JP3874894B2 - 排水処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は地中に管を埋設する際に立坑を通じて地上に排出される泥水を処理するに適する排水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地中に上・下水道管をはじめ各種用途の小口径管を埋設する手段として、地表から立坑を開削し、その立坑内に管埋設装置を設置して地中を掘削しつつ管を押入埋設して行く手法が採られている。
【0003】
上記地中を掘削する際に発生する地下湧水は立坑内に流入するが、この水は立坑内の一角に設けられる貯水槽に溜め、この貯水槽に溜った水を水中ポンプ等を使用して立坑外に汲上げ、そのまま下水道(側溝)に流している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記の排水は掘削土砂等が混った泥水であり、この泥水を地表に汲上げて下水道に流したときその排水中の泥成分等が多いときには下水管を詰らせるというおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点を解決することを課題としてなされたもので、下部に設置された沈澱槽と、この沈澱槽の上部に設置された沈澱促進剤タンクと、当該タンクに隣設されこのタンクから供給される沈澱促進剤と立坑から汲上げられる排水とを撹拌混合する撹拌槽とを備え、前記沈澱槽内には排水の上澄水を排出させる排水管をその開口端が上澄水の通常レベル位置と排泥時の低レベル位置とをとり得るよう傾動自在に設け、前記沈澱槽の底部を排出口に向けて下り傾斜するシュートとしたことを特徴とする。
【0006】
上記の構成により、撹拌槽において排水に沈澱促進剤を混合撹拌したのち沈澱槽へ流入させて沈澱させ、その上澄水を排水管を通じて排出する。沈澱した泥成分等を排出して回収するときは、上記排水管を傾動させ、上澄水を低レベルまで排出したのち沈澱槽の排出口から泥成分等を回収する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0008】
図1に本発明による排水処理装置の一実施形態の正面図を、図2に同平面図を示すように、下部に沈澱槽1が基台2により地上から若干浮上した位置に支持して設けられ、この沈澱槽1の上部には沈澱促進剤タンク3と撹拌槽4とが並列設置されている。
【0009】
上記沈澱促進剤タンク3には、その下底部から前記撹拌槽4の上部に沈澱促進剤、例えば高分子凝集剤を供給するための供給管5が配管され、その途中部には供給用ポンプ6が接続されている。
【0010】
前記撹拌槽4の上部には、図3に示すように図示しない立坑内から泥水を導く汲上管7が接続され、汲上用ポンプ8により排水を撹拌槽4内に供給するようになされている。この撹拌槽4内には撹拌翼が設けられており、この撹拌翼9の軸10がモータ11により回転駆動されて排水と沈澱促進剤とを混合撹拌するようになされている。
【0011】
上記撹拌槽4の下部にはバルブ12(バタフライバルブ)を介して排出管13が接続され、この排出管13は前記沈澱槽1の上部内に臨むように接続されている。
【0012】
前記沈澱槽1の底部は排出口14に向けて下り傾斜するシュート15とされ、前記排出口14には蓋板16が軸17により枢支して開閉可能に設けられ、図7の鎖線図示のように開放して排泥させることができ、閉止時には図示しないボルト等の止具により閉止状態に固定されるように構成されている。
【0013】
前記沈澱槽1の一側内部には排水管18が設けられている。この排水管18は、沈澱槽1外の排水本管19に回転継手20を介して接続されたL形状をなすもので、前記回転継手20部分に固設されたハンドル21を回動操作することにより前記排水管18を図6に示すように垂直姿勢から水平姿勢近くにわたり傾動させることができるように構成されており、この排水管18を垂直姿勢としたときその開口端18aが沈澱槽1内の上澄水22の通常レベル(L)位置に開口し、傾動させることにより上澄水22の水位を下げて排泥時に排出される水の量が最小となるように設定されている。なお図中の符号23は、前記ハンドル21の回動範囲を規定するためのストッパを示し、また図示していないが上記ハンドル21は所望の回動位置で固定させておくことができるようになされている。
