JP3860056B2 - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP3860056B2
JP3860056B2 JP2002074582A JP2002074582A JP3860056B2 JP 3860056 B2 JP3860056 B2 JP 3860056B2 JP 2002074582 A JP2002074582 A JP 2002074582A JP 2002074582 A JP2002074582 A JP 2002074582A JP 3860056 B2 JP3860056 B2 JP 3860056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
terminal
voice
wireless communication
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002074582A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003274031A (ja
Inventor
昭一 浦田
豊 青木
浩幸 門園
真治 栗山
敏次 小林
浩二 坂田
秀文 高岡
亮子 田村
忠士 中野
正木 萬松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002074582A priority Critical patent/JP3860056B2/ja
Priority to US10/280,984 priority patent/US6996411B2/en
Publication of JP2003274031A publication Critical patent/JP2003274031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3860056B2 publication Critical patent/JP3860056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/56Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
    • H04M3/568Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities audio processing specific to telephonic conferencing, e.g. spatial distribution, mixing of participants
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • H04M1/72502Cordless telephones with one base station connected to a single line
    • H04M1/72505Radio link set-up procedures
    • H04M1/72513On hold, intercom or transfer communication modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/56Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2203/00Aspects of automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M2203/50Aspects of automatic or semi-automatic exchanges related to audio conference
    • H04M2203/5018Initiating a conference during a two-party conversation, i.e. three-party-service or three-way-call
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に3端末以上の相互通話を行なう際に用いて好適の、無線通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、無線通信端末間において無線LAN(Local Area Network)を構成するために、Bluetooth(登録商標)方式を搭載した無線通信端末が開発されている。周知のごとく、このBluetooth方式を採用した無線通信端末間では、無線通信端末とは別に設けられたサーバ等のセンタ装置や中継装置を介在させずに音声信号の送受信を行なうことができるようになっている。
【0003】
従来においては、サーバまたはセンタ装置に収容された無線通信端末間で音声会議を行なう場合には、サーバ(センタ装置)や中継装置において会議招集の設定や会議参加者の設定、音声加算処理を行なう技術については開発されているが、上述の無線LANのごとくサーバ等を介在させずに3つ以上の端末が接続された場合において、接続された無線通信端末間において音声会議(3端末以上が接続された状態において通話を行なうこと)を行なうためには、会議の態様に応じた音声加算処理や、会議召集のための設定等が必要となってくる。尚、無線端末を使用した通信システムとしては、例えば特開2001−148657号公報に記載された技術(車両用無線通信システム)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2001−148657号公報に記載された装置は、中継装置で無線端末の情報を再送出する構成となっており、無線通信端末間での音声会議を行なうためには、別途中継装置を設ける必要が生じるという課題がある。
【0005】
さらに、無線通信端末を用いた音声会議の利便性を向上させるためにも、会議に参加する端末間において、会議の形式に応じて個別に送受話を規制する態様も求められる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、サーバ等のセンタ装置や中継装置を介在させずに、音声会議を行なうことができるようにし、更には、会議の形式に応じて個別に送受話を規制できるようにして、音声会議の利便性を向上できるようにした、無線通信端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の無線通信端末は、2チャンネルの音声チャンネルとともにデータチャンネルを設定しうる無線通信端末が、接続先の端末ごとに少なくとも1チャンネルの音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて接続することにより、少なくとも3台の端末を縦続接続して相互に通話を行ないうる無線通信端末であって、前記の音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて、音声信号およびデータ信号を接続先の端末との間でそれぞれ送受する無線通信部と、前記相互通話のための、音声信号の受話とともに送話を行なう送受話部と、前記の無線通信部と送受話部との間に介装され、前記縦続接続をなす端末間において設定された所定の通話モードに基づいて、該送受話部にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、該無線通信部を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成する加算生成処理部と、をそなえ、この加算生成処理部が、前記縦続接続された他の一端末から前記データチャンネルを通じて通知された、端末識別情報としての端末番号および送受話加算パターン識別情報としての端末情報を有する設定制御情報に基づいて、前記通話モードを変更する設定制御部をそなえて構成されたことを特徴としている。
【0007】
また、該加算生成処理部を、該無線通信部との間の前記2チャンネルの音声信号のインターフェイス処理を行なうインターフェイス処理部と、該送受話部にて送話された音声信号を2チャンネルの音声信号に分離する送話音声分離部と、該インターフェイス処理部からの前記2チャンネルの音声信号および該送話音声分離部からの音声信号を用いた音声加算処理を行ない、チャンネル毎に受話用及び送信用の音声信号を加算生成する音声信号処理部と、該音声信号処理部からの2チャンネルの受話用の音声信号について加算し、前記受話信号として該送受話部へ出力しうる受話音声加算部と、該音声信号処理部にて前記の受話用および送信用の音声信号加算生成するための前記設定制御情報を予め記憶しておく記憶部と、をそなえて構成し、さらに、前記設定制御部を、該記憶部にて記憶された設定制御情報に基づき、所定の通話モードで前記音声通話を行なうべく該音声信号処理部を設定制御するように構成してもよい。
【0008】
さらに、好ましくは、該設定制御部を、前記の送話,受話および他の端末間通信における中継を行なう音声チャンネルの設定を前記通話モードとして設定制御することにより、前記の縦続接続をなす他の端末毎に、前記の送話および受話が可能な態様,送話のみが可能な態様,受話のみが可能な態様,または送話および受話を不可とする態様のいずれかの態様の設定とすべく構成してもよい。
