JP3864041B2 - 電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電池に関し、より特定的には、携帯電話機や個人情報端末等の携帯情報端末に用いられる電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器、特に携帯電話機や携帯情報端末あるいは通信機能を備えたノート型パソコンなどの携帯機器において、小型化および軽量化が進んできている。このような電子機器の小型化および軽量化に伴って、これらの電子機器に用いられる電源としての電池において、その小型化および軽量化が強く求められている。
【0003】
このような要求に応えるべく、電極と発電要素としての電池コアとをラミネートフィルムなどの外装部材で密閉し、従来よりも小型化および軽量化を図った電池の開発が進められている。
【0004】
図13は、従来の電池の斜視図である。図13を参照して、従来の電池は、電力を発生させる発電要素としての電池コア10と、電池コア10を覆うラミネートフィルム20と、電池コア10に電気的に接続され、その一部分がラミネートフィルム20に覆われる負極端子31および正極端子32とにより構成される。
【0005】
電池コア10は、正極集電体と、セパレータと、負極集電体とを重ねて積層体とし、この積層体を何重にも巻いて形成される。
【0006】
ラミネートフィルム20は、電池コア10を受入れるための凹部25と、その凹部を覆う蓋部26とにより構成される。凹部25は直方体形状を有し、電池コア10を嵌めることができるだけの体積を有する。凹部25と蓋部とは互いに接触する部分で圧着され、その内部に電池コア10が密閉される。
【0007】
負極端子31および正極端子32は、それぞれ電池コア10の中央部に電気的に接続される。負極端子31および正極端子32は、電池2の長手方向に沿って互いに平行に延びるように形成されている。負極端子31および正極端子32は、ラミネートフィルム20の蓋部26に接触するように位置し、その一部分はラミネートフィルム20から露出している。
【0008】
図14は、図13中のXIV−XIV線に沿って見た断面を示す図である。図14を参照して、電池コア10は、セパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14を有する。セパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14は積層されて渦巻状に巻き重ねて形成されている。セパレータ11および13は絶縁体により形成され、負極集電体12および正極集電体14が直接接触するのを防止する働きをする。負極集電体12の表面には負極活物質が塗布されている。正極集電体14の表面には正極活物質が塗布されている。
【0009】
電池コア10の中央部に位置する正極集電体14に正極端子32が接続されている。電池コア10の中央部に位置する負極集電体12に負極端子31が接続されている。正極端子32および負極端子31は、それぞれ上方に向かって延びるように曲げられ、蓋部26と凹部25との間から外部に露出するように延びる。
【0010】
正極端子32および負極端子31は、それぞれアルミニウム等の金属により構成される。
【0011】
ラミネートフィルム20は、樹脂層21、アルミニウム層22および樹脂層23の3層を積層して構成される。ラミネートフィルム20は、電池コア10を収納する凹部25と、凹部25を覆う蓋部26とにより構成される。凹部25と蓋部26とは互いに圧着されて電池コア10を密閉する。
【0012】
図15は、図13中のXV−XV線に沿って見た断面を示す図である。図15を参照して、電池コア10は、セパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14を重ねて積層体とし、この積層体を何重にも巻重ねることにより形成される。電池コア10は、ラミネートフィルム20の凹部25および蓋部26に接触し、凹部25内に位置決めされる。図15では示していないが、渦巻の中央部に位置する負極集電体12に負極端子が接続され、渦巻の中央部に位置する正極集電体14に正極端子が接続される。
【0013】
図16は、従来の別の電池の断面図である。なお、図16で示す断面は、図14で示す断面に対応する。図16を参照して、従来の電池202は、電力を発生させる発電要素としての電池コア210と、電池コア210を覆うラミネートフィルム20と、電池コア210に電気的に接続される正極端子232および負極端子(図示せず)とを有する。
【0014】
電池コア210は、セパレータ211と、セパレータ211に覆われた負極集電体212と、セパレータ213と、セパレータ213に覆われた正極集電体214を積層した積層体215を複数重ねて形成されている。この積層体215のうち、負極集電体212の表面には負極活物質が塗布される。正極集電体214の表面には、正極活物質が塗布される。負極集電体212は、リード線241を介して負極端子(図示せず)に接続される。正極集電体214はリード線242を介して正極端子232に接続される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の電池で生じる問題について以下に説明する。
