JP3889357B2 - コンクリート柱吊り上げ用台棒装置及びこれを用いたコンクリート柱の切断回収方法 - Google Patents

コンクリート柱吊り上げ用台棒装置及びこれを用いたコンクリート柱の切断回収方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電柱などとして建てられたコンクリート柱で不要となったものを複数に切断して回収する作業用の台棒装置と、これを用いたコンクリート柱の切断回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来コンクリート柱の切断回収作業は、一般にクレーン車等の重機を用いて行われているが、市街地などでは、大型の重機の使用が困難であり、また既設道路から離れた田畑地等ではクレーン搬入用の仮設道路の設置が必要であるという問題点がある。
比較的小型で軽量な仮設電柱の建設、撤去作業には、台棒装置が用いられている。例えば、建築現場の狭隘なスペースに、下部柱材と上部柱材とに分割できる仮設電柱(パンザーマスト)を迅速に組み上げ、また撒去回収できる台棒装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
この装置は、上端に滑車を取り付けた台棒を、接続、分離できる複数の台棒部材で構成する。台棒をバンド金具で既設の下部マスト部材へ固定し、台棒の滑車に掛けたロープで上部のマスト部材を吊り上げて下部マスト部材へ接続する。
【特許文献1】
実開平1−118568号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の台棒装置を適用できる仮設電柱は、比較的小型軽量である。コンクリート柱は一般にこれより大型で大重量であるから、従来の台棒装置をそのままコンクリート柱の切断回収作業に適用することができない。
従って、この発明は、比較的大型で大重量であるコンクリート柱に適用できる吊り上げ用の台棒装置と、これを用いたコンクリート柱の切断回収方法を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明においては、上記課題を解決するため、柱状の台棒本体2と、台棒本体2の上端部に側方へ張り出すように固着された支持枠3と、台棒本体2をコンクリート柱Pと平行に当該コンクリート柱に支持するために台棒本体2の下部に設けられた下部台座4及び上部台座5と、コンクリート柱Pの上部切断柱P1を吊り上げるロープ7を掛け回すために支持枠3に係止された滑車装置6とを具備させて台棒装置1を構成する。台棒本体2は、少なくとも上下2本のユニット柱2a,2bを旋回部2dで軸周り相対回転自在に接続して構成する。下部台座4の台座本体4aは、一端を下部ユニット柱2aの下端に枢着し、他端側にコンクリート柱Pの側面に当接する当接部4dを設ける。また台座本体4aをコンクリート柱Pに固定するためのチェーンバンド4bを設ける。上部台座5の台座本体5aは、一端を下部ユニット柱2aの上部側面に固着し、他端側にはコンクリート柱Pの側面に当接する当接部5cを設ける。また台座本体5aをコンクリートP柱に固定するためのチェーンバンド5bを設ける。支持枠3には、コンクリート柱の上端部を挿通させて転倒させないように支持できる挿通空間Sを設ける。コンクリート柱Pの切断柱P1をロープ7で吊り上げて、上部ユニット柱2bを旋回させ、適宜の位置に荷下ろしできるようにした。
