JP3884257B2 - 信号検出方法,その装置,計算機,コンピュータプログラム,記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,信号検出方法,その装置,計算機,コンピュータプログラム,記録媒体に関し,計算機における信号検出方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来においては,各種変換器装置(例えばアナログ/デジタル変換器及びデジタル/アナログ変換器回路)が既知である。かかる変換器装置又は信号変換器も,物理的な変量を,例えば電圧に変換するために使用される。
【0003】
上記変換器モジュールは,マルクト ウント テヒニーク(Markt−und Technik)出版から1993年に出された,クラウス・デムボウスキー(Klaus Dembowski)の専門書「PC−制御される測定技術(PC−gesteuerete Messtechnik)」(ISBN3−87791−516−7),第169〜206ページから既知である。上記文献には,変換器モジュールは,好適に作用可能とするためには,通常,アナログとデジタルの構成素子からなる付加的な周辺素子を必要とすることが記載されている。複数のチャネルの信号を検出可能とするために,例えばマルチプレクサが必要である。
【0004】
DE3700987A1においては,マイクロ計算機内で処理するために電気的な電圧信号検出装置が提案され,前記装置においてはnビットのワード幅を有する少なくとも1つのアナログ/デジタル変換器が設けられており,かつその場合に付加的なデジタル/アナログ変換器及びnビットの等しい精度を有するが,全測定領域にわたってより高いモノトーンの分解能を有する外部の配線により,測定電圧の表示が可能である。高精度で分解された測定結果の完全なモノトーン性は,マイクロ計算機内のソフトウェアルーチンにより簡単な限界値比較を用いて得られる。
【0005】
かかる変換器装置の精度は,一方では,変換器装置又はそれを含む計算機が予め設定された信号レベル(例えば電圧)に依存し,他方では変換器装置自体の分解能に依存する。一般的に,例えば分圧器などの適合装置を用いて,信号適合を実施することが既知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記検出すべき信号のレベルが変換器装置の入力に設けられる信号レベルと異なる場合には,適合装置を介して信号適合を行うことは可能であるが,適合装置の不正確さが直接変換結果に現れるという問題がある。
【0007】
したがって,測定あるいは変換すべき信号の信号レベルが,変換器装置(例えばA/D変換器のために予め設定された最大の信号レベルに対して異なる場合(特にそれより高い場合)には,適合装置(例えば分圧器)を介しては,より低い精度でしか変換できない。このとき,影響量として,例えば温度,適合装置(例えば分圧器)の抵抗の不正確さ及び,例えば分圧器の抵抗の老化現象である。かかる精度損失は,その限りにおいて非常な障害として認められる。これは,例えば非線形性あるいはオフセットによる変換器装置自体の不正確さは,通常,適合装置(例えば分圧器)の不正確さよりも10累乗しか低下しないからである。
【0008】
従って,本発明の目的は,入力信号の変換器装置の予め設定される信号レベルに適合させる適合装置を使用する場合において,精度損失を補償し,精度を向上することが可能な新規かつ改良された信号検出方法,その装置,計算機,コンピュータプログラム,記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点においては,計算機において,少なくとも1つの第1の信号を検出するために,前記第1の信号が第2の信号に変換される信号検出方法であって,第1の基準信号が基準装置に印加されて,前記基準装置は前記第1の基準信号を第2の基準信号に変換し,前記第2の基準信号が変換器装置に接続されて,前記変換器装置は前記第2の基準信号を第3の基準信号に変換し,前記第2の基準信号が適合装置に接続されて,前記適合装置は前記第2の基準信号を第4の基準信号になるように適合し,前記第4の基準信号が前記変換器装置に接続されて,前記変換器装置は前記第4の基準信号を第5の基準信号に変換し,前記第3の基準信号と前記第5の基準信号との比較に基づいて,前記計算機内で補正量を求め,かつ前記求められた補正量に従って前記第1の信号が検出される,ことを特徴とする信号検出方法が提供される。
【0010】
上記記載の発明では,入力信号あるいは入力信号レベルを変換器装置あるいは変換器装置を含む計算機の予め設定された信号レベルに適合させる適合装置を使用する場合において,精度損失を補償し,精度の向上を図ることができる。
【0011】
また,前記第1の信号は,補正量に従って以下のように検出される,即ち,前記第1の信号が補正量に従って第2の信号に変換され,かつ前記第1の信号は前記第2の信号の評価によって検出される,如く構成すれば,求められた補正量は,変換自体の際に影響を与える。
【0012】
また,前記第1の信号は,補正量に従って以下のように検出される,即ち,前記第1の信号が第2の信号に変換され,前記第2の信号が補正量に従って第3の信号になるように適合され,前記第1の信号が前記第3の信号の評価によって検出される,如く構成すれば, 求められた補正量は変換自体の際に影響を与える。第1の信号から変換された第2の信号は補正量と結合され,あるいは補正量を供給される。
【0013】
また,前記第1の信号は,前記第2の基準信号の最大のレベルよりも高い最大のレベルを有する,如く構成すれば,好ましい方法で,例えば第1の電圧(例えば3V)を有する計算機は,それとは異なる,特にそれより高い電圧(例えば5V)を有する信号を,例えば外部又は内部の分圧器などの通常の適合装置を使用して,例えば計算機がそれによって作動する電圧よりも高い電圧を有する入力信号において,著しく改良された精度で変換することができる。このことにより,計算機電圧とは異なる電圧を有する,別途の,多くは付加的な変換器装置のための計算機内のプロセスコストを省略することができる。本発明に基づく装置あるいはまだ含まれていない素子とその接続を内蔵し,あるいは取り付けることによる,わずかな付加的コストしか発生しない。
【0014】
また,前記補正量は,予め設定可能な時間間隔,等しい時間間隔又は異なる時間間隔において,及び/又は所定の事象の時点に従って繰り返し求められる,如く構成すれば,例えば適合装置の老化による変化も除去されるので,少なくとも精度損失も補償することができ,著しい精度向上を図ることができる。また,計算機の各種駆動においても,例えば温度に依存する変化又は漏れ電流を補償するために使用することができる。これは,内部の不正確さ(即ち適合装置内だけを理由としない不正確さ)を,補償することができるからである。
【0015】
また,前記第1の基準信号は,前記変換器装置によって変換された第3の基準信号と前記第1の基準信号とが予め設定可能な許容誤差内で一致するように可変に設定可能である,如く構成すれば,さらに効果的である。例えばデジタル/アナログ変換器などの基準装置においては,電圧を極めて正確に印加することができる。これは,同一のあるいは等しく設計された回路を介して電圧を読み直すので,デジタル/アナログ変換された電圧を調節することができるからである。かかる制御機構により,より低精度のあるいはより安価の適合装置を使用することができる。
【0016】
また,第1と第2の種類の信号が区別されると共に,前記第2,前記第4の基準信号及び前記第1の信号が前記第1の種類の信号であって,かつ,前記第1,前記第3及び前記第5の基準信号並びに前記第2の信号が前記第2の種類の信号である,如く構成するのが好ましい。
【0017】
前記第1の種類の信号は連続的な信号(例えばアナログ信号)に相当し,かつ前記第2の種類の信号は離散的な信号(例えばデジタル信号)に相当する,如く構成するのが好ましい。
【0018】
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,第1の信号を第2の信号に変換する変換器装置を有する計算機において,少なくとも1つの第1の信号を検出する信号検出装置において,前記信号検出装置には,基準装置が設けられていると共に,前記基準装置に第1の基準信号が印加され,かつ前記基準装置は前記第1の基準信号を第2の基準信号に変換し,第1の切換え手段が設けられていると共に,前記第1の切換え手段により前記第2の基準信号が前記変換器装置に接続可能であって,その場合に前記変換器装置は前記第2の基準信号を第3の基準信号に変換し,適合装置が設けられていると共に,前記適合装置は同様に前記第2の基準信号を得て,かつ前記適合装置が前記第2の基準信号を第4の基準信号になるように適合し,少なくとも第2の切換え手段が設けられていると共に,前記第2の切換え手段により前記第4の基準信号が前記変換器装置へ接続可能であり,かつ前記変換器装置により第5の基準信号に変換され,比較手段が設けられていると共に,前記比較手段を用いて前記第3と前記第5の基準信号から補正量が求められ,前記第1の信号が補正量に従って検出される,ことを特徴とする信号検出装置が提供される。
【0019】
上記記載の発明では,入力信号あるいは入力信号レベルを変換器装置あるいは変換器装置を含む計算機の予め設定された信号レベルに適合させる適合装置を使用する場合において,補正により,変換の精度に関する,温度影響,老化現象及びその他の影響量などの精度損失が補償され,精度向上を図ることができる。
【0020】
また,前記信号検出装置には,第3の切換え手段が設けられており,前記第3の切換え手段によって前記第2の基準信号が適合装置へ接続可能である,如く構成することができる。
【0021】
また,前記変換器装置はアナログ−デジタル変換器として形成され,前記基準装置はデジタル−アナログ変換器として形成され,かつ前記適合装置は分圧器回路として形成されている,如く構成することができる。
【0022】
上記課題を解決するため,本発明の第3の観点によれば,前記請求項9から11のうちいずれか1項に記載の信号検出装置と接続されている及び/又は前記信号検出装置を有することを特徴とする計算機が提供される。
【0023】
上記課題を解決するため,本発明の第4の観点によれば,コンピュータに,請求項1から8に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラムが提供される。
【0024】
上記課題を解決するため,本発明の第5の観点によれば,前記請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚,以下の説明及び添付図面において,同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0026】
(第1の実施の形態)
まず,図1を参照しながら,第1の実施の形態にかかる計算機について説明する。なお,図1は,本実施形態にかかる計算機の構成を示すブロック図である。
【0027】
まず,図1に示すように,本実施形態にかかる計算機100は,計算ユニットあるいは処理ユニット106とそれに付設されたメモリ105とを有しており,例えば車両において駆動シーケンスを制御するために使用される。理解を容易にするために,入/出力路は,二重矢印110,111により示している。
【0028】
符号101は,印加信号S1を適合させるための適合装置と計算機100内で処理される信号の特性を示す。
【0029】
符号103は,基準装置を示し,かかる基準装置には基準信号Rs1が印加され,かつ基準装置は変換された信号Rs2を点Iに供給する。上記基準信号Rs1は,予め設定可能であり,かつ,例えば計算ユニット106によって自動的に生成される。
【0030】
符号107は,第1の切換え手段を示し,かかる第1の切換え手段により,変換された第1の基準信号,点Iにおける基準信号Rs2が点IIIに接続可能である。かかる基準信号は,駆動信号As107の印加により接続される。その後,基準信号が点IIIにおいて変換器装置102に印加され,基準信号Rs3に変換される。
【0031】
基準信号Rs3は,その後,例えばメモリ装置105又は別途に設けられる他のメモリ装置(図示せず)に格納することができる。同時に,基準信号Rs1として変換された基準信号Rs2が,点Vで適合装置101に印加されて適合され,点IVにおいて基準信号Rs4として存在する。
【0032】
選択的に,他の切換え手段108を設けることができる。例えば切換え手段108は,例えば印加された駆動信号AS108により,基準信号Rs2を点Iから点Vにアクティブに接続することができる。
【0033】
切換え手段109によって,例えば駆動信号AS109の接続により,基準信号Rs4は点IVから点IIIに接続される。適合回路101を介して案内されたこの基準信号Rs4は,その後同様に変換器装置102において基準信号Rs5に変換され,例えばメモリ105又は別途に設けられたメモリ(図示せず)に格納され,あるいは即座に前述の基準信号Rs3と比較される。
【0034】
上記比較は,処理あるいは計算ユニット106により実行することができ,あるいは選択的に別途に設けられる比較装置104により実施することができる。参照の間(即ち基準信号の接続と処理の間),好ましくは付加的な入力信号S1は印加されない。
【0035】
従って,本実施形態にかかる原理は,点Iにおいて正確な信号を供給し,変換器装置102を介してかかる信号を測定あるいは検出することであって,その場合に点Iでの正確な信号はさらに適合装置101を介して案内される。このとき,2つの変換された基準信号(Rs3とRs5)を比較することにより,補正係数を求めることができる。かかる補正係数は,変換の精度に関する,温度影響,老化現象及びその他の影響量を補償する。
【0036】
適合装置及びそのための供給導線は,計算機100の外部に取り付けて接続することができるほか,計算機内に統合することもできる。これは,計算機100aにより選択的に図示されている。
【0037】
また,切換え手段として,トランジスタ,制御スイッチなどを使用することができる。同様に,適合装置として,比較器装置(例えばしきい値との)又は分圧器回路などを使用することができる。基準装置は,変換器,例えば周波数−電圧−変換器又はデジタル−アナログ(D/A)変換器,信号発生器などとすることができる。同様に,変換器装置について,A/D変換器,電圧−周波数−変換器などの各種実施形態が考えられる。
【0038】
図2は,本実施形態にかかる信号検出装置の具体的な実施形態を示しており,変換器装置としてアナログ/デジタル変換器102e,基準装置としてデジタル/アナログ変換器103eが使用される。
【0039】
上記のように,複数の信号チャネルを使用する場合には,アナログ/デジタル−入力マルチプレクサ(ここではトランジスタ201,109e及び204により示される)が計算機100e内で使用される。このとき,トランジスタにおけるエラーを最小限に抑えるために,各々同一のトランジスタを選択することができ,その場合に201,108e,205と202,109e,204を各々グループとして異なるように形成することもできる。
【0040】
また,図2においては,図1に対して,明確に具体化した素子について,選択的に,「example」の「e」を付加した番号が付加されている。例えば,図1に示した変換器装置102及び基準装置103は,図2においては,A/D変換器102e及びD/A変換器103eとして示している。
【0041】
チャネルの数に応じて,各チャネルのために入力ピンPが必要とされるので,トランジスタ201,108e及び205からなるトランジスタ装置がそれに応じて示されている。図2においては,適合装置(ここでは,抵抗206,207からなる分圧器としての101e)は計算機100ae内に統合されているが,例えば図1に示すように計算機の外部に位置づけて,計算機と接続することもできる。また,複数のチャネルの使用に応じた他のトランジスタは,符号204,205で示されている。
【0042】
トランジスタ201,202は,好ましくは切換え手段107eとして使用され,それに応じて点Iから点IIIへ接続されるように駆動される。切換え手段109は,トランジスタ109eに相当し,切換え手段108はトランジスタ108eに相当する。図1に示されている駆動信号は,トランジスタの制御ピンを介して切換えを実行する。
【0043】
適合装置101eの2つの抵抗206,207は,例えば1%の精度を有する。これは,通常のアナログ/デジタル変換器の精度(例えば0.1%)を少なくとも10累乗だけ上回っている。かかる精度損失は,本実施形態にかかる信号検出装置において補償することができる。
【0044】
また,図2において,信号S1は,抵抗203の前で印加される電圧Us1に相当し,点Vのピンにおいて計算機に供給される。かかる電圧Us1(信号S1)は,予め参照することにより,本実施形態にかかる装置においては,極めて高い精度で変換器装置(例えばA/D変換器)102eを介して変換されて,検出される。
【0045】
複数のチャネルを使用する場合には,トランジスタ202,109e,204からなるアナログ/デジタル入力マルチプレクサは,マルチプレクサソフトウェアにより駆動される。かかるマルチプレクサソフトウェアは,チャネル数に応じてトランジスタ201,108e及び205を駆動するためにも使用することができる。
【0046】
次に,図3に基づいて,本実施形態にかかる駆動あるいは処理のシーケンスについて説明する。なお,図3は,本実施形態にかかる駆動あるいは処理のシーケンスを示すフローチャートである。
【0047】
まず,ステップS300で,本実施形態にかかる駆動あるいは処理シーケンスが開始される(ステップS300)。
【0048】
次いで,ステップS301で,図1に示すように,基準信号Rs1が基準装置103に供給され,この基準装置により点Iの基準信号Rs2に変換される(ステップS301)。これは,図2における具体的な実施例においては,例えば計算ユニットによって,予め設定可能なデジタルの基準信号からデジタル/アナログ変換器103eにより点Iで基準信号Rs2としてのアナログ電圧が調節されることを意味している。
【0049】
次いで,ステップS302で,図1に示すように,切換え手段107及び駆動信号As107により,基準信号Rs2が点IIIに接続される(ステップS302)。これは,図2における具体的な実施例においては,トランジスタ201,202が駆動ピンに印加された駆動信号により導通あるいは接続され,従って切換え手段107eが接続されるので,調節された電圧が基準信号Rs2として点IIIで変換器装置(ここではアナログ/デジタル変換器)102eに印加されることを意味する。
【0050】
その後,ステップS303で,図1に示すように,点IIIで印加された基準電圧Rs2が変換器装置102により基準信号Rs3に変換される(ステップS303)。この基準信号Rs3は,例えばメモリ105に格納される。これは,図2における具体的な実施例においては,基準信号Rs2として調節された電圧が,点IIIにおいてアナログ/デジタル変換器102eにより,基準信号Rs3としてのデジタル量に逆変換されて,格納されることを意味する。このように基準信号Rs3を保持あるいは格納することは,次にRs5が比較のために存在するまでの間だけ行えばよく,他の揮発性のメモリ媒体によっても行うことができる。
【0051】
さらに,ステップS304で,図1に示すように,基準信号Rs2が,適合装置101へ案内される(ステップS304)。これは,例えば切換え手段108と駆動信号As108を使用した制御により実行することができる。これは,図2における具体的な実施例においては,トランジスタ108eが点Iにおいて基準信号Rs2として調節された電圧を,適合装置101e(ここでは抵抗206と207を有する分圧器)の前の点Vへ接続することを意味する。
【0052】
次いで,ステップS305では,適合装置あるいは適合配置により基準信号Rs2が点IVの基準信号Rs4に変換あるいは適合され,切換え手段109と駆動信号As109により点IIIに接続され,存在している基準信号Rs4は変換器装置102により基準信号Rs5に変換される(ステップS305)。これは,図2における具体的な実施例においては,点Vに接続された基準信号Rs2が分圧器101eを介して点IVの基準信号Rs4に変化されることを意味する。このとき,トランジスタ109eは,制御ピンの駆動によって,基準信号Rs4(即ち印加電圧)を点IIIに接続し,この電圧はアナログ/デジタル変換器102eによりデジタルの基準信号Rs5に変換される。
【0053】
その後,ステップS306では,生成された2つの基準信号Rs3とRs5の比較が実行される(ステップS306)。かかる比較は,例えば差形成,しきい値比較,比率形成などにより実行することができる。本実施形態においては,例えば基準信号Rs3とRs5の差が形成される。
【0054】
上記比較により補正量が形成されて後で使用される。なお,かかる補正量は,温度影響に関する精度あるいは不正確さ,適合装置の不正確さなどに関して,支配している状況を反映している。
【0055】
さらに,ステップS307で,求められた補正量が格納される(ステップS307)。このとき,各々,それに関して望まれる補償あるいは補正量を求めることにより,その後,補正係数,補正被加数などとして使用することができる。
【0056】
次いで,ステップS308で,さらに処理を続行すべきかあるいは終了すべきかが判断される(ステップS308)。これは,上記のように,参照すべきかあるいは入力に印加されている信号S1(電圧Us1)を変換するか否かということを意味する。
【0057】
処理を終了すると判断される場合には,ステップS310に移行し,処理を終了する(ステップS310)。かかる処理の終了は,例えば予め設定可能な終了条件により実行することができる。
【0058】
一方,処理を続行すると判断される場合には,ステップS309に移行し,上記のように,参照を実行すべきかあるいは求められた補正量を使用して,存在する信号S1(電圧Us1)を変換すべきか否かが判断される(ステップS309)。
【0059】
信号S1(電圧Us1)を変換すべきであると判断される場合には,ステップS311に移行する。他の場合には,ステップS301に移行し,新たな参照が実行される。この場合には,条件を設けることができ,あるいは時間条件(クロック)として,又は事象制御に基づくことができる。なお,かかる条件は,ステップS308においても,同様に設けることができる。
