JP3883585B2 - ビデオフレームレート変換方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ビデオフレームレート変換、もっと詳しくいえば、60Hz2:1飛越しフォーマットビデオ信号から、映画によく使用される毎秒24フレーム(こま)フィルムへの変換方式(方式及び装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
60Hz2:1飛越しフォーマットの信号のビデオ情報を、電子ビームレコーダ(EBR)を用いて24Hzの非飛越しフィルムに移し変えることは、公知である。
しかし、この方法は、60Hzフィールドから24Hzのフレームを作成する必要がある。毎秒24フレームの信号を毎秒60フィールドの入力信号と比較すると、2つの24Hzフレームに割当てられた期間、即ち1/12秒の間に2.5ビデオフレームに当たる5つの60Hz入力フィールドが存在する。
【0003】
公知の変換方式の1つは、第1の2入力フィールド、即ち原ビデオフレームに対応するものから第1の出力フレームを作成し、第2の2入力フィールド、即ち次の原ビデオフレームに対応するものより第2の出力フレームを作成してから、単に5番目の入力ビデオフィールドを抜か(又は無視)し、6番目から10番目の入力ビデオフィールドの間もこの過程を繰返すものである。
【0004】
この公知の方式は、原ビデオ信号から5番目のフィールドを抜かすため、動く映像で特に目に付く12Hzのジャダー(judder−激しい揺れ)が生じる。
【0005】
この問題を解決するために、「動き補正時間補間」を含む変換方式が提案された。これは、各フレームが入力フィールドの1つ又は3つから作成される毎秒60フレームのプログレッシブ(連続又は順次)走査フレームを作る必要がある。そして、毎秒24フレームの出力フレームは、プログレッシブ走査フレームの対から作られ、出力ピクセルは、該出力フレームと、それが作成されたプログレッシブ走査フレームの対との間の時間的不整合(ずれ)を補正するため、補間により計算される。
【0006】
この方式で結果はよくなるが、複雑な機器が必要となり、したがって経費がかかる。
【0007】
代わりとして、第1及び第2プログレッシブ走査フレームの加重結合から第1フレームを作り、第3及び第4プログレッシブ走査フレームの加重結合から第2フレームを作り、第5プログレッシブ走査フレームを抜かすことが提案された。適正な加重(重み付け)により、出力ビデオフレームの時間的重心を入力フィールドの時間的重心の間に置くことになるので、5番目のフィールド又はプログレッシブ走査フレームを抜かすことから生じる12Hzのジャダー運動を和らげることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の方式はなお複雑であり、本発明の課題は、簡単なフレームレート変換装置及び方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明の請求項1に係るビデオフレームレート変換方法は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4,N+5として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されることを特徴とする。
Figure 0003883585
ただし、u=8.33ms、δは上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれ、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスである
【0010】
また本発明の請求項4に係るビデオフレームレート変換装置は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4,N+5として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたことを特徴とする。
Figure 0003883585
ただし、u=8.33ms、δは上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれ、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスである。
【0011】
上記発明では、各24Hz出力フレームについて、当該出力フレームに関する期間に関連するすべてのフィールドをその作成に使用する。したがって、出力フレームは、従来の「フィールドを抜かす」方法で無視されたフィールドに関する映像情報を含んでいるので、フレームからフレームへの移り変わりが滑らかであり、「ジャダー」が減少する。
【0012】
本発明の請求項2に係るビデオフレームレート変換方法は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されることを特徴とする。
Figure 0003883585
ただし、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれはゼロである。
また本発明の請求項5に係るビデオフレームレート変換装置は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたことを特徴とする。
Figure 0003883585
ただし、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれはゼロである。
上記発明は、請求項1,3に係る発明において値δ=0としたものである。
【0013】
本発明の請求項3に係るビデオフレームレート変換方法は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されることを特徴とする。
Figure 0003883585
と|N+1|との加算
F2´=N+3とN+4との加算。
ただし、F1´は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2´は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれは、8.33msの2分の1である。
また本発明の請求項6に係るビデオフレームレート変換装置は、毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたことを特徴とする。
Figure 0003883585
と|N+1|との加算
F2´=N+3とN+4との加算。
ただし、F1´は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2´は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれは、8.33msの2分の1である。
上記発明は、請求項1,3に係る発明において値δ=u/2である場合に、関与率の小さい1/5×(N+2)及び1/5×(N+5)の値を無視したものである。
【0019】
【実施例】
以下、図面により本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示すブロック図である。同図の装置では、システムコントローラ10の制御の下に、60Hz2:1飛越しフォーマットのビデオ信号が入力回路2よりプロセッサ4に送られ、そこで、60Hz信号から毎秒24フレームで表示される一連のフレームが作成される。これらのフレームはそれから、EBRプリプロセッサ(前処理器)及びガンマ補正器6を経てEBRフィルム転写ユニット8に送られる。完全カラーフレームの場合、EBRフィルム転写ユニット8には、例えば該フレームの赤,緑及び青に対応する3つのカラー別フレームが供給される。EBRフィルム転写ユニットは、電子ビームを駆動して3カラー成分に対応する3つの連続フレームを走査し、その結果得られる3フィルムフレームを用いて完全カラーフィルムフレームを作る。
【0020】
図6のタイミング図を見ると、5つの60HzフィールドN,N+1,N+2,N+3及びN+4が関係する映像の動く期間内に、同じ情報を伝えるのにたった2つの24Hzフレームしか使えないことが分かるであろう。
【0021】
上述の「フィールドを抜かす」方式では、フレームF1はフィールドN及びN+1から、フレームF2はフィールドN+2及びN+3から作られ、フィールドN+4は抜か(無視)される。同様に、フレームF3及びF4はフィールドN+5,N+6及びN+7,N+8から作られ、フィールドN+9が落とされる。
【0022】
しかし今、図6において、フレームF1を作るのにフィールドN,N+1及びN+2の組合せを用い、フレームF2を作るのにフレームN+2,N+3及びN+4の組合せを用いて、どのフィールドも抜かさないことを提案する。即ち、各24Hz出力フレームについて、当該出力フレームに関する期間に関連するすべてのフィールドをその作成に使用するのである。
【0023】
出力フレームF1にフィールドN,N+1及びN+2を用いる過程をもっと詳しく考察する。これらのフィールド中N及びN+1は原ビデオフレームの第1及び第2のフィールドであるが、N+2は次の原ビデオフレームの第1フィールドである。よって、フィールドN及びN+2を組合せ、それによって生じた「中間」フィールドにフィールドN+1を組合せることによって、出力フレームF1を作成できる。
【0024】
その過程を図2を参照して説明する。同図は、入力信号N,N+1,N+2,N+3及びN+4の5フィールドに関するプロセッサ4(図1)の動作を示す機能的ブロック図である。
【0025】
図6に示すように、フレームF1については、フィールドN+2に割当てられた時間の1/2が該フレームF1に関する期間に入っているにすぎないのに対し、フィールドN+1に割当てられた時間は全部該期間内に入っている。したがって、この方式によれば、フィールドN+2は、フィールドNに比べフレームF1に対して1/2だけの関与をすべきである。これだけでは、N及び1/2(N+2)の組合せから「中間」フィールドが作られることになるが、全体の画像輝度に影響を与えないよう、関与率(貢献度)を正規化して「中間」フィールドを2/3N及び1/3(N+2)の組合せから作るようにする。
【0026】
したがって、図2に示すように、フィールドN及びN+2の対応するピクセルに夫々2/3及び1/3の率(因数)を乗じ、それらを一緒に加算して「中間」フィールドを作成する。該「中間」フィールドは、次いでフィールドN+1と組合せられフレームF1が作られる。
【0027】
同様に、フィールドN+2は、フィールドN+4に比べフレームF2に対して50%の貢献度しか有しない。したがって、フィールドN+2及びN+4の加重結合とフィールドN+3とを組合せてフレームF2を作る。
【0028】
図1のプロセッサ4の動作をもっと実際的に実現したものを図3に示す。
フィールド分割メモリ40は、毎秒60フィールドの入力信号に対しバッファとして動作し、該信号を同じ極性の2つのストリームに分割し、例えば、奇数フィールドを直接フィールド・フレーム変換器42に、偶数フィールドを中間フィールド作成処理のために供給する。フレーム期間ディレー(遅延回路)44を設けて、例えばフィールドNとN+2を同時に処理するようにし、フィールドN+2を乗算器46に、フィールドNを乗算器48に送る。乗算器46及び48は、1/3と2/3の因数を用いるが、これらは交替するように制御される。即ち、フィールドN及びN+2に対しては乗算器48及び46は夫々2/3と1/3の因数を用いるが、フィールドN+2及びN+4に対しては夫々1/3と2/3の因数を用いる。乗算器46及び48の出力はそれから、加算器50を経てフィールド・フレーム変換器42に送られる。
【0029】
中間フィールドの組合せ(結合)をプロセッサ4内で行い、フレームをEBR機器6,8に送るように説明したが、該フィールドをEBR機器に送りそこで組合せるようにしてもよい。この場合、「同一極性」のフィールドのみを電気的に実際に結合するように、ビデオフィールドの極性を考慮しなければならない。フィルムに印刷するとき、飛越しフィールドが1つのフレームに組合され、あとで見るとき、フィールド対は同時に見える。
【0030】
本方式で得られる出力フレームは、以前の「フィールドを抜かす」方法で無視されたフィールドに関する映像情報を含んでいるので、フレームからフレームへの移り変わりが滑らかであり、「ジャダー」が減少する。また、本方式の出力フレームは、各々が原ビデオフレームの連続フィールドを含み、組合されたフィールドが同時に見られるので、フレームF3及びF4などに生じる時間的フィールド逆転はもはや問題でなくなる。
【0031】
図6はまた、ビデオフィールドN,N+1,N+2,‥‥より位相がδだけずれた一般的な一連のフィルムフレーム(こま)F1′〜F4′を示している。
【0032】
各フィールドの、得られたフレームに対する比率的貢献度を考え、その値を正規化すると、次の式が得られる。
【0033】
【数1】
Figure 0003883585
ただし、2u=1フィールドに関する期間(u=8.33ms)、δ=0とフィールドNのスタートとの間のずれ。
【0034】
フレームF1,F2,‥‥の場合は、値δ=0であるから上式は次のように簡単になる。
【0035】
【数2】
Figure 0003883585
【0036】
この後者の場合、貢献度が小さいため1/5×(N+2)及び1/5×(N+5)の値を無視してもよく、そうすると、F2′の式は次のように簡単になる。
F2′=N+3とN+4の組合せ
【0037】
この場合の例を図7に示す。同図において、フレーム1はフィールドNとN+1より、フレーム2はフィールドN+3とフィールドN+2及びN+4の組合せとより、フレーム3はフィールドN+5とN+6より成る。以下同様である。
【0038】
上式に従えば、フレームF1′の「中間」フィールドは、50%のNと50%のN+2の組合せより成る。しかし、フィールドN及びN+2とF1′との重なりに比例しないが、特殊な主観的効果を与える60%〜40%の比率の如き加重を使用することもできる。
【0039】
種々の具体例を考えるに、図7の方式は、形が簡単で所要の処理量が最も少ない点で有利であるが、フィルムフレームからフィルムフレームへの動的解像度が変わる可能性がある。一方、δ=0方式は、少しばかりもっと複雑な処理を必要とするが、フレーム間の動的解像度の変化がなく質の向上につながる可能性があるという利点を有する。
【0040】
上述の方式の変形は、まず線形補間又は動き補正技法を用いるプログレッシブ走査変換によってフィールドからフレームを作り、そして、フィールドについて上述したのと同じ方法で該フレームを比率結合することである。
【0041】
一般に、ビデオ入力は前に記録した信号、例えばSMPTE 240Mのフォーマットの信号であり、これは、フレーム当たり1125ライン、毎秒60フィールド及び2:1飛越しの高精細度フォーマットである。その各フレームは1035能動ラインを有し、そのフィールドは517又は518ラインを有する。
【0042】
本方式では、プロセッサ4として、実時間でビデオ処理を行える高級並列プロセッサであるソニーSIPSプロセッサを使用できる。
【0043】
EBRプリプロセッサは、毎秒1フレームで動作し、実時間速度の1/30の遅い転写レートにより、プロセッサ4がビデオ信号を「休まずに」処理するのに十分な時間を与えるようにする。
【0044】
したがって、入力回路2におけるデジタルビデオテープレコーダは、1/30のスローモーション・スピードで再生動作をし、各ビデオフレームを30回繰返す。プロセッサ4は、この連続的繰返しに同期してこれらの各繰返しから1フレームをとらえ、その内部ビデオバッファメモリに図6に示す一連のビデオフィールド列を集める動作をする。
【0045】
入力回路(DVTR)2とプロセッサ4の間及びプロセッサ4とEBRプリプロセッサ6の間におけるビデオデータ路にバッファを設ける必要をなくすため、フィルムに必要な毎秒24フレームでなく毎秒30の繰返しフレームで、両データ路を動作させるのがよい。これは、偽の1フィールドをプロセッサ4から2フレーム出力毎に繰返し、プロセッサ4に対するフィールド入力及び出力の数を同じにすることにより達せられる。
【0046】
この「偽の」フィールドは、フィルムが24Hzモードで記録されるとき、EBRプリプロセッサ6及びEBRフィルム転写ユニット8によりあとで抜かされる。システムコントローラ10が偽フィールドの作成及び破棄を同期させることは、欠かせない。
【0047】
図4は、本発明の第2実施例を示すブロック図である。本例は、EBR変換の前に信号を前処理する実時間転写機(テープからテープ)として動作するものである。上述のように信号はテーププレーヤから毎秒60フィールド(fps)で入力されるが、EBRシステムは「直接フレーム」転写モード、即ち1対1のフレーム対応での毎秒24フレームの信号を要求するので、該システムの出力におけるレコーダは毎秒24フレームで記録を行う。
あいにく、24Hzレコーダは入手しにくいので、このシステムは余り実用的でない。
【0048】
図5は、標準の毎秒60フィールドのビデオテープレコーダを用いる、本発明の実用的な第3実施例を示すブロック図である。本システムでは、プロセッサから出力される信号を受けるバッファを用い、ビデオテープレコーダは、毎秒24フレームのビデオ信号を「バースト断続」動作で周期的に記録する。明らかに、記録された信号を単に再生するならば、30/24でスピードアップされる、即ち標準スピードの1.25倍で動作するように見えるであろう。しかし、該信号がEBR機器に30fpsモード(即ち、直接1対1フレーム転写)で転写された場合、作成されたフィルムは、それを最終的に毎秒24フレームで見たとき、正しいスピードで見えるであろう。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたとおり、本発明によれば、12Hzジャダーが減少しフレームからフレームへの映像の移り変わりが滑らかであり、所要の処理量が少なく構成が簡単なビデオフレームレート変換方式を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1のプロセッサの動作を示す機能的ブロック図である。
【図3】図1のプロセッサの実際の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図6】60Hzビデオ入力信号と毎秒24フレーム出力信号との時間関係を示すタイミング図である。
【図7】本発明の簡略方法による60fpsビデオ信号と毎秒24フレーム出力との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
46,48 加重手段
50 加算手段
42 フィールド・フレーム変換器

Claims (6)

  1. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4,N+5として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されるビデオフレームレート変換方法
    Figure 0003883585
    ただし、u=8.33ms、δは上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれ、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスである。
  2. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されるビデオフレームレート変換方法
    Figure 0003883585
    ただし、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれはゼロである。
  3. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換方法であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5 番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームが、次の関係に基づいて計算されるビデオフレームレート変換方法
    Figure 0003883585
    と|N+1|との加算
    F2´=N+3とN+4との加算。
    ただし、F1´は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2´は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれは、8.33msの2分の1である
  4. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4,N+5として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたビデオフレームレート変換装置
    Figure 0003883585
    ただし、u=8.33ms、δは上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれ、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスである。
  5. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたビデオフレームレート変換装置
    Figure 0003883585
    ただし、F1は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれはゼロである。
  6. 毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号を毎秒24フレーム信号に変換するビデオフレームレート変換装置であって、
    毎秒24フレーム信号の2つの出力フレームの期間に入る毎秒60フィールド2:1飛越しデジタルビデオ信号の入力フィールドのうち、1番目,2番目,3番目,4番目,5番目のフィールドをそれぞれN,N+1,N+2,N+3,N+4として、
    上記2つの出力フレームのうちの第1の出力フレーム及び第2の出力フレームを、次の関係に基づいて計算する手段を備えたビデオフレームレート変換装置
    Figure 0003883585
    と|N+1|との加算
    F2´=N+3とN+4との加算。
    ただし、F1´は上記第1出力フレームのピクセルを表すマトリックス、F2´は上記第2出力フレームのピクセルを表すマトリックスであり、上記第1出力フレームの先頭とフィールドNの先頭との間のずれは、8.33msの2分の1である。
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