JP3884379B2 - フラットケーブルと圧接端子の接続部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルのフラット導体が、圧接端子の圧接溝に圧入されて電気的に接続されているフラットケーブルと圧接端子の接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のフラットケーブルと圧接端子の接続部は、図5(A)(B)に示すように、銅やアルミニウムの如き帯状導体よりなるフラット導体1がポリエチレンテレフタレートの如きプラスチック等のフラット絶縁被覆2で被覆されたフラットケーブル3のフラット導体1が、圧接端子4の圧接溝5に圧入されて電気的に接続されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−250620号公報(図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造のフラットケーブルと圧接端子の接続部では、フラットケーブル3はその広面3aが圧接端子4の圧接溝5の深さ方向に直交する向きで、該圧接端子4に圧入されて、圧接端子4の箇所でフラットケーブル3が該圧接端子4で幅方向に切り裂かれ、これに伴いフラット導体1の幅方向の両端も幅方向に切り裂かれて該圧接端子4に電気的に接続されていたので、フラットケーブル3にその長手方向に張力が作用した際に、フラット導体1またはフラットケーブル3が切断され易い問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難いフラットケーブルと圧接端子の接続部を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルのフラット導体が、圧接端子の圧接溝に、該圧接溝の幅方向にフラット導体の幅方向が向く向きで圧入されて電気的に接続されているフラットケーブルと圧接端子の接続部を改良するものである。
【0007】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部では、フラットケーブルに対する圧接端子の圧接位置における圧接溝に隣接したフラットケーブルのフラット導体の部分に、フラットケーブルに作用する張力を受ける補助突き刺し体が突き刺され、フラットケーブルに作用する張力を補助突き刺し体で受けることによりフラット導体と圧接端子との接続箇所に作用する張力が減衰されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
このようにフラットケーブルに対する圧接端子の圧接位置における圧接溝に隣接したフラットケーブルのフラット導体の部分に補助突き刺し体が突き刺されていると、この補助突き刺し体が存在する側から該フラットケーブルに張力が作用した際には、フラット導体に対応した箇所でフラットケーブルに突き刺さっている補助突き刺し体の箇所でその張力を受けることになり、フラット導体の幅方向の両側で圧接端子の圧接溝の部分で切り裂かれている圧接端子の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0009】
この場合、補助突き刺し体が、フラットケーブルに張力が作用する側に突き刺されていると、この補助突き刺し体の突き刺し箇所で張力を受けて、フラット導体の幅方向の両側で圧接端子の圧接溝の部分で切り裂かれている圧接端子の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、補助突き刺し体が圧接端子の両側に設けられ、フラット導体の幅方向のほぼ中央部分に突き刺されていると、圧接端子のどちかの側からフラットケーブルに張力が作用しても、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第1例を示したもので、図1は本例の接続部の斜視図、図2(A)(B)は本例の接続部の平面図及び側面図である。
【0012】
本例のフラットケーブルと圧接端子の接続部でも、前述した図5(A)(B)に示したと同様にしてフラットケーブル3に対して圧接端子4が接続されている。このフラットケーブル3に対する圧接端子4の圧接位置における圧接溝5に隣接した両側のフラットケーブル3のフラット導体1の幅方向のほぼ中央部分に、圧接端子4に導体基板6で連結された補助突き刺し体7がそれぞれ突き刺されている。
【0013】
このようにフラットケーブル3に対する圧接端子4の圧接位置における圧接溝5に隣接したフラットケーブル3のフラット導体1の部分に補助突き刺し体7が突き刺されていると、この補助突き刺し体7が存在する側から該フラットケーブル3に張力が作用した際には、フラット導体1に対応した箇所でフラットケーブル3に突き刺さっている該補助突き刺し体7の箇所でその張力を受けることになり、フラット導体1の幅方向の両側で圧接端子4の圧接溝5の部分で切り裂かれている圧接端子4の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子4との接続箇所でフラット導体1が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0014】
この例のように補助突き刺し体7が、圧接端子4の両側に設けられていると、圧接端子4のどちかの側からフラットケーブル3に張力が作用しても、圧接端子4との接続箇所でフラット導体1が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0015】
図3は本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第2
例を示した斜視図である。なお、前述した図1及び図2(A)(B)と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0016】
本例のフラットケーブルと圧接端子の接続部でも、前述した図5(A)(B)に示したと同様にしてフラットケーブル3に対して圧接端子4が接続されている。本例では、図2(B)に示したと同様に、接端子4に導体基板6で連結された補助突き刺し体7が、フラットケーブル3に張力が作用する側で、圧接端子4の圧接位置における圧接溝5に隣接したフラットケーブル3のフラット導体1の幅方向のほぼ中央部分に突き刺されている。
【0017】
このように補助突き刺し体7が、フラットケーブル3に張力が作用する側(矢印方向)に突き刺されていると、この補助突き刺し体7の突き刺し箇所で張力を受けて、フラット導体1の幅方向の両側で圧接端子4の圧接溝5の部分で切り裂かれている圧接端子4の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子4との接続箇所でフラット導体1が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0018】
図4(A)(B)は本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第3例を示したもので、図4(A)はこの接続部の平面図、図4(B)はこの接続部の側面図である。なお、前述した図1及び図2(A)(B)と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0019】
本例のフラットケーブルと圧接端子の接続部では、圧接端子4には導体基板6を介して雌形接続部8が設けられている。圧接端子4を基準にして、この雌形接続部8が設けられている側とは反対側に、該圧接端子4に隣接して補助突き刺し体7が導体基板6から突設され、フラット導体1の位置でフラットケーブル3に突き刺されている。
【0020】
このような構造になっていると、フラットケーブル3に張力が作用した場合、補助突き刺し体7の突き刺し箇所で張力を受けて、フラット導体1の幅方向の両側で圧接端子4の圧接溝5の部分で切り裂かれている圧接端子4の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子4との接続箇所でフラット導体1が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0021】
上記各例では、補助突き刺し体7が導体の場合で示したが、この補助突き刺し
体7は絶縁体で形成されていてもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部では、フラットケーブルに対する圧接端子の圧接位置における圧接溝に隣接したフラットケーブルのフラット導体の部分に補助突き刺し体が突き刺されているので、この補助突き刺し体が存在する側から該フラットケーブルに張力が作用した際には、フラット導体に対応した箇所でフラットケーブルに突き刺さっている該補助突き刺し体の箇所でその張力を受けることになり、フラット導体の幅方向の両側で圧接端子の圧接溝の部分で切り裂かれている圧接端子の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0023】
この場合、補助突き刺し体が、フラットケーブルに張力が作用する側に突き刺されていると、この補助突き刺し体の突き刺し箇所で張力を受けて、フラット導体の幅方向の両側で圧接端子の圧接溝の部分で切り裂かれている圧接端子の接続箇所には張力が減衰されて加わることになり、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【0024】
また、補助突き刺し体が圧接端子の両側に設けられ、フラット導体の幅方向のほぼ中央部分に突き刺されていると、圧接端子のどちかの側からフラットケーブルに張力が作用しても、圧接端子との接続箇所でフラット導体が切断され難くなり、接続部の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第1例を示した斜視図である。
【図2】 (A)(B)は第1例の接続部の平面図及び側面図である。
【図3】 本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第2例を示した斜視図である。
【図4】 (A)(B)は本発明に係るフラットケーブルと圧接端子の接続部の実施の形態の第3例を示した平面図及び側面図である。
【図5】 (A)は従来のフラットケーブルと圧接端子の接続部の斜視図、(B)は(A)のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 フラット導体
2 フラット絶縁被覆
3 フラットケーブル
3a 広面
4 圧接端子
5 圧接溝
6 導体基板
7 補助突き刺し体
8 雌形接続部
Claims (4)
- フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルの前記フラット導体が、圧接端子の圧接溝に、該圧接溝の幅方向に前記フラット導体の幅方向が向く向きで圧入されて電気的に接続されているフラットケーブルと圧接端子の接続部において、
前記フラットケーブルに対する前記圧接端子の圧接位置における前記圧接溝に隣接した前記フラットケーブルの前記フラット導体の部分に、前記フラットケーブルに作用する張力を受ける補助突き刺し体が突き刺され、前記フラットケーブルに作用する張力を前記補助突き刺し体で受けることにより前記フラット導体と圧接端子との接続箇所に作用する張力が減衰されるように構成されていることを特徴とするフラットケーブルと圧接端子の接続部。 - 前記補助突き刺し体は、絶縁体により形成されている請求項1に記載のフラットケーブルと圧接端子の接続部。
- 前記補助突き刺し体は、前記フラットケーブルに張力が作用する側に突き刺されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフラットケーブルと圧接端子の接続部。
- 前記補助突き刺し体は前記圧接端子の両側に設けられ、前記フラット導体の幅方向のほぼ中央部分に突き刺されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフラットケーブルと圧接端子の接続部。
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