JP3882978B2 - 座席 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座者の背部を支えるシートバックと、着座者の尻部を支えるシートクッションとを有し、前記シートバックは、立上がった使用位置と、該使用位置から前方側へ傾倒して、前記シートクッションの上に重なった格納位置との間を作動可能な座席に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車や鉄道車両の車室内、或いは航空機や船舶の室内などに設置される上記形式の座席は従来より周知である。この形式の座席によると、その非使用時に、シートバックを格納位置に折り畳み、その上方の空間を物置き空間などとして利用することができる。
【0003】
従来のこの種の座席においては、シートバックの下部を床面に対して回動可能に支持し、そのシートバックを前方側に傾倒させて格納することができるように構成されている。ところが、この構成によると、シートバックを前方側へ傾動させるとき、そのシートバックの上端部が大きな軌跡を描いて回動し、格納位置を占めたシートバックが前方側に大きく張り出してしまう。このため、前方側に傾動するシートバックが他の物と干渉しないように、座席の前方に大きな空間を確保しなければならず、座席を設置するために大きなスペースが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した冒頭に記載した形式の座席を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の座席において、使用位置にあるシートバックの下部と前記シートクッションの後部とが、第1の連結部において互いに回動可能に連結され、使用位置を占めたシートバックの、前記第1の連結部よりも上方の部分から後方に突出したシートブラケットの先端部と、座席支持部に設けられた支持ブラケットとが、前記第1の連結部よりも上方の第2の連結部において互いに回動可能に連結され、前記第1の連結部よりも前方のシートクッション部分と座席支持部とに、伸縮リンク装置の長手方向一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結され、前記シートバックを前記第2の連結部のまわりに前方側へ傾動させたとき、これに連動して、前記伸縮リンク装置は、伸長しながら、その他端側を中心としてその一端側が後方側へ移動する向きに回動してシートクッションが後方側に移動し、格納位置を占めたシートバックが最後方位置に移動したシートクッションの上に重なった状態で位置することを特徴とする座席を提案する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0007】
図1は、自動車の車室内に配置された座席1に本発明を適用した実施形態例を示す側面図である。ここに示した自動車の車室内には、図示していないフロントシートと、その後方に配置されたリヤシート2が配置され、上記座席1はリヤシート2のさらに後方に配置されている。かかる座席1は一般にサードシートとも称せられている。図2は座席1をその前方側から見た正面図である。
【0008】
座席1は、その座席支持部、図の例では車体の床面5上に後述する態様で支持され、図示していない着座者の背部を支えるシートバック3と、着座者の尻部を支えるシートクッション4とを有している。このシートバック3は、図1に実線で示すように立上がった使用位置と、その使用位置から前方側へ傾倒した図1に鎖線で示す格納位置との間を作動することができる。シートクッション4も図1に実線で示した使用位置と鎖線で示した格納位置との間を作動可能であり、シートバック3が格納位置を占めたとき、そのシートバック3は、同じく格納位置を占めたシートクッション4の上に重なった状態に位置する。
【0009】
リヤシート2は、矢印Aで示すように、車体の前後方向に移動可能に車体の床面5上に支持され、座席1のシートバック3とシートクッション4が実線で示した使用位置を占めた状態で、その座席1に着座者が着座したとき、リヤシート2が着座者の邪魔とならぬように、当該リヤシート2は、図1に示した位置よりも前方にスライドした位置を占める。
【0010】
図1及び図2に示すように、シートクッション4の左右の後部には、ヒンジブラケット6がそれぞれ固定され、その各ヒンジブラケット6がヒンジピン7を介して、使用位置を占めたシートバック3の下部に枢着されている。各ヒンジブラケット6は、シートクッション4のフレーム(図示せず)に固定されている。かかる枢着部を第1の連結部8と称することにすると、使用位置にあるシートバック3の下部とシートクッション4の後部とが、第1の連結部8において互いに回動可能に連結されているのである。
【0011】
またシートバック3のフレーム(図示せず)の左右の部分には後方へ向けて突出するシートブラケット9の基端部が固着されている。このシートブラケット9は、シートバック3が使用位置を占めた状態で、上述のヒンジピン7、すなわち第1の連結部8よりも上方のシートバック部分から後方に向けて突出している。一方、座席支持部の一例である車体の床面5上の、各シートブラケット9に対応した位置には、支持ブラケット10の下端部がそれぞれ固着され、その支持ブラケット10の先端部と、シートブラケット9の先端部とが、枢ピン11を介して互いに枢着されている。この枢着部を第2の連結部12と称することにすると、この第2の連結部12は前述の第1の連結部8よりも上方に位置している。このように、使用位置を占めたシートバック3の、第1の連結部8よりも上方の部分から後方に突出したシートブラケット9の先端部と、座席支持部に設けられた支持ブラケット10とが、前述の第1の連結部8よりも上方の第2の連結部12において互いに回動可能に連結されている。
【0012】
また、シートクッション4の左右の部位には、伸縮リンク装置13がそれぞれ配設されている。図に一例として示した伸縮リンク装置13は、シリンダ14と、そのシリンダ14の内部に配置され、シリンダ内面を摺動自在なピストン15と、そのピストン15に固定されたヒストンロッド16とから成り、ピストン15がシリンダ14の内面を、その長手方向に摺動することによって、シリンダ14とピストンロッド16の全長が伸縮される。そして、シリンダ14の基端側がピン17を介してシートクッション4のフレームに枢着され、ピストンロッド16の基端側がピン18を介して、床面5に固定されたブラケット19に枢着されている。上記ピン17は、前述のヒンジピン7、すなわち第1の連結部8よりも前方のシートクッション部分に位置しており、またピストンロッド16の基端側は、上記ピン18とブラケット19を介して、座席支持部を構成する床面5に枢着されている。このように、第1の連結部8よりも前方のシートクッション部分と座席支持部とに、伸縮リンク装置13の長手方向一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結されている。
【0013】
使用位置にあったシートバック3を格納するには、そのシートバック3を図1に矢印Bで示す方向に押圧する。すると、このシートバック3は、第2の連結部12を構成する枢ピン11のまわりに前方側へ傾動する。このとき、このシートバック3の動作に連動して、シートバック3にヒンジピン7を介して連結されたシートクッション4が後方へ向けて移動する。すなわち、伸縮リンク装置13が、その他端側であるピン18の側を中心として、その一端側であるピン17の側が後方側へ移動する向きに回動する。伸縮リンク装置13が、その他端側を中心として図1における時計方向に回動するのである。このとき、伸縮リンク装置13のピストン15がシリンダ14の内面を摺動し、シリンダ14とピストンロッド16の全長が伸ばされる。伸縮リンク装置13は、伸長しながら上述のように回動するのである。
【0014】
シートバック3が図1に鎖線で示した格納位置まで回動したとき、シートクッション4も鎖線で示した格納位置、すなわち最も後方に移動した位置を占め、そのシートクッション4の上にシートバック3が乗った状態で位置する。このとき、シートバック3とシートクッション4は床面5に対してほぼ平行な水平態位をとり、これによりシートバック3の上方に大きな空間ができ、ここに荷物(図示せず)などを載置することができる。シートバック3とシートクッション4を逆方向に作動させることにより、これらを図1に示した使用位置にもたらすことができる。
【0015】
上述のように、シートバック3を第2の連結部12のまわりに前方側へ傾動させたとき、これに連動して、伸縮リンク装置13は、伸長しながら、その他端側を中心としてその一端側が後方側へ移動する向きに回動してシートクッション4が後方側に移動し、格納位置を占めたシートバック3が最後方位置に移動したシートクッション4の上に重なった状態で位置するのである。
【0016】
シートバック3は、第1の連結部8よりも後方であり、かつその第1の連結部8よりも上方に位置する第2の連結部12を中心として、その使用位置から前方側へ傾動するので、このときのシートバック3の上端部の軌跡を、図1に一点鎖線の曲線Cで示すように小さなものにすることができる。しかも、シートバック3が格納位置を占めたときも、これが大きく前方側に張り出すことはない。このため、リヤシート2が座席1のすぐ前に位置していても、前方側へ傾動するシートバック3がそのリヤシート2に干渉することはない。換言すれば、リヤシート2と座席1のシートバック3の上部との間隔Dを小さく設定することができ、座席1を小さなスぺースに配置し、車室内の限られた空間を有効に利用することができるのである。
【0017】
従来のように、シートバック3が第1の連結部8を中心として前方側に傾動するように構成したとすると、そのシートバック3の上端部は図1に二点鎖線の円弧Eで示す大きな軌跡を描いて回動することになるため、そのシートバック3とリヤシート2との干渉を防止すべく、リヤシート2から大きく後方に離れた位置に座席1を配置しなければならない。これにより、座席1を設置するために大きなスペースが必要となるが、本例の座席1によれば、このような不具合を回避することができる。
【0018】
また、シートクッション4は、使用位置よりも後方側の格納位置に移動するので、使用位置にあるシートクッション4の下方に、何らかの物、例えば図2に鎖線で示す車体部分20が位置していても、シートクッション4がその車体部分20に干渉することを阻止できる。
【0019】
上述したところから判るように、本発明は、前方にシート2が存在する座席に適用すると特に効果的であるが、これに限定されるものではない。また本発明は、鉄道車両、航空機、船舶又はその他の個所に設置される座席にも広く適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、シートバックが前方側へ傾動するとき、そのシートバック上端部が小さな軌跡を描いて回動し、しかも格納位置を占めたシートバックが前方側に大きく張り出すことがないため、座席を設置するためのスペースを小さくすることができる。さらに、シートクッションが使用位置から後方側へ移動した格納位置に収められるので、使用位置にあるシートクッションの下方に何らかに物が存在するときも、その物との干渉を生じることなく、当該シートクッションを格納位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の座席を示す側面図である。
【図2】図1に示した座席を前方側から見た正面図である。
【符号の説明】
1 座席
3 シートバック
4 シートクッション
8 第1の連結部
9 シートブラケット
10 支持ブラケット
12 第2の連結部
13 伸縮リンク装置

Claims (1)

  1. 着座者の背部を支えるシートバックと、着座者の尻部を支えるシートクッションとを有し、前記シートバックは、立上がった使用位置と、該使用位置から前方側へ傾倒して、前記シートクッションの上に重なった格納位置との間を作動可能な座席において、
    使用位置にあるシートバックの下部と前記シートクッションの後部とが、第1の連結部において互いに回動可能に連結され、使用位置を占めたシートバックの、前記第1の連結部よりも上方の部分から後方に突出したシートブラケットの先端部と、座席支持部に設けられた支持ブラケットとが、前記第1の連結部よりも上方の第2の連結部において互いに回動可能に連結され、前記第1の連結部よりも前方のシートクッション部分と座席支持部とに、伸縮リンク装置の長手方向一端側と他端側がそれぞれ回動可能に連結され、前記シートバックを前記第2の連結部のまわりに前方側へ傾動させたとき、これに連動して、前記伸縮リンク装置は、伸長しながら、その他端側を中心としてその一端側が後方側へ移動する向きに回動してシートクッションが後方側に移動し、格納位置を占めたシートバックが最後方位置に移動したシートクッションの上に重なった状態で位置することを特徴とする座席。
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