JP3878038B2 - ジョブ生成装置、印刷装置、ジョブ生成方法、印刷方法、ジョブ生成プログラム、印刷プログラム、および、これらのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ジョブ生成装置、印刷装置、ジョブ生成方法、印刷方法、ジョブ生成プログラム、印刷プログラム、および、これらのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成装置、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷装置、ならびに、これらの装置において使用されているジョブ生成方法および印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットやLAN等の発達により、多くの端末装置(パーソナル・コンピューター),プリンター,サーバー等を含むネットワークを構築することが容易となっている。
【0003】
ところで、このようなネットワークにおいては、ストック印刷を行えるシステムが開発されている。
ストック印刷とは、印刷ジョブを保存しているネットワーク内の記憶サーバーに対し、ネットワークにおける任意の装置(端末装置やプリンター)から印刷指示を送ることで、所望のプリンターに印刷を行わせる印刷方法である。
このようなストック印刷により、ユーザーは、端末装置において作成した印刷ジョブをいったん記憶サーバーに保存しておき、自分の好きなタイミングで、所望のプリンターから何度でも出力させることが可能となる。
また、記憶サーバーに保存している印刷ジョブを、他のユーザーに印刷させることも可能である。
【0004】
このようなストック印刷に類似する技術は、例えば、特開2000−172480号公報に開示されている。この公報の技術では、プリンターから印刷指示を送ることにより、インターネット上のデータを取得・印刷できるようになっている。
すなわち、この技術におけるプリンターは、データの位置情報(ロケーション情報;URL)をメモリに記憶しており、この位置情報に基づいてデータを取得し、印刷可能なジョブデータ(印刷ジョブ)に変換する機能を備えている。
【0005】
また、特開2001−197429号公報には、ネットワークを利用したデジタルカメラに関する技術が記載されている。
このデジタルカメラでは、撮影した原画像をインターネット上の記憶サーバーに送信するとともに、送信した原画像の縮小画像(サムネイル画像)を、内部メモリに記録するように設定されている。
すなわち、この技術では、原画像の全データをカメラ内に保存する必要がないため、1台のカメラによって大量の原画像を撮影することが可能となっている。
なお、この技術では、原画像を取得・再生する場合、ユーザーは、記憶サーバーからカメラに向けて原画像をダウンロードすることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−172480号公報の技術では、印刷したいデータの内容を事前に確認しようとする場合、ネットワークにアクセスして、そのデータを呼び出す必要がある。このため、印刷内容の確認作業を効率よく実行できなかった。
【0007】
また、特開2001−197429号公報の技術では、原画像を記憶している記憶サーバーの位置情報(URL等)と、デジタルカメラ内の縮小画像とが関連付けられていない。
このため、原画像の保存に複数の記憶サーバーを用いている場合、ユーザーは、ダウンロードする画像毎に、記憶サーバーの位置情報を入力しなければならなかった。すなわち、この技術では、データ(原画像)を取得する際、その保存位置を、ユーザー自身で特定する必要があった。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決するために成されたものである。そして、その目的は、印刷内容を容易に確認できるとともに、印刷ジョブの保存位置を特定する必要のないストック印刷を行うためのジョブ生成装置および印刷装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のジョブ生成装置(本生成装置)は、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成装置において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えていることを特徴としている。
【0010】
本生成装置は、ネットワークを介して印刷装置や記憶サーバーに接続された端末装置であり、パーソナルコンピュータやワークステーション等からなるものである。そして、本生成装置の属するネットワークは、ストック印刷を実行できるように設定されている。
【0011】
ここで、ストック印刷とは、印刷ジョブを保存しているネットワーク内の記憶サーバー(ストレージサーバー)に対し、ネットワークにおける任意の装置(端末装置や印刷装置)から印刷指示を送ることで、所望のプリンターに印刷を行わせる印刷方法である。
すなわち、本生成装置は、このようなストック印刷を行うための印刷ジョブを生成し、記憶サーバーに送信して保存させるものである。
【0012】
ここで、印刷ジョブとは、印刷にかかる画像データを含むものである。また、記憶サーバーは、ネットワークに属する大容量の記憶装置であり、ハードディスク等からなるものである。
【0013】
そして、特に、本生成装置は、生成された印刷ジョブに関する組データを生成・記憶するための組データ生成部を備えている。
ここで、組データとは、生成した印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを、個々の印刷ジョブ毎に対応させたものである。すなわち、1つの組データは、1つの印刷ジョブにおける位置情報と簡易画像とを含むようになっている。
【0014】
すなわち、組データ生成部は、生成された印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、生成された印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成する。そして、取得・生成した位置情報および簡易画像に基づいて、組データを生成するようになっている。
【0015】
ここで、記憶サーバーの位置情報とは、ネットワークにおける記憶サーバーの住所(アドレス)のことであり、例えば、本生成装置のユーザーによって入力されたり、本生成装置においてあらかじめ定められている情報である。そして、記憶サーバーの位置情報は、すなわち、このサーバーに記憶されている印刷ジョブの位置情報であるともいえる。
また、簡易画像とは、画像データを簡易化したもの(データ量を減少させたもの)であり、例えば、サムネイル,小サイズの画像(縮小画像),低解像度画像や、表示色を減少させた画像等のことである。
そして、組データ生成部は、このような組データを生成した後、これを記憶部に記憶させるようになっている。
【0016】
このように、本生成装置では、ストック印刷を行うために印刷ジョブを記憶サーバーに保存した場合、印刷ジョブの位置情報(印刷ジョブを保存している記憶サーバーの位置情報)と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0017】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、上記の組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0018】
また、本生成装置は、上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備えていることが好ましい。
そして、この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることがさらに好ましい。
【0019】
この構成では、ユーザーは、ストック印刷のための印刷指示を、本生成装置から発信(送信)することが可能となる。
ここで、ストック印刷のための印刷指示とは、記憶サーバーに対し、このサーバーに保存されている印刷ジョブをネットワーク内の印刷装置(プリンター)に送信することを指示するものである。従って、印刷指示には、記憶サーバー内の印刷ジョブを特定する情報や、印刷に使用する印刷装置を指定する情報などが含まれていることが好ましい。
【0020】
上記の構成では、操作制御部が、記憶部に記憶されている組データを表示し、ユーザーに、印刷ジョブの簡易画像と位置情報とを開示する。そして、組データを用いて、ユーザーによって選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブ(ユーザーに選択された印刷ジョブ)に関する印刷指示を送信するように設定されている。
【0021】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行う際、印刷ジョブや記憶サーバーの位置情報を入力することなく、印刷したい印刷ジョブを選択するだけで、適切な記憶サーバーに印刷指示を送信することが可能となる。
【0022】
また、操作制御部を備えた構成では、組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させることが好ましい。そして、操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることが好ましい。
ここで、ストックデータとは、本生成装置において生成した組データを集合させてなる一覧表のデータである。
【0023】
これにより、この構成では、操作制御部によって、複数の印刷ジョブに関する組データを一覧表示できる。従って、ユーザーは、複数の簡易画像を見比べられるため、印刷したい印刷ジョブを特定することが容易となる。
【0024】
また、組データ生成部は、上記のストックデータを、マークアップ言語で作成することが好ましい。これにより、操作表示部として一般的なブラウザを応用することが可能となる。従って、ストックデータの表示や印刷ジョブの選択入力を容易に実行できる。
【0025】
また、本生成装置において生成する印刷ジョブに、画像データとともに、ヘッダ情報を含ませるようにしてもよい。
ヘッダ情報とは、印刷ジョブの印刷形式情報(印刷形式(シートサイズ,印刷枚数,印刷面の種類,N−upの種類等)を設定するためのデータ)を含むものである。また、ヘッダ情報に、属性情報(作成者,ジョブを作成した端末装置,ジョブの作成日時等)を含ませてもよい。
【0026】
また、印刷ジョブにヘッダ情報が含まれている場合、本生成装置の組データ生成部は、印刷ジョブのヘッダ情報を、この印刷ジョブに関する位置情報および簡易画像に対応させて、組データに含めるように設定されていることが好ましい。これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、組データを参照することで、印刷ジョブの印刷形式を容易に確認できる。
【0027】
また、組データ生成部は、印刷ジョブの画像データをページ毎(印刷用のシートで区切られる範囲毎)に分割し、分割した範囲毎に簡易画像を作成するようにしてもよい。また、全画像データに関する1つの簡易画像を生成するようにしてもよい。さらに、ユーザーによって設定された範囲毎に、簡易画像を分割生成するように設定されていてもよい。
【0028】
また、組データ生成部は、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみの簡易画像を生成するようにしてもよい。これにより、画像データが大きい(ページ数が多い、あるいは、サイズが大きい)場合、簡易画像の数・サイズを適切に調整できる。
【0029】
また、組データ生成部は、簡易画像として、画像データを縮小した縮小画像を生成する場合、縮小画像のサイズを、画像データのサイズによらず一定とするようにしてもよい。これにより、常に同じ大きさの縮小画像を生成・表示できるので、ユーザーにとって視認しやすい表示を行える。
【0030】
また、本生成装置では、組データを保存する記憶部として、本生成装置から着脱可能な記録媒体を用いるようにしてもよい。また、この記録媒体は、ユーザーによって携帯できるような形状(サイズ・重量)であることが好ましい。
このような記憶部を用いる場合、ストック印刷に関する処理を行うときには、ユーザーは、本生成装置の所定位置に記録媒体を装着することとなる。
【0031】
これにより、ユーザーは、印刷ジョブを生成した装置以外の装置(ネットワークに属するもの)に記録媒体を装着するだけで、ストック印刷を行うための印刷ジョブの位置情報および簡易画像を参照できる。また、この装置に、上記の操作制御部が備えられている場合には、この装置から印刷指示を送信することが容易となる。
【0032】
また、本発明の印刷装置(本印刷装置)は、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷装置において、印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えていることを特徴としている。
【0033】
本印刷装置は、ネットワークを介して、パーソナルコンピュータやワークステーション等の端末装置(例えば本印刷装置)および記憶サーバーに接続されているものである。そして、本印刷装置は、記憶サーバーから送信された印刷ジョブを受信して印刷できる(すなわち、上記したストック印刷を実行できる)ようになっている。
すなわち、本印刷装置は、このようなストック印刷を行うための印刷ジョブを受信し、シート(記録用紙)に印刷して出力するものである。
【0034】
そして、特に、本印刷装置は、上記した本生成装置と同様に、印刷した印刷ジョブに関する組データ(印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを、個々の印刷ジョブ毎に対応させたデータ)を生成・記憶するための組データ生成部を備えている。
【0035】
すなわち、本印刷装置の組データ生成部は、受信した印刷ジョブを保存していた記憶サーバー(印刷ジョブを送信してきた記憶サーバー)の位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成する。そして、取得・生成した位置情報および簡易画像に基づいて、組データを生成するようになっている。
そして、組データ生成部は、このような組データを生成した後、これを記憶部に記憶させるようになっている。
【0036】
このように、本印刷装置では、記憶サーバーから受信した印刷ジョブを印刷した場合(ストック印刷を実行した場合)、その印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0037】
これにより、本印刷装置においてストック印刷を行った印刷ジョブを再度印刷する際、ユーザーは、記憶部に記憶されている組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。
