JP3861516B2

JP3861516B2 - Auto dash support structure

Info

Publication number: JP3861516B2
Application number: JP16563799A
Authority: JP
Inventors: 丈浩寺井; 央久保田
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1999-06-11
Filing date: 1999-06-11
Publication date: 2006-12-20
Anticipated expiration: 2019-06-11
Also published as: JP2000355285A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ダッシュ廻り支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の自動車用ダッシュ廻り支持構造は、図７に示すように、エンジンルーム１１とパッセンジャルーム１とを仕切るダッシュパネル２及びカウルボックスパネル３に前端部が固設され且つ前記パッセンジャルーム１側に迫り出されてなるポストブラケット４と、図示しないサイドパネル間に架設されてなるステアリングメンバ５と、前記ポストブラケット４及びステアリングメンバ５の間に介在されてなるメンバブラケット６とより構成され、前記ステアリングメンバ５には、コラムシャフト７が支持されている。該コラムシャフト７は、前記ステアリングメンバ５及びポストブラケット４に支持されていて、その端部にステアリングホイール８が支持されている（類似技術として実開平１ー１３６０６４号、実開平１ー５８３７５号、実開平１ー１５４９７６号公報参照）。
【０００３】
前記メンバブラケット６には、ナット６ａが左右方向の底面６ｂに支持されていて、前記ポストブラケット４の右方向（図７の図上奥側）からボルト９が螺合される。前記メンバブラケット６は、車両前後方向の静荷重５００kgfまでは曲折せずに、５００kgf以上で曲折が可能なるように、左右幅寸法が８ミリである。
【０００４】
こうした前記自動車用ダッシュ廻り支持構造であるので、自動車が衝突するなどして、ダッシュパネル２及びカウルボックス３などの「仕切り部材」が後退移動（図７の右方向に移動）したときには、メンバブラケット６が前後方向で座屈することにより、ダッシュパネル２及びカウルボックス３とステアリングメンバ５との位置ずれを吸収するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来例の構成によれば、前記メンバブラケット６が車両前後方向の静荷重５００kgf以上で曲折が可能なるように、剛性が設定されているので、左右方向の振動に踏ん張る力が弱く、自動車の走行振動により、コラムシャフト７が励振、特に左右方向に振られるおそれがあり、車両前後方向の剛性を上げることなく、左右方向の支持剛性向上が求められている。
【０００６】
また、前記メンバブラケット６を前記ポストブラケット４にボルト９を用いて固定する際に、作業者は、左右方向に延在されてなるステアリングメンバ５の下方から手を入れ、ステアリングメンバ５の頂点５ａを超えて、しかもステアリングメンバ５の延在方向に沿ってボルト９を締結する作業を行うので、該ボルト９を締結する工具の入る空間及び該工具を支持する作業者の手の作業空間が限定されてしまい、取り付け作業を困難なものとしているため、取り付け作業性の向上が望まれている。
【０００７】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、コラムシャフトが左右方向に振動しにくく、ポストブラケットの取り付け作業性を向上した自動車用ダッシュ廻り支持構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１の発明は、エンジンルームとパッセンジャルームとを仕切る仕切り部材と、ステアリングメンバとの間に、ポストブラケットが介在されてなる自動車用ダッシュ廻り支持構造において、前記ポストブラケットは、左右方向に幅広に形成されて左右方向に対する剛性を維持する剛性維持手段を有しており、当該ポストブラケットには、衝突時に後退した仕切り部材により折損可能なる折損部が形成されると共に、前記折損部近傍から後方に伸びてその後端縁が前記ステアリングメンバに接続され、その幅が当該ステアリングメンバから折損部に向けて小さくなる棚部が形成されており、仕切り部材後退時のステアリングメンバによる支持反力が当該ステアリングメンバから当該棚部を介して前記折損部に向けて伝達されるようにした。
【０００９】
請求項２の発明は、請求項１に記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、前記折損部は、前記ポストブラケットに形成されてなる切り欠き部よりなる。
【００１０】
請求項３の発明は、請求項１又は請求項２に記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、前記ポストブラケットは、ダイキャストにより形成されてなる。
【００１１】
請求項４の発明は、請求項１乃至請求項３の何れかに記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、前記剛性維持手段は、横断面がハット形状をなすと共に該ハット形状の底面に仕切り部材へのボルト取り付け部を有し、前記ボルト取り付け部よりも下方となる位置に前記棚部を形成すると共に該棚部の両端にフランジ部を設けた。
【００１３】
【発明の効果】
請求項１の発明によれば、前記ポストブラケットは、左右方向に幅広に形成されて左右方向に対する剛性を維持してなるので、コラムシャフトが左右方向に振動しにくく、左右方向の支持剛性を著しく向上することができる。また、衝突時に後退した仕切り部材により折損可能なる折損部を形成してなるので、車両前後方向の剛性の向上を抑制でき、且つ折損するまでは、ポストブラケットは、その形状を維持できるので、この点でも、コラムシャフトが左右方向に振動しにくく、支持剛性が著しく向上することができる。また、前記ポストブラケットは、前記切り欠き部近傍に棚部が形成されてなるので、ポストブラケットに加わった仕切り部材の後退による荷重が、踏ん張りレベルの高い棚部近傍の切り欠き部に集中し、折損位置が確実に固定されることになる。つまり、折損レベルの変動が出にくい。
【００１４】
請求項２の発明によれば、前記折損部は、前記ポストブラケットに形成されてなる切り欠き部よりなるので、該ポストブラケットの形成が簡易となり、原価が低減できる。また、該切り欠き部の位置及び大きさを適宜変更できるので、衝撃実験などで選択できる切り欠き部の位置及び大きさのチューニングが容易にできることになり、開発日程が少なくて済む。
【００１５】
請求項３の発明によれば、前記ポストブラケットは、ダイキャストにより形成されてなるので、折損するまでのポストブラケットのコラムシャフト支持剛性は大きく信頼できるレベルに維持される。また、ポストブラケットが折損した状態では、仕切り部材とステアリングメンバとの位置ずれを確実に吸収できる。
【００１６】
請求項４の発明によれば、前記剛性維持手段は、横断面がハット形状をなすと共に該ハット形状の底面に仕切り部材への取り付け部を有するので、折損するまでのポストブラケットのコラムシャフト支持剛性が著しく向上する。また、前後方向から仕切り部材に支持できるので、ポストブラケットの取り付け作業性が著しく向上する。さらに、ボルト取り付け部よりも下方となる位置に棚部を形成すると共に該棚部の両端にフランジ部を設けたため、仕切り部材への支持手段であるボルトが落下しても、前記棚部で受け止めることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１９】
図１乃至図６は、本発明の一実施の形態を示し、図１は自動車用ダッシュ廻り支持構造の側面図、図２は図１の要部拡大図、図３は図２の矢視Ｂにかかる正面図、図４は図２の矢視Ｃにかかる斜視図、図５は図２の矢視Ｄにかかる分解斜視図、図６は図２の矢視Ｅにかかる分解斜視図である。
【００２０】
本発明の自動車用ダッシュ廻り支持構造は、図１に示すように、エンジンルーム１１とパッセンジャルーム１とを仕切る「仕切り部材」であるダッシュパネル２及び該ダッシュパネル２の上部に配されるカウルボックスパネル３に膨出部１３を介して上端部１４ａが、符号３０で示すような前後方向から操作が可能なる図示しない工具によりボルト９を螺合されてなるポストブラケット１４と、該ポストブラケット１４の下端部１４ｂがボルト９により固設され且つ図示しないサイドパネル間に架設されてなるステアリングメンバ１５とより構成され、前記ステアリングメンバ１５には、コラムシャフト７が支持されている。該コラムシャフト７の端部にステアリングホイール８が支持されている。
【００２１】
前記ポストブラケット１４は、前記したように、上端部１４ａと下端部１４ｂとにより、上下長尺状に形成されてなり、材質は、アルミダイキャストよりなる。
【００２２】
前記上端部１４ａは、図２に示すように、底面部１６が垂直線に対して３４度傾いて形成されると共に該底面部１６に形成された直径１４ミリの「取り付け部」である貫通孔１７位置から約３０ミリの位置で「くの字」に折れ曲がって形成されている。該底面部１６からの立ち上がり部２２の深さが１５ミリの位置にフランジ１８、１８が一様に外側を向いて形成されている。つまり、図３に示すように、該底面部１６の左右幅寸法は３２ミリ、フランジ１８、１８の左右幅寸法はそれぞれ１０ミリで、左右方向に都合５２ミリの幅広横断面がハット状をなす。
【００２３】
前記下端部１４ｂは、図２に示すように、前後ＦＲ，ＲＲに二股に分かれていて、下側の第１、第２取付け部１９、２０がステアリングメンバ１５に載置されると共に前記したようにボルト９によって固持される。
【００２４】
前記上端部１４ａと下端部１４ｂとの中間には、衝突時に後退したカウルボックスパネル２により押圧されて、静荷重５００kgfで折損可能なる「折損部」としての切り欠き部２１が形成されてなる。該切り欠き部２１は、前記フランジ１８を形成せず、ハット断面の前記立ち上がり部２２に、上下５ミリ、深さ３ミリの切り欠きが形成されている。
【００２５】
また、前記ポストブラケット１４は、ステアリングメンバ１５への第１、第２取り付け部１９、２０より上側（この実施形態では、同一位置）且つ前記切り欠き部２１近傍に棚部２３が形成されてなる。符号２４は、立ち上がり部２２の一方より突出形成されてなるハーネス支持部である。
【００２６】
前記棚部２３は、前記ステアリングメンバ１５の上部材１５ａに形成された下側の第１取付け部１９の上面１９ａに載置できる面が形成されてなると共に略水平に前記底面部１６まで延在形成され、且つ前記立ち上がり部２２を接合されてなる。該棚部２３に形成された図示しない貫通孔を挿通させて成るボルト９を、予め上面１９ａの下面に支持されたナット１９ｂに螺合させることで、棚部２３、即ち第１取付け部１９が上面１９ａに固設されて成る。
【００２７】
前記ステアリングメンバ１５の下部材１５ｂに形成されてなる凹部１５ｃに、前記第２取付け部２０に形成した凸部２０ａを係合させ、該凸部２０ａに挿通させてなるボルト９を、予め凹部１５ｃの下面に支持されたナット２０ｂに螺合させることで、第２取付け部２０が凹部１５ｃに固設されて成る。
【００２８】
従って、本実施態様によれば、かかる構成よりなるから、前記ポストブラケット１４は、左右方向に幅広に形成されて左右方向に対する剛性を維持してなるので、コラムシャフト７が左右方向に振動しにくく、左右方向の支持剛性を著しく向上することができる。また、衝突時に後退したカウルボックスパネル３により折損可能なる切り欠き部２１を形成してなるので、車両前後方向の剛性の向上を抑制でき、且つ折損するまでは、ポストブラケット１４は、その形状を維持できるので、この点でも、コラムシャフト７が左右方向に振動しにくく、支持剛性が著しく向上することができる。
【００２９】
また、前記切り欠き部２１は、前記ポストブラケット１４に形成されてなるので、該ポストブラケット１４の形成が簡易となり、原価が低減できる。また、該切り欠き部２１の位置及び大きさを適宜変更できるので、衝撃実験などで選択できる切り欠き部２１の位置及び大きさのチューニングが容易にできることになり、開発日程が少なくて済む。
【００３０】
また、前記ポストブラケット１４は、アルミダイキャストにより形成されてなるので、折損するまでのポストブラケット１４のコラムシャフト７の支持剛性は大きく信頼できるレベルに維持される。また、ポストブラケット１４が折損した状態では、カウルボックスパネル３とステアリングメンバ１５との位置ずれを確実に吸収できる。
【００３１】
また、前記ポストブラケット１４の剛性維持手段は、横断面がハット形状をなすと共にハット形状の底面部１６にカウルボックスパネル３への貫通孔１７を有するので、折損するまでのポストブラケット１４のコラムシャフト７の支持剛性が著しく向上する。また、前後方向からカウルボックスパネル３に支持できるので、ポストブラケット１４の取り付け作業性が著しく向上する。
【００３２】
また、前記ポストブラケット１４は、ステアリングメンバ１５の第１取り付け部１９の上面１９ａより上側且つ前記切り欠き部２１近傍に棚部２３を形成してなるので、ポストブラケット１４に加わったカウルボックスパネル３の後退による荷重が、踏ん張りレベルの高い棚部２３近傍の切り欠き部２１に集中し、折損位置が確実に固定されることになる。つまり、折損レベルの変動が出にくい。また、カウルボックスパネル３への支持手段であるボルト９が、図示しない工具から落下しても、前記棚部２３で止められるので、図示しない床に落ち無い分、ボルト９を屈んで探すことによる取り付け工数が削減される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す自動車用ダッシュ廻り支持構造の側面図。
【図２】図１の要部拡大図。
【図３】図２の矢視Ｂにかかる正面図。
【図４】図２の矢視Ｃにかかる斜視図。
【図５】図２の矢視Ｄにかかる分解斜視図。
【図６】図２の矢視Ｅにかかる分解斜視図。
【図７】従来の自動車用ダッシュ廻り支持構造の側面図。
【符号の説明】
１パッセンジャルーム
２「仕切り部材」であるダッシュパネル
３「仕切り部材」であるカウルボックスパネル
４、１４ポストブラケット
５、１５ステアリングメンバ
７コラムシャフト
９ボルト
１１エンジンルーム
１３膨出部
１４ａポストブラケットの上端部
１４ｂポストブラケットの下端部
１６底面部
１７「取り付け部」である貫通孔
１８フランジ
１９，２０ステアリングメンバの第１、第２取付け部
２１「折損部」としての切り欠き部
２２立ち上がり部
２３棚部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dash-around support structure for an automobile.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 7, the conventional dash-around support structure for automobiles has a front end portion fixed to a dash panel 2 and a cowl box panel 3 that partition the engine room 11 and the passenger room 1, and the passenger room 1 side. A post bracket 4 pushed out to the side, a steering member 5 laid between side panels (not shown), and a member bracket 6 interposed between the post bracket 4 and the steering member 5, A column shaft 7 is supported on the steering member 5. The column shaft 7 is supported by the steering member 5 and the post bracket 4, and a steering wheel 8 is supported at the end thereof (as a similar technique, Japanese Utility Model Laid-Open No. 1-136064, Japanese Utility Model Laid-Open No. 1-58375, (See Japanese Utility Model Publication No. 1-154976).
[0003]
A nut 6a is supported on the member bracket 6 on the bottom surface 6b in the left-right direction, and a bolt 9 is screwed from the right direction of the post bracket 4 (the rear side in the drawing in FIG. 7). The member bracket 6 has a lateral width dimension of 8 mm so that it can be bent at 500 kgf or more without being bent up to a static load of 500 kgf in the longitudinal direction of the vehicle.
[0004]
Because of such a dash-around support structure for automobiles, when a “partition member” such as the dash panel 2 and the cowl box 3 moves backward (moves in the right direction in FIG. 7) due to a collision of the automobile, the member bracket. 6 is buckled in the front-rear direction so as to absorb misalignment between the dash panel 2 and the cowl box 3 and the steering member 5.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to such a configuration of the conventional example, the rigidity is set so that the member bracket 6 can be bent at a static load of 500 kgf or more in the vehicle front-rear direction. There is a possibility that the column shaft 7 is excited, particularly in the left-right direction, due to the running vibration of the automobile, and there is a need for improved support rigidity in the left-right direction without increasing the rigidity in the front-rear direction of the vehicle.
[0006]
Further, when the member bracket 6 is fixed to the post bracket 4 with bolts 9, the operator puts his hand from below the steering member 5 extending in the left-right direction, and the apex 5 a of the steering member 5. And the bolt 9 is fastened along the direction in which the steering member 5 extends, so that the space for the tool to fasten the bolt 9 and the work space of the operator's hand supporting the tool are limited. As a result, it is difficult to perform the mounting operation, and thus improvement in mounting workability is desired.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a dash-around support structure for automobiles in which the column shaft is less likely to vibrate in the left-right direction and the post bracket mounting workability is improved.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 is directed to a dash support structure for automobiles in which a post bracket is interposed between a partition member that partitions an engine room and a passenger room and a steering member. post bracket has have a stiffness maintaining means for maintaining the rigidity against wide-formed in the lateral direction in the lateral direction, to the post bracket, broken section Naru possible breakage is formed by the partition member retracted at the time of a collision In addition, a shelf is formed that extends rearward from the vicinity of the breakage part and has a rear end edge connected to the steering member, and a width of the shelf member that decreases from the steering member toward the breakage part. The support reaction force by the member is directed from the steering member to the broken part through the shelf. It was to be transmitted.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a dash-around support structure for an automobile according to the first aspect, wherein the breakage portion is formed by a notch formed in the post bracket.
[0010]
The invention of claim 3 is the dash-around support structure for an automobile according to claim 1 or 2, wherein the post bracket is formed by die casting.
[0011]
A fourth aspect of the present invention is the dash-around support structure for an automobile according to any one of the first to third aspects, wherein the rigidity maintaining means has a hat-shaped cross section and a bottom surface of the hat shape. have a bolt mounting portion of the partition member, the flange portion provided at both ends of the shelf portion so as to form the ledge position lower than the bolt attaching portion.
[0013]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, since the post bracket is formed wide in the left-right direction and maintains rigidity in the left-right direction, the column shaft hardly vibrates in the left-right direction, and the support rigidity in the left-right direction is remarkably increased. Can be improved. In addition, since a breakable portion that can be broken is formed by the partition member retracted at the time of the collision, the improvement in rigidity in the vehicle front-rear direction can be suppressed, and the shape of the post bracket can be maintained until it breaks. Even in this respect, the column shaft is less likely to vibrate in the left-right direction, and the support rigidity can be significantly improved. Further, since the post bracket is formed with a shelf in the vicinity of the notch, the load due to the retraction of the partition member added to the post bracket is concentrated on the notch near the shelf with a high level of tension, The broken position is securely fixed. That is, it is difficult for the breakage level to vary.
[0014]
According to invention of Claim 2, since the said broken part consists of a notch part formed in the said post bracket, formation of this post bracket becomes easy and cost can be reduced. Further, since the position and size of the notch can be changed as appropriate, tuning of the position and size of the notch that can be selected in an impact experiment or the like can be easily performed, and the development schedule can be reduced.
[0015]
According to the invention of claim 3, since the post bracket is formed by die casting, the column shaft supporting rigidity of the post bracket until it breaks is maintained at a large and reliable level. Further, when the post bracket is broken, it is possible to reliably absorb the positional deviation between the partition member and the steering member.
[0016]
According to the invention of claim 4, since the rigidity maintaining means has a hat-shaped cross section and has a mounting portion to the partition member on the bottom of the hat shape, the column shaft supporting rigidity of the post bracket until it breaks. Is significantly improved. Moreover, since it can support to a partition member from the front-back direction, the attachment workability | operativity of a post bracket improves remarkably. Furthermore, since the shelf is formed at a position below the bolt mounting portion and the flanges are provided at both ends of the shelf, even if the bolt as a supporting means to the partition member falls, the shelf is received. be able to.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
1 to 6 show an embodiment of the present invention, FIG. 1 is a side view of a dash-around support structure for an automobile, FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG. 1, and FIG. 4 is a perspective view according to an arrow C in FIG. 2, FIG. 5 is an exploded perspective view according to an arrow D in FIG. 2, and FIG. 6 is an exploded perspective view according to an arrow E in FIG. .
[0020]
As shown in FIG. 1, the dash-around support structure for an automobile of the present invention includes a dash panel 2 that is a “partition member” that partitions the engine room 11 and the passenger room 1, and a cowl disposed on the upper part of the dash panel 2. A post bracket 14 in which a bolt 9 is screwed by a tool (not shown) whose upper end portion 14a can be operated from the front and rear direction as indicated by reference numeral 30 via the bulging portion 13 to the box panel 3, and the post bracket 14 The lower end portion 14b of the vehicle is fixed by a bolt 9 and is constituted by a steering member 15 constructed between side panels (not shown). The column shaft 7 is supported on the steering member 15. A steering wheel 8 is supported at the end of the column shaft 7.
[0021]
As described above, the post bracket 14 is formed in a vertically long shape by the upper end portion 14a and the lower end portion 14b, and is made of aluminum die cast.
[0022]
As shown in FIG. 2, the upper end portion 14 a is a through hole that is a “mounting portion” having a diameter of 14 mm formed on the bottom surface portion 16 with the bottom surface portion 16 being inclined at 34 degrees with respect to the vertical line. It is formed to be bent into a "<" shape at a position of about 30 mm from the 17 position. The flanges 18 and 18 are uniformly formed facing outward at a position where the depth of the rising portion 22 from the bottom surface portion 16 is 15 mm. That is, as shown in FIG. 3, the bottom width portion 16 has a lateral width of 32 mm, the flanges 18 and 18 each have a lateral width of 10 mm, and a wide cross section of 52 mm in the lateral direction has a hat shape. .
[0023]
As shown in FIG. 2, the lower end portion 14b is divided into front and rear FR and RR, and the first and second attachment portions 19 and 20 on the lower side are placed on the steering member 15 as described above. Are secured by bolts 9.
[0024]
In the middle between the upper end portion 14a and the lower end portion 14b, a notch portion 21 is formed as a “broken portion” that can be broken by a static load of 500 kgf by being pressed by the cowl box panel 2 retracted at the time of collision. The notch 21 does not form the flange 18, and a notch having a top and bottom of 5 mm and a depth of 3 mm is formed in the rising part 22 of the hat cross section.
[0025]
Further, the post bracket 14 is formed with a shelf 23 above the first and second attachment portions 19 and 20 to the steering member 15 (in the same position in this embodiment) and in the vicinity of the notch 21. . Reference numeral 24 denotes a harness support part that protrudes from one of the rising parts 22.
[0026]
The shelf portion 23 is formed with a surface that can be placed on the upper surface 19a of the lower first mounting portion 19 formed on the upper member 15a of the steering member 15, and extends substantially horizontally to the bottom surface portion 16. It is formed and the rising portion 22 is joined. A bolt 9 formed by inserting a through hole (not shown) formed in the shelf portion 23 is screwed into a nut 19b supported in advance on the lower surface of the upper surface 19a, whereby the shelf portion 23, that is, the first attachment portion 19 is attached. It is fixed to the upper surface 19a.
[0027]
A concave portion 15c formed in the lower member 15b of the steering member 15 is engaged with a convex portion 20a formed in the second mounting portion 20, and a bolt 9 inserted through the convex portion 20a is previously provided in the concave portion 15c. The second mounting portion 20 is fixed to the concave portion 15c by being screwed to a nut 20b supported on the lower surface of the lower portion.
[0028]
Therefore, according to this embodiment, the post bracket 14 is formed wide in the left-right direction and maintains the rigidity in the left-right direction because the post bracket 14 is formed in such a configuration, so that the column shaft 7 hardly vibrates in the left-right direction. The support rigidity in the left-right direction can be remarkably improved. In addition, since the cutout portion 21 that can be broken is formed by the cowl box panel 3 that has been retracted at the time of the collision, the improvement in rigidity in the vehicle front-rear direction can be suppressed, and the shape of the post bracket 14 can be changed until it breaks. Also in this respect, the column shaft 7 is less likely to vibrate in the left-right direction, and the support rigidity can be significantly improved.
[0029]
Moreover, since the said notch part 21 is formed in the said post bracket 14, formation of this post bracket 14 becomes easy and cost can be reduced. Further, since the position and size of the notch 21 can be appropriately changed, the position and size of the notch 21 that can be selected in an impact experiment or the like can be easily tuned, and the development schedule can be reduced.
[0030]
Further, since the post bracket 14 is formed by aluminum die casting, the support rigidity of the column shaft 7 of the post bracket 14 until it is broken is maintained at a large and reliable level. Further, when the post bracket 14 is broken, it is possible to reliably absorb the positional deviation between the cowl box panel 3 and the steering member 15.
[0031]
Further, the rigidity maintaining means of the post bracket 14 has a hat-shaped cross section and a through-hole 17 to the cowl box panel 3 in the hat-shaped bottom surface portion 16, so that the column shaft of the post bracket 14 until it breaks. 7 support rigidity is remarkably improved. Moreover, since it can support to the cowl box panel 3 from the front-back direction, the mounting | wearing workability of the post bracket 14 improves remarkably.
[0032]
Further, since the post bracket 14 is formed with a shelf 23 above the upper surface 19a of the first mounting portion 19 of the steering member 15 and in the vicinity of the notch 21, the cowl box panel 3 added to the post bracket 14 is formed. The load caused by the retreat of the center is concentrated on the notch 21 near the shelf 23 having a high strut level, so that the breakage position is securely fixed. That is, it is difficult for the breakage level to vary. Further, even if the bolt 9 as a support means for the cowl box panel 3 is dropped from a tool (not shown), the bolt 9 is stopped by the shelf 23. Installation man-hours are reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a dash support structure for an automobile showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 3 is a front view according to an arrow B in FIG. 2;
4 is a perspective view according to an arrow C in FIG. 2;
5 is an exploded perspective view according to an arrow D in FIG. 2. FIG.
6 is an exploded perspective view according to an arrow E in FIG. 2;
FIG. 7 is a side view of a conventional automotive dash support structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Passenger room 2 Dash panel 3 which is "partition member" Cowl box panel 4 which is "partition member" 14, 14 Post bracket 5, 15 Steering member 7 Column shaft 9 Bolt 11 Engine room 13 Expansion part 14a Upper end of post bracket Portion 14b Post bracket lower end 16 Bottom surface portion 17 "Mounting portion" through hole 18 Flange 19, 20 Steering member first and second mounting portions 21 Notch portion 22 as "Fracture portion" Standing portion 23 Shelf portion

Claims

エンジンルームとパッセンジャルームとを仕切る仕切り部材と、ステアリングメンバとの間に、ポストブラケットが介在されてなる自動車用ダッシュ廻り支持構造において、
前記ポストブラケットは、左右方向に幅広に形成されて左右方向に対する剛性を維持する剛性維持手段を有しており、
当該ポストブラケットには、衝突時に後退した仕切り部材により折損可能なる折損部が形成されると共に、前記折損部近傍から後方に伸びてその後端縁が前記ステアリングメンバに接続され、その幅が当該ステアリングメンバから折損部に向けて小さくなる棚部が形成されており、仕切り部材後退時のステアリングメンバによる支持反力が当該ステアリングメンバから当該棚部を介して前記折損部に向けて伝達されるようにしたことを特徴とする自動車用ダッシュ廻り支持構造。In a dash support structure for automobiles in which a post bracket is interposed between a steering member and a partition member that partitions an engine room and a passenger room,
The post bracket has to have a stiffness maintaining means for maintaining the rigidity formed wider in the lateral direction with respect to the horizontal direction,
The post bracket is formed with a breakable portion that can be broken by a partition member retracted in the event of a collision , extends rearward from the vicinity of the broken portion, and has a rear edge connected to the steering member. A shelf portion that is reduced from the steering member toward the breakage portion is formed, and the support reaction force by the steering member when the partition member is retracted is transmitted from the steering member to the breakage portion via the shelf portion. A dash support structure for automobiles.

請求項１に記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、
前記折損部は、前記ポストブラケットに形成されてなる切り欠き部よりなることを特徴とする自動車用ダッシュ廻り支持構造。The dash-around support structure for an automobile according to claim 1,
The automobile dash-around support structure according to claim 1, wherein the broken portion is formed by a notch formed in the post bracket.

請求項１又は請求項２に記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、
前記ポストブラケットは、ダイキャストにより形成されてなることを特徴とする自動車用ダッシュ廻り支持構造。A dash support structure for an automobile according to claim 1 or claim 2,
The post bracket is formed by die casting, and has a dash support structure for automobiles.

請求項１乃至請求項３の何れかに記載の自動車用ダッシュ廻り支持構造であって、
前記剛性維持手段は、横断面がハット形状をなすと共に該ハット形状の底面に仕切り部材へのボルト取り付け部を有し、
前記ボルト取り付け部よりも下方となる位置に前記棚部を形成すると共に該棚部の両端にフランジ部を設けたことを特徴とする自動車用ダッシュ廻り支持構造。A dash support structure for an automobile according to any one of claims 1 to 3,
It said rigid maintaining means is to have a bolt mounting portion of the partition member to the bottom surface of the hat-shaped with cross-section forms a hat-shaped,
A dash support structure for automobiles , wherein the shelf is formed at a position below the bolt mounting portion, and flanges are provided at both ends of the shelf .