JP3884827B2 - ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネクタイ等の衣類、パイやクッキーなどの食品類、或いはユーホーゲーム等の景品入れ用などのケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デパートやスーパーなどの店で販売されているネクタイ、ハンカチなどの小物衣類は、一般的には厚紙製の封筒状ケースに入れて客に手渡している。この封筒状ケース51は、図23、図24に例示しているように、1枚の厚紙を裁断してこれに折目線を入れて屈曲し、一側部の接合片52にのりをつけて接着し、前記前・後部53,54の下端部に底部片55A,55Bを夫々設けてあり、組立時に底部片55A,55Bを夫々対向内方に折曲げて重ね、底部片55A,55Bを接着テープ又はラベル56により接着して底部を形成するようになっている。
【0003】
そして、前記ケース51の組立前は、底部片55A,55Bを図23に2点鎖線で示すように延ばして扁平状にし、折畳んだ状態で保管される。
また、パイやクッキーなどの小さい菓子類を少量ずつ入れるケースは、合成樹脂製の透明なフイルム又はシート(形を保持できる硬さをもつ材料)からなる方形箱形で、図示していないが、1枚の材料を裁断してこれに折目線をいれて屈曲し、対向側端部を接着剤により接着し、対向前・後部の下端部に底部片を夫々設けてあり、組立時に底部片を夫々対向内方に折曲げて重ね合わせ、底部片相互を接着テープ又はラベルにより接着して底部を形成するようになっている。
【0004】
そして、ユーホーゲーム機等の景品入れ用ケースは、図示していないが、1枚の透明なプラスチックシートを裁断してこれに折目線をいれて屈曲し、底部・蓋部及び両側部を有する箱形とされ、底部及び両側部は接着剤により前もって接着されており、景品をケース内に入れた後、蓋部を接着剤又は接着テープにより接着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記各ケースは、組立時に接着テープ或いは接着剤により接着しなけれはならないという煩わしさがあり、組立作業性に問題がある。また、前記ゲーム機等の景品入れケースの場合、グラブフックの爪がケースに掛り難いという問題がある。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その第1の目的とするところは、少なくとも最終の組立て作業が接着テープ等を使用することなく、簡単にかつ能率的に行なえると共に分解して扁平状に折畳みやすいケースを提供することであり、第2の目的とするところは、グラブフックの爪等が掛り易いケースを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明の特徴とするところは、1枚の厚紙又は合成樹脂製のフイルム或いはシートを裁断してこれに折目線を入れて屈曲形成し、底・蓋及び側部を有する略箱形とした展開可能なケースであって、
前記折目線が対向前・後部の中央部側に凹む円弧状とされ、底部を除く各蓋部片及び側部片の外端縁が外に向って凸形の円弧状とされかつ前後部の上下左右端で前記折目線と交差しており、この折目線により区画された各蓋部片の外端縁の幅方向中央部に相互係止切欠き部が夫々設けられ、側部片の外端縁の前後方向中央部に相互係止切欠き部が略V形状に夫々設けられ、前記切欠き部の係合中心に対して両側の夫々対向する蓋部片の外端縁が内外逆になって開動を規制するように交差状に係合され、左右側部片の切欠き部を外側から棒状押動体により押動することにより前後側部片の係止切欠き部間が四角形状に開くように、前後部の側部片が切欠き部を境に交差状に係合されており、前記蓋部片の外端縁が、係止切欠き部の幅方向両側で夫々反対側の一方が他方よりも長く突出されている点である(請求項)。
【0007】
本発明によれば、対向前・後部を折目線に沿って対向内側に折曲して底部を形作り、次いで、対向する両側部片及び蓋部片を夫々対向内側に折目線に沿って折曲し、ケース内に収容物を入れてから、側部片の対向する係止切欠き部を交差状に係合させると同時に蓋部片の対向する係止切欠き部を交差状に係止することにより、前記各切欠き部中央相が突っ張り合うと同時に、各係止切欠き部の係合中心に対して両側の側部片・蓋部片が、内外方向の動きを互いに拘束し合って、保形及び閉塞状態が保持される。
【0008】
したがって、側部片及び蓋部片を外方から内側に強制的に強く押さない限り、内容物の重さ程度は勿論のこと対向前・後部を押しても、側部及び蓋部が開くことはなく、接着テープ又は接着剤等の固着手段が不要となる。
そして、ケースを分解して扁平状に展開する場合は、ケースの蓋部と底部を指先で対向内方に押して、前記前・後部を撓ませることにより対向する両側部片の係合切欠き部中心間が広がって係止が解かれるので、続いて前記前・後部を幅方向に互いに反対方向に押すことにより、蓋部片の相互係止が解かれるので、前記前・後部を前後互いに反対方向に広げることで、容易に分解し展開できる。また、再びケースを組立てる場合は、上述の順序で行なうことができる。
【0009】
この場合、両側部片のV形切欠き部を、グラブフックの爪等の棒状押動体でケース両側部から掴むことにより、両側部片を介して対向前・後部が撓み、四角又は菱形に開いた切欠き部間に、棒状押動体が入り引掛る。したがって、ゲーム機等の景品入れケースの場合、グラブフックの爪がケースに掛り易くなる。
なお前記蓋部片の端縁が、係止切欠き部の幅方向両側で夫々反対側の一方が他方よりも長く突出されているので、蓋部片の組立・分解時における係合・離脱が容易になる。
【0010】
また、前記底部及び蓋部の係止切欠き部は、係合中心又はこれの近傍部分を、対向前・後部の幅方向と平行又は斜め切込みとすることができ、これにより、対向前・後部相互が外方に広がるのを阻止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図6は、本発明の第一の実施形態を示し、ネクタイ、ハンカチなどの小物類を入れるケース1に採用したものである。
このケース1は、1枚の厚紙又は合成樹脂製のフイルム或いはシートで保形可能な素材1Aにより縦長の封筒状に成形されており、上端開口2が開放されたままである。
【0012】
このケース素材1Aは、図3に展開状態で示しているように略長方形に裁断されて、対向する前部3、後部4及び接続部5を区画する折目線6,7が屈曲可能な程度に縦方向に入れられ、前部3及び後部4の下端に底部8を形作る幅(横)方向に延びる折目線9,9が、上向き凸形の円弧状に入れられ、該折目線9により区画された前後の底部片8A,8Aの各端縁13,14が折目線9に対応して下方凸形の円弧状とされている。
そして、前記底部片8A,8Bの幅方向中央部には、相互係止切欠き部10A,10Bが設けられており、該切欠き部10A,10Bの係合中心C0で両底部片8A,8Bが交差状に係合される。なお、両底部片8A,8Bは、その係合中心C0から幅方向両側で、夫々反対側(底部片8A,8Bを重ねるように対向させた状態において)、即ち図3に示す展開状態では係合中心C0の同じ右側端縁14A,14Bが左側端縁13A,13Bよりも若干長く突出されており、両底部片8A,8Bの係合を容易に行なえるようにしてある。
【0013】
なお、底部8A,8Bの各端縁は、図6に示すように一方の端縁13A,13Bは直線状とし、他方の端縁14A,14は略山形状とすることができる。
また、ケース素材1Aの前後部3,4の上端部には、取手部11を形成するための円弧状長孔12が夫々設けられている。
そして、ケース素材1Aの前部3、後部4は、折目線6から折返して対向させると共に、接続部5を対向内方に折返し、接続部5を接着剤により前部3の端部裏面に接着して偏平状として保管し、又は搬送する。
【0014】
ケース1の最終組立即ち底部8を形成する場合は、底部片8A,8Bを夫々折目線9,9に沿って対向内方に折り曲げ、ケース1の幅方向両端を親指と人差指又は中指で対向内方に押圧して、前部3及び後部4を撓ませることにより、両底部片8A,8Bの端縁間が開くので、外側に位置している底部片の一方例えば8Aの突出長さの短い端縁13B側を、他方の底部片8Bの突出長さの長い端縁14Bの内側(上方)に押さえた状態で、ケース1の幅方向の押圧を開放して、素材1Aの弾性により対向内方に戻すことにより、両底部片8A,8Bの係止切欠き部10A,10Bが交差状に係合し、その係合中心C0相互が突張り合って、上向き凸状の底部8の形状が保持される。
【0015】
このように、底部片8A,8Bは、その係合状態においては、夫々の係合中心C0の両側端縁13A,13B、14A,14Bが内外(上・下)互いに逆になって交差係合しているため、内容物の重さによっては係合解除されることはない。したがって、接着テープや接着剤により、底部片8A,8B相互を固着する必要はない。
そこで、底部片8A,8Bの係合を解除してケース1を偏平状態に折畳む場合は、ケース1の幅方向両端を親指と人差指又は中指で対向内方に押圧して、前部3,及び後部4を互いに外方に撓ませることにより、底部片8A,8Bの係止切欠き部10A,10B間が開くので、底部片8Bの内側に入っている底部片8Aの端縁13B側を外側に引き出すことで、容易に係合が解除され、偏平状に折畳むことができる(図1に2点鎖線で示す)。
【0016】
図7〜図11は、本発明をパイやクッキー等の小さい菓子類のケース21に採用した第二実施形態を示している。このケース21は、素材として透明なプラスチックフイルムを使用しており、底部8を形作る折目線9の円弧曲率半径を小さくして底部面積を大きくし、内容積の大きい略円筒状にした点及び底部片8A,8Bの形状を、突出長さの長い端縁14A,14Bの形状を略山形とし、突出長さの短い側の端縁13A,13Bの形状を直線状として点で、第一実施形態と異なっている。なお、第二実施形態では、取手11は設けていない。
【0017】
また、第二実施形態の基本構成は、第一実施形態と同じであり、同等の作用効果を奏する。
したがって、第一実施形態と共通する構成については、図1〜図6と同符号を付し、詳細説明は省略する。
図12〜図15は、本発明の第三実施形態を示し、第二実施形態と異なるところは、ケース22の上端に底部8と同構造の蓋部15が設けられている点である。このケース22の蓋部15は、底部8と対称的に凹状(下向き凸形)に形成されており、図5に示す展開図のとおり、蓋部15を形作る折目線16が下向き凸形の円弧状に入れられ、該折目線16により区画された前後の蓋部片15A,15Bの各端縁が、ケース幅方向中心線上の係合中心C1の一方(左側)を略山形に突出する端縁17A,17Bとされ、他方(右側)を直線状の端縁18A,18Bとされている。
【0018】
そして、該蓋部片15A,15Bの両端線17A,17B,18A,18Bの交差する部分が係止切欠き部19A,19Bとされている。
なお、蓋部15を組立形成し、或いは分解する要領は、底部8と全く同様であり、至極簡単に行なうことができる。
第三実施形態では、蓋部15を備えている点で他の実施形態と異なるが、蓋部15の組立・分解要領は上述のように底部8と全く同じであり、同等の作用効果を期待することができる。
【0019】
したがって、第二実施形態と共通する構成部分については、図7〜図11と同符号を付し詳細説明は省略する。
図16〜図22は、請求項4〜6に記載の本発明をユーホーゲーム機の景品入れケース31に採用した実施形態(第四実施形態という)を示している。
このケース31は、1枚の合成樹脂製の透明なフイルムで保形可能な素材31Aにより正面視四辺形の蓋付箱形に成形されている。
このケース素材31Aは、図20に展開状態で示されているように、略俵形に裁断されて、対向する前部32、底部33、後部34、蓋部35及び側部36,37を区画形成する円弧状の折目線38,39,40,41,42,43が入れられている。そして、底部33を形作る前記折目線38,39は、互いに隣接する前部32,後部33側に凸形となる円弧状で、底部33が凸レンズの断面形状と同じ形となるように入れられている。
【0020】
また、蓋部35を形作る蓋部片35A,35Bの区画折目線40,41は、夫々これに隣接する前・後部32,34側が凸形となる円弧状とされており、蓋部片35A,35B,の端縁43A,43Bが、折目線40,41と対称形の円弧状とされ、前記前・後部32,34の幅(左右)方向中心でかつ蓋部片35A,35Bの端縁長手方向即ち、幅方向(前・後部32,34の幅方向と直交する高さ方向)中心に係合中心C1が形成されるように、該係合中心C1の互いに反対側に位置して係止切欠部44A,44Bが形成されている。
【0021】
そして、各係止切欠部44A,44Bは、前記係合中心C1までの間が夫々幅方向に延びるスリット状の切込み45A,45Bとされ,舌片状の係止部46A,46Bが形成されている。
前記側部36,37を形作る側部片36A,36B、37A,37Bの区画折目線42,43は、夫々前部32又は後部34の中心側が凸形となる円弧状とされており、各側部片36A,36B、37A,37Bの端縁が、折目線42,43と対称形の円弧状とされ、前後部32,34の高さ方向中心に係合中心C2,C3をもつV形の係止切欠き部47A,47B、48A,48Bが端縁長手方向中央部に形成されている。
【0022】
該係止切欠き部47A,47B、48A,48Bの係合中心C2,C3は、側部片36A,36B、37A,37Bの幅方向中心よりも外側に位置しており、最終組立完了時において底部33及び蓋部35の幅よりも左右両側部36,37の前後幅が広くかつ、対向前後部32,34が、その幅方向の軸線をもつ略円筒状の凸面となるようにせられている。
このように、対向前後部32,34を円筒状の凸面とすることにより、左右両側部36,37の中央部を対向内方に押動すると、前後部32,34が夫々外方に撓み、対向する係止切欠き部47A,47B、48A,48B間が開いて、図21に示すように四角形又は菱形の孔49が形成されるようにすることができる。
【0023】
第四実施形態において、図20に示す展開状態から図16〜図19に示す組立完了状態とする場合、まず、折目線38,39に沿って前後部32,34が対向するように互いに内方に折曲し、次いで、側部片36A,36B、37A,37Bを折目線42,43に沿って対向内方に折曲し、対向する係止切欠き部47A,47B、48A,48Bを、対向する側部片36A,36B、37A,38Bが互いに交差するように係合させる。
この状態で、ケース31内に蓋部片35A,35B間の開口から景品等の小物を挿入した後、蓋部片35A,36Bを折目線40,41に沿って対向内方に折曲し、次いで、蓋部片35A,35Bが重なった状態において外側に位置している蓋部片35A又は35Bの係止部46A又は46Bが、対向する蓋部片35B又は35Aの内側に入るように、前部32と後部34を幅方向(図17に矢印で示す方向)にずらし、前記係止部46A及び46Bの両方が内側に入ったら、前部32及び後部34を元に戻すことにより、側部片及び蓋部片が共に交差状に係合し、ケース31の組立が完了する。
【0024】
ケース31の組立完了状態において、蓋部35及び側部36,37は、ケース31中心方向に凹んでおり、蓋部片35A及び35Bの両係止部46A及び46Bが互いに係合しているので、蓋部片35A,35Bは共にその幅方向(ケース31の前後方向)には動かず、蓋部35が自然に開くことはないし、また側部36,37も自然に開くことがなく、ケース31の組立状態が保持される。
そして、ケース31の両側部36,37の中央部を、棒状等の押動体例えばグラブフック50(図16に2点鎖線で示す)により掴むと、各側部片36A,36B、37A,37Bが対向内方に撓むと同時に前・後部32,34が外方に膨らむように撓み、V形の係止切欠き部47A,47B、48A,48B間が開いて、図21に示すような四角状の孔49があき、該孔49に前記グラブフック50の先端が挿入されて引掛る。したがって、該ケース31は、前記グラブフック50により比較的容易に掴み上げることが可能であり、本発明の第2目的を達成できる。
【0025】
そこで、ケース31を分解して内容物を取り出すときは、前部32、後部34を図17に矢印で示す幅方向にねじってずらすことにより、対向する両係止部46A,46Bの係合が解かれると共に、蓋部片35A,36Bが分離しかつ側部片36A,36B、37A,37Bも互いに離れて、ケース開状態になり、内容物を取り出すことができる。そして、蓋部片35A,35B及び側部片36A,36B、37A,37Bを夫々外方に延ばして偏平な展開状態とすることができ、積み重ねて保管できる。また、再度上述の要領でケース31を組み立て、利用できる。
【0026】
第四実施形態において、各側部片36A,36B、37A,37Bに設ける係止切欠き部47A,47B、48A,48Bの係合中心C2,C3の位置を、図22に示すように、蓋部片35A,35Bの係合中心C1と同じ幅方向中心に設けることができる。
さらに、ケース31の蓋部片35A,35Bの係止切欠き部44A,44Bは、図20に2点鎖線で示すように、スリット状の切込み45A,45Bを前・後部32,34の幅方向に対して斜めに設け、舌片状の係止部46A,46Bを小さくすることができる。このようにすることにより、ケース31の組立・分解がし易くなる。
【0027】
また、ケース31は、その分解に際して、蓋部35と底部33を指で対向内方に押すことにより、前後部32,34が撓んで、図21に示すように側部36,37の係止切欠き部47A,47B、48A,48B間が開くので、ここから側部片36A,36B、37A,37Bの内側に入っているものを引き出して係合を解除してから、蓋部片35A,35Bを図17に矢印で示す方向に互いにずらすことで、簡単に分解できる。
なお、上記第四実施形態において、ユーホーゲーム機用景品以外の物を入れるケースとする場合、ケース31の正面形状を縦長又は横長の略長方形とすることができ、側部片36A,36B、37A,37Bの係止切欠き部47A,47B、48A,48Bの形状を、蓋部35の係止切欠き部44A,44Bと同じ形状とすることもできる。
【0028】
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、蓋部、底部或いは両側部に形成される係止切欠き部の両側の突出長さの長い端縁を、対向する各蓋部片、底部片、側部片のうちの一方を他方より突出長さを若干短かくすることにより、係止切欠き部を交差状に係合し、或いは解除し易くすることができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、ケースの対向する底部片、蓋部片、側部片に、夫々係止切欠き部を設けて、対向する切欠き部を夫々対向する各片が内外逆になるように交差状に係合させるものであるから、組立作業を接着テープ等を使用することなく、簡単にかつ能率的に行なうことができ、分解して偏平状に折畳むことも容易である。
また、ケースの側部片の各係止切欠き部の形状を略V形とすることにより、側部中央を棒状押動体等により押動すると、対向する係止切欠き部間に空間が生じ、棒状押動体等例えばグラブフックの爪の先端部を側部片の切欠き部に容易に引掛けることができ、ユーホーゲーム機の景品入れケースとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態を示す正面図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 同実施形態におけるケース展開図である。
【図4】 図1の底面拡大図である。
【図5】 図1の上面図である。
【図6】 同実施形態における底部片の他の形状例を示す展開部分図である。
【図7】 本発明の第二実施形態を示す正面図である。
【図8】 図7の上面図である。
【図9】 図7の底面図である。
【図10】 図7の右側面図である。
【図11】 同第二実施形態におけるケース展開図である。
【図12】 本発明の第三実施形態を示す正面図である。
【図13】 図12の右側面図である。
【図14】 図12の上面図である。
【図15】 第三実施形態におけるケース展開図である。
【図16】 本発明の第四実施形態を示す正面図である。
【図17】 図16の上面図である。
【図18】 図16の左側面図である。
【図19】 図16の底面図である。
【図20】 第四実施形態におけるケース展開図である。
【図21】 同実施形態において側部にグラブフックの爪が引掛った状態を示す側面図であ る。
【図22】 同実施形態の変形例を示す左側面図である。
【図23】 従来例を示す正面図である。
【図24】 図23の底面図である。
【符号の説明】
1 ケース
3 前部
4 後部
6,7 折目線
8 底部
8A,8B 底部片
9 折目線
10A,10B 係止切欠き部
13A,13B,14A,14B 底部片端縁
15 蓋部
15A,15B 蓋部片
16 折目線
17A,17B,18A,18B 蓋部片端縁
19A,19B 係止切欠き部
21 ケース
22 ケース
31 ケース
32 前部
33 底部
34 後部
35 蓋部
35A,35B 蓋部片
36,37 側部
36A,36B,37A,37B 側部片
38,39,40,41,42,43 折目線
44A,44B,47A,47B,48A,48B 係止切欠き部
50 押動棒状体
C0,C1,C2,C3 係合中心

Claims (1)

  1. 1枚の厚紙又は合成樹脂製のフイルム或いはシートを裁断してこれに折目線を入れて屈曲形成し、底・蓋及び側部を有する略箱形とした展開可能なケースであって、
    前記折目線が対向前・後部の中央部側に凹む円弧状とされ、底部を除く各蓋部片及び側部片の外端縁が外に向って凸形の円弧状とされかつ前後部の上下左右端で前記折目線と交差しており、この折目線により区画された各蓋部片の外端縁の幅方向中央部に相互係止切欠き部が夫々設けられ、側部片の外端縁の前後方向中央部に相互係止切欠き部が略V形状に夫々設けられ、前記切欠き部の係合中心に対して両側の夫々対向する蓋部片の外端縁が内外逆になって開動を規制するように交差状に係合され、左右側部片の切欠き部を外側から棒状押動体により押動することにより前後側部片の係止切欠き部間が四角形状に開くように、前後部の側部片が切欠き部を境に交差状に係合されており、前記蓋部片の外端縁が、係止切欠き部の幅方向両側で夫々反対側の一方が他方よりも長く突出されていることを特徴とするケース。
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