されたトナーの量に基づいて画像形成条件を制御する制御器130が備えられている。これらのトナー量測定器120a,120bは、本発明のトナー量測定装置の一実施形態であると共に、本発明にいうトナー量測定器の一例でもある。また、制御器130は、本発明にいう条件制御器の一例である。
【0067】
感光ロール110は、表面が感光物質で覆われたものであり、矢印F1方向に所定の回転数で回転する。
【0068】
制御器130は、コンピュータなどから送られてきた画像信号と、トナー量測定器120a,120bによる測定結果に基づいてレーザ点灯信号を生成してレーザ露光器140に出力する。
【0069】
レーザ露光器140は、帯電器150によって一様に帯電された感光ロール110表面をレーザ点灯信号に従ってレーザ光141で露光することにより表面電位を変化させて、感光ロール110表面に不可視な静電潜像を形成する。
【0070】
現像器160は、静電潜像に対して選択的にトナーを付着させることで静電潜像を可視可した現像トナー画像161を形成する。
【0071】
トナー量測定器120aは、現像トナー画像161を構成しているトナーの量、および現像トナー画像161の背景に生じる「かぶり」のトナー量を測定する。
【0072】
転写器170は、感光ロール110上の現像トナー画像161を、搬送ベルト180によって矢印F2方向に搬送されてきた用紙181に転写して、用紙181上に転写トナー画像を形成する。このように用紙上に形成された転写トナー画像は、図示を省略した定着器によって定着され、転写トナー画像が形成された用紙がプリンタ100外へと搬送される。
【0073】
トナー量測定器120bは、転写器170が用紙上に転写しきれなかったトナーからなる「転写残」のトナー量を測定する。クリーナ190は、「転写残」を除去する。
【0074】
上述したように、トナー量測定器120a,120bは、トナー画像を形成するプロセスの中で、現像トナー画像161、「かぶり」、「転写残」それぞれのトナー量を測定する。そして、制御器130は、トナー量の測定値に基づき、必要に応じて、帯電器150、レーザ露光器140、現像器160、転写器170などを制御する。
【0075】
以下、2つのトナー量測定器120a,120bのうちトナー量測定器120aを代表させて、より詳細に説明する。
【0076】
図14は、トナー量測定器120aの構成図である。
【0077】
トナー量測定器120aには、本発明にいうレーザ光源の一例である、レーザ光を発するレーザダイオード121と、レーザダイオード121から発せられたレーザ光の光束を平行光束化するコリメートレンズ122と、コリメートレンズ122によって平行光束化されたレーザ光を用いて干渉縞を、後述するように感光ロール110上に形成する鈍角プリズム123と、感光ロール110上に形成された干渉縞を構成している光が感光ロール110表面で鏡面反射された反射光を受光する第1光センサ124が備えられている。レーザダイオード121、コリメートレンズ122、および鈍角プリズム123は本発明にいう照射部の一例を構成しており、この照射部は、稜線を挟んで凸形に隣接する2つの屈折面を有する鈍角プリズムと、レーザ光を発するレーザ光源とを具備するものであって、そのレーザ光源によって発せられたレーザ光の光束を、鈍角プリズムの稜線で分割し、分割した光束それぞれを、稜線を挟む2つの屈折面それぞれによって屈折させて互いに干渉させるものである。鈍角プリズム123による光束の干渉については後述する。また、第1光センサ124は、本発明にいう受光部の一例を構成している。
【0078】
トナー量測定器120aの照射部は、上述した光の縞として干渉縞を感光ロール上に形成するものである。干渉縞を形成するためには、干渉性の高い光を発生する光源と、干渉状態を作る光学素子とを組み合わせたシステムが必要であり、ここでは、光源としてレーザダイオード121が選択されており、光学素子として鈍角プリズム123が選択されている。レーザダイオード121は、安価であるという点、および、光量モニタ用のフォトダイオードが内蔵されているものが多くて、レーザ光の光量を安定化させる回路を容易に付加することができるという点で光源として適している。なお、感光ロール110表面の感光物質の光疲労が問題となる場合があるので、レーザダイオード121の波長や光量は、感光ロール110の仕様に合わせて選択する必要がある。
【0079】
トナー量測定器120aには、第1光センサ124の出力信号を周波数解析することにより、上述した所定周波数の信号成分を抽出する解析回路125も備えられており、この解析回路125は、本発明にいう抽出部の一例を構成している。
【0080】
更に、このトナー量測定器120aには、感光ロール110上に形成された干渉縞を構成している光がトナーで散乱された散乱光を受光する第2光センサ126も備えられている。この第2光センサ126は、本発明にいうトナー量測定器としては必須のものではないが、トナー量が多いときのトナー量測定に有用である。
【0081】
