JP3863448B2 - 液量検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液面を検知する全ての分野に応用可能な液量検知装置に関し、特に、画像形成装置の定着部のオイルタンクに代表される液量検知に適用するのに好適な液量検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を収容するタンクのケース内の液量を検知する液量検知装置としては種々のものがあるが、複写機やプリンタ等の画像形成装置の定着部に用いられるオイルタンクのように、オイルタンクのケースが光透過性の材質で構成されている場合には、ケース内の液量を発光部と受光部からなるセンサを用いて光学的に検知する液量検知装置が知られている。
【0003】
ここで、図4はオイルタンクケース内の液量を光学的に検知する液量検知装置の一例を示す図であって、液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図である。また、図5〜7は上記オイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図であり、図5はオイルタンクケース内に非検出体である液体(例えばオイル)が無い状態を示しており、図6はオイルタンクケース内にオイルが有る状態を示しており、図7は液量検知で誤検知する場合の状態を示している。以下、図4〜7に基づいて従来の液量検知方法について概略説明を行う。
【0004】
センサ1は、発光素子(例えば発光ダイオード(LED)等)からなる発光部1aと、受光素子(例えばフォトダイオード(PD)等)からなる受光部1bとで構成された光学センサであり、発光部1aからの光を受光部1bで受光し、受光光量によりON−OFFの信号を出力するセンサが用いられている。
また、オイルタンクケース2は光透過性の樹脂などの光透過可能の材質で構成されており、そのオイルタンクケース2の壁面の一部には、前記センサ1の光軸を斜めに横切るように発光部1aと受光部1bの間に突出した略三角形状の突出部2aが設けられており、センサ1は、この突出部2a内のオイル3を検出するように構成されている。すなわち、オイルタンクケース2内に収容されているオイル3は、空気と屈折率が異なるため(通常、オイルの方が空気より屈折率が大きい)、オイルタンクケース2の突出部2aにオイル3がある場合と、無い場合とでは、突出部2aを透過する光量が異なるので、この光量の変化をセンサ1で検出することにより液量を検出することができる。
【0005】
このように構成されているため、オイルタンクケース2の中にオイル3が無いときは、図5に示すように、オイルタンクケース2の突出部2aの外と中は空気になるため、屈折率が同じになるので、発光部1aから発せられた光はオイルタンクケース2の突出部2aをほぼ直線的に透過し、受光部1bに届くので、受光部1bの受光光量が大きくなり、受光部1bからON信号が出力される。
【0006】
次に前記オイルタンクケース2の突出部2aにオイル3が有る場合には、突出部2a内の屈折率が空気より大きくなり、この突出部2aがプリズムのように作用するため、図6に示すように、発光部1aから発せられた光は、オイル3と外気4の屈折率の違いにより光の向きが変わり、受光部1bに届かないため、受光部1bでの受光光量が大幅に減少し、受光部1bの出力信号はOFFとなる。
従って、受光部1bの出力信号のON−OFFを検知することにより、液量を検知することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示すような構成のオイルタンクケース2とセンサ1の配置では、オイルタンクケース2の外側の外気4が屈折率に影響されるようなゴミ5に汚染されていた場合、オイルタンクケース2の突出部2aの表面にゴミ5が付着し、図7に示すように、オイルタンクケース2の突出部2aの表面にゴミ5による凹凸ができ、発光部1aからの光がオイルタンクケース2の突出部2aに入光したとき、または、突出部1aから出光したときに屈折し、オイルタンクケース2の突出部2a内にオイル3が無いのに受光部1bに光が届かない、または、突出部2a内にオイル3が有るのに受光部1bに光が届いてしまうという現象が発生する。
このような状態となった場合、受光部1bの受光光量にバラツキが生じ、このバラツキの大きさによっては誤検知してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、光透過性のケースの壁部の形状を利用してケース内の液量を検知する液量検知装置において、液量検知用のセンサの発光部側から発する光がゴミなどの影響を受けずに、安定した光量を受光部側に届くようにすることができる構成の液量検知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下のような構成を採用する。
(1).空気と屈折率の異なる液体を収容する光透過性のケースと、その光透過性のケースの壁部の形状を利用してケース内の液量を検知するセンサを有する液量検知装置において、液体を収容するケースのセンサが配置される部分を内壁と外壁からなる2重構造とした。
(2).(1)の構成の液量検知装置において、前記センサは発光部と受光部からなり、前記ケースの2重構造の部分を発光部と受光部で挟むようにセンサを配置した(請求項)。
(3).(2)の構成の液量検知装置において、前記ケースの2重構造の部分は、前記センサの光軸を斜めに横切るように突出した形状の内壁と、前記センサの光軸に直交する方向に突出し前記内壁を覆う外壁とで構成した(請求項)。
(4).(1)の構成の液量検知装置において、液体を収容するケースの2重構造の壁面の間にセンサを配置し、該センサより外側のケース壁面を非透過性の材質で構成した。
(5).(4)の構成の液量検知装置において、前記センサは発光部と受光部からなり、前記ケースの2重構造の部分は、前記センサの光軸を斜めに横切るように突出した形状の内壁と、該内壁とセンサを覆う非透過性の外壁とで構成した。
(6).空気と屈折率の異なる液体を収容する光透過性のケースと、その光透過性のケースの壁部の形状を利用してケース内の液量を検知するセンサを有する液量検知装置において、液体を収容するケースを光透過性で且つ屈折率が非検出体の液体とほぼ同じ屈折率を持つ材質で構成し、前記ケースの壁部内に発光部と受光部からなるセンサを埋め込み、該センサの発光部と受光部が前記ケースの壁部内面に接触して覆われている構成とした(請求項)。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
まず、前述の解決手段の(1),(2),(3)に係る構成の実施例を説明する。
図1は本発明に係る液量検知装置の一実施例を示す図であって、(a)は液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図、(b)は上記オイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
【0011】
図1において、液量検知用のセンサ1は、例えば発光ダイオード(LED)やLEDアレイ等の発光素子からなる発光部1aと、フォトダイオード(PD)や多分割PD(ラインセンサ)等の受光素子からなる受光部1bとで構成された光学センサであり、発光部1aからの光を受光部1bで受光し、受光光量によりON−OFFの信号を出力するセンサが用いられている。
また、オイルタンクケース2は光透過性の材質で構成されており、そのオイルタンクケース2のセンサ1が配置される部分は2重構造となっており、このオイルタンクケース2の2重構造の部分は、センサ1の光軸を斜めに横切るように突出した略三角形状の内壁からなる突出部2aと、センサ1の光軸に直交する方向に突出し内壁からなる突出部2aを覆う方形状の外壁2bとで構成されている。このオイルタンクケース2の外壁2bも光透過性の材質で構成されており、内壁(突出部)2aとの間には密閉された空間が構成されている。そして、オイルタンクケース2の内壁2aと外壁2bからなる2重構造の部分を発光部1aと受光部1bで挟むようにセンサ1が配置されている。
【0012】
図1に示すように、センサ1は、オイルタンクケース2の2重構造の部分を透過する光量を検出するように構成されているが、オイルタンクケース2内に収容されているオイル3は、空気と屈折率が異なるため(通常、オイルの方が空気より屈折率が大きい)、オイルタンクケース2の内壁からなる突出部2aにオイル3がある場合と、無い場合とでは、突出部2aを透過する光量が異なるので、この光量の変化をセンサ1で検出することにより液量を検出することができる。
【0013】
すなわち、オイルタンクケース2の中にオイル3が無いときは、オイルタンクケース2の突出部2aの外と中は空気になるため、屈折率が同じになるので、発光部1aから発せられた光はオイルタンクケース2の外壁2bと突出部2aをほぼ直線的に透過し、受光部1bに届くので、受光部1bの受光光量が大きくなり、受光部1bからON信号が出力される。
また、オイルタンクケース2の突出部2aにオイル3が有る場合には、突出部2a内の屈折率が空気より大きくなり、この突出部2aがプリズムのように作用するため、発光部1aから発せられた光は外壁2bを透過後、突出部2a内のオイル3と外気4の屈折率の違いにより光の向きが変わり、受光部1b側の外壁の側面2cに届かないため、受光部1bでの受光光量が大幅に減少し、受光部1bの出力信号はOFFとなる。