【0016】
まず、図14で示す電池2では、電池コア10の中央部から負極端子31および正極端子32を外部へ引出しているため、負極端子31および正極端子32は上方向に曲げられる。このとき、急激に正極端子32および負極端子31を曲げると正極端子32および負極端子31が切れるので、正極端子32および負極端子31を徐々に曲げる。そのために、電池コア10とラミネートフィルム20との側壁には、幅W1(1〜1.5mm)のスペースを確保する必要がある。また、図16でも、同様に正極端子32を徐々に曲げるために、電池コア210とラミネートフィルム20の側壁との間にスペースを確保する必要がある。このスペースのために、電池2および202を小型化できないという問題があった。
【0017】
さらに、図14では、たとえば正極端子32は曲げられて曲率が大きい部分32aが発生する。この部分32aでクラック等が発生し、電池2の信頼性が損なわれる。また、図16で示す電池202でも、曲率が大きい部分232aにおいてクラック等が発生し、電池202の信頼性が低下する。
【0018】
さらに電池2および202を落下させた場合には、図14では、正極端子32および負極端子31が凹部25の角部分25aに押し付けられて正極端子32および負極端子31が切れる、または内部短絡するという問題があった。同様に、図15に示す電池202においても、電池202を落下させた場合に、正極端子232が凹部25の角部分25aに押し付けられて、断線または内部短絡が生じるという問題があった。
【0019】
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものである。この発明の1つの目的は、小型化が可能な電池を提供することである。
【0020】
またこの発明の別の目的は、信頼性の高い電池を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った電池は、正極集電体、負極集電体、正極集電体および負極集電体を絶縁するセパレータを含む積層体を巻回して形成された発電要素と、発電要素上面側の最も高い部分にそれぞれ位置する正極集電体および負極集電体において発電要素にそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子からなる電極端子と、発電要素が嵌る形状に形成された凹部、この凹部に連なり、その凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含み、発電要素の上面側および下面側がそれぞれ蓋部と凹部に接触するように発電要素と電極端子の一部を覆う外装部材が設けられている。発電要素の軸の延びる方向が蓋部および凹部の底部と平行である。電極端子は発電要素より外装部材の外部へほぼ直線状に引出されて外装部材から露出する。
【0025】
また好ましくは、発電要素は、正極集電体、セパレータおよび負極集電体を積層したシート状部材がある軸のまわりに巻かれた形態を有し、軸の延びる方向は、電極端子の延びる方向とほぼ平行である。
【0026】
また好ましくは、発電要素は、正極集電体、セパレータおよび負極集電体を積層したシート状部材がある軸のまわりに巻かれた形態を有し、軸の延びる方向は、電極端子の延びる方向とほぼ垂直である。
【0027】
この発明に従った電池は、正極集電体、負極集電体、正極集電体および負極集電体を絶縁するセパレータを積層したシート状部材を複数積層した形態を有する発電要素と、発電要素上面側の最も高い部分にそれぞれ位置する正極集電体および負極集電体において発電要素にそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子からなる電極端子と、発電要素が嵌る形状に形成された凹部、この凹部に連なり、その凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含み、発電要素の上面側および下面側がそれぞれ蓋部と凹部に接触するように発電要素と電極端子の一部とを覆う外装部材が設けられ、発電要素を構成する正極集電体、負極集電体およびセパレータは蓋部および凹部の底部と平行に積層されており、電極端子は発電要素より外装部材の外部へほぼ直線状に引出されて外装部材から露出する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った電池の斜視図である。図1を参照して、電池1は、電力を発生させる発電要素としての電池コア10と、電池コア10に電気的に接続された電極端子としての負極端子31および正極端子32と、電池コア10と負極端子31および正極端子32の一部とを覆う外装部材としてのラミネートフィルム20とを備える。
【0030】
ラミネートフィルム20は、電池コア10を受入れるための凹部25と、この凹部25に連なり、凹部25を覆うことができる面積を有する蓋部26とにより構成される。1枚のシート状のラミネートフィルム20に凹部25と、この凹部25を覆うための蓋部26が形成されており、凹部25内に電池コア10を嵌め合わせた状態でラミネートフィルム20の所定部分を折り曲げて凹部25の外周部と蓋部26を圧着する。その後ラミネートフィルムの余った部分を凹部25へ近づく方向へ巻くことにより図1で示すような形態となる。
【0031】
電池コア10は凹部25内に嵌め合わせられて位置決めされる。電池コア10は、負極集電体と、セパレータと、正極集電体とを重ねて積層体とし、この積層体を何重にも巻き重ねることにより形成される。電池コア10は長手方向に延びるように形成されている。
【0032】
負極端子31および正極端子32は電池コア10に電気的に接続されている。負極端子31および正極端子32は、電池コア10の端部に接続され、電池コア10からほぼ直線状に引出されてラミネートフィルム20から露出するように位置決めされている。正極端子32および負極端子31は、アルミ、銅またはニッケルなどの金属により構成され、ラミネートフィルム20の蓋部26に沿って一方向に延びるように、かつ電池コア10の長手方向と同じ方向に延びるように形成される。負極端子31と正極端子32とは所定の距離を隔てて互いに平行に延びるように形成される。
【0033】
図2は、図1中のII−II線に沿って見た断面を示す図である。図2を参照して、電池1は、ラミネートフィルム20と、ラミネートフィルム20に収納される電池コア10と、電池コア10に電気的に接続された負極端子31および正極端子32とにより構成される。ラミネートフィルム20は、容器状の凹部25と、この凹部に接続されて凹部25を覆うことができる蓋部26とにより構成される。ラミネートフィルム20は、樹脂層21、アルミニウム層22および樹脂層23の3重構造であり、樹脂層21が内側に、樹脂層23が外側に位置する。樹脂層21および23は、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの高分子樹脂により構成される。ラミネートフィルム20の厚みは300μm以下とされる。
【0034】
ラミネートフィルム20に接触するように電池コア10が設けられている。電池コア10は、セパレータ11と、負極集電体12と、セパレータ13と、正極集電体14とを重ねて積層体とし、この積層体を巻き重ねることにより形成されている。なお、図では、負極集電体12とセパレータ11および13が直接接触しているが、セパレータ11および13と負極集電体12の間には、リチウム等の負極活物質が介在する。すなわち、負極集電体12の両面に負極活物質が塗付され、その負極活物質に接触するようにセパレータ11および13が設けられている。
【0035】
また、正極集電体14は図では、セパレータ13および11に直接接触しているが、セパレータ11および13と正極集電体14との間には、リチウムと金属との酸化物により構成される正極活物質が存在する。すなわち、正極集電体14の両面には正極活物質が塗付され、この正極活物質に接触するようにセパレータ11および13が設けられている。最も高い部分に位置する負極集電体12および正極集電体14は負極端子31および正極端子32に電気的に接続される。負極端子31および正極端子32は、負極集電体12および正極集電体14からほぼ直線状に引出されてラミネートフィルム20から露出するように延びている。正極端子32および負極端子31は、電池コア10の中央部よりも上側に接続され、急激に曲げられることがない。
【0036】
図3は図1中のIII−III線に沿って見た断面を示す図である。図3を参照して、電池1において、電池コア10はセパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14を重ねて積層体とし、これを渦巻状に巻いて形成される。この積層体は重ねて巻かれており、正極集電体14の両側にはセパレータ11および13が位置し、負極集電体12の両側にはセパレータ11および13が位置し、正極集電体14と負極集電体12とが直接接触することはない。巻き重ねて形成された電池コア10はラミネートフィルム20の凹部25に嵌まる形状とされておりその上面および下面がそれぞれ蓋部26および凹部25に接触している。電池コア10は、紙面の手前側から奥側に延びるように形成されており、その端部(図3では示さず)には、正極端子および負極端子が接続されている。負極集電体12および正極集電体14の間には、所定の電解質が存在し、この電解質により、正極集電体14から負極集電体12へ、または負極集電体12から正極集電体14へ電子が移動する。なお、このように正極集電体14および負極集電体12を巻き重ねているのは、少ない体積で正極集電体14と負極集電体12との対向面積を大きくして電池の容量を上げるためである。図3では、電池コア10は、セパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14を積層したシート状部材が、ある軸のまわりに巻かれた形態を有する。この軸の延びる方向と正極端子32および負極端子31の延びる方向とはほぼ平行である。
【0037】
図4は、負極集電体の平面図であり、図5は、正極集電体の平面図である。図4を参照して、負極集電体12は、一方向に延びるフィルム状の導電性を有する部材である。負極集電体12の両面には負極活物質が塗付されている。負極集電体12の一方端に負極端子31が接続されている。そのため、負極端子31と、負極集電体12と、負極集電体12の表面に形成された負極活物質とはそれぞれ電気的に接続されている。
【0038】
図5を参照して、正極集電体14は、一方向に延びるように形成されるフィルム状の導電性を有する部材である。正極集電体14の両面には、リチウムと金属との酸化物のような正極活物質が塗布されている。正極集電体14の中央部から左よりの部分に正極端子32が接続されている。正極端子32と、正極集電体14と、正極集電体14の表面に塗布された正極活物質とは、それぞれ電気的に接続されている。図4および図5で示す負極端子31および正極端子32は、正極端子32および負極端子31が大きく曲げられることなく電池コアから外部へ取出せるような位置に接続される。
【0039】
図4および図5で示す正極集電体14および負極集電体12を用いて電池コア10を構成する場合には、まず、図3で示すセパレータ11、負極集電体12、セパレータ13および正極集電体14を積層する。この積層体を矢印12aおよび14aで示す方向から所定の芯材を中心として渦巻状に巻き、巻き終わったところで負極集電体12に負極端子31を接続し、正極集電体14に正極端子32を接続する。
【0040】
このように構成された電池1では、まず電池コア10に接続されてラミネートフィルム20の外部へ取出される負極端子31および正極端子32は、電池コア10に接続された部分からラミネートフィルム20の外部へ取出される部分においてほぼ直線状に引出されるため大きく曲げられることがない。そのため、従来のように凹部25の側壁と電池コア10との間の幅W3を、従来よりも小さい値(0.2〜0.3mm)とすることができる。これにより電池1自体を小型化することができる。
【0041】
さらに、正極端子32および負極端子31は急激に曲げられることがないため、その表面でクラックなどが発生しない。その結果、正極端子32および負極端子31が切れることを防止でき電池1の信頼性を向上させることができる。
【0042】
さらに、従来のように負極端子31および正極端子32を凹部25内でたるませることがないため、電池1が落下して電池コア10に衝撃が加わった場合であっても、負極端子31および正極端子32のたるんだ部分で正極端子32および負極端子31が切れることがなく、または内部短絡等が発生しない。その結果、電池の信頼性をさらに向上させることができる。
【0043】
なお、図2および図3で示す電池1では、電池コア10の構成要素のうち、負極集電体12が外側に位置し、正極集電体14が内側に位置していたが、これに限られるものではなく、正極集電体14が外側に位置し、負極集電体12が内側に位置してもよい。
【0044】
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に従った電池の断面図である。なお、図6で示す断面は図2で示す断面に対応する。図6を参照して、電池101は、ラミネートフィルム20と、ラミネートフィルム20で覆われた電池コア110と、電池コア110に電気的に接続された負極端子131および正極端子132とにより構成される。
【0045】
電池コア110は、ラミネートフィルム20の凹部25に収納される。電池コア110は、セパレータ111と、負極集電体112と、セパレータ113と、正極集電体114とを重ねて積層体とし、この積層体を渦巻状に巻くことにより形成される。負極集電体112の両面には負極活物質が塗布されている。そのため、セパレータ111と負極集電体112との間には負極活物質が存在し、負極集電体112とセパレータ113との間にも負極活物質が存在する。
【0046】
正極集電体14の両面には、正極活物質が塗布されている。そのため、正極集電体114とセパレータ113との間には正極活物質が存在し、正極集電体114とセパレータ111との間には正極活物質が存在する。負極集電体112には負極端子131が電気的に接続されている。正極集電体114には正極端子132が電気的に接続されている。負極端子131および正極端子132は、電池コア110からほぼ直線状に引出されてラミネートフィルム20から露出する。すなわち、正極端子132および負極端子131は、凹部25内において大きく曲げられることがない。さらに、正極端子132および負極端子131は、蓋部26に沿って設けられる。電池コア110は、セパレータ111、負極集電体112、セパレータ113および正極集電体114を積層したシート状部材がある軸に巻かれた形態を有する。その軸の延びる方向は、正極端子132および負極端子131の延びる方向とほぼ垂直である。
【0047】
図7は、図6中のVII−VII線に沿って見た断面を示す図である。図7を参照して、電池101は、ラミネートフィルム20と、ラミネートフィルム20で囲まれた空間に位置する電池コア110とを有する。電池コア110は、セパレータ111と、負極集電体112と、セパレータ113と、正極集電体114とを巻き重ねた構造となる。そのため、図7で示す断面では、セパレータ111、負極集電体112、セパレータ113および正極集電体114はそれぞれが分離したように記載されているが、これらは紙面の手前側および紙面の奥側でそれぞれつながっている。
【0048】
図8は、正極集電体の平面図である。図9は負極集電体の平面図である。図8を参照して、正極集電体114は、一方向に延びるフィルム状の導電性の部材により形成される。正極集電体114の表面には正極活物質が塗布されている。正極集電体114には正極端子132が電気的に接続されている。正極端子132と、正極集電体114と、正極集電体114の表面に塗布された正極活物質はそれぞれ電気的に接続されている。
【0049】
図9を参照して、負極集電体112は、一方向に延びるフィルム状の導電性の部材により構成される。負極集電体112の表面に負極活物質が塗布される。負極集電体112の一方端には、負極端子131が接続されている。負極端子131と、負極集電体112と、負極集電体112の表面に塗布された負極活物質とはそれぞれ電気的に接続されている。
【0050】
このような正極集電体114および負極集電体112を用いて電池コア110を製造する場合には、まず、セパレータ111、負極集電体112、セパレータ113および正極集電体114を積層する。積層した状態で正極集電体114および負極集電体112を矢印112aおよび114aで示す方向に巻いていく。これにより電池コア110を形成することができる。
【0051】
このような電池101でも、実施の形態1で示した電池1と同様の効果がある。
【0052】
(実施の形態3)
図10または図11は、この発明の実施の形態3に従った電池の断面図である。なお、図10と図11で示す断面は、図2で示す断面に対応する。図10または図11を参照して、電池201は、電力を発生させる発電要素としての電池コア210と、電池コア210に電気的に接続された電極端子としての負極端子231と、電池コア210と負極端子231の一部とを覆うラミネートフィルム20とを備える。ラミネートフィルム20は、凹部25と、この凹部25に連なり、その凹部25を覆うことができる面積を有する蓋部26とを含む。負極端子231は電池コア210からほぼ直線状に引出されてラミネートフィルム20から露出する。
【0053】
電池コア210は、シート状部材としての積層体215を複数層重ねて形成される。積層体215は、セパレータ211と、負極集電体212と、セパレータ213と、正極集電体214とにより構成される。セパレータ211は負極集電体212を覆うように形成されており、負極集電体212の両面と対向する。セパレータ213は正極集電体214を覆うように形成されており、正極集電体214の両面と対向する。セパレータ211とセパレータ213が直接接触する。負極集電体212の両面には負極活物質が塗布されており、負極集電体212とセパレータ211との間には負極活物質が介在する。正極集電体214の両面には正極活物質が塗布されており、正極集電体214とセパレータ213との間には正極活物質が介在する。なお、図10および11では、負極集電体212を上側に、正極集電体214を下側に記載しているが、これに限られるものではなく、負極集電体212を下側に、正極集電体214を上側に位置決めしてもよい。
【0054】
リード線241が負極集電体212に電気的に接続されている。リード線241の一方端部は負極集電体212に接続され、他方端部は負極端子231に電気的に接続される。複数の負極集電体212のそれぞれにリード線241が接続されており、図10または図11に示されるように、これらのリード線241は束ねられて負極端子231に接続される。
【0055】
正極集電体214にリード線242が接続されている。リード線242の一方端部が正極集電体214に接続され、他方端部が図示しない正極端子に接続されている。なお、この正極端子も負極端子231と同様にラミネートフィルム20から露出する。リード線241とリード線242とは直接接触しないように互いに距離をあけて配置される。また、リード線241およびリード線242は、それぞれラミネートフィルム20の蓋部26に近づく方向に延びるように形成される。
【0056】
図12は、図10または図11中のXII−XII線に沿って見た断面を示す図である。図12を参照して、電池201は、ラミネートフィルム20と、ラミネートフィルム20で覆われた電池コア210を有する。電池コア210は、積層体215を複数層重ねて構成される。積層体215は、セパレータ211と、負極集電体212と、セパレータ213と、正極集電体214とを積層して構成される。負極集電体212はセパレータ211に覆われ、正極集電体214はセパレータ213で挟まれる。負極集電体212の両側に位置するセパレータ211は、図12では、互いに分離しているように見えるが、これらは紙面の手前側または奥側でそれぞれつながっている。正極集電体214の両側に位置するセパレータ213も図12では分離しているように見えるが、これらは紙面の手前側または奥側で接続されている。図12で示されるように、積層体215は巻かれることがないため、断面において、セパレータ211、負極集電体212、セパレータ213および正極集電体214の積層順が変わることはない。
【0057】
このように構成された電池201でも、実施の形態1で示した電池と同様の効果がある。
【0058】
なお、上述の電気的接続は、スポット溶接、カシメ、ハトメ等の接続によって行なわれる。
【0059】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することは可能である。まず、ラミネートフィルム20の構造としては、3層構造のものを示したが、この構造に限られるものではなく、さらに多くの層を積層してもよい。また、この電池は、リチウム2次電池などの2次電池だけでなく、1次電池にも使用することができる。さらに、正極集電体、負極集電体、正極端子および負極端子の材料は上述したものに限られるものではなく、通常用いられている他の材料を用いることができる。
【0060】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0061】
【発明の効果】
この発明に従えば、小型化が可能で信頼性の高い電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った電池の斜視図である。
【図2】 図1中のII−II線に沿って見た断面を示す図である。
【図3】 図1中のIII−III線に沿って見た断面を示す図である。
【図4】 負極集電体の平面図である。
【図5】 正極集電体の平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に従った電池の断面図である。
【図7】 図6中のVII−VII線に沿って見た断面を示す図である。
【図8】 正極集電体の平面図である。
【図9】 負極集電体の平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に従った電池の断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に従った電池のもう1つの断面図である。
【図12】 図10または図11中のXII−XII線に沿って見た断面を示す図である。
【図13】 従来の電池の斜視図である。
【図14】 図13中のXIV−XIV線に沿って見た断面を示す図である。
【図15】 図13中のXV−XV線に沿って見た断面を示す図である。
【図16】 従来の別の電池の断面図である。
【符号の説明】
1,101,201 電池、10,110,210 電池コア、11,13,111,113,211,213 セパレータ、31,131,231 負極端子、32,132,232 正極端子、20 ラミネートフィルム、25 凹部、26 蓋部。

Claims (4)

  1. 正極集電体、負極集電体、前記正極集電体および前記負極集電体を絶縁するセパレータを含む積層体を巻回して形成された発電要素と、
    前記発電要素上面側の最も高い部分にそれぞれ位置する前記正極集電体および前記負極集電体において前記発電要素にそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子からなる電極端子と、
    前記発電要素が嵌る形状に形成された凹部、この凹部に連なり、その凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含み、前記発電要素の上面側および下面側がそれぞれ前記蓋部と前記凹部に接触するように前記発電要素と前記電極端子の一部とを覆う外装部材が設けられ、
    前記発電要素の軸の延びる方向が前記蓋部および前記凹部の底部と平行であり、
    前記電極端子は前記発電要素より前記外装部材の外部へほぼ直線状に引出されて前記外装部材から露出することを特徴とする電池。
  2. 前記発電要素は、前記正極集電体、前記セパレータおよび前記負極集電体を積層したシート状部材がある軸のまわりに巻かれた形態を有し、前記軸の延びる方向は、前記電極端子の延びる方向とほぼ平行であることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  3. 前記発電要素は、前記正極集電体、前記セパレータおよび前記負極集電体を積層したシート状部材がある軸のまわりに巻かれた形態を有し、前記軸の延びる方向は、前記電極端子の延びる方向とほぼ垂直であることを特徴とする請求項1に記載の電池。
  4. 正極集電体、負極集電体、前記正極集電体および前記負極集電体を絶縁するセパレータを積層したシート状部材を複数積層した形態を有する発電要素と、
    前記発電要素上面側の最も高い部分にそれぞれ位置する前記正極集電体および前記負極集電体において前記発電要素にそれぞれ電気的に接続された正極端子および負極端子からなる電極端子と、
    前記発電要素が嵌る形状に形成された凹部、この凹部に連なり、その凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含み、前記発電要素の上面側および下面側がそれぞれ前記蓋部と前記凹部に接触するように前記発電要素と前記電極端子の一部とを覆う外装部材が設けられ、
    前記発電要素を構成する正極集電体、負極集電体およびセパレータは前記蓋部および前記凹部の底部と平行に積層されており、
    前記電極端子は前記発電要素より前記外装部材の外部へほぼ直線状に引出されて前記外装部材から露出することを特徴とする電池。
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