JP3865008B2 - 自動車用パワーステアリング装置 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/163Part of the steering column replaced by flexible means, e.g. cable or belt

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インナケーブルに引張力が作用する2本のコントロールケーブルとパワーシリンダを用いた自動車用パワーステアリング装置に関し、特に、ハンドルの回転力に対する前輪の傾動力及びハンドルの回転角に対する前輪の傾動角を変更可能にした自動車用パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本件特許出願人は、両端を舵取リンク機構を介して前輪に連結されたピストンロッドを備えたパワーシリンダと、そのパワーシリンダに供給され、同時に、そのパワーシリンダから排出される圧油を方向制御するロータリー式のコントロールバルブと、そのコントロールバルブのローターに連結された舵取側ドラムと、ハンドルに連結されたハンドル側ドラムと、可撓性を有するアウタチューブ内に摺動自由に挿通されたインナケーブルがハンドル側ドラムの交互方向の回転において交互に引張力が作用するように両ドラムの螺旋溝に巻き付けられた2本のコントロールケーブルと、を含む自動車用パワーステアリング装置について特許出願をし、特開平8−2431号として公開された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自動車は車種毎に要求性能が異なり、ハンドルの回転力に対する前輪の傾動力及びハンドルの回転角に対する前輪の傾動角を変更することを要求される場合がある。
【0004】
しかしながら、上記公開公報に記載された発明においては、ハンドルの回転力に対する前輪の傾動力及びハンドルの回転角に対する前輪の傾動角を変えることができないという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
本発明はこのような課題を解決するための手段として、両ドラムの半径が、軸方向の対応位置における前記両ドラムの半径の和が一定となるように軸方向において変化しているから、インナケーブルの張力を一定に保ったままハンドルの回転力及び回転角に対する前輪の傾動力及び傾動角を変化させることができ、例えば、ハンドル側ドラムを鼓形とし舵取側ドラムを太鼓形とすると、インナケーブルが両ドラムの端部付近に巻き付けられたときには、ハンドル側ドラムのインナケーブルの巻き付けられている部分の半径が舵取側より大きくなるため、ハンドルの回転力及び回転角に対する前輪の傾動力及び傾動角が従来より大きくなり、インナケーブルが両ドラムの中央部付近に巻き付けられたときには、ハンドル側ドラムのインナケーブルの巻き付けられている部分の半径が舵取側より小さくなるため、ハンドルの回転力及び回転角に対する前輪の傾動力及び傾動角が従来より小さくなる。
【0006】
また、ハンドル側ドラムを太鼓形とし舵取側ドラムを鼓形とすると上記操舵特性が逆になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
図1において、1はハンドルであって、車体に取り付けられたケース2に回転自由に支持されている。
【0009】
車体の前方の舵取位置には、上記ケース2と同一構造のケース2が配置され、両ケース2、2の間には、アウタチューブ5の端末を筒形固定具3でケース2、2に固定された2本の可撓性を有するコントロールケーブル4が配索されている。
【0010】
コントロールケーブル4はアウタチューブ5内にインナケーブル6を摺動自由に挿通したものであって、図2、3に示すように、アウタチューブ5の端末に筒形固定具3がかしめつけられてその外周に形成した雄ねじ11がケース2に固定されたナット12にねじ込まれていて、筒形固定具3の回転によりコントロールケーブル4の取り付け長さが調節され、ロックナット13により固定されるようになっており、インナケーブル6はケース2内に回転自由に支持された舵取側ドラム7とハンドル側ドラム8の螺旋溝7a、8aに巻き付けられていて、図4、5に示すように、2本のインナケーブル6の巻き付け方向は互いに逆であってその端末6aはドラム7、8の両端面に固定されている。
【0011】
ハンドル側のドラム7の回転軸7bはケース2の一面から突出してハンドル1の回転軸に、舵取側ドラム8の回転軸8bは後述するロータリーバルブ9のローター10に、それぞれ、連結されている。
【0012】
図1において、14はシリンダチューブ15にピストン16を摺動自由に嵌合したパワーシリンダであって、ピストン16に固定したピストンロッド17の一側が延長されてラック18が形成されており、両端にはボールジョイント19を介してタイロッド20が接続され、タイロッド20は図示しないナックルアームを介して前輪aに連結されている。
【0013】
なお、本発明ではタイロッド20、ナックルアームなどを総称して舵取リンク機構としている。
【0014】
ロータリーバルブ9のローター10にはピニオン21が固定され、ラック18とかみ合っている。
【0015】
ロータリーバルブ9の供給口22は図示しない油圧ポンプに接続され、排出口23は図示しないタンクに接続されているとともに、他の2つのポート24、25はパイプ28、29によってシリンダチューブ15の2つのポート26、27に接続されていて、ローター10が一方向に回転するとピストン16の一側に圧油が供給されて他側から排出され、他方向に回転するとピストン16の他側に圧油が供給されて一側から排出されることにより、ピストン16がピストンロッド17とともに作動するようになっている。
【0016】
上記したところは前記公開公報に記載された公知の構造であって、次のとおりに作動する。
【0017】
ハンドル1を一方向に回転すると、ハンドル側のドラム7と舵取側のドラム8に巻き付けられた2本のコントロールケーブル4のインナケーブル6の一方がハンドル1側のドラム7に巻き取られて舵取側のドラム8からインナケーブル6が繰り出されることによりそのドラム8と回転軸8bが一方向へ回転する。
【0018】
そのとき、他方のコントロールケーブル4のインナケーブル6はハンドル側のドラム7から繰り出されて舵取側のドラム8に巻き取られる。
【0019】
ハンドル1を他方向に回転すると同様の作動により舵取側のドラム8とその回転軸8bが他方向へ回転する。
【0020】
舵取側のドラム8の回転軸8bが一方向へ回転すると、これに連結されたローター10が同方向へ回転し、ピニオン21とラック18のかみ合いによりピストンロッド17が一方向へ作動しようとするが、このとき、ローター10の回転によりロータリーバルブ9のポート24、25の一方からパワーシリンダ14のポート26、27の一方に圧油が供給されてピストンロッド17が上記と同方向へ作動し、舵取リンク機構を介して車輪aが一方を向く。
【0021】
舵取側のドラム8の回転軸8bが他方向へ回転すると同様の作動により車輪aが他方を向く。
【0022】
本実施の形態においては、図6に示すように、ハンドル側のドラム7は中央部の直径d0が両端部の直径d1より次第に小さくなる鼓形をなし、舵取側のドラム8は中央部の直径d1が両端部の直径d0より次第に大きくなる太鼓形をなす。
【0023】
したがって、図6に実線で示すように、インナケーブル6が両ドラム7、8の中央部の螺旋溝7a、8aにおいて巻き取られ、または、繰り出される中立位置において、ハンドル1により回転軸7bを一方向または他方向に回転駆動するといずれか一方のインナケーブル6がそのドラム7の螺旋溝7aに巻き取られ、いずれか他方のインナケーブル6はその螺旋溝7aから繰り出されるのであってドラム7、8に対する巻き取りと繰り出しの位置が、図6に鎖線で示すように、上方または下方に変わる。
【0024】
上記のように、ハンドル側ドラム7を鼓形とし舵取側ドラム8を太鼓形とすると、インナケーブル6が両ドラム7、8の端部付近に巻き付けられたときには、ハンドル側ドラム7のインナケーブル6の巻き付けられている部分の半径が舵取ドラム8側の半径より大きくなるため、ハンドル1の回転力及び回転角に対する前輪aの傾動力及び傾動角が従来の円筒形のドラムより大きくなり、インナケーブル6が両ドラム7、8の中央部付近に巻き付けられたときには、ハンドル側ドラム7のインナケーブル6の巻き付けられている部分の半径が舵取側ドラム8より小さくなるため、ハンドル1の回転力及び回転角に対する前輪aの傾動力及び傾動角が従来の円筒形のドラムより小さくなる。
【0025】
このことは、図7、8に示すとおりである。
【0026】
また、ハンドル側ドラムを太鼓形とし舵取側ドラムを鼓形とすると上記操舵特性が逆になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概要を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明のハンドル側の要部の斜視図である。
【図3】本発明の舵取側の要部の斜視図である。
【図4】インナケーブル6のハンドル側ドラム7への巻き付け状態を示す斜視図である。
【図5】 インナケーブル6の舵取側ドラム8への巻き付け状態を示す斜視図である。
【図6】インナケーブル6の両ドラム7、8への巻き付け状態を示す説明図である。
【図7】ハンドル回転角に対する前輪の傾動力の変化を示すグラフである。
【図8】ハンドル回転角に対する前輪の傾動角の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1:ハンドル
2:ケース
3:筒形固定具
4:コントロールケーブル
5:アウタチューブ
6:インナケーブル
7、8:ドラム
7a、8a:螺旋溝
7b、8b:回転軸
9:コントロールバルブ
10:ローター
14:パワーシリンダ
17:ピストンロッド

Claims (2)

  1. 両端を舵取リンク機構を介して前輪に連結されたピストンロッドを備えたパワーシリンダと、該パワーシリンダに供給され、同時に、該パワーシリンダから排出される圧油を方向制御するロータリー式のコントロールバルブと、該コントロールバルブのローターの回転軸に連結された舵取側ドラムと、ハンドルの回転軸に連結されたハンドル側ドラムと、可撓性を有するアウタチューブ内に摺動自由に挿通されたインナケーブルが前記ハンドル側ドラムの交互方向の回転において交互に引張力が作用するように前記両ドラムの螺旋溝に巻き付けられた2本のコントロールケーブルと、を含む自動車用パワーステアリング装置において、前記両ドラムの半径が、軸方向の対応位置における前記両ドラムの半径の和が一定となるように軸方向において変化していることを特徴とする自動車用パワーステアリング装置。
  2. 前記両ドラムの一方が、中央部の直径が両端部より次第に大きくなる太鼓形をなし、他方が、中央部の直径が両端部の直径より次第に小さくなる鼓形をなすようにした請求項1記載の自動車用パワーステアリング装置。
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