JP3866736B2 - 半導体装置及びこれを含む光ピックアップ光学系ユニット及びこれを含む光ピックアップ装置 - Google Patents

半導体装置及びこれを含む光ピックアップ光学系ユニット及びこれを含む光ピックアップ装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に光ディスク等に記録された信号の読み取りを行う光ピックアップ装置の光源として用いられる半導体レーザーに高周波電流を供給する高周波電流重畳回路を備えた半導体装置に関する。
CDーROM等の光ディスク装置は、コンピュータやCDディスク等の民生機器の外部記憶装置として広く用いられおり、特に、次世代のオーディオ機器として注目されているDVD(Digital Video Disk ) 装置の開発・改良に伴って、より一層の小型・軽量化が要望されている。
光ディスク装置の構成要素のうち、光ディスクに記録された信号の読み取りを行う光ピックアップ装置は、ホログラム素子、半導体レーザ、光検出器を含むため、容積・重量ともに大きな比重を占めている。このため、光ディスク装置の小型・軽量化は、光ピックアップ装置に依存するところが大きく、従来この装置について様々な改良がなされてきた。
例えば、特開平3−269835記載のように、光検出器を光路中に配設することにより、ユニット内部の部品点数を削減し、光ピックアップ装置の小型化を図るものもある。
半導体レーザには、光ピックアップ装置に使用される場合、いわゆる戻り光ノイズが発生するという不具合がある。これは、半導体レーザから光ディスクの盤面に向け出射された光のうち、盤面で反射された光の一部が半導体レーザに戻り、ノイズを発生させるという現象である。この問題を解消するため、レーザ駆動電流に対して100MHz以上の周波数を有し20mA以上の大きさの高周波電流を重畳する方法がある。この高周波重畳電流を供給する回路は、光ピックアップ装置の小型化を図るためにも、半導体レーザの近傍に配設するのが好ましい。しかしながら、一般的に、高周波重畳回路の電源電圧は5Vであり、その消費電力は100mW以上に及ぶため、相当程度の熱を発生させる。一方、半導体レーザは高温の環境下では、発光特性が劣化し、特に、摂氏70℃以上になると発光しなくなるという性質を有する。このため、従来は、高周波電流重畳回路を半導体レーザの近接に配置することが不可能であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力が小さく、発熱量の少ない高周波電流重畳回路を備えた半導体装置及びこれを含む光ピックアップ光学系ユニット及びこれを含む光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明は、以下の手段により上記課題の解決を図る。
即ち、本発明によれば、
高周波電流を発生する高周波電流発生回路とパワーセーブ回路とを備え、
半導体レーザの光量を制御する光量制御回路から出力された制御電流に前記高周波電流発生回路から出力された前記高周波電流を重畳して前記半導体レーザに直接供給することにより、半導体レーザの戻り光に起因するノイズを低減する半導体装置において、
前記パワーセーブ回路は、前記半導体レーザの動作電圧を監視して、半導体レーザの停止モードを判定して前記高周波電流発生回路を停止することを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本発明によれば、
光学式記録媒体にレーザ光を出射する半導体レーザと、
前記半導体レーザの光量を制御する光量制御回路と、
高周波電流を発生する高周波電流発生回路とパワーセーブ回路とを備える半導体装置であって、前記光量制御回路から出力された制御電流に前記高周波電流発生回路から出力された前記高周波電流を重畳して前記半導体レーザに直接供給することにより、半導体レーザの戻り光に起因するノイズを低減し、前記パワーセーブ回路が、前記半導体レーザの動作電圧を監視して、半導体レーザの停止モードを判定して前記高周波電流発生回路を停止する半導体装置と、
前記半導体レーザの出射光量を検知して前記光量制御回路に制御信号を供給する受光素子と、
を備えた光ピックアップ光学系ユニットが提供される。
さらに、本発明によれば、
上述した本発明に係る光ピックアップ光学系ユニットと、
前記半導体レーザの出射光と前記光学式記録媒体からの反射光を分光する偏向プリズムと、
前記偏向プリズムで分光された前記出射光を前記光学式記録媒体の基盤に収束させる対物レンズと、