【0009】
また、該設定制御部を、前記縦続接続された各端末の設定制御部における設定制御情報を、前記データチャンネルを通じて前記縦続接続をなす他の端末に対して通知する設定制御情報通知部をそなえて構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態を説明する。
〔A〕本実施形態にかかる無線通信端末および無線通信システムの概略構成の説明
図1は本発明の一実施形態にかかる無線通信端末を適用した無線通信システムとしての無線LAN示す図であり、この図1に示す無線LAN10は、少なくとも2チャンネル(本実施形態においてはチャンネル♯0およびチャンネル♯1の2つのチャンネル)の音声チャンネルとデータチャンネルとを設定しうる無線通信端末10A〜10Cを、例えば3台縦続接続(カスケード接続)してなるものであって、個々の無線通信端末10A〜10Cの特徴的な構成により、所定の音声会議の形式を設定して通話を行なうことができるようになっている。
【0011】
ここで、各無線通信端末(以下においては単に端末と記載する場合がある)10A〜10Cは、無線通信モジュール1および送受話部3をそなえるとともに、本願発明の特徴的な構成を有する音声加算部2をそなえて構成されている。
ここで、無線通信モジュール(無線通信部)1は、少なくとも1チャンネルの音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて各接続先の端末を接続して、例えばBluetooth等の規格により無線信号を送受しうるもので、前段の無線通信端末からのデータと音声を次段の無線通信端末に中継できる機能をそなえている。
【0012】
すなわち、この無線通信モジュール1により、音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて、音声信号およびデータ信号を接続先の端末との間でそれぞれ送受するようになっており、これにより、縦続接続された無線LAN10を構成することができる。なお、本実施形態にかかる無線通信端末10A〜10Cにおいては、無線通信モジュール1において送受する無線周波数信号として、2.4GHz帯において周波数ホッピングのパターンにより2つの音声チャンネルおよびデータチャンネルが設定される。
【0013】
さらに、加算生成処理部2は、後述の送受話部3にて受話する受話信号を加算生成するとともに、無線通信モジュール1を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成するものであり、詳細には後述の図5に示すような構成を有している。
また、送受話部3は、音声信号の受話および送話を行なうものであり、具体的には図5に示すように、加算生成処理部2にて加算生成された受話信号について図示しないスピーカ等を通じて音声として再生する受話部302をそなえるとともに、当該無線通信端末の使用者からの発声を図示しないマイク等で受けて電気信号として加算生成処理部2に出力する送話部301をそなえている。
【0014】
これにより、例えば、後述する通話モードとして、端末10Cにおいて端末10A,10Bからの通話音声を聞くことができるように設定されている場合には、端末10Aでは、当該端末10Aの使用者から発せられた発言aを加算生成処理部2および無線通信モジュール1を通じて端末10Bに送信し、端末10Bでは、発言aと当該端末10Bの使用者からの発言bとを加算生成処理部2にて加算し(a+b)、加算結果を無線通信モジュール1を通じて端末10Cに送信する。
【0015】
同様に、通話モードとして、端末10Aにおいて端末10B,10Cからの通話音声を聞くことができるように設定されている場合には、端末10Cでは、加算生成処理部2および無線通信モジュール1を通じて当該端末10Cの使用者からの発言cを端末10Bに送信し、端末10Bでは、発言cと当該使用者からの発言bとを加算生成処理部2にて加算し(b+c)、加算結果を無線通信モジュール1を通じて端末10Aに送信する。
【0016】
このようにして成立する音声会議においては、端末10Aでは、端末10B,10Cからの発言(b+c)を受話し、端末10Bでは、端末10A,10Cからの発言(a+c)を受話し、端末10Cでは、端末10A,10Bからの発言(a+b)を受話することができるようになっている。
なお、本実施形態にかかる各無線通信端末10A〜10Cにおいては、後述する加算生成処理部2の構成によって、会議の形式に応じて個別に送受話を規制することができるようになっており、これにより、各無線通信端末10A〜10Cが相互に通話を行なう態様以外の態様で、音声会議を行なうことができる。
【0017】
〔B〕本実施形態の無線通信システムにおける音声会議形式の説明
ついで、本実施形態における無線LAN10において実現する音声会議形式の態様について図2〜図4を用いて説明する。即ち、図2〜図4はいずれも本実施形態の無線LAN10における音声会議形式の態様について、各無線通信端末10A〜10Cの音声チャンネルを通じて送受される音声信号に着目して模式的に示す図である。
【0018】
本実施形態にかかる無線LAN10を構成する各無線通信端末10A〜10Cの加算生成処理部2の構成によって、これらの図2〜図4に示すような音声会議の態様で通話を行なうことができるようになっている。
なお、図2〜図4中、端末10A〜10Cはそれぞれ送受話部3を構成する送話部301A〜301Cおよび受話部302A〜302Cをそなえるとともに、端末10Aと端末10Bとの間は、第1の音声チャンネル31を介して接続され、端末10Bと端末10Cとの間は、第2の音声チャンネル32を介して接続されている。また、前述の図1の場合と同様、端末10Aの使用者から発せられた発言をa、端末10Bの使用者から発せられた発言をb、端末10Cの使用者から発せられた発言をcと表記している。
【0019】
〔B−1〕第1の態様にかかる音声会議形式の説明
図2に示す第1の態様にかかる音声会議形式においては、端末10Aでは、第1の音声チャンネル31を通じて受信された、端末10Bおよび端末10Cからの音声信号b,cについて加算された信号b+cを受話部302Aにて受話するとともに、送話部301Aにて送話された音声信号aを、端末10Bに対し音声チャンネル31を通じて送信する。
【0020】
同様に、端末10Bでは、第1の音声チャンネル31を通じて受信された端末10Aからの受信音声信号aと第2の音声チャンネル32を通じて受信された端末10Cからの受信音声信号cとが加算された音声信号a+cを受話部302Bにて受話する一方、音声チャンネル31を通じて受信された端末10Aからの受信音声信号aと送話部301Bにて送話された音声信号bとを端末10Cに対して、音声チャンネル32を通じて送信するとともに、送話部301Bにて送話された音声信号bと音声チャンネル32を通じて受信された端末10Cからの受信音声信号cとを端末10Aに対して、音声チャンネル31を通じて送信するようになっている。
【0021】
さらに、端末10Cでは、端末10Aおよび端末10Bからの音声信号について加算された音声信号a+bを第2の音声チャンネル32を通じて受信し、受話部302Cにて受話するとともに、送話部301Cにて送話された音声信号cを、端末10Bに対し音声チャンネル32を通じて送信する。
すなわち、この図2に示す音声会議形式においては、端末10A〜10Cを使用する3者間において、相互に通話(送受話)を行なっている。換言すれば、いずれの端末の使用者においても、他の2者からの発言を受話するとともに、他の2者に対して送話することができる。換言すれば、端末10Aは、端末10B,10Cの音声受話が可能であり、同様に端末10Bは端末10A,10Cの音声受話、端末10Cは端末10A,10Bの音声受話ができることで、端末10A〜10Cは会議通話動作が可能となるのである。
【0022】
なお、図2中、41は端末10Bの受話部302Bにて受話される音声信号aとcとを加算する加算機能部、42は音声チャンネル31を通じて送出される音声信号bとcとを加算する加算機能部、43は音声チャンネル32を通じて送出される音声信号aとbとを加算する加算機能部である。
〔B−2〕第2の態様にかかる音声会議形式の説明
図3に示す第2の態様にかかる音声会議形式においては、端末10Aおよび端末10Bの音声信号の送受信態様は図2の場合とほぼ同様であるが、端末10Cの送受信態様が異なる。即ち、端末10Cでは、端末10Bからの音声信号bを第2の音声チャンネル32を通じて受信し、受話部302Cにて受話するとともに、送話部301Cにて送話された音声信号cを端末10Bに対し、音声チャンネル32を通じて送信する。
【0023】
すなわち、この図3に示す音声会議形式においては、端末10A,10B間及び端末10B,10C間の通話が可能であるとともに、端末10Aにおいては端末10Cの使用者からの発言を受話(モニタ)することが可能になっている。ただし、端末10Cの使用者は、端末10Aの使用者からの発言を受話することができないように設定されている。
【0024】
