JP4252649B2

JP4252649B2 - Standing pouch with automatic pressure regulation function

Info

Publication number: JP4252649B2
Application number: JP29042198A
Authority: JP
Inventors: 匡史衣川; 勝己中野
Original assignee: Meiwa Pax Co Ltd
Current assignee: Meiwa Pax Co Ltd
Priority date: 1998-10-13
Filing date: 1998-10-13
Publication date: 2009-04-08
Anticipated expiration: 2018-10-13
Also published as: JP2000118575A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動調圧機能を有するスタンディングパウチ、さらに詳しくは、立垂姿勢で電子レンジによる加熱または加熱調理に供し、かつその際、袋内が所定の内圧に達したときに袋内の圧力が自動的に逃がされるスタンディングパウチに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ボイル殺菌食品、レトルト殺菌食品、冷凍食品等を袋に収容した包装体をそのまま電子レンジに入れて加熱または加熱調理を行うと、発生する水蒸気により袋内が過圧状態となり、最終的には袋が破裂して、電子レンジ等の加熱器内に内容物が飛び散ることがある。このような破裂は、食品の損失、電子レンジの汚れ、電子レンジの寿命の低下を招くだけでなく、周囲の人に危険を与える。そこで、電子レンジ等の加熱器による調理に先立ち、はさみやカッターで包装体に傷をつけることがなされる。
【０００３】
しかしながら、包装体破裂の際の内容物飛散の事態を防ぐためには、包装体用の袋の構造自体に工夫を払うことが望ましい。そこで、たとえば包装体のヒートシール部のうちの一部のシール強度を通常のシール強度よりは小にすることが考えられる。
【０００４】
また、袋のヒートシール部の一部に弱シール性の薄膜テープを介在させる方法も、下記のように提案されている。
【０００５】
すなわち、本出願人の出願にかかる特開平３−２４０６７４号公報には、シーラント層を有する少なくとも１枚のシートを両シーラント層が対向するように配置してヒートシールすることにより製袋した袋であって、該袋のヒートシール部の一部が、前記シーラント層間に薄膜を介在した状態で形成されており、かつその薄膜介在部のシール強度が薄膜非介在部のシール強度よりも相対的に小さくなるようにした構造の包装用袋が示されている。
【０００６】
同じく本出願人の出願にかかる特開平１０−１７５６８１号公報には、シーラント層を有する少なくとも１枚のシートを両シーラント層が対向するように配置してヒートシールすることにより製袋した袋において、袋の底辺側を二股に分れたガゼットに形成し、その二股のうちの片方の室の上端側および下端側にそれぞれ第１薄膜介在シール部、第２薄膜介在シール部を設けると共に、これら両薄膜介在シール部のシール強度が、袋のシール部のうち薄膜非介在部のシール強度よりも相対的に小さくなるようにした包装用袋が示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のうち、包装体のヒートシール強度を所定の弱シール強度に設定することは、包装体が膨大な量生産されることを考えると、製造管理上完全を期しがたく、検査の工数や検査のために消費する包装体のロスも多大となる。また、包装体のヒートシール強度を通常のシール強度より小にすることは、流通過程における内容物の密封が損なわれるおそれがあるので、直ちには採用しえない。
【０００８】
特開平３−２４０６７４号公報および特開平１０−１７５６８１号公報に記載のように、袋のヒートシール部の一部に薄膜テープを介在させてその部分のヒートシール強度を小さくする方法は、上記従来の問題点の解消を目指したものである。ここで薄膜としては、たとえば次のようなものがあげられている。
【０００９】
▲１▼ ヒートシール性を有するものの、本来シーラント層よりもヒートシール温度が高く、シーラント層同士に適した温度でのヒートシール操作によっては、シーラント層間のシール強度よりもシーラント層／薄膜間のシール強度が小さくなる薄膜。たとえば、シーラント層構成樹脂よりも高融点の樹脂フィルム、シーラント層構成樹脂にそれよりも高融点の樹脂をブレンドした樹脂フィルムなど。
【００１０】
▲２▼ シーラント層同士に適した温度でのヒートシール操作によりヒートシールできるものの、シーラント層／薄膜間のシール強度がシーラント層間のシール強度よりも本来小さい薄膜。たとえば、ヒートシール性を有する樹脂にヒートシール強度低下機能を有する物質を添加した樹脂フィルム、ヒートシール性を有する樹脂シートにヒートシール強度低下機能を有する物質をコーティングまたは含浸した樹脂フィルムなど。
【００１１】
▲３▼ ２層のラミネートフィルムからなり、片面はシーラント層とのシール強度が大で、他面はシーラント層とのシール強度が小であり、シーラント層同士に適した温度でのヒートシール操作により、後者の面とシーラント層との間のシール強度がシーラント層間のシール強度よりも小さくなるようにした薄膜。
【００１２】
これらの中では特に▲３▼が重要であり、特開平１０−１７５６８１号公報の実施例においては、薄膜テープとして、ポリプロピレン層とエチレン−酢酸ビニル共重合体層との２層共押出フィルムを用いている。
【００１３】
薄膜テープを介在させてその部分のヒートシール強度を小さくする方法は、袋内の圧力を自動的にかつ確実に逃がすことができる上、製袋時のシール温度等の設定には通常通りの考慮を払うのみで足りるので好ましいが、次の２点においてなお改良の余地があることが判明した。
(i) スタンディングパウチに適用して、電子レンジにおいて立垂姿勢で加熱または加熱調理し、内圧が上昇したときに上部のシール部から自動破袋することは想定されていないこと。
(ii)スタンディングパウチの開口部の内面に薄膜テープを設置したとき、開口部が内側にカールする傾向があり、そのため自動充填機の吸盤で開口を開いて内容物を充填する操作が行いにくいこと。
【００１４】
本発明は、このような背景下において、本出願人の出願にかかる特開平３−２４０６７４号公報および特開平１０−１７５６８１号公報で提案されているような方法、すなわち、袋のヒートシール部の一部に薄膜テープを介在させてその部分のヒートシール強度を小さくする方法をさらに発展させ、これをスタンディングパウチに適用して電子レンジ内で立垂姿勢で加熱または加熱調理し、内圧が上昇したときに上部のシール部から自動破袋して内圧が円滑に逃がされるようにすると共に、スタンディングパウチの開口部の内面に薄膜テープを設置しているにもかかわらず開口部が内側にカールするのを有効に防止し、自動充填機の吸盤により開口して内容物を充填する操作を行いやすくした自動調圧機能を有するスタンディングパウチを提供することを目的とするものである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動調圧機能を有するスタンディングパウチは、外面側が基材フィルム(1a)、内面側がシーラント層(1b)からなる積層フィルム(1) を用いて製袋され、袋の両サイドがサイドシール部(Hs)、袋の底部側がスタンディング可能な底シール部(Hb)に形成されているスタンディングパウチにおいて、
袋開口部側の少なくとも一方の内面に、イージーピール性の薄膜テープ(2) を袋の巾方向に設置してあること、および、
そのイージーピール性の薄膜テープ(2) が、シーラント層(2a)／基材フィルム(2b)／イージーピール性シーラント層(2c)の層構成を有すること、
を特徴とするものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【００１７】
本発明のスタンディングパウチは、外面側が基材フィルム(1a)、内面側がシーラント層(1b)からなる積層フィルム(1) を用いて製袋される。製袋に際しては、シーラント層(1b)側が対向するようにしてヒートシールを行う。
【００１８】
外面側の基材フィルム(1a)としては、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、無延伸ポリアミドフィルム等の単層または複層フィルム、あるいはそれらの単層または複層フィルムに蒸着層を設けたものなどがあげられる。蒸着層を設ける場合の一例は、ＳｉＯ₂ 蒸着層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムの蒸着面側に二軸延伸ポリアミドフィルムをドライラミネートしたものである。基材フィルム(1a)の厚みは、１０〜４０μm とすることが多い。
【００１９】
内面側のシーラント層(1b)としては、ＣＰＰと称されるプロピレン系重合体（コポリマーやターポオリマー）や、ＬＬＤＰＥまたはＬＬＤと称される直鎖状低密度ポリエチレンからなる層が好適に用いられる。シーラント層(1b)の厚みは、２０〜１５０μm とすることが多い。
【００２０】
基材フィルム(1a)に対するシーラント層(1b)の積層は、ドライラミネート、エクストルージョンコーティング、共押出などの方法により達成できる。シーラント層(2a)は、場合によっては基材層(2b)に部分的に設けることもできる。
【００２１】
上記の積層フィルム(1) の内面側が対向するようにしてヒートシールすることにより製袋がなされるが、スタンディングパウチとするため、袋の両サイドがサイドシール部(Hs)、袋の底部側がスタンディング可能な底シール部(Hb)になるようにヒートシールを行う。なお袋の底部は、常法に従い、上記の積層フィルム(1) を内側にＷ字形に折り返すか、上記の積層フィルム(1) と同じような層構成の別のフィルムをΛ字形にして挿し込むことにより形成される。
【００２２】
製袋時には、袋開口部側の少なくとも一方の内面に、イージーピール性の薄膜テープ(2) を袋の巾方向に設置する。このイージーピール性の薄膜テープ(2) は、袋開口部側に部分的に設けることも不可能ではないが、製造工程上は袋の両サイドのサイドシール部(Hs)にまで及ぶようにする方が有利である。設置した薄膜テープ(2) の上縁は、袋開口部の上端部に至るようにしてもよく、その上端部より若干下側になるようにしてもよい。
【００２３】
そして本発明においては、上記イージーピール性の薄膜テープ(2) が、シーラント層(2a)／基材フィルム(2b)／イージーピール性シーラント層(2c)の層構成を有するようにする。従来の技術の項で述べた従来の薄膜テープは、イージーピール性シーラント層(2c)に相当するフィルムの使用、またはシーラント層(2a)／イージーピール性シーラント層(2c)に相当する２層フィルムの使用についてしか示されていないが、本発明においてはイージーピール性の薄膜テープ(2) に中間層として基材フィルム(2b)を設けるところが特徴点である。
【００２４】
上記イージーピール性の薄膜テープ(2) を設置した袋の開口部をヒートシールしたときのシール強度は、袋の両サイドのサイドシール部(Hs)や袋の底部側の底シール部(Hb)のシール強度をＴとするとき、0.02〜 0.8Ｔの範囲に設定することが望ましい。ここでＴは１〜１０kg/15mm 程度、殊に 2.5〜８kg/15mm 程度である。開口部のシール強度は、0.02〜 0.8Ｔの範囲で、 0.3〜２kg/15mm 程度の範囲にあることが好ましい。
【００２５】
イージーピール性の薄膜テープ(2) の構成層のうちシーラント層(2a)としては、先に述べた積層フィルム(1) のシーラント層(1b)と同様に、ＣＰＰと称される無延伸ポリプロピレンや、ＬＬＤＰＥまたはＬＬＤと称される直鎖状低密度ポリエチレンからなる層が好適に用いられる。
【００２６】
イージーピール性の薄膜テープ(2) の構成層のうち基材フィルム(2b)としては、先に述べた積層フィルム(1) の基材フィルム(1a)と同様のものが用いられる。
【００２７】
イージーピール性の薄膜テープ(2) の構成層のうちイージーピール性シーラント層(2c)としては、たとえば、
（イ）ブロックポリプロピレン系コポリマー層(2c-1)と、ブロックポリプロピレン系コポリマーとポリエチレン系またはポリブテン系ポリマーとのブレンド物層(2c-2)との２層共押出層、または、
（ロ）ランダムポリプロピレン系コポリマー層(2c-3)と、ポリプロピレン層(2c-4)と、エチレン−酢酸ビニル共重合体層(2c-5)との３層共押出層
などが好適に用いられる。
【００２８】
ここでブロックポリプロピレン系コポリマーの代表例はポリプロピレン−ポリエチレンブロックコポリマー、ランダムポリプロピレン系コポリマーの代表例はプロピレン−エチレンランダムコポリマーである。
【００２９】
〈作用〉
本発明のスタンディングパウチにあっては、イージーピール性の薄膜テープ(2) が袋の開口部に設置してあるので、袋内に食品を入れて開口部をヒートシールし、ボイル殺菌やレトルト殺菌に供して製品とした後、電子レンジによる加熱または加熱調理を行ったときには、袋の開口部のシール強度が袋のサイドシール部(Hs), (Hs)および底シール部(Hb)よりも小さいので、加熱により水蒸気が発生して内圧が上昇していって袋内の圧力が一定程度まで上がると、袋の開口部のほぼ中央付近（ここに一番圧力がかかる）が剥がれて、シューと内部の圧力が逃がされる。スタンディングパウチは立垂姿勢にあるが、圧力が円滑に逃がされるため、破袋のときの衝撃でパウチが倒れたり、内容物が噴き出したり飛び散ったりするようなトラブルは生じない。調理温度が高かったり、昇温速度が急で内圧が予想外に高くなったときであっても、何のトラブルも生じない。
【００３０】
そして本発明においては、イージーピール性の薄膜テープ(2) として、シーラント層(2a)／基材フィルム(2b)／イージーピール性シーラント層(2c)の層構成を有するもの、つまり基材フィルム(2b)を有するものを用いているので、スタンディングパウチの開口部の内面に薄膜テープを設置しているにもかかわらず開口部が内側にカールするのが有効に防止され、自動充填機の吸盤により開口して内容物を充填する操作を行いやすい。
【００３１】
【実施例】
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
【００３２】
実施例１
図１は開口部をシールする前の本発明のスタンディングパウチの一例を示した正面図であり、寸法も付記してある。図２は図１のＸ−Ｘ切断端面図（拡大図）、図３は図１のＹ−Ｙ切断端面図（拡大図）、図４は図１のＺ−Ｚ切断端面図（模式図）である。
【００３３】
厚み１５μm の二軸延伸ナイロン（ＯＮｙ）フィルムからなる基材フィルム(1a)と、厚み６０μm の無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）からなるシーラント層(1b)とをドライラミネートすることにより、積層フィルム(1) を得た。
【００３４】
この積層フィルム(1) をそのシーラント層(1b)の側が対向するように対峙させ、底部側からこれと同じ積層フィルム(1) をそのシーラント層(1b)の側が外側となるようにΛ字形に折って挿し込むと共に、開口部を形成する側に次に述べるイージーピール性の薄膜テープ(2) を沿わせながら必要個所をヒートシールすることにより、袋の両サイドがサイドシール部(Hs), (Hs)、袋の底部側がスタンディング可能な底シール部(Hb)に形成された図１〜４のスタンディングパウチを作製した。なお薄膜テープ(2) を沿わせるときには、ポリテトラフルオロエチレン被膜を有する板片を挿し込んで、薄膜テープ(2) が袋の開口部の片方の内面のみに融着するようにした。
【００３５】
上記の薄膜テープ(2) の層構成は(2a)/(2b)/(2c-1)/(2c-2) であり、各層は次の通りである。
(2a): 厚み３０μm のプロピレン系重合体（ＣＰＰ）フィルム。
(2b): 厚み１２μm の二軸延伸ポリエステル（ＰＥＴ）フィルム。
(2c): ブロックポリプロピレン系コポリマー層(2c-1)と、ブロックポリプロピレン系コポリマーとポリエチレン系ポリマーとのブレンド物層(2c-2)との２層共押出層。(2c-1)の厚みは２５μm 、(2c-2)の厚みは５μm で計３０μm 。
【００３６】
このようにして得た多数の袋を吸盤により開口しながら、自動充填機により袋内に食品を充填したが、開口部が内側にカールしておらず図４のようにフラットであったため、自動充填機の吸盤による開口は円滑であり、食品の充填作業に何の支障もなかった。
【００３７】
袋内に食品を入れて開口部をヒートシールし、１２０℃×３０分の条件でレトルト殺菌に供して製品とした後、電子レンジによる加熱または加熱調理を行ったところ、加熱により水蒸気が発生して内圧が上昇していって袋内の圧力が一定程度まで上がると、袋の開口部のほぼ中央付近が剥がれて、シューと内部の圧力が逃がされた。スタンディングパウチは立垂姿勢を保ち、パウチが倒れたり、内容物が噴き出したり飛び散ったりするようなトラブルは皆無であった。
【００３８】
なお剥離試験機による剥離試験では、サイドシール部(Hs)および底シール部(Hb)のシール強度Ｔはいずれも5.0kg/15mm、薄膜テープ(2) を設置した開口部のシール強度は0.7kg/15mm（Ｔの0.14倍）であった。
【００３９】
実施例２
基材フィルム(1a)として、ＳｉＯ₂ 蒸着層を設けた厚み１２μm の二軸延伸ポリエステル（ＰＥＴ）フィルムの蒸着面側に厚み１５μm の二軸延伸ポリアミド（ＯＮｙ）フィルムをドライラミネートしたものを用いた。この基材フィルム(1a)の二軸延伸ポリアミド（ＯＮｙ）フィルム側に、厚み６０μm の無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）からなるシーラント層(1b)をドライラミネートすることにより積層フィルム(1) を得た。
【００４０】
上記の積層フィルム(1) をシーラント層(1b)の側が対向するように対峙させ、底部側からこれと同じ積層フィルム(1) をそのシーラント層(1b)の側が外側となるようにΛ字形に折って挿し込むと共に、開口部を形成する側に次に述べるイージーピール性の薄膜テープ(2) を沿わせながら必要個所をヒートシールすることにより、袋の両サイドがサイドシール部(Hs)、袋の底部側がスタンディング可能な底シール部(Hb)に形成された図１〜４のスタンディングパウチを作製した。
【００４１】
上記の薄膜テープ(2) の層構成は、次の各層からなる(2a)/(2b)/(2c-3)/(2c-4)/(2c-5)である。
(2a): 厚み３０μm のプロピレン系重合体（ＣＰＰ）フィルム。
(2b): 厚み１２μm の二軸延伸ポリエステル（ＰＥＴ）フィルム。
(2c): 厚み１０μm のランダムポリプロピレン系コポリマー層(2c-3)と、厚み１０μm のポリプロピレン層(2c-4)と、厚み５μm のエチレン−酢酸ビニル共重合体層(2c-5)層との３層共押出層。
【００４２】
このようにして得た多数の袋を吸盤により開口しながら、自動充填機により袋内に食品を充填したが、図４のように開口部が内側にカールせずフラットであったため、自動充填機の吸盤による開口は円滑であり、食品の充填作業に何の支障もなかった。
【００４３】
袋内に食品を入れて開口部をヒートシールし、９０℃×３０分の条件でボイル殺菌に供して製品とした後、電子レンジによる加熱または加熱調理を行ったところ、加熱により水蒸気が発生して内圧が上昇していって袋内の圧力が一定程度まで上がると、袋の開口部のほぼ中央付近が剥がれて、シューと内部の圧力が逃がされた。スタンディングパウチは立垂姿勢を保ち、パウチが倒れたり、内容物が噴き出したり飛び散ったりするようなトラブルは全く生じなかった。
【００４４】
なお剥離試験機による剥離試験では、サイドシール部(Hs)および底シール部(Hb)のシール強度Ｔはいずれも4.5kg/15mm、薄膜テープ(2) を設置した開口部のシール強度は1.6kg/15mmであり、Ｔの0.36倍であった。
【００４５】
比較例１
図５は開口部をシールする前のスタンディングパウチの一例を示した正面図である。図６は図５のＺ−Ｚ切断端面図（模式図）である。
【００４６】
実施例１において、薄膜テープ(2) として(2a)/(2c-1)/(2c-2)の層構成のもの（つまり基材フィルム(2b)である二軸延伸ポリエステル（ＰＥＴ）フィルムを欠くもの）を用いたほかは実施例１を繰り返した。しかしながら、この袋は図６のように開口部が内側に若干カールしているため、自動充填機の吸盤による開口が必ずしも円滑にはいかず、食品の充填作業に際して失敗するおそれがあった。
【００４７】
【発明の効果】
作用の項でのべたように、本発明のスタンディングパウチにあっては、イージーピール性の薄膜テープ(2) として、シーラント層(2a)／基材フィルム(2b)／イージーピール性シーラント層(2c)の層構成を有するもの、つまり基材フィルム(2b)を有するものを用いているので、スタンディングパウチの開口部の内面に薄膜テープを設置しているにもかかわらず開口部が内側にカールするのが有効に防止され、自動充填機の吸盤により開口して内容物を充填する操作を行いやすい。
【００４８】
そして本発明のスタンディングパウチは、電子レンジ内で立垂姿勢で加熱または加熱調理ができる上、内圧が上昇したときには上部のシール部から自動破袋して内圧が円滑に逃がされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】開口部をシールする前の本発明のスタンディングパウチの一例を示した正面図であって、開口部をシールする前の状態を示してある。
【図２】図１のＸ−Ｘ切断端面図（拡大図）である。
【図３】図１のＹ−Ｙ切断端面図（拡大図）である。
【図４】図１のＺ−Ｚ切断端面図（模式図）である。
【図５】開口部をシールする前のスタンディングパウチの一例を示した正面図である。
【図６】図５のＺ−Ｚ切断端面図（模式図）である。
【符号の説明】
(1) …積層フィルム、
(1a)…基材フィルム、(1b)…シーラント層、
(2) …イージーピール性の薄膜テープ、
(2a)…シーラント層、(2b)…基材フィルム、
(2c)…イージーピール性シーラント層、
(Hs)…サイドシール部、
(Hb)…底シール部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a standing pouch having an automatic pressure adjusting function, and more specifically, it is subjected to heating or cooking by a microwave oven in a standing posture, and at that time, when the inside of the bag reaches a predetermined internal pressure, Is about a standing pouch that is automatically escaped.
[0002]
[Prior art]
If a package containing boiled sterilized foods, retort sterilized foods, frozen foods, etc. is put into a microwave oven and heated or cooked as it is, the inside of the bag will be overpressured by the generated steam, and finally the bag May burst and the contents may scatter in a heater such as a microwave oven. Such bursting not only leads to food loss, microwave oven soiling, and microwave life reduction, but also poses dangers to the people around. Therefore, prior to cooking with a heater such as a microwave oven, the package is damaged with scissors or a cutter.
[0003]
However, in order to prevent the contents from being scattered when the package bursts, it is desirable to devise the structure of the bag for the package itself. Thus, for example, it is conceivable to make the seal strength of a part of the heat seal portion of the package smaller than the normal seal strength.
[0004]
A method of interposing a weakly sealing thin film tape in a part of the heat seal portion of the bag has also been proposed as follows.
[0005]
That is, Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-240674 filed by the applicant of the present application discloses a bag made by bag-sealing by arranging at least one sheet having a sealant layer so that both sealant layers face each other and heat-sealing. A part of the heat seal portion of the bag is formed with a thin film interposed between the sealant layers, and the seal strength of the thin film interposition portion is relatively higher than the seal strength of the non-thin film interposition portion. A packaging bag is shown which is structured to be small.
[0006]
Similarly, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-175681 filed by the applicant of the present application, in a bag made by placing and heat-sealing at least one sheet having a sealant layer so that both sealant layers face each other, The bottom side of the bag is formed into a bifurcated gusset, and a first thin film intervening seal portion and a second thin film intervening seal portion are provided on the upper end side and the lower end side of one of the bifurcated chambers. A packaging bag is shown in which the seal strength of the thin film intervening seal portion is relatively smaller than the seal strength of the thin film non-intervening portion of the seal portion of the bag.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Among the above-mentioned conventional technologies, setting the heat seal strength of the package to a predetermined weak seal strength makes it difficult to ensure completeness in terms of production management, considering the fact that the package is produced in large quantities. Moreover, the loss of the package consumed for inspection is also great. Further, making the heat seal strength of the package smaller than the normal seal strength cannot be immediately adopted because the sealing of the contents in the distribution process may be impaired.
[0008]
As described in JP-A-3-240674 and JP-A-10-175681, a method for reducing the heat seal strength of a part of the heat seal part of the bag by interposing a thin film tape is described above. It aims to eliminate the problems. Examples of the thin film include the following.
[0009]
(1) Although it has heat sealability, the heat seal temperature is originally higher than that of the sealant layer, and depending on the heat seal operation at a temperature suitable for the sealant layers, the seal between the sealant layer / thin film rather than the seal strength between the sealant layers A thin film with reduced strength. For example, a resin film having a melting point higher than that of the resin constituting the sealant layer, a resin film obtained by blending a resin having a higher melting point with the resin constituting the sealant layer, and the like.
[0010]
(2) A thin film whose seal strength between the sealant layer and the thin film is inherently smaller than the seal strength between the sealant layers, although it can be heat sealed by a heat seal operation at a temperature suitable for the sealant layers. For example, a resin film in which a substance having a function of reducing heat seal strength is added to a resin having heat sealability, a resin film in which a resin sheet having heat sealability is coated or impregnated with a substance having a function of reducing heat seal strength.
[0011]
(3) Consists of two layers of laminate film. One side has high sealing strength with the sealant layer, and the other side has low sealing strength with the sealant layer. By heat sealing operation at a temperature suitable for the sealant layers. A thin film in which the seal strength between the latter surface and the sealant layer is smaller than the seal strength between the sealant layers.
[0012]
Among these, (3) is particularly important. In the examples of JP-A-10-175681, a two-layer coextruded film of a polypropylene layer and an ethylene-vinyl acetate copolymer layer is used as a thin film tape. ing.
[0013]
The method of reducing the heat seal strength of the part by interposing a thin film tape allows the pressure in the bag to be released automatically and reliably, and the usual considerations for setting the seal temperature etc. during bag making However, it has been found that there is still room for improvement in the following two points.
(i) When applied to a standing pouch and heated or cooked in a vertical position in a microwave oven, it is not expected to automatically break the bag from the upper seal when the internal pressure rises.
(ii) When a thin film tape is installed on the inner surface of the opening of the standing pouch, the opening tends to curl inward, so that it is difficult to open the opening with the suction cup of the automatic filling machine and fill the contents. .
[0014]
Under such circumstances, the present invention is a method as proposed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-240674 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-175681 relating to the applicant's application, that is, the heat seal portion of the bag. The method of further reducing the heat seal strength of the part by interposing a thin film tape in part is applied to a standing pouch and heated or cooked in a vertical position in a microwave oven, increasing the internal pressure. Occasionally, the inner seal is released from the upper seal part so that the internal pressure can be released smoothly, and the opening curls inward even though a thin film tape is installed on the inner surface of the opening of the standing pouch. Providing a standing pouch with an automatic pressure adjustment function that effectively prevents the filling and opens the suction cup of the automatic filling machine. It is an object of the present invention to be.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The standing pouch having an automatic pressure regulation function according to the present invention is made by using a laminated film (1) having a base film (1a) on the outer surface side and a sealant layer (1b) on the inner surface side, and both sides of the bag are side seals. In the standing pouch formed on the bottom seal part (Hb) where the part (Hs), the bottom side of the bag can be standing,
An easy peel thin film tape (2) is installed in the width direction of the bag on the inner surface of at least one side of the bag opening, and
The easy peel thin film tape (2) has a layer structure of sealant layer (2a) / base film (2b) / easy peel sealant layer (2c),
It is characterized by.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
[0017]
The standing pouch of the present invention is produced using a laminated film (1) having a base film (1a) on the outer surface side and a sealant layer (1b) on the inner surface side. In bag making, heat sealing is performed so that the sealant layer (1b) side faces.
[0018]
As the base film (1a) on the outer surface side, a single layer or a multilayer film such as a biaxially stretched polyamide film, a biaxially stretched polyester film, a biaxially stretched polypropylene film, or an unstretched polyamide film, or a single layer or a multiple layer thereof. The thing which provided the vapor deposition layer in the layer film etc. is mention | raise | lifted. An example in the case of providing a vapor deposition layer is obtained by dry laminating a biaxially stretched polyamide film on the vapor deposition surface side of a biaxially stretched polyester film provided with a SiO ₂ vapor deposition layer. The thickness of the base film (1a) is often 10 to 40 μm.
[0019]
As the sealant layer (1b) on the inner surface side, a layer made of a propylene polymer (copolymer or terpopolymer) called CPP or a linear low density polyethylene called LLDPE or LLD is preferably used. The thickness of the sealant layer (1b) is often 20 to 150 μm.
[0020]
Lamination of the sealant layer (1b) to the base film (1a) can be achieved by methods such as dry lamination, extrusion coating, and coextrusion. In some cases, the sealant layer (2a) may be partially provided on the base material layer (2b).
[0021]
Bags are made by heat-sealing with the inner surface of the laminated film (1) facing each other, but because of the standing pouch, both sides of the bag are side seals (Hs) and the bottom side of the bag is standing. Heat sealing is performed so that the bottom seal portion (Hb) is possible. At the bottom of the bag, the above laminated film (1) is folded inward in a W shape or another film having the same layer structure as the above laminated film (1) is inserted in a Λ shape in accordance with a conventional method. Is formed.
[0022]
At the time of bag making, an easy peel thin film tape (2) is placed in the width direction of the bag on at least one inner surface on the bag opening side. This easy-peeling thin film tape (2) can be partially provided on the bag opening side, but it extends to the side seals (Hs) on both sides of the bag in the manufacturing process. Is more advantageous. The upper edge of the installed thin film tape (2) may reach the upper end of the bag opening, or may be slightly below the upper end.
[0023]
In the present invention, the easy peel thin film tape (2) has a layer structure of sealant layer (2a) / base film (2b) / easy peel sealant layer (2c). The conventional thin film tape described in the section of the prior art uses a film corresponding to an easy peel sealant layer (2c), or a two-layer film corresponding to a sealant layer (2a) / easy peel sealant layer (2c). However, the present invention is characterized in that the base film (2b) is provided as an intermediate layer on the easy-peeling thin film tape (2).
[0024]
The sealing strength when heat-sealing the opening of the bag on which the above easy-peeling thin film tape (2) is installed is the side sealing portion (Hs) on both sides of the bag and the bottom sealing portion (Hb) on the bottom side of the bag. When the sealing strength of T is T, it is desirable to set it in the range of 0.02 to 0.8T. Here, T is about 1 to 10 kg / 15 mm, especially about 2.5 to 8 kg / 15 mm. The sealing strength of the opening is preferably in the range of about 0.02 to 0.8 T and about 0.3 to 2 kg / 15 mm.
[0025]
Among the constituent layers of the easy-peeling thin film tape (2), as the sealant layer (2a), similarly to the sealant layer (1b) of the laminated film (1) described above, unstretched polypropylene called CPP or A layer made of linear low density polyethylene called LLDPE or LLD is preferably used.
[0026]
Of the constituent layers of the easy peel thin film tape (2), the base film (2b) is the same as the base film (1a) of the laminated film (1) described above.
[0027]
Of the constituent layers of the easy peel thin film tape (2), as the easy peel sealant layer (2c), for example,
(A) a two-layer coextruded layer of a block polypropylene copolymer layer (2c-1) and a blend layer (2c-2) of a block polypropylene copolymer and a polyethylene or polybutene polymer, or
(B) A three-layer coextruded layer of a random polypropylene copolymer layer (2c-3), a polypropylene layer (2c-4), and an ethylene-vinyl acetate copolymer layer (2c-5) is preferably used. .
[0028]
A typical example of the block polypropylene copolymer is a polypropylene-polyethylene block copolymer, and a typical example of the random polypropylene copolymer is a propylene-ethylene random copolymer.
[0029]
<Action>
In the standing pouch of the present invention, the easy peel thin film tape (2) is installed in the opening of the bag, so food is put in the bag and the opening is heat sealed to boil sterilization or retort sterilization. When heated or cooked with a microwave oven after being used as a product, the sealing strength of the opening of the bag is smaller than the side sealing parts (Hs), (Hs) and the bottom sealing part (Hb) of the bag Therefore, when steam is generated by heating and the internal pressure rises and the pressure in the bag rises to a certain level, the vicinity of the center of the opening of the bag (the most pressure is applied here) peels off, and the shoe and Internal pressure is released. The standing pouch is in a vertical position, but since the pressure is released smoothly, there is no trouble that the pouch falls due to the impact when the bag breaks, or the contents erupt or scatter. Even when the cooking temperature is high or the temperature rise rate is steep and the internal pressure is unexpectedly high, no trouble occurs.
[0030]
In the present invention, the easy peel thin film tape (2) has a layer structure of sealant layer (2a) / base film (2b) / easy peel sealant layer (2c), that is, a base film ( 2b), it is possible to effectively prevent the opening from curling inward even though a thin film tape is installed on the inner surface of the opening of the standing pouch. Easy to open and fill contents.
[0031]
【Example】
The following examples further illustrate the invention.
[0032]
Example 1
FIG. 1 is a front view showing an example of a standing pouch of the present invention before sealing an opening, and dimensions are also added. 2 is an end view (enlarged view) taken along the line XX of FIG. 1, FIG. 3 is an end view taken along the line YY of FIG. 1 (enlarged view), and FIG. 4 is an end view taken along the line ZZ of FIG. It is.
[0033]
By laminating a base film (1a) made of a biaxially stretched nylon (ONy) film having a thickness of 15 μm and a sealant layer (1b) made of unstretched polypropylene (CPP) having a thickness of 60 μm, a laminated film (1) Got.
[0034]
The laminated film (1) is opposed so that the side of the sealant layer (1b) faces, and the same laminated film (1) is formed in a Λ shape from the bottom side so that the side of the sealant layer (1b) is outside. Fold and insert, and heat seal the necessary parts while placing the following easy-peeling thin film tape (2) on the side where the opening is to be formed, so that both sides of the bag have side seals (Hs), (Hs), the standing pouch shown in FIGS. 1 to 4 was formed in which the bottom side of the bag was formed in a bottom seal portion (Hb) that could be standing. When the thin film tape (2) was placed, a plate piece having a polytetrafluoroethylene film was inserted so that the thin film tape (2) was fused only to one inner surface of the opening of the bag.
[0035]
The layer structure of the thin film tape (2) is (2a) / (2b) / (2c-1) / (2c-2), and each layer is as follows.
(2a): Propylene polymer (CPP) film having a thickness of 30 μm.
(2b): Biaxially stretched polyester (PET) film having a thickness of 12 μm.
(2c): A two-layer coextruded layer of a block polypropylene copolymer layer (2c-1) and a blend layer (2c-2) of a block polypropylene copolymer and a polyethylene polymer. The thickness of (2c-1) is 25 μm, and the thickness of (2c-2) is 5 μm, for a total of 30 μm.
[0036]
A large number of bags thus obtained were opened with a suction cup, and food was filled into the bags with an automatic filling machine, but the opening was not curled inward and was flat as shown in FIG. The opening by the suction cup of the filling machine was smooth, and there was no obstacle to the filling operation of food.
[0037]
Food is put in the bag, the opening is heat-sealed, and it is subjected to retort sterilization at 120 ° C for 30 minutes to make a product, and then heated or cooked with a microwave oven, steam is generated by heating. When the internal pressure increased and the pressure in the bag rose to a certain level, the vicinity of the center of the opening of the bag was peeled off, and the shoe and the internal pressure were released. The standing pouch was kept in a standing position, and there was no trouble that the pouch fell over or the contents spouted or scattered.
[0038]
In the peel test using a peel tester, the seal strength T of the side seal part (Hs) and bottom seal part (Hb) is 5.0 kg / 15 mm for both, and the seal strength of the opening where the thin film tape (2) is installed is 0.7 kg. / 15mm (0.14 times T).
[0039]
Example 2
As the base film (1a), a 12 μm thick biaxially stretched polyester (PET) film provided with a SiO ₂ vapor deposition layer and a 15 μm thick biaxially stretched polyamide (ONy) film dry-laminated on the vapor deposition surface side was used. . A laminate film (1) was obtained by dry laminating a sealant layer (1b) made of unstretched polypropylene (CPP) having a thickness of 60 μm on the biaxially stretched polyamide (ONy) film side of the base film (1a).
[0040]
The above laminated film (1) is opposed so that the side of the sealant layer (1b) faces, and the same laminated film (1) from the bottom side is formed in a Λ shape so that the side of the sealant layer (1b) is outside. Fold and insert and heat seal the necessary parts while keeping the easy-peeling thin film tape (2) described below on the side where the opening is to be formed, so that both sides of the bag are side seal parts (Hs), The standing pouch shown in FIGS. 1 to 4 was formed in which the bottom side of the bag was formed into a bottom seal portion (Hb) that could be standing.
[0041]
The layer structure of the thin film tape (2) is (2a) / (2b) / (2c-3) / (2c-4) / (2c-5) composed of the following layers.
(2a): Propylene polymer (CPP) film having a thickness of 30 μm.
(2b): Biaxially stretched polyester (PET) film having a thickness of 12 μm.
(2c): a random polypropylene copolymer layer (2c-3) having a thickness of 10 μm, a polypropylene layer (2c-4) having a thickness of 10 μm, and an ethylene-vinyl acetate copolymer layer (2c-5) layer having a thickness of 5 μm 3 layer coextrusion layer.
[0042]
While opening a large number of bags obtained in this way with a suction cup, food was filled into the bags with an automatic filling machine, but the opening was not curled inward as shown in FIG. The opening by the sucker was smooth and had no trouble in the filling work of food.
[0043]
After putting food in the bag and heat-sealing the opening, and subjecting it to boil sterilization at 90 ° C for 30 minutes to make a product, heating or cooking with a microwave oven is performed, and steam is generated by heating. When the internal pressure increased and the pressure in the bag rose to a certain level, the vicinity of the center of the opening of the bag was peeled off, and the shoe and the internal pressure were released. The standing pouch was kept in a standing position, and there was no trouble that the pouch fell over or the contents spouted or scattered.
[0044]
In the peel test using a peel tester, the seal strength T of the side seal part (Hs) and bottom seal part (Hb) is 4.5 kg / 15 mm for both, and the seal strength of the opening where the thin film tape (2) is installed is 1.6 kg. / 15mm, 0.36 times T.
[0045]
Comparative Example 1
FIG. 5 is a front view showing an example of a standing pouch before the opening is sealed. FIG. 6 is a ZZ cut end view (schematic diagram) of FIG.
[0046]
In Example 1, a thin film tape (2) having a layer configuration of (2a) / (2c-1) / (2c-2) (that is, a biaxially stretched polyester (PET) film as a base film (2b)) Example 1 was repeated except that the missing one was used. However, since the opening of the bag is slightly curled inward as shown in FIG. 6, the opening by the suction cup of the automatic filling machine does not always go smoothly, and there is a possibility that the filling operation may fail.
[0047]
【The invention's effect】
As described in the section of action, in the standing pouch of the present invention, as an easy peel thin film tape (2), a sealant layer (2a) / base film (2b) / easy peel sealant layer (2c) ), That is, having a base film (2b), the opening curls inward even though a thin film tape is installed on the inner surface of the opening of the standing pouch. This is effectively prevented, and it is easy to perform an operation of opening and filling the contents with a suction cup of an automatic filling machine.
[0048]
The standing pouch according to the present invention can be heated or cooked in a standing posture in the microwave oven, and when the internal pressure rises, the internal pouch is automatically broken from the upper seal portion so that the internal pressure is smoothly released.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a standing pouch of the present invention before an opening is sealed, and shows a state before the opening is sealed.
2 is a sectional view (enlarged view) taken along line XX of FIG.
FIG. 3 is an end view (enlarged view) taken along the line YY of FIG. 1;
4 is a sectional view (schematic diagram) of ZZ in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a front view showing an example of a standing pouch before the opening is sealed.
6 is a cross-sectional end view (schematic diagram) of ZZ in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
(1) ... Laminated film,
(1a) ... base film, (1b) ... sealant layer,
(2)… Easy peelable thin film tape,
(2a) ... sealant layer, (2b) ... base film,
(2c) ... easy peel sealant layer,
(Hs) ... Side seal part,
(Hb)… Bottom seal part

Claims

外面側が基材フィルム(1a)、内面側がシーラント層(1b)からなる積層フィルム(1) を用いて製袋され、袋の両サイドがサイドシール部(Hs)、袋の底部側がスタンディング可能な底シール部(Hb)に形成されているスタンディングパウチにおいて、
袋開口部側の少なくとも一方の内面に、イージーピール性の薄膜テープ(2) を袋の巾方向に設置してあること、および、
そのイージーピール性の薄膜テープ(2) が、シーラント層(2a)／基材フィルム(2b)／イージーピール性シーラント層(2c)の層構成を有すること、
を特徴とする自動調圧機能を有するスタンディングパウチ。The bag is made using a laminated film (1) consisting of a base film (1a) on the outer surface and a sealant layer (1b) on the inner surface, the side seals (Hs) on both sides of the bag, and the bottom where the bottom of the bag can stand In the standing pouch formed in the seal part (Hb),
An easy peel thin film tape (2) is installed in the width direction of the bag on the inner surface of at least one side of the bag opening, and
The easy peel thin film tape (2) has a layer structure of sealant layer (2a) / base film (2b) / easy peel sealant layer (2c),
Standing pouch with an automatic pressure regulation feature.

イージーピール性の薄膜テープ(2) の構成層のうちイージーピール性シーラント層(2c)が、（イ）ブロックポリプロピレン系コポリマー層と、ブロックポリプロピレン系コポリマーとポリエチレン系またはポリブテン系ポリマーとのブレンド物層との２層共押出層、または、（ロ）ランダムポリプロピレン系コポリマー層と、ポリプロピレン層と、エチレン−酢酸ビニル共重合体層との３層共押出層である請求項１記載のスタンディングパウチ。The easy peel sealant layer (2c) of the constituent layers of the easy peel thin film tape (2) is (a) a block polypropylene copolymer layer and a blend layer of a block polypropylene copolymer and a polyethylene or polybutene polymer. The standing pouch according to claim 1, which is a two-layer coextruded layer of (2) or a three-layer coextruded layer of (b) a random polypropylene-based copolymer layer, a polypropylene layer, and an ethylene-vinyl acetate copolymer layer.

電子レンジによる加熱または加熱調理用の食品を包装するためのものである請求項１記載のスタンディングパウチ。The standing pouch according to claim 1, which is for packaging food for heating or cooking by a microwave oven.