前記対物レンズを駆動してフォーカスあわせとトラックあわせを行うアクチュエータと、を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置が提供される。
以上詳述したとおり、本発明は以下の効果を奏する。
即ち、本発明(請求項1)によれば、
半導体レーザの光量を制御する光量制御回路と、半導体レーザの戻り光に起因する雑音を低減させる高周波電流発生回路とを備えた半導体装置において、高周波電流を出力する電流増幅素子は、そのバイアス電圧の電圧レベルが半導体レーザの動作電圧に基づいて制御され、光量制御回路からの駆動電流により高周波電流を生成するため、装置の消費電力が少なく発熱量が小さいので、半導体レーザに近接配置できる半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項2ないし5)によれば、
半導体レーザの動作電圧に基づいて、高周波電流発生回路の発振信号の周波数と同一周波数のバイアス電圧を電流増幅素子に与えるセルフバイアス回路を備えているので、半導体レーザの光量制御回路の動作中は安定して作動するとともに、発振回路のON・OFFによっても半導体レーザの駆動系に影響を及ぼさない高周波電流発生回路を備えた信頼性の高い半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項6)によれば、
上記発振回路の発振周波数は、外部に備えられた第2の抵抗の抵抗値に基づき出力電流値が決定される第1の電流変換回路から供給される電流により制御されるようになっているので、発振周波数の設定・変更が容易な高周波電流発生回路を備えた半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項7)によれば、
外部に備えられた第3の抵抗の抵抗値に基づき出力電流値が決定される第2の電流変換回路から供給される電流に基づいて前記発振回路の発振信号の振幅を制御するレベル調整回路が備えられているので、発振信号の振幅を容易に設定・変更できる高周波電流発生回路を備えた半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項8)によれば、
上記第2の電流変換回路は、前記レベル調整回路に供給する電流と逆位相の電流を生成してバイアス制御回路を介して前記セルフバイアス回路にバイアス電流を供給するので、発振信号のレベルに最適の直流バイアス電流が出力トランジスタのベースに供給され、発振信号に応じた高周波電流を半導体レーザに供給する半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項9)によれば、
上記高周波電流発生回路は、半導体レーザの動作電圧を監視して、半導体レーザの停止モードを判定して発振を停止することにより消費電流を抑止するパワーセーブ回路を備えているので、上述の効果に加え、さらに小電力で発熱量の小さい半導体装置が提供される。
また、本発明(請求項10)によれば、
上記効果を有する半導体装置を備えているので、電力消費の小さい小型でかつ軽量の光ピックアップ光学系ユニットが提供される。
また、本発明(請求項11)によれば、
上記効果を有する光ピックアップ光学系ユニットを備えているので、電力消費の小さい小型でかつ軽量の光ピックアップ装置が提供される。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態のいくつかについて説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる半導体回路を示す構成図である。
なお、以下の各図において、図2に対応する部分には同一の符号を付す。
同図に示す半導体回路は、光学部80、光量制御回路(以下、単にAPCと称する。)60、フィルタ回路70、抵抗54及び高周波電流発生回路50を備えている。
光学部80は、DVD等の光学式情報媒体にレーザ光を照射する半導体レーザ82と該半導体レーザ82の光を検知してモニタ電流を発生させるフォトダイオード等の受光素子81を備えている。
抵抗54は、受光素子81から供給されるモニタ電流により発生する端子電圧をAPC80に供給する。
APC80は、半導体レーザ82に駆動電流を供給するとともに抵抗54の端子電圧を受け該駆動電流を所望の値に制御する。
フィルタ回路70は、半導体レーザへ高周波電流が流れるようにAPC60の方への高周波電流の漏れを最小にする。。
APC60の出力端子は、フィルタ回路70を介して光学部80の半導体レーザ82のアノードに結線され、半導体レーザ82のカソードは接地されている。