解析回路125の出力信号と、第2光センサ126の出力信号が、図13に示す制御器130に入力される。これらの出力信号が制御器130によって使い分けられることにより、図14に示す現像トナー画像161と、この現像トナー画像161の転写時に生じた「転写残」と、この現像トナー画像161の背景に発生した「かぶり」とのそれぞれのトナー量が高精度に測定される。そして、制御器130が測定結果に応じて画像形成条件を制御することにより、高品質の画像が形成されることとなる。
【0082】
図15は、鈍角プリズムの側面図(A)および斜視図(B)である。
【0083】
鈍角プリズム123は、稜線1231を挟んで頂角αで凸形に隣接する2つの屈折面1232,1233を有している。この鈍角プリズム123にレーザ光L4が入射されると、レーザ光L4の光束は鈍角プリズムの稜線によって2分割され、2分割された各光束L5,L6が2つの屈折面1232,1233それぞれによって屈折されて所定の角度θで互いに交差する。このように2つの光束L5,L6が互いに交差した領域1234ではそれらの光束L5,L6が互いに干渉して干渉縞が生じる。干渉縞のピッチPは、レーザ光L4の波長λと光束L5,L6の交差角度θに応じて、P=λ/sin(θ/2)となる。
【0084】
ここで、硝材としてBK7が用いられた鈍角プリズム123が、上述した20μmピッチの干渉縞を形成するものとして、鈍角プリズム123の頂角αを求める。鈍角プリズム123の頂角αと、鈍角プリズムの屈折率nと、光束L5,L6の交差角度θは、次式で表される関係にある。
【0085】
θ=(n−1)・(180°−α)/2
また、BK7は、波長が786nmの光に対する屈折率がn=1.511である。更に、レーザ光L4の波長が780nmであるとすると、鈍角プリズム123の頂角αは、171.2°となる。このような仕様の鈍角プリズム123が用いられることによって、上述した20μmピッチの干渉縞が容易に形成され、上述した高精度なトナー量測定が実現される。なお、干渉縞のピッチを変更する必要が生じた場合には、頂角が異なる鈍角プリズムや硝材が異なる鈍角プリズムに付け替えることにより容易にピッチを変更することができる。
【0086】
ここで、本発明にいう照射部の変形例について説明する。
【0087】
図14に示す実施形態の照射部では、鈍角プリズム123によって干渉縞が形成されるが、本発明にいう照射部は、干渉縞を形成するものには限定されず、光の明暗が等間隔に並んだ縞を形成するものであればよい。
【0088】
図16は、第1の変形例の説明図である。
【0089】
照射部の第1の変形例は、干渉性の高い光L7を発する光源と、縞状開口211が高精度に複数本並べられたラダースリット210とを備えたものである。
【0090】
光源から発せられた干渉性の高い光L7がラダースリット210を通過することにより、光量の大小が等間隔に並んだ縞L8が形成される。
【0091】
この第1の変形例では、ラダースリット210によって光L7の大部分が遮られてしまうため、図14に示す実施形態の照射部に較べると光の利用効率は低いが、十分な光量を発する光源を備えることによりトナー量測定が可能となる。
【0092】
図17は、第2の変形例の説明図である。
【0093】
照射部の第2の変形例は、境界線221を挟んで凹形に隣接する2つの反射面222,223を有するミラー220と、レーザ光を発するレーザ光源Sとを具備するものであって、レーザ光源Sによって発せられたレーザ光L9の光束を、ミラー220の境界線221で分割し、分割した光束L10,L11それぞれを、境界線221を挟む2つの反射面222,223それぞれによって反射させて互いに干渉させるものである。
【0094】
2つの反射面222,223によって反射された2つの光束L10,L11は、あたかも2つの光源S1,S2から発せられた光のように進む。そして、これらの光束L10,L11が互いに交差した領域224ではそれらの光束L10,L11が互いに干渉し、面B上に干渉縞が生じる。
【0095】
本発明にいう照射部としては、これらの変形例も考えられるが、図14に示す実施形態では、光の利用効率の高さや、トナー量測定器内におけるレイアウトの容易さなどが考慮された結果、鈍角プリズムを具備した照射部が採用されている。
【0096】
以下、鈍角プリズムを具備した実施形態に戻って説明を続ける。
【0097】
図18は、鈍角プリズムを具備した照射部と光センサの詳細な配置を感光ロールの長手方向から見た様子を示す図であり、図19は、その配置を感光ロールの表面移動の方向から見た様子示す図である。但し、これらの図では、説明の便宜上、感光ロール110で反射されるべき光が感光ロール110の表面を透過するかのように図示されている。
【0098】
本実施形態における照射部は、レーザ光を発するレーザ光源と、そのレーザ光源によって発せられたレーザ光の光束L12を絞る絞り127とを具備するものであって、その絞り127によって光束が絞られたレーザ光L13を用いて干渉縞を形成するものである。この絞り127の効果については後述する。
【0099】