また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0038】
また、本印刷装置は、本生成装置と同様に、上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備えていることが好ましい。
そして、この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることがさらに好ましい。
【0039】
この構成では、ユーザーは、ストック印刷のための印刷指示を、本印刷装置から発信(送信)することが可能となる(印刷を実行する印刷装置は、本印刷装置でも、ネットワークに属する他の印刷装置でもよい)。
【0040】
上記の構成では、操作制御部が、記憶部に記憶されている組データを表示し、ユーザーに、印刷ジョブの簡易画像と位置情報とを開示する。そして、組データを用いて、ユーザーによって選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブ(ユーザーに選択された印刷ジョブ)に関する印刷指示を送信するように設定されている。
【0041】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行う際、印刷ジョブや記憶サーバーの位置情報を入力することなく、印刷したい印刷ジョブを選択するだけで、適切な記憶サーバーに印刷指示を送信することが可能となる。
【0042】
また、本印刷装置に操作制御部を備える場合、本生成装置と同様に、組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させることが好ましい。そして、操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることが好ましい。
【0043】
これにより、この構成では、操作制御部によって、複数の印刷ジョブに関する組データを一覧表示できる。従って、ユーザーは、複数の簡易画像を見比べられるため、印刷したい印刷ジョブを特定することが容易となる。
【0044】
また、本印刷装置の組データ生成部でも、本生成装置と同様に、上記のストックデータを、マークアップ言語で作成することが好ましい。これにより、操作表示部として一般的なブラウザを応用することが可能となるため、ストックデータの表示や印刷ジョブの選択入力を容易に実行できる。
【0045】
また、本生成装置と同様に、本印刷装置において生成する印刷ジョブに、画像データとともに、ヘッダ情報を含ませるようにしてもよい。
また、印刷ジョブにヘッダ情報が含まれている場合、本印刷装置の組データ生成部は、印刷ジョブのヘッダ情報を、この印刷ジョブに関する位置情報および簡易画像に対応させて、組データに含めることが好ましい。
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、組データを参照することで、印刷ジョブの印刷形式を容易に確認できる。
【0046】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、印刷ジョブの画像データをページ毎に分割し、分割した範囲毎に簡易画像を作成するようにしてもよい。また、全画像データに関する1つの簡易画像を生成してもよい。さらに、ユーザーによって設定された範囲毎に、簡易画像を分割生成してもよい。
【0047】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみの簡易画像を生成するようにしてもよい。これにより、画像データが大きい場合、簡易画像の数・サイズを適切に調整できる。
【0048】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、簡易画像として、画像データを縮小した縮小画像を生成する場合、縮小画像のサイズを、画像データのサイズによらず一定とするようにしてもよい。
これにより、常に同じ大きさの縮小画像を生成・表示できるので、ユーザーにとって視認しやすい表示を行える。
【0049】
また、本印刷装置においても、組データを保存する記憶部として、本印刷装置から着脱可能な記録媒体を用いるようにしてもよい。また、この記録媒体は、ユーザーによって携帯できるような形状であることが好ましい。
このような記憶部を用いる場合、ストック印刷に関する処理を行うときには、ユーザーは、本印刷装置の所定位置に記録媒体を装着することとなる。
【0050】
これにより、ユーザーは、印刷ジョブを生成した装置以外の装置(ネットワークに属するもの)に記録媒体を装着するだけで、ストック印刷を行うための印刷ジョブの位置情報および簡易画像を参照できる。また、この装置に、上記の操作制御部が備えられている場合には、この装置から印刷指示を送信することが容易となる。
【0051】
また、上記した本生成装置,本印刷装置,記憶サーバーをネットワーク接続することで、ストック印刷を容易に行えるネットワークシステム(印刷システム)を構築することが可能である。
【0052】
また、本発明のジョブ生成方法(本生成方法)は、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成方法において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含んでいることを特徴としている。
【0053】
本生成方法は、上記した本生成装置において使用されている方法である。
すなわち、本生成方法では、ストック印刷を行うために印刷ジョブを記憶サーバーに保存した場合、印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0054】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、上記の組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0055】
また、本発明の印刷方法(本印刷方法)は、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷方法において、印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含むことを特徴としている。
【0056】
本印刷方法は、上記した本印刷装置において使用されている印刷方法である。すなわち、本印刷方法では、記憶サーバーから受信した印刷ジョブを印刷した場合(ストック印刷を実行した場合)、その印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0057】
これにより、一回でもストック印刷を行った印刷ジョブを再度印刷する際、ユーザーは、記憶部に記憶されている組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。
また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0058】
また、本発明のジョブ生成プログラムは、コンピューターを、上記した本生成装置の組データ生成部(あるいは、組データ生成部および操作制御部)として機能させるものである。
また、本発明のジョブ生成プログラムを、コンピューターに、上記した本生成方法における組データ生成工程を実行させるプログラムである、と表現することもできる。
【0059】
記憶サーバー等に接続されたネットワークに属するコンピューターにこれらのプログラムを読み取らせることで、本生成装置における組データ生成部(あるいは本生成方法における組データ生成工程)の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0060】
また、本発明の印刷プログラムは、印刷装置のコンピューターを、上記した本印刷装置の組データ生成部(あるいは、組データ生成部および操作制御部)として機能させるものである。
また、本発明の印刷プログラムを、印刷装置のコンピューターに、上記した本印刷方法における組データ生成工程を実行させるプログラムである、と表現することもできる。
【0061】
記憶サーバー等に接続されたネットワークに属する印刷装置のコンピューターにこれらのプログラムを読み取らせることで、本印刷装置における組データ生成部(あるいは本印刷方法における組データ生成工程)の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0062】
また、これらのプログラムをコンピューター読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、この記録媒体を読み込ませることで、コンピューターによって、本生成装置あるいは本印刷装置の組データ生成部、また、本生成方法あるいは本印刷方法における組データ生成工程の処理を実施できる。
【0063】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について説明する。
【0064】
本実施の形態にかかるネットワークシステム(本システム)は、複数のLAN(Local Area Network)をインターネットで結んでなる広域のネットワークシステムであり、端末装置(パーソナル・コンピューター),プリンター,サーバー等を多数含んでいる。
【0065】
そして、本システムでは、ネットワーク内における端末装置,プリンターおよび記憶サーバーを用いた、ストック印刷を行えるように設定されている。
ここで、ストック印刷とは、印刷ジョブを保存しているネットワーク内の記憶サーバーに対し、ネットワークにおける任意の装置(端末装置やプリンター)から印刷指示を送ることで、所望のプリンターに印刷を行わせる印刷方法である。
なお、ストック印刷では、印刷指示を出すユーザー自身によって保存されたものに限らず、他のユーザーによって保存されたジョブでも印刷可能である。
また、以下では、ストック印刷のために印刷ジョブを記憶サーバーに保存することを、単にストックと称する。
さらに、以下では、端末装置からプリンターに対して直接的に印刷ジョブを送り、直ちに印刷を行う形態を、直接印刷と称する。
【0066】
まず、本システムの構成について説明する。
図2は、本システムの構成を簡易的に示す説明図である。この図に示すように、本システムは、端末装置(クライアントコンピューター)11,記憶サーバー(ストレージサービス)12およびプリンター13を、ネットワークN上に備えている。
【0067】
端末装置(ジョブ生成装置)11は、文書や図形,グラフ等のデータファイルの作成・記憶を行うとともに、データファイルから印刷データ(後述)を生成する機能を有する、本システム内に多数設置されている情報処理装置である。
【0068】
また、端末装置11は、印刷データを含む印刷ジョブを作成する機能も有している。そして、端末装置11は、作成した印刷ジョブを直ちに印刷処理する場合(直接印刷を行う場合)には、その印刷ジョブをプリンター13に送信する。一方、この印刷ジョブをストック印刷できるようにストック(保存)したい場合には、その印刷ジョブを記憶サーバー12に送信するように設定されている。
【0069】
そして、端末装置11は、ストック印刷を行う場合には、印刷ジョブを記憶している記憶サーバー12に対し、その印刷ジョブを指定のプリンター13に送信させるように、印刷指示を与えるようになっている。
【0070】
記憶サーバー12は、本システム内に多数設置されている、ストック印刷用のストレージサーバーである。
すなわち、記憶サーバー12は、端末装置11から送信された印刷ジョブを、ストック印刷用の印刷ジョブとして記憶する。そして、端末装置11あるいはプリンター13からの印刷指示に応じて、指定された印刷ジョブを、同じく指定されたプリンター13に送信するものである。
【0071】
プリンター(印刷装置)13は、端末装置11あるいは記憶サーバー12から送信された印刷ジョブを受信し、印刷ジョブ内に含まれている印刷データをシート(記録用紙)に印刷出力する印刷装置である。
【0072】
また、プリンター13は、記憶サーバー12から送信された印刷ジョブを処理した後(すなわち、ストック印刷を行った後)では、記憶サーバー12に対し、その印刷ジョブをストック印刷するための、印刷指示を送信できるように設定される。
なお、このプリンター13も、端末装置11,記憶サーバー12と同様に、本システム内に多数接続されている。
【0073】
次に、本システムにおける、より詳細な構成について説明する。
まず、端末装置11について説明する。図2に示すように、端末装置11は、データファイル作成部21,印刷ジョブ生成部22,サムネイル処理部23,通信部24,操作部25および端末制御部26を備えている。
【0074】
操作部(操作制御部)25は、マウス,キーボードを備えた入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部とを備えている(ともに図示せず)。そして、これらを用いて、ユーザーの指示入力を受け付けて端末制御部26に伝達するとともに、端末制御部26の制御に応じた画面表示を行う機能を有している。
また、操作部25は、マークアップ言語(XMLやHTML)で作成されたデータを取り扱うブラウザとしての機能も有している。
【0075】
端末制御部(操作制御部)26は、MPU(高速超小型演算処理装置)やCPU(中央処理装置;Central Processing Unit )等からなる制御装置であり、端末装置11における全動作を制御する、端末装置11の中枢部である。
【0076】
データファイル作成部21は、文書作成,図形・グラフ作成,表計算,データベース作成,インターネット閲覧等を行うための様々なソフトウェアを有しており、ユーザーの指示に従って、これらのソフトウェアを用いてデータファイルを作成するものである。
【0077】
印刷ジョブ生成部22は、データファイル作成部21によって作成されたデータファイルを印刷するために、各データファイルに応じた印刷ジョブを生成するものである。
【0078】
ここで、本システムにおいて取り扱われる印刷ジョブについて説明する。図3は、印刷ジョブの構成を示す説明図である。
この図に示すように、印刷ジョブは、印刷データD1と、ヘッダD2とからなっている。
【0079】
印刷データD1とは、様々な形態のデータファイルを印刷可能な形態に変換したデータである。
ヘッダD2は、印刷ジョブの印刷形式情報(印刷形式(シートサイズ,印刷枚数,印刷面の種類,N−upの種類等)を設定するためのデータ)および属性情報(作成者,ジョブを作成した端末装置,ジョブの作成日時等)を含むデータ(ヘッダ情報)である。
【0080】
サムネイル処理部(組データ生成部)23は、ストック印刷のための部材であり、印刷ジョブにおける印刷データのサムネイルを作成するとともに、このサムネイルを含むストックデータを生成(更新)するものである。なお、このサムネイル処理部23の構成・機能については後述する。
【0081】
