JP3888897B2 - 機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置 - Google Patents

機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の入出庫部のフロアとピットに着床中のリフトの昇降台との間の隙間を塞ぐために用いる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図17、図18に従来のトレー方式の平面往復式駐車装置の一例が示されている。この平面往復式駐車装置は、地上設置型の駐車設備になっていて、リフト9は所謂サイドリフトとして、搬送路103の外側、つまり一方の格納区画101の列の一部に設置されている。このリフト9は、昇降路90のコーナー4箇所に立ち上げられた合計4本の昇降ガイド91と、これら昇降ガイド91の案内により昇降路90上に昇降可能に配置され、トレー用の一対の横行レール92を配設された昇降フレーム93と、昇降フレーム93を昇降駆動する駆動部(図示省略)とを備えている。自動車の入出庫部110は下部乗込式の入出庫部として地上1階に設置され、そのフロア111にリフトの昇降フレーム93が昇降可能なピット112が所定の深さに形成されている。このピット112は昇降ガイド91に組み付けられる昇降フレーム93の前、後部が通過するため、また昇降フレーム93上にトレー102の旋回装置を搭載する場合にトレー102の旋回経路を確保するため、その他種々のクリアランスを採るため、その前後方向がトレー102の前後方向よりも大きく形成され、その結果昇降フレーム93の着床時、昇降フレーム93上のトレー102の前後とフロア111との間が自動車が渡ることのできない比較的大きな隙間(以下、単に隙間又はピットの隙間という。)113になっている。このため、昇降フレーム93の着床時この隙間113を塞いでおく必要があり、通常、この隙間113上に塞ぎ板114が設けられている。この塞ぎ板114は図示されない専用の駆動源と開閉機構とにより自動開閉され、昇降フレーム93が昇降する間塞ぎ板114は開かれていて、昇降フレーム93がピット112に着床したときに塞ぎ板114は閉じられる。このようにして塞ぎ板114を開閉することにより、自動車が入庫する場合に、自動車が塞ぎ板114上を通過して昇降フレーム93上のトレー102に乗り入れることができ、自動車をトレー102に載せた後、昇降フレーム93を上昇して、自動車を自動車の格納階層へ移送することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車の入出庫部にピットの隙間を塞ぐ塞ぎ部材を備える場合、塞ぎ部材を自動開閉するために、塞ぎ部材専用の駆動源や開閉機構を必要とし、このため装置が複雑になって、コストが増大するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して自動開閉することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置は、自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、前記塞ぎ部材は前記昇降台の端部前記昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定され、前記昇降台の昇降動作により、前記隙間を開閉するものである。この構成により、リフトの昇降台を昇降する間、塞ぎ部材は昇降台に随伴して、ピットの隙間が開放され、昇降台とともにトレーがピット上に着床されると、昇降台上の塞ぎ部材はフロアレベルに停止され、ピットの隙間が閉塞される。これにより入庫の自動車は自動車の入出庫部で塞ぎ部材を渡って昇降台上のトレーに乗り入れることができ、出庫の自動車は昇降台上のトレーから塞ぎ部材を渡って自動車の入出庫部から出ることができる。この構成によれば、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。本発明はまた、塞ぎ部材の上面にフロア材が付設されることにより、自動車の入出庫部のフロアに一体化してピットの隙間を塞ぐことができ、併せて自動車のタイヤの滑りなども防止することができる。
【0005】
また、上記目的を達成するために、本発明の機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置は、自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、前記塞ぎ部材は前記昇降台の端部で当該昇降台上に分離可能に載置されるとともに、前記隙間に前記塞ぎ部材を前記自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、前記昇降台の昇降動作により前記昇降台と前記隙間の受け部との間で前記塞ぎ部材が受け渡しされ、前記隙間を開閉するものである。この構成により、リフトの昇降台が昇降する間、塞ぎ部材は昇降台に随伴して、ピットの隙間が開放され、昇降台とともにトレーがピット上に着床されると、昇降台上の塞ぎ部材は隙間の受け部に受け渡しされ、この受け部によってフロアと同じ高さにして支持され、ピットの隙間が閉塞される。これにより入庫の自動車は自動車の入出庫部で塞ぎ部材を渡って昇降台上のトレーに乗り入れることができ、出庫の自動車は昇降台上のトレーから塞ぎ部材を渡って自動車の入出庫部から出ることができる。この構成によれば、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。本発明においてもまた、塞ぎ部材の上面にフロア材が付設されることにより、自動車の入出庫部のフロアに一体化してピットの隙間を塞ぐことができ、併せて自動車のタイヤの滑りなども防止することができる。
【0006】
さらに、上記目的を達成するために、本発明の機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置は、自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、前記塞ぎ部材複数の塞ぎ部材を備え、第1の塞ぎ部材は前記昇降台の端部に前記昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定され、前記昇降台の昇降動作により、前記隙間の前記フロアに近接する外側の範囲を部分的に開閉し、第2の塞ぎ部材は前記昇降台の端部で前記第1の塞ぎ部材に対して内側に当該昇降台上に分離可能に載置されるとともに、前記隙間に第2の塞ぎ部材を前記自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、前記昇降台の昇降動作により前記昇降台と前記隙間の受け部との間で前記第2の塞ぎ部材が受け渡しされ、前記隙間に前記第1の塞ぎ部材に隣接して前記昇降台に近接する内側の範囲を部分的に開閉するものである。この構成により、リフトの昇降台を昇降する間、第1、第2の塞ぎ部材は昇降台に随伴して、ピットの隙間が開放され、昇降台とともにトレーがピット上に着床されると、昇降台上の第1の塞ぎ部材はフロアレベルに停止され、昇降台上の第2の塞ぎ部材は隙間の受け部に受け渡しされてフロアと同じ高さに支持され、これら第1、第2の塞ぎ部材でピットの隙間全体が閉塞される。これにより入庫の自動車は自動車の入出庫部で第1、第2の塞ぎ部材を渡って昇降台上のトレーに乗り入れることができ、出庫の自動車は昇降台上のトレーから第1、第2の塞ぎ部材を渡って自動車の入出庫部から出ることができる。この構成によれば、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。本発明においてもまた、塞ぎ部材の上面にフロア材が付設されることにより、自動車の入出庫部のフロアに一体化してピットの隙間を塞ぐことができ、併せて自動車のタイヤの滑りなども防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図16に本発明の一実施の形態を示している。なお、この実施の形態では機械式駐車装置として平面往復式駐車装置の形式を選択し、自動車の入出庫階を地上1階に設定した地上設置型、つまり下部乗込方式で、自動車の格納階層を2階層とする多層構造の駐車設備を例示している。図1、図2において、各自動車の格納階層1には、その概ね中央付近に搬送路2が設定され、この搬送路2上に自動車載置用のトレー6を搬送する自走式の搬送台車3が往復走行可能に配置される。この搬送台車3には、トレー受け渡し機構としてトレー受け渡し装置4が搭載される。また搬送路2の両側(又は片側)に沿って複数の格納区画5が単列に(又は複列に)配列され、これら格納区画5にトレー6が配置される。なお、複列の格納区画5の場合、自動車の格納階層1ごとに少なくとも1つの格納区画5にトレー6が配置されない空スペースが設定される。
【0008】
各格納階層1において、搬送路2には搬送台車3用の一対のレール21が敷設される。また、その一方のレール21の内側に沿ってトロリー給電の給電部(図示省略)が配設される。
【0009】
搬送台車3は片側4輪ずつ合計8輪の車輪構成になっていて、その前後に左右方向に向けてトレー6用の一対の横行レール32を備える。この搬送台車3は、トロリー給電により自走式として構成され、台車上に台車用モータ34、制御盤35などが搭載され、台車の側面下部から集電子(図示省略)が外方へ突出されて搬送路2の給電部に接続される。
【0010】
この搬送台車3上のトレー受け渡し装置4は、搬送台車3においてその幅方向の中心位置に旋回中心を設定されて水平方向に旋回可能に配置され、先端が格納区画5側に所要寸法だけ突出した長さを有する旋回アーム41と、旋回アーム41の先端に上方に向けて突設されたローラからなる係合部材42と、旋回アーム41を旋回駆動する旋回駆動装置として減速機付きの駆動モータ43とを備え、旋回アーム41の旋回動作により、係合部材42がトレー6下面に取り付けられた一対のY形ガイド6Yに係合、離脱することにより、搬送台車3と各格納区画5との間でトレー6が受け渡し可能に構成される。なお、トレー受け渡し機構には、このような旋回アーム方式の他、チェーン方式、コンベア方式などのトレー送り機構に代えてもよい。
【0011】
各格納階層1において、各格納区画5には、搬送台車3の横行レール32に対応する前後一対の横行レール51が配設される。各格納区画5のトレー6はその下面前後に一対の送りガイドローラ60が取り付けられ(図4参照)、これら送りガイドローラ60を一対の横行レール51上に乗せて移動可能に配置される。またトレー6には、その略中央にトレー受け渡し装置4に係合可能な一対のY形ガイド6Yが備え付けられる(図7参照)。このY形ガイド6Yは、鋼材などからなるガイド部材により全体が略Y字形に連続的に形成されていて、両側に第1、第2のガイド部61、62、中央にガイド切換部63、分岐ガイド部64などを具備している。このように形成されたY形ガイド6Yは対にして、(各々V字形に開く部分を対向させて)トレー6の中心を対称中心にトレー6下面の前後に対称的に配置固定される。
なお、自動車の格納階層1に複列の格納区画5を形成した場合には、搬送路2側の格納区画5とその奥側の格納区画5との間にチェーン駆動のトレー送り装置(図示省略)が設置されるなど、トレー受け渡し装置4に連動して又は各別に搬送路2側の格納区画5とその奥側の格納区画5との間でトレー6が移動可能に必要な装置構成が追加される。
【0012】
自動車の格納階層1と自動車の入出庫階との間に、リフト7がサイドリフトとして、搬送路2の外側にリフトの昇降路70を設定されて、一方の格納区画5の列の一部に設置される。このサイドリフト7は、昇降路70の4コーナーに立設された合計4本の昇降ガイド71と、これらの昇降ガイド71の案内により昇降路70上に昇降可能に配置された昇降フレーム72と、昇降フレーム72上にスライド可能に搭載され、トレー6を自動車の格納階層1のトレーの受け渡し先に案内可能に支持するトレー支持ユニット73と、昇降フレーム72を昇降駆動する昇降駆動機構(駆動部)77とを備える。また、自動車の入出庫部11は昇降路70の下部、この実施の形態の場合地上1階に設けられる。
【0013】
4本の昇降ガイド71はそれぞれ、図1に示すように、断面H字形、または断面コ字形の柱状部材からなり、昇降路70の4コーナーのうち搬送路2側(自動車の入庫方向から見て右側)の2本の昇降ガイド71と反対側(自動車の入庫方向から見て左側)の2本の昇降ガイド71が相互にその凹面を対向して立ち上げられる。
【0014】
なお、この駐車装置の場合、自動車の入出庫階が地上1階に設定され、自動車の入出庫部11は昇降路70の下部に設置されるため、4本の昇降ガイド71は自動車の入出庫部11に通されて立ち上げられる。この自動車の入出庫部11においては、自動車を待機中のトレー6上に乗せるため、自動車が入出庫口15側の左右の2本の昇降ガイド71間を容易に通過できるように、左右の昇降ガイド71間に、基準となる自動車の車幅に所定の寸法(概ね1,000mm)を加えた間隔が設定されて、左右の昇降ガイド71間が拡開される。したがって、昇降路70上の昇降フレーム72の位置が自動車の格納階層1の搬送路2から所定の距離だけ離れることなる。
【0015】
昇降フレーム72は、図3又は図4に示すように、複数の角形のパイプ材721、722が略矩形状又は略井桁状に組まれて構成され、(自動車の入庫方向から見て前後の)2本のパイプ材722の左右両端にそれぞれ、鉛直方向に向けて所定の長さの昇降杆723が取り付けられる。なお、これらの昇降杆723には各昇降ガイド71の凹面に対応する複数のガイドローラ723Rが軸支される。また、この昇降フレーム72の場合、その前後にそれぞれ、後述する自動車の入出庫部11に利用する第1、第2の塞ぎ部材725、14が搭載される。図5に示すように、前側、後側の各第1の塞ぎ部材725は板材又は角形のパイプ材により形成され、これらの塞ぎ部材725は前側の各昇降杆723の上部間と、後側の各昇降杆723の上部間に架け渡されて固定され、昇降フレーム72に一体的に付設される。前後の各昇降杆723の高さ方向の寸法設定により、これら第1の塞ぎ部材725の上面の高さは、図4に示すように、昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73に支持されるトレー6(の車路の面)の高さと同じレベルに設定される。なお、図5に示すように、各昇降杆723にチェーン取付ロッドが貫装されて、その一方端が第1の塞ぎ部材725の両端から上方に突出され、その他方端が各昇降杆723の下部から下方に突出され、これらチェーン取付ロッドに後述のエンドレスチェーン773が連結される。また、前側、後側の各第2の塞ぎ部材14は、角形のパイプ材141とその上面に設けられたフロア材(チェッカープレート)142とにより、昇降フレーム72とは独立して形成される。この塞ぎ部材14のパイプ材141の下面にはその左右両端に2箇所ずつ穴(被係合部)143、144が穿設される。なお、この第2の塞ぎ部材14をH鋼材で形成することもできる。一方、昇降フレーム72に固定の各第1の塞ぎ部材725の内側で、左右のパイプ材721と同じ高さに第2の塞ぎ部材14のための載置部724が形成される。この載置部724の上面左右両端には、第2の塞ぎ部材14の左右の内側の各穴143に係合可能な2つの係止ピン(係止部)726が上方に向けて突設される。このようにして第2の塞ぎ部材14は昇降フレーム72の載置部724上に、両者の各穴143と各係止ピン726とを係合させて上方に分離可能に載置される。