上述したように、図14に示すレーザダイオード121から発せられたレーザ光は、コリメートレンズ122によって平行光束化される。そして絞り127によって絞られた後鈍角プリズム123に入射され、上述したように、感光ロール110表面の移動方向に交わる干渉縞が形成される。ここでは、干渉縞への変換効率がもっとも高い光束部分が感光ロール110表面に当たるように配置されており、感光ロール110表面で反射された光は第1光センサ124によって受光される。
【0100】
感光ロール110の表面移動の方向から見た場合には、鈍角プリズム123は光を直進させる。このため、干渉縞は、感光ロール110の長手方向に平行な縞となる。
【0101】
次に、絞り127の効果について説明する。
【0102】
図20は、レーザダイオードから発せられた光の光束内における光量分布を示す図であり、図21は、このような光量分布を有する光が用いられて形成された干渉縞の光量分布を示す図である。
【0103】
この図20には、レーザダイオードから発せられた光の光束内における光量分布128が示されており、この光量分布128は、光束の中央部分に先が丸いピークを有した、いわゆるガウス分布である。このため、レーザダイオードから発せられた光がそのまま用いられて干渉縞が形成されると、図21の曲線129が示すように、感光ロールの移動方向に並ぶ複数の光量ピーク129aそれぞれの大きさが互いに相違し、トナー量測定の精度低下の原因となると考えられる。
【0104】
そこで、本実施形態では、図20に示すように、絞り127によって光束が絞られることにより、光量分布128のうちの、丸い先端に相当する部分だけが透過され、干渉縞の光量の一様性が向上されている。この結果、トナー量の測定精度の向上が期待される。
【0105】
なお、上述した実施形態では、周波数解析を行うことにより光センサの出力信号から所定の周波数成分を抽出するが、本発明にいう抽出部は、フィルターなどによって周波数成分を抽出するものであってもよい。
【0106】
また、上述した実施形態では、光の、トナー担持体の移動方向に直交する縞が形成されるが、本発明にいう光の縞は、トナー担持体の移動方向と交わるものであればどの様な角度で交わるものであってもよい。但し、この光の縞は、当然ながら、トナーが通過することによりに光量の増減を生じるような十分な角度でトナー担持体の移動方向と交わるものであることは必要である。
【0107】
また、上述した実施形態では、トナー量測定器内に解析回路が内蔵されているが、光センサの出力信号の周波数解析は、図13に示す制御部130で行われてもよい。制御部130が周波数解析を行う場合には、この制御部130は、本発明にいう制御部と抽出部とを兼用したものと観念される。
【0108】
また、図14に示す実施形態では、微少量トナー用の第1光センサ124と多量トナー用の第2光センサ126が備えられているが、本発明のトナー量測定装置は、微少量トナー用の1つの光センサだけが備えられたものであってもよく、あるいは、微少量トナーおよび多量トナーの双方のトナー量を測定するための1つの光センサが備えられたものであってもよい。1つの光センサで微少量トナーおよび多量トナーの双方のトナー量を測定する場合には、上述したように光センサの出力信号を周波数解析することにより微少量トナーのトナー量を測定することができ、一方、光センサによるデータサンプリングのタイミングを、上述した干渉縞に起因する周期成分の周波数に一致させて周期成分をうち消すことにより多量トナーのトナー量を測定することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトナー量測定装置によれば、「転写残」や「かぶり」といった微少量のトナーが精度良く測定される。また、本発明の画像形成装置によれば、高品質の画像が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】鏡面反射を利用したトナー量測定装置の測定原理図である。
【図2】鏡面反射を利用したトナー量測定装置における、トナーの付着量と、光センサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【図3】散乱光を利用したトナー量測定装置の測定原理図である。
【図4】散乱光を利用したトナー量測定装置における、トナーの付着量と、光センサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【図5】トナー量測定の対象物を示す図である。
【図6】鏡面反射を利用した従来のトナー量測定装置におけるトナー量と出力電圧との関係を、微少なトナー量の領域について示すグラフである。
【図7】トナーが完全に除去された状態のデータを示すグラフである。
【図8】トナーが付着した状態のデータを示すグラフである。
【図9】図7に示すデータと図8に示すデータとの差を示すグラフである。
【図10】トナー担持体の表面に形成される光の縞を表すグラフである。
【図11】光の縞を1個のトナー粒子が通過した場合における反射光の光量の増減を示すグラフである。