通信部24は、外部装置(記憶サーバー12,プリンター13等)から送信されたデータを、ネットワークNおよび端末装置用のゲートウェイ(GW)を介して取得し、端末制御部26に伝達する通信インターフェースである。
そして、通信部24は、端末制御部26(ユーザー)の指示に応じて、印刷ジョブやデータファイルを、GWおよびネットワークNを介して、外部装置に送信する機能も有している。
【0082】
なお、端末制御部26は、印刷ジョブ生成部22による印刷ジョブの生成後、このジョブを直ちに印刷する場合(直接印刷を行う場合)には、通信部24を制御して、印刷ジョブをプリンター13に送信させる。
一方、ユーザーから、この印刷ジョブをストックする(ストック印刷に使用するために保存する)旨の指示を受けた場合には、通信部24によって、印刷ジョブを記憶サーバー12に送信させるように設定されている。
【0083】
ここで、サムネイル処理部23の構成・機能について説明する。図4は、サムネイル処理部23の構成を示す説明図である。この図に示すように、サムネイル処理部23は、サムネイル生成部31およびサムネイル記憶部32を備えている。
【0084】
サムネイル生成部(組データ生成部)31は、ストックのために印刷ジョブが記憶サーバー12に送られるとき、このジョブに含まれる印刷データ(データファイルを印刷可能な形態に変換したもの)のサムネイルを生成するためのものである。
ここで、サムネイルとは、印刷データを縮小して得られる、データ量の小さな画像データのことである。
【0085】
さらに、サムネイル生成部31は、生成したサムネイルをサムネイル記憶部(記憶部)32に記憶させる。さらに、サムネイル生成部31は、そのサムネイルと、印刷ジョブの位置情報(ジョブURL)とを対応させた組データを作成する。そして、この組データを、サムネイル記憶部32に記憶されているストックデータに追加して、ストックデータを更新する。ここで、ストックデータとは、全印刷ジョブに関する組データを集めてなるデータである。
また、ジョブURLとは、印刷ジョブの送り先である記憶サーバー12の位置情報(記憶サーバー12のURL)と、印刷ジョブ名(印刷ジョブを特定する情報)とを含むものである。
【0086】
図5は、操作部25の表示部に表示されているストックデータの例を示す説明図である。この図に示すように、ストックデータの表示では、ジョブURLとそのサムネイルとからなる組データを複数同時に掲載されている。
なお、この例では、ジョブURLにおける『http://www.sharp.co.jp/mfp』までが記憶サーバー12のURLであり、『S-100.prn 』が印刷ジョブ名である。また、このストックデータには、各ジョブURLに対応する、印刷に使用されるシートサイズおよび解像度も記述されている。
【0087】
ここで、URL(Uniform Resource Locator)とは、ネットワーク上に存在する各種のデータを特定する、ネットワーク上の住所(位置情報)である。
また、本システムでは、ストックデータを、XML(EXtensible Markup Language)形式のデータ(XMLデータ)として記憶するようになっている。
そして、上記したように、操作部25は、このようなXMLデータを表示するブラウザとしての機能を有している。従って、操作部25は、このデータに記述されているサムネイルの記憶位置(サムネイル記憶部32上での位置)に基づいて、そのサムネイルの画像を、図5に示すような表内に表示できるようになっている。
【0088】
次に、記憶サーバー12について説明する。図2に示すように、記憶サーバー12は、記憶制御部41,印刷ジョブ保存部42,通信部43を備えている。
印刷ジョブ保存部42は、記憶制御部41の制御により、端末装置11から送信された印刷ジョブを保存しておく記憶装置である。
【0089】
通信部43は、外部装置(端末装置11やプリンター13等)から送信されたデータ(印刷ジョブ等)を、ネットワークNおよび記憶サーバー用のゲートウェイ(GW)を介して取得し、記憶制御部41に伝達する通信インターフェースである。
そして、通信部43は、記憶制御部41の指示に応じて、印刷ジョブ等のデータを、GWおよびネットワークNを介して、外部装置に送信する機能も有している。
【0090】
記憶制御部41は、端末装置11の端末制御部26と同様に、MPUやCPU等からなる制御装置であり、記憶サーバー12における全動作を制御する、記憶サーバー12の中枢部である。
すなわち、記憶制御部41は、端末装置11から送信された印刷ジョブを印刷ジョブ保存部42に記憶させる。
【0091】
一方、外部装置(端末装置11あるいはプリンター13等)から、印刷指示(ジョブURLおよび使用するプリンター13を指定する情報を含む指示)を受けた場合、記憶制御部41は、ジョブURLに応じた印刷ジョブを印刷ジョブ保存部42から取り出す。そして、通信部43を制御して、指定のプリンター13に伝達させる機能を有している。
【0092】
次に、プリンター13について説明する。図2に示すように、プリンター13は、印刷制御部51,印刷部52,サムネイル処理部53,操作部54および通信部55を備えている。
印刷制御部(操作制御部)51は、上記した端末制御部26や記憶制御部41と同様に、MPUやCPU等からなる制御装置であり、プリンター13における全動作を制御する、プリンター13の中枢部である。
【0093】
通信部55は、外部装置(端末装置11や記憶サーバー12等)から送信されたデータ(印刷ジョブ等)を、ネットワークNおよびプリンター用のゲートウェイ(GW)を介して取得し、印刷制御部51に伝達する通信インターフェースである。
また、通信部55は、印刷制御部51の指示に応じて、GWおよびネットワークNを介して、外部装置にデータを送信する機能も有している。
【0094】
印刷部52は、外部装置から送信された印刷ジョブを受信し、ヘッダD2(図3参照)に含まれたヘッダ情報に基づいて、シート(記録用紙)に対して印刷データD1を出力するものである。
【0095】
サムネイル処理部(組データ生成部)53は、ストック印刷に関する部材であり、ストック印刷を行った印刷ジョブ(記憶サーバー12から送信され、印刷された印刷ジョブ)における印刷データの、サムネイルを作成するものである。
そして、このサムネイル処理部53は、端末装置11のサムネイル処理部23とほぼ同様の構成を有しており、図4に示すサムネイル生成部61およびサムネイル記憶部62を備えている。
【0096】
サムネイル生成部(組データ生成部)61は、ストック印刷の行われた印刷ジョブから印刷データを取得して、そのサムネイルを生成するものである。さらに、サムネイル生成部61は、端末装置11のサムネイル生成部31と同様に、生成したサムネイルと、印刷ジョブのジョブURLとを対応させてなる組データを生成し、サムネイル記憶部(記憶部)62に記憶されているストックデータに追加するものである。
【0097】
操作部(操作制御部)54は、各種の操作キー,スイッチ,キーボード等を備えた入力部と、LCDからなる表示部とを備えている(ともに図示せず)。そして、これらを用いて、ユーザーの指示入力を受け付けて、入力された指示を印刷制御部51に伝達するとともに、印刷制御部51の制御に応じた画面表示を行う機能を有している。
【0098】
次に、本システムにおける動作について説明する。
まず、端末装置11の動作について説明する。
図1は、印刷ジョブを作成・送信する際の、端末装置11における動作の流れを示すフローチャートである。
【0099】
この図に示すように、端末装置11の端末制御部26は、ユーザーに指定されたデータファイルを印刷する旨の指示を受けると(開始)、印刷ジョブ生成部22を制御して、後述する印刷ジョブ作成処理を実行させ、そのデータファイルの印刷ジョブを作成させる(S1)。
【0100】
次に、端末制御部26は、ユーザーによる指示入力(印刷ジョブをストックするか、直接印刷を行うかに関する指示入力)を待つ(S2)。
そして、直接印刷の指示を受けた場合、端末制御部26は、作成された印刷ジョブをプリンター13に伝達(送信)し(S5)、処理を終了する。
【0101】
一方、ストックの指示を受けた場合、端末制御部26は、サムネイル処理部23を制御して、後述するストックデータ更新処理を実行させ、ストックデータを更新させる(S3)。その後、端末制御部26は、S1において作成された印刷ジョブを記憶サーバー12に伝達し(S4)、処理を終了する。
【0102】
次に、図1においてS1として示した印刷ジョブ作成処理について説明する。図6は、この処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、この処理では、端末制御部26の指示を受けた印刷ジョブ生成部22が、データファイル作成部21から、ユーザーに指示されたデータファイルを取得する(S11)。
【0103】
そして、印刷ジョブ生成部22は、データファイルにおける印刷範囲(ユーザーによってあらかじめ指定された範囲;ページ番号で設定される)を、1ページ毎に、印刷データに変換する(S12〜S15)。
この際、印刷ジョブ生成部22は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の印刷データを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、印刷ジョブ生成部22は、変数Pageが印刷範囲を超えたときに、印刷範囲が終了したと判断するように設定されている。
【0104】
その後、印刷ジョブ生成部22は、データファイル作成部21からヘッダ情報(印刷形式情報および属性情報)を取得し、この情報からヘッダを作成する(S16)。そして、S12〜S15で得た印刷データとヘッダとから印刷ジョブを生成して、処理を終了する。
【0105】
次に、図1においてS3として示した、ストックデータ更新処理について説明する。図7は、この処理の流れを示すフローチャートである。なお、この処理は、端末装置11におけるサムネイル処理部23の、サムネイル生成部31によって行われる。
この図に示すように、この処理では、サムネイル生成部31は、端末制御部26の指示により、ユーザーによってあらかじめ指定されている(または新たに入力された)、記憶サーバー12のURLを取得する(S21)。
【0106】
そして、サムネイル生成部31は、このURLと、S1において作成された印刷ジョブ名とからなるジョブURLを作成する。そして、このジョブURLを、サムネイル記憶部32に記憶されている、XMLデータからなるストックデータに記述する(S22;これにより、図5に示したストックデータの例では、左端欄に対する記入がなされる)。
なお、サムネイル生成部31は、サムネイル記憶部32に既存のストックデータが記憶されていない場合には、新たなストックデータを作成してサムネイル記憶部32に記憶させる。
【0107】
次に、サムネイル生成部31は、後述する縮小率の算出処理によって、ユーザーによってあらかじめ指定されているサムネイルのサイズに応じた、印刷データの縮小率を算出する(S23)。
その後、サムネイル生成部31は、印刷ジョブ生成部22によって生成された印刷ジョブから印刷データを取得する(S24)。
【0108】
そして、サムネイル生成部31は、印刷データにおけるサムネイル範囲(ページ番号で指定される、サムネイル生成の対象となる範囲;ユーザーによってあらかじめ指定されている)に応じたサムネイルを、1ページ毎に生成してサムネイル記憶部32に記憶させる。
【0109】
さらに、サムネイル生成部31は、各サムネイルの記憶位置(サムネイル記憶部32上での位置)を、そのサムネイルに応じた印刷ジョブのジョブURLに対応させるように、ストックデータに記述してゆくように設定されている(S25〜S29;これにより、図5に示したストックデータの例では、右端欄にサムネイルが表示される)。
【0110】
この際、サムネイル生成部31は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の印刷データに関するサムネイルを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、サムネイル生成部31は、変数Pageがサムネイル範囲を超えたときにサムネイル範囲が終了したと判断する。
【0111】
その後、サムネイル生成部31は、印刷ジョブからヘッダ情報を取得して、その一部を、その印刷ジョブのジョブURLに対応させるように、ストックデータに記述し(S30;これにより、図5の例では、中央欄に対する記述がなされる)、処理を終了する。
【0112】
次に、図7においてS23として示した縮小率の算出処理について説明する。図8は、この処理の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、この処理では、サムネイル生成部31は、まず、印刷ジョブのヘッダから、印刷に使用されるシートサイズ(X0, Y0)を取得する(S41)。ここで、X0, Y0は、シートの幅および長さを表す。
【0113】
次に、サムネイル生成部31は、ユーザーによってあらかじめ指定されているサムネイルのサイズ(X1, Y1)を、端末制御部26(あるいは操作部25)から取得する(S42;X1, Y1は、サムネイルの幅および長さを表す)。
そして、サムネイル生成部31は、X0/X1とY0/Y1とを計算し、そのうちの小さい方の値を縮小率として決定する(S43)。
【0114】
以上の処理により、端末装置11では、記憶サーバー12に送信した印刷ジョブに関する組データが、ストックデータに記録される。
そして、このジョブに関する印刷指示を、この端末装置11から送信したいと判断した場合、ユーザーは、その旨を操作部25に入力する。これを受けて、端末制御部26は、サムネイル記憶部32に記憶されているストックデータを操作部(ブラウザ)25の表示部に表示させる。
【0115】
そして、ユーザーは、表示されたストックデータによって、該当ジョブの内容をサムネイルによって確認する。その後、ユーザーは、サムネイルあるいはジョブURLを選択(マウスでクリック)し、さらに、印刷に使用したいプリンター13を選択する。
【0116】
これを受けて、端末装置11の端末制御部26は、選択されたジョブURL(選択されたサムネイルに応じたジョブURL)によって指定される記憶サーバー12に対して、印刷指示を送る。この印刷指示は、ジョブURLおよび所望のプリンター13を指定する情報を含むものである。
【0117】
そして、この印刷指示を受けた記憶サーバー12の記憶制御部41は、ジョブURLに応じた印刷ジョブを印刷ジョブ保存部42から取り出して、指定のプリンター13に伝達するようになる。
【0118】
次に、印刷ジョブの伝達を受けたプリンター13の動作について説明する。図9は、この動作の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、この処理では、プリンター13の印刷制御部51は、外部装置から印刷ジョブを伝達されると(開始)、印刷部52を制御して、後述する印刷処理を実行させる(S51)。
【0119】
その後、印刷制御部51は、この印刷ジョブの印刷形態が直接印刷あるいはストック印刷のいずれなのか、すなわち、端末装置11あるいは記憶サーバー12のいずれから印刷ジョブが送信されたのか、を判断する(S52)。
【0120】
そして、直接印刷であると判断した場合、印刷制御部51は処理を終了する。一方、ストック印刷であると判断した場合、印刷制御部51は、サムネイル処理部53を制御して、後述するストックデータ更新処理を実行させ(S53)、処理を終了する。
【0121】
次に、図9においてS51として示した印刷処理について説明する。図10は、この処理の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、この処理では、印刷制御部51の指示を受けた印刷部52が、送信された印刷ジョブを解析する(S60)。
【0122】
そして、印刷部52は、印刷ジョブから印刷データを1ページずつ取り出して、各ページの画像データを生成する(S61〜S64)。
この際、印刷部52は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の画像データを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、印刷部52は、変数Pageが印刷データのページ数を超えたときに、印刷データが終了したと判断する。
【0123】
その後、印刷部52は、印刷ジョブからヘッダ情報(印刷形式情報および属性情報)を取得し(S65)、この情報に基づいて、生成した画像データを印刷して(S66)、処理を終了する。
【0124】
次に、図9においてS53として示したストックデータ更新処理について説明する。この処理は、処理の主体がサムネイル処理部53のサムネイル生成部61データある点以外は、図7に示した、サムネイル生成部31によるストックデータ更新処理とほぼ同様のものである。
【0125】
すなわち、図7に示すように、サムネイル生成部61は、印刷制御部51の指示により、印刷ジョブを送信してきた記憶サーバー12のURLを取得する(S21)。
【0126】
そして、サムネイル生成部61は、このURLと印刷ジョブ名とからなるジョブURLを作成し、サムネイル記憶部62に記憶されているストックデータに記述する(S22)。
なお、サムネイル生成部61は、サムネイル記憶部62に既存のストックデータが記憶されていない場合には、新たなストックデータを作成してサムネイル記憶部62に記憶させる。
【0127】
次に、サムネイル生成部61は、図8に示した縮小率の算出処理によって、ユーザーによってあらかじめ指定されているサムネイルのサイズに応じた、印刷データの縮小率を算出する(S23)。
その後、サムネイル生成部61は、送信された印刷ジョブから印刷データを取得する(S24)。
【0128】
そして、サムネイル生成部61は、印刷データにおけるサムネイル範囲(ページ番号で指定される、サムネイル生成の対象となる範囲;ユーザーによってあらかじめ指定されている)に応じたサムネイルを、1ページ毎に生成してサムネイル記憶部62に記憶させる。
さらに、サムネイル生成部61は、各サムネイルの記憶位置(サムネイル記憶部62上での位置)を、そのサムネイルに応じた印刷ジョブのジョブURLに対応させるように、ストックデータに記述してゆく(S25〜S29)。
【0129】
この際、サムネイル生成部61は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の印刷データに関するサムネイルを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、変数Pageがサムネイル範囲を超えたときに、サムネイル生成部61は、サムネイル範囲が終了したと判断する。
その後、サムネイル生成部61は、印刷ジョブからヘッダ情報を取得して、その一部を、その印刷ジョブのジョブURLに対応させるように、ストックデータの対応箇所に記述し(S30)、処理を終了する。
【0130】
以上の処理により、プリンター13には、記憶サーバー12から送信され、印刷を行った印刷ジョブ(ストック印刷を行った印刷ジョブ)に関する組データが、ストックデータに記録される。
そして、このジョブに関する印刷指示を、このプリンター13から送信したいと判断した場合、ユーザーは、その旨を操作部54に入力する。これを受けて、印刷制御部51が、サムネイル記憶部62に記憶されているストックデータを操作部54の表示部に表示させる。
【0131】
そして、ユーザーは、該当ジョブの内容をサムネイルによって確認した後、サムネイルあるいはジョブURLを選択し、さらに、印刷に使用したいプリンター13を選択する。これを受けて、印刷制御部51は、選択されたジョブURL(選択されたサムネイルに応じたジョブURL)によって指定される記憶サーバー12に対して、印刷指示を送る。この印刷指示は、ジョブURLおよび所望のプリンター13を指定する情報を含むものである。
【0132】
そして、この印刷指示を受けた記憶サーバー12の記憶制御部41は、ジョブURLに応じた印刷ジョブを印刷ジョブ保存部42から取り出して、指定のプリンター13に伝達するようになる。
【0133】
以上のように、端末装置11は、生成された印刷ジョブに関する組データを生成・記憶するためのサムネイル生成部31を備えている。
【0134】
すなわち、サムネイル生成部31は、生成された印刷ジョブの保存先となる記憶サーバー12の位置情報(URL)を取得するとともに、生成された印刷ジョブに含まれる画像データのサムネイルを生成する。
そして、取得・生成した位置情報およびサムネイルに基づいて組データを生成(ストックデータを更新)し、これをサムネイル記憶部32に記憶させるようになっている。
【0135】
このように、端末装置11では、ストック印刷を行うために印刷ジョブを記憶サーバー12にストックした場合、印刷ジョブの位置情報(印刷ジョブを保存している記憶サーバー12の位置情報)と、そのサムネイルとを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0136】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、上記の組データを参照することで、サムネイルによって、印刷内容を容易に確認できる。また、ネットワークに複数の記憶サーバー12が含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバー12を簡単に特定できる。
【0137】
また、プリンター13は、上記した端末装置11と同様に、印刷した印刷ジョブに関する組データを生成・記憶するためのサムネイル生成部61を備えている。
【0138】
すなわち、サムネイル生成部61は、受信した印刷ジョブを保存していた記憶サーバー12(印刷ジョブを送信してきた記憶サーバー12)の位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データのサムネイルを生成する。
そして、取得・生成した位置情報(ジョブURL)およびサムネイルに基づいて、組データを生成(ストックデータを更新)するようになっている。
そして、サムネイル生成部61は、このような組データを生成した後、これをサムネイル記憶部62に記憶させるようになっている。
【0139】
このように、プリンター13では、記憶サーバー12から受信した印刷ジョブを印刷した場合(ストック印刷を実行した場合)、その印刷ジョブの位置情報と、そのサムネイルとを対応させた組データを生成・保存するように設定されている。
【0140】
これにより、プリンター13においてストック印刷を行った印刷ジョブを再度印刷する際、ユーザーは、サムネイル記憶部62に記憶されている組データを参照することで、サムネイルによって、印刷内容を容易に確認できる。
また、ネットワークに複数の記憶サーバー12が含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバー12を簡単に特定することが可能となる。
【0141】
また、端末装置11(プリンター13)は、上記のサムネイル記憶部32(62)から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける端末制御部26,操作部25(印刷制御部51,操作部54)を備えている。
【0142】
そして、これら制御部26(51),操作部25(54)が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバー12を特定し、この記憶サーバー12に対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されている。
これにより、ユーザーは、ストック印刷のための印刷指示を、端末装置11(プリンター13)から発信(送信)することが可能となる。
【0143】
また、端末装置11(プリンター13)では、制御部26(51),操作部25(54)が、サムネイル記憶部32(62)に記憶されている組データ(ストックデータ)を表示し、ユーザーに、印刷ジョブのサムネイルと位置情報とを開示する。
そして、組データを用いて、ユーザーによって選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバー12を特定し、この記憶サーバー12に対し、該当印刷ジョブ(ユーザーに選択された印刷ジョブ)に関する印刷指示を送信するように設定されている。
【0144】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行う際、印刷ジョブや記憶サーバー12の位置情報を入力することなく、印刷したい印刷ジョブを選択するだけで、適切な記憶サーバー12に印刷指示を送信することが可能となっている。
【0145】
また、端末装置11およびプリンター13では、組データを表示する際、複数の印刷ジョブに関する組データを一覧表示できるストックデータを用いるようになっている。これにより、ユーザーは、複数のサムネイルを見比べられるため、印刷したい印刷ジョブを特定することが容易となる。
【0146】
また、サムネイル生成部31(61)は、ストックデータをマークアップ言語で作成している。これにより、ストックデータの表示や印刷ジョブの選択入力を容易に実行できる。
【0147】
また、サムネイル生成部31(61)は、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみのサムネイルを生成するようになっている。これにより、画像データが大きい場合、サムネイルの数・サイズを適切に調整できる。
【0148】
また、サムネイル生成部31(61)は、画像データ毎に縮小率を算出し、常に同一サイズのサムネイルを生成するようになっている。すなわち、サムネイルのサイズを、画像データのサイズによらず一定とするように設定されている。これにより、ユーザーにとって視認しやすい表示を行える。
【0149】
なお、本実施の形態では、図7に示したストックデータの更新処理(および後述するジョブ作成・ストック処理)において、ユーザーによってあらかじめ指定されたサムネイル範囲にある印刷データのサムネイルを作成するようにしている。この場合、サムネイルを作成すべきページを、ユーザーによって詳細に設定できるようにしてもよい。
また、ユーザーの入力によらず、印刷データの全ページのサムネイルを作成するようにしてもよいし、また、先頭ページ(あるいは代表ページ)のサムネイルだけを作成するようにしてもよい。
【0150】
また、ストックデータの更新処理あるいはジョブ作成・ストック処理におけるいずれかの段階(例えば、図7におけるS24とS25との間)で、端末制御部26(あるいは印刷制御部51)が、表示部の表示画面に、サムネイルの作成範囲をユーザーに設定させるような設定画面を表示し、ユーザーにサムネイル範囲を指定させるようにしてもよい。
図11は、このような設定画面の例を示す説明図である。この図に示した例では、ユーザーは、全ページのサムネイルを作成させるか、あるいは、表紙(先頭ページ)だけのサムネイルを作成させるかを選択指定できる。
【0151】
また、図7に示した処理おいて更新されるストックデータでは、1つの印刷ジョブについて、サムネイル範囲に応じた複数あるいは単数のサムネイルが対応して組データを構成することとなる。
【0152】
しかしながら、これに限らず、サムネイル生成部31(61)が、印刷データのページ毎にサムネイル画像を割り当てるような組データ(ストックデータ)を作成するようにしてもよい。
この場合、組データは、印刷データにおける各ページの位置情報を示すURL(ページURL)と、そのサムネイルとが対応したデータとなる。そして、ストックデータは、このような組データの集合した表データとなる。
ここで、ページURLは、印刷ジョブの送り先である記憶サーバー12の位置情報(記憶サーバー12のURL)と、印刷ジョブ名、および、ページ名(ページを特定する情報)とを含むものである
図12は、このようなストックデータを作成(更新)する場合における、端末装置11における動作の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、この処理では、端末装置11の端末制御部26は、ユーザーに指定されたデータファイルを印刷する旨の指示を受けると(開始)、ユーザーによる指示入力(印刷ジョブをストックするか、直接印刷を行うかに関する指示入力)を待つ(S71)。
【0153】
そして、直接印刷の指示を受けた場合、端末制御部26は、印刷ジョブ生成部22を制御して、図6に示した印刷ジョブ作成処理を実行させ、そのデータファイルの印刷ジョブを作成させる(S74)。その後、作成された印刷ジョブをプリンター13に伝達(送信)し(S75)、処理を終了する。
【0154】
一方、ストックの指示を受けた場合、端末制御部26は、印刷ジョブ生成部22およびサムネイル処理部23を制御して、後述するジョブ作成・ストック処理を実行させて、印刷ジョブを生成させるとともに、ストックデータを更新させる(S72)。その後、端末制御部26は、作成された印刷ジョブを記憶サーバー12に伝達し(S73)、処理を終了する。
【0155】
次に、図12においてS72として示したジョブ作成・ストック処理について説明する。図13は、この処理の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、この処理では、まず、サムネイル処理部23におけるサムネイル生成部31が、端末制御部26の指示により、ユーザーによってあらかじめ指定されている(または新たに入力された)記憶サーバー12のURLを取得する(S81)。
次に、サムネイル生成部31は、図8に示した縮小率の算出処理によって、印刷データの縮小率を算出する(S82)。
【0156】
次に、印刷ジョブ生成部22が、データファイル作成部21から、ユーザーに指示されたデータファイルを取得する(S83)。
そして、印刷ジョブ生成部22は、データファイルの印刷範囲を、1ページ毎に、印刷データに変換(印刷データを生成)する(S84〜S91)。
【0157】
このとき、印刷ジョブ生成部22による1ページ分の印刷データ生成が終わると、今度は、サムネイル生成部31が、その印刷データがサムネイル範囲にあるか否かを判断する(S87)。
【0158】
そして、サムネイル範囲にある場合、サムネイル生成部31は、S81において取得したURL,印刷ジョブ名およびページ名からなる新たなURL(ページURL)を作成し、サムネイル記憶部32に記憶されているストックデータに記載する(S88)。
【0159】
その後、サムネイル生成部31は、その印刷データのサムネイルを作成して、サムネイル記憶部32に記憶させる(S89)。さらに、サムネイル生成部31は、そのサムネイルの記憶位置(サムネイル記憶部32上での位置)を、サムネイルに応じたページURLに対応させるように、ストックデータに記述する(S90)。
【0160】
なお、この際、印刷ジョブ生成部22は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の印刷データを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、印刷ジョブ生成部22は、変数Pageが印刷範囲を超えたときに、印刷範囲が終了したと判断する。
同様に、サムネイル生成部31は、変数Pageがサムネイル範囲を超えたときに、サムネイル範囲が終了したと判断する。
【0161】
その後、印刷ジョブ生成部22は、データファイル作成部21からヘッダ情報を取得し、この情報からヘッダを作成する(S92)。また、このとき、サムネイル生成部31が、ヘッダ情報の一部を、その印刷ジョブに含まれるページのページURLに対応させるように、ストックデータに記述する。
そして、印刷ジョブ生成部22が、S85〜S91で得た印刷データとヘッダとから印刷ジョブを生成して、処理を終了する。
【0162】
以上の処理により、端末装置11には、記憶サーバー12に送信した印刷ジョブに関するストックデータが記憶される。
そして、このジョブを印刷したい場合、端末装置11のユーザーは、サムネイル記憶部62に記憶されているストックデータを操作部25の表示部に表示させる。そして、ユーザーは、該当ジョブの内容をサムネイルによって確認した後、サムネイルあるいはジョブURLを選択し、さらに、印刷に使用したいプリンター13を選択する。
【0163】
その後、端末装置11の端末制御部26は、選択されたページURL(選択されたサムネイルに応じたページURL)によって指定される記憶サーバー12に対して、印刷指示を送る。この印刷指示は、ページURLおよび所望のプリンター13を指定する情報を含むものである。
【0164】
そして、この印刷指示を受けた記憶サーバー12の記憶制御部41は、ページURLに応じた印刷ジョブを印刷ジョブ保存部42から取り出して、指定のプリンター13に伝達するようになる。
【0165】
また、同様に、印刷ジョブを伝達されたプリンター13において更新されるストックデータを、上記のようなページURLを扱うもの(印刷データのページ毎にサムネイル画像を割り当てるようなストックデータ)とすることが可能である。
【0166】
図14は、このようなストックデータを更新(作成)する場合における、プリンター13における動作の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、この処理では、プリンター13の印刷制御部51は、外部装置から印刷ジョブを伝達されると(開始)、この印刷ジョブの印刷形態が直接印刷あるいはストック印刷のいずれなのか、すなわち、端末装置11あるいは記憶サーバー12のいずれから印刷ジョブが送信されたのか、を判断する(S101)。
【0167】
そして、直接印刷であると判断した場合、印刷制御部51は、印刷部52を制御して、図10に示した印刷処理を実行させ(S103)、処理を終了する。
一方、ストック印刷であると判断した場合、印刷制御部51は、印刷部52およびサムネイル処理部53を制御して、後述するジョブ作成・ストック処理を実行させ(S102)、処理を終了する。
【0168】
図15は、図14においてS102として示した、プリンター13におけるジョブ作成・ストック処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、この処理では、まず、サムネイル処理部53のサムネイル生成部61が、印刷制御部51の指示により、印刷ジョブを送信してきた記憶サーバー12のURLを取得する(S111)。
次に、サムネイル生成部61は、図8に示した縮小率の算出処理によって、印刷データの縮小率を算出する(S112)。
【0169】
その後、印刷部52が、送信された印刷ジョブを解析する(S113)。そして、印刷部52が、印刷ジョブから印刷データを1ページずつ取り出して、各ページの画像データを生成する(S114〜S121)。
【0170】
このとき、印刷部52による1ページ分の画像データ生成が終わると、今度は、サムネイル生成部61が、その画像データがサムネイル範囲にあるか否かを判断する(S117)。
【0171】
そして、サムネイル範囲にある場合、サムネイル生成部61は、S111において取得したURL,印刷ジョブ名およびページ名からなる新たなURL(ページURL)を作成し、サムネイル記憶部62に記憶されているストックデータに記述する(S118)。
【0172】
その後、サムネイル生成部61は、その画像データのサムネイルを作成して、サムネイル記憶部62に記憶させる(S119)。さらに、サムネイル生成部61は、そのサムネイルの記憶位置(サムネイル記憶部62上での位置)を、サムネイルに応じたページURLに対応させるように、ストックデータに記述する(S120)。
【0173】
なお、この際、印刷部52は、まず、処理に使用する変数Pageを0に設定し、1ページ分の画像データを生成する度に、変数Pageに1を加えてゆく。そして、印刷ジョブ生成部22は、変数Pageが印刷範囲を超えたときに、印刷データが終了したと判断する。
同様に、サムネイル生成部61は、変数Pageがサムネイル範囲を超えたときに、サムネイル範囲が終了したと判断する。
【0174】
その後、印刷部52は、印刷ジョブからヘッダ情報(印刷形式情報および属性情報)を取得し(S122)、この情報に基づいて、生成した画像データを印刷して(S123)、処理を終了する。
【0175】
このように、図12〜図15に示した処理では、サムネイル生成部31(61)は、印刷データのページ毎にサムネイルを割り当てるようなストックデータ(各ページとサムネイルとが対応づけられてなる組データの集合)を作成する。これにより、ストック印刷を行う際、ユーザーは、印刷データにおける各ページの内容を確認することが容易となる。
【0176】
さらに、図13・図15に示した処理では、印刷データの生成とストックデータの更新とを一連の処理で行うように設定されている。これにより、全体的な処理時間の短縮化を図れる。
【0177】
また、本実施の形態では、ストック印刷を行う際、端末装置11あるいはプリンター13の表示部にストックデータを表示させ、このデータを用いて印刷ジョブの指定を行うとしている。
しかしながら、これに限らず、端末装置11あるいはプリンター13の入力部に対し、所望の印刷ジョブにおけるジョブURL(あるいはページURL)および使用したいプリンター13を特定する情報を含む印刷指示を入力することでも、ストック印刷を行うことが可能である。
【0178】
また、上記のような印刷指示を、印刷に使用したいプリンター13から送信する場合には、プリンター13を特定する情報は不要である。
図16は、この場合におけるプリンター13の動作を示すフローチャートである。
【0179】
この図に示すように、この処理では、プリンター13の印刷制御部51は、まず、操作部54を介して、ユーザーからのジョブURL(あるいはページURL)の入力(選択)を受ける(S127)。そして、印刷制御部51は、入力されたURLに従って、印刷ジョブを取得(ダウンロード)する(S128)。
【0180】
その後、印刷制御部51は、印刷部52を制御して、図10に示した印刷処理を実行させる(S129)。さらに、印刷制御部51は、サムネイル処理部53を制御して、図7に示したストックデータ更新処理を実行させて(S130)、処理を終了する。
【0181】
また、図16に代えて、図17に示す処理を行ってもよい。この処理では、入力されたURLに従って印刷ジョブを取得した後(S131・S132)、印刷制御部51が、印刷部52・サムネイル処理部53を制御して、図15に示したジョブ作成・ストック処理を実行させるように設定されている(S133)。
【0182】
また、本実施の形態では、ストックデータを記憶する部材(サムネイル記憶部32(62))が、端末装置11あるいはプリンター13に含まれるようになっている。しかしながら、これに限らず、ストックデータを、端末装置11・プリンター13から着脱可能で、携帯することの可能な記録媒体に保存するようにしてもよい。
【0183】
この場合、ストック印刷を行うときには、ユーザーが、端末装置11あるいはプリンター13の所定位置に、記録媒体を装着する。そして、端末装置11の端末制御部26、あるいは、プリンター13の印刷制御部51が、この記録媒体からストックデータを読み出して表示画面に表示し、印刷すべきジョブの選択を受け付けることとなる。
【0184】
また、本実施の形態では、印刷ジョブをストックする際、サムネイル処理部23におけるサムネイル生成部31が、印刷データのサムネイルを生成してストックデータに組み入れるようになっている。
しかしながら、ストックデータとして表示する画像としては、原画像(印刷にかかる画像)よりデータ量の少ない画像(簡易画像)であれば、小サイズの画像(縮小画像),低解像度画像や、表示色を減少させた画像など、どのような画像でも用いることが可能である。また、印刷データが文書データである場合には、文書データを要約した要約文書(あるいは、文書データの簡易画像とキーワードとの組み合わせデータ)を、ストックデータとして表示するようにしてもよい。
【0185】
また、本実施の形態では、図5に示したストックデータに、シートのサイズ・解像度を合わせて記述するようになっている。すなわち、各印刷ジョブの組データが、ジョブURL,サムネイルおよびサイズ・解像度から構成されている。このように、本システムでは、ストックデータの更新時、サムネイル生成部31(61)が、印刷ジョブのヘッダ情報の一部(あるいは全て)をストックデータに記述することが好ましい。これにより、ユーザーは、印刷前にストックデータ(組データ)を見るだけで、印刷形式を容易に取得できる。
【0186】
また、端末装置11からストック印刷の指示を出す場合、ストックデータに記載のヘッダ情報を、印刷に使用されるプリンター13に送信するようにしてもよい。これにより、プリンター13においてヘッダ情報を解析する手間を省くことが可能となる。
また、プリンター13からストック印刷の指示を出す場合、ストックデータに記載のヘッダ情報を用いて印刷を行うことで、同様に、取得した印刷ジョブにおけるヘッダ情報を読み取る必要をなくせる。
【0187】
また、本実施の形態では、印刷ジョブが、印刷データとヘッダ(ヘッダ情報)から構成されており、さらに、ヘッダ情報が、印刷形式情報および属性情報を含むとしている。
【0188】
しかしながら、これに限らず、ヘッダ情報を、印刷形式情報あるいは属性情報のいずれか一方を含むようにしてもよい。また、ヘッダ情報を、印刷形式情報・属性情報のうち、印刷を行うために最低限必要な情報だけから構成するようにしてもよい。
また、印刷ジョブを、印刷データのみから構成するようにしてもよい。この場合、印刷に使用されるプリンター13は、規定の印刷形式情報を用いて印刷を行うこととなる。
【0189】
また、本実施の形態では、印刷ジョブの生成処理において、印刷ジョブ生成部22が、データファイル作成部21からヘッダ情報を取得してヘッダを作成するとしている。このとき、データファイル作成部21の有するヘッダ情報は、データファイルに対する印刷指示とともに、ユーザーによって入力されたものである。また、印刷ジョブ生成部22は、印刷ジョブの生成時において(例えばS16の処理を行うとき)、ユーザーからヘッダ情報を伝達されるように設定されていてもよい。
【0190】
また、本実施の形態では、サムネイル生成部31(61)が、印刷データのページ毎に、サムネイルを作成するとしている。しかしながら、これに限らず、サムネイル生成部31(61)は、印刷データの全てを含む1つのサムネイルを生成するようにしてもよい。さらに、サムネイル生成部31(61)は、ユーザーによって設定された範囲毎に、サムネイルを生成するように設定されていてもよい。
【0191】
また、本実施の形態では、組データ(ストックデータ)における印刷ジョブの位置情報として、ジョブURLあるいはページURL記載するとしている。しかしながら、これに限らず、印刷ジョブの位置情報として、記憶サーバー12のURLと、記憶サーバー12内での位置を示す情報を記載するようにしてもよい。同位置(同じアドレス)に2つ以上の印刷ジョブが存在することはないため、この情報によっても、印刷ジョブを十分に特定できる。
すなわち、組データ(ストックデータ)における印刷ジョブの位置情報としては、ネットワーク内で印刷ジョブを特定できる情報であれば、どのような情報でも用いることが可能である。
【0192】
また、本実施の形態では、端末装置11やプリンター13からの印刷指示によってストック印刷を行う場合、ユーザーが、印刷ジョブの内容をストックデータ(組データ)のサムネイルによって確認した後、サムネイルやURLを選択し、さらに、印刷に使用したいプリンター13を選択するとしている。
しかしながら、印刷指示を出す装置において、使用するプリンター13をあらかじめ設定しておき、サムネイルやURLを選択するだけで、ストック印刷を行えるようにしてもよい。
【0193】
また、本実施の形態では、ストックデータがXMLで記述されているとしている。そして、端末装置11からストック印刷を指示する際、操作部(ブラウザ)25の画面上で、ユーザーが、サムネイルあるいはジョブURLを選択(マウスでクリック)し、さらに、印刷に使用したいプリンター13を選択する。そして、これを受けて、端末制御部26が、指定された記憶サーバー12に対して、印刷指示を送るとしている。
【0194】
また、ストック印刷をプリンター13から指示する際、操作部54を介して、ユーザーからのジョブURL(あるいはページURL)の入力(選択)を受け、入力されたURLに従って、印刷制御部51が、印刷ジョブを取得するとしている。
【0195】
ここで、サムネイルあるいはジョブURLの選択を、マウスではなく、キーボード等の他の入力装置によって行えるように操作部25(54)を設定してもよい。
また、ストックデータの表示処理,ユーザーによる入力の受け付け,印刷指示の作成・送信,印刷ジョブの取得(ダウンロード)を、1つのブラウザ装置によって行うようにしてもよい。
【0196】
また、ストックデータを、XMLに限らず、他のマークアップ言語で記述するようにしてもよい。また、ストックデータを、マークアップ言語以外の言語で記述するようにしてもよい。ストックデータは、操作部25によって表示可能であり、端末制御部26によって処理可能であれば、どのような言語によって作成されてもよい。
【0197】
また、本実施の形態では、サムネイル生成部31(61)が、各印刷ジョブの組データからなるストックデータを生成(更新)し、このストックデータをユーザーに表示するように設定されている。しかしながら、このようなストックデータを用いず、各組データを個別に表示するようにしてもよい。
【0198】
また、本実施の形態では、ストックデータを、端末装置11において作成した(プリンター13において印刷した)全印刷ジョブに関する組データを集めてなるデータであるとしている。しかしながら、これに限らず、作成あるいは印刷した印刷ジョブの一部の組データ(ユーザーによって指定された組データ)だけをストックデータに含ませるようにしてもよい。
【0199】
また、本実施の形態では、端末装置11からストック印刷のための印刷指示を送信する際、ジョブURLおよび使用するプリンター13を指定する情報を印刷指示に含ませるとともに、印刷指示を、印刷ジョブを保存している記憶サーバー12に送信するとしている。
【0200】
しかしながら、これに限らず、ジョブURLを印刷指示に含ませるとともに、印刷指示を、記憶サーバー12に送信するようにしてもよい。この場合、記憶サーバー12の印刷制御部51は、送信された印刷指示に基づいて、印刷ジョブを保存している記憶サーバー12に対し、印刷ジョブを送信するよう指示を出すこととなる。
【0201】
すなわち、本発明のジョブ生成装置(端末装置11)を、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成装置において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部と、上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部とを備え、この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、印刷に使用する印刷装置に対し、この記憶サーバーの位置情報を含む印刷指示を送信するように設定されている構成である、と表現することもできる。
【0202】
また、本実施の形態では、端末装置11が、印刷ジョブ,ストックデータ(組データ)の生成および印刷ジョブの送信を行うとともに、ストックデータの表示および印刷指示の生成・送信を行うとしている。しかしながら、これに限らず、端末装置11を、ストックデータの表示や印刷指示の生成を実行しない構成としてもよい。
【0203】
また、同様に、プリンター13も、ストック印刷を行った印刷ジョブのストックデータを作成した後、ストックデータの表示や印刷指示の生成を実行しない構成としてもよい。
【0204】
この構成では、ユーザーは、ストック印刷を行う際、端末装置11(あるいはプリンター13)に記憶されているストックデータを、他の表示装置において表示する。そして、表示されたストックデータの情報に基づいて、ネットワークに接続されている他の通信装置によって、記憶サーバー12に印刷指示を送信することとなる。
【0205】
また、本実施の形態では、図7に示したストックデータの更新処理において、縮小率の算出処理を、印刷データを取得する前に行うとしている。しかしながら、これに限らず、縮小率の算出処理を、サムネイルの生成・記憶の直前に行うようにしてもよい。
【0206】
また、ストック印刷を、印刷データを記憶装置に格納した後に、いずれかの端末から印刷指示を出し、所望のプリンターによって印刷する印刷方法である、と表現することもできる。
また、本発明における簡易画像を、ストック印刷時に印刷内容を確認するための確認用画像(参照画像)と表現することもできる。
【0207】
また、本実施の形態では、本システムを、複数のLANをインターネットで結んでなる広域のネットワークシステムであり、端末装置,プリンター,サーバー等を多数含んでいるとしている。
【0208】
このようなシステムでは、例えば、ある端末装置において作成した印刷ジョブを記憶サーバーに記憶しておき、ストックデータを記憶した記録媒体を形態することによって、出張先(遠隔地)のプリンターを用いてその印刷ジョブて出力することが可能となる。
【0209】
また、本発明は、このような大規模なシステムではなく、単独あるいは複数のLANだけからなるシステムにも、また、インターネットだけからなるシステムにも適用できる。すなわち、本発明は、端末装置,記憶サーバーおよびプリンターを備えたシステムであれば、どのようなシステムにも適用可能である。
【0210】
また、本実施の形態では、端末装置11の処理およびプリンター13の処理を、端末制御部26,サムネイル生成部31あるいは印刷制御部51,サムネイル生成部61により行うとしている。
しかしながら、これに限らず、これらの処理を行うためのプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出すことのできる情報処理装置を、端末制御部26,サムネイル生成部31あるいは印刷制御部51,サムネイル生成部61に代えて用いるようにしてもよい。
【0211】
この構成では、情報処理装置の演算装置(CPUやMPU)が、記録媒体に記録されているプログラムを読み出し、端末装置11およびプリンター13の処理を実行する。従って、このプログラム自体が、これらの処理を実現するといえる。
【0212】
ここで、上記の情報処理装置としては、一般的なコンピューター(ワークステーションやパソコン)の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボードや機能拡張ユニットを用いることができる。
【0213】
また、上記のプログラムとは、端末装置11およびプリンター13の処理を実現するソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コードプログラム,ソースプログラム等)のことである。
このプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプログラム(OS等)と組み合わせて用いられるものでもよい。また、このプログラムは、記録媒体から読み出された後、装置内のメモリ(RAM等)にいったん記憶され、その後再び読み出されて実行されるようなものでもよい。
【0214】
また、プログラムを記録させる記録媒体は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、装置に固定(装着)されるものでもよい。さらに、外部記憶機器として装置に接続するものでもよい。
【0215】
このような記録媒体としては、ビデオテープやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM,MO,MD,DVD,CD−R等の光ディスク(光磁気ディスク)、ICカード,光カード等のメモリカード、マスクROM,EPROM,EEPROM,フラッシュROM等の半導体メモリなどを適用できる。
【0216】
また、ネットワーク(イントラネット・インターネット等)を介して情報処理装置と接続されている記録媒体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネットワークを介するダウンロードによりプログラムを取得する。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク(有線回線あるいは無線回線に接続されたもの)等の伝送媒体(流動的にプログラムを保持する媒体)を介して取得するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うためのプログラムは、装置内にあらかじめ記憶されていることが好ましい。
【0217】
また、本システムでは、自分(ユーザー)の使用したいどのプリンターからでも印刷データを出力できる。すなわち、印刷データを出力するプリンターは限定されないので、ジョブURLに、プリンターを識別するための識別子を含める必要がない。また、印刷ジョブの保存先だけわかればよいので、ユーザーや端末装置の識別子を含める必要もない。
【0218】
また、本発明の印刷装置を、ユーザーに指定された印刷ジョブを記憶サーバーから取得してストック印刷を行う印刷装置において、印刷ジョブの取得先である記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ処理部と、組データを記憶部から読み出して表示画面に表示する操作制御部とを備えている構成である、と表現することもできる。
【0219】
また、本発明の印刷装置を、ユーザーに指定された印刷ジョブに関する印刷指示を記憶サーバーに送信して印刷ジョブを取得し、この印刷ジョブを印刷する印刷装置において、印刷ジョブの取得先である記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部と、組データを記憶部から読み出して表示画面に表示する操作制御部とを備えている構成である、と表現することもできる。
【0220】
また、本発明のデータ処理装置(端末装置)を、印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるとともに、ユーザーに指定された印刷ジョブに関する印刷指示を記憶サーバーに送信するデータ処理装置において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ処理部と、組データを記憶部から読み出して表示画面に表示する操作制御部とを備えている構成である、と表現することもできる。
【0221】
また、本発明のジョブ生成方法を、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成方法において、ジョブ生成装置の組データ生成部によって、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含んでいる方法である、と表現することもできる。
【0222】
また、本発明の印刷方法を、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷方法において、印刷装置の組データ生成部によって、印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含む方法である、と表現することもできる。
【0223】
また、本実施の形態では、端末装置11においてデータファイルにおける全印刷範囲に関する印刷ジョブを生成した後、これを記憶サーバー12あるいはプリンター13に送信するようになっている。しかしながら、これに限らず、データファイルを印刷データに変換したときに(変換直後に)、1ページ毎に、記憶サーバー12あるいはプリンター13に送信してゆくようにしてもよい。
【0224】
また、従来技術の文献である特開2000−172480号公報には、メモリに設定されたロケーションからファイルを取得し、印刷可能なジョブデータに変換する機能を備えているような技術が開示されており、また、特開2001−197429号公報には、デジタルカメラで撮影した原画像をインターネット上のサーバーに送信し、撮影した原画像の縮小画像をデジタルカメラのメモリに記録するような技術が開示されているともいえる。
【0225】
また、特開2000−172480号公報の技術には、ネットワーク上のファイルを印刷したい場合、ネットワークにアクセスしない限りファイルの内容を確認できない。また、特開2001−197429号公報の技術では、デジタルカメラで撮影した原画像の縮小画像とデジタルカメラで撮影した原画像が格納されているインターネット上のサーバーのロケーションとが関連付けられていないため、原画像が複数のロケーションに格納されている場合、ユーザーでロケーション情報の設定変更なしに原画像を取得できなかった。
【0226】
また、本発明の目的は、印刷ジョブが格納されているロケーションが異なっている場合でも、ロケーション情報を変更することなく、印刷ジョブを容易に取得でき、ネットワークアクセスすることなく印刷ジョブの内容を確認することが可能な出力処理装置、文書データ等を出力処理装置が処理可能なデータに変換するデータ送信処理装置、データ出力方法、および、この方法に関するプログラムを記録・伝送する記憶媒体・伝送媒体を提供することにあるともいえる。
【0227】
また、本発明を、以下に示す第1〜第6出力処理装置(第1〜第6出力処理方法),第1〜第6データ送信処理装置(第1〜第6データ送信処理方法),第1プログラムおよび第1媒体として表現することもできる。
【0228】
すなわち、第1出力処理装置(第1出力処理方法)は、コンピュータネットワーク上のロケーションに格納されている印刷ジョブを取得して印刷する出力処理装置(出力処理方法)において、前記印刷ジョブの縮小画像(または低解像度画像)ファイルを生成する手段(工程)と、前記縮小画像と前記ロケーション情報を関連付けて保持する手段(工程)とを有するものである。縮小画像ファイルと印刷ジョブとが格納されているロケーション情報を関連付けて保持することにより、印刷ジョブを再度取得する際に、複数の印刷ジョブの縮小画像ファイルが保持されている場合でも、ネットワークにアクセスすることなく印刷ジョブの縮小画像を表示して確認できる。また、取得したい印刷ジョブが複数あり、それらのロケーションがそれぞれ異なっていても、ロケーション情報の設定を変更することなく、容易に印刷ジョブを取得できるので、操作性を向上できる。
【0229】
また、第2出力処理装置(第2出力処理方法)は、第1出力処理装置(第1出力処理方法)において、前記縮小画像ファイルとロケーション情報とともに機能指定情報も関連付けて保持する手段(工程)を有するものである。縮小画像ファイルに印刷ジョブが格納されているロケーション情報とともに出力処理装置の機能指定も関連付けて保持することにより、印刷ジョブがどのような用紙を使用するのかといった情報を、印刷ジョブを再度ダウンロードして解析することなく、容易に取得できる。
【0230】
また、第3出力処理装置(第3出力処理方法)は、第1出力処理装置(第1出力処理方法)において、縮小画像を生成するページを指定する手段(工程)を有するものである。印刷ジョブのページ数が多い場合、縮小画像のページ数も多くなるが、この装置では、ページ数を指定する機能を有することにより、縮小画像のファイルサイズを削減できる。
【0231】
また、第4出力処理装置(第4出力処理方法)は、第1出力処理装置(第1出力処理方法)において、印刷ジョブで指定されている用紙サイズに応じて、縮小画像の縮小率を算出する手段(工程)を有するものである。用紙サイズの大きさに応じて、縮小率を算出することにより、用紙サイズの小さい場合でも、縮小率を低くすることにより、見づらくならないように印刷ジョブの縮小画像を表示することが可能となる。
【0232】
また、第5出力処理装置(第5出力処理方法)は、第1出力処理装置(第1出力処理方法)において、前記縮小画像のファイル名および前記印刷ジョブのロケーション情報を含んだ前記縮小画像ファイルを一覧表示するための表示用ファイルを生成する手段(工程)と、前記表示用ファイルを保持する手段(工程)とを有するものである。記録媒体に格納されている画像ファイル数が多い場合でも、前記縮小画像のファイル名および前記印刷ジョブのロケーション情報を含んだ画像ファイルを生成することにより、一覧表示する際の画像ファイル名やロケーション情報の取得処理を高速化できる。
【0233】
また、第6出力処理装置(第6出力処理方法)は、第5出力処理装置(第5出力処理方法)において、前記表示用ファイルがマークアップ言語であるものである。XMLやHTMLのようなマークアップ言語を使用することにより、ブラウザで画像ファイルを一覧することが可能となり、かつ印刷ジョブを容易にダウンロードできる。
【0234】
また、第1データ送信処理装置(第1データ送信処理方法)は、コンピュータネットワーク上のロケーションに出力処理装置へ出力可能な印刷ジョブを送信するデータ送信処理装置において、印刷ジョブを生成する手段(工程)と、前記印刷ジョブの縮小画像(または低解像度画像)ファイルを生成する手段(工程)と、前記縮小画像と前記ロケーション情報を関連付けて記憶媒体に記録する手段(工程)を備えるものである。コンピューターを利用した印刷ジョブ出力処理装置で縮小画像ファイルと印刷ジョブが格納されているロケーション情報を関連付けて記録することにより、出力処理装置で印刷ジョブの縮小画像を生成する必要がなくなる。また、縮小画像ファイルと印刷ジョブとが格納されているロケーション情報を関連付けて保持することで、印刷ジョブを格納するロケーションを変更しても、複数の印刷ジョブを再度取得する場合に、ロケーション情報を設定変更することなく、印刷ジョブを容易に取得できるので、操作性を向上できる。
【0235】
また、第2データ送信処理装置(第2データ送信処理方法)は、第1データ送信処理装置(第1データ送信処理方法)において、前記縮小画像ファイルとロケーション情報とともに機能指定情報も関連付けて記録する手段(工程)を有するものである。コンピューターを利用した印刷ジョブ出力処理装置で縮小画像ファイルと印刷ジョブが格納されているロケーション情報と出力処理装置の機能指定を関連付けて記録することにより、出力処理装置で印刷ジョブを解析して出力処理装置の機能指定情報を取得する必要がない。
【0236】
また、第3データ送信処理装置(第3データ送信処理方法)は、第1データ送信処理装置(第1データ送信処理方法)において、縮小画像を生成するページを指定する手段(工程)を有するものである。印刷ジョブのページ数が多い場合、縮小画像のページ数も多くなるため、ページ数を指定する機能を有することにより、縮小画像のファイルサイズを削減できる。
【0237】
また、第4データ送信処理装置(第4データ送信処理方法)は、第1データ送信処理装置(第1データ送信処理方法)において、印刷ジョブで指定している用紙サイズに応じて、縮小画像の縮小率を算出する手段(工程)を有するものである。用紙サイズの大きさに応じて、縮小率を算出することにより、用紙サイズの小さい場合でも、縮小率を低くすることにより、見づらくならないように印刷ジョブの縮小画像を表示することが可能となる。
【0238】
第5データ送信処理装置(第5データ送信処理方法)は、第1データ送信処理装置(第1データ送信処理方法)において、前記縮小画像のファイル名および前記印刷ジョブのロケーション情報を含んだ前記縮小画像ファイルを一覧表示するための表示ファイルを生成する手段(工程)を有するものである。記録媒体に格納されている画像ファイル数が多い場合でも、前記縮小画像のファイル名および前記印刷ジョブのロケーション情報を含んだ画像ファイルを生成することにより、一覧表示する際の画像ファイル名やロケーション情報の取得処理を高速化できる。
【0239】
第6データ送信処理装置(第6データ送信処理方法)は、第5データ送信処理装置(第5データ送信処理方法)において、前記印刷ジョブのロケーション情報を含んだ前記縮小画像ファイルを一覧表示するためのファイルがマークアップ言語であるものである。XMLやHTMLのようなマークアップ言語を使用することにより、ブラウザで画像ファイルを一覧することが可能となり、かつ印刷ジョブを容易にダウンロードできる。
また、第1プログラムは、上記方法を、コンピューターに実行させるためのプログラムである。また、第1媒体は、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体(あるいは伝送媒体)である。
【0240】
【発明の効果】
以上のように、本発明のジョブ生成装置(本生成装置)は、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成装置において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えている構成である。
【0241】
本生成装置は、生成された印刷ジョブに関する組データを生成・記憶するための組データ生成部を備えている。
ここで、組データとは、生成した印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを、個々の印刷ジョブ毎に対応させたものである。
【0242】
すなわち、組データ生成部は、生成された印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、生成された印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成する。そして、取得・生成した位置情報および簡易画像に基づいて組データを生成し、これを記憶部に記憶させるようになっている。
【0243】
このように、本生成装置では、ストック印刷を行うために印刷ジョブを記憶サーバーに保存した場合、印刷ジョブの位置情報(印刷ジョブを保存している記憶サーバーの位置情報)と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0244】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、上記の組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0245】
また、本生成装置は、上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備えていることが好ましい。
そして、この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることがさらに好ましい。
【0246】
この構成では、ユーザーは、ストック印刷のための印刷指示を、本生成装置から発信(送信)することが可能となる。
ここで、ストック印刷のための印刷指示とは、記憶サーバーに対し、このサーバーに保存されている印刷ジョブをネットワーク内の印刷装置(プリンター)に送信することを指示するものである。従って、印刷指示には、記憶サーバー内の印刷ジョブを特定する情報や、印刷に使用する印刷装置を指定する情報などが含まれていることが好ましい。
【0247】
上記の構成では、操作制御部が、記憶部に記憶されている組データを表示し、ユーザーに、印刷ジョブの簡易画像と位置情報とを開示する。そして、組データを用いて、ユーザーによって選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブ(ユーザーに選択された印刷ジョブ)に関する印刷指示を送信するように設定されている。
【0248】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行う際、印刷ジョブや記憶サーバーの位置情報を入力することなく、印刷したい印刷ジョブを選択するだけで、適切な記憶サーバーに印刷指示を送信することが可能となる。
【0249】
また、操作制御部を備えた構成では、組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させることが好ましい。そして、操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることが好ましい。
ここで、ストックデータとは、本生成装置において生成した組データを集合させてなる一覧表のデータである。
【0250】
これにより、この構成では、操作制御部によって、複数の印刷ジョブに関する組データを一覧表示できる。従って、ユーザーは、複数の簡易画像を見比べられるため、印刷したい印刷ジョブを特定することが容易となる。
【0251】
また、組データ生成部は、上記のストックデータを、マークアップ言語で作成することが好ましい。これにより、操作表示部として一般的なブラウザを応用することが可能となる。従って、ストックデータの表示や印刷ジョブの選択入力を容易に実行できる。
【0252】
また、本生成装置において生成する印刷ジョブに、画像データとともに、ヘッダ情報を含ませるようにしてもよい。
ヘッダ情報とは、印刷ジョブの印刷形式情報を含むものである。また、ヘッダ情報に、属性情報を含ませてもよい。
【0253】
また、印刷ジョブにヘッダ情報が含まれている場合、本生成装置の組データ生成部は、印刷ジョブのヘッダ情報を、この印刷ジョブに関する位置情報および簡易画像に対応させて、組データに含めるように設定されていることが好ましい。これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、組データを参照することで、印刷ジョブの印刷形式を容易に確認できる。
【0254】
また、組データ生成部は、印刷ジョブの画像データをページ毎(印刷用のシートで区切られる範囲毎)に分割し、分割した範囲毎に簡易画像を作成するようにしてもよい。また、全画像データに関する1つの簡易画像を生成するようにしてもよい。さらに、ユーザーによって設定された範囲毎に、簡易画像を分割生成するように設定されていてもよい。
【0255】
また、組データ生成部は、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみの簡易画像を生成するようにしてもよい。これにより、画像データが大きい(ページ数が多い、あるいは、サイズが大きい)場合、簡易画像の数・サイズを適切に調整できる。
【0256】
また、組データ生成部は、簡易画像として、画像データを縮小した縮小画像を生成する場合、縮小画像のサイズを、画像データのサイズによらず一定とするようにしてもよい。これにより、常に同じ大きさの縮小画像を生成・表示できるので、ユーザーにとって視認しやすい表示を行える。
【0257】
また、本生成装置では、組データを保存する記憶部として、本生成装置から着脱可能な記録媒体(リムーバブルメディア)を用いるようにしてもよい。また、この記録媒体は、ユーザーによって携帯できるような形状(およびサイズ・重量)であることが好ましい。
このような記憶部を用いる場合、ストック印刷に関する処理を行うときには、ユーザーは、本生成装置の所定位置に記録媒体を装着することとなる。
【0258】
これにより、ユーザーは、印刷ジョブを生成した装置以外の装置(ネットワークに属するもの)に記録媒体を装着するだけで、ストック印刷を行うための印刷ジョブの位置情報および簡易画像を参照できる。また、この装置に、上記の操作制御部が備えられている場合には、この装置から印刷指示を送信することが容易となる。
【0259】
また、本発明の印刷装置(本印刷装置)は、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷装置において、印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えている構成である。
【0260】
本印刷装置は、上記した本生成装置と同様に、印刷した印刷ジョブに関する組データを生成・記憶するための組データ生成部を備えている。
すなわち、本印刷装置の組データ生成部は、受信した印刷ジョブを保存していた記憶サーバー(印刷ジョブを送信してきた記憶サーバー)の位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成する。そして、取得・生成した位置情報および簡易画像に基づいて、組データを生成するようになっている。
そして、組データ生成部は、このような組データを生成した後、これを記憶部に記憶させるようになっている。
【0261】
このように、本印刷装置では、記憶サーバーから受信した印刷ジョブを印刷した場合(ストック印刷を実行した場合)、その印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0262】
これにより、本印刷装置においてストック印刷を行った印刷ジョブを再度印刷する際、ユーザーは、記憶部に記憶されている組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。
また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0263】
また、本印刷装置は、本生成装置と同様に、上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備えていることが好ましい。
そして、この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることがさらに好ましい。
【0264】
この構成では、ユーザーは、ストック印刷のための印刷指示を、本印刷装置から発信(送信)することが可能となる(印刷を実行する印刷装置は、本印刷装置でも、ネットワークに属する他の印刷装置でもよい)。
【0265】
上記の構成では、操作制御部が、記憶部に記憶されている組データを表示し、ユーザーに、印刷ジョブの簡易画像と位置情報とを開示する。そして、組データを用いて、ユーザーによって選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブ(ユーザーに選択された印刷ジョブ)に関する印刷指示を送信するように設定されている。
【0266】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行う際、印刷ジョブや記憶サーバーの位置情報を入力することなく、印刷したい印刷ジョブを選択するだけで、適切な記憶サーバーに印刷指示を送信することが可能となる。
【0267】
また、本印刷装置に操作制御部を備える場合、本生成装置と同様に、組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させることが好ましい。そして、操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることが好ましい。
【0268】
これにより、この構成では、操作制御部によって、複数の印刷ジョブに関する組データを一覧表示できる。従って、ユーザーは、複数の簡易画像を見比べられるため、印刷したい印刷ジョブを特定することが容易となる。