従って、受光部1bの出力信号のON−OFFを検知することにより、液量を検知することができる。また、受光部1bに多分割PD(ラインセンサ)を用い、ON−OFFが切り替わる境界の素子位置を検出すれば、液面位置と液量を正確に検知することができる。
【0014】
図1に示す構成では、オイルタンクケース2のセンサ1が配置される部分を2重構造とし、突出部2aを覆う方形状の外壁2bを設けているので、オイルタンクケース2の外側の外気4が屈折率に影響されるようなゴミ5に汚染されている場合にも、オイルタンクケース2の外壁内にゴミが入り込むことを防止でき、内壁の突出部2aの表面にゴミが付着することがない。また、オイルタンクケース2の外壁2bの側面2cを発光部1aと受光部1bで挟むようにセンサ1を配置しているので、発光部1aや受光部1bと外壁2bとの間にゴミが入り込むことも防止できる。従って、図1に示す構成では、液量検知用のセンサ1の発光部1a側から発する光がオイルタンクケース2の表面に付着するゴミなどの影響を受けずに、安定した光量を受光部1b側に届くようにすることができ、バラツキの無い常に安定した光量を受光部1b側で受けることが可能となる。
【0015】
(実施例2)
次に、前述の解決手段の(1),(4),(5)に係る構成の実施例を説明する。
図2は本発明に係る液量検知装置の別の実施例を示す図であって、(a)は液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図、(b)は上記オイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
【0016】
図2において、液量検知用のセンサ1は実施例1と同様に発光ダイオード(LED)やLEDアレイ等の発光素子からなる発光部1aと、フォトダイオード(PD)や多分割PD(ラインセンサ)等の受光素子からなる受光部1bとで構成された光学センサである。
また、オイルタンクケース2は光透過性の材質で構成されており、そのオイルタンクケース2のセンサ1が配置される部分は2重構造となっており、このオイルタンクケース2の2重構造の壁面の間にセンサ1を配置し、該センサ1より外側のケース壁面2dを非透過性の材質で構成している。すなわち、図2に示す構成では、オイルタンクケース2の2重構造の部分は、センサ1の光軸を斜めに横切るように突出した形状の内壁からなる突出部2aと、この内壁からなる突出部2aとセンサ1を覆う非透過性の外壁2dとで構成している。そして、この外壁2dの内部で内壁の突出部2aを発光部1aと受光部1bで挟むようにセンサ1を配置している。
【0017】
図2に示すように、センサ1は、オイルタンクケース2の内壁の突出部2aを透過する光量を検出するように構成されているが、オイルタンクケース2内に収容されているオイル3は、空気と屈折率が異なるため(通常、オイルの方が空気より屈折率が大きい)、オイルタンクケース2の内壁からなる突出部2aにオイル3がある場合と、無い場合とでは、突出部2aを透過する光量が異なるので、この光量の変化をセンサ1で検出することにより液量を検出することができる。
【0018】
すなわち、オイルタンクケース2の中にオイル3が無いときは、オイルタンクケース2の突出部2aの外と中は空気になるため、屈折率が同じになるので、発光部1aから発せられた光はオイルタンクケース2の突出部2aをほぼ直線的に透過し、受光部1bに届くので、受光部1bの受光光量が大きくなり、受光部1bからON信号が出力される。
また、オイルタンクケース2の突出部2aにオイル3が有る場合には、突出部2a内の屈折率が空気より大きくなり、この突出部2aがプリズムのように作用するため、発光部1aから発せられた光は、突出部2a内のオイル3と外壁2d内の空気との屈折率の違いにより光の向きが変わり、受光部1bに届かないため、受光部1bでの受光光量が大幅に減少し、受光部1bの出力信号はOFFとなる。
従って、受光部1bの出力信号のON−OFFを検知することにより、液量を検知することができる。また、受光部1bに多分割PD(ラインセンサ)を用い、ON−OFFが切り替わる境界の素子位置を検出すれば、液面位置と液量を正確に検知することができる。
【0019】
図2に示す構成では、オイルタンクケース2のセンサ1が配置される部分を2重構造とし、突出部2aとセンサ1を覆う方形状で非透過性の外壁2dを設けているので、オイルタンクケース2の外側の外気4が屈折率に影響されるようなゴミ5に汚染されている場合にも、オイルタンクケース2の外壁内に汚染された外気4やゴミ5が入り込むことを防止でき、内壁の突出部2aの表面や、センサ1の発光部1a、受光部1bにゴミが付着することがない。従って、図2に示す構成では、液量検知用のセンサ1の発光部1a側から発する光がオイルタンクケース2の表面に付着するゴミ5や汚染された外気4などの影響を全く受けずに、安定した光量を受光部1b側に届くようにすることができ、バラツキの無い常に安定した光量を受光部1b側で受けることが可能となる。また、突出部2aとセンサ1の周りを、方形状で非透過性の外壁2dで覆うことにより、外乱光の影響も受けないという効果も得られ、液量検知精度を向上することができる。
【0020】
(実施例3)
次に、前述の解決手段の(6)に係る構成の実施例を説明する。
図3は本発明に係る液量検知装置の別の実施例を示す図であり、(a),(b)はオイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
尚、図3(a)はオイルタンクケース内にオイルが入っている状態を示しており、(b)はオイルタンクケース内にオイルが入っていない状態を示している。
【0021】
図3において、液量検知用のセンサ1は実施例1と同様に発光ダイオード(LED)やLEDアレイ等の発光素子からなる発光部1aと、フォトダイオード(PD)や多分割PD(ラインセンサ)等の受光素子からなる受光部1bとで構成された光学センサである。
また、オイル3を収容するオイルタンクケース2は、光透過性で且つ屈折率が非検出体であるオイル3と同等の屈折率を持つ材質を用いて構成しており、このオイルタンクケース2の壁部2f内に発光部1aと受光部1bからなるセンサを埋め込んだ構成とした。さらに、センサの発光部1aと受光部1bの間のオイルタンクケース2の内壁面には、センサ1の光軸を斜めに横切るように突出した三角形状の突出部2eを設けた構成とした。尚、オイルタンクケース2の全体図は省略するが、本実施例の構成では、オイルタンクケース2の壁部2f内にセンサを埋め込んだ構成としているので、オイルタンクケース2の外壁面は凹凸の無い平面で構成することができる。
【0022】
図3に示す構成では、オイルタンクケース2内にオイル3が有る場合は、同図(a)に示すように、センサの発光部1aから発した光は、オイルタンクケース2とオイル3の屈折率が同じに設定されているため、オイルタンクケース2の突出部2eを透過して、ほぼ直線的に受光部1bに届くので、受光部1bの受光光量が大きくなり、受光部1bからON信号が出力される。
また、同図(b)に示すように、オイルタンクケース2内にオイル3が無い場合は、オイルタンクケース2内の空気とオイルタンクケース2の屈折率が異なるため、同図(b)に示した光路のように、オイルタンクケース2の内壁面に設けた突出部2eの部分で光が屈折や反射されて、受光部1bに届かないため、受光部1bでの受光光量が大幅に減少し、受光部1bの出力信号はOFFとなる。
従って、受光部1bの出力信号のON−OFFを検知することにより、液量を検知することができる。また、受光部1bに多分割PD(ラインセンサ)を用い、ON−OFFが切り替わる境界の素子位置を検出すれば、液面位置と液量を正確に検知することができる。
【0023】
図3に示す構成では、オイルタンクケース2を光透過性で且つ屈折率がオイル3と同等の屈折率を持つ材質を用いて構成し、このオイルタンクケース2の壁部2f内に発光部1aと受光部1bからなるセンサを埋め込んだ構成としたので、オイルタンクケース2の外側の外気4が屈折率に影響されるようなゴミ5に汚染されている場合にも、オイルタンクケース2内には汚染された外気やゴミが入り込むまないので、内壁面の突出部2eの表面や、センサの発光部1a、受光部1bにゴミが付着することがない。従って、図3に示す構成では、液量検知用のセンサの発光部1aと受光部1bの間に汚染された空気やゴミが介在しないため、安定した光量を受光部1b側に届くようにすることができ、バラツキの無い常に安定した光量を受光部1b側で受けることが可能となる。
【0024】
尚、以上に説明した実施例1〜3では、センサ1を構成する受光部1bとして、フォトダイオード(PD)や多分割PD(ラインセンサ)等の受光素子を例に挙げたが、受光素子としてはこの他、PSD(Position Sensitive Light Detector)やCCD(Charge Coupled Device)等を好適に用いることができる。特に発光部1aにLEDアレイを用い、受光部1bに一次元イメージセンサであるCCDを用いれば、オイルタンクケース2内の液面の位置と液量を容易に且つ正確に検出することができ、検出精度をより向上することができる。
また、以上の実施例では、オイルタンクケース2に収容されたオイル3の液量を検知する構成を説明したが、本発明はオイルに限らず、様々な液体の液面や液量を検知する種々の分野に応用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る液量検知装置では、液体を収容するケースのセンサが配置される部分を内壁と外壁からなる2重構造とし、ケースの2重構造の部分を発光部と受光部で挟むようにセンサを配置する、あるいは、液体を収容するケースの2重構造の壁面の間にセンサを配置し、該センサより外側のケース壁面を非透過性の材質で構成する、あるいは、液体を収容するケースを光透過性で且つ屈折率が非検出体の液体とほぼ同じ屈折率を持つ材質で構成し、前記ケースの壁部内に発光部と受光部からなるセンサを埋め込み、該センサの発光部と受光部が前記ケースの壁部内面に接触して覆われている構成とするので、液量検知用のセンサの発光部側から発する光が、ケース外のゴミや汚染された外気などの影響を受けることがなく、安定した光量を受光部側に届くようにすることができるので、バラツキの無い常に安定した光量を受光部側で受けることが可能となり、液量検知精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液量検知装置の一実施例を示す図であって、(a)は液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図、(b)は上記オイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
【図2】本発明に係る液量検知装置の別の実施例を示す図であって、(a)は液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図、(b)は上記オイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
【図3】本発明に係る液量検知装置の別の実施例を示す図であり、(a),(b)はオイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図である。
【図4】オイルタンクケース内の液量を光学的に検知する液量検知装置の従来例を示す図であって、液量検知用のセンサとオイルタンクケースの斜視図である。
【図5】図4に示すオイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図であり、オイルタンクケース内にオイルが無い状態を示した図である。
【図6】図4に示すオイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図であり、オイルタンクケース内にオイルが有る状態を示した図である。
【図7】図4に示すオイルタンクケースのセンサ配置部の構造を示す概略要部断面図であり、液量検知で誤検知する場合の状態を示した図である。
【符号の説明】
1 センサ
1a 発光部
1b 受光部
2 オイルタンクケース
2a 内壁からなる突出部
2b 光透過性の外壁
2d 非透過性の外壁
2e 内壁面の突出部
2f 壁部
3 オイル(液体)
4 外気
5 ゴミ

Claims (4)

  1. 空気と屈折率の異なる液体を収容する光透過性のケースと、その光透過性のケースの壁部の形状を利用してケース内の液量を検知するセンサを有する液量検知装置において、
    液体を収容するケースのセンサが配置される部分を内壁と外壁からなる2重構造とし、かつ、前記センサは発光部と受光部からなり、前記ケースの2重構造の部分を発光部と受光部で挟むようにセンサを配置したことを特徴とする液量検知装置。
  2. 請求項1記載の液量検知装置において、
    前記ケースの2重構造の部分は、前記センサの光軸を斜めに横切るように突出した形状の内壁と、前記センサの光軸に直交する方向に突出し前記内壁を覆う外壁とで構成されたことを特徴とする液量検知装置。
  3. 空気と屈折率の異なる液体を収容する光透過性のケースと、その光透過性のケースの壁部の形状を利用してケース内の液量を検知するセンサを有する液量検知装置において、
    液体を収容するケースを光透過性で且つ屈折率が非検出体の液体とほぼ同じ屈折率を持つ材質で構成し、前記ケースの壁部内に発光部と受光部からなるセンサを埋め込み、該センサの発光部と受光部が前記ケースの壁部内面に接触して覆われている構成としたことを特徴とする液量検知装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液量検知装置を有することを特徴とする画像形成装置
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