光学部80の光検出器81はアノードが半導体レーザ82のカソードに接続され、カソードはAPC60の入力端子と抵抗54に接続されており、抵抗54の他端は接地されている。また、高周波電流発生回路50の出力端子は、光学部80の半導体レーザ82のアノードに接続され、またフィルタ回路70を介してAPC80の出力端子に接続されている。
フィルタ回路70は、インダクタ77とキャパシタ76を備え、キャパシタ76は、一端がインダクタ77とAPC60との間に接続され、他端は接地されている。
また、高周波電流発生回路50は、発振回路56、セルフバイアス回路90及び出力トランジスタ52を備え、出力トランジスタ52のエミッタと接地端子との間には、エミッタ抵抗53が接続されている。
発振回路56は、カップリングキャパシタ55を介して出力トランジスタ52のベースに接続され、カップリングキャパシタ55とセルフバイアス回路90とともに、発振出力に含まれる低周波ノイズ成分を除去する高域通過フィルタ(HPF:High Pass Filter )を構成する。セルフバイアス回路90は、一端がカップリングキャパシタ55と出力トランジスタ52のベースに接続され、他の一端が出力トランジスタ52のエミッタとエミッタ抵抗53に接続され、さらに他の一端が出力トランジスタ52のコレクタ及び外部端子に接続されている。
この半導体回路の動作は、以下の通りである。
APC60から出力される駆動電流は、フィルタ回路70を介して半導体レーザ82と高周波電流発生回路50に供給され、半導体レーザ82は、この駆動電流によりレーザ光を出射する。光検出器81は、半導体レーザ82のレーザ光を受光して出力強度のモニタ電流を出力し、抵抗54に供給する。モニタ電流により抵抗54に発生する端子電圧は、APC60にフィードバックされ、この端子電圧により、APC60は、駆動電流を制御し、光学部80の半導体レーザ82に供給する。この動作を繰り返すことにより最適な大きさの駆動電流が半導体レーザ82に供給される。
一方、発振回路56で発生した発振出力は、カップリングキャパシタ55とセルフバイアス回路90で構成されるHPFにより低周波ノイズ成分が除去されるとともにDC的に絶縁され、発振成分のみが出力トランジスタ52のベースに供給される。このカップリングキャパシタ55の静電容量としては、10pF以下が望ましい。出力トランジスタ52によって増幅された高周波電流は、コレクタから出力され、光学部80の半導体レーザ82に供給される。
本発明にかかる高周波重畳回路において特徴的な点は、セルフバイアス回路90が半導体レーザ82の動作電圧により出力トランジスタ52のバイアス電圧を生成し、APC60からの駆動電流により高周波電流を生成している点である。
即ち、図2に示すように、出力トランジスタ52のベースバイアス電圧は、半導体レーザ82の動作電圧によりセルフバイアス回路にて自動設定される。この方式により出力トランジスタ52は、独自のバイアス電源を必要としなくなるばかりか、出力トランジスタ52の高周波電流を歪ませないために必要なバイアス出力電流(平均出力電流)をAPC60から得るため出力トランジスタ52の周辺回路の消費電力は、半導体レーザの動作電圧が通常2.3V程度であることから、バイアス電流を10mA(高周波電流は20mA p−p)として 23mWとなり従来の半分以下と大幅に節電され、高温による半導体レーザの発光不良を招くことはない。これにより、高周波電流発生回路50を半導体レーザ82に近接して配設することが可能となり、EMI(電磁妨害:Electro Magnetic Interference )が容易となるばかりか放熱部材を少なくでき、光ピックアップ装置の小型・軽量化が可能になる。
図3は、このような消費電力の小さい高周波電流発生回路を実現するセルフバイアス回路90の具体的な構成を含む本発明にかかる半導体装置の実施の一形態を示す回路図である。なお、発振回路、カップリングキャパシタ、出力トランジスタは、図2と同じなので、同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
この高周波電流発生回路51において特徴的なセルフバイアス回路100は、出力トランジスタ52のバイアスを調整するバイアス調整トランジスタ91、キャパシタ92及び抵抗93にないし95を備えている。
バイアス調整トランジスタ91のベースは、抵抗95を介して出力トランジスタ52のコレクタ並びに外部回路のAPC80及びレーザ82への外部端子58へ接続され、抵抗93を介して出力トランジスタ52のエミッタ及びエミッタ抵抗53へ接続され、さらに、キャパシタ92を介して出力トランジスタ52とバイアス調整トランジスタ91のエミッタ共通線により接地されている。
また、バイアス調整トランジスタ91のコレクタは、出力トランジスタ52のベースへ接続され、また抵抗94を介して出力トランジスタ52のコレクタ及び外部端子58へ接続され、さらに、カップリングキャパシタ55を介して発振回路56へ接続されている。
このセルフバイアス回路100の動作は次の通りである。
いま、半導体レーザ82(図2参照)の動作電圧、即ち、出力端子58の端子電圧が大きくなると、出力トランジスタ52のベース電圧(a点)が上昇することになるが、バイアス調整出力トランジスタ91のベース電圧(b点)もともに上昇するため、バイアス調整出力トランジスタ91のコレクタ電流が増加してa点の電圧上昇が抑制され、もとのバイアス電圧に回復する。また、出力端子58の端子電圧が小さくなった場合は、上述の動作と逆の動作により、出力トランジスタ52のベース電圧(a点)が下降するとともに、バイアス調整出力トランジスタ91のベース電圧(b点)も下降するため、バイアス調整出力トランジスタ91のコレクタ電流が減少してa点の電圧下降が抑制され、もとのバイアス電圧に回復する。
また、通常各トランジスタは、温度上昇とともにコレクタ電流が増加する温度特性を持つが、バイアス調整出力トランジスタ91のコレクタ電流の増加は、出力トランジスタ52のベース電圧を低下させるため、温度上昇とともに出力電流が増加することが防止される。逆にトランジスタ91とトランジスタ52の面積比及びトランジスタ91のエミッタ側への挿入抵抗値の調整により出力電流の温度特性を任意に調整することができる。図3に示すように、トランジスタ91のエミッタ側の抵抗を除去しておくことにより高温時の消費電力が低下し、温度が上昇すると出力電流が減少するという効果が得られる。
従って、APC60の駆動電流が増減しても、このセルフバイアス回路100があるために、高周波電流発生回路から出力される高周波電流とバイアス電流は変化することなく、APC60及び半導体レーザ82には何らの影響も及ぼさない。
このように、出力トランジスタ52は、APC60が動作している間は常にその出力電流で安定して動作することが可能である。また、発振回路56側の電源のON・OFFによっても影響を受けない。
次に、本発明の第2の実施の形態である半導体装置に含まれる高周波電流発生回路を図4を参照しながら説明する。
図4に示す回路は、入力電流により発振周波数を調整できる電圧制御発振回路120、該電圧制御発振回路120に制御電流を供給する電流変換回路130、入力電流により発振信号の振幅を調整できるレベル調整回路140、該レベル調整回路140に制御電流を供給するとともに該制御電流と逆位相の電流を生成してバイアス制御回路160を介してセルフバイアス回路170に供給する電流変換回路150、出力トランジスタ52、および出力トランジスタ52のエミッタ抵抗53とを備えている。セルフバイアス回路170の構成は、バイアス制御回路160と接続されている点を除いて図3に示す高周波電流発生回路51のセルフバイアス回路100と同一である。
電圧制御発振回路120は、レベル調整回路140及びカップリングキャパシタ55を介してセルフバイアス回路170に接続されている。電流変換回路130は、一端が電圧制御発振回路120に接続され、他端が外部抵抗175に接続されている。また、電流変換回路150は、一端がレベル調整回路140に接続され、他の一端がバイアス制御回路160を介してセルフバイアス回路170のバイアス調整トランジスタ91のベースに接続され、さらに他の一端が外部抵抗180に接続されている。また、外部抵抗175及び180はいずれも高周波電流発生回路110に接続される端子と反対側の端子で接地されている。
図4に示す高周波電流発生回路110の動作は、以下の通りである。
電流変換回路130は、外付抵抗175の値に基づいて発振周波数設定電流を生成し、電圧制御発振回路120に供給する。電圧制御発振回路120は、このように設定された発振周波数を有する信号をレベル調整回路140へ供給する。
また、電流変換回路150は、外付抵抗180の値に基づいて発生電流の振幅を設定する電流を生成し、レベル調整回路140へ供給する。レベル調整回路140は、電流変換回路150から供給された電流に基づいて設定された振幅まで発振周波数の信号を増幅させて、セルフバイアス回路170へ供給する。
さらに、電流変換回路150は、レベル調整回路140へ供給する電流と逆位相の電流を生成し、バイアス制御回路160を介してセルフバイアス回路170のバイアス調整トランジスタ91のベースへ供給する。このような構成を採用することにより、セルフバイアス回路170は、レベル調整回路140により供給された発生電流のレベルに最適の直流バイアス電流を出力トランジスタ52のベースに供給する。このようにして出力トランジスタ52は、入力された高周波電流の振幅レベルに応じた高周波電流を半導体レーザに供給する。