【0016】
昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73は、図3又は図4に示すように、基本構成として、昇降フレーム72上に配置可能なスライドフレーム74と、スライドフレーム74上に設置され、トレー6を支持可能なレール部材75とを備えればよいが、この実施の形態の場合、レール部材75を旋回可能に搭載するため、スライドフレーム74上にレール部材75を具備するトレー支持フレーム76が旋回装置81と一対の旋回ガイド84とを介して旋回可能に配置され、全体がリフト7の昇降フレーム72上に直動ガイド85と直動駆動装置86とを介してトレー6の受け渡し方向にスライド可能に取り付けられて、トレーの受け渡し先、すなわち各自動車の格納階層1の搬送路2に近接可能に構成される。
【0017】
昇降フレーム72の昇降駆動機構77は、図2に示すように、昇降用モータ771、スプロケット772、エンドレスチェーン773、カウンタウェイト774などにより構成される。この実施の形態の場合、4本の昇降ガイド71の下部に駆動側のスプロケット772が取り付けられ、ピット12に設置された昇降用モータ771に作動連結される。また4本の昇降ガイド71の上部に従動側のスプロケット772が取り付けられる。これら上下の各スプロケット772間にエンドレスチェーン773が巻き掛けられ、これらエンドレスチェーン773にそれぞれ昇降フレーム72とカウンタウェイト774が略対称的な位置に連結される。なお、昇降フレーム72がエンドレスチェーン773で吊下げられることにより、昇降フレーム72は安定し、昇降フレーム72上でトレー支持ユニット73のスライドにより荷重変動又は偏荷重が生じた場合でも、昇降フレーム72が傾くのを防止され、昇降フレーム72の水平が確実に維持される。また、この昇降駆動機構77の場合、カウンタウェイト774の下降最下限位置は自動車の乗込レベルから所定の高さ、ここでは自動車の入出庫口15よりも上方の位置に設定される。したがって、カウンタウェイト774は自動車の入出庫部11内の自動車及びその乗員の移動範囲にまで降下されることがなく、このため安全性に優れ、安全カバーなどを不要とする。なお、このリフト7の場合、昇降路70の下部ピット12に昇降用モータ771やその動力伝達部材の設置に必要な深さを確保できないときなど建物のレイアウトによって、昇降用モータ771などは昇降路70の上部に装着することもできる。
【0018】
自動車の入出庫部11は、リフトの昇降路70の下部、地上1階に設置される。この入出庫部11にはフロア110の中央にピット12が昇降フレーム72を昇降可能に所定の深さに形成される。このピット12においても、既に説明したように、その前後方向の寸法が種々のクリアランスの必要から、トレー6の前後方向よりも大きく形成されていて、フロア110とピット12上に着床中のトレー6(の前部及び後部)との間に隙間13があり、この前後の隙間13が隙間塞ぎ装置16で開閉される。この隙間塞ぎ装置16は、図5に示すように、各隙間13を塞ぐ第1、第2の塞ぎ部材725、14を備える。第1の塞ぎ部材725は、既述のとおり、リフトの昇降フレーム72上に自動車の支持レベルと同じ高さにして固定される。このようにして、昇降フレーム72の昇降動作により、各隙間13を部分的に開閉する。すなわち、昇降フレーム72がピット12の所定の最下位置に下降している間、第1の塞ぎ部材725がフロアレベルと同一レベルに停止され、この第1の塞ぎ部材725で前後の各隙間13のフロアに近接する外側半分の範囲(以下、動作説明の便宜上、隙間13の残部という。)が閉塞され、昇降フレーム72が昇降する間、第1の塞ぎ部材725は昇降フレーム72に随伴されることにより、前後の各隙間13(の残部)が開放される。第2の塞ぎ部材14は、既述のとおり、昇降フレーム72上に第1の塞ぎ部材725に隣接して分離可能に載置される。この第2の塞ぎ部材14の場合、図6に示すように、前後の各隙間13には、特に塞ぎ部材14の受け部130が設けられる。これらの受け部130は、各隙間13において昇降フレーム72上の第2の塞ぎ部材14に対応する位置に、第2の塞ぎ部材14を支持可能に、かつ第2の塞ぎ部材14を上方に向けてのみ取り外し可能に形成される。ここでは各受け部130が、第2の塞ぎ部材14のフロア材142とフロア110とを同一レベルにして支持可能に、隙間13左右両側の躯体側所定の位置に溝状に形成され、さらにこの受け部130上に第2の塞ぎ部材14両端の各穴144に係合可能な係止ピン(係止部)131が上方に向けて突設される。なお、第2の塞ぎ部材14の受け部を、第2の塞ぎ部材14を保持可能な溝形の保持部材とし、隙間13に支柱(支持部材)を立ち上げ設置して、この支柱上に取り付けてもよく、リフトの昇降ガイド71に形成してもよい。この場合も、保持部材に係止ピンなどの係止部を設けておく。このようにしてリフト7(の昇降フレーム72)のピット12における昇降動作により昇降フレーム72と前後の隙間13の各受け部130との間で各第2の塞ぎ部材14が受け渡しされ、前後の隙間13を部分的に開閉する。