JP2514197Y2 - 流体攪拌装置 - Google Patents

流体攪拌装置

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JP2514197Y2
JP2514197Y2 JP1992032971U JP3297192U JP2514197Y2 JP 2514197 Y2 JP2514197 Y2 JP 2514197Y2 JP 1992032971 U JP1992032971 U JP 1992032971U JP 3297192 U JP3297192 U JP 3297192U JP 2514197 Y2 JP2514197 Y2 JP 2514197Y2
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JP
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water tank
pipe
circulation pump
slurry
stirring water
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JP1992032971U
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English (en)
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JPH04137734U (ja
Inventor
俊宣 荒岡
Original Assignee
株式会社東洋電機工業所
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生コンスラリー、或い
は石灰等を含む水又は汚水のような沈澱物が多い水を貯
溜してなる攪拌水槽において、沈澱物を浮遊攪拌する流
体攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、生コンスラリーの場合、何ら攪
拌を行わない場合、重力沈降によって底部にコンクリー
ト成分が沈降する。
【0003】このスラリーをそのまま施工現場における
被施工体に流込施工する場合、被施工体の水分量が不均
一となり、その結果、被施工体の強度も不均一となり、
長年月にわたる使用に耐え得ないおそれがある。
【0004】かかる問題点を解決するべく、本出願人
は、先に特開昭56-115626 号公報によって、沈澱物を速
やかに浮上させ十分な攪拌効果を上げることができ、攪
拌水槽内部全体にわたってスラリー濃度を均一にするこ
とができる流体攪拌装置を開示した。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
流体攪拌装置は、未だ、以下の問題点を有していた。
【0006】流体攪拌装置は、攪拌水槽内に配置され
るものであるため、故障等が生じた場合、いちいち攪拌
水槽から取り出して補修し、補修後、さらに攪拌水槽内
に設置しなおさなければならず、従って、メンテナンス
が煩雑となる。
【0007】また、流体攪拌装置におけるインペラ等
を回転させるモータ等の駆動源は水密性を確保したもの
でなければならず、水密シール機構が複雑となり、製造
コトストが高くなる。
【0008】さらに、単に流体攪拌機能しか具備して
おらず、均一に攪拌されたスラリーを施工箇所に移送す
るに際しては、別途スラリー移送装置を必要とする。
【0009】本考案は、上記問題点を解決することがで
きる流体攪拌装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、筒状側壁の下
端に水平平板からなる底板を連設して上端開口の攪拌水
槽を形成し、攪拌水槽内の上端縁に沿ってリング状の環
状分配配管を連設し、かつ、攪拌水槽の外部に、吸引口
と吐出口とを具備する循環ポンプを配設し、かつ、同循
環ポンプの吸引口を攪拌水槽の下部をなす底板の周縁部
に設けた開口と水平方向に伸延する吸引配管を介して連
通連結し、同循環ポンプの吐出口を環状分配配管と吐出
配管を介して連通連結し、さらに、環状分配配管の下面
に、筒状側壁の内面に沿って下方に伸延する複数の噴出
管の上端を連通連結し、同噴出管の噴出開口を攪拌水槽
の筒状側壁の中途に位置させ、さらに、循環ポンプのイ
ンペラの吸引側に、インペラと一体に回転可能な回転カ
ッタを一体的に連結したことを特徴とする流体攪拌装置
に係るものである。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考
案を具体的に説明する。