【図12】本発明のトナー量測定装置および従来のトナー量測定装置についての測定能力比較の結果を示す図である。
【図13】本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタの構成図である。
【図14】トナー量測定器の構成図である。
【図15】鈍角プリズムの側面図(A)および斜視図(B)である。
【図16】第1の変形例の説明図である。
【図17】第2の変形例の説明図である。
【図18】鈍角プリズムを具備した照射部と光センサの詳細な配置を感光ロールの長手方向から見た様子を示す図である。
【図19】鈍角プリズムを具備した照射部と光センサの詳細な配置を感光ロールの表面移動の方向から見た様子示す図である。
【図20】レーザダイオードから発せられた光の光束内における光量分布を示す図である。
【図21】このような光量分布を有する光が用いられて形成された干渉縞の光量分布を示す図である。
【符号の説明】
100 プリンタ
110 感光ロール
120a,120b トナー量測定器
121 レーザダイオード
122 コリメートレンズ
123 鈍角プリズム
124 第1光センサ
125 解析回路
126 第2光センサ
127 絞り
130 制御器
140 レーザ露光器
141 レーザ光
150 帯電器
160 現像器
161 現像トナー画像
170 転写器
180 搬送ベルト
181 用紙
190 クリーナ
210 ラダースリット
211 縞状開口
220 ミラー
221 境界線
222,223 反射面
1231 稜線
1232,1233 屈折面

Claims (7)

  1. トナーを担持するトナー担持体上で反射された反射光を受光して該トナー担持体上に担持されたトナーの量を測定するトナー量測定装置において、
    前記トナー担持体に光を照射して該トナー担持体上に光の縞を形成する照射部と、
    前記照射部によって前記トナー担持体に照射されて前記縞を構成している光が該トナー担持体上で反射された反射光を受光する受光部とを備えたことを特徴とするトナー量測定装置。
  2. 前記トナー担持体が、トナーを担持して所定方向に移動するものであり、
    前記照射部が、前記トナー担持体上に、光の、前記所定方向と交わる縞を形成するものであり、
    前記受光部が、受光量に応じた受光信号を出力するものであって、
    前記受光部から出力された受光信号から所定周波数の信号成分を抽出する抽出部を備えたことを特徴とする請求項1記載のトナー量測定装置。
  3. 前記照射部が、前記縞として干渉縞を形成するものであることを特徴とする請求項1記載のトナー量測定装置。
  4. 前記照射部が、稜線を挟んで凸形に隣接する2つの屈折面を有するプリズムと、レーザ光を発するレーザ光源とを具備するものであって、該レーザ光源によって発せられたレーザ光の光束を、該プリズムの該稜線で分割し、分割した光束それぞれを、該稜線を挟む2つの屈折面それぞれによって屈折させて互いに干渉させるものであることを特徴とする請求項3記載のトナー量測定装置。
  5. 前記照射部が、境界線を挟んで凹形に隣接する2つの反射面を有するミラーと、レーザ光を発するレーザ光源とを具備するものであって、該レーザ光源によって発せられたレーザ光の光束を、該ミラーの該境界線で分割し、分割した光束それぞれを、該境界線を挟む2つの反射面それぞれによって反射させて互いに干渉させるものであることを特徴とする請求項3記載のトナー量測定装置。
  6. 前記照射部が、レーザ光を発するレーザ光源と、該レーザ光源によって発せられたレーザ光の光束を絞る絞りとを具備するものであって、該絞りによって光束が絞られたレーザ光を用いて前記干渉縞を形成するものであることを特徴とする請求項3記載のトナー量測定装置。
  7. 制御可能な画像形成条件の下で最終的に用紙上にトナー画像を形成する画像形成装置において、
    前記トナー画像を形成するためのトナーを担持するトナー担持体、
    前記トナー担持体に光を照射して該トナー担持体上に光の縞を形成する照射部と、該照射部によって前記トナー担持体に照射されて該縞を構成している光が該トナー担持体上で反射された反射光を受光する受光部とを具備し、前記トナー担持体上に担持されたトナーの量を測定するトナー量測定器、および
    前記トナー量測定器によって測定されたトナーの量に基づいて前記画像形成条件を制御する条件制御器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2000097221A 2000-03-31 2000-03-31 トナー量測定装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP3890848B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097221A JP3890848B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 トナー量測定装置および画像形成装置
KR10-2000-0068602A KR100370811B1 (ko) 2000-03-31 2000-11-17 토너량 측정 장치, 토너량 측정 방법 및 화상 형성 장치
US09/818,580 US6393228B2 (en) 2000-03-31 2001-03-28 Toner amount measuring apparatus and method, and image forming apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097221A JP3890848B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 トナー量測定装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001282051A JP2001282051A (ja) 2001-10-12
JP3890848B2 true JP3890848B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=18611868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097221A Expired - Fee Related JP3890848B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 トナー量測定装置および画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6393228B2 (ja)
JP (1) JP3890848B2 (ja)
KR (1) KR100370811B1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4517479B2 (ja) * 2000-09-04 2010-08-04 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、トナー量測定装置、およびトナー量測定方法
CN1244044C (zh) * 2003-01-20 2006-03-01 张宏志 一种鼠标光学信号处理方法
US6867791B2 (en) * 2003-03-19 2005-03-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
US7058321B2 (en) * 2003-03-27 2006-06-06 Seiko Epson Corporation Device and method of calculating toner consumption, and image forming apparatus using the same
US7054568B2 (en) * 2004-03-08 2006-05-30 Xerox Corporation Method and apparatus for controlling non-uniform banding and residual toner density using feedback control
JP4532986B2 (ja) * 2004-05-19 2010-08-25 キヤノン株式会社 トナー補給容器及び画像形成装置
US7120369B2 (en) * 2004-05-25 2006-10-10 Xerox Corporation Method and apparatus for correcting non-uniform banding and residual toner density using feedback control
JP4702329B2 (ja) * 2007-06-18 2011-06-15 富士ゼロックス株式会社 光検出装置及びその使用方法並びに画像形成装置
US7860439B2 (en) * 2007-09-18 2010-12-28 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus, an image forming method and an image detecting method
US20100196070A1 (en) * 2009-02-02 2010-08-05 Xerox Corporation Method, apparatus and system for media registration setup using a developed image patch
JP5164905B2 (ja) * 2009-03-31 2013-03-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2011158784A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Canon Inc 測定装置及びその測定方法