図4に示す高周波電流発生回路においては、電流変換器130及び150の生成電流値が回路の外部に配設された抵抗175、180により決定されるため、出力する高周波電流の周波数が回路の温度上昇による影響を受けないので、安定した高周波電流を半導体レーザに供給することができる。また、抵抗175、180が外部に配設されるので、抵抗値を容易に変更することが可能となり、ユーザにおいて所望の周波数及び振幅レベルを有する高周波電流を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第3の実施の形態にかかる半導体装置に含まれる高周波電流発生回路210と半導体レーザ駆動系220を示した回路図である。
図1に示す高周波電流発生回路210は、図4に示す高周波電流発生回路110と基準電源190と該基準電源190に基づいて内部回路のON、OFFを行うパワーセーブ回路200とを備えている。基準電源190は、パワーセーブ回路200に接続され、また、パワーセーブ回路200は、一端が出力部バイアス回路170及び出力トランジスタ52のコレクタを介して半導体レーザ駆動系220の半導体レーザ82に接続され、他端が電圧制御発振回路120及びレベル調整回路140に接続されている。
パワーセーブ回路200は、半導体レーザ82の端子電圧を検知して基準電源190の電圧と比較し、高周波電流発生回路210のON、OFFの操作を行う。即ち、半導体レーザ82の端子電圧が基準電源190の電圧を下回る場合は、高周波電流発生回路210をOFFとし、また、基準電源190の電圧以上になった場合には、高周波電流発生回路210をONする。例えば、発光時の半導体レーザ82の端子電圧が2V以上である場合に、基準電源190の基準電圧を1Vと設定しておけば、半導体レーザ82が発光しないときは、その端子電圧は、1Vを下回るため、パワーセーブ回路200により、高周波電流発生回路210がOFFとなる。半導体レーザ82が発光すると、その端子電圧は1V以上になるので、高周波電流発生回路210がONとなり、高周波電流がAPC60による駆動電流に重畳されて半導体レーザ82のアノードに供給される。
このように、図1に示す高周波電流発生回路210は、半導体レーザ82の端子電圧を監視して回路のON、OFFの切換を行うパワーセーブ回路200を備えているため、半導体レーザ82が発光していないときには高周波電流発生回路210がOFFとなり、不要な電力の消費を抑止することができる。従って、高周波電流発生回路210の発熱量が大幅に削減され、高周波電流発生集積回路を含む半導体装置を用いた光ピックアップ光学系ユニット及び光ピックアップ装置の小型化・軽量化を促進することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図5を参照して説明する。
図5は、本発明にかかる高周波電流重畳集積回路と半導体レーザ駆動系を具体化した光ピックアップ光学系ユニット340の内部を示す斜視図である。
図5に示すとおり、半導体レーザ300、光検出器301、高周波電流発生集積回路310及びフィルタ回路のLCフィルタ素子313、314がセラミック基板330上に一体化して配設され、ボンディングにより配線されている。
図5に示す光ピックアップユニット340は、本発明にかかる高周波電流発生集積回路310を備えているため、消費電力が極めて低く、半導体レーザの温度上昇を防止できるので、極めて小型かつ軽量の光ピックアップ光学系ユニット340が提供される。
次に、本発明の第5の実施の形態について図6を参照しながら説明する。
図6は、本発明にかかる光ピックアップ装置400の実施の一形態の内部を示す斜視図である。
図6に示す光ピックアップ装置400は、光学系ユニット34O、偏光プリズム350、対物レンズ360及びアクチュエータ380を備えている。
光学系ユニット340の半導体レーザ300(図5参照)から出射したレーザ光は、偏光ホログラム素子334を透過して偏光プリズム350により出射方向を変更され、対物レンズ360を経てDVDに照射される。
DVDからの反射光は、出射光と同一の経路をたどって、偏光ホログラム素子に入射し、4チャネルフォトダイオード302(図5参照)により焦点位置・トラック位置のチェックがされ、別途設けられるCPU(図示せず)が行う所定の演算結果に基づきアクチュエータ380が各レンズの位置調整を行う。
このようにして、フォーカス調整・トラッキング調整を終えた後、ディスクのピットに記録された情報の光信号が4チャネルフォトダイオード302に照射して光電変換され、増幅等の信号処理を経て、パーソナルコンピュータやDVDデッキ本体に出力される。
本発明にかかる光ピックアップ装置400は、図1に示す高周波電流発生回路210を用いた光ピックアップ光学系ユニット340を使用しているので、消費電力が極めて低く、小型でかつ軽量の光ピックアップ装置が提供される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上記実施の形態では、電流増幅素子としてNPNトランジスタを用いたが、PNPトランジスタを使用しても実施できるのは勿論であり、またMOSを使用してもよい。さらに、材料・形状等も仕様に応じて変更することができる。
本発明の第3の実施の形態にかかる高周波電流発生回路210と半導体レーザ駆動系220を示した回路図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置の回路図である。 図1に示す半導体装置に含まれるセルフバイアス回路90の具体的な構成を含む回路図である。 本発明の第2の実施の形態である半導体装置に含まれる高周波電流発生集積回路を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態にかかる光ピックアップ光学系ユニット340の内部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態にかかる光ピックアップ装置400の実施の一形態の内部を示す斜視図である。
符号の説明
50、51、110、210、310 高周波電流発生回路
52 出力トランジスタ
53 エミッタ抵抗
54、93〜95 抵抗
55 カップリングキャパシタ
56 発振回路
58 出力端子
60 光量制御回路
70 フィルタ回路
76、92、206、314 キャパシタ
77、205、313 インダクタ
80 光学部
81 受光素子
82、300 半導体レーザ
90、100、170 セルフバイアス回路
91 バイアス調整トランジスタ
120 電圧制御発振回路
130、150 電流変換回路
140 レベル調整回路
160 バイアス制御回路
175、180 外付抵抗
190 基準電源
200 パワーセーブ回路
220 半導体レーザ駆動系
301 光検出器
302 4チャネルフォトダイオード
330 セラミック基板
334 偏光ホログラム素子
340 光ピックアップ光学系ユニット
350 偏光プリズム
360 対物レンズ
380 アクチュエータ
400 光ピックアップ装置

Claims (3)

  1. 高周波電流を発生する高周波電流発生回路とパワーセーブ回路とを備え、
    半導体レーザの光量を制御する光量制御回路から出力された制御電流に前記高周波電流発生回路から出力された前記高周波電流を重畳して前記半導体レーザに直接供給することにより、半導体レーザの戻り光に起因するノイズを低減する半導体装置において、
    前記パワーセーブ回路は、前記半導体レーザの動作電圧を監視して、半導体レーザの停止モードを判定して前記高周波電流発生回路を停止することを特徴とする半導体装置。
  2. 光学式記録媒体にレーザ光を出射する半導体レーザと、
    前記半導体レーザの光量を制御する光量制御回路と、
    高周波電流を発生する高周波電流発生回路とパワーセーブ回路とを備える半導体装置であって、前記光量制御回路から出力された制御電流に前記高周波電流発生回路から出力された前記高周波電流を重畳して前記半導体レーザに直接供給することにより、半導体レーザの戻り光に起因するノイズを低減し、前記パワーセーブ回路が、前記半導体レーザの動作電圧を監視して、半導体レーザの停止モードを判定して前記高周波電流発生回路を停止する半導体装置と、
    前記半導体レーザの出射光量を検知して前記光量制御回路に制御信号を供給する受光素子と、
    を備えた光ピックアップ光学系ユニット。
  3. 請求項2に記載の光ピックアップ光学系ユニットと、
    前記半導体レーザの出射光と前記光学式記録媒体からの反射光を分光する偏向プリズムと、
    前記偏向プリズムで分光された前記出射光を前記光学式記録媒体の基盤に収束させる対物レンズと、
    前記対物レンズを駆動してフォーカスあわせとトラックあわせを行うアクチュエータとを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
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