【0012】図1及び図2に示す実施例において、10は
攪拌水槽であり、筒状側壁10b の下部に水平板状の底板
10a を連設することによって形成している。また、撹拌
水槽10は、その上部にベントナイト等を投入するための
投入口11を設けている。
【0013】そして、かかる攪拌水槽10の外部に循環ポ
ンプ12が配設されており、同循環ポンプ12は、図2に示
すように、内部にインペラ13a を回動自在に囲繞するイ
ンペラケーシング13と、同インペラケーシング13に連設
し、内部にインペラ13a と連結し、同インペラ13a を回
動するためのモータ14a を内蔵するモータケーシング14
とからなる。なお、15は循環ポンプ12を載置支持する支
持台である。
【0014】上記構成において、インペラケーシング13
は、その前部中央部に吸引口16を設けるとともに、その
外周縁に、単一の吐出口17を設けている。
【0015】この吸引口16は、水平方向に伸延する吸引
配管20を介して、撹拌水槽10の下部をなす底板10a の周
縁部に設けた開口21に連通連結している。
【0016】また、本実施例において、循環ポンプ12
は、その吐出口17を一個とするとともに、スラリーを均
一濃度にした後、同一の循環ポンプ12を移送ポンプとし
ても用いて、スラリーを施工個所等へ移送可能な構成と
している。
【0017】即ち、図1及び図2に示すように、循環ポ
ンプ12のインペラケーシング13の外周縁には、単一の吐
出口17が設けられており、同吐出口17には単一の吐出配
管18の一端が連通連結されている。
【0018】また、同吐出配管18の他端は、攪拌水槽10
の上端縁に沿ってリング状に設けた環状分配配管30と連
通連結しており、同環状分配配管30は、円周方向に間隔
をあけて、攪拌水槽10に内面に沿って下方に伸延する複
数の噴出管31と連結しており、各噴出管31の下端に噴出
開口19が形成されており、同噴出開口19は、撹拌水槽10
の筒状側壁10b の中途に位置している。
【0019】ついで上記構成を有する流体攪拌装置の作
動について、図1及び図2を参照して説明する。
【0020】まず、吸引配管20に設けた開閉弁22を閉じ
た後、攪拌水槽10内に、図示しない給水配管を介して受
水槽から水を充填するとともに、ベントナイト等の材料
を投入口11から攪拌水槽10内に投入し、攪拌水槽10内に
スラリーを形成する。
【0021】そして、投入後、一定時間経過すると、ベ
ントナイト等は水より比重が大きいので、その一部は重
力沈降によって攪拌水槽10内のスラリーは吸引配管20を
通って循環ポンプ12のインペラケーシング13内に吸引さ
れ、その後、吐出配管18を通った後、撹拌水槽10の上端
縁に配設した環状分配配管30内に流入し、その後、攪拌
水槽10に内面に沿って下方に伸延する複数の噴出管31か
ら勢いよく攪拌水槽10内のスラリー中に噴出されること
になる。
【0022】従って、攪拌水槽10内のスラリーは、噴出
スラリーの保有する強大な噴出エネルギーによって攪拌
されることになる。
【0023】特に、噴出開口19を下方に向けて、かつ、
撹拌水槽10の筒状側壁10b に位置させているので、沈澱
物を十分に攪拌することができるとともに、沈澱物を上
方に強制的に浮上させることができ、攪拌水槽10のスラ
リーを上下部、内外周部にかかわらず、その全体にわた
ってまんべんなく攪拌・混和することができ、均一な濃
度のスラリーを形成することができる。
【0024】この際、吸引配管20と連通する開口21は、
底板10a の周縁に設けたので、噴出開口19からの下方流
によって沈澱物が直接開口21を通して吸引配管20内に吸
引されるのを確実に防止することができる。従って、沈
澱物の上方への浮上を容易かつ確実に行うことができ、
スラリーの均一化をさらに促進することができる。
【0025】その後、上記循環ポンプ12を用いて、スラ
リーを上記容量で連続的に循環することによって、スラ
リー濃度をさらに均一にすることができる。
【0026】また、本実施例において、吐出配管18の中
途部から移送配管32がT字状に分岐しており、同分岐部
Aに隣接した吐出配管18と移送配管32の部位には、それ
ぞれ開閉弁33,34 が設けられている。
【0027】かかる構成によって、移送配管32に設けた
開閉弁34を閉じる一方で、吐出配管18に設けた開閉弁33
を開けた後、循環ポンプ12を作動すれば、上述した容量
で、スラリーは攪拌水槽10と循環ポンプ12との間を循環
し、攪拌水槽10内のスラリーを攪拌してスラリー濃度を
均一にする。
【0028】その後、移送配管32に設けた開閉弁34を開
ける一方で、吐出配管18に設けた開閉弁33を開ければ、
循環ポンプ12の作動とともに、スラリーは、攪拌水槽10
吸引配管20 循環ポンプ 吐出配管18 分岐部A 移
送配管32を通して、所望の施工個所等に移送さることに
なる。
【0029】また、図2に示すように、インペラケーシ
ング13内のインペラ13a の吸引側に、インペラ13a と一
体回転する回転カッター40を設けた場合は、スラリーを
切断して微細化でき、スラリー濃度の均一化をさらに向
上することができる。
【0030】
【効果】上記した構成により、本考案は、以下の効果を
奏する。
【0031】撹拌水槽の上端縁に設けた環状分配配管
の下面に噴出管を連設し、同噴出管の下端に設けるとと
もに筒状側壁の中途に位置させた噴出開口より、撹拌水
槽の内面に沿って水を噴出するようにしたので、底板上
の沈澱物を十分に攪拌することができるとともに、沈澱
物を上方に強制的に浮上させることができ、攪拌水槽10
のスラリーを上下部、内外周部にかかわらず、その全体
にわたってまんべんなく攪拌・混和することができ、均
一な濃度のスラリーを形成することができる。
【0032】また、循環ポンプの吸引口に連通連結す
る吸引配管と連通する撹拌水槽の開口を、底板の周縁に
設けたので、噴出開口からの下方流によって沈澱物が直
接開口を通して吸引配管内に吸引されるのを確実に防止
することができる。従って、沈澱物の上方への浮上をさ
らに確実に行うことができ、スラリーの均一化をさらに
促進することができる。
【0033】インペラケーシング内のインペラの前方
に、インペラと一体回転する回転カッターを設けたの
で、スラリーを切断して微細化でき、スラリー濃度の均
一化をさらに向上することができる。
【0034】環状分配配管や噴出管を撹拌水槽の上端
縁に設けたので、撹拌水槽内のスラリーとの接触を確実
に防止することができ、強アルカリのスラリーによる環
状分配配管や噴出管の腐食を可及的に防止することがで
きる。
【0035】また、環状分配配管や噴出管が閉塞した場
合であっても、撹拌水槽内に入ることなく、外部から容
易に補修することができる。
【0036】さらに、撹拌水槽の底部を平坦な形状にす
ることができるので、撹拌水槽内の清掃が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる流体攪拌装置の一実施例の平面
図である。
【図2】同断面正面図である。
【符号の説明】
A 分岐部 10 攪拌水槽 12 循環ポンプ 16 吸引口 17 吐出口 19 噴出開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状側壁(10b) の下端に水平平板からなる
    底板(10b) を連設して上端開口の攪拌水槽(10)を形成
    し、攪拌水槽(10)内の上端縁に沿ってリング状の環状分
    配配管(30)を連設し、かつ、攪拌水槽(10)の外部に、吸
    引口(16)と吐出口(17)とを具備する循環ポンプ(12)を配
    設し、かつ、同循環ポンプ(12)の吸引口(16)を攪拌水槽
    (10)の下部をなす底板(10a) の周縁部に設けた開口と水
    平方向に伸延する吸引配管(20)を介して連通連結し、同
    循環ポンプ(12)の吐出口(17)を環状分配配管(30)と吐出
    配管(18)を介して連通連結し、さらに、環状分配配管(3
    0)の下面に、筒状側壁(10b) の内面に沿って下方に伸延
    する複数の噴出管(31)の上端を連通連結し、同噴出管(3
    1)の噴出開口(19)を攪拌水槽(10)の筒状側壁(10b)の中
    途に位置させ、さらに、循環ポンプ(12)のインペラ(13
    a) の吸引側に、インペラ(13a) と一体に回転可能な回
    転カッタ(40)を一体的に連結したことを特徴とする流体
    攪拌装置。
JP1992032971U 1992-05-19 1992-05-19 流体攪拌装置 Expired - Lifetime JP2514197Y2 (ja)

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JPH04137734U JPH04137734U (ja) 1992-12-22
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JPS6133608A (ja) * 1984-07-26 1986-02-17 菅野 正 マツトレス及び敷ぶとん類に用いる芯材の構成

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