なお、図3中、41は端末10Bの受話部302Bにて受話される音声信号aとcとを加算する加算機能部、42は音声チャンネル31を通じて送出される音声信号bとcとを加算する加算機能部であって、端末10Bを図3に示すような態様で使用する場合には、図2の符号43で示す加算機能部としての機能は働かないことになる。
【0025】
〔B−3〕第3の態様にかかる音声会議形式の説明
図4に示す第3の態様にかかる音声会議形式においては、端末10Aでは、第1の音声チャンネル31を通じて受信された、端末10Cからの音声信号cについて受信し受話部302Aにて受話するとともに、送話部301Aにて送話された音声信号aを、端末10Bに対し音声チャンネル31を通じて送信する。
【0026】
さらに、端末10Cでは、端末10Aから端末10Bをスルーしてきた音声信号aについて第2の音声チャンネル32を通じて受信して受話部302Cにて受話するとともに、送話部301Cにて送話された音声信号cを、端末10Bに対し音声チャンネル32を通じて送信する。その後、この音声信号cは端末10Bをスルーする。
【0027】
すなわち、この図に示す音声会議形式においては、端末10Aと端末10Cとの間において、端末10Bを中継することにより通話を行なうことができるが、端末10Bでは、他のいずれの端末10A,10Cとの間においても送話も受話も行なわないように設定されている。
〔C〕本実施形態にかかる無線通信端末の詳細な構成についての説明
ついで、本実施形態にかかる無線通信端末10A〜10Cの詳細な構成について図5,図6を用いて説明する。
【0028】
まず、無線通信モジュール1は、例えば図5に示すように、他の無線通信端末との間で無線信号の送受を行なう無線周波数部としてのRF(Radio Frequency)部101をそなえるとともに、ベースバンド信号部102,ホストコントローラインタフェース103および音声信号部104をそなえて構成されている。
ベースバンド信号部(ベースバンド層)102は、RF部101にて受信された無線信号について例えばBluetoothの規格に従った公知のベースバンド信号処理を施すもので、データチャンネルの信号についてはホストコントローラインタフェース103に出力し、音声チャンネルの信号については音声信号部(音声層)104に出力する。更には、ホストコントローラインタフェース103からデータチャンネルを通じて送出すべきデータ信号と、音声信号部104から音声チャンネル(0チャンネルまたは1チャンネル)を通じて送出すべき音声信号とについて、公知のベースバンド信号処理を施して、それぞれのチャンネルを通じてRF部101を介して無線信号として送出する。
【0029】
また、加算生成処理部2は、制御部201,チャンネル変換部202,第1切替設定部203,第2切替設定部204,第1音声信号処理部205,第2音声信号処理部206,受話音声加算部207,メモリ208および送話音声分離部209をそなえて構成され、送受話部3は、加算生成処理部2からの受話信号について受話する受話部302および当該端末使用者からの発言を送話音声信号として加算生成処理部2に出力する(送話する)送話部301をそなえて構成されている。
【0030】
ここで、制御部201は、ホストコントローラインタフェース103との間でデータチャンネルの信号を送受しながら、メモリ208に記憶された制御情報としてのデータに基づいて第1切替設定部203および第2切替設定部204における設定を制御するとともに、設定制御情報通知部201aおよび変更部201bとしての機能をも有している。
【0031】
すなわち、設定制御情報通知部201aは、縦続接続された各端末10A〜10Cの第1,第2切替設定部203,204における設定制御情報を、データチャンネルを通じて縦続接続をなす他の端末に対して通知するもので、変更部201bは、縦続接続された他の一端末の設定制御情報通知部201aからデータチャンネルを通じて通知された設定制御情報に基づいて、当該端末の第1,第2切替設定部203,204にて設定制御されている通話モード変更するものである。
【0032】
さらに、第1切替設定部203,第2切替設定部204はそれぞれ、制御部201からの制御を受けて、上述の図2〜図4に示すような音声会議を行なうための端末として動作するために、第1,第2音声信号処理部205,206について切替設定するものである。
換言すれば、上述の制御部201,第1切替設定部203,第2切替設定部204により、メモリ208にて記憶された設定制御情報に基づき、所定の通話モードで音声通話を行なうべく第1音声信号処理部205,第2音声信号処理部206を設定制御する設定制御部として機能する。
【0033】
ここで、チャンネル変換部202は、無線通信モジュール1との間の2チャンネルの音声信号のインターフェイス処理を行なうもので、インターフェイス処理部として機能する。具体的には、後述する音声信号処理部205,206からの2チャンネルの送信音声信号について無線通信モジュール1における信号処理に適した信号に変換して無線通信モジュール1の音声信号部104に出力する一方、音声信号部104からの受信音声信号については音声信号処理部205,206における信号処理に適した信号に変換するものである。
【0034】
また、送話音声分離部209は、送話部301にて送話された音声信号を2チャンネルの音声信号に分離するものであり、分離された音声信号はそれぞれ第1,第2音声信号処理部205,206に出力される。
また、第1音声信号処理部205は等価回路として切替スイッチ11〜14および加算器15を、第2音声信号処理部206は等価回路として切替スイッチ21〜24および加算器25を、それぞれそなえて構成されている。
【0035】
すなわち、上述の第1切替設定部203,第2切替設定部204により、これらの切替スイッチ11〜14,21〜24をオンオフ設定することによって、上述の図2〜図4に示すような音声会議方式の態様で動作する端末の通話モードを設定することができるようになっている。
具体的には、切替スイッチ11,13,14および加算部15により、2チャンネルの音声信号のうちの第2の音声チャンネル32を通じて送出すべき第2送信音声信号を加算生成する送信音声信号加算生成部205aとしての機能を実現し、切替スイッチ11,12により、2チャンネルの音声信号のうちの第1の音声チャンネル31を通じて受信された音声信号を送受話部3にて受話させるか否かを切り替える受話切替部205bとしての機能を実現する。
【0036】
同様に、切替スイッチ21,23,24および加算部25により、2チャンネルの音声信号のうちの第1の音声チャンネル31を通じて送出すべき第1送信音声信号を加算生成する送信音声信号加算生成部206aとしての機能を実現し、切替スイッチ21,22により、2チャンネルの音声信号のうちの第2の音声チャンネル32を通じて受信された音声信号を送受話部3にて受話させるか否かを切り替える受話切替部206bとしての機能を実現する。
【0037】
したがって、上述の第1音声信号処理部205,第2音声信号処理部206は、チャンネル変換部202からの2チャンネルの音声信号および送話音声分離部209からの音声信号を用いた音声加算処理を行ない、チャンネル毎に受話用及び送信用の音声信号を加算生成する音声信号処理部として機能する。
また、受信音声加算部207は、第1,第2音声信号処理部205,206からの2チャンネルの受話の音声信号について加算し、受話信号として送受話部3の受話部302へ出力しうるものである。
【0038】
また、メモリ208は、第1,第2音声信号処理部205,206にて受話用および送信用の音声信号の加算生成するための設定制御情報を予め記憶しておく記憶部として機能するものであるが、このメモリ208としては、詳細には図6に示すように、上述の第1,第2音声信号処理部205,206の切替スイッチ11〜14,21〜24を音声音声会議形式の態様に応じて切替設定するための情報を記憶するようになっている。
【0039】
即ち、メモリ208は、図6に示すように、送信音声信号を加算生成するための加算パターンについて記憶する送話加算パターン記憶部208−1と、受話用の音声信号を加算生成するための加算パターンについて記憶する受話加算パターン記憶部208−2とをそなえて構成されて、受話用および送話用の音声信号の加算パターンを別々に管理している。
【0040】
なお、図6中においては、送話加算パターン記憶部208−1および受話加算パターン記憶部208−2において記憶する送話信号の受話信号の加算パターンに関する情報を、前述の図2〜図4に示すものと同様に、各音声チャンネルを通じて送受される音声信号に着目して端末を模式的に示している。
換言すれば、送話加算パターン記憶部208−1および受話加算パターン記憶部208−2は、それぞれの加算パターンに応じて、第1,第2音声信号処理部205,206の切替スイッチ11〜14,21〜24のオンオフ設定情報について記憶しているのである。
【0041】
具体的には、送話加算パターン記憶部208−1は7種類の加算パターン208A〜208Gに応じた切替スイッチ11〜14,21〜24のオンオフ設定情報を記憶し、受話加算パターン記憶部208−2についても7種類の加算パターン208H〜208Nに応じた切替スイッチ11〜14,21〜24のオンオフ設定情報を記憶するようになっている。
【0042】