【0060】
ステップS311では,駆動信号As109,切換え手段109,あるいはトランジスタ109eによる電圧によって,ピンPに印加されている電圧Us1(信号S1)が,適合装置により適合されて,点IIIに接続される(ステップS311)。
【0061】
次いで,ステップS312で,点IIIでの印加信号(印加電圧)が,変換器装置102(例えばアナログ/デジタル変換器102e)により信号S2(例えばデジタルの信号)に変換される(ステップS312)。このとき,変換器装置が,点IIIでの印加信号を補正量を考慮して信号S2に変換するので,変換あるいは信号変換の際に不正確さが補償される。
【0062】
また,点IIIにおける信号の変換を簡単に行うことができ,その後発生する信号S2に補正量を,例えば係数又は被加数として結合することにより信号S3を得て,信号S3がその後信号S1を表すことにより信号S1が検出されて,不正確さを補償して存在するようにすることができる。これは,例えば処理ユニット106あるいは選択的に参照に関する比較装置104により実行することができる。
【0063】
図示の方法あるいは各ステップは,ソフトウェアにおいて,例えばプログラム−コード手段を有する計算機プログラムとして示すこともできる。このとき,各ステップは,例えばシーケンス制御又は時間制御され,開ループ制御器プログラム又は閉ループ制御器プログラムから実施され,プログラム自体はプログラム−コード手段を有する計算機プログラム製品として任意の計算機読取り可能なデータ担体(CD−ROM,EEPROM,フラッシュ,RAM,ディスケットなど)に格納することができる。
【0064】
また,3V−ないしは3.3V−A/D変換器に,分圧器を使用して5V−入力信号が供給することができる。この場合には,原理的に3.3V−計算機よりも小さい計算機あるいは該当するA/D変換器を上記方法で駆動することもできる。即ち,より小さい電圧においても分解能を達成し,あるいは精度を得ること,あるいは改良することができる。
【0065】
以上,本発明に係る好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想の範囲内において,各種の修正例および変更例を想定し得るものであり,それらの修正例および変更例についても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0066】
【発明の効果】
入力信号あるいは入力信号レベルを変換器装置あるいは変換器装置を含む計算機の予め設定された信号レベルに適合させる適合装置を使用する場合において,精度損失を補償し,精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる計算機の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態にかかる信号検出装置の具体的な実施形態を示すブロック図である。
【図3】本実施形態にかかる駆動あるいは処理のシーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 計算機
101 適合装置
102 変換器装置
103 基準装置
104 比較装置
105 メモリ
106 計算ユニットあるいは処理ユニット
107 第1の切換え手段
108 駆動信号AS
109 切換え手段
110 111 入/出力路

Claims (14)

  1. 計算機において,少なくとも1つの第1の信号を検出するために,前記第1の信号が第2の信号に変換される信号検出方法であって,
    第1の基準信号が基準装置に印加されて,前記基準装置は前記第1の基準信号を第2の基準信号に変換し,
    前記第2の基準信号が変換器装置に接続されて,前記変換器装置は前記第2の基準信号を第3の基準信号に変換し,
    前記第2の基準信号が適合装置に接続されて,前記適合装置は前記第2の基準信号を第4の基準信号になるように適合し,
    前記第4の基準信号が前記変換器装置に接続されて,前記変換器装置は前記第4の基準信号を第5の基準信号に変換し,
    前記第3の基準信号と前記第5の基準信号との比較に基づいて補正量を求め,かつ前記求められた補正量に従って前記第1の信号が検出される,
    ことを特徴とする信号検出方法。
  2. 前記第1の信号は,前記補正量に従って以下のように検出される,即ち,
    前記第1の信号が前記補正量に従って第2の信号に変換され,かつ前記第1の信号は前記第2の信号の評価によって検出される,
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。
  3. 前記第1の信号は,前記補正量に従って以下のように検出される,即ち,
    前記第1の信号が第2の信号に変換され,
    前記第2の信号が前記補正量に従って第3の信号になるように適合され,
    前記第1の信号が前記第3の信号の評価によって検出される,
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。
  4. 前記第1の信号は,前記第2の基準信号の最大のレベルよりも高い最大のレベルを有する,ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。
  5. 前記補正量は,予め設定可能な時間間隔,等しい時間間隔又は異なる時間間隔において,及び/又は所定の事象の時点に従って繰り返し求められる,
    ことを特徴とする請求項1,2,3項のうちいずれか1項に記載の信号検出方法。
  6. 前記第1の基準信号は,前記変換器装置によって変換された第3の基準信号と前記第1の基準信号とが予め設定可能な許容誤差内で一致するように可変に設定可能である,
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。
  7. 第1と第2の種類の信号が区別されると共に,
    前記第2,前記第4の基準信号及び前記第1の信号が前記第1の種類の信号であって,かつ,
    前記第1,前記第3及び前記第5の基準信号並びに前記第2の信号が前記第2の種類の信号である,
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。
  8. 前記第1の種類の信号は連続的な信号に相当し,かつ
    前記第2の種類の信号は離散的な信号に相当する,
    ことを特徴とする請求項7に記載の信号検出方法。
  9. 第1の信号を第2の信号に変換する変換器装置を有する計算機において,少なくとも1つの第1の信号を検出する信号検出装置であって,
    前記信号検出装置には,
    基準装置が設けられていると共に,前記基準装置に第1の基準信号が印加され,かつ前記基準装置は前記第1の基準信号を第2の基準信号に変換し,
    第1の切換え手段が設けられていると共に,前記第1の切換え手段により前記第2の基準信号が前記変換器装置に接続可能であって,その場合に前記変換器装置は前記第2の基準信号を第3の基準信号に変換し,
    適合装置が設けられていると共に,前記適合装置は同様に前記第2の基準信号を得て,かつ前記適合装置が前記第2の基準信号を第4の基準信号になるように適合し,
    少なくとも第2の切換え手段が設けられていると共に,前記第2の切換え手段により前記第4の基準信号が前記変換器装置へ接続可能であり,かつ前記変換器装置により第5の基準信号に変換され,
    比較手段が設けられていると共に,前記比較手段を用いて前記第3と前記第5の基準信号から補正量が求められ,前記第1の信号が補正量に従って検出される,
    ことを特徴とする信号検出装置。
  10. 前記信号検出装置には,第3の切換え手段が設けられており,前記第3の切換え手段によって前記第2の基準信号が適合装置に接続可能である,ことを特徴とする請求項9に記載の信号検出装置。
  11. 前記変換器装置はアナログ−デジタル変換器として形成され,
    前記基準装置はデジタル−アナログ変換器として形成され,かつ
    前記適合装置は分圧器回路として形成されている,
    ことを特徴とする請求項9に記載の信号検出装置。
  12. 前記請求項9から11のうちいずれか1項に記載の信号検出装置と接続されている及び/又は前記信号検出装置を有する,
    ことを特徴とする計算機。
  13. コンピュータに,前記請求項1から8に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
  14. 前記請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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