請求項2に記載の発明においては、柱状の台棒本体2と、台棒本体2の上端部に側方へ張り出すように固着された支持枠3と、台棒本体2をコンクリート柱Pと平行に当該コンクリート柱に支持するために台棒本体2の下部に設けられた下部台座4及び上部台座5と、コンクリート柱Pの上部切断柱P1を吊り上げるロープ7を掛け回すために支持枠3に係止された滑車装置6とを具備させて台棒装置1を構成する。台棒本体2は、少なくとも上下2本のユニット柱2a,2bを旋回部2dで軸周り相対回転自在に接続して構成する。下部台座4の台座本体4aには、一端を下部ユニット柱2aの下端に枢着し、他端側にコンクリート柱Pの側面に当接する当接部4dを設ける。また台座本体4aをコンクリート柱Pに固定するためのチェーンバンド4bを設ける。上部台座5の台座本体5aは、一端を下部ユニット柱2aの上部側面に固着し、他端側にはコンクリート柱Pの側面に当接する当接部5cを設ける。また台座本体5aをコンクリートP柱に固定するためのチェーンバンド5bを設ける。支持枠は、切断すべきコンクリート柱の上部側へ張り出し、切断後のコンクリート柱の上部を転倒させないように支持可能に構成する。さらに、ガイドロープ15の上端を上部台座5の上方でコンクリート柱Pに係止し、中間部を上下部台座5,4及び当接部5c、4dとコンクリート柱Pとの間を通し、コンクリート柱Pに沿って下方へ延ばし、下端を地上付近でコンクリート柱Pに係止することにより、台座5,4の下降時にこれを支持してガイドするようにする。コンクリート柱Pの切断柱P1をロープ7で吊り上げて、上部ユニット柱2bを旋回させ、適宜の位置に荷下ろしできるようにした。
請求項3に記載の発明は、上記台棒装置1における支持枠3に、コンクリート柱Pの上端部を挿通させて転倒させないように支持できる挿通空間Sを設ける。請求項3に記載の発明は、上記台棒装置1を用いたコンクリート柱Pの切断回収方法であって、以下の工程を含むものである。即ち、(1)上記台棒装置1を用意する工程、(2)支持枠3にコンクリート柱Pの上端部を挿通させた状態で、下部台座4と上部台座5とを当該コンクリート柱Pに固定して台棒本体2をコンクリート柱Pの上部位置に固定する工程、(3)一端側が地上のウインチに接続されたロープ7の他端側をコンクリート柱Pの上端部に係止する工程、(4)コンクリート柱Pにおける上部台座5の当接位置より上方部位を破断する工程、(5)切断コンクリート柱P1をロープ7で吊り上げながら台棒本体2の上部ユニット柱2bを下部ユニット柱2aに対して軸周りに回転するよう操作して切断柱P1を側方へ移動させて地上に吊り降ろす工程、(6)台棒本体2を残存コンクリート柱Pの下部位置に移動して同様にコンクリート柱Pに固定する工程と、(7)ロープ7の他端を残存コンクリート柱Pの上端部に係止する工程、(8)残存コンクリート柱Pにおける上部台座5の当接位置より上方部位を破断する工程、(9)残存コンクリート柱Pの上端側切断柱をロープ7で吊り上げながら台棒本体1の上部ユニット柱2bを下部ユニット柱2aに対して軸周りに回転し、切断柱P2を側方へ移動させて地上に吊り降ろす工程、(10)下部台座4が残存コンクリート柱の下端部付近に配置されるまで(7)ないし(9)の工程を所要回数繰り返す工程、(11)下部台座4が残存コンクリート柱Pの下端部付近に配置された状態で、上部台座5をコンクリート柱Pから解放し、台棒本体2を下部台座4との枢支点4cを中心に地上に転倒させて分解回収する工程、である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は台棒装置を用いたコンクリート柱の切断回収工程を示す説明図、図2は台棒装置の旋回部の断面図、図3は台棒装置の下部台座の正面図、図4乃至図9はコンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【0006】
図1、図4において、台棒装置1は、柱状の台棒本体2と、台棒本体2の上端部に側方へ張り出すように固着された支持枠3と、台棒本体2をコンクリート柱Pと平行に当該コンクリート柱Pに支持するために台棒本体2の下部に設けられた下部台座4及び上部台座5とを具備する。支持枠3には、滑車装置6が係止され、これに吊り上げ用ロープ7が掛け回される。ロープ7は、図示しない地上のウインチに係止されている。
【0007】
台棒本体2は、3本のユニット柱2a,2b,2cを分解可能に接続してなる。図2に示すように、最下部のユニット柱2aとその上のユニット柱2bとは、旋回部2dにおいて軸周り相対回転自在に接続されている。最上部のユニット柱2cには、振れ止めロープ8が係止されている。
【0008】