【0014】
前記各部の駆動系の制御の仕方としては、例えば沈澱促進剤タンク3内に基準量の沈澱促進剤の存否を検出する検知手段を設け、この検知手段が沈澱促進剤の基準量の存在を検知しないときはメインスイッチがONされないようにする。また前記撹拌槽4にはフロースイッチを設け、該槽内に一定量の泥水が導入されると汲上用ポンプ8を停止させるようにする。
【0015】
次ぎに上記実施形態の作用を説明する。
【0016】
排水処理に先立って、ハンドル21を操作して排水管18を直立姿勢におく一方、立坑内に溜る排水(泥水)を汲上用ポンプ8により汲上げて汲上管7を通じ撹拌槽4内に供給するとともに、沈澱促進剤タンク3から供給ポンプ6の駆動により供給管5を通じて沈澱促進剤が供給され、両者は撹拌槽4内で撹拌翼9の回動により攪拌混合される。
【0017】
沈澱促進剤が混合された排水は、バルブ12を開けることにより沈澱槽1内に順次送り込まれ、この沈澱槽1内で泥成分等は比重差により下方に沈澱し、上方に上澄水22が形成される。この上澄水22が直立する排水管18の上端の開口端18aを越えるとこの排水管18に流入して排出され、排水本管19を通じて下水管へ流される。
【0018】
沈澱した泥成分が溜ったときは、ハンドル21を回動操作して排水管18を傾動させ、その開口端18aの位置を下げて上澄水22の水位を下げ、上澄水の排出が終ったところで排水管18の傾動を止め、排出口14の直下に掘削装置の排土バケットを置いて蓋板16を開ければ、沈澱した泥成分はシューと15を滑って排出口14から排土バケット内に排出される。
【0019】
泥成分を排出し終えたら蓋板16を閉止し、排水管18を直立姿勢に戻して再び前述の作用を行わせる。
【0020】
なお、実際に沈澱促進剤として高分子凝集剤を用いた場合、排水が攪拌槽4に供給されてそのフロースイッチまで溜ったとき汲上用ポンプ8が停止し、同時に沈澱促進剤供給ポンプ6および攪拌用モータ11が作動するが、上記ポンプ6は約20秒、上記モータ11は1分間の作動で十分な撹拌混合が行える。
【0021】
上記撹拌用モータ11が停止したのちはタイマによりバルブ12を3分間開き、撹拌槽4内からの混合液が沈澱槽1内に流入するようにシーケンス制御を行わせることが好ましい。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、小口径管の埋設装置等を設置した立坑内に発生する泥水から泥成分を分離し、上澄水のみを排出することができるので、下水管に流しても下水管を詰らせるような問題を生じることがない。
【0023】
また沈澱槽内に排水管を傾動操作自在に設けたことにより、沈澱した泥成分の嵩に拘らず上澄水のみを適確に排水することができ、泥成分の排出時に水の混入量を最小に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排水処理装置の一実施形態を示す正面図。
【図2】同、平面図。
【図3】図1の沈澱促進剤タンクおよび撹拌槽部分の詳細を示す断面図。
【図4】図1の左側面図。
【図5】図1のA部の拡大図。
【図6】配水管の傾動状態を示す説明図。
【図7】沈澱槽の略示断面図。
【符号の説明】
1 沈澱槽
3 沈澱促進タンク
4 撹拌槽
5 沈澱促進供給管
6 沈澱促進剤供給用ポンプ
7 汲上管
8 汲上用ポンプ
9 撹拌翼
11 攪拌用モータ
12 バルブ
13 排水管
14 排出口
15 シュート
16 蓋板
18 排水管
19 排水本管
20 回転継手
21 ハンドル

Claims (1)

  1. 下部に設置された沈澱槽と、この沈澱槽の上部に設置された沈澱促進剤タンクと、当該タンクに隣設されこのタンクから供給される沈澱促進剤と立坑から汲上げられる排水とを撹拌混合する撹拌槽とを備え、前記沈澱槽内には排水の上澄水を排出させる排水管をその開口端が上澄水の通常レベル位置と排泥時の低レベル位置とをとり得るよう傾動自在に設け、前記沈澱槽の底部を排出口に向けて下り傾斜するシュートとしたことを特徴とする排水処理装置。
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