すなわち、昇降フレーム72の降下により、昇降フレーム72がピット12に下降されると、昇降フレーム72上の各第2の塞ぎ部材14が各隙間13の受け部130に受け渡しされ、これら第2の塞ぎ部材14で前後の各隙間13のうちピット12上のトレー6に近接する内側の略半分の範囲(以下、動作説明の便宜上、隙間13の一部という。)が閉塞され、反対に昇降フレーム72がピット12から上昇されると、各第2の塞ぎ部材14が昇降フレーム72の各載置部724に載せて上昇され、昇降フレーム72の昇降中、各隙間13(の一部)が開放される。したがって、昇降フレーム72がピット12に下降している間は、各隙間13に第1、第2の塞ぎ部材725、14がフロア110、ピット12に着床中のトレー6と同じ高さに嵌入されて、各隙間13が全体的に閉塞されるとともに、自動車の渡り板としてフロア110とトレー6との間が連絡される。
【0019】
次に、図1、さらに図7乃至図16を用いて、ピットの隙間塞ぎ装置16の動作について平面往復式駐車装置の自動車の入出庫動作とともに説明する。なお、この動作は図示されない制御盤の制御に基いて実行される。
【0020】
図1において、自動車を出庫する場合、まず、出庫先の自動車の格納階層1で搬送台車3が搬送路2の一対のレール21上を出庫先の格納区画5の前まで移動する。併せて、(図7参照)リフト7が駆動され、昇降フレーム72が昇降されて、当該格納階層1に停止される。ここでリフト7は待機される。なお、ピット12から昇降フレーム72が上昇されたときに、ピット12前後の隙間13の各第2の塞ぎ部材14が受け部130から昇降フレーム72の前後の載置部724へ受け渡しされ、第1の塞ぎ部材725と共に昇降フレーム72に随伴する。したがって、リフト7の昇降中、ピット12の隙間13は開放される。また、このとき、各第2の塞ぎ部材14の各穴143に載置部724の係止ピン726が係止されているので、各第2の塞ぎ部材14が昇降フレーム72の載置部724に載せられている間(すなわち隙間13を開放する間)、各第2の塞ぎ部材14は昇降フレーム72上に安定して、確実に載せられる。
【0021】
一方、当該格納階層1の自動車の格納区画5の前で、搬送台車3上のトレー受け渡し装置4が作動され、旋回アーム41の旋回により出庫の自動車を載せたトレー6が搬送台車3上に引き出される。このトレー6が搬送台車3上に完全に受け渡しされると、係合部材42とY形ガイド6Yが係合したままで、搬送台車3が搬送路2上を昇降路70の前まで走行される。
【0022】
図7に示すように、搬送台車3が昇降路70の前で停止されると、図8に示すように、昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73が直動ガイド85及び直動駆動装置86により搬送路2に向けてスライドされ、トレー支持ユニット73全体が搬送路2に近接される。これによりトレー支持フレーム76上の一対の送りガイドレール75が搬送台車3上の一対の横行レール32と近接して対向される。ここで搬送台車3上のトレー受け渡し装置4の作動により、旋回アーム41がリフトの昇降路70に向けて旋回され、図9、図10に示すように、出庫の自動車を載せたトレー6が搬送台車3からトレー支持ユニット73へ、トレー6の送りガイドローラ60が搬送台車3上の一対の横行レール32からトレー支持フレーム76上の一対の送りガイドレール75へ移動することにより載せ替えられる。なお、この受け渡しの時点で、トレー6のY形ガイド6Yからトレー受け渡し装置4の係合部材42が離脱される。
【0023】
このようにしてトレー6が搬送台車3からリフト7へ受け渡しされると、図11に示すように、昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73が直動ガイド85及び直動駆動装置86により昇降フレーム72上の定位置(元の位置)へスライドされ、トレー支持ユニット73全体が搬送路2から離される。続いてリフト7の駆動により、昇降フレーム72が自動車の入出庫部11に向けて下降される。
【0024】
昇降フレーム72が自動車の入出庫部11のフロアレベルよりも少し高い位置で一旦停止され、図12に示すように、昇降フレーム72上でスライドフレーム74上のトレー支持フレーム76が旋回装置81により旋回駆動され、トレー支持フレーム76が昇降フレーム72上をこの両者間の一対の旋回ガイド84の係合案内により旋回される。トレー支持フレーム76が所定の旋回角度まで旋回すると、各旋回ガイド84の係合が外れて、トレー6は自動車の重量でその前後両側が下方に向けて撓んで旋回されていく。トレー支持フレーム76が反対側まで旋回されると、一対の旋回ガイド84が係合される。図13に示すように、一対の旋回ガイド84により、昇降フレーム72上でトレー6が完全に反転されると、再びリフト7が作動され、昇降フレーム72が下降される。
【0025】
図14に示すように、昇降フレーム72がピット12に入ると同時に、昇降フレーム72前後の載置部724上の各第2の塞ぎ部材14の両端の穴144に各受け部130の係止ピン131が係合(挿入)して、各第2の塞ぎ部材14が各隙間13の受け部130に支持される。昇降フレーム72はさらに降下され、各第2の塞ぎ部材14から昇降フレーム72の各載置部724が離れるとともに各第2の塞ぎ部材14の各穴143から各載置部724上の各係止ピン726が離脱される。すなわち、各第2の塞ぎ部材14は前後の隙間13に置き去りにされ、これら第2の塞ぎ部材14で隙間13の一部が塞がれる。なお、各第2の塞ぎ部材14は隙間13の受け部130に支持される間(隙間13を第2の塞ぎ部材14で塞ぐ間)、各第2の塞ぎ部材14の各穴144に各受け部130の係止ピン131が係止されるので、塞ぎ部材14は隙間13上に安定して、確実に設置される。図15に示すように、トレー支持フレーム76上のトレー6がフロアレベルに着床されると、リフト7の作動が停止される。このとき、昇降フレーム72の前後の第1の塞ぎ部材725が前後の各隙間13上にトレー6と同じフロアレベルに停止され、前後の各隙間13の残部が塞がれる。したがって各隙間13に第1、第2の塞ぎ部材725、14がフロア110、トレー6(の車路)と同じ高さに嵌め込まれ、各隙間13全体が閉塞されるとともにフロア110とトレー6との間が自動車の渡り板として連絡される。このようにして、図16に示すように、トレー6から自動車が前進し、第2の塞ぎ部材14、第1の塞ぎ部材725を順次通過して、入出庫部11から出庫される。なお、自動車の出庫後、さらに出庫が続く場合、自動車の入出庫部11のトレー6が元の又はトレー6の無い格納区画5へ戻されてから、上記と同じ手順で自動車の出庫が行われる。
【0026】
また、自動車を入庫する場合は、予め自動車の出庫動作と同じ手順で、入庫先の格納区画5から空のトレー6が自動車の入出庫部11に移送されていて、自動車の入出庫部11で入庫の自動車がトレー6上に載せられる。この後は、自動車の出庫動作と逆の手順で、自動車を載せたトレー6が入庫先の格納階層1の格納区画5へ移送され、自動車を格納する。
【0027】
このように上記実施の形態によれば、昇降フレーム72の前後に第1、第2の塞ぎ部材725、14を搭載して、昇降フレーム72をピット12に下降させる毎に、第1、第2の塞ぎ部材725、14をフロア110とピット12上に着床するトレー6との間に生じる前後の隙間13に嵌め込むようにしているので、平面往復式駐車装置において自動車の入出庫部11のピット12前後の隙間13をリフト7の昇降動作とともに開閉することができ、この構成により、塞ぎ部材14に専用の駆動源や開閉機構を不要として、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【0028】
また、第1、第2の塞ぎ部材725、14を角形のパイプ材又は板材又はH鋼材により形成できるので、塞ぎ部材を簡素化して、コストをさらに低減することができる。この場合、塞ぎ部材725、14の上面に自動車の入出庫部11と同じフロア材を付設することにより、塞ぎ部材725、14を自動車の入出庫部11のフロアに一体化してピット12の隙間13を塞ぐことができ、併せて自動車のタイヤの滑りなども防止することができる。
【0029】
また、隙間13上に置き去りにする第2の塞ぎ部材14の左右両端に穴144を設け、その受け部130に係止ピン131をそれぞれ併設して、第2の塞ぎ部材14を受け部130に支持する間、第2の塞ぎ部材14の各穴144に各受け部130の各係止ピン131を係止するので、隙間13を塞ぎ部材14で塞ぐ間、第2の塞ぎ部材14を隙間13上に安定して、確実に設置することができ、また隙間13を開放するときに、この塞ぎ部材14を隙間13の受け部130から昇降フレーム72の載置部724に確実に受け渡しすることができる。
また、第2の塞ぎ部材14の左右両端にさらに別の穴143を設け、昇降フレーム72の載置部724の左右両端に係止ピン726を併設して、第2の塞ぎ部材14が昇降フレーム72の載置部724に載せられる間、この塞ぎ部材14の各穴143に載置部724の各係止ピン726を係止するので、隙間13を開放する間、第2の塞ぎ部材14を昇降フレーム72上に安定して、確実に載せることができ、また隙間13を塞ぐときに、第2の塞ぎ部材14を昇降フレーム72の載置部724から隙間13の受け部130に確実に受け渡しすることができる。
【0030】
また、この平面往復式駐車装置の場合、自動車の入出庫部11を昇降路70の下部に設定した下部乗込方式が採用され、左右の昇降ガイド71の間隔が拡開されて、リフト7の昇降フレーム72と自動車の格納階層1の搬送路2との間が離れていても、リフト7の昇降フレーム72上にトレー支持ユニット73を直動ガイド85と直動駆動装置86とを介装してトレー6の受け渡し方向にスライド可能に取り付けて、トレー6の受け渡し先に近接可能に構成するので、自動車の格納階層1で、昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73をスライドさせて搬送路2に近接することができ、昇降フレーム72上のトレー支持ユニット73と搬送路2上の搬送台車3との間でトレー6を有効に受け渡しすることができる。
【0031】
また、この駐車装置の場合、レール部材75を具備するトレー支持フレーム76をスライドフレーム74上に旋回装置81と一対の旋回ガイド84とにより旋回可能に搭載しているので、昇降フレーム72上でトレー6を旋回することができ、リフトの昇降路70上で自動車の向きを変えることができる。これにより自動車を前進入庫、前進出庫することができ、自動車の入出庫を容易に行うことができる。さらにリフト7上でトレー6をスライド又は旋回させることで、躯体側上に設置する自動車旋回装置に比べて、騒音、振動を大幅に低減できる利点もある。
【0032】
なお、この実施の形態では、隙間塞ぎ装置16に2つの塞ぎ部材725、14を備え、これらの塞ぎ部材725、14でピットの隙間13を開閉しているが、ピットの隙間の状態に応じて、あるいは他の塞ぎ装置を併用することにより、第1の塞ぎ部材725又は第2の塞ぎ部材14のいずれか一方だけで隙間全体を閉塞できる場合には、その一方のみを昇降フレーム72上に搭載すればよい。また3つ以上の塞ぎ部材を必要とする場合には、3つ以上の塞ぎ部材を昇降フレーム上に搭載してもよい。いずれの場合でも、隙間の形状に応じて、塞ぎ部材や受け部の形状、構造が種々に変更される。
また、この実施の形態では、機械式駐車装置として平面往復式駐車装置を例示しているが、エレベータ式駐車装置など他の形式の機械式駐車装置にも同様に適用することができ、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、塞ぎ部材を昇降台の端部に昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定し、昇降台の昇降動作により、ピットの隙間を開閉するので、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。また、本発明によれば、塞ぎ部材を昇降台の端部で当該昇降台上に分離可能に載置するとともに、ピットの隙間に塞ぎ部材を自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、昇降台の昇降動作により昇降台とその受け部との間で塞ぎ部材を受け渡しして、ピットの隙間を開閉するので、塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。さらに、本発明によれば、塞ぎ部材複数の塞ぎ部材を備え、第1の塞ぎ部材を昇降台の端部に昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定し、昇降台の昇降動作により、ピットの隙間の、フロアに近接する外側の範囲を開閉し、第2の塞ぎ部材を昇降台の端部で第1の塞ぎ部材に対して内側に当該昇降台上に分離可能に載置するとともに、ピットの隙間に第2の塞ぎ部材を自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、昇降台の昇降動作により昇降台とその受け部との間で第2の塞ぎ部材を受け渡しし、第1の塞ぎ部材に隣接してピットの隙間の、昇降台に近接する内側の範囲を開閉するので、複数の塞ぎ部材を、専用の駆動源や開閉機構を用いることなしに、リフトの昇降動作に連動して開閉作動することができ、装置の簡素化とコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置を適用した平面往復式駐車装置の一部省略平面図
【図2】同平面往復式駐車装置の一部省略側面図
【図3】同平面往復式駐車装置の部分拡大平面図
【図4】同平面往復式駐車装置の部分拡大側面図
【図5】同平面往復式駐車装置の部分拡大斜視図
【図6】同平面往復式駐車装置の一部省略部分拡大側面図
【図7】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、昇降フレームが出庫先の自動車の格納階層に停止され、出庫の自動車を載せたトレーを搬送する搬送台車がリフトの昇降路前に停止された状態の平面図
【図8】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、昇降フレーム上のトレー支持ユニットが搬送路に向けてスライドされ、搬送路に近接された状態の部分拡大平面図
【図9】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、昇降フレーム上のトレー支持ユニットが搬送路に向けてスライドされ、搬送路に近接された後、搬送台車のトレー受け渡し装置により出庫の自動車を載せたトレーが搬送台車から昇降フレームへ受け渡しされている状態の部分拡大平面図
【図10】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、搬送台車から昇降フレームへ出庫の自動車を載せたトレーの受け渡しを完了した状態の部分拡大平面図
【図11】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、搬送台車から昇降フレームへ出庫の自動車を載せたトレーの受け渡しを完了した後、トレー支持ユニットがスライドされ、昇降フレーム上の定位置に戻された状態の部分拡大平面図
【図12】(a)同平面往復式駐車装置の動作例を示し、リフトの昇降路上で昇降フレーム上のトレー支持ユニットが旋回され、トレー上に載せられた自動車の方向転換が行われている状態の平面図
(b)(a)において昇降フレーム上でトレー支持フレームが旋回されている状態を示す平面図
【図13】(a)同平面往復式駐車装置の動作例を示し、リフトの昇降路上で昇降フレーム上のトレー支持ユニットの旋回により、トレー上に載せられた自動車の向きが反転された状態の平面図
(b)(a)において昇降フレーム上でトレー支持フレームが反転された状態を示す平面図
【図14】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、ピットの隙間の一部が第2の塞ぎ部材で閉塞されている状態の一部省略部分拡大側面図
【図15】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、ピットの隙間が第1、第2の塞ぎ部材で閉塞されている状態の一部省略部分拡大側面図
【図16】同平面往復式駐車装置の動作例を示し、リフトの昇降路下部に設定された自動車の入出庫部にトレーが着床された状態の拡大平面図
【図17】従来の平面往復式駐車装置に備えた自動車の入出庫部及びリフトの拡大平面図
【図18】同平面往復式駐車装置の自動車の格納階層の平面図
【符号の説明】
1 自動車の格納階層
11 自動車の入出庫部
110 フロア
12 ピット
13 隙間
130 受け部
131 係止ピン(係止部)
14 第2の塞ぎ部材
141 パイプ材
142 フロア材
143 穴(被係合部)
144 穴(被係合部)
15 自動車の入出庫口
16 隙間塞ぎ装置
2 搬送路
21 レール
3 搬送台車
32 横行レール
34 台車用モータ
35 制御盤
4 トレー受け渡し装置
41 旋回アーム
42 係合部材
43 駆動モータ
5 格納区画
51 横行レール
6 自動車載置用のトレー
60 送りガイドローラ
6Y Y形ガイド
61 第1のガイド部
62 第2のガイド部
63 ガイド切換部
64 分岐ガイド部
7 リフト
70 昇降路
71 昇降ガイド
72 昇降フレーム
721、722 パイプ材
723 昇降杆
724 載置部
725 第1の塞ぎ部材
726 係止ピン(係止部)
73 トレー支持ユニット
74 スライドフレーム
75 レール部材(送りガイドレール)
76 トレー支持フレーム
77 昇降駆動機構(駆動部)
771 昇降用モータ
772 スプロケット
773 エンドレスチェーン
774 カウンタウェイト
81 旋回装置
84 旋回ガイド
85 直動ガイド
86 直動駆動装置

Claims (4)

  1. 自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、
    前記塞ぎ部材は前記昇降台の端部前記昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定され、前記昇降台の昇降動作により、前記隙間を開閉することを特徴とする機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置。
  2. 自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、
    前記塞ぎ部材は前記昇降台の端部で当該昇降台上に分離可能に載置されるとともに、前記隙間に前記塞ぎ部材を前記自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、前記昇降台の昇降動作により前記昇降台と前記隙間の受け部との間で前記塞ぎ部材が受け渡しされ、前記隙間を開閉することを特徴とする機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置。
  3. 自動車の入出庫部のフロアに形成されるピットの前後方向を、リフトの昇降台に支持されて前記ピットに前記フロアと同一レベルに着床される自動車を載せるためのトレーの前後方向よりも大きく形成されて、前記フロアと前記ピットに着床されトレーとの間の隙間に自動車を渡らせるための塞ぎ部材が開閉可能に配置され、前記昇降台が昇降する間前記塞ぎ部材を開き、前記昇降台がピットに着床したときに前記塞ぎ部材を閉じる機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置において、
    前記塞ぎ部材複数の塞ぎ部材を備え、
    第1の塞ぎ部材は前記昇降台の端部に前記昇降台上に支持されたトレーの高さと同じレベルに固定され、前記昇降台の昇降動作により、前記隙間の前記フロアに近接する外側の範囲を部分的に開閉し、
    第2の塞ぎ部材は前記昇降台の端部で前記第1の塞ぎ部材に対して内側に当該昇降台上に分離可能に載置されるとともに、前記隙間に第2の塞ぎ部材を前記自動車の入出庫部のフロアと同じ高さに支持可能な受け部を具備し、前記昇降台の昇降動作により前記昇降台と前記隙間の受け部との間で前記第2の塞ぎ部材が受け渡しされ、前記隙間に前記第1の塞ぎ部材に隣接して前記昇降台に近接する内側の範囲を部分的に開閉することを特徴とする機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置。
  4. 塞ぎ部材の上面にフロア材が付設される請求項1乃至3のいずれかに記載の機械式駐車装置のピットの隙間塞ぎ装置。
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