【0269】
また、本印刷装置の組データ生成部でも、本生成装置と同様に、上記のストックデータを、マークアップ言語で作成することが好ましい。これにより、操作表示部として一般的なブラウザを応用することが可能となるため、ストックデータの表示や印刷ジョブの選択入力を容易に実行できる。
【0270】
また、本生成装置と同様に、本印刷装置において生成する印刷ジョブに、画像データとともに、ヘッダ情報を含ませるようにしてもよい。
また、印刷ジョブにヘッダ情報が含まれている場合、本印刷装置の組データ生成部は、印刷ジョブのヘッダ情報を、この印刷ジョブに関する位置情報および簡易画像に対応させて、組データに含めることが好ましい。
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、組データを参照することで、印刷ジョブの印刷形式を容易に確認できる。
【0271】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、印刷ジョブの画像データをページ毎に分割し、分割した範囲毎に簡易画像を作成するようにしてもよい。また、全画像データに関する1つの簡易画像を生成してもよい。さらに、ユーザーによって設定された範囲毎に、簡易画像を分割生成してもよい。
【0272】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみの簡易画像を生成するようにしてもよい。これにより、画像データが大きい場合、簡易画像の数・サイズを適切に調整できる。
【0273】
また、本印刷装置の組データ生成部においても、簡易画像として、画像データを縮小した縮小画像を生成する場合、縮小画像のサイズを、画像データのサイズによらず一定とするようにしてもよい。
これにより、常に同じ大きさの縮小画像を生成・表示できるので、ユーザーにとって視認しやすい表示を行える。
【0274】
また、本印刷装置においても、組データを保存する記憶部として、本印刷装置から着脱可能な記録媒体を用いるようにしてもよい。また、この記録媒体は、ユーザーによって携帯できるような形状であることが好ましい。
このような記憶部を用いる場合、ストック印刷に関する処理を行うときには、ユーザーは、本印刷装置の所定位置に記録媒体を装着することとなる。
【0275】
これにより、ユーザーは、印刷ジョブを生成した装置以外の装置(ネットワークに属するもの)に記録媒体を装着するだけで、ストック印刷を行うための印刷ジョブの位置情報および簡易画像を参照できる。また、この装置に、上記の操作制御部が備えられている場合には、この装置から印刷指示を送信することが容易となる。
【0276】
また、上記した本生成装置,本印刷装置,記憶サーバーをネットワーク接続することで、ストック印刷を容易に行えるネットワークシステム(印刷システム)を構築することが可能である。
【0277】
また、本発明のジョブ生成方法(本生成方法)は、ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成方法において、印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含んでいる方法である。
【0278】
本生成方法は、上記した本生成装置において使用されている方法である。
すなわち、本生成方法では、ストック印刷を行うために印刷ジョブを記憶サーバーに保存した場合、印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0279】
これにより、ユーザーは、ストック印刷を行うための印刷指示を作成・送信する際、上記の組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0280】
また、本発明の印刷方法(本印刷方法)は、ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷方法において、印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含む方法である。
【0281】
本印刷方法は、上記した本印刷装置において使用されている印刷方法である。すなわち、本印刷方法では、記憶サーバーから受信した印刷ジョブを印刷した場合(ストック印刷を実行した場合)、その印刷ジョブの位置情報と、その簡易画像とを対応させた組データを生成・保存するようになっている。
【0282】
これにより、一回でもストック印刷を行った印刷ジョブを再度印刷する際、ユーザーは、記憶部に記憶されている組データを参照することで、簡易画像によって、印刷内容を容易に確認できる。
また、ネットワークに複数の記憶サーバーが含まれている場合でも、位置情報を用いることで、印刷指示を送信すべき記憶サーバーを簡単に特定することが可能となる。
【0283】
また、本発明のジョブ生成プログラムは、コンピューターを、上記した本生成装置の組データ生成部(あるいは、組データ生成部および操作制御部)として機能させるものである。
また、本発明のジョブ生成プログラムを、コンピューターに、上記した本生成方法における組データ生成工程を実行させるプログラムである、と表現することもできる。
【0284】
記憶サーバー等に接続されたネットワークに属するコンピューターにこれらのプログラムを読み取らせることで、本生成装置における組データ生成部(あるいは本生成方法における組データ生成工程)の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0285】
また、本発明の印刷プログラムは、印刷装置のコンピューターを、上記した本印刷装置の組データ生成部(あるいは、組データ生成部および操作制御部)として機能させるものである。
また、本発明の印刷プログラムを、印刷装置のコンピューターに、上記した本印刷方法における組データ生成工程を実行させるプログラムである、と表現することもできる。
【0286】
記憶サーバー等に接続されたネットワークに属する印刷装置のコンピューターにこれらのプログラムを読み取らせることで、本印刷装置における組データ生成部(あるいは本印刷方法における組データ生成工程)の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
【0287】
また、これらのプログラムをコンピューター読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、この記録媒体を読み込ませることで、コンピューターによって、本生成装置あるいは本印刷装置の組データ生成部、また、本生成方法あるいは本印刷方法における組データ生成工程の処理を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるネットワークシステム(本システム)に属する端末装置11における動作(印刷ジョブの作成・送信)の流れを示すフローチャートである。
【図2】本システムの構成を簡易的に示す説明図である。
【図3】本システムにおいて取り扱われる印刷ジョブの構成を示す説明図である。
【図4】本システムにおける端末装置の備える、サムネイル処理部の構成を示す説明図である。
【図5】本システムにおいて取り扱われる、ストックデータの構成を示す説明図である。
【図6】図1においてS1として示した、印刷ジョブ作成処理の流れを示すフローチャートである
【図7】図1においてS3として示した、ストックデータ更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図7においてS23として示した、縮小率の算出処理の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本システムに属するプリンターの動作(印刷ジョブの送信を受けた際の動作)の流れを示すフローチャートである。
【図10】図9においてS51として示した、印刷処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】サムネイルの作成範囲をユーザーに設定させるための設定画面の例を示す説明図である
【図12】本システムに属する端末装置の動作(印刷ジョブの作成・送信)の、他の流れを示すフローチャートである。
【図13】図12においてS72として示したジョブ作成・ストック処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本システムに属するプリンターの動作(印刷ジョブの送信を受けた際の動作)における、他の流れを示すフローチャートである。
【図15】図14においてS102として示した、プリンターにおけるジョブ作成・ストック処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】本システムに属するプリンターにおける動作(ストック印刷の実行)の流れを示すフローチャートである。
【図17】本システムに属するプリンターにおける動作(ストック印刷の実行)の、他の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 端末装置(ジョブ生成装置)
12 記憶サーバー
13 プリンター(印刷装置)
22 印刷ジョブ生成部
23 サムネイル処理部(組データ生成部)
25 操作部(操作制御部)
26 端末制御部(操作制御部)
31 サムネイル生成部(組データ生成部)
32 サムネイル記憶部(記憶部)
41 記憶制御部
42 印刷ジョブ保存部
51 印刷制御部(操作制御部)
52 印刷部
53 サムネイル処理部(組データ生成部)
54 操作部(操作制御部)
61 サムネイル生成部(組データ生成部)
62 サムネイル記憶部(記憶部)

Claims (20)

  1. ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成装置において、
    印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えていることを特徴とするジョブ生成装置。
  2. 上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備え、
    この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ生成装置。
  3. 上記組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させるようになっており、
    上記操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のジョブ生成装置。
  4. 上記組データ生成部は、上記のストックデータを、マークアップ言語で作成するように設定されていることを特徴とする請求項3に記載のジョブ生成装置。
  5. 上記印刷ジョブは、印刷形式を設定するためのヘッダ情報を含んでおり、
    上記組データ生成部は、印刷ジョブのヘッダ情報を、この印刷ジョブの組データに含めるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ生成装置。
  6. 上記組データ生成部は、画像データにおける、ユーザーによって指定された部分のみの簡易画像を作成するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ生成装置。
  7. 上記組データ生成部は、簡易画像として、画像データを縮小した縮小画像を生成するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ生成装置。
  8. 上記組データ生成部は、画像データのサイズによらず、同一サイズの縮小画像を作成するように設定されていることを特徴とする請求項7に記載のジョブ生成装置。
  9. 上記の記憶部が、装置本体に対して着脱可能な記録媒体からなることを特徴とする請求項1に記載のジョブ生成装置。
  10. ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷装置において、
    印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成部を備えていることを特徴とする印刷装置。
  11. 上記の記憶部から組データを読み出して表示画面に表示するとともに、ユーザーによる印刷ジョブの選択入力を受ける操作制御部を備え、
    この操作制御部が、組データの位置情報に基づいて、ユーザーに選択された印刷ジョブを保存している記憶サーバーを特定し、この記憶サーバーに対し、該当印刷ジョブに関する印刷指示を送信するように設定されていることを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 上記組データ生成部は、組データの集合からなるストックデータを生成して記憶部に記憶させるようになっており、
    上記操作制御部は、上記のストックデータを記憶部から読み出して表示画面に表示するように設定されていることを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 上記の記憶部が、装置本体に対して着脱可能な記録媒体からなることを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  14. ストック印刷を行うための印刷ジョブを生成して記憶サーバーに保存させるジョブ生成方法において、
    印刷ジョブの保存先となる記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含んでいることを特徴とするジョブ生成方法。
  15. ストック印刷のために記憶サーバーから送信された印刷ジョブを印刷する印刷方法において、
    印刷ジョブを保存していた記憶サーバーの位置情報を取得するとともに、印刷ジョブに含まれる画像データの簡易画像を生成し、同一の印刷ジョブに関する位置情報と簡易画像とを対応させた組データを作成して記憶部に記憶させる組データ生成工程を含むことを特徴とする印刷方法。
  16. コンピューターを、請求項1〜9のいずれかに記載のジョブ生成装置における組データ生成部として機能させるためのジョブ生成プログラム。
  17. 印刷装置のコンピューターを、請求項10〜13のいずれかに記載の印刷装置における組データ生成部として機能させるための印刷プログラム。
  18. コンピューターに、請求項14に記載のジョブ生成方法における組データ生成工程を実行させるためのジョブ生成プログラム。
  19. 印刷装置のコンピューターに、請求項15に記載の印刷方法における組データ生成工程を実行させるための印刷プログラム。
  20. 請求項16〜19のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
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