支持枠3は、一端側が台棒本体2に固着された矩形の枠体で、コンクリート柱の上端部を挿通させて転倒させないように支持できる挿通空間Sを有する。
【0009】
図3に示すように、下部台座4は、台座本体4aとこれをコンクリート柱Pに固定するためのチェーンバンド4bとを具備する。台座本体4aは、一端側に、下部ユニット柱2aの下端を枢支する枢着部4cを有し、他端側に、コンクリート柱Pの側面に当接する当接部4dを有する。また台座本体4aの他端側上部に、イヤ4eとこれに結合されUクレビス4fとを有する。チェーンバンド4bは、台座本体4aをコンクリート柱Pに容易に固定し、また解放することができる。
【0010】
図1に示すように、上部台座5は、台座本体5aと、これをコンクリート柱Pに固定するためのチェーンバンド5bとを具備する。台座本体5aは、一端側が下部ユニット柱2aの上部側面に固着され、他端側にはコンクリート柱Pの側面に当接する当接部5cを備える。また台座本体5aの他端側上部に、イヤ4dとこれに結合されUクレビス5eとを有する。
【0011】
次に台棒装置1を用いたコンクリート柱Pの切断回収工事の方法を説明する。この方法は、図1(A),(B),(C)に示すように、台棒装置1の固定位置をコンクリート柱Pに対して順次下方へ移動しつつ、コンクリート柱Pを上方から、切断位置C1,C2,C3と順次下方へ切断し、切断した上部を台棒装置1で地上へ吊り降ろし、最後に台棒装置1自体をコンクリート柱Pから外して回収するものである。
【0012】
まず地上で台棒装置1を組み立てる。次に、図4に示すように、コンクリート柱Pの上端部付近に、台棒装置1を吊り上げるための滑車9とロープ10を掛ける。次いで、コンクリート柱Pに、第1回切断位置C1及び台座4,5の取り付け位置(切断位置C1より下方)を明示する。ロープ10をウインチで引いて台棒装置1を吊り上げ、図1(A),図5に示すように、支持枠3にコンクリート柱Pの上端部を通し、チェーンバンド4b,5bを締め付けて所定位置に台座4,5を固定する。コンクリート柱Pの切断位置C1より上方に振れ止めロープ11を係止する。台棒装置1のロープ7をコンクリート柱P(切断位置C1より上方)に係止してウインチで荷を掛けた状態で、ロープ8で吊り上げたポールクラッシャー12で切断位置C1を切断する。切断後、図6に示すように、振れ止めロープ11を操作して切断柱P1を台棒の軸周りに旋回させ、台棒本体2を旋回部2dにおいて回転させて切断柱P1を所定の荷下ろし位置まで移動する。ウインチのロープ7を緩めて切断柱P1を地上へ降ろす。この間、切断柱P1の上部が支持枠3に支持されているので揺動することなく作業を進めることができる。
【0013】
次に、コンクリート柱Pに、第2回切断位置C2及び台座4,5の取り付け位置を明示し、図7に示すように、チェーンバンド4b,5bを緩め、せり下げ用滑車13、ロープ14を用いて台棒装置1を所定位置までせり下げ、チェーンバンド4b,5bを締めて固定する(図8,図1(B))。台棒装置1のせり下げに先立ち、図3,図7に示すように、ガイドロープ15をコンクリート柱Pの側面に沿って上下方向に設置する。ロープ15は、上端を上部台座5の上方でコンクリート柱Pに係止し、中間部を台座4,5のUクレビス4f,5e及び当接部4c,5cとコンクリート柱Pとの間に通してコンクリート柱Pに沿わせ、下端を地上付近でコンクリート柱Pに係止して張力を加えておく。ロープ15は、コンクリート柱PのステップボルトBの部位に係止し、締め付け具T(図7)を用いて張力を加えるのが好都合である。台座4,5は、Uクレビス4f,5eを介して緊張したガイドロープ13に支持されるから、チェーンバンド4b,5bを緩めると、ガイドロープ15にそって、円滑に下降させることができ、下降中に台棒本体2が転倒することもない。台棒装置1を所定位置までせり下げたら、同様に第2回切断位置C2をポールクラッシャー12で切断し、切断柱P2を地上へ降ろす。
【0014】
同様に、図1(C)の位置まで台棒装置1をせり下げて固定し、第3回切断位置C3を切断し、切断柱P3を地上へ降ろしたら(図9)、チェーンバンド5bを外して 台棒本体2を枢着部4c中心に転倒させて、分解回収する。残余のコンクリート柱Pは、基礎を掘り起こして回収する。なお、切断回数は、コンクリート柱Pの長さに応じて適宜変更する。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、比較的大型で大重量であるコンクリート柱に適用できる吊り上げ用の台棒装置と、これを用いたコンクリート柱の切断回収方法を提供することができる。市街地等の狭隘な作業現場において、重機等の大型装置を用いずに、また田畑地等の作業現場においては重機搬入用の仮設道路を設置することなく、安全かつ容易にコンクリート柱の切断、回収作業を進めることができ、また作業終了後の装置の撤収作業も簡易迅速に行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】台棒装置を用いたコンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図2】台棒装置の旋回部の断面である。
【図3】台棒装置の下部ユニット柱の正面図である。
【図4】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図5】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図6】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図7】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図8】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【図9】コンクリート柱の切断回収工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 台棒装置
2 台棒本体
2a ユニット柱
2b ユニット柱
2c ユニット柱
2d 旋回部
3 支持枠
4 下部台座
4a 台座本体
4b チェーンベルト
4c 枢支部
4d 当接部
4e イヤ
4f Uクレビス
5 上部台座
5a 台座本体
5b チェーンバンド
5c 当接部
5d イヤ
5e Uクレビス
6 滑車装置
7 ロープ
8 振れ止めロープ
9 滑車
10 ロープ
11 振れ止めロープ
12 ポールクラッシャー
13 せり下げ用滑車
14 せり下げ用ロープ
15 ガイドロープ
C1 第1回切断位置
C2 第2回切断位置
C3 第3回切断位置
P コンクリート柱
P1 上部切断柱
P2 上部切断柱
P3 上部切断柱
S 挿通空間

Claims (3)

  1. 柱状の台棒本体と、台棒本体の上端部に側方へ張り出すように固着された支持枠と、台棒本体の下部に設けられ台棒本体をコンクリート柱と平行に当該コンクリート柱に支持するための下部台座及び上部台座と、コンクリート柱の上部切断柱を吊り上げるロープを掛け回すために前記支持枠に係止された滑車装置とを具備し、
    前記台棒本体は、少なくとも上下2本のユニット柱を軸周り相対回転自在に接続して構成され、
    前記下部台座は、一端が前記下部ユニット柱の下端に枢着され、他端側に前記コンクリート柱の側面に当接する当接部を備えた台座本体と、この台座本体をコンクリート柱に固定するためのチェーンバンドとを具備し、
    前記上部台座は、一端が前記下部ユニット柱の上部側面に固着され、他端側に前記コンクリート柱の側面に当接する当接部を備えた台座本体と、この台座本体をコンクリート柱に固定するためのチェーンバンドとを具備し、
    前記支持枠が、コンクリート柱の上端部を挿通させて転倒させないように支持できる挿通空間を有し、
    コンクリート柱の上部切断柱をロープで吊り上げて上部ユニット柱を旋回させて荷下ろしできるようにしたことを特徴とするコンクリート柱吊り上げ用台棒装置。
  2. 柱状の台棒本体と、台棒本体の上端部に側方へ張り出すように固着された支持枠と、台棒本体の下部に設けられ台棒本体をコンクリート柱と平行に当該コンクリート柱に支持するための下部台座及び上部台座と、コンクリート柱の上部切断柱を吊り上げるロープを掛け回すために前記支持枠に係止された滑車装置とを具備し、
    前記台棒本体は、少なくとも上下2本のユニット柱を軸周り相対回転自在に接続して構成され、
    前記下部台座は、一端が前記下部ユニット柱の下端に枢着され、他端側に前記コンクリート柱の側面に当接する当接部を備えた台座本体と、この台座本体をコンクリート柱に固定するためのチェーンバンドとを具備し、
    前記上部台座は、一端が前記下部ユニット柱の上部側面に固着され、他端側に前記コンクリート柱の側面に当接する当接部を備えた台座本体と、この台座本体をコンクリート柱に固定するためのチェーンバンドとを具備し、
    前記支持枠は、切断すべきコンクリート柱の上部側へ張り出し、切断後のコンクリート柱の上部を転倒させないように支持可能に構成され、
    さらに、上端が前記上部台座の上方でコンクリート柱に係止され、中間部が前記上下部台座及び当接部とコンクリート柱との間を通りコンクリート柱に沿って下方へ延び、下端が地上付近でコンクリート柱に係止されるガイドロープを具備し、
    コンクリート柱の上部切断柱をロープで吊り上げて上部ユニット柱を旋回させて荷下ろしできるようにしたことを特徴とするコンクリート柱吊り上げ用台棒装置。
  3. コンクリート柱の切断回収方法であって、
    (1)互いに軸周りに相対回転自在に結合された上下少なくとも2本のユニット柱から構成された柱状の台棒本体と、台棒本体の上端部から側方へ張り出しコンクリート柱の上端部を挿通させることができるように構成された支持枠と、台棒本体の下部ユニット柱の下端部に枢着され台棒本体をコンクリート柱から離して当該コンクリート柱と平行に支持するようにコンクリート柱に固定可能な下部台座と、下部ユニット柱の中間部に設けられ台棒本体をコンクリート柱から離して当該コンクリート柱と平行に支持するようにコンクリート柱に固定可能な上部台座と、コンクリート柱の切断柱を吊り上げるロープを掛け回すために前記支持枠に係止された滑車装置とを具備した台棒装置を用意する工程と、
    (2) 前記支持枠にコンクリート柱の上端部を挿通させた状態で、前記下部台座と上部台座とを当該コンクリート柱に固定して前記台棒本体をコンクリート柱の上部位置に固定する工程と、
    (3) 一端側が地上のウインチに接続された前記ロープの他端側を前記コンクリート柱の上端部に係止する工程と、
    (4) 前記コンクリート柱における前記上部台座当接位置より上方部位を破断する工程と、
    (5) 破断された前記コンクリート柱の上端側切断柱を前記ロープで吊り上げながら前記台棒本体の上部ユニット柱を下部ユニット柱に対して軸周りに回転するよう操作して前記切断柱を側方へ移動させて地上に吊り降ろす工程と、
    (6) 前記台棒本体を残存コンクリート柱の下部位置に移動して前記同様にコンクリート柱に固定する工程と、
    (7) 前記ロープの他端を残存コンクリート柱の上端部に係止する工程と、
    (8) 前記残存コンクリート柱における前記上部台座当接位置より上方部位を破断する工程と、
    (9) 残存コンクリート柱の上端側切断柱を前記ロープで吊り上げながら前記台棒本体の上部ユニット柱を下部ユニット柱に対して軸周りに回転し、前記切断柱を側方へ移動させて地上に吊り降ろす工程と、
    (10) 前記下部台座が残存コンクリート柱の下端部付近に配置されるまで前記(7)ないし(9)の工程を所要回数繰り返す工程と、
    (11) 前記下部台座が残存コンクリート柱の下端部付近に配置された状態で、前記上部台座をコンクリート柱から解放し、前記台棒本体を下部台座との枢支点を中心に地上に転倒させて分解回収する工程とを含むことを特徴とするコンクリート柱の切断回収方法。
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