JP3861389B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ランプからの紫外線をカットしたり、ランプ破損時に破片が外部に飛び散るのを防止したり、ランプの高熱部に対する保護等のため、前面にプロテクタを有する照明器具があった。
これに対して、点灯時に高温となるランプを使用した照明器具は下面開放型であったため、ランプや反射板に直接、手や物が触れるおそれがあった。またランプが万一破損した場合にランプの破片が飛び散った。このため、点灯時に高温となるランプを使用するものにおいても前面にプロテクタを設ける必要があった。
【0003】
この種の従来例を図7に示す。すなわち、この従来例は、点灯時に高温になったランプ70に直接手や物が触れないように、また紫外線をカットするように器具本体71の開口72を塞ぐ前面ガラス73を開口72に設けている。74はランプソケットである。
一方、従来図8に示すように、グレアカットのため器具本体71の開口72の中央にグレアカットカバー75を設けて、ランプ70の直射光を遮るようにしたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7に示すプロテクタとしての前面ガラス73とともに、図8に示すグレアカットカバー75を器具本体71の開口72に設ける場合、構造が複雑になり、器具が大型になり、かつ部品点数が増大するという欠点があった。
したがって、この発明の目的は、部品点数を削減し構造を簡単にできかつ小型化できる照明器具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の照明器具は、開口を有しその開口の奥にランプソケットを有し前記ランプソケットに装着されたランプの光を前方に反射する反射開口のある反射部材を有する器具本体と、前記器具本体の前記開口を塞ぐように前記器具本体に設けられた透光部材とを備え、
前記ランプのランプフィラメントの先端から前記反射部材の開口端部へ入射する光の反射光が、前記ランプフィラメントと前記反射部材の開口中心を通る器具光軸に対して交差したときの交差鋭角を最大交差角としたとき、前記最大交差角以上の交差鋭角で前記透光部材に入射する前記ランプの直射光に対して入射角が臨界角となり、かつ前記最大交差角よりも小さい角度で前記透光部材に入射する前記反射部材の反射光に対して入射角が前記臨界角よりも小さくなるように、前記透光部材の形状を設定したことを特徴とするものである。
【0006】
請求項1の照明器具によれば、透光部材によりランプ破損時の破片の外部への飛散が防止できる。また、ランプの直射光の器具光軸に対する交差角が反射部材の反射光の最大交差角以上の光は透光部材を全反射するのでグレアカットされる。また反射部材の反射光は最大交差角以下であるためすべて透光部材を透過する。したがって、直射光が反射部材の反射光の照射パターン外に照射されないので、美しい照射パターンが可能になる。さらに従来例と比較して部品点数を削減できコストダウンを図れるとともに、透光部材を保持する構造のみ備えてグレアカットのための保持構造は不要であるので構造が簡単で器具が小型化できる。
【0009】
請求項2の照明器具は、開口を有しその開口の奥にランプソケットを有し前記ランプソケットに装着されたランプの器具光軸の方向に延びた発光部の光を前方に反射する反射部材を有する器具本体と、断面略山形であって頂部が平面となった傾斜面を有し前記頂部が前記ランプに向いて前記開口を塞ぐように前記器具本体に設けられた透光部材とを備え、
前記反射部材の反射光の前記器具光軸に対する最大交差角以上の交差鋭角で、前記透光部材に入射する前記発光部の器具光軸方向の後端からの直射光に対して、入射角が臨界角となるように前記透光部材の形状を設定するとともに、
前記器具光軸に対して前記最大交差角をもつ前記発光部の先端からの直射光が前記透光部材に入射する入射位置を内周端とし、かつ前記器具光軸に対して前記最大交差角をもつ前記発光部の前記後端からの前記直射光が前記透光部材に入射する入射位置を外周端とするリング状の範囲が前記頂部において前記透光部材の不透過部として形成され、さらに前記リング状の範囲よりも中心側の範囲を透過または不透過としたものである。
【0010】
請求項の照明器具によれば、器具光軸に対して最大交差角以上の交差角をもつ発光部の後端からの直射光は透光部材を全反射するためグレアカットされ、器具光軸に対して最大交差角以上の交差角をもつ発光部の先端からの直射光は不透過部および透光部材の全反射によりグレアカットされる。このように、発光部の先端および後端からの最大交差角の直射光で囲まれた光束をグレアカットするようにリング状の不透過部を形成したため、透光部材に入射する最大交差角の直射光に対して臨界角をなさない透過部材の中央部の形状を大きくすることができるとともに、器具光軸の方向の高さを低くすることができ、このため透光部材とランプとの間の距離を大きくすることができるので透光部材の温度を低減することができ、また透光部材の内側の器具本体内の容積を大きくすることができるのでランプ封止部や灯具外郭の温度の低減が可能となる。
さらに透光部材に不透過部を一体形成したため、従来例と比較して部品点数を削減できコストダウンを図れるとともに、グレアカット部の表面積を小さくできるため器具効率がアップする。その他、請求項と同様な効果がある。
【0011】
請求項3の照明器具は、請求項1または請求項2において、前記透光部材の形状は、前記反射部材の反射光の器具光軸に対する最大交差角以上の交差鋭角で前記透光部材に入射する前記ランプの直射光が、前記透光部材の外側表面で全反射するように前記透光部材の外側表面を凹設しているものである。
請求項3の照明器具によれば、請求項1または請求項2と同様な効果がある。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1により説明する。すなわち、この照明器具は、器具本体1と、プロテクタとしての透光部材2とを有する。
器具本体1は、開口3を有し、その開口3の奥にランプソケット5を有する。実施の形態では、器具本体1は上端にアーム6を設け、アーム6の上端のフランジ6aを天井(図示せず)に取付けている。この器具本体1にランプソケット5を取付け、ランプソケット5の前方に筒状のセード7を配置して器具本体1にねじ8により一体に取付け、セード7の前端にプロテクタ取付枠18を取付けている。またランプソケット5に装着されるランプ10を包囲する略筒状の赤外線反射板11を、ねじ12によりセード7に取付け、赤外線反射板11の内部に反射部材として反射鏡であるダイクールミラー13を挿入し、ダイクールミラー13の先端部をランプ10に通して赤外線反射板11のソケット側端部の内つば14に係止し、赤外線反射板11の関口側端部の内周に形成した周溝15に固定リング16を嵌合し、この固定リング16でダイクールミラー13を押え固定している。ランプ10はハロゲンランプのうちのミニハロゲンランプを用いている。10aは器具光軸Hの方向に延びた発光部であるフィラメント(楕円発光管)である。またダイクールミラー13はランプソケット5に装着されたランプ10の光を前方に反射する、具体的には器具光軸Hに略平行に反射するもので、ランプ10の側面および背面に位置する。
【0013】
透光部材2は、ランプソケット5に装着されたランプ10のグレアカット用の不透過部21を一体形成して開口3を塞ぐように器具本体1に設けられている。実施の形態では、透光部材2は光が透過し空気が不透過である材質であり、具体的には強化ガラスを用い、断面略山形すなわちこの実施の形態では略円錐台形状に形成され、上端部は部分球状に凹設し、その表面に黒色の塗装または可視光反射膜の蒸着を施して不透過部21を形成している。この不透過部21の大きさは、透光部材2を図1に示すように器具本体1に取付けた状態で、ランプ10のフィラメント10aの後端と開口3の緑部とを結ぶ直線Lに交差する位置が最外周となるように決められて、確実なグレアカットを確保している。また透光部材2の下端部は外つば22を形成しており、プロテクタ取付枠18の内周に形成した内つば19のランプソケット5側に載せている。そして、リング板状のガラス押え23の内周側が低くなるように段曲げされており、その内周側で外つば22を押え、外周側に形成したねじ挿通孔にばね26付ねじ17を通して、プロテクタ取付枠18に形成したねじ孔にねじ込むことにより、ガラス押え23で透光部材2を内つば19に弾性的に押えて固定している。プロテクタ取付枠18は外周につばを形成し、セード7の係止部7aを挿通する切欠(図示せず)をつばに形成し、バヨネット式にプロテクタ取付枠18を差込み回転することにより、つばを係止部7aに係止してプロテクタ取付枠18をセード7に取付けている。この場合ガラス押え23にも係止部7aを挿通する切欠を形成する。あるいはつばを省略してガラス押え23に係止部7aを挿通する切欠を形成してガラス押え23を係止部7aに係止してもよい。
【0014】
この実施の形態によれば、透光部材2によりランプ破損時の破片の外部への飛散が防止でき、また不透過部21こよりグレアカットすることができる。さらに透光部材2に不透過部21を一体形成したため、従来例と比較して部品点数を削減できコストダウンを図れるとともに、グレアカット部の表面積を小さくできるため器具効率がアップし、また透光部材2を保持する構造のみ備えてグレアカットのための保持構造は不要なため構造が簡単で器具が小型化できる。
【0015】
この発明の第2の実施の形態を図2に示す。すなわち、この照明器具は、第1の実施の形態において、透光部材2の形状を、反射部材であるダイクールミラー13の反射光のうちのランプ10の器具光軸Hに対して最大に交差する反射光L1 の最大交差角θ以上の交差鋭角で透光部材2に入射するランプ10の直射光L2 に対して、透光部材2の表面への入射角が臨界角となるように設定している。ここで、最大交差角θとは、ランプフィラメント10aの先端(透光部材2に近い側)からダイクールミラー13の開口端部への反射光L1 の器具光軸Hに対する交差角を指す。また実施の形態の透光部材2は、器具光軸H上を頂部として両側が器具光軸Hに対して一定勾配に傾斜した断面山形に形成しているが、全体形状は略円錐形状に形成している。そして、ランプ10の直射光の入射角が、透光部材2に対して最大交差角θ以下となる部分すなわち透光部材2の平らな中央頂部に第1の実施の形態と同様に不透過部21を設けている。
【0016】
この実施の形態によれば、ランプ10の直射光のうち器具光軸Hに対する交差角がダイクールミラー13の反射光の最大交差角θ以上の直射光L2 は透光部材2を全反射するのでグレアカットされる。またダイクールミラー13の反射光は最大交差角θ以下であるのですべて透光部材2を透過する。したがって、直射光がダイクールミラー13の反射光の照射パターン外に照射されないため美しい照射パターンが可能になる。
【0017】
また不透過部21は第1の実施の形態と比較して小さい範囲でよくなる。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態と同様である。なお、不透過部21はなくてもよい。照明器具の透光部材2に向いた人の視線が最大交差角θ以下の場合は、ダイクールミラー13の反射光が見えることになるので、最大交差角θ以下の場合フィラメント10aからの直射光はグレアカットする必要はないからである。たとえば、ランプ10の先端にしぼりなどフィラメント10aの直射光の透過を妨げる構成があるものでは有効である。
【0018】
この発明の第3の実施の形態を図3に示す。すなわち、この照明器具は、第2の実施の形態おいて、透光部材2の断面山形における傾斜面が断面形状で凹曲面に形成され、第2の実施の形態と同じ条件すなわちフィラメント10aの先端からの最大交差角θ以上の直射光L2 の透光部材2への入射角が臨界角以上の一定の角度となるようにしている。したがって、第2の実施の形態と同様の作用でランプ10の直射光のグレアカットが行なわれる。またその他の構成および作用効果は、第2の実施の形態と同様である。
【0019】
この発明の第4の実施の形態を図4に示す。すなわち、この照明器具は、第2の実施の形態おいて、透光部材2の形状を、反射部材2であるダイクールミラー13の反射光の器具光軸Hに対する最大交差角θ以上の交差鋭角で、透光部材2に入射するフィラメント10aの後端からの直射光L3 に対して入射角が臨界角となるように設定している。
【0020】
また器具光軸Hに対して最大交差角θをもつフィラメント10aの先端からの直射光L2 が透光部材2に入射する入射位置を内周端とし、かつフィラメント10aの後端からの直射光L3 が透光部材2に入射する入射位置を外周端とするリング状の範囲の透光部材2に不透過部21を形成している。この不透過部21は第1の実施の形態と同様に可視光反射膜の蒸着や黒色塗装を行なっている。したがって、この実施の形態における透光部材2の形状は、傾斜角は第2の実施の形態の透光部材2とほぼ等しい円錐台形状であるが、頂部の形状が大きく、その分軸方向の高さが低くなっている。また不透過部21は頂部の外周側に円形リング状に形成されている。そして、さらに不透過部21の内側の透光部材2上にも不透過部21と同構成の不透過部を形成しているが、第2の実施の形態と同様な理由でなくてもよい。
【0021】
この実施の形態によれば、器具光軸Hに対して最大交差角θ以上の交差角をもつフィラメント10aの後端からの直射光L3 は透光部材2を全反射するためグレアカットされ、器具光軸Hに対して最大交差角θ以上の交差角をもつフィラメント10aの先端からの直射光L2 は不透過部21および透光部材2の全反射によりグレアカットされる。このように、フィラメント10aの先端および後端からの最大交差角θの直射光で囲まれた光束をグレアカットするようにリング状の不透過部21を形成したため、透光部材2に入射する最大交差角θの直射光L2 ,L3 に対して臨界角をなさない透過部材2の中央部の形状を大きくすることができるとともに、器具光軸Hの方向の高さを低くすることができ、このため透光部材2とランプ10との間の距離を大きくすることができるので透光部材2の温度を低減することができ、また透光部材2の内側の器具本体1内の容積を大きくすることができるのでランプ封止部や灯具外郭の温度の低減が可能となる。
【0022】
またその他の構成およびその作用効果は第3の実施の形態と同様である。
この発明の第5の実施の形態を図5に示す。すなわち、この照明器具は、第4の実施の形態おいて、透光部材2の傾斜面の形状を第3の実施の形態と同様に凹曲面に形成している点が異なっている。また第3の実施の形態と比較して透光部材2の頂部の形状が大きくなるとともに高さが低くなっており、頂部の外周に不透過部21を形成している。その作用効果は第3の実施の形態および第4の実施の形態と同様であり、その他の構成および作用効果も第3の実施の形態および第4の実施の形態と同様である。
【0023】
この発明の第6の実施の形態を図6に示す。すなわち、第5の実施の形態と異なる点は、透光部材2の形状を、ダイクールミラー13の反射光L1 の器具光軸Hに対する最大交差角θ以上の交差鋭角で透光部材2に入射するランプ10のフィラメント10aの後端側からの直射光L3 が、透光部材2の外側表面2aで全反射するように透光部材2の外側表面2aを凹設していることである。具体的な形状は第5の実施の形態の透光部材2の外側表面が類似し、内側表面は平らに形成している。その他の不透過部21等の構成は第4の実施の形態および第5の実施の形態と同様である。
【0024】
前記したように、人の視線が最大交差角θ以下の位置にある場合はダイクールミラー13の反射光が見えることになるので、最大交差角θ以上の直射光をグレアカットする必要があるが、この実施の形態によれば、最大交差角θ以上のフィラメント10aの後端からの直射光L3 の透光部材2からの出射光はすべて臨界角以上の角度になり、この全反射および前記した不透過部21によりグレアカットが可能となり、したがって第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】
また透光部材2の内側表面は平らにすることができ、このように内側表面を平らにしたときには透光部材2の加工が簡単になるとともに、透光部材2の器具光軸Hの方向の高さを短縮できるので透光部材2をより一層ランプ10から離し、かつ透光部材2の内側の器具本体2内の容積を大きくすることができる。
なお、第6の実施の形態では透光部材2の内側表面を平らにしたが、これに限定されず他の形状を有するものでもよく、また内側表面がランプ10の直射光の全てを入射させる形状や、一部のみを入射させる形状でもよい。
【0026】
また、第6の実施の形態は透光部材2の外側表面を凹設してその外側表面に内側から入射する特定の直射光を全反射する点に特徴があるので、透光部材2の形状は第1の実施の形態ないし第4の実施の形態でもよく、これらの各実施の形態に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の照明器具によれば、透光部材によりランプ破損時の破片の外部への飛散が防止できる。また、ランプの直射光の器具光軸に対する交差角が反射部材の反射光の最大交差角以上の光は透光部材を全反射するのでグレアカットされる。また反射部材の反射光は最大交差角以下であるためすべて透光部材を透過する。したがって、直射光が反射部材の反射光の照射パターン外に照射されないので、美しい照射パターンが可能になる。さらに従来例と比較して部品点数を削減できコストダウンを図れるとともに、透光部材を保持する構造のみ備えてグレアカットのための保持構造は不要であるので構造が簡単で器具が小型化できる。
【0029】
請求項の照明器具によれば、器具光軸に対して最大交差角以上の交差角をもつ発光部の後端からの直射光は透光部材を全反射するためグレアカットされ、器具光軸に対して最大交差角以上の交差角をもつ発光部の先端からの直射光は不透過部および透光部材の全反射によりグレアカットされる。このように、発光部の先端および後端からの最大交差角の直射光で囲まれた光束をグレアカットするようにリング状の不透過部を形成したため、透光部材に入射する最大交差角の直射光に対して臨界角をなさない透過部材の中央部の形状を大きくすることができるとともに、器具光軸の方向の高さを低くすることができ、このため透光部材とランプとの間の距離を大きくすることができるので透光部材の温度を低減することができ、また透光部材の内側の器具本体内の容積を大きくすることができるのでランプ封止部や灯具外郭の温度の低減が可能となる。
さらに透光部材に不透過部を一体形成したため、従来例と比較して部品点数を削減できコストダウンを図れるとともに、グレアカット部の表面積を小さくできるため器具効率がアップする。その他、請求項と同様な効果がある。
【0030】
請求項の照明器具によれば、請求項または請求項と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の一部破断側面図である。
【図2】第2の実施の形態の一部破断側面図である。
【図3】第3の実施の形態の一部破断側面図である。
【図4】第4の実施の形態の一部破断側面図である。
【図5】第5の実施の形態の一部破断側面図である。
【図6】第6の実施の形態の一部破断側面図である。
【図7】従来例の略半断面側面図である。
【図8】他の従来例の略半断面側面図である。
【符号の説明】
1 器具本体
2 透光部材
2a 外側表面
3 開口
5 ランプソケット
10 ランプ
10a 発光部であるフィラメント
13 反射部材であるダイクールミラー
21 不透過部
H 器具光軸
θ 最大交差角

Claims (3)

  1. 開口を有しその開口の奥にランプソケットを有し前記ランプソケットに装着されたランプの光を前方に反射する反射開口のある反射部材を有する器具本体と、前記器具本体の前記開口を塞ぐように前記器具本体に設けられた透光部材とを備え、
    前記ランプのランプフィラメントの先端から前記反射部材の開口端部へ入射する光の反射光が、前記ランプフィラメントと前記反射部材の開口中心を通る器具光軸に対して交差したときの交差鋭角を最大交差角としたとき、前記最大交差角以上の交差鋭角で前記透光部材に入射する前記ランプの直射光に対して入射角が臨界角となり、かつ前記最大交差角よりも小さい角度で前記透光部材に入射する前記反射部材の反射光に対して入射角が前記臨界角よりも小さくなるように、前記透光部材の形状を設定したことを特徴とする照明器具。
  2. 開口を有しその開口の奥にランプソケットを有し前記ランプソケットに装着されたランプの器具光軸の方向に延びた発光部の光を前方に反射する反射部材を有する器具本体と、断面略山形であって頂部が平面となった傾斜面を有し前記頂部が前記ランプに向いて前記開口を塞ぐように前記器具本体に設けられた透光部材とを備え、
    前記反射部材の反射光の前記器具光軸に対する最大交差角以上の交差鋭角で、前記透光部材に入射する前記発光部の器具光軸方向の後端からの直射光に対して、入射角が臨界角となるように前記透光部材の形状を設定するとともに、
    前記器具光軸に対して前記最大交差角をもつ前記発光部の先端からの直射光が前記透光部材に入射する入射位置を内周端とし、かつ前記器具光軸に対して前記最大交差角をもつ前記発光部の前記後端からの前記直射光が前記透光部材に入射する入射位置を外周端とするリング状の範囲が前記頂部において前記透光部材の不透過部として形成され、さらに前記リング状の範囲よりも中心側の範囲を透過または不透過とした照明器具。
  3. 前記透光部材の形状は、前記反射部材の反射光の器具光軸に対する最大交差角以上の交差鋭角で前記透光部材に入射する前記ランプの直射光が、前記透光部材の外側表面で全反射するように前記透光部材の外側表面を凹設している請求項1または請求項2記載の照明器具。
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