ここで、送話加算パターン記憶部208−1が記憶する加算パターン208Aは、加算機能部42において、音声チャンネル32からの音声信号と当該端末の送話部301からの音声信号とを加算することにより、音声チャンネル31を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するとともに、加算機能部43において、音声チャンネル31からの音声信号と当該端末の送話部301からの音声信号とを加算することにより、音声チャンネル32を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。
【0043】
このとき、加算パターン208Aに対応するスイッチ制御情報として、図5に示す第2音声信号処理部206の切替スイッチ21,23,24をスイッチオン状態とし、第1音声信号処理部205の切替スイッチ11,13,14をスイッチオン状態とするような制御情報(例えばビット情報「1」)が記憶されている。これにより、加算部25を加算パターン208Aにおける加算機能部42として動作させ、加算部15を加算機能部43として動作させることができる。
【0044】
また、加算パターン208Bは、加算部43において、音声チャンネル31からの音声信号と当該端末の送話部301からの音声信号とを加算することにより、音声チャンネル32を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。
このとき、加算パターン208Bに対応するスイッチ制御情報として、少なくとも第2音声信号処理部206の切替スイッチ23,24をスイッチオフ状態とするような制御情報(例えばビット情報「0」)とともに、第1音声信号処理部205の切替スイッチ11,13,14をスイッチオン状態とするような制御情報(例えばビット情報「1」)が記憶されている。これにより、加算部15を加算パターン208Bにおける加算機能部43として動作させることができる。
【0045】
さらに、加算パターン208Cは、加算機能部42において、音声チャンネル32からの音声信号と当該端末の送話部301からの音声信号とを加算することにより、音声チャンネル31を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。
このとき、加算パターン208Cに対応するスイッチ制御情報として、第2音声信号処理部206の切替スイッチ21,23,24をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも第1音声信号処理部205の切替スイッチ13,14をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。これにより、加算部25を加算パターン208Cにおける加算機能部42として動作させることができる。
【0046】
また、加算パターン208Dは、当該端末の送話部301からの音声信号のみを音声チャンネル32を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。この加算パターン208Dに対応するスイッチ制御情報としては、切替スイッチ14をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも切替スイッチ13,23,24をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0047】
さらに、加算パターン208Eは、当該端末の送話部301からの音声信号のみを音声チャンネル31を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。この加算パターン208Eに対応するスイッチ制御情報としては、切替スイッチ24をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも切替スイッチ13,14,23をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0048】
また、加算パターン208Fは、加算機能部42において、音声チャンネル32からの音声信号と当該端末の送話部301からの音声信号とを加算することにより、音声チャンネル31を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するとともに、当該端末の送話部301からの音声信号について音声チャンネル32を通じて送信するための送信音声信号を加算生成するものである。
【0049】
このとき、加算パターン208Fに対応するスイッチ制御情報として、第2音声信号処理部206の切替スイッチ21,23,24をスイッチオン状態と、第1音声信号処理部205の切替スイッチ14をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも第1音声信号処理部205の切替スイッチ13をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。これにより、加算部25を加算パターン208Cにおける加算機能部42として動作させることができる。
【0050】
さらに、加算パターン208Gは、音声チャンネル32からの音声信号について、音声チャンネル31を通じて中継送信するための送信音声信号を加算生成するものである。この加算パターン208Gに対応するスイッチ制御情報としては、切替スイッチ21,23をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも切替スイッチ13,14,24をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0051】
また、受話加算パターン記憶部208−2が記憶する加算パターン208Hは、加算機能部41において、音声チャンネル31および音声チャンネル32を通じて受信された音声信号を加算することにより受話信号を加算生成するとともに、音声チャンネル31からの音声信号を音声チャンネル32を通じて中継送信し、音声チャンネル32からの音声信号を音声チャンネル31を通じて中継送信するものである。
【0052】
このとき、加算パターン208Hに対応するスイッチ制御情報として、図5に示す第2音声信号処理部206の切替スイッチ21〜23をスイッチオン状態とし、第1音声信号処理部205の切替スイッチ11〜13をスイッチオン状態とするような制御情報が記憶されている。これにより、受話音声加算部207を加算パターン208Hにおける加算機能部41として動作させることができる。
【0053】
さらに、加算パターン208Iは、音声チャンネル32を通じて受信された音声信号のみを受話させるように受話信号を加算生成するとともに、音声チャンネル32からの音声信号を音声チャンネル31を通じて中継送信するものである。この加算パターン208Iに対応するスイッチ制御情報として、切替スイッチ21〜23をスイッチオン状態とし、少なくとも切替スイッチ12をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0054】
また、加算パターン208Jは、音声チャンネル31を通じて受信された音声信号のみを受話させるように受話信号を加算生成するとともに、音声チャンネル31からの音声信号を音声チャンネル32を通じて中継送信するものである。この加算パターン208Jに対応するスイッチ制御情報として、切替スイッチ11〜13をスイッチオン状態とし、少なくとも切替スイッチ22をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0055】
さらに、加算パターン208Kは、音声チャンネル32を通じて受信された音声信号のみを受話させるように受話信号を加算生成するものである。この加算パターン208Kに対応するスイッチ制御情報として、切替スイッチ21,22をスイッチオン状態とし、少なくとも切替スイッチ12,23をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0056】
また、加算パターン208Lは、音声チャンネル31を通じて受信された音声信号のみを受話させるように受話信号を加算生成するものである。この加算パターン208Lに対応するスイッチ制御情報として、図5に示す第1音声信号処理部205の切替スイッチ11,12をスイッチオン状態とし、少なくとも切替スイッチ13,22をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0057】
さらには、加算パターン208Mは、加算機能部41において、音声チャンネル31および音声チャンネル32を通じて受信された音声信号を加算することにより受話信号を加算生成するとともに、音声チャンネル32からの音声信号を音声チャンネル31を通じて中継送信するものである。
このとき、加算パターン208Mに対応するスイッチ制御情報として、図5に示す切替スイッチ11,12,21〜23をスイッチオン状態とし、切替スイッチ13をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。これにより、受話音声加算部207を加算パターン208Hにおける加算機能部41として動作させることができる。
【0058】
さらに、加算パターン208Nは、音声チャンネル31からの音声信号について、音声チャンネル32を通じて中継送信するための送信音声信号を加算生成するものである。この加算パターン208Nに対応するスイッチ制御情報としては、切替スイッチ11,13をスイッチオン状態とするような制御情報とともに、少なくとも切替スイッチ12,22をスイッチオフ状態とするような制御情報が記憶されている。
【0059】
なお、前述の図2に示す態様の音声会議を行なう場合には、端末10Aの第1,第2音声信号処理部205,206における切替スイッチ11〜14,21〜24は、メモリ208に記憶された加算パターン208D,208Kの制御情報に基づいて第1,第2切替設定部203,204で設定制御される。同様に、端末10Bの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208A,208Hに基づいて設定制御され、端末10Cの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208E,208Lに基づいて設定制御される。
【0060】
また、図3に示す態様の音声会議を行なう場合には、端末10Aの第1,第2音声信号処理部205,206における切替スイッチ11〜14,21〜24は、メモリ208に記憶された加算パターン208D,208Kの制御情報に基づいて第1,第2切替設定部203,204で設定制御される。同様に、端末10Bの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208F,208Mに基づいて設定制御され、端末10Cの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208E,208Lに基づいて設定制御される。
【0061】
さらに、図4に示す態様の音声会議を行なう場合には、端末10Aの第1,第2音声信号処理部205,206における切替スイッチ11〜14,21〜24は、メモリ208に記憶された加算パターン208D,208Kの制御情報に基づいて第1,第2切替設定部203,204で設定制御される。同様に、端末10Bの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208G,208Nに基づいて設定制御され、端末10Cの切替スイッチ11〜14,21〜24は、加算パターン208E,208Lに基づいて設定制御される。
【0062】
すなわち、設定制御部としての制御部201,第1,第2切替設定部203,204により、送話,受話および他の端末間通信における中継を行なう音声チャンネルの設定を通話モードとして設定制御することにより、縦続接続をなす他の端末毎に、送受話が可能な態様,送話のみが可能な態様,受話のみが可能な態様または送受話を不可とする態様のいずれかの態様の設定とすることができるのである。
【0063】
〔D〕本実施形態における無線LAN10による音声会議の招集手法の説明
上述の本実施形態における無線LAN10において、音声会議の招集を各端末へ通知する際には、例えば図7に示すフローチャート(ステップS1〜ステップS6)に示すようなデータチャンネルを用いた通信が行なわれる。
すなわち、無線LAN10を構成するいずれかの端末(例えば端末10A)の使用者が音声会議を招集する場合は、例えば図8に示すような会議設定情報50を制御部201にて加算生成して(ステップS1)、当該制御部201の設定制御情報通知部201aにより、データチャンネルを通じて無線LAN10を構成する他の端末へ送信する(ステップS2)。
【0064】
このとき、上述の設定制御情報通知部201aにて送信される会議設定情報50としては、例えば図8に示すように、72ビットのアクセスコード51,54ビットのヘッダ情報52および0〜2745ビットの可変長のペイロード53により構成され、ペイロード53は更に、無線LAN10を構成する端末毎に、端末識別情報としての端末番号および当該会議へ召集されているか否かの情報からなる端末情報53aならびに通話モード情報としての送話(加算)パターン識別情報53bおよび受話(加算)パターン識別情報53cにより構成されている。
【0065】
ついで、音声会議招集端末から送信された会議設定情報50は、他の端末における無線通信モジュール1のRF101 で受信して(ステップS3)、ベースバンド層102で抽出し、ホストコントローラインタフェース103を介して加算生成処理部2の制御部201に出力される。
会議設定データを受信した他の端末10B,10Cでは、この会議設定情報50に含まれる自身の端末情報(自身の端末が音声会議に召集されているか否かの情報および送受話加算パターン)を制御部201において抽出する(ステップS3)。
【0066】
ここで、自身の端末が音声会議に召集されている場合は、制御部201では、会議設定情報50に含まれる自身の端末用に設定された送受話加算パターン識別情報53b,53cに基づいてメモリ208を参照することにより、設定すべき通話モードを抽出する。
ついで、制御部201からの指示を受けた第1,第2切替設定部203,204により、設定すべき通話モードとなるように第1,第2音声信号処理部205,206の動作を設定する。なお、自身の端末が音声会議に召集されていない場合は、当該端末を送話中継及び受話中継に設定する(以上、ステップS4のYESルートからステップS5,ステップS6)。
【0067】
このようにして、無線LAN10を構成する各端末の設定が行なわれると、音声会議を開始させることができる。また、音声会議終了後は各無線通信端末の設定を解除する。
さらには、上述のごとく設定された音声会議中において、当該音声会議に参加中の縦続接続された他の一端末における制御部201の設定制御情報通知部201aにより、データチャンネルを通じて通知された設定制御情報に基づいて、当該設定制御情報の通知を受けた端末では、当該音声会議のために設定制御されている通話モードを変更部201bにおいて変更することもできる。
【0068】
なお、上述の通話モードとして会議設定情報50に含まれている送受話加算パターン識別情報53b,53cについては、送受話加算パターンとしての設定情報そのもので構成することとしてもよい。
また、上述の音声会議を招集することができる端末や、音声会議中に通話モードを変更することができる端末には、特別な権限を付与することとしてもよい。即ち、当該権限を有しない端末からは音声会議を招集したり通話モードを変更したりすることができないように設定したり、特定の通話モードによる音声会議の設定や変更のみを許可するように権限を付与することが可能である。
【0069】
〔E〕本発明の無線通信端末による効果の説明
このように、本発明の一実施形態にかかる無線通信端末によれば、加算生成処理部2により、縦続接続をなす端末間において設定された所定の通話モードに基づいて、送受話部3にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、無線通信モジュール1を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成することができるので、無線通信端末間での音声会議を、サーバ(センタ−装置)や専用の中継装置を設けることなく、無線通信端末のみの構成で実現することができ、音声会議を行なうためのシステム規模を縮小化させ、システム構築のためのコストを大幅に削減させることができる利点がある。
【0070】
また、無線LAN10を構成する端末のうちで、会議に参加させない端末を設定する場合のために、中継パターン208G,208N(図6参照)を設定することができるので、同一周波数帯を用いた通信を行なう無線通信端末間においても、音声会議に参加する無線通信端末を選択することが可能となり、会議の形式に応じて個別に送受話を規制できるようにして、音声会議の利便性を向上できる利点がある。
【0071】
さらに、通話モードとしての加算パターンを、送話加算パターン記憶208−1にて記憶された複数の送話パターン208A〜208G(図6参照)および受話加算パターン記憶208−2にて記憶された複数の受話パターン208H〜208N(図6参照)を組み合わせることにより、会議通話、片方向通話、中継通話等の多様な音声会議を実現することが可能になり、利用者に対するサービス向上を図ることができる。
【0072】
〔F〕本発明の他の実施形態の説明
図9は本発明の他の実施形態にかかる通信システムを示す模式図であるが、この図9に示す通信システム60は、無線基地局62a,62b,62cによる無線ネットワーク62A,62B,62Cが、公衆網(又は中継網)61を介して相互に接続されて構成されている。また、無線ネットワーク62A,62B,62Cはそれぞれ、移動局としての無線通信端末62a−1,62b−1,62c−1を収容している。
【0073】
さらに、この無線通信端末62a−1とともに、無線通信端末62a−2および無線通信端末62a−3により、Bluetooth規格に従って縦続接続された、前述の図1の場合(符号10参照)と同様の無線LAN62a−4を構成し、無線通信端末62b−1と無線通信端末62b−2とにより、図1の場合と同様の無線LAN62b−3を構成する。
【0074】
各無線通信システム62a−4,62b−3を構成する無線通信端末62a−1〜62a−3,62b−1,62b−2は、前述の図5と同様に、無線通信モジュール1,加算生成処理部2および送受話部3をそなえ、加算生成処理部2により、通話モードに基づいて、送受話部3にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、無線通信モジュール1を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成することができるようになっている。
【0075】
また、無線基地局62aに収容された端末62a−1は、自身の端末62a−1において送話された音声信号a1とともに、無線LAN62a−4を構成する他の端末62a−2,62a−3において送話された音声加算信号a2+a3を加算して(a1+a2+a3)、基地局62aおよび公衆網を介して他の無線ネットワーク62B,62Cに対して送信することができるようになっている。
【0076】
同様に、無線基地局62bに収容された端末62b−1は、自身の端末62b−1において送話された音声信号b1とともに、無線LAN62b−3を構成する他の端末62b−2において送話された音声信号b2を加算して(b1+b2)、基地局62aおよび公衆網を介して他の無線ネットワーク62A,62Cに対して送信することができるようになっている。
【0077】
また、各無線基地局62a〜62cに収容された端末62a−1〜62c−1は、公知の3者通話サービスにより、相互に通話することができるようになっている。
これにより、無線LAN62a−4を構成する端末62a−1においては、公衆網61から受信された他の無線ネットワーク62B,62Cに収容された端末62b−1,62c−1からの加算された音声信号(b1+b2)+c1を受話することができるようになっている。
【0078】
また、端末62a−2においては、上述の音声信号(b1+b2)+c1と、端末62a−1から送話された音声信号a1とが加算された音声信号a1+(b1+b2)+c1を受話することができる。また、端末62a−3においては、端末62a−2にて端末62a−1から受信した音声信号と、当該端末62a−2にて送話された音声信号a2とが加算された音声信号(a1+a2)+(b1+b2)+c1を受話することができる。
【0079】
同様に、無線LAN62b−3を構成する端末62b−1においては、公衆網61から受信された他の無線ネットワーク62A,62Cに収容された端末62a−1,62c−1からの加算された音声信号(a1+a2+a3)+c1を受話することができるようになっている。また、端末62b−2においては、上述の音声信号(a1+a2+a3)+c1と、端末62b−1から送話された音声信号b1とが加算された音声信号(a1+a2+a3)+b1+c1を受話することができる。
【0080】
さらに、無線LAN62cを構成する端末62c−1においては、公衆網61から受信された他の無線ネットワーク62A,62Bに収容された端末62a−1,62b−1からの加算された音声信号(a1+a2+a3)+(b1+b2)を受話することができるようになっている。
なお、このような図9に示す形式で音声会議を実施する場合においても、前述の図7のフローチャートのステップS1〜S6に従って、会議を招集することができるが、公衆網61を介して接続されている他の無線LANに対して音声会議を招集する際には、例えば、会議招集元の無線通信端末を構成する無線LANに含まれる端末61a−1〜61c−1から、会議設定情報を拡散させて送信する。この会議設定情報については、前述の会議設定情報50のペイロード53に、当該他の無線LANに対して音声会議を招集する旨の信号を含ませて構成する。
【0081】
このように、図9に示す実施形態によれば、上述の〔E〕と同様の利点があるほか、公衆網を介することにより、他の無線LANを構成する端末同士においても音声会議を行なうことができるので、無線LANの音声会議機能を拡張させることができ、利用者の便宜をさらに図ることができる利点がある。
〔G〕その他
上述の図5に示す無線通信端末10A〜10Cにおいて、加算生成処理部2としての機能を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより一体に収容した構成とすることもできる。また、制御部201,第1,第2切替設定部203,204としての機能は分離して構成されているが、これに限定されず、一体に構成することも、もちろん可能である。
【0082】
また、制御部201としての機能を、例えばメモリ208に記憶されたプログラムを実行しうるプロセッサにより構成することとしてもよい。
さらに、上述の本実施形態においては、無線LAN10を3台の無線通信端末10A〜10Cを縦続接続して構成しているが、本発明によればこれに限定されず、例えば4台以上の無線通信端末を縦続接続して構成しても、もちろん実施することができる。
【0083】
また、上述の本実施形態における無線通信端末10A〜10Cは、2つの音声チャンネルおよび1つのデータチャンネルを有しているが、本発明によればこれに限定されず、3つ以上の音声チャンネルを有する無線通信端末においても、少なくとも2つの音声チャンネルおよび1つのデータチャンネルを用いることにより本発明を実施することは可能である。
【0084】
〔H〕付記
(付記1) 2チャンネルの音声チャンネルとともにデータチャンネルを設定しうる無線通信端末が、接続先の端末ごとに少なくとも1チャンネルの音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて接続することにより、少なくとも3台の端末を縦続接続して相互に通話を行ないうる無線通信端末であって、
前記の音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて、音声信号およびデータ信号を接続先の端末との間でそれぞれ送受する無線通信部と、
前記相互通話のための、音声信号の受話とともに送話を行なう送受話部と、
前記の無線通信部と送受話部との間に介装され、前記縦続接続をなす端末間において設定された所定の通話モードに基づいて、該送受話部にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、該無線通信部を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成する加算生成処理部と、
をそなえて構成されたことを特徴とする、無線通信端末。
【0085】
(付記2) 該加算生成処理部が、
該無線通信部との間の前記2チャンネルの音声信号のインターフェイス処理を行なうインターフェイス処理部と、
該送受話部にて送話された音声信号を2チャンネルの音声信号に分離する送話音声分離部と、
該インターフェイス処理部からの前記2チャンネルの音声信号および該送話音声分離部からの音声信号を用いた音声加算処理を行ない、チャンネル毎に受話用及び送信用の音声信号を加算生成する音声信号処理部と、
該音声信号処理部からの2チャンネルの受話用の音声信号について加算し、前記受話信号として該送受話部へ出力しうる受話音声加算部と、
該音声信号処理部にて前記の受話用および送信用の音声信号の加算生成するための設定制御情報を予め記憶しておく記憶部と、
該記憶部にて記憶された設定制御情報に基づき、所定の通話モードで前記音声通話を行なうべく該音声信号処理部を設定制御する設定制御部と、
をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載の無線通信端末。
【0086】
(付記3) 該設定制御部が、前記の送話,受話および他の端末間通信における中継を行なう音声チャンネルの設定を前記通話モードとして設定制御することにより、前記の縦続接続をなす他の端末毎に、前記の送話および受話が可能な態様,送話のみが可能な態様,受話のみが可能な態様,または送話および受話を不可とする態様のいずれかの態様の設定とすべく構成されていることを特徴とする、付記2記載の無線通信端末。
【0087】
(付記4) 該設定制御部が、前記縦続接続された各端末の設定制御部における設定制御情報を、前記データチャンネルを通じて前記縦続接続をなす他の端末に対して通知する設定制御情報通知部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の無線通信端末。
(付記5) 該設定制御部が、前記縦続接続された他の一端末から前記データチャンネルを通じて通知された設定制御情報に基づいて、当該設定制御部にて設定制御されている前記通話モード変更する変更部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の無線通信端末。
【0088】
(付記6) 該音声信号処理部が、
該設定制御部における切替設定の制御に基づいて、前記2チャンネルの音声信号のうちの第2の音声チャンネルを通じて送出すべき第2送信音声信号を加算生成する送信音声信号加算生成部をそなえるとともに前記2チャンネルの音声信号のうちの第1の音声チャンネルを通じて受信された音声信号を該送受話部にて受話させるか否かを切り替える受話切替部をそなえてなる第1音声信号処理部と、該設定制御部における切替設定の制御に基づいて、前記2チャンネルの音声信号のうちの第1の音声チャンネルを通じて送出すべき第1送信音声信号を加算生成する送信音声信号加算生成部とともに前記第2の音声チャンネルを通じて受信された音声信号を該送受話部にて受話させるか否かを切り替える受話切替部をそなえてなる第2音声信号処理部と、
をそなえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の無線通信端末。
【0089】
(付記7) 該第1音声信号処理部における送信音声信号加算生成部が、該設定制御部における切替設定の制御に基づいて、該送話音声分離部にて分離された音声信号を前記送信音声信号として送信させるか否かを切り替える送話切替部と、前記第1の音声チャンネルを通じて受信された音声信号を前記送信音声信号として送信させるか否かを切り替えるチャンネル音声切替部と、上記の送話切替部およびチャンネル音声切替部からの音声信号について加算し前記第2送信音声信号として出力しうる送信音声加算部とをそなえる一方、
該第2音声信号処理部における送信音声信号加算生成部が、該設定制御部における切替設定の制御に基づいて、該送話音声分離部にて分離された音声信号を前記送信音声信号として送信させるか否かを切り替える送話音声切替部と、前記第2の音声チャンネルを通じて受信された音声信号を前記送信音声信号として送信させるか否かを切り替えるチャンネル音声切替部と、上記の送話音声切替部およびチャンネル音声切替部からの音声信号について加算し前記第1送信音声信号として出力しうる送信音声加算部とをそなえて構成されたことを
特徴とする、付記6記載の無線通信端末。
【0090】
(付記8) 該設定制御部が、該第1音声信号処理部の処理について切替設定する第1切替設定部と、該第2音声信号処理部の処理について切替設定する第2切替設定部と、該記憶部にて記憶された制御情報に基づいて上記の第1切替設定部および第2切替設定部における設定を制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記2,6または7のいずれか一項記載の無線通信端末。
【0091】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の無線通信端末によれば、加算生成処理部により、縦続接続をなす端末間において設定された所定の通話モードに基づいて、送受話部にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、無線通信モジュールを通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成することができるので、無線通信端末間での音声会議を、サーバ(センタ装置)や専用の中継装置を設けることなく、無線通信端末のみの構成で実現することができ、音声会議を行なうためのシステム規模を縮小化させ、システム構築のためのコストを大幅に削減させることができる利点があるほか、会議の形式に応じて個別に送受話を規制できるようにして、音声会議の利便性を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる無線通信端末を適用した無線通信システムとしての無線LAN示す図である。
【図2】本実施形態における無線LANにおいて実現する音声会議形式の態様を模式的に示す図である。
【図3】本実施形態における無線LANにおいて実現する音声会議形式の態様を模式的に示す図である。
【図4】本実施形態における無線LANにおいて実現する音声会議形式の態様を模式的に示す図である。
【図5】本実施形態にかかる無線通信端末の詳細な構成について示す図である。
【図6】本実施形態にかかる無線通信端末の詳細な構成について示す図である。
【図7】本実施形態における無線LANによる音声会議の招集手法を説明するためのフローチャートである。
【図8】音声会議を招集する場合に送信される会議設定情報を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかる通信システムを示す模式図である。
【符号の説明】
1 無線通信モジュール
2 加算生成処理部
3 送受話部
10 無線LAN
10A〜10C 端末
11〜14,21〜24 切替スイッチ
15,25 加算部
31,32 音声チャンネル
41〜43 加算機能部
50 会議設定情報
51 アクセスコード
52 ヘッダ
53 ペイロード
53a 端末情報
53b 送話加算パターン
53c 受話加算パターン
60 通信システム
61 公衆網
62A〜62C 無線ネットワーク
62a〜62c 無線基地局
62a−1〜62a−3,62b−1,62b−2,62c−1 無線通信端末
62a−4,62b−3 無線LAN
101 RF部
102 ベースバンド信号部
103 ホストコントローラインタフェース
104 音声信号部
201 制御部
201a 設定制御情報通知部
201b 変更部
202 チャンネル変換部
203 第1切替設定部
204 第2切替設定部
205 第1音声信号処理部
205a,206a 送信音声信号加算生成部
205b,206b 受話切替部
206 第2音声信号処理部
207 受話音声加算部
208 メモリ
208−1 送話加算パターン記憶部
208−2 受話加算パターン記憶部
208A〜208N 加算パターン
209 送話音声分離部
301,301A〜301C 送話部
302,302A〜302C 受話部

Claims (4)

  1. 2チャンネルの音声チャンネルとともにデータチャンネルを設定しうる無線通信端末が、接続先の端末ごとに少なくとも1チャンネルの音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて接続することにより、少なくとも3台の端末を縦続接続して相互に通話を行ないうる無線通信端末であって、
    前記の音声チャンネルおよびデータチャンネルを通じて、音声信号およびデータ信号を接続先の端末との間でそれぞれ送受する無線通信部と、
    前記相互通話のための、音声信号の受話とともに送話を行なう送受話部と、
    前記の無線通信部と送受話部との間に介装され、前記縦続接続をなす端末間において設定された所定の通話モードに基づいて、該送受話部にて受話する音声信号である受話信号を加算生成するとともに、該無線通信部を通じて他の無線通信端末に送出すべき送信音声信号を加算生成する加算生成処理部と、
    をそなえ
    該加算生成処理部が、
    前記縦続接続された他の一端末から前記データチャンネルを通じて通知された、端末識別情報としての端末番号および送受話加算パターン識別情報としての端末情報を有する設定制御情報に基づいて、前記通話モードを変更する設定制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、無線通信端末。
  2. 該加算生成処理部が、
    該無線通信部との間の前記2チャンネルの音声信号のインターフェイス処理を行なうインターフェイス処理部と、
    該送受話部にて送話された音声信号を2チャンネルの音声信号に分離する送話音声分離部と、
    該インターフェイス処理部からの前記2チャンネルの音声信号および該送話音声分離部からの音声信号を用いた音声加算処理を行ない、チャンネル毎に受話用及び送信用の音声信号を加算生成する音声信号処理部と、
    該音声信号処理部からの2チャンネルの受話用の音声信号について加算し、前記受話信号として該送受話部へ出力しうる受話音声加算部と、
    該音声信号処理部にて前記の受話用および送信用の音声信号加算生成するための前記設定制御情報を予め記憶しておく記憶部とをそなえ
    設定制御部が、
    記憶部にて記憶された設定制御情報に基づき、所定の通話モードで前記音声通話を行なうべく該音声信号処理部を設定制御するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。
  3. 該設定制御部が、前記の送話,受話および他の端末間通信における中継を行なう音声チャンネルの設定を前記通話モードとして設定制御することにより、前記の縦続接続をなす他の端末毎に、前記の送話および受話が可能な態様,送話のみが可能な態様,受話のみが可能な態様,または送話および受話を不可とする態様のいずれかの態様の設定とすべく構成されていることを特徴とする、請求項1又は記載の無線通信端末。
  4. 該設定制御部が、前記縦続接続された各端末の設定制御部における設定制御情報を、前記データチャンネルを通じて前記縦続接続をなす他の端末に対して通知する設定制御情報通知部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1又は記載の無線通信端末
JP2002074582A 2002-03-18 2002-03-18 無線通信端末 Expired - Fee Related JP3860056B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074582A JP3860056B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 無線通信端末
US10/280,984 US6996411B2 (en) 2002-03-18 2002-10-25 Wireless communication terminal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074582A JP3860056B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003274031A JP2003274031A (ja) 2003-09-26
JP3860056B2 true JP3860056B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=28035312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002074582A Expired - Fee Related JP3860056B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 無線通信端末

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6996411B2 (ja)
JP (1) JP3860056B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004053597B4 (de) * 2004-11-05 2008-05-29 Infineon Technologies Ag Verfahren zum automatischen Erzeugen und/oder Steuern einer Telekommunikations-Konferenz mit einer Vielzahl von Teilnehmern, Telekommunikations-Konferenz-Endgerät und Telekommunikations-Konferenz-Servereinrichtung
GB2436188B (en) * 2006-03-16 2008-08-27 Ezurio Ltd Communication system
JP2008154246A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Asustek Computer Inc プロトコルエラー回復方法及び通信装置
EP2020777A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-04 Massimo Mulinacci Telecommunication system and transmitter/receiver radio device
EP3276905B1 (en) * 2016-07-25 2023-01-25 GN Audio A/S System for audio communication using lte
CN109246672B (zh) * 2018-09-30 2021-08-17 Oppo广东移动通信有限公司 数据传输方法、装置、***及蓝牙耳机

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3939417A (en) * 1973-12-18 1976-02-17 Motorola, Inc. Emergency communications system
JPS59169236A (ja) 1983-03-16 1984-09-25 Hitachi Ltd 移動体交換機における会議電話方式
JPH04103228A (ja) * 1990-08-22 1992-04-06 Mitsubishi Electric Corp 無線中継装置と無線装置
JPH0831907A (ja) 1994-07-14 1996-02-02 Toshiba Microelectron Corp 半導体ウェーハ収納容器及びその操作方法
US6141533A (en) * 1997-11-13 2000-10-31 Motorola, Inc. Method and apparatus for a mobile repeater
US6404775B1 (en) * 1997-11-21 2002-06-11 Allen Telecom Inc. Band-changing repeater with protocol or format conversion
US6185430B1 (en) * 1997-11-26 2001-02-06 Motorola, Inc. Voice call group function for a satellite based air traffic control system
JP3996718B2 (ja) * 1999-01-07 2007-10-24 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 端末間通信方法
US7577398B2 (en) * 2000-01-14 2009-08-18 Andrew Llc Repeaters for wireless communication systems
JP3821271B2 (ja) 1999-09-06 2006-09-13 本田技研工業株式会社 車両用無線通信システム
AU1914501A (en) * 1999-11-01 2001-05-14 Qualcomm Incorporated Split repeater
JP2001244864A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Hitachi Ltd 無線中継システム
US6606482B1 (en) * 2000-09-22 2003-08-12 Mobilnet Corporation Adaptive personal routing in a wireless communication network
CA2323881A1 (en) * 2000-10-18 2002-04-18 Dps Wireless Inc. Adaptive personal repeater

Also Published As

Publication number Publication date
US20030176178A1 (en) 2003-09-18
JP2003274031A (ja) 2003-09-26
US6996411B2 (en) 2006-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110121157B (zh) 多网络融合通信终端、通信***及融合通信方法
US7689568B2 (en) Communication system
KR100945969B1 (ko) 무선 네트워크 접속성을 위한 방법 및 장치
US8194647B2 (en) Internet protocol radio dispatch system and method
US8606250B1 (en) Method and apparatus for providing a mobile wireless local area network
US20100137015A1 (en) Method and apparatus for dual/multi-watch for group ptt services
US7536195B2 (en) Method for PTT service in the push to talk portable terminal
US10523308B2 (en) Relaying device, communication system, and method for relaying audio signal
JP3545810B2 (ja) コードレス電話機
US8121548B2 (en) Communication system
JP3860056B2 (ja) 無線通信端末
EP1550323B1 (en) Bridging talk groups in communication systems
US11510032B2 (en) Mobile terminal, subgroup of mobile terminals, and method for setting up a communication group in a direct mode
JP6341305B2 (ja) 中継装置および通信システム
JPH1098532A (ja) グループ通話サービス
US20030056015A1 (en) Device for connecting a radio network with a wire-bound subscriber
JP3397307B2 (ja) データ及び音声共用無線通信装置
JP2000506692A (ja) 多機能移動電話局
JP4452193B2 (ja) 端末機
JP4804081B2 (ja) 音声会議用無線lan端末および回線使用状況表示方法
JPH1093941A (ja) 多地点接続装置
JPS60206297A (ja) ボタン電話装置の主装置間接続方式
JPH0472829A (ja) 無線通信方式
JP2008236319A (ja) 無線通信システムとその無線端末装置
JPH04274648A (ja) 電話システムにおける複数者間通話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees