JP3866496B2 - 情報通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークLAN上に接続された通信端末がプロトコル変換装置を介してISDN網または構内交換機(PBX)と接続される情報通信システムに関し、特に発信要求に対する切断信号、呼出信号、発信受付信号などによって通信端末とプロトコル変換装置との間の音声通信を制御する情報通信システム関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報通信システムでは、通信ネットワークLAN内の通信端末からISDN網/構内交換機との通信プロトコルの変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置へ発信して、接続先の端末が通話中、または該当する接続先端末が存在しないために接続できない場合には、そのまま切断処理が行なわれるために、ISDN網/構内交換機から提供されるトーン/アナウンスを聴くことができなかった。
【0003】
同様に、接続先端末が呼出時に提供されるトーンも聞くことができなかつた。また、接続先端末から応答信号が遅れて送出されてきた場合には、音声の頭切れが発生するなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報通信システムでは、接続先の端末が通話中、または該当する接続先端末が存在しないために接続できない場合には、そのまま切断処理が行なわれるために、ISDN網/構内交換機から提供されるトーン/アナウンスを聴くことができなかった。また、接続先端末が呼出時に提供されるトーンも聞くことができなかつた。また、接続先端末から応答信号が遅れて送出されてきた場合には、音声の頭切れが発生するなどの問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、通信ネットワークLAN内の通信端末からプロトコル変換装置を経由してISDN網/構内交換機へ発信した場合、接続先端末が通話中、または該当する接続先端末が存在しないために接続できないために切断処理を行なう時、ISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8(インチャネル情報が使用可能)の情報を用いて、通信端末とプロトコル変換装置との間で音声通信を行なうための処理を行なうことによりISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聞くことを可能とする情報通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
また、呼出信号受信時にもISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8(インチャネル情報が使用可能)の情報を用いて、通信端末とプロトコル変換装置との間で音声通信を行なうための処理を行なうことによりISDN網/構内交換機が提供するトーンを聴くことを可能とする情報通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
また、発信要求での発信信号受信時に、通信端末とプロトコル変換装置との間であらかじめ音声通信を行なうための処理をすることにより、応答信号が遅延してきた場合に発生していた音声の頭切れが解消される情報通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報通信システムは、ネットワークLAN上の通信プロトコルとISDN網/構内交換機との間の通信プロトコル変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置と、前記通信プロトコルに従って前記ネットワークLAN上で情報データを送受信する複数の通信端末とを有した情報通信システムにおいて、前記通信端末から前記プロトコル変換装置を通してISDN網または構内交換機へ発信を行った場合に、その発信要求信号に対して接続先が通話中または該当する接続先がないために接続ができない時に出力される切断信号に、ISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8の情報があるかを前記通信端末、および前記プロトコル変換装置にて検出し、前記経過記述#8の情報を検出した前記通信端末とプロトコル変換装置によって、両装置間で音声通信を行うための処理を行ない、これによりISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴取可能にしたことを特徴とする。
【0009】
このような構成により、情報ネットワークLAN内の通信端末からISDN網または構内交換機を経由して外部端末と接続する場合、発信要求信号に対するISDM網または構内交換機からの切断信号に経過記述#8の情報があるか否かを検出して、これを検出した時に、ISDN網または構内交換機との接続を司るプロトコル変換装置と通信端末との装置間の音声通信を行なう為の処理を行なうことにより、ISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴くことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報処理システムの実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る情報通信システムの全体構成を示すブロック図である。システム内のネットワークLAN10上にISDN網/構内交換機との通信プロトコルの変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置20、20と、複数の通信ネットワークLANとの間で情報データ、音声データを送受信する通信端末30、30、30と、プロトコル変換装置20、20と通信端末30、30、30に関する通信制御を統括的に制御する通信端末制御装置(ゲートキーパ)40が接続されている。
【0011】
そして、プロトコル変換装置20、20はISDN網/公衆回線網(以下単にISDN網と称する)50に接続され、ISDN網50には外部の端末(外線電話等)が接続されている。さらに、ネットワークLAN10には構内交換機(PBX)60が接続され、この構内交換機60には外部端末(外線電話等)が接続されている。
【0012】
プロトコル変換装置20、20は、ISDN網50と接続するためのインタフェースIF2と、全体を制御するCPU、ネットワークLAN10と接続するためのインタフェースIF0と、インタフェースIF2とインタフェースIF0を接続する接続部などによって構成されている。このプロトコル変換装置20は、外部端末から送られてきた音声信号を音声パケット情報に変換して、ネットワークLAN10を経由して通信端末制御装置40や通信端末30に送信する機能や、通信端末30から送られてきた音声パケット情報を音声信号に変換してISDN網50を経由して外線端末に送信する機能を有する。なお、プロトコル変換装置20、20は二重化構成としているが、1つで構成しても良い。
【0013】
通信端末30、30、30は、ネットワークLAN10と接続するためのインタフェースIF0と、電話機能を有するコンピュータと、このコンピュータとインタフェースIF0を接続する接続部などによって構成されている。この通信端末30は各種のサービス処理を行なう機能の他に、ネットワークLAN10を経由して受信した音声パケット情報を音声信号に変換して電話機能を有するコンピュータに音声出力する機能や、電話機能を有するコンピュータからの音声信号を音声パケット情報に変換して、ネットワークLAN10を経由してプロトコル変換装置20へ送出する機能などを有する。
【0014】
通信端末制御装置40は、ネットワークLAN10と接続するためのインタフェースIF0と、サーバ機能を有するコンピュータと、このコンピュータとインタフェースIF0を接続する接続部などによって構成されている。この通信端末制御装置30はネットワークLAN10に接続される機器の管理情報を記憶して、プロトコル変換装置20、20と通信端末30、30、30との接続制御、および構内交換機60と通信端末30、30、30との接続制御を行なう。この接続処理は、プロトコル変換装置20または通信端末30から通信端末制御装置40に対して接続要求が行なわれ、通信端末制御装置40は接続要求に含まれる情報から接続先となる通信端末30またはプロトコル変換装置20を検索し、その間の接続制御を行なう。
【0015】
図2は、システム内のネットワークLAN上の通信端末からISDN網または構内交換機への音声通信を行う際のシーケンスを示す図である。
ユーザがネットワークLAN上の通信端末30から発信操作を行なうと、通信端末30から通信制御を統括的に制御する通信端末制御装置40に発信要求が送信される。通信端末制御装置40は、この発信要求の接続先を分析し、接続先がISDN網50または構内交換機60である場合には、プロトコル変換装置20(稼動系のプロトコル変換装置)または構内交換機60へ発信要求を送信する。
【0016】
例えば、図2に示すように、ISDN網50を経由した外部端末との接続である場合、通信端末制御装置40は、プロトコル変換装置20を経由してISDN網50に発信要求を送信する。
【0017】
この発信要求を受けたISDN網50は、該当する接続先がある場合には発信受付および呼出をプロトコル変換装置20、通信端末制御装置40を経由して通信端末30へ返す。また、発信要求を受けた外部端末から応答が帰ってきた場合、ISDN網50、プロトコル変換装置20、通信端末制御装置40を経由して通信端末30へ応答信号が送られる。これにより、発信元と受信先の接続ルートが確立されることから、以降、通信端末制御装置40を介さず、プロトコル変換装置20と通信端末30との間とで音声通信を行なうための処理を行い、通信端末30とプロトコル変換装置20との間で音声通信が可能となる。つまり、ISDN網50に接続される外部端末と通信端末30との音声通信/データ通信が可能となる。
【0018】
構内交換機60を介した音声通信では、プロトコル変換装置20と構内交換機60およびその接続先の外線端末との間で同様に交信されるもので、ISDN網50の動きが構内交換機60によって処理されると理解すればよい。
【0019】
(第1の実施形態)
上記した構成および動作を基本とする本発明の情報通信システムの第1の実施形態について説明する。
図3は、第1の実施形態の動作シーケンスを示す図である。ユーザがネットワークLAN10上の通信端末30から発信操作を行うと、通信端末30から通信制御を統括的に制御する通信端末制御装置40に発信要求が送信される。通信端末制御装置40は、この発信要求の接続先を分析し、接続先がISDN網または構内交換機の場合には、ISDN網または構内交換機との通信プロトコルの変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置20へ発信要求を送信する。
【0020】
そして、プロトコル変換装置20から発信要求を受けたISDN網50または構内交換機60は、接続先が通話中または該当する接続先がない場合には発信受付および切断信号をプロトコル変換装置20、通信端末制御装置40を経由して通信端末30へ返す。
【0021】
プロトコル変換装置20および通信端末30は、この切断信号にISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8(インチャネル情報が使用可能)の情報があるか否かを検出する。この経過記述#8を受信検出した通信端末30とプロトコル変換装置20は、両装置間で音声通信を行なうための処理を行うように動作する。これにより、ISDN網50または構内交換機60から送出されるトーン/アナウンスを通信端末30から聞くことができるようになる。その後、通信を切断する場合には、通信端末30から前記経過記述#8の情報がない切断信号をISDN網50または構内交換機60に対し出力し、切断処理を行う。この実施形態によれば、通信端末30およぴプロトコル変換装置20のそれぞれに対して、音声通信を行なうための処理を行うかどうかをデータとして持つことにより選択ができる。
【0022】
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態の動作シーケンスを示す図である。ユーザがネットワークLAN上の通信端末30からプロトコル変換装置20へ発信要求を送信するまでは同じであるので、その説明を省略する。
【0023】
そして、プロトコル変換装置20から発信要求を受けたISDN網50または構内交換機60は、該当する接続先がある場合には発信受付および呼出信号をプロトコル変換装置20、通信端末制御装置40を経由して通信端末30へ返す。プロトコル変換装置20および通信端末30は、この呼出信号にISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8(インチャネル情報が使用可能)の情報があるか否かを検出する。この経過記述#8を受信検出した通信端末30とプロトコル変換装置20は、両装置間で音声通信を行なうための処理を行う。
【0024】
これにより、ISDN網50または構内交換機60から送出されるトーンを通信端末30から聴くことができるようになる。その後、ISDN網50または構内交換機60から通信経路を辿り通信端末30へ応答信号が送られた場合、通信端末30では既に音声通信の処理は実行されているので、音声通信を行うため以外の処理が行われる。一方、通信端末30とプロトコル変換装置20の間は直ちに音声通信を開始することができ、ISDN網50または構内交換機60を経由した外部端末との通話が行われる。
【0025】
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3実施形態について説明する。
図5は、第3の実施形態の動作シーケンスを示す図である。ユーザがネットワークLAN上の通信端末30からプロトコル変換装置20へ発信要求を送信するまでは同じであるので、その説明を省略する。
【0026】
そして、プロトコル変換装置20から発信要求を受けたISDN網50または構内交換機60は、接続を受付する場合には、発信受付信号をプロトコル変換装置20、通信端末制御40を経由して通信端末30へ返す。同様に、プロトコル変換装置20および通信端末30は、この発信受付信号にISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8(インチャネル情報が使用可能)の情報があるか否かを検出する。この経過記述#8を受信検出した通信端末30とプロトコル変換装置40は、両装置間で音声通信を行なうための処理を行う。
【0027】
その後、ISDN網50または構内交換機60から通信端末30に呼出信号、応答信号が送信され、これら信号を受信した通信端末30では音声通信を行うため以外の処理のみが行われる。通信端末30とプロトコル変換装置40間の音声通信が可能な状態にあることから、通信端末30とISDN網50または構内交換機60との間でも音声通信が可能となり、発信直後にISDN網50または構内交換機60から送出されるトーン/アナウンスを通信端末30から聞くことができる。また、ISDN網50または構内交換機60から呼出信号および応答信号が遅れて受信されても、既に音声通信は行なわれているので、音声の頭切れは発生しない。
【0028】
(第4の実施形態)
次に、この発明の第4の実施形態について説明する。
図6は、第4の実施形態の動作シーケンスを示す図である。ユーザがネットワークLAN上の通信端末30からプロトコル変換装置20へ発信要求し、発信受付信号から経過記述#8を検出し、通信端末30とプロトコル変換装置40との間で音声通信を行なうための処理までは第3の実施形態と同じであるので、その説明は省略する。
【0029】
その後、ISDN網50または構内交換機60は、接続先が通信中または該当する接続先がない場合には、切断信号をプロトコル変換装置20、通信端末制御装置40を経由して通信端末30に返す。
【0030】
この切断信号に経過記述#8の情報があることを検出する場合は、プロトコル変換装置20、通信端末30は切断処理を行なわずに信号の通知のみを行なう。これにより、プロトコル変換装置20と通信端末30の間は音声通信が可能な状態を保っていることから、ISDN網50または構内交換機60から送出されるトーン/アナウンスを通信端末30から聴くことができる。
【0031】
なお、上述した第1乃至第4の実施形態について、以下の応用が可能である。即ち、発信要求信号に対する切断信号(第1の実施形態)、または呼出信号(第2の実施形態)、または発信受付信号(第3、第4の実施形態)で、音声通信を行なうための処理を行うかどうかを通信端末側で選択可能とすることが出来る。
【0032】
また、発信要求信号に対する切断信号(第1の実施形態)、または呼出信号(第2の実施形態)、または発信受付信号(第3、第4の実施形態)で、音声通信を行なうための処理を行なうかどうかをプロトコル変換装置で選択可能とすることが出来る。また、発信要求信号に対する切断信号(第4の実施形態)で、すでに音声通信をそのままにするか切断処理を行なうかどうかを通信端末側で選択可能とすることが出来る。更に、発信要求信号に対する切断信号(第4の実施形態)で、すでに音声通信をそのままにするか切断処理を行なうかどうかをプロトコル変換装置で選択可能とすることが出来る。
【0033】
【発明の効果】