JP5541270B2 (ja) * 2011-12-07 2014-07-09 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および階調補正方法
JP5999304B2 (ja) * 2012-02-17 2016-09-28 株式会社リコー 光学センサ及び画像形成装置
JP7027878B2 (ja) * 2017-12-27 2022-03-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
KR102256571B1 (ko) * 2018-01-23 2021-05-26 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 소모품을 진단하는 화상형성장치 및 화상형성방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5083161A (en) * 1989-08-25 1992-01-21 Xerox Corporation Densitometer for measuring developability
JPH04267269A (ja) * 1991-02-22 1992-09-22 Canon Inc 画像形成装置
JPH05119567A (ja) * 1991-10-29 1993-05-18 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH0666722A (ja) 1992-08-20 1994-03-11 Sharp Corp トナー濃度検出装置
US5630195A (en) * 1995-05-12 1997-05-13 Ricoh Company, Ltd. Color toner density sensor and image forming apparatus using the same
JPH11160926A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001282051A (ja) 2001-10-12
KR100370811B1 (ko) 2003-02-05
US6393228B2 (en) 2002-05-21
KR20010096500A (ko) 2001-11-07
US20010028804A1 (en) 2001-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3890848B2 (ja) トナー量測定装置および画像形成装置
JP6473942B2 (ja) 光検出装置、および光検出システム
US5253018A (en) Toner image density detecting mechanism for image forming apparatus
JP2009109513A (ja) 光学変位センサ
CN108369389A (zh) 用于测量光刻设备的聚焦性能的方法和图案形成装置及设备、器件制造方法
JP3027161B2 (ja) 画像形成装置における画像濃度検知装置
JP2003227914A (ja) Euv光用の波面分割素子及びそれを有する位相測定装置
US4551004A (en) Toner concentration sensor
JP2008002891A (ja) 表面状態検査装置及び表面状態検査方法
JP2007085963A (ja) 光学測定装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2004537438A (ja) 印刷機またはコピー機を、トナーマークベルト並びに三角法に従って動作する反射センサを使用して制御する方法
JP3031207B2 (ja) 画像測定方法、画像測定装置、及びセンサユニット
CA1160278A (en) Toner concentration sensor
JP2005308439A (ja) パターン投影法による三次元形状計測装置
JP2014119733A (ja) 画像形成装置及び検出装置
JPH07229913A (ja) 速度計
JPH0950176A (ja) トナー濃度測定装置
JPH0430736B2 (ja)
CN117190880A (zh) 一种激光位移传感器及其控制方法
JP2014119730A (ja) 画像形成装置及び検出装置
US9405254B2 (en) Device for uniform light intensity generation
SU1705706A1 (ru) Голографический способ измерени амплитуды колебаний объекта
JPH08219990A (ja) 画像形成装置における反射型光センサ
CN111886471A (zh) 测距装置及方法
JPH0989535A (ja) 面形状計測方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees