JP3874379B2 - Packaging bag with automatic pressure regulation function - Google Patents
Packaging bag with automatic pressure regulation function Download PDFInfo
- Publication number
- JP3874379B2 JP3874379B2 JP23252896A JP23252896A JP3874379B2 JP 3874379 B2 JP3874379 B2 JP 3874379B2 JP 23252896 A JP23252896 A JP 23252896A JP 23252896 A JP23252896 A JP 23252896A JP 3874379 B2 JP3874379 B2 JP 3874379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- thin film
- seal
- heat
- intervening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理に際し袋内が所定の内圧に達したときに、袋内の圧力を自動的に逃がすことのできる包装用袋、すなわち自動調圧機能を有する包装用袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
冷凍食品等を収容したパウチ包装体をそのまま電子レンジ等の加熱器に入れて調理を行うと、発生する水蒸気により袋内が過圧状態となり、最終的には袋が破裂して、電子レンジ等の加熱器内に内容物が飛び散ることがある。このような破裂は、食品の損失、加熱器の汚れ、加熱器の寿命の低下を招くだけでなく、周囲の人に危険を与える。
【０００３】
そこで、電子レンジ等の加熱器による調理に先立ち、はさみやカッターで包装体に傷をつけることが有効である。
【０００４】
包装体破裂による内容物飛散の事態を防ぐためには、包装用袋の構造自体に工夫を払い、たとえば包装体のヒートシール強度を通常の強度よりは小にすることが考えられる。
【０００５】
また本出願人の出願にかかる特開平３−２４０６７４号公報には、シーラント層を有する少なくとも１枚のシートを両シーラント層が対向するように配置してヒートシールすることにより製袋した袋であって、該袋のヒートシール部の一部が、前記シーラント層間に薄膜を介在した状態で形成されており、かつその薄膜介在部のシール強度が薄膜非介在部のシール強度よりも相対的に小さくなるようにした構造の包装用袋が示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
電子レンジ等の加熱器による調理に先立ち、はさみやカッターで包装体に傷をつける方法は（流通を考えると製造段階で包装体に傷をつけることはできない）、この包装体を実際に調理する一般消費者に責任を転嫁することになる。そして特別の知識を有しない一般消費者の全員が、使用説明書を必ず読むとは限らず、また失念することもある。
【０００７】
上記従来技術のうち、包装体のヒートシール強度を所定の弱シール強度に設定することは、包装体が膨大な量生産されることを考えると、製造管理上完全を期しがたく、検査の工数や検査のために消費する包装体のロスも多大となる。また、包装体のヒートシール強度を通常のシール強度より小にすることは、流通過程における内容物の密封が損なわれるおそれがあるので、直ちには採用しえない。
【０００８】
特開平３−２４０６７４号公報に記載の薄膜を介在させてその部分のヒートシール強度を小さくする方法は、従来の問題点の解消を目指したものである。ところが、(i) 定格高周波出力が１６００Ｗの業務用電子レンジでは急激に内圧が上昇するという事情があり、
(ii)内容物が水分を多く含むときには、袋を大きくしないと内圧が急に高くなって破袋しやすくなるという事情がある。そこで(1), (ii) に該当する場合には、この公報の包装用袋にあっても、薄膜介在部のどこから破袋が起こるかはわからず、また薄膜介在部からの破袋が一挙に起こりやすい。そのためユーザーが使うときの安全性を考えると、この公報の包装用袋にあっても、さらに改良を図ることが望ましい。
【０００９】
本発明は、このような背景下において、本出願人の出願にかかる特開平３−２４０６７４号公報の技術をさらに発展させ、袋内が所定の内圧に達したときに袋の特定の部位から確実にかつ自動的に圧力を逃がすことのできる安全な包装用袋（自動調圧機能を有する包装用袋）を提供することを目的になされたものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動調圧機能を有する包装用袋は、
シーラント層(21), (21)を有する少なくとも１枚のシート(2) を両シーラント層(21), (21)が対向するように配置してヒートシールすることにより製袋した袋(1) において、
（イ）該袋(1) のヒートシール部(3) のうち袋 (1) の底辺側のヒートシール部 (3) を、前記シーラント層(21), (21)間に薄膜(4) を介在した状態の薄膜介在シール部(32)に形成してあること、
（ロ）前記ヒートシール部 (3) における薄膜介在シール部 (32) のシール強度をＴ 2 、薄膜非介在シール部 (31) のシール強度をＴ 1 とするとき、Ｔ 2 ＝ 0.3 〜 1.5 kg/15mm 、Ｔ 1 ＝ 2.5 〜５ kg/15mm でかつＴ 2 / Ｔ 1 ＝ 0.05 〜 0.5 の関係を満足するように設定してあること、および、
（ハ）袋 (1) の底辺側に形成した前記薄膜介在シール部 (32) の袋中央領域寄りの境界線の両端側を除く箇所が袋中央領域寄りに波線状に張り出しており、その張り出し線 (32b) よりも袋周辺側の領域に、袋外部に連通する非シール部 (32c) を形成することにより、張り出し線 (32b) と非シール部 (32c) との間の領域を巾狭シール部 (32a) に形成してあること、
を特徴とするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【００１２】
本発明の包装用袋は、従来の包装用袋と同様に、シーラント層(21), (21)を有する少なくとも１枚のシート(2) を両シーラント層(21), (21)が対向するように配置してヒートシールすることにより製袋した袋(1) からなる。
【００１３】
シーラント層(21)としては、ポリオレフィン（ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレン等）、ポリエステル、アクリル共重合体をはじめ、ヒートシール性を有する種々の樹脂の層があげられる。
【００１４】
シート(2) は、シーラント層(21)のみで形成されていてもよいが、強度、耐熱性および内容物の保存安定性の点から、基材層(22)にシーラント層(21)を積層したもので構成するのが通常である。
【００１５】
ここで基材層(22)としては、単層または複層のプラスチックスシート、金属箔、金属箔ラミネートプラスチックスシート、不織布、不織布ラミネートプラスチックスシート、金属蒸着プラスチックスシートなどが例示される。
【００１６】
基材層(22)に対するシーラント層(21)の積層は、共押出、コーティング、エクストルージョンコーティング、ドライラミネートなどの方法により達成できる。シーラント層(21)は、基材層(22)に部分的に設けることもできる。
【００１７】
袋(1) の形成は、たとえば、シーラント層(21)を有する１枚のシート(2) を折り返してシーラント層(21), (21)同士を対向させるか、シーラント層(21)を有する２枚のシート(2) を、それぞれのシーラント層(21)が対向するように配置し、ついでヒートシールすることによりなされる。
【００１８】
さて本発明においては、ヒートシールにより形成されるヒートシール部(3) のうち袋 (1) の底辺側のヒートシール部 (3) を、前記シーラント層(21), (21)間に薄膜(4) を介在した状態の薄膜介在シール部(32)に形成する（要件（イ））。この薄膜介在シール部 (32) の形成により、後述の要件（ロ）のように、その薄膜介在シール部(32)のシール強度が薄膜非介在シール部(31)のシール強度よりも小になる。つまり、薄膜(4) を介在させた状態でヒートシールを行うことにより、薄膜介在シール部(32)のシール強度が他の部分よりも小さくなるようにするのである。
【００１９】
このような薄膜(4) としては、たとえば次のようなものがあげられる。
（Ａ）ヒートシール性を有するものの、本来シーラント層(21)よりもヒートシール温度が高く、シーラント層(21), (21)同士に適した温度でのヒートシール操作によっては、シーラント層(21), (21)間のシール強度よりもシーラント層(21)／薄膜(4) 間のシール強度が小さくなる薄膜。たとえば、シーラント層(21)構成樹脂よりも高融点の樹脂フィルム、シーラント層(21)構成樹脂にそれよりも高融点の樹脂をブレンドした樹脂フィルムなど。
（Ｂ）シーラント層(21), (21)同士に適した温度でのヒートシール操作によりヒートシールできるものの、シーラント層(21)／薄膜(4) 間のシール強度がシーラント層(21), (21)間のシール強度よりも本来小さい薄膜。たとえば、ヒートシール性を有する樹脂にヒートシール強度低下機能を有する物質を添加した樹脂フィルム、ヒートシール性を有する樹脂シートにヒートシール強度低下機能を有する物質をコーティングまたは含浸した樹脂フィルムなど。
（Ｃ）２層のラミネートフィルムからなり、片面はシーラント層(21)とのシール強度が大で、他面はシーラント層(21)とのシール強度が小であり、シーラント層(21), (21)同士に適した温度でのヒートシール操作により、後者の面とシーラント層(21)との間のシール強度がシーラント層(21), (21)間のシール強度よりも小さくなるようにした薄膜。
【００２０】
そして本発明においては、包装用袋の用途が家庭用や業務用の電子レンジ調理用食品の包装用袋であることから、上記のヒートシール部 (3) における薄膜介在シール部(32)のシール強度をＴ2 、薄膜非介在シール部(31)のシール強度をＴ1 とするとき、
Ｔ 2 ＝ 0.3 〜 1.5 kg/15mm 、
Ｔ 1 ＝ 2.5 〜５ kg/15mm 、
Ｔ2/Ｔ1 ＝0.05 〜 0.5 （好ましくは 0.07 〜 0.25 ）
の関係が全て満足されるようにＴ 2 とＴ 1 とを設定する（要件（ロ））。この要件を満足するように、シーラント層(21)や薄膜(4) を選択すると共に、ヒートシール条件をシーラント層(21), (21)同士に適した温度条件に設定するわけである。
【００２１】
さらに本発明においては、袋 (1) の底辺側に形成した前記薄膜介在シール部 (32) の袋中央領域寄りの境界線の両端側を除く箇所が袋中央領域寄りに波線状に張り出しており、その張り出し線 (32b) よりも袋周辺側の領域に、袋外部に連通する非シール部 (32c) を形成することにより、張り出し線 (32b) と非シール部 (32c) との間の領域を巾狭シール部 (32a) に形成する（要件（ハ））。
【００２２】
上述の包装用袋は種々の方法により製造しうるが、工業的には、次のようにして製造することが望ましい。
【００２３】
まず、シーラント層(21), (21)を有する少なくとも１枚の長尺のシート(2) を、両シーラント層(21), (21)が対向するように配置して走行させる。両シーラント層(21), (21)が対向するようにするためには、２枚のシート(2), (2)を重ね合わせるか、１枚のシート(2) につき、二つ折り、胴重ね合わせまたは胴合掌を行う。
【００２４】
シート(2) の走行と同時に、対向するシーラント層(21), (21)間に、テープ状の長尺の薄膜(4) をシート(2) 走行方向と同方向となるように介在させる。薄膜(4) は、１条でもよく、複数条であってもよい。
【００２５】
そして、これら長尺のシート(2) および長尺の薄膜(4) が走行する間に、シート(2) の巾方向または巾方向と進行方向にヒートシールを行う。このヒートシールは、袋(1) への内容物の充填前に行う場合のほか、最近では製袋充填機が普及しているので、袋(1) への内容物の充填と同時または充填後に行ってもよい。
【００２６】
薄膜介在シール部(32)は、要件（イ）の説明の箇所で述べたように、ヒートシール部 (3) のうち袋(1) の底辺側のヒートシール部 (3) に形成する。そのようにすると、薄膜(4) の存在が目立たないので商品価値の点で有利となる上、水蒸気が逃がされるときに袋(1) の底部のシールが破れるので、調理後内容物を取り出すときの開封が容易となるからである。
【００２７】
なお袋(1) の底辺側を内側に折り込まれたＷ字形のガゼットに形成し、そのＷ字形の一方の底辺側に薄膜介在シール部(32)を形成することもできる。この場合、薄膜介在シール部(32)形成側を上にして電子レンジで加熱すれば、汁物であっても調理後に汁がこぼれることがない。
【００２８】
〈作用〉
本発明の包装用袋にあっては、要件（イ）のように、袋 (1) のヒートシール部 (3) のうち袋 (1) の底辺側のヒートシール部 (3) を、シーラント層 (21), (21) 間に薄膜 (4) を介在した状態の薄膜介在シール部 (32) に形成してあり、また要件（ロ）のように、薄膜介在シール部 (32) のシール強度Ｔ 2 と薄膜非介在シール部 (31) のシール強度Ｔ 1 とが特定の関係を満足するようにしてあり、さらに要件（ハ）のように、袋 (1) の底辺側に形成した前記 薄膜介在シール部 (32) につき特別の工夫を講じてある。
【００２９】
この袋(1) に食品を充填した包装体は、そのまま（切り込みを入れたり、一部開封したりすることなく）、電子レンジ等の加熱器に入れて調理に供することができる。調理中は、加熱により水蒸気が発生して内圧が上昇していくが、ある圧力にまで達すると薄膜介在シール部(31)のうちの巾狭シール部(32a) の部分のシールが破れて内圧が逃がされるので、調理中に包装体が破裂して内容物が飛び散るおそれは完全に解消する。調理温度が高かったり昇温速度が急で内圧が予想外に高くなったときは、まず巾狭シール部(32a) で破袋が起こり、内圧の高さに応じて薄膜介在シール部(31)の巾狭シール部(32a) の周囲に破袋個所が拡がるだけである（後述の図３および図４を参照）。このように破袋個所が特定され、内圧の高さに応じて破袋個所が拡がるので、ユーザーが調理するときの安全性の点で信頼性の高いものとなる。よって、内容物が水分を多量に含む電子レンジ調理用食品である場合、袋体積が比較的小さい場合、出力の大きい業務用電子レンジで加熱する場合のいずれにあっても、加熱調理に際し何のトラブルも生じない。
【００３０】
なお薄膜介在シール部(32)のシール強度は許容範囲に設定されているので、この袋(1) に食品等の内容物を充填した包装体の密封性が、流通過程において損なわれるような事態は生じない。
【００３１】
【実施例】
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
【００３２】
実施例１
図１は本発明の包装用袋の一例を示した正面図である。図２は図１の包装用袋のＡ−Ａ切断端面図である。ただし層厚は誇張して描いてある。図３は図１の包装用袋が小さく破袋したときの説明図である。図４は図１の包装用袋が大きく破袋したときの説明図である。
【００３３】
図１において、(1) は高さ２８７mm、巾１５０mmの袋であり、表裏のシート(2), (2)の両サイド縁が１０mm巾にヒートシールされ、底縁も後述のようにヒートシールされ、３辺にヒートシール部(3) が形成されている。
【００３４】
表裏のシート(2), (2)は、いずれも基材層(22)とシーラント層(21)との積層物からなり、内面側（食品接触側）がシーラント層(21)となっている。この実施例１においては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムとのドライラミネートフィルムからなる厚さ５５μm の基材層(22)のエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム側の面に、ＣＰＰと通称される厚み４０μm のプロピレン−エチレン共重合体フィルムをドライラミネートしてシーラント層(21)となしたものをシート(2), (2)として用いている。
【００３５】
(4) は巾１８mmの薄膜であり、この実施例１では厚さ２０μm 、融点９０℃のエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムを用いてある。この薄膜(4) は、シート(2), (2)の間に介在された状態で、袋(1) の底辺に沿って底部側に巾方向に設けてある。
【００３６】
ヒートシール部(3) のうち両サイド縁に各１０mm巾に形成したシール部は薄膜非介在シール部(31)であり、底縁に形成したシール部は薄膜介在シール部(32)である。剥離試験機による剥離試験では、薄膜介在シール部(32)のシール強度Ｔ2 は0.7kg/15mm、薄膜非介在シール部(31)のシール強度Ｔ1 は3.5kg/15mmで、Ｔ2/Ｔ1 は 0.2であった。
【００３７】
上記薄膜介在シール部(32)は、図１のように形成してある。すなわち、薄膜介在シール部(32)の袋中央領域寄りの境界線の両端側を除く個所が、袋中央領域寄りに波線状に張り出しており、その張り出し線(32b) よりも袋底辺側の領域に袋外部に連通する半リング状の非シール部(32c) を形成することにより、張り出し線(32b) と非シール部(32c) との間の領域をヒートシール巾の狭い巾狭シール部(32a) に形成してある。なお、半リング状の非シール部(32c) で囲まれた半円部分はシール部にしてある。
【００３８】
上記の袋(1) に食品を充填し、開口部をヒートシールして多数個の包装体を作製した。
この包装体をそのまま電子レンジに入れて調理に供したところ、加熱時間の経過と共に包装体が膨れはじめたが、１〜５分経過時点で薄膜介在シール部(32)のうち巾狭シール部(32a) の部分のシールが図３または図４のように破れ、包装体内部の水蒸気が逃がされた。
調理終了後包装体を観察したが、薄膜非介在シール部(31)のシールには何ら異常は認められなかった。
【００３９】
実施例２
図５は本発明の包装用袋の他の一例を示した斜視図である。図６は図５の包装用袋のＢ−Ｂ切断端面図である。
【００４０】
この実施例２においては、シート(2), (2)として、ポリアミドフィルムと比較的高融点のプロピレン−エチレン共重合体フィルムとのラミネートフィルムを用い、薄膜(4) として、ポリプロピレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体との共押出多層フィルムを用いた。
【００４１】
そしてこの実施例２においては、袋(1) の底辺側をＷ字形のガゼットに形成し、そのＷ字形の一方の底辺側（袋(1) の表側の面となる方の底辺側）を他方の底辺側より若干短くすると共に、その一方の底辺側に薄膜介在シール部(32)を形成し、さらにその薄膜介在シール部(32)の一部に実施例１と同様に巾狭シール部(32a) を形成してある。
【００４２】
袋(1) に食品を充填し、開口部をヒートシールして包装体を作製し、薄膜介在シール部(32)形成側を上にして電子レンジで加熱したが、汁物であっても調理後に汁がこぼれることがなかった。
【００４３】
【発明の効果】
作用の項で述べたように、本発明の包装用袋にあっては、要件（イ）のように、袋 (1) のヒートシール部 (3) のうち袋 (1) の底辺側のヒートシール部 (3) を、シーラント層 (21), (21) 間に薄膜 (4) を介在した状態の薄膜介在シール部 (32) に形成してあり、また要件（ロ）のように、薄膜介在シール部 (32) のシール強度Ｔ 2 と薄膜非介在シール部 (31) のシール強度Ｔ 1 とが特定の関係を満足するようにしてあり、さらに要件（ハ）のように、袋 (1) の底辺側に形成した前記薄膜介在シール部 (32) につき特別の工夫を講じてある。
【００４４】
そのため、この袋(1) に食品を充填した包装体をそのまま電子レンジ等の加熱器に入れて調理に供したとき、内圧がある圧力にまで達すると薄膜介在シール部(31)のうちの巾狭シール部(32a) の部分のシールが破れて内圧が逃がされるので、調理中に包装体が破裂して内容物が飛び散るおそれは完全に解消する。調理温度が高かったり昇温速度が急で内圧が予想外に高くなったときは、まず巾狭シール部(32a) で破袋が起こり、内圧の高さに応じて薄膜介在シール部(31)の巾狭シール部(32a) の周囲に破袋個所が拡がる。このように破袋個所が特定され、内圧の高さに応じて破袋個所が拡がるので、ユーザーが調理するときの安全性の点で信頼性の高いものとなる。
【００４５】
よって、本発明の包装用袋にあっては、内容物が水分を多量に含む電子レンジ調理用食品である場合、袋体積が比較的小さい場合、出力の大きい業務用電子レンジで加熱する場合であっても、加熱調理に際し何のトラブルも生じない。
【００４６】
なお薄膜介在シール部 (32) のシール強度は許容範囲に設定されているので、この袋 (1) に食品等の内容物を充填した包装体の密封性が、流通過程において損なわれるような事態は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の包装用袋の一例を示した正面図である。
【図２】 図１の包装用袋のＡ−Ａ切断端面図である。
【図３】 図１の包装用袋が小さく破袋したときの説明図である。
【図４】 図１の包装用袋が大きく破袋したときの説明図である。
【図５】 本発明の包装用袋の他の一例を示した斜視図である。
【図６】 図５の包装用袋のＢ−Ｂ切断端面図である。
【符号の説明】
(1) …袋、
(2) …シート、
(21)…シーラント層、
(22)…基材層、
(3) …ヒートシール部、
(31)…薄膜非介在シール部、
(32)…薄膜介在シール部、
(32a) …巾狭シール部、(32b) …張り出し線、(32c) …非シール部、
(4) …薄膜[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging bag that can automatically release the pressure in the bag when the inside of the bag reaches a predetermined internal pressure during cooking, that is, a packaging bag having an automatic pressure regulating function.
[0002]
[Prior art]
When a pouch package containing frozen food is placed in a heater such as a microwave oven as it is and cooking is performed, the inside of the bag is overpressured by the generated water vapor, and the bag eventually ruptures, resulting in a microwave oven, etc. The contents may scatter in the heater. Such rupture not only results in food loss, heater fouling, and reduced heater life, but also poses a danger to the surrounding people.
[0003]
Therefore, prior to cooking with a heater such as a microwave oven, it is effective to scratch the package with scissors or a cutter.
[0004]
In order to prevent the contents from being scattered due to the rupture of the package, it is conceivable to devise the structure of the packaging bag itself, for example, to make the heat seal strength of the package smaller than the normal strength.
[0005]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-240674 filed by the applicant of the present application is a bag made by bag-sealing by disposing at least one sheet having a sealant layer so that both sealant layers face each other and heat-sealing. In addition, a part of the heat seal portion of the bag is formed with a thin film interposed between the sealant layers, and the seal strength of the thin film interposed portion is relatively smaller than the seal strength of the non-thin film interposed portion. A structured packaging bag is shown.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Prior to cooking with a heater such as a microwave oven, the method of scratching the package with scissors and a cutter (the package cannot be damaged at the manufacturing stage in consideration of distribution) actually cooks this package The responsibility will be passed on to general consumers. And all the general consumers who do not have special knowledge do not always read the instruction manual and may forget.
[0007]
Among the above-mentioned conventional technologies, setting the heat seal strength of the package to a predetermined weak seal strength makes it difficult to ensure completeness in terms of production management, considering the fact that the package is produced in large quantities. Moreover, the loss of the package consumed for inspection is also great. Further, making the heat seal strength of the package smaller than the normal seal strength cannot be immediately adopted because the sealing of the contents in the distribution process may be impaired.
[0008]
The method of reducing the heat seal strength of the portion by interposing the thin film described in JP-A-3-240674 aims to solve the conventional problems. However, (i) there is a situation in which the internal pressure suddenly increases in a commercial microwave oven with a rated high-frequency output of 1600 W,
(ii) When the content contains a lot of moisture, the internal pressure suddenly increases unless the bag is made large, which makes it easier to break the bag. Therefore, in the case of (1) and (ii), even in the packaging bag of this publication, it is not known from where the thin film intervening part occurs, and the broken bag from the thin film interposing part Easy to happen. Therefore, in view of safety when used by the user, it is desirable to further improve the packaging bag of this publication.
[0009]
Under such a background, the present invention further develops the technique of Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 3-240664 according to the applicant's application, so that when the inside of the bag reaches a predetermined internal pressure, it is ensured from a specific part of the bag. In addition, it is an object of the present invention to provide a safe packaging bag (packaging bag having an automatic pressure regulation function) that can automatically release pressure.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The packaging bag having the automatic pressure regulation function of the present invention is
A bag (1) made by bag-sealing by placing at least one sheet (2) having the sealant layers (21) and (21) so that both sealant layers (21) and (21) face each other and heat-sealing In
Heat-sealed portion of the bottom side of the inner bag (1) of the heat-sealed portion (3) of (b) the bag (1) to (3), said sealant layer (21), a thin film (4) between (21) Formed in the intervening thin film intervening seal part (32) ,
(B) The seal strength of the thin film intervening seal portion (32) in the heat seal portion (3) is T 2 The seal strength of the thin film non-intervening seal portion (31) is T 1 T 2 = 0.3 to 1.5 kg / 15mm , T 1 = 2.5 to 5 kg / 15mm and T 2 / T 1 = It is set to satisfy the relationship of 0.05 to 0.5 , and
(C) A portion of the thin film interposed seal portion (32) formed on the bottom side of the bag (1) excluding both ends of the boundary line near the bag center region protrudes in a wavy shape toward the bag center region. By forming a non-seal part (32c) that communicates with the outside of the bag in the area around the bag from the line (32b), the area between the overhang line (32b) and the non-seal part (32c) is narrow. It is formed on the seal part (32a) ,
It is characterized by.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
[0012]
In the packaging bag of the present invention, as in the conventional packaging bag, at least one sheet (2) having the sealant layers (21) and (21) is opposed to both the sealant layers (21) and (21). The bag (1) was made by heat-sealing by arranging in this manner.
[0013]
The sealant layer (21) includes polyolefin (polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-acrylic acid ester copolymer, ionomer, ethylene-propylene copolymer, polypropylene, etc.), polyester, acrylic copolymer, etc. And various resin layers having heat-sealing properties.
[0014]
The sheet (2) may be formed of only the sealant layer (21), but the sealant layer (21) is laminated on the base material layer (22) from the viewpoint of strength, heat resistance and storage stability of the contents. Usually, it is composed of the above.
[0015]
Here, examples of the base material layer (22) include single-layer or multi-layer plastic sheets, metal foils, metal foil laminated plastic sheets, nonwoven fabrics, nonwoven laminate laminated plastic sheets, metal-deposited plastic sheets, and the like.
[0016]
Lamination of the sealant layer (21) to the base material layer (22) can be achieved by methods such as coextrusion, coating, extrusion coating, and dry lamination. The sealant layer (21) may be partially provided on the base material layer (22).
[0017]
For example, the bag (1) is formed by folding one sheet (2) having a sealant layer (21) so that the sealant layers (21) and (21) face each other, or having a sealant layer (21). The sheet (2) is placed so that the respective sealant layers (21) face each other, and then heat-sealed.
[0018]
In the present invention, the heat seal portion (3) on the bottom side of the bag (1) of the heat seal portion (3) formed by heat sealing is a thin film (21) between the sealant layers (21), (21). 4) Form on the thin film intervening seal part (32) with the intervening (requirement (b)). The formation of the thin film interposed sealing portion (32), as described later in the requirement (B), becomes smaller than the seal strength of the seal strength film non interposed sealing portion (31) of the thin film interposed sealing portion (32) . That is, by performing heat sealing with the thin film (4) interposed, the sealing strength of the thin film interposed seal portion (32) is made smaller than that of the other portions.
[0019]
Examples of such a thin film (4) include the following.
(A) Although it has heat sealability, the heat seal temperature is originally higher than that of the sealant layer (21), and depending on the heat seal operation at a temperature suitable for the sealant layers (21) and (21), the sealant layer (21 ), (21) The seal strength between the sealant layer (21) / thin film (4) is smaller than the seal strength between (21). For example, a resin film having a higher melting point than the resin constituting the sealant layer (21), a resin film obtained by blending a resin having a higher melting point than the resin constituting the sealant layer (21), and the like.
(B) The sealant layer (21), (21) can be heat-sealed by a heat-sealing operation at a temperature suitable for the sealant layer (21), 21) A thin film that is inherently smaller than the sealing strength between. For example, a resin film in which a substance having a function of reducing heat seal strength is added to a resin having heat sealability, a resin film in which a resin sheet having heat sealability is coated or impregnated with a substance having a function of reducing heat seal strength.
(C) It consists of a laminate film of two layers, one side has a high seal strength with the sealant layer (21), and the other side has a low seal strength with the sealant layer (21), and the sealant layers (21), ( 21) By the heat sealing operation at a temperature suitable for each other, the sealing strength between the latter surface and the sealant layer (21) was made smaller than the sealing strength between the sealant layers (21) and (21). Thin film.
[0020]
In the present invention, since the packaging bag is used for packaging food for microwave cooking for home use or business use, the seal of the thin film interposed seal part (32) in the heat seal part (3) When the strength is T 2 and the seal strength of the thin film non-intervening seal portion (31) is T 1 ,
T 2 = 0.3 to 1.5 kg / 15mm ,
T 1 = 2.5 to 5 kg / 15mm ,
T 2 / T 1 = 0.05 to 0.5 (preferably 0.07 to 0.25 )
T 2 so that all the relationships are satisfied And T 1 And (requirements (b)). In order to satisfy this requirement, the sealant layer (21) and the thin film (4) are selected, and the heat seal condition is set to a temperature condition suitable for the sealant layers (21) and (21) .
[0021]
Further, in the present invention, the portion excluding both ends of the boundary line near the bag center region of the thin film interposed seal portion (32) formed on the bottom side of the bag (1) projects in a wavy shape toward the bag center region. , the region between the region of the bag around the side of the projecting lines (32 b), by forming a non-sealed portion which communicates with the Fukurogaibu (32c), projecting line and (32 b) non-sealing portion and (32c) Is formed into a narrow seal portion (32a) (requirement (c)).
[0022]
The packaging bag described above can be manufactured by various methods, but industrially, it is desirable to manufacture as follows.
[0023]
First, at least one long sheet (2) having the sealant layers (21) and (21) is disposed and run so that the sealant layers (21) and (21) face each other. In order to make both sealant layers (21) and (21) face each other, two sheets (2) and (2) are overlapped, or one sheet (2) is folded in two and rolled up. Match or torso.
[0024]
Simultaneously with the traveling of the sheet (2), a tape-like long thin film (4) is interposed between the opposing sealant layers (21) and (21) so as to be in the same direction as the traveling direction of the sheet (2). The thin film (4) may be one or more.
[0025]
Then, while the long sheet (2) and the long thin film (4) travel, heat sealing is performed in the width direction of the sheet (2) or the width direction and the traveling direction. This heat sealing is performed before filling the contents into the bag (1), and since bag making and filling machines have become widespread recently, the bag (1) is filled simultaneously with or after filling the contents. You may go.
[0026]
Thin film interposed sealing portion (32), as described in the portion of the description of the requirements (i) to form a heat-sealed portion of the bottom side of the inner bag (1) of the heat-sealed portion (3) (3). In this case, the presence of the thin film (4) is inconspicuous, which is advantageous in terms of commercial value, and when water vapor is released, the seal at the bottom of the bag (1) is broken, so when removing the contents after cooking This is because it becomes easy to open.
[0027]
The bottom side of the bag (1) can be formed in a W-shaped gusset folded inward, and the thin film interposed seal part (32) can be formed on one bottom side of the W-shape. In this case, if it is heated in a microwave oven with the thin film intervening seal portion (32) formation side up, even if it is a soup, the soup will not spill after cooking.
[0028]
<Action>
In the packaging bag of the present invention, as in the requirement (b), heat-sealed portion of the bottom side of the inner bag (1) of the heat-sealed portion (3) of the bag (1) to (3), a sealant layer (21), formed on the thin film intervening seal part (32) with the thin film (4) interposed between (21), and the seal strength of the thin film intervening seal part (32) as per requirement (b) T 2 And seal strength T 1 of thin film non-intervening seal part (31) Satisfying a specific relationship, and as described in requirement (c), special measures are taken for the thin film intervening seal portion (32) formed on the bottom side of the bag (1) .
[0029]
The package filled with food in the bag (1) can be used as it is (without being cut or partially opened) in a heater such as a microwave oven for cooking. During cooking, water vapor is generated by heating and the internal pressure rises, but when a certain pressure is reached, the seal of the narrow seal portion (32a) of the thin film intervening seal portion (31) is broken and the internal pressure is increased. The possibility of the package bursting during cooking and the contents scattering during cooking is completely eliminated. When the cooking temperature is high or the internal pressure rises unexpectedly due to a rapid heating rate, bag breaking occurs first at the narrow seal (32a), and the thin-film intervening seal (31) depends on the internal pressure. Only the bag breaking portion expands around the narrow seal portion (32a) (see FIGS. 3 and 4 to be described later). In this way, the bag breaking location is specified, and the bag breaking location expands in accordance with the height of the internal pressure. Therefore, the user is highly reliable in terms of safety when cooking. Therefore, if the contents are food for cooking in a microwave oven containing a large amount of water, if the bag volume is relatively small, or if heating is performed in a commercial microwave oven with a large output, no matter what Trouble does not occur.
[0030]
The seal strength of the thin film intervening seal part (32) is set within an allowable range, so that the sealing performance of the package with the bag (1) filled with contents such as food is impaired in the distribution process. Does not occur.
[0031]
【Example】
The following examples further illustrate the invention.
[0032]
Example 1
FIG. 1 is a front view showing an example of the packaging bag of the present invention. 2 is an AA cut end view of the packaging bag of FIG. However, the layer thickness is exaggerated. FIG. 3 is an explanatory view when the packaging bag of FIG. FIG. 4 is an explanatory view when the packaging bag of FIG. 1 is largely broken.
[0033]
In FIG. 1, (1) is a bag having a height of 287 mm and a width of 150 mm, both side edges of the front and back sheets (2) and (2) are heat sealed to a width of 10 mm, and the bottom edge is also heat sealed as described later. In addition, heat seal portions (3) are formed on three sides.
[0034]
Both the front and back sheets (2) and (2) consist of a laminate of the base material layer (22) and the sealant layer (21), and the inner surface side (food contact side) is the sealant layer (21). . In Example 1, a 55 μm-thick base material layer (22) made of a dry laminate film of a biaxially stretched polyethylene terephthalate film and an ethylene-vinyl alcohol copolymer film is provided on the ethylene-vinyl alcohol copolymer film side. On the surface, a 40 μm thick propylene-ethylene copolymer film commonly called CPP is dry-laminated to form a sealant layer (21), which is used as sheets (2) and (2).
[0035]
(4) is a thin film having a width of 18 mm. In Example 1, an ethylene-vinyl acetate copolymer film having a thickness of 20 μm and a melting point of 90 ° C. is used. The thin film (4) is provided in the width direction on the bottom side along the bottom side of the bag (1) while being interposed between the sheets (2) and (2).
[0036]
Of the heat seal portion (3), the seal portions formed on each side edge with a width of 10 mm are thin film non-intervening seal portions (31), and the seal portion formed on the bottom edge is a thin film intervening seal portion (32). In the peel test using a peel tester, the seal strength T 2 of the thin film intervening seal portion (32) is 0.7 kg / 15 mm, the seal strength T 1 of the thin film non-intervening seal portion (31) is 3.5 kg / 15 mm, and T 2 / T 1 was 0.2.
[0037]
The thin film intervening seal portion (32) is formed as shown in FIG. That is, the portions excluding both ends of the boundary line near the bag central region of the thin film interposed seal part (32) project in a wavy shape toward the bag central region, and the region on the bag bottom side from the projecting line (32b) By forming a semi-ring-shaped non-seal part (32c) communicating with the outside of the bag, the area between the overhang line (32b) and the non-seal part (32c) 32a). The semicircular portion surrounded by the semi-ring-shaped non-seal portion (32c) is a seal portion.
[0038]
The bag (1) was filled with food, and the openings were heat sealed to produce a large number of packages.
When this packaging body was put into a microwave oven as it was and used for cooking, the packaging body began to swell with the elapse of the heating time, but the narrow seal portion ( The seal of the
After the cooking, the package was observed, but no abnormality was observed in the seal of the thin film non-intervening seal portion (31).
[0039]
Example 2
FIG. 5 is a perspective view showing another example of the packaging bag of the present invention. 6 is a cross-sectional end view taken along the line B-B of the packaging bag of FIG. 5.
[0040]
In Example 2, a laminate film of a polyamide film and a relatively high melting point propylene-ethylene copolymer film is used as the sheets (2) and (2), and polypropylene and ethylene-acetic acid are used as the thin film (4). A coextruded multilayer film with a vinyl copolymer was used.
[0041]
In the second embodiment, the bottom side of the bag (1) is formed into a W-shaped gusset, and one bottom side of the W-shape (the bottom side that is the front side of the bag (1)) is the other side. The thin film intervening seal portion (32) is formed on one of the base sides, and a narrow seal portion (like the first embodiment) is formed on a part of the thin film intervening seal portion (32). 32a) is formed.
[0042]
The bag (1) was filled with food, the opening was heat sealed to produce a package, and heated with a microwave oven with the thin film intervening seal (32) formed side up, but even soup was cooked The juice never spilled.
[0043]
【The invention's effect】
As described in the section of operation, in the packaging bag of the present invention, the heat on the bottom side of the bag (1) in the heat seal part (3) of the bag (1) as in requirement (A). The seal part (3) is formed on the thin film intervening seal part (32) with the thin film (4) interposed between the sealant layers (21) and (21) , and as shown in the requirement (b) Seal strength T 2 of intervening seal part (32) And seal strength T 1 of thin film non-intervening seal part (31) Satisfying a specific relationship, and as described in requirement (c), special measures are taken for the thin film intervening seal portion (32) formed on the bottom side of the bag (1) .
[0044]
Therefore, when the package filled with food in this bag (1) is directly put in a heater such as a microwave oven for cooking, when the internal pressure reaches a certain pressure, the width of the thin film interposed seal portion (31) is reduced. Since the seal of the narrow seal portion (32a) is broken and the internal pressure is released, the possibility that the package bursts during cooking and the contents scatter is completely eliminated. When the cooking temperature is high or the internal pressure rises unexpectedly due to a rapid heating rate, bag breaking occurs first at the narrow seal (32a), and the thin-film intervening seal (31) depends on the internal pressure. The bag breakage area expands around the narrow seal part (32a). In this way, the bag breaking location is specified, and the bag breaking location expands in accordance with the height of the internal pressure. Therefore, the user is highly reliable in terms of safety when cooking.
[0045]
Therefore, in the packaging bag of the present invention, when the contents are food for microwave cooking containing a large amount of moisture, when the bag volume is relatively small, when heating in a commercial microwave oven with high output Even if there is, there will be no trouble during cooking.
[0046]
The seal strength of the thin film intervening seal part (32) is set within an allowable range, so that the sealing performance of the package with the bag (1) filled with contents such as food is impaired in the distribution process. Does not occur.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a packaging bag of the present invention.
2 is an AA cut end view of the packaging bag of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram when the packaging bag of FIG. 1 is broken small.
4 is an explanatory view when the packaging bag of FIG. 1 is largely broken. FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing another example of the packaging bag of the present invention.
6 is a BB cut end view of the packaging bag of FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
(1)… bag,
(2)… Sheet,
(21)… Sealant layer,
(22) ... base material layer,
(3)… heat seal part,
(31) ... Thin film non-intervening seal part,
(32) ... Thin film intervening seal part,
(32a) ... narrow seal part, (32b) ... overhang line, (32c) ... non-seal part,
(4)… Thin film
Claims (3)
（イ）該袋(1) のヒートシール部(3) のうち袋 (1) の底辺側のヒートシール部 (3) を、前記シーラント層(21), (21)間に薄膜(4) を介在した状態の薄膜介在シール部(32)に形成してあること、
（ロ）前記ヒートシール部 (3) における薄膜介在シール部 (32) のシール強度をＴ 2 、薄膜非介在シール部 (31) のシール強度をＴ 1 とするとき、Ｔ 2 ＝ 0.3 〜 1.5 kg/15mm 、Ｔ 1 ＝ 2.5 〜５ kg/15mm でかつＴ 2 / Ｔ 1 ＝ 0.05 〜 0.5 の関係を満足するように設定してあること、および、
（ハ）袋 (1) の底辺側に形成した前記薄膜介在シール部 (32) の袋中央領域寄りの境界線の両端側を除く箇所が袋中央領域寄りに波線状に張り出しており、その張り出し線 (32b) よりも袋周辺側の領域に、袋外部に連通する非シール部 (32c) を形成することにより、張り出し線 (32b) と非シール部 (32c) との間の領域を巾狭シール部 (32a) に形成してあること、
を特徴とする自動調圧機能を有する包装用袋。A bag (1) made by bag-sealing by placing at least one sheet (2) having the sealant layers (21) and (21) so that both sealant layers (21) and (21) face each other and heat-sealing In
Heat-sealed portion of the bottom side of the inner bag (1) of the heat-sealed portion (3) of (b) the bag (1) to (3), said sealant layer (21), a thin film (4) between (21) Formed in the intervening thin film intervening seal part (32) ,
(B) The seal strength of the thin film intervening seal portion (32) in the heat seal portion (3) is T 2 The seal strength of the thin film non-intervening seal portion (31) is T 1 T 2 = 0.3 to 1.5 kg / 15mm , T 1 = 2.5 to 5 kg / 15mm and T 2 / T 1 = It is set to satisfy the relationship of 0.05 to 0.5 , and
(C) A portion of the thin film interposed seal portion (32) formed on the bottom side of the bag (1) excluding the both ends of the boundary line near the bag central region protrudes in a wavy shape toward the bag central region. By forming a non-seal part (32c) that communicates with the outside of the bag in the area around the bag from the line (32b), the area between the overhang line (32b) and the non-seal part (32c) is narrow. It is formed on the seal part (32a) ,
A packaging bag having an automatic pressure-regulating function.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23252896A JP3874379B2 (en) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | Packaging bag with automatic pressure regulation function |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23252896A JP3874379B2 (en) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | Packaging bag with automatic pressure regulation function |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059433A JPH1059433A (en) | 1998-03-03 |
| JP3874379B2 true JP3874379B2 (en) | 2007-01-31 |
Family
ID=16940757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23252896A Expired - Lifetime JP3874379B2 (en) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | Packaging bag with automatic pressure regulation function |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3874379B2 (en) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3597656B2 (en) * | 1996-12-20 | 2004-12-08 | 株式会社メイワパックス | Packaging bag with automatic pressure regulation function |
| JP2000203657A (en) * | 1999-01-07 | 2000-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | Packaging bag |
| JP4202535B2 (en) * | 1999-06-28 | 2008-12-24 | 大日本印刷株式会社 | Packaging bag |
| JP3753907B2 (en) * | 1999-12-27 | 2006-03-08 | 株式会社生産日本社 | Synthetic plastic bag with zipper |
| JP4562880B2 (en) * | 2000-08-10 | 2010-10-13 | 大日本印刷株式会社 | Microwave packaging bag |
| JP2002145353A (en) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Ajinomoto Co Inc | Easy-opening type sealed container for frozen food |
| JP2004042963A (en) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Kyodo Printing Co Ltd | Sealed container for use in microwave heating, and manufacture method for the same |
| JP2005035640A (en) * | 2003-07-17 | 2005-02-10 | Toppan Printing Co Ltd | Packaging bag having vapor purging function, and package housing the same |
| JP4265348B2 (en) | 2003-09-02 | 2009-05-20 | 東洋製罐株式会社 | Microwave packaging bag |
| JP2005178813A (en) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Toppan Printing Co Ltd | Microwave oven heating packaging bag |
| KR100878786B1 (en) | 2004-08-25 | 2009-01-14 | 도요 세이칸 가부시키가이샤 | Plastic pouch and method of producing the same |
| JP4872237B2 (en) | 2005-05-02 | 2012-02-08 | 東洋製罐株式会社 | Microwave packaging bag |
| JP4559368B2 (en) * | 2006-01-31 | 2010-10-06 | 株式会社メイワパックス | Microwave oven packaging bag |
| JP4911151B2 (en) * | 2008-09-12 | 2012-04-04 | 東洋製罐株式会社 | Plastic pouch |
| JP2013023273A (en) * | 2011-07-26 | 2013-02-04 | Bosung Industry Co Ltd | Sealed packaging bag for foods |
| JP6786852B2 (en) * | 2016-04-12 | 2020-11-18 | 凸版印刷株式会社 | Pouch |
| JP6958138B2 (en) * | 2017-09-05 | 2021-11-02 | 凸版印刷株式会社 | Steam-free packaging bag |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP23252896A patent/JP3874379B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1059433A (en) | 1998-03-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3874379B2 (en) | Packaging bag with automatic pressure regulation function | |
| JP3061234U (en) | Food container for cooking in microwave | |
| US8777486B2 (en) | Packaging bag with steam venting function and package using the packaging bag | |
| KR930002049B1 (en) | Self-venting vapor-tight microwave oven package | |
| JP3901418B2 (en) | Package with pressure relief and manufacturing method thereof | |
| JP4384317B2 (en) | Packaging bag and package having automatic pressure regulation function | |
| EP2586726A2 (en) | System and apparatus for a flexible moisture absorbent microwave package | |
| JP3908529B2 (en) | Microwave packaging bag | |
| JP4334677B2 (en) | Food bag | |
| JP4366772B2 (en) | Packaging for microwave oven | |
| JP4562880B2 (en) | Microwave packaging bag | |
| JPH11310278A (en) | Packaging body having perfect sealing property and automatic pressure control function | |
| JP3942709B2 (en) | Manufacturing method of packaging bag with automatic pressure regulation function | |
| JP3597656B2 (en) | Packaging bag with automatic pressure regulation function | |
| JPH11147559A (en) | Lid material and container using the same | |
| JP4826279B2 (en) | Microwave packaging bag | |
| JP4334674B2 (en) | Food bag | |
| JP2925652B2 (en) | Food packaging | |
| JP2003182778A (en) | Packaging bag for use in microwave oven | |
| JP2899904B2 (en) | Packaging container and manufacturing method thereof | |
| JPH0571468B2 (en) | ||
| JP4252649B2 (en) | Standing pouch with automatic pressure regulation function | |
| JPH03240674A (en) | Bag for packaging and manufacture thereof | |
| JP4508376B2 (en) | Microwave packaging bag | |
| JP2001010678A (en) | Package |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060301 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060915 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061020 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061023 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102 Year of fee payment: 9 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |