JP3889743B2 - 荷電ビーム描画方法及び描画装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷電ビームを用いてLSIパターンを描画する荷電ビーム描画技術に係わり、特に成形アパーチャの熱変形に伴う試料面上でのビーム位置ずれを補正するようにした荷電ビーム描画方法及び描画装置に関する。
近年、電子ビーム描画装置において、ウェハ上の繰り返しパターンに対し、予め用意したキャラクタパターンを露光する、いわゆるキャラクタプロジェクション方式が採用されている。この方式では、第1成形アパーチャに矩形開口を設け、第2成形アパーチャに様々なパターンの開口(キャラクタパターン)を設けておき、第1成形アパーチャの像を第2成形アパーチャ上で成形偏向器により移動させることにより、所望のパターンを選択することができる。ここで、キャラクタパターンにより断面形状を得たビームも成形ビームに含めるものとする。
ところで、第2成形アパーチャ上に電子ビームが照射されている状態において、開口を通過しない電子ビームのエネルギーは殆どが第2成形アパーチャに吸収される。アパーチャの材料には例えばシリコンが用いられているが、その熱膨張係数は2.4×10-6/度程度あり、対称的に膨張するとしても、中心から1mm離れた位置にある開口は温度が40度上昇すると、約100nm移動する。電子光学系の縮小率を15分の1とすると、試料面上では7nm程度の位置ずれとなり、この位置ずれ量は無視できないものである。また、描画中の熱流入は時間的に位置,熱量共に変化するから、熱膨張による開口位置の移動を予測することは困難である。
これに対して従来、試料台上に設けたマーク上を電子ビームで走査することにより、試料上のビームの位置ずれを測定して補正を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、試料台上のマークに電子ビームを照射するためには、試料に電子ビームが照射されないように、ステージ移動により試料を退避させる必要がある。ステージ移動は電子ビームの偏向などに比べて遙かに遅いため、位置ずれの補正に長時間を要する。そして、描画の途中で何回も位置ずれ補正を行う場合、上記のようなマーク測定の実施は装置稼働率の低下を招くことになる。
特開2002−373856号公報
このように従来、第2成形アパーチャの熱変形に伴う試料面上でのビーム照射位置のずれは高精度描画では無視できないものであり、ステージ上のマークを用いてこの位置ずれを測定するのでは、ステージを大きく動かす必要があり、測定に多大な時間がかかり装置稼働率を低下させるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮して成されたもので、その目的とするところは、成形アパーチャの熱変形に伴う試料面上でのビーム照射位置のずれを短時間で測定し、補正することができ、装置稼働率の向上に寄与し得る荷電ビーム描画方法及び描画装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち本発明は、荷電ビームを成形するためにビーム軸方向に離間配置された第1,第2の成形アパーチャ及び第1,第2の成形アパーチャ間に配置された成形偏向器と、第1,第2の成形アパーチャ及び成形偏向器により成形された成形ビームを試料面上の所望の位置に照射する対物偏向器と、第1の成形アパーチャの上流側に設けられたブランキング偏向器と、第2の成形アパーチャの下流側に設けられ、前記ブランキング偏向器の駆動により前記成形ビームを遮断するブランキングアパーチャと、第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャヘの流入電流、又は第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャからの反射粒子を検出する検出手段と、を備えた荷電ビーム描画装置を用い、試料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画方法であって、描画の途中で描画を一時的に停止し、前記ブランキング偏向器を駆動して成形ビームを試料面上から遮断した状態で、第1の成形アパーチャで成形された成形ビームを第2の成形アパーチャ上で走査させることにより、前記検出手段で得られる信号から第2の成形アパーチャの所定の開口の位置ずれ量を測定し、該測定された位置ずれ量に応じて前記対物偏向器の偏向量を補正し、次いで前記ブランキング偏向器の駆動を停止した後に描画を再開することを特徴とする。
また本発明は、荷電ビーム描画装置において、荷電ビーム源から発生された荷電ビームを成形する第1の成形アパーチャと、第1の成形アパーチャを通して成形された第1の成形ビームが投影される第2の成形アパーチャと、第1及び第2の成形アパーチャ間に配置され、第2の成形アパーチャ上における第1の成形ビームの投影位置を可変する成形偏向器と、第2の成形アパーチャを通して成形された第2の成形ビームを試料面上の所望の位置に照射する対物偏向器と、第1の成形アパーチャの上流側に設けられたブランキング偏向器と、第2の成形アパーチャの下流側に設けられ、前記ブランキング偏向器の駆動により第2の成形ビームを遮断するブランキングアパーチャと、第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャヘの流入電流、又は第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャからの反射粒子を検出する検出手段と、前記ブランキング偏向器を駆動して第2の成形ビームを試料面上から遮断した状態において、第1の成形ビームを第2の成形アパーチャ上で走査させることにより前記検出手段で得られる信号から第2の成形アパーチャの所定の開口の位置ずれ量を測定する位置ずれ測定手段と、前記測定された位置ずれ量に応じて前記対物偏向器の偏向量を補正する補正手段と、を具備してなることを特徴とする。
本発明によれば、荷電ビームのブランキング状態で成形アパーチャの開口部の位置ずれを測定することができるので、ステージを動かす必要はなく、測定を短時間で行うことができる。即ち、試料上に精度良くパターンを照射するために必要な補正量の測定に有する時間を最小限にできる。従って、ビーム位置ずれを補正するための時間が短くなり、装置稼働率の向上をはかることが可能となる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる電子ビーム描画装置を示す概略構成図である。
電子源としての電子銃10から、例えば加速電圧50kVで放出された電子ビームは、コンデンサレンズ11,12により集束され、第1成形アパーチャ13上に照射される。第1成形アパーチャ13はシリコンで形成され、このアパーチャ13には矩形の開口が設けられており、このアパーチャ13を透過した第1の成形ビームは矩形断面形状を有するものとなる。第1の成形ビームは投影レンズ14により集束され、シリコンで形成された第2成形アパーチャ15上に投影結像される。
第1成形アパーチャ13と第2成形アパーチャ15との間には成形偏向器16が設けられており、この成形偏向器16により第2成形アパーチャ15上の第1の成形ビームの照射位置を変更できるようになっている。なお、コンデンサレンズ11,12は、クロスオーバ像が成形偏向器16の偏向不動点に一致するように励磁されている。
第2成形アパーチャ15上には、図2に示すように様々の開口が設けてあり、第1の成形ビームを第2成形アパーチャ15の所望の位置を透過させることにより、所望の断面形状を有する電子ビームを得ることができる。図2では、可変成形用開口を15aで示し、キャラクタ開口を15b〜15eで示した。また、第2成形アパーチャ15の厚さは20μm程度に形成されている。
第2成形アパーチャ15を透過した第2の成形ビームは、縮小レンズ17及び対物レンズ18により集束され、ステージ31上に載置されたウェハ等の試料32の表面(試料面)上に結像されるようになっている。縮小レンズ17は、第2の成形ビームのクロスオーバ像が対物レンズ18の主面位置に結像するように励磁される。対物レンズ18の主面位置には対物偏向器19が設置されており、この対物偏向器19により試料面上での第2の成形ビームの位置が可変されるようになっている。
コンデンサレンズ12と第1成形アパーチャ13との間にはブランキング偏向器21が設置され、第2成形アパーチャ15と縮小レンズ17との間の投影レンズ14によるクロスオーバの結像位置には、中央に開口を設けたブランキングアパーチャ22が設けられている。そして、ブランキング偏向器21を駆動することにより、ブランキングアパーチャ22上のクロスオーバ像位置を開口から移動させることにより、電子ビームが遮断される。なお、ブランキング偏向器21は2段あり、ブランキング時にも第1成形アパーチャ13上のビーム中心位置が変動しないようにしてある。
ブランキングアパーチャ22の上流側にはブランキングアパーチャ22からの反射電子を検出するための電子検出器25が設けられている。この電子検出器25としては、半導体検出器やマイクロチャンネルプレート等の応答速度の速いもの使用が望ましい。また、第2成形アパーチャ15はレーザ干渉計等により位置測定の可能な成形アパーチャステージ(図示せず)に搭載されており、光軸方向と直交する方向に移動可能となっている。
また、試料ステージ31の周辺部には、ビーム寸法及び形状を測定するためのマーク33が設けられている。さらに、試料ステージ31と対物レンズ18との間には、マーク33からの反射電子を検出するための反射電子検出器34が設けられている。
次に、本装置によるビーム位置ずれ補正の方法について、図3を参照して説明する。
描画前調整においてはまず、ブランキング偏向器21を動作させない状態にし、電子ビームを試料面側に到達させる。このとき、ビーム測定用のマーク33がビーム照射位置或いはその近傍に位置するように、試料ステージ31を移動させておく。
次いで、成形偏向器16を用いて第2成形アパーチャ15上の1つの開口に第1の成形ビームを照射する。この状態で、試料ステージ31上にあるマーク33上で第2の成形ビームを走査し、そのときの反射電子を電子検出器34で検出することにより、ビーム形状を測定する。そして、所望の位置に所望のパターンが得られるように成形偏向器16の偏向量及び対物偏向器19の振り戻し偏向量を調節する。
次いで、ブランキング偏向器21を動作させて、第2の成形ビームがブランキングアパーチャ22で遮断されるようにする。この状態で、成形偏向器16を用いて第2の成形ビームを第2成形アパーチャ15上で走査させて、ブランキングアパーチャ22からの反射電子を電子検出器25で測定する。このとき得られる検出信号波形は、第2成形アパーチャ15の選択した開口に対応するものであり、更に該開口の位置ずれ量を含むものとなる。
そこで、電子検出器25で得られる検出信号波形と、先に得た偏向器16,19の各偏向量と、成形アパーチャステージの位置とをメモリ等に記憶しておく。即ち、位置ずれがないときの状態における検出信号波形,偏向量,及び成形アパーチャステージの位置の関係をテーブル化しておく。さらに、第2成形アパーチャ15上の他の開口についても上記と同様の操作を繰り返す。また、第2成形アパーチャ15の異なる温度で上記の操作を行ってそれぞれテーブル化しておけば、後述するビーム位置ずれの補正をより正確に行うことが可能となる。
次に、試料32への描画を開始する。試料32の表面にはレジストが塗付されている。描画データに基づいて偏向制御回路により偏向アンプに所定の電圧を発生させ、成形偏向器16を駆動することで所望のパターン断面形状を有する電子ビームを発生させ、対物偏向器19により試料32上の所望の位置に照射する。
試料32に描画するパターンのうち、繰り返し使われるパターンについては予め第2成形アパーチャ15上にそのパターンを発生させるための開口(キャラクタ開口と呼ぶ)15b〜15eが設けてあり、成形偏向器16により電子ビームを該開口を透過させることにより、該パターン形状を有する電子ビームを発生し一度にパターンを形成することができる。また、第2成形アパーチャ15に開口が用意されていないパターンについては、第2成形アパーチャ15の中央部に設けた可変成形用開口15aを用いて任意寸法の矩形或いは直角三角形のビームを発生させて描画する。
このような描画に際して、背景技術の項でも述べたように、第2成形アパーチャ15の温度が上昇すると、該アパーチャ15の熱膨張に伴い試料面上でのビーム位置が移動することがある。そこで本実施形態では、一定時間おきに次のようにしてビーム位置ずれの補正を行う。
まず、キャラクタ開口を選択した場合には、ブランキング偏向器21に電圧を印加して第2の成形ビームをブランキングアパーチャ22により遮断する。この状態で成形偏向器16に偏向電圧を印加して所望のキャラクタ開口に第1の成形ビームが照射されるようにする。さらに、成形偏向器16の駆動電圧を変化させて第1の成形ビームをキャラクタ開ロ上で走査する。このとき得られる反射電子信号と先にメモリに記憶してある反射電子信号と対応するステージ位置とを比較し、得られるずれ量に応じて対物偏向器19での振り戻し偏向量を補正して、所望の試料位置に第2の成形ビームが照射されるようにする。
同じキャラクタ開口に電子ビームを長時間照射する場合には、この測定は例えば1分おきに行うようにする。この場合でも、ステージ移動を伴わないため、上記の1回の測定は短時間で行うことが可能であり、描画時間の増加は僅かである。
ここで、熱膨張による第2成形アパーチャ15のキャラクタ開口の位置ずれは、試料面上での位置ずれとなり、これは上記のように対物偏向器19で補正することができる。一方、第1成形のビームはキャラクタ開口よりも大きいため、キャラクタ開口の多少の位置ずれは吸収できる。しかし、キャラクタ開口の位置ずれが大きい場合、該開口が第1の成形ビームの照射エリアをはみ出すことになるので、キャラクタ開口の位置ずれ分だけ成形偏向器16の偏向量を補正する。
また、可変成形用開口を用いる場合、該開口の位置ずれは試料面での位置ずれと共にビーム形状の変化となる。この場合は、対物偏向器19と共に成形偏向器16の偏向電圧を補正することによりビーム形状の変化を無くすことができる。
このように本実施形態によれば、ブランキング偏向器21を駆動することにより第2の成形ビームを試料面から遮断し、この状態で第2成形アパーチャ15上の所望の開ロ上で第1の成形ビームを走査し、このとき得られるブランキングアパーチャ22からの反射電子を検出することにより、開口位置のずれ量を測定することができる。さらに、このずれ量に応じて対物偏向器19の偏向電圧を補正することにより、試料面上でのビーム位置のずれを抑制することができ、これにより描画精度の向上をはかることができる。
そしてこの場合、ステージ31上のマーク33を検出するのではなく、ビームをブランキングした状態で第1の成形ビームの走査によるブランキングアパーチャ22からの反射電子を検出するのみでよいため、ステージ31を移動させる必要はなく、開口位置のずれ測定を極めて短時間で行うことができる。従って、第2成形アパーチャ15の熱変形に伴う試料面上でのビーム照射位置のずれを短時間で測定することができ、装置稼働率の向上に寄与することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態のようにブランキング状態にしてビーム位置ずれを補正する場合でも、若干の漏れ電子或いは散乱電子がブランキングアパーチャ22の開口を通って試料面の上に到達するおそれがある。この漏れ電子或いは散乱電子は、ブランキング偏向器21を動作しない場合に電子ビームが照射される位置の周辺に照射される。この量は僅かであるが、測定を行う時間は描画時にレジストを感光させる時間に比べると遥かに長いため、試料面に高感度レジストが塗布されている場合にはレジストを若干感光させることが起こり得る。
本実施形態ではこの現象を避けるために、図4に示すように、ブランキング状態で第2成形アパーチャ15の開口位置ずれの測定を行う間、対物偏向器19を動作させて、試料面上の漏れ電子或いは散乱電子の照射位置を変動させる。このようにすれば、レジストヘの照射量を空間的に分散させることにより、上記のレジスト感光の問題を大幅に緩和できる。
従って本実施形態によれば、先の第1の実施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、ビーム位置ずれ補正の際にレジストが感光するのをより確実に防止することができ、より信頼性の高い描画が可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。実施形態では、成形アパーチャにおける開ロの位置ずれ量を求めるためにブランキングアパーチャからの反射電子を検出したが、この代わりに、ブランキングアパーチャヘの流入電流を検出するようにしてもよい。さらに、第2成形アパーチャからの反射電子、又は第2成形アパーチャヘの流入電流を検出するようにしてもよい。
また、描画装置の基本構成は前記図1に何ら限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能である。実施形態では、成形アパーチャは2段としたが、これ以上の段数の成形アパーチャを用いることも勿論可能である。さらに、ブランキング偏向器の設置は第1成形アパーチャの上流側、ブランキングアパーチャの設置位置は第2成形アパーチャの下流側であればよく、図1に限らず適宜変更可能である。
また、ブランキングアパーチャ22からの反射電子検出のための成形ビーム走査の対象となる第2成形アパーチャ15上の所望の開ロは、前述の例では所望の断面形状を有する電子ビームを得るものを、位置ずれ補正の測定にも利用したが、補正の測定専用のマークを設けてこれを測定に使用することも可能である。それによって、測定座標の管理が容易になる。
また、本発明は電子ビーム描画装置に限らず、イオンビーム描画装置に適用することも可能である。イオンビーム描画装置の場合、電子源がイオン源となるだけで、他の実質的構成は同じである。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わる電子ビーム描画装置を示す概略構成図。 図1の電子ビーム描画装置に用いた第2成形アパーチャの例を示す平面図。 第1の実施形態におけるビーム位置ずれ測定方法を示す模式図。 第2の実施形態におけるビーム位置ずれ測定方法を示す模式図。
符号の説明
10…電子銃(荷電粒子源)
11,12…コンデンサレンズ
13…第1成形アパーチャ
14…投影レンズ
15…第2成形アパーチャ
16…成形偏向器
17…縮小レンズ
18…対物レンズ
19…対物偏向器
21…ブランキング偏向器
22…ブランキングアパーチャ
25…反射電子検出器
31…試料ステージ
32…ウェハ(試料)
33…反射電子検出器

Claims (5)

  1. 荷電ビームを成形するためにビーム軸方向に離間配置された第1,第2の成形アパーチャ及び第1,第2の成形アパーチャ間に配置された成形偏向器と、第1,第2の成形アパーチャ及び成形偏向器により成形された成形ビームを試料面上の所望の位置に照射する対物偏向器と、第1の成形アパーチャの上流側に設けられたブランキング偏向器と、第2の成形アパーチャの下流側に設けられ、前記ブランキング偏向器の駆動により前記成形ビームを遮断するブランキングアパーチャと、第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャヘの流入電流、又は第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャからの反射粒子を検出する検出手段と、
    を備えた荷電ビーム描画装置を用い、試料面上に所望パターンを描画する荷電ビーム描画方法であって、
    描画の途中で描画を一時的に停止し、前記ブランキング偏向器を駆動して成形ビームを試料面上から遮断した状態で、第1の成形アパーチャで成形された成形ビームを第2の成形アパーチャ上で走査させることにより、前記検出手段で得られる信号から第2の成形アパーチャの所定の開口の位置ずれ量を測定し、該測定された位置ずれ量に応じて前記対物偏向器の偏向量を補正し、次いで前記ブランキング偏向器の駆動を停止した後に描画を再開することを特徴とする荷電ビーム描画方法。
  2. 前記測定された位置ずれ量に応じて、前記成形偏向器の偏向量を補正することを特徴とする請求項1記載の荷電ビーム描画方法。
  3. 前記位置ずれ量の測定を行う間、試料面上の成形アパーチャの像の位置が常時移動するように前記対物偏向器を駆動することを特徴とする請求項1記載の荷電ビーム描画方法。
  4. 荷電ビーム源から発生された荷電ビームを成形する第1の成形アパーチャと、
    第1の成形アパーチャを通して成形された第1の成形ビームが投影される第2の成形アパーチャと、
    第1及び第2の成形アパーチャ間に配置され、第2の成形アパーチャ上における第1の成形ビームの投影位置を可変する成形偏向器と、
    第2の成形アパーチャを通して成形された第2の成形ビームを試料面上の所望の位置に照射する対物偏向器と、
    第1の成形アパーチャの上流側に設けられたブランキング偏向器と、
    第2の成形アパーチャの下流側に設けられ、前記ブランキング偏向器の駆動により第2の成形ビームを遮断するブランキングアパーチャと、
    第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャヘの流入電流、又は第2の成形アパーチャ若しくは前記ブランキングアパーチャからの反射粒子を検出する検出手段と、
    前記ブランキング偏向器を駆動して第2の成形ビームを試料面上から遮断した状態において、第1の成形ビームを第2の成形アパーチャ上で走査させることにより前記検出手段で得られる信号から第2の成形アパーチャの所定の開口の位置ずれ量を測定する位置ずれ測定手段と、
    前記測定された位置ずれ量に応じて前記対物偏向器の偏向量を補正する補正手段と、
    を具備してなることを特徴とする荷電ビーム描画装置。
  5. 前記測定された位置ずれ量に応じて、前記成形偏向器の偏向量を補正する補正手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の荷電ビーム描画装置。
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