以上記述した本発明によれば、情報ネットワークLAN内の通信端末からISDN網または構内交換機を経由して外部の接続端末に音声通信する場合、発信要求に対するISDM網または構内交換機からの切断信号あるいは発信受付信号に経過記述#8の情報が付加して送信し、これを受信したISDN網または構内交換機との接続を司るプロトコル変換装置と通信端末は、両装置間の音声通信を行なう為の処理を行なうことにより、発信の接続先が通話中、または該当する接続先がない場合、ISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴くことが可能となる。また、呼出時もISDN網/構内交換機が提供するトーンを聴くことが可能となる。また、接続先により応答信号が遅延してきた場合に発生していた音声の頭切れが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る情報通信システムが適用される全体構成を示す構成図。
【図2】本発明の情報通信システムにおける通信端末からISDN網または構内交換機への音声通信を行う際のシーケンスを示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作シーケンスを示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態の動作シーケンスを示す図。
【図5】本発明の第3の実施形態の動作シーケンスを示す図。
【図6】本発明の第4の実施形態の動作シーケンスを示す図。
【符号の説明】
10…ネットワークLAN、20…プロトコル変換装置
30…通信端末、40…通信端末制御装置
50…ISDN網/公衆回線網、60…構内交換機(PBX)
Claims (8)
- ネットワークLAN上の通信プロトコルとISDN網/構内交換機との間の通信プロトコル変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置と、前記通信プロトコルに従って前記ネットワークLAN上で情報データを送受信する複数の通信端末とを有した情報通信システムにおいて、
前記通信端末から前記プロトコル変換装置を通してISDN網または構内交換機へ発信を行った場合に、その発信要求信号に対して接続先が通話中または該当する接続先がないために接続ができない時に出力される切断信号に、ISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8の情報があるかを前記通信端末、および前記プロトコル変換装置にて検出し、
前記経過記述#8の情報を検出した前記通信端末とプロトコル変換装置によって、両装置間で音声通信を行うための処理を行ない、
これによりISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴取可能にしたことを特徴とする情報通信システム。 - ネットワークLAN上の通信プロトコルとISDN網/構内交換機との間の通信プロトコル変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置と、前記通信プロトコルに従って前記ネットワークLAN上で情報データを送受信する複数の通信端末とを有した情報通信システムにおいて、
前記通信端末から前記プロトコル変換装置を通してISDN網または構内交換機へ発信を行った場合に、その発信要求信号に対して接続先が応答する前に前記ISDN網または構内交換機から前記通信端末に返される呼出信号に、ISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8の情報があるかを前記通信端末、および前記プロトコル変換装置にて検出し、前記経過記述#8の情報を検出した前記通信端末とプロトコル変換装置によって、両装置間で音声通信を行うための処理を行ない、これにより、ISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴取可能にしたことを特徴とする情報通信システム。 - ネットワークLAN上の通信プロトコルとISDN網/構内交換機との間の通信プロトコル変換を行なう機能を備えたプロトコル変換装置と、前記通信プロトコルに従って前記ネットワークLAN上で情報データを送受信する複数の通信端末とを有した情報通信システムにおいて、
前記通信端末から前記プロトコル変換装置を通してISDN網または構内交換機へ発信を行った場合に、その発信要求信号に対する発信受付信号に、ISDN網/構内交換機がトーン/アナウンスを提供されるときに載る経過記述#8の情報があるかを前記通信端末、および前記プロトコル変換装置にて検出し、
前記経過記述#8の情報を検出した前記通信端末とプロトコル変換装置によって、両装置間で音声通信を行うための処理を行ない、
これにより、ISDN網/構内交換機からの呼出信号、応答信号が遅延して送られてきた場合に発生する音声の頭切れを防止することを特徴とする情報通信システム。 - 前記発信受付信号後に出力される切断信号に前記経過記述#8情報を付加して出力し、前記切断信号を受信した通信端末とプロトコル変換装置との間は切断せずに、既に張られている音声通信をそのままにして、ISDN網/構内交換機が提供するトーン/アナウンスを聴取することを特徴とする請求項3記載の情報通信システム。
- 前記発信要求信号に対する前記切断信号、または前記呼出信号、または前記発信受付信号で、音声通信を行なうための処理を行うかどうかを通信端末側で選択としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報通信システム。
- 前記発信要求信号に対する前記切断信号、または前記呼出信号、または前記発信受付信号で、音声通信を行なうための処理を行なうかどうかを前記プロトコル変換装置で選択可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報通信システム。
- 前記発信要求信号に対する切断信号で、既に張られている音声通信をそのままにするか切断処理を行なうかどうかを通信端末側で選択が可能であることを特徴とする請求項4記載の情報通信システム。
- 前記発信要求信号に対する切断信号で、既に張られている音声通信をそのままにするか切断処理を行なうかどうかをプロトコル変換装置で選択が可能であることを特徴とする請求項4記載の情報通信システム。
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