JP3880809B2 - エレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正方法および装置 - Google Patents

エレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正方法および装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、油圧エレベータに多段シリンダ(テレスコピックシリンダ)が用いられる。
【0003】
多段シリンダは、使用にともなうパッキンの摩耗などによって、僅かではあるが内部漏れが生じてくる。その漏れによって、各段のストローク位置にずれが生じる。したがって、そのずれを定期的に補正する必要がある。
【0004】
その際に、バッファスプリングを取り外し、多段シリンダを最も収縮した位置まで一旦下降させて、各段に作動油を補給することが一般的であった。
しかし、バッファスプリングを取り外したり再度取り付けたりする作業は大変であるので、本出願人はそのような作業の必要のない補正方法を特開平11−336710号として提案した。
【0005】
この補正方法では、第1段のロッドのストローク位置を予め定めた中間位置に位置決めする第1ステップ、第2段以降のロッドをそれぞれ最も収縮した位置に移動させる第2ステップ、第2段以降のロッドが伸長方向に移動するように作動油を補給する第3ステップ、および、第2段のロッドのストローク位置が、位置決めされた第1段のロッドのストローク位置に対応する位置となったときに作動油の補給を停止する第4ステップからなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上に述べた補正方法によると、第2ステップで第2段以降のロッドをそれぞれ最も収縮した位置に移動させるので、補正に必要な全体の時間が長くなる。
【0007】
そのため、補正が開始されてからスタンバイの状態になるまでに時間が長く、それによるエレベータの待ち時間が長いという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、補正を短時間で行うことができ、補正によるエレベータの待ち時間を短縮することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る方法によると、複数のシリンダが入れ子式に構成された多段シリンダの基本のシリンダの室内に管路を通じて液体を給排することによってカゴを昇降させるように構成されるエレベータにおける多段シリンダのストローク位置の補正方法であって、
前記カゴが基準階から上昇または下降する際に、前記基準階から所定距離上昇または下降した位置において、各段のシリンダが所定のストローク位置にあるか否かを検出し、
各段のシリンダが所定のストローク位置にないときに、前記カゴを前記基準階に下降または上昇した後、前記基本のシリンダの室内に前記管路を通じて液体を給排することによって各段のシリンダを低速で上昇または下降させ、いずれかの段のシリンダが前記所定のストローク位置に達したときに液体の前記給排を停止し、前記所定のストローク位置に達していない段のシリンダに対して、それぞれのシリンダの室内に接続された管路を通じて、前記所定のストローク位置に達するまで液体を給排する。
【0009】
好ましくは、前記多段シリンダは、前記基本のシリンダを構成する基本シリンダチューブの内周面を摺動するように第1段のピストンが設けられ、第1段のピストンと一体化された中空の第1段のロッドを第2段のシリンダチューブとし、第2段のシリンダチューブ内に第2段のピストンおよび第2段のロッドが設けられるというように、複数のシリンダが入れ子式に構成されており、最終段のシリンダチューブに対しては、基本シリンダチューブおよび各中間段のシリンダチューブの底カバーに設けられ1つ上段のシリンダチューブの底カバーを摺動可能に貫通する送油管によって液体が給排され、最終段以外のシリンダチューブに対しては、各シリンダチューブまたは1つ下段のシリンダチューブに設けられたポートによって液体が給排される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る実施形態の補正装置を適用した油圧エレベータ1の油圧回路図、図2は油圧エレベータ1の運転動作の流れを示すフローチャート、図3は補正動作の流れを示すフローチャート、図4は位置センサLS1,LS2の動作状態の例を示す図である。
【0011】
本実施形態において、多段シリンダCY1は2段の等速多段シリンダである。圧流体として油圧が用いられる。
図1において、多段シリンダCY1は、底カバー40に連結された基本シリンダチューブ41の内周面を摺動するように第1段のピストン42が設けられる。第1段のピストン42と一体化された中空の第1段のロッド43を第2段のシリンダチューブとし、この第2段のシリンダチューブ内に第2段のピストン44および第2段のロッド45が設けられる。第2段のロッド45の先端部にカゴCGが取り付けられる。
【0012】
基本シリンダチューブ41には、通常の運転のために圧油を給排するポートPA、および補正動作のために圧油を給排するポートPBが設けられる。
第1段のロッド43には連通穴51が、第2段のピストン44には連通穴52が、それぞれ設けられる。第1段のピストン42にはチェック弁55が設けられる。基本シリンダチューブ41、第1段のピストン42、および第1段のロッド43には、それぞれ、シールおよび摺動部材などが設けられる。
【0013】
底カバー40には、送油管61が設けられる。送油管61は、第1段のピストン(底カバー)42を密に摺動可能に貫通し、第1段のロッド43の内部の室内に開口する。送油管61によって、第1段のロッド43の内部に作動油が給排される。
【0014】
第1段のロッド43の外周面には、位置センサLS1を作動させて検出信号を出力するドグDG1が設けられる。カゴCGの位置、つまり第2段のロッド45のストローク位置を検出するために、位置センサLS2を作動させて検出信号を出力するドグDG2が設けられる。
【0015】
これら位置センサLS1,LS2は、多段シリンダCY1が正常に同調している場合に、カゴCGが基準階FL1から所定距離上昇した位置において同時に動作する位置に設けられる。所定距離として、例えば10センチメートル程度に設定される。
【0016】
なお、位置センサLS1,LS2として、機械的に動作するリミットスイッチ、近接センサ、フォトセンサ、または磁気近接センサなどが用いられる。
図1において、油圧回路は、油圧エレベータとしての通常の運転のためのメイン油圧回路MC、および多段シリンダCYのストローク位置の補正を行うための補助油圧回路ACからなる。
【0017】
メイン油圧回路MCは、図示しないモータによって駆動されるメインポンプ11、種々のバルブからなってカゴCGを昇降させるために多段シリンダCY1を制御するエレベータバルブ装置12、タンク21、およびポートPAに接続されたメイン管路31などからなる。メイン油圧回路MCそれ自体は公知である。
【0018】
補助油圧回路ACは、図示しないモータによって駆動される補助ポンプ13、リリーフ弁14、チェック弁15、切り換え弁16、切り換え弁17,18、フィルタ20、およびポートPBに接続された補助管路32などからなる。
【0019】
補助ポンプ13の吐出流量は例えば30リットル/分程度であり、これはメインポンプ11の十分の1程度である。切り換え弁17は、補助ポンプ13から送出される圧油をメイン管路31に送るように切り換える。切り換え弁18は、補助ポンプ13から送出される圧油を補助管路32に送るように切り換える。切り換え弁16がオンすると、補助ポンプ13から送出される圧油がタンク21に戻る。また、切り換え弁18または切り換え弁17がオンしているときには、補助管路32またはメイン管路31内の圧油がタンク21に戻る。
【0020】
油圧エレベータ1における多段シリンダCYの補正動作の制御、および全体の制御を行うために、制御装置30が設けられている。
次に、多段シリンダCY1のストローク位置の補正方法について説明する。
【0021】
多段シリンダCY1の補正動作は、油圧エレベータ1の通常の運転時に行われる。
図2において、カゴCGが基準階FL1において待機している(#11)。誰かが油圧エレベータ1を使用するために、別の階からカゴCGを呼んだとする。これによってカゴCGは上昇する(#12)。カゴCGが上昇の加速中に、位置センサLS1,LS2を作動させる。そのときの位置センサLS1,LS2の動作順序が検出される。
【0022】
図4(A)に示すように、2つの位置センサLS1,LS2が時間t2の間において同時にオンしている場合は、同時作動または同時検出とする。図4(B)に示すように、2つの位置センサLS1,LS2のオンが重ならない場合には、同時作動ではないまたは同時検出ではないとする。通常、パッキンの漏れがあった場合に、下段よりも上段の方が圧力が高いため、上段から下段へ漏れる。そのため、上段の位置が低下する。
【0023】
位置センサLS1,LS2が同時作動の場合は(#13でイエス)、多段シリンダCY1は同調がとれているので補正の必要はない。したがって、通常運転を続行する(#14)。
【0024】
位置センサLS1,LS2が同時作動でなかった場合は(#13でノー)、補正の必要がある。まず、カゴCGを基準階FL1に戻す(#15)。そこで、カゴCGに誰も乗っていないかどうかを確認する(#16)。その確認のために、例えば、カゴCGの扉を閉め、しばらくの間においてカゴCGの呼びボタンが押されていないことを検出する。または、ビデオカメラによって確認する。
【0025】
カゴCGに誰も乗っていない場合に(#16でイエス)、補正運転を行う(#17)。カゴCGに誰かが乗っていれば(#16でノー)、通常運転に戻る(#14)。
【0026】
図3において、補正運転では、基準階FL1から低速で上昇する(#21)。このときのカゴCGの速度は、例えば、通常運転時の十分の一程度である。位置センサLS1がオンした時点で(#22でイエス)、カゴCGを停止し(#23)、補助管路32から作動油を供給する(#24)。このときに補助ポンプ13が回転し、第1段のロッド43の内部の室への注油が行われる。これによってカゴCGが上昇するので、位置センサLS2がオンした時点で(#25でイエス)、作動油の供給を停止し(#26)、通常運転に戻る(#14)。
【0027】
このような運転動作における補助油圧回路ACの動作は、例えば上に述べた特開平11−336710号を参照することができる。
このように、通常運転の間に、補正動作が必要であればそれが短時間で行われる。したがって、補正動作のための運転計画を立てる必要がない。通常運転の間に補正動作が行われるが、短時間で補正動作が終了するので、エレベータの待ち時間が余り長くなることがない。
【0028】
次に、3段の多段シリンダCY2を用いた油圧エレベータ1Bについて説明する。
図5は本発明に係る他の実施形態の補正装置を適用した油圧エレベータ1Bの油圧回路図、図6は補正動作の流れを示すフローチャート、図7は位置センサLS1〜3の動作状態の例を示す図である。
【0029】
図5において、多段シリンダCY2は、基本的には図1の多段シリンダCY1と同じであるが、段数が1段増えているので、第2段のピストン44、第2段のロッド45の後に、第3段のピストン46および第3段のロッド47が設けられる。
【0030】
第2段のロッド45には連通穴52が、第3段のロッド47には連通穴53が、それぞれ設けられる。
3つの位置センサLS1〜3は、多段シリンダCY2が正常に同調している場合に、同時に動作する位置に設けられる。
【0031】
第1段のピストン(底カバー)42には、送油管62が設けられる。送油管62は、第2段のピストン(底カバー)44を密に摺動可能に貫通し、第2段のロッド45の内部の室内に開口する。底カバー40に設けられた送油管61は、第1段のピストン(底カバー)42を密に摺動可能に貫通する。これによって、ポートPCから第2段のロッド45の内部に作動油が給排される。
【0032】
第1段のロッド43の内部の室内には、基本シリンダチューブ41に設けられたポートPBから作動油が供給される。
補助油圧回路ACには、3つの各ポートPA,PB,PCに作動油を供給するための3つの切り換え弁17〜19が設けられる。
【0033】
次に、多段シリンダCY2のストローク位置の補正方法について説明する。基本的な動作は上に述べた多段シリンダCY1の場合と同様である。但し、2段と3段の差がある。
【0034】
通常運転でのカゴCGの上昇の加速中に、位置センサLS1〜3を作動させる。そのときの位置センサLS1〜3の動作順序を検出する。
図7(A)に時間t5として示すように、3つの位置センサLS1〜3のオンがいずれも重なる部分がある場合には、同時作動または同時検出とする。図7(B)に示すように、3つの位置センサLS1〜3のオンが重ならない場合には、同時作動ではないまたは同時検出ではないとする。位置センサLS1〜3が同時作動でなかった場合に補正動作を行う。
【0035】
図6において、補正動作では、基準階FL1から低速で上昇する(#31)。位置センサLS1がオンした時点で(#32でイエス)、カゴCGを停止する(#33)。位置センサLS2がオンでないか、位置センサLS3がオフでない場合は(#34でノー)、ポートPBから作動油を供給する(#35)。第2段のロッド45が上昇するので、位置センサLS2がオンした時点で(#36でイエス)、作動油の供給を停止する(#37)。
【0036】
ポートPBから注油の間に位置センサLS3がオンになって再びオフになった場合には、ポートPCから排油し(#39)、位置センサLS3がオンした時点で(#40でイエス)、作動油の排出を停止する(#41)。
【0037】
ステップ#34で、位置センサLS2がオンし且つ位置センサLS3がオフである場合は、ポートPCから作動油を供給し(#42)、位置センサLS3がオンした時点で(#43でイエス)、作動油の供給を停止する(#44)。
【0038】
ステップ#38でノーの場合も、ステップ#45〜47においてステップ#42〜44と同様な動作が行われる。
これによって、3段の各シリンダ室に適量の作動油が供給され、各段の同調がとれる。このように、通常運転の間に、補正動作が必要であればそれが短時間で行われる。
【0039】
次に、2段の多段シリンダCY3の他の例を説明する。
図8は本発明に係る他の実施形態の多段シリンダCY3の構造を示す図である。
【0040】
図8に示す多段シリンダCY3では、図1のような送油管61がなく、これに代えて、基本シリンダチューブ41に設けられたポートPBから作動油が供給される。
【0041】
上述の実施形態においては、基準階FL1を下方の階、例えば1階または地階などとし、基準階FL1から上昇する場合に補正動作を行う場合を説明したが、基準階FL1から下降する場合に補正動作を行うようにしてもよい。その場合には、基準階FL1を、例えば2階または最高階などとすればよい。
【0042】
上述の実施形態において、多段シリンダCY1〜3、補助油圧回路AC、および油圧エレベータ1,1Bの全体または各部の構成、構造、形状、材質、動作内容、または動作タイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、補正を短時間で行うことができ、補正によるエレベータの待ち時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の補正装置を適用した油圧エレベータの油圧回路図である。
【図2】油圧エレベータの運転動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】位置センサの動作状態の例を示す図である。
【図5】本発明に係る他の実施形態の補正装置を適用した油圧エレベータの油圧回路図である。
【図6】補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】位置センサの動作状態の例を示す図である。
【図8】本発明に係る他の実施形態の多段シリンダの構造を示す図である。
【符号の説明】
1、1B 油圧エレベータ
30 制御装置(第1制御手段、第2制御手段)
41 基本シリンダチューブ
42 第1段のピストン(底カバー)
43 第1段のロッド
44 第2段のピストン(底カバー)
45 第2段のロッド
61、62 送油管
CY 多段シリンダ
CG カゴ
LS1〜3 位置センサ
PA,PB,PC ポート

Claims (3)

  1. 複数のシリンダが入れ子式に構成された多段シリンダの基本のシリンダの室内に管路を通じて液体を給排することによってカゴを昇降させるように構成されるエレベータにおける多段シリンダのストローク位置の補正方法であって、
    前記カゴが基準階から上昇または下降する際に、前記基準階から所定距離上昇または下降した位置において、各段のシリンダが所定のストローク位置にあるか否かを検出し、
    各段のシリンダが所定のストローク位置にないときに、前記カゴを前記基準階に下降または上昇した後、前記基本のシリンダの室内に前記管路を通じて液体を給排することによって各段のシリンダを低速で上昇または下降させ、いずれかの段のシリンダが前記所定のストローク位置に達したときに液体の前記給排を停止し、前記所定のストローク位置に達していない段のシリンダに対して、それぞれのシリンダの室内に接続された管路を通じて、前記所定のストローク位置に達するまで液体を給排する、
    ことを特徴とするエレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正方法。
  2. 複数のシリンダが入れ子式に構成された多段シリンダの基本のシリンダの室内に管路を通じて液体を給排することによってカゴを昇降させるように構成されるエレベータにおける多段シリンダのストローク位置の補正装置であって、
    前記基準階から所定距離上昇または下降した位置において、各段のシリンダが所定のストローク位置にあるか否かを検出する検出手段と、
    前記カゴが基準階から上昇または下降する際に、前記検出手段によって各段のシリンダが所定のストローク位置にないことが検出されたときに、前記カゴを前記基準階に下降または上昇した後、前記基本のシリンダの室内に前記管路を通じて液体を給排することによって各段のシリンダを低速で上昇または下降し、いずれかの段のシリンダが前記所定のストローク位置に達したときに液体の前記給排を停止するように制御する第1制御手段と、
    前記第1制御手段によって停止した後、前記所定のストローク位置に達していない段のシリンダに対してそれぞれのシリンダの室内に接続された管路を通じて、前記所定のストローク位置に達するまで液体を給排する第2制御手段と、
    を有することを特徴とするエレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正装置。
  3. 前記多段シリンダは、
    前記基本のシリンダを構成する基本シリンダチューブの内周面を摺動するように第1段のピストンが設けられ、第1段のピストンと一体化された中空の第1段のロッドを第2段のシリンダチューブとし、第2段のシリンダチューブ内に第2段のピストンおよび第2段のロッドが設けられるというように、複数のシリンダが入れ子式に構成されており、
    最終段のシリンダチューブに対しては、基本シリンダチューブおよび各中間段のシリンダチューブの底カバーに設けられ1つ上段のシリンダチューブの底カバーを摺動可能に貫通する送油管によって液体が給排され、
    最終段以外のシリンダチューブに対しては、各シリンダチューブまたは1つ下段のシリンダチューブに設けられたポートによって液体が給排される、
    請求項2記載のエレベータに用いられる多段シリンダのストローク位置の補正装置。
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