JP3859421B2 - ディスクチェンジャ装置 - Google Patents

ディスクチェンジャ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3859421B2
JP3859421B2 JP2000081307A JP2000081307A JP3859421B2 JP 3859421 B2 JP3859421 B2 JP 3859421B2 JP 2000081307 A JP2000081307 A JP 2000081307A JP 2000081307 A JP2000081307 A JP 2000081307A JP 3859421 B2 JP3859421 B2 JP 3859421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
unit
arrow
disc
changer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000081307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001266449A (ja
Inventor
厚司 道盛
正明 竹島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000081307A priority Critical patent/JP3859421B2/ja
Publication of JP2001266449A publication Critical patent/JP2001266449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3859421B2 publication Critical patent/JP3859421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置内に複数のディスクを収納するストッカを有し、収納されたディスクを選択的に再生するディスクチェンジャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
チェンジャ装置の第1の従来例が、例えば特開平10−64160号に開示されており、図13及び図14は、各々そのチェンジャ装置の側面図及び平面図である。
同図中、フロントパネル104に形成されてディスクを出し入れする挿入口101の内部近傍には、ディスクを搬送するための一対の搬送ローラ102,103が配置されている。ディスクを載置する6枚のトレー105乃至110は、積層されてストッカを構成し、ベース111に植立する一対のガイド軸112,113(図14)にガイドされてそれぞれ矢印Z方向に移動自在となっている。
【0003】
トレー105乃至110は、各々上面にディスク115乃至120を載置するための溝105a乃至110a(図14に105aのみ示す)が形成され、更に、後述する再生ユニット131の回動領域を確保するための放射状に広がる切欠部105b乃至110b(図14に105bのみ示す)が形成されている。
また、各トレー105乃至110の移動範囲を3つに区分し、図13に示すように、中央の選択駆動のための領域を領域Aと称し、その上下の待機領域をそれぞれ領域B1,B2と称す。
【0004】
上下のベース111間には、一対のカム軸122が回転自在に軸支されている。この一対のカム軸の下端部には、図示しない駆動手段から駆動力を得るためのギア124が配設され、前記した選択領域Aに相当する部分には、円筒状のカム体125(図13)が形成されている。このカム体22の外周面には、トレー105乃至110に各々形成された突起105c乃至110cがそれぞれ係合する螺旋状のガイド溝125aが形成されている。
【0005】
このガイド溝125aは、その上終端125bが上待機領域B1に、また下終端125cが下待機領域B2にそれぞれ連続し、何れかのトレーが選択領域A内の所定の再生位置あるとき、そのトレーの上側、或いは下側の各トレーは、各々上待機領域B1、或いは下待機領域B2に移動するようにピッチが設定されている。
【0006】
付勢部材126は、スプリング128の力を受けて上待機領域B1にあるトレーを下方に付勢し、カム軸122が矢印N方向(図14)に回転するとき、トレーがカム体125のガイド溝125aと係合して下方に移動できるようする。一方付勢部材127は、スプリング129の力を受けて下待機領域B2にあるトレーを上方に付勢し、カム軸122が矢印M方向(図14)に回転するとき、トレーがカム体125のガイド溝125aと係合して上方に移動できるようにする。センサ130は、選択領域A内の再生位置にトレーが至ったとき、この到来を検出する。
【0007】
再生ユニット131は、スピンドルモータ132(図13)によって回転駆動され、載置するディスクと一体的に回転するターンテーブル133と、ガイド軸131a,131bにガイドされてディスクトラックを走査するピックアップ134とを備え、支軸135に回動自在で、且つ軸方向に摺動自在に保持されている。
【0008】
再生ユニット131から延在するクランパアーム136は、先端部にクランパ140を遊嵌保持し、再生ユニット131に対して、相対移動可能に支軸135に保持されている。昇降保持体137は、そのアーム137bが再生ユニット131を、またアーム137aがクランパアーム136を各々保持し、ガイド軸138に軸方向移動自在に保持されると共に、スクリュー軸139と歯合して移動制御される。
【0009】
以上の構成において、先ずディスクの装填動作について説明する。
図示しない駆動モータにより、一対のカム軸122が同位相で回転駆動され、所望のトレー、例えば上から4枚目のトレー108が選択領域A内の再生位置に移動される。トレー108の再生位置への移動は、センサー130によって検出され、この検出に基づいて駆動モータが停止される。この時、選択されたトレー108の上下のトレー107及び109は、ガイド溝125aに係合しておらず、各待機位置B1,B2で待機している。
【0010】
そして、退避位置Rにある一対の搬送ローラ102,103が動作位置Sまで図示しない移動手段によって移動され、更にこの位置で回転される。この状態でディスクを挿入口101から挿入すると、一対の搬送ローラ102,103がこれを挟持してトレー108上に移送し、その後、各ローラは、再び退避位置Rに戻される。
他のトレーにディスクを装填する場合には、上記した動作が繰り返されて各トレーにディスクが装填される。またディスクを排出する場合は、これと逆の動作が行なわれる。
【0011】
次に、ディスクの再生動作について説明する。図14は、例えばトレー108が再生位置にある場合を示している。このトレーに載置されたディスクを再生する場合、図示しない駆動モータによって、再生ユニット131が支軸135を中心に矢印M方向に回動し、図13に示す間隙L1にクランパアーム136及びクランパ140が進入し、間隙L2に再生ユニット131が進入し、ターンテーブル133とトレー108に載置されたディスク118が同軸となる回動角θ1(図14)だけ回動して停止する。
【0012】
次に、スクリュー軸139が所定方向に回転することにより、再生ユニット131を上昇させてターンテーブル133にディスク118を載置し、同時にクランパ140を下降させてディスク118を挟持する。更に、再生ユニット131が上昇してディスク118をトレー108から離間させた状態で停止する。その後、スピンドルモータ132が回転してターンテーブル133に載置したディスク118を回転駆動し、ピックアップ134でディスクから信号を再生する。
【0013】
一方、小径ディスクもストッカに積層保持可能とするために、次のようなストッカ方式が提案されている。図15は、この第2の従来例を示すチェンジャ装置の要部構成図であり、ディスクの中心孔を用いてこれを積層保持する構成となっている。
同図中、外周に螺旋溝150aが形成された上シリンダ150と、同じく外周に螺旋溝151aが形成された下シリンダ151とは、それぞれ軸中心に回動自在であると共に、軸方向移動が可能で互いに結合/離間できるようにベース152に保持されている。更に上下シリンダ150及び151が互いに結合する際には、各々の螺旋溝150a及び151aが連続するように、回転位相が設定されている。
【0014】
スペーサ155乃至160は、上下シリンダ150,151の各螺旋溝150a,151aと係合するための突起155a乃至159aを内周面に有し、係合した状態で各シリンダの外周に配設されている。ディスク115乃至119は、中心孔近傍が、これらの各スペーサ間に挟持され、中心孔に上下シリンダ150及び151を貫通した状態で積層保持される。
【0015】
再生ユニット160は、スピンドルモータ161によって回転駆動されて、載置するディスクと一体的に回転するターンテーブル162とピックアップ(図示せず)とを搭載し、クランパ165を遊嵌保持するクランパアーム164は、再生ユニット160と一体的に平行移動可能に保持されている。
【0016】
以上の構成において動作を説明する。
図15(a)に示すように、上下シリンダ150,151が結合した状態において、シリンダ駆動手段(図示せず)で上下シリンダが一体的に軸中心に回転すると、スペーサ155乃至160とこれに挟持されたディスク115乃至119が螺旋溝150a及び151aに案内され、例えば所望のディスク117が再生位置に至るまで昇降する。
【0017】
ここで、保持手段166でディスク117が一旦保持され、この状態で上シリンダ150が上昇し、下シリンダ151が下降することにより、上下シリンダ間に間隙L4が形成される。このとき、分離したシリンダの端部は、この分離によって形成されたディスク間の間隙L3に対して少なくともスペーサの厚さだけ突出する。即ち、上シリンダ150では、待機ディスク116の下面よりL5だけ突出し、下シリンダ151では、待機ディスク118の上面よりL6だけ突出する。
【0018】
次いで、再生ユニット160とクランパアーム164が間隙L4に進入し、ディスク117をターンテーブル162とクランパ165とで挟持し、保持手段166がディスク117から離間して再生動作を開始する。別のディスクを選択するためには、上記とは逆の動作を行ない、再生ユニット160とクランパアーム164とが退避した後、上下シリンダ150及び151を結合させて再び図示しないシリンダ駆動手段によって、両シリンダを回転させてディスク115乃至119を昇降させる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前記した第1の従来例によるチェンジャ装置では、装置を薄くすることを優先する場合、トレーに標準径のディスクに対応した溝しか形成できないために、小径のディスクには対応できない問題があった。
一方、第2の従来例のチェンジャ装置では、ディスクの中心孔を用いてディスクを保持するため、標準径ディスクと小径ディスクの混在が可能となるが、再生ユニットを進入させるためのディスク間の間隙L3をスペーサの厚み分(例えば、図15のL5,L6)だけ余計に設ける必要があり、装置を薄型化する場合、或いは、決められた外形寸法内で、ストックするディスク枚数を多くしたい場合などに不利であった。
【0020】
また、第1の従来例では、再生ユニットの退避位置が、ディスクの装填方向の奥側に設定されているため、チェンジャ装置の奥行き寸法が大きくなってしまう問題があった。
【0021】
また、第1の従来例では、再生ユニットは、その回動角θ1が大きく、回動支軸のみで支持される構成となっている。このため、再生ユニットの再生位置での安定した姿勢保持が難しく、特に使用条件の厳しい車載用のチェンジャとしては、好ましくない構成であった。
【0022】
本発明の目的は、外形寸法の異なるディスクの混在使用を可能とし、且つ装置の厚み方向において、スペース効率の優れたディスクチェンジャ装置を提供することにある。
また、制限された外形寸法を考慮して効率よく動作及び配置させ、安定した動作を可能とすると共に、装置の奥行き寸法最小限に抑えたディスクチェンジャ装置を提供することにある。
また、再生ユニットの再生位置での姿勢を安定保持可能なディスクチェンジャ装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
参考例によるディスクチェンジャ装置は、ディスクの中心孔の中心を同軸線上に積層して複数枚ストック可能なストッカと、ディスクをターンテーブルに載置して一体的に回転させて信号を再生する再生ユニットとを有してストックしたディスクを選択的に再生し、前記ディスクチェンジャ装置の前面に形成された開口と前記ストッカとの間で前記ディスクを移送する第1のディスク搬送手段と、前記第1のディスク搬送手段によって移動するディスクの中心移動経路外にあって、前記同軸線と平行で且つ少なくとも前記ディスクの中心孔の内径より離れた位置に設定された前記ターンテーブルの再生回転軸線上の再生移動位置と、前記同軸線上のストック位置との間で、前記ディスクの中心孔の中心が移動するように該ディスクを搬送する第2の搬送手段とを有する。
【0024】
前記ディスクの中心移動経路の始端と終端とを結ぶ線と前記同軸線とにそれぞれ略直交する線に平行な基準線上に前記再生回転軸線を設定してもよい。
また、前記再生ユニットが、前記ターンテーブルの回転軸が前記再生回転軸線上にある再生位置と、前記ストッカにストックされた前記ディスクの前記同軸線方向の移動を妨げない退避位置との間で移動し、この移動の際に前記ターンテーブルの回転軸が前記基準線に略平行に移動するようにしてもよい。
【0025】
本発明によるディスクチェンジャ装置は、複数のディスクをストック可能なストッカと、前記ディスクをターンテーブルに載置して一体的に回転させて信号を再生する再生ユニットとを有し、ストックしたディスクを選択的に再生するディスクチェンジャ装置であって、
シャーシに対して所定方向に移動自在に保持され、前記ディスクを搬送する搬送部と、
前記搬送部に変位自在に保持され、自身の変位を、ディスク保持手段を構成する駆動部に伝える伝達部を有する第1の変位部材と、前記シャーシに対して前記搬送部と直交する方向へ移動自在に保持された第2の変位部材とを備え、
前記シャーシには、前記搬送部の移動方向に形成された直線部と該直線部の両端に連続して直交方向へ形成された規制部とからなる案内溝が形成され、前記第2の変位部材には、前記搬送部の移動を許容する長孔と該長孔の両端部に一対の係合部とが形成され、前記第1の変位部材に立設された係合ピンが、前記案内溝と、前記第2の変位部材に形成された前記長孔又は前記係合部とに共に係合することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1乃至図3は、本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部平面図である。また図4及び図5はその要部側面図であり、図6乃至図9はディスクの挿脱口が形成されたフロントパネル側から見た要部前面図である。
尚、このディスクチェンジャ装置は、1DIN規格に適合することを想定して構成されており、扱うディスクは、CD(コンパクトディスク)で、外形寸法は、縦(H)×横(W)=50mm×180mmとなっている。
【0028】
これらの図において、シャーシ1(図1)は、一体的に形成された底板1aと天板1b(図4)とを有し、フロントパネル2(図4)には、ディスクを出し入れする開口であるディスク挿脱口2aが形成されている。第1のディスク搬送手段である第1搬送部5(図4)は、図4に示すようにディスクガイド3と回転ローラ4からなり、退避位置R(同図(c))と動作位置S(同図(a))との間を往復移動可能に構成されている。ストッカ6(図1)は、後述するように複数のディスクを積層した状態で保管する。
【0029】
再生ユニット7(図1)は、スピンドルモータ10(図6)によって回転駆動され、載置するディスクと一体的に回転するターンテーブル8と、ガイド7a,7bに沿って移動可能に保持された光ピックアップ9とを有する。この再生ユニット7は、図6にも示すように底板1aにダンパ11乃至14を介して浮遊保持されたサブベース15に植立する回動支軸16(図1)に回動自在(矢印M,N方向)に、また軸方向(図6の矢印Z方向)にも摺動可能に軸支され、後述するようにストッカに保持されているディスクと重ならないように、フロントパネル2側からみてストッカ6の右側に退避可能に配置されている。
【0030】
さらに、再生ユニット7は、図8に示すように先端部に遊嵌保持するクランパ17がターンテーブル8と対向する位置で、回動支軸方向(矢印Z方向)に摺動可能にクランパアーム18を保持している。図1に示すストッパ19は、挿入されたディスクに当接してこれを位置決めし、挿入するディスクの種類(標準径ディスク又は小径ディスク)に応じて矢印Y方向の異なる位置に移動するように構成されている。
【0031】
次に、ストッカ6の構成について図10を参照しながら説明する。
同図中、下シリンダユニット26は、下インナーシリンダ24と下アウターシリンダ25とで構成されている。下インナーシリンダ24は、中空の円筒形状をなし、底板1aに植立する回転支軸27を嵌入して軸線28を中心に回転自在に、且つ軸方向(矢印Z方向)に摺動可能に保持されている。更にその外周面には螺旋状の溝24aが形成されると共に、上端面には係合凹部24bが形成されている。下アウターシリンダ25は、下インナーシリンダ24に外挿され、自転が阻止された状態で下インナーシリンダ24と共に軸方向(矢印Z方向)に移動し、周面にはZ軸方向に延在する複数のスリット25a(図6参照)が形成されている。
【0032】
上シリンダユニット23は、上インナーシリンダ21と上アウターシリンダ22とで構成されている。上インナーシリンダ21は、天板1bに配置された図示しない駆動手段によって軸線28中心に回転駆動され、外周面には螺旋状の溝21aが形成されると共に、下端面には下インナーシリンダ24の係合凹部24bと係合する係合凸部21bが形成されている。上アウターシリンダ22は、上インナーシリンダ21に外挿されて天板1bに固定され、周面にはZ軸方向に延在する複数のスリット22a(図6参照)が形成されている。
尚、係合凹部24bと係合凸部21bとが係合する際には、下インナーシリンダ24の溝24aと上インナーシリンダ21の溝21aとが連続するように構成され、更に下アウターシリンダ25の複数のスリット25aと上アウターシリンダ22複数のスリット22aとが各々連続するように構成されている。
【0033】
7つのスペーサ30乃至36は、その内周面に、上下アウターシリンダ22,25のスリット22a,25を介して上下インナーシリンダ21,24の各螺旋状の溝21a,24aと係合する突起30a乃至36aを有し、係合した状態で上下のシリンダユニット23,26の外周面に保持されている。図中鎖線で示すディスクは、その中心孔がこれらの各スペーサに嵌合した状態で載置され、隣接するスペーサ間に挟持される如く積層されてストッカ6に保管される。
尚、スペーサ30は、スペーサ31に載置されたディスクを挟持するために設けたもので、これらスペーサの数は、ディスクの数nより1つ多く用意される。
【0034】
次にストッカに保管されたディスクを再生移動位置に移動するための第2のディスク搬送手段に相当するディスク搬送手段の構成について、図1乃至図3、及びディスク搬送手段の構成を示す要部斜視図である図11を参照しながら説明する。
【0035】
ディスクを搬送する搬送部である移動プレート45は、図11に示すように、植立するガイドピン45b,45c,45dが各々天板1bに形成されたガイド溝長孔42,43,44にガイドされて天板1bに矢印X方向に移動自在に保持されている。図1乃至図3に示す第1保持アーム36、第2保持アーム37、及び第3保持アーム38は、各々移動プレート45から下方に植立する3本の支軸39,40,41がそれぞれ係合する軸孔6c,7c,8cを有し、回動自在に軸支されている。更に、これらの保持アームは、各々ディスクの外周部を摘持するための溝36a,37a,38aを有し、後述すように協働してディスクを拘持する。
【0036】
第2の変位部材としての制御プレート46は、形成されたガイド長孔46e,46fが、各々天板1bに植立するガイドピン51,52にガイドされて矢印Y方向、即ち移動プレート45の移動方向と直交する方向に移動自在に支持され、後述するように移動プレート45の移動を許容する長孔46dの両端部には一対の係合部46a,46bが形成され、更に、下方に植立する規制ピン46cを保持している。
【0037】
ギア36b,37b,及び38bは、それぞれ第1保持アーム36、第2保持アーム37、及び第3保持アーム38に配設され、ギア36bとギア37bは互いに噛合した状態で配置される。第1の変位部材である伝達ギア47は、その軸孔47bによって移動プレート45に植立する支軸45eに回動自在に軸支され、リングギア48と噛合して駆動力を伝達するギアと共に、支軸46eから離れた位置に植立する係合ピン47aを有する。この係合ピン47aは、天板1bに形成された案内溝50を貫通して制御プレート46の長孔46dと係合する。案内溝50は、移動プレート45の移動方向である矢印X方向に形成された直線部50aと、その両端に連続して形成されて直交する矢印−Y方向に伸びる規制部50b,50cとを有する。
【0038】
リングギア48は、形成された3つの円弧溝48a,48b,48cが、各々移動プレート45に形成されて下方に植立するガイドピン45f,45g,45hにガイドされて移動プレート45に回動自在に保持され、前記した伝達ギア47の他に、第1保持アーム36のギア36bと第3保持アーム38のギア38bとに各々歯合するギア(図示せず)が形成されている。
第1乃至第3の保持アーム及びリングギア48は、ディスク保持手段に相当し、更にリングギア48このディスク保持手段の駆動部に相当する。
【0039】
尚、第3保持アーム38は、支軸41方向に伸縮自在に形成され、第1搬送部5(図4)が動作位置Sにあるときは、図4(a)に示すようにディスクの移動を妨げないように縮んだ状態にあり、図4(c)に示すように第1搬送部5が退避位置Rに移動する場合には、その移動に先だって伸張した状態となるように図示しない移動手段によって制御されるが、その詳細な説明は省略する。
【0040】
レバー60は、その斜視図である図11(b)に示すように、回動軸ピン60cを中心にシャーシ1の側板1cに回動自在に支持され、両端に直線部を有する略Y字状のカム溝60aが形成され、更に移動プレート45の係合部45aに係合する係合ピン60bが植立している。モード切換部材61は、図12の斜視図に示すように、両端部に植立するガイドピン61c、61dが、シャーシ1の側板1cのガイド溝にガイドされて矢印X方向に摺動自在に支持され、上部折り曲げ部に形成されたカム溝61bに制御プレート46の規制ピン46cが係合する。
【0041】
また、このモード切換部材61には、図12に示すようにレバー60のカム溝60aと係合する係合ピン61aが植立し、移動時にレバー60の回動ピン60cとの当接を避けるための長孔61eが形成されている。回動レバー62は、その一端部に形成された回動軸62aがシャーシ1の底板1aに回動自在に軸支され、中間部に植立する係合ピン62bが、同じく底板1aに回動自在に軸支されたカムギア63に形成されたカム溝63aに係合し、更に他端部に立設されたピン62cがモード切換部材61に形成された係合孔61f(図12)と係合している。駆動モータ64は、複数の伝達ギアからなる回転伝達部65を介してカムギア63を回動駆動する。
尚、モード切換部材61の係合ピン61aは搬送作用部に相当し、カム溝61bが保持作用部に相当する。更に、レバー60が第1の動力伝達手段に相当する。
【0042】
以上の構成において、ディスクチェンジャ装置全体の動作について説明する。先ず、ディスクをストッカ6の最上段へ装填する動作を主に図1乃至図3を参照しながら説明する。今、再生ユニット7は、図1に示すように退避位置にあり、ストッカ6は、図4(a)に示すように、上シリンダユニット23と下シリンダユニットは離間して間隙L4が形成されている。スペーサ30は、上シリンダユニット23側に係合し、スペーサ31乃至36は、下シリンダユニット26側に係合し、更に第1搬送部5が動作位置Sに移動してディスク装填待ち状態にある。
【0043】
ディスク115が挿入されると、回転ローラ4の回転駆動によって、ディスクガイド3にガイドされたディスク115が装置内部へ搬送され、ストッパ19(図1)に当接して停止し、図4(b)の状態となる。次に、第3保持アーム38が下方に伸張した後に第1、第2及び第3の各保持アーム36,37,38が同時に回動し、ディスクの対応する外周部を各溝36a,37a,38a(図11)内に収めて拘持する。
【0044】
ここで、第1、第2及び第3の各保持アーム36,37,38の動作について図11を参照しながら説明する。
駆動モータ64を回転させ、回転伝達部65を介してカムギア63を矢印M方向に回動すると、順次径小となるカム溝63aと係合する係合ピン62bを有する回動レバー62が同じく矢印M方向に回動し、モード切換部材61を矢印X方向に駆動する。カム溝61bと係合する規制ピン46cを有する制御プレート46は、カム溝61bの変位に応じて矢印Y方向に移動する。このとき、天板1bの案内溝の規制部50bを貫通し、制御プレート46の係合部46aに位置する係合ピン47aを有する伝達ギア47は、制御プレート46の矢印Y方向への移動に伴って僅かに矢印M方向に回動する。この回動は、リングギア48を介して第1、第2及び第3の各保持アームに伝わり、第1と第3の保持アーム36,38を矢印M方向に、そして第2の保持アーム37を矢印N方向へそれぞれ回動してディスク115を拘持する。
【0045】
その後、第1搬送部5は、退避位置Rに移動し、図4(c)の状態となる。
更に、図示しない昇降手段によって下シリンダユニット26が上昇して上シリンダユニット23と結合し(図4(d))、その後駆動モータ64が逆転し、各保持アーム36,37,38がディスク115の外周から離間する方向に回動して図5(a)の状態となる。
【0046】
更に次段にディスクを装填する場合は、図示しないシリンダ駆動モータにより、上インナーシリンダ21(図10)と、これに係合する下インナーシリンダ24とを所定方向に回転駆動する。この回転に伴って、図10に示すように溝21a又は24aに係合しているスペーサ30乃至36がスリット22a又はスリット24aに沿って上下シリンダユニット23,26にまたがって順次上方に移動し、スペーサ32が図5(b)に示す選択位置に至った時点でセンサ(図示せず)がこれを検出してシリンダ駆動モータが停止する。
【0047】
次に、下シリンダユニット26が下降し、スペーサ30,31が上シリンダユニット23に保持され、スペーサ32乃至36が下シリンダユニット26に保持された状態で再度隙間L4が形成される。更に、図5(c)に示すように、第3保持アーム38が収縮してディスクの挿入を可能にすると共に、第1搬送部5が動作位置Sに移動してディスクの装填待ち状態となる。
以後、ディスクの装填動作は、上記した1枚目と同様に行なわれ、6枚のディスクが装填された状態を図5(d)に示す。尚、ディスク排出動作は、上記の装填動作の逆の行程で実行されるものであり、その説明を省略する。
【0048】
次に、ディスクの再生動作について、図6乃至図9を参照しながら説明する。今、ストッカ6には、6枚のディスク115乃至120が装填されているものとする。ここで、例えばディスク117を再生する場合には、図示しないシリンダ駆動モータによって上インナーシリンダ21と下インナーシリンダ24を回転し、この回転に伴ってスペーサ30乃至36が6枚のディスク115乃至120と共に昇降し、図6に示すようにディスク117が選択位置に至った段階で停止する。次に第1、第2及び第3保持アーム36,37,38が回動してディスクの外周を拘持した後、下シリンダユニット26が下降して、図7に示すように上シリンダユニット23との間に間隙L4を形成する。
【0049】
ここで、第2搬送部の動作について図11を参照しながら説明する。
第1、第2及び第3保持アーム36,37,38が回動してディスクの外周を拘持すべく、カムギア63を矢印M方向に回動し、モード切換部材61を矢印X方向に移動させる。このとき、モード切換部材61の係合ピン61aは、レバー60のY字状のカム溝60aの直線部を一端部から中央まで移動するが、レバー60自体の状態は変わらない。この状態から、更に駆動モータ64により、カムギア63を同矢印方向に回動すると、モード切換部材61は、矢印X方向に更に移動する。
【0050】
このモード切換部材61の移動に伴い、係合ピン61aがレバー60のカム溝60aの一方の直線部から屈曲部にかかり、レバー60を矢印P方向に回動する。この動きに応じて、移動プレート45は、矢印X方向に移動して図3及び図8に示す再生移動位置に至る。このとき、移動プレート45に軸支された伝達ギア47の係合ピン47aは、固定されている天板1aに形成された案内溝50の直線部50aにガイドされているので、この移動の間ディスク117を拘持する3つの保持アーム36,37,38の状態が変わることはない。
【0051】
次に、図3及び図8に示すように再生ユニット7が回動支軸16を中心に回動角θ2だけ矢印M方向に回動し、ディスク116と118間に形成された間隙L3内に入り込む。このとき、図8に示すように、クランパ17とクランパアーム18は、拘持されたディスク117とストッカ内でその上側に保持されたディスク116間に入り、ターンテーブル8、ピックアップ9、及びスピンドルモータ10等の再生ユニット7は、ディスク117とその下方に位置するディスク118間に入って、ディスク117をターンテーブル上に載置できる再生位置に至る。
【0052】
尚、図3に示すように、ストッカの上下シリンダの軸線28と、移動プレート45が移動した再生移動位置であり、且つ再生ユニットのターンテーブル8が再生位置に移動したときの再生回転軸線29の距離Dは、少なくともディスク中心孔の直径以上離れた位置に設定されおり、上下のシリンダユニット23,26と、再生位置に移動したときの再生ユニットのスピンドルモータ等の構成部材が当接しないように構成されている。
【0053】
この状態で、図示しない駆動手段により再生ユニット7が矢印Z方向に移動し、図9に示すようにターンテーブル8上にディスク117を載置すると共にクランパアーム18が−Z方向に移動し、クランパ17が、ディスク117をターンテーブル8に押圧して固定する。
【0054】
次に駆動モータ64により、カムギア63を更に矢印M方向に回動すると、モード切換部材61が更に矢印X方向に移動する。このとき、モード切換部材61の係合ピン61aは、レバー60のY字状のカム溝60aの中央の屈曲部から直線部を他端部まで移動するが、レバー60自体の状態は変わらなため、この間移動プレート45は、再生移動位置に維持される。
【0055】
一方、カム溝61bと係合する規制ピン46cを有する制御プレート46は、カム溝61bの変位に応じて、矢印−Y方向に移動するため、天板1bの案内溝50の直線部50aを移動して規制部50cに位置する伝達ギア47の係合ピン47aも同様に矢印−Y方向に僅かに移動する。このとき、伝達ギア47は、矢印N方向に回動する。この回動は、リングギア48を介して第1、第2及び第3の各保持アームに伝わり、第1と第3の保持アーム36,38を矢印N方向に、そして第2の保持アーム37を矢印M方向へそれぞれ回動し、各保持アームをディスク117から離間する。
【0056】
その後、スピンドルモータ161が回転し、ターンテーブ162に載置されたディスク117を回転駆動してピックアップ9によって信号を読み取り、信号再生が開始される。
【0057】
次に、再生するディスクを交換する交換動作について、ディスク117から118へ交換する場合を例に説明する。
駆動モータ64を逆回転してカムギア63を矢印N方向に回動すると、第2の搬送手段が、先ほどと全く逆に動作する。即ち、モード切換部材61の矢印−X方向への移動に伴って、先ず3つのディスク保持アーム36,37,38がディスク117の外周を再び拘持する。
ここで、クランパ17とターンテーブル8が互いに離間する方向に移動してディスクから離間する。
【0058】
次に、カムギア63を更に矢印N方向に回動してモード切換部材61を同方向に移動すると、レバー60が矢印Q方向に回動するのに伴って、移動プレート45がディスク117を拘持したままストック位置まで移動する。この移動に同期して再生ユニット7が回動して再び退避位置に戻る。
次に下シリンダユニット26が上昇して上シリンダユニット23と結合した段階で、更にモード切換部材61を同方向に移動して制御プレート46を矢印−Y方向に移動し、3つのディスク保持アーム36,37,38をディスク117から離間させる。
【0059】
次に、図示しないシリンダ駆動モータにより、図10に示す上インナーシリンダ21と下インナーシリンダ24とを回転駆動してスペーサ30乃至36を上昇させ、スペーサ34を選択位置に移動して停止する。
以後の動作、即ちスペーサ34上にあるディスク118を拘持し、下シリンダーユニット26を下げて再生位置まで移動する動作は、前記したディスク117の場合と全く同じであるため、その説明を省略する。
【0060】
以上の本発明の実施の形態1の構成によれば、モード切換部材61の単一の移動動作で、移動プレート45の移動と、3つのディスク保持アーム36,37,38のディスク保持動作が実施される構成としたので、構成が簡単で、相互のタイミングがずれることがない。
【0061】
移動プレート45が移動した再生位置は、移動前のストック位置から少なくともディスク中心孔の直径以上離れた位置に設定され、上下のシリンダユニット23,26と、少なくとも再生ユニットのZ方向の最も厚みのある部分とが矢印Z方向に重畳しないように構成されているため、間隙L4(図10)を小さくして装置の薄型化が可能となる。
【0062】
また、図3に示すように、設定される再生位置におけるディスクの端部が、再生ユニット7の退避位置より装置の側方に突出しないようにできるため、ディスクを再生位置に移動する本発明によって装置の横幅寸法が増すことない。また、ディスクの再生移動位置への搬送によって、再生ユニット7の回動量が、単に再生ユニット7のみが回動する構成に比べて小さくでき、再生動作に要する時間を短縮することができる。
【0063】
また、再生ユニットがストック位置まで回動する従来の回動角θ1(図14)に比べ、実施の形態1による回動角θ2(図3)は、小さく抑えることができるので、回動後の再生ユニット7が、サブベース15と重畳する領域(図3のハッチング領域)を広く確保できるので、この間に適当な摺動部分を設けることにより、回動後も再生ユニットを安定した姿勢を保つことができる。
【0064】
実施の形態2.
図12は、本発明の実施の形態2によるディスク搬送手段の構成を示す斜視図である。この実施の形態2は、実施の形態1の構成における、天板1bに直線移動可能に保持された制御プレート46、及び移動プレート45に回動自在に保持された伝達ギア47をそれぞれ別の部材で構成したもので、実施の形態1と異なる部分のみを重点的に説明する。
【0065】
第1回動レバー71は、天板1cに植立する支軸73に回動自在に軸支され、下方に植立してモード切換部材61のカム溝61bに係合する係合ピン71cを有する。更にこの第1回動レバー71には、第2回動レバー72と連結する連結部71dと係合凹部71aが形成されている。
第2回動レバー72は、天板1cに植立する支軸74に回動自在に軸支され、第1回動レバー71と連結する連結部72dと係合凹部72aが形成されている。
【0066】
ラック75は、移動プレート45に植立する一対のガイドピン45i,45jと係合する長孔75b,75cを有し、この移動プレート45にスライド移動可能に保持されている。また、このラック75には、天板1bに形成された案内溝50を貫通して第1回動レバー71の係合凹部71a、又は第2回動レバー72の係合凹部72bと係合するピン75aが植立し、更にリングギア48と歯合するギアが形成されている。
なお、第1と第2の回動レバーは第2の変位部材に相当し、ラック75は第1の変位部材に相当する。
【0067】
以上の構成において、モード切換部材61が矢印X方向に移動すると、カム溝61bの変位に応じて第1回動レバーは、矢印N方向に回動し、係合凹部71aに係合するピン75aが案内溝50の規制部50bに沿って矢印Y方向に移動するため、ラック75も矢印Y方向に移動する。この移動は、リングギア48を介して図11に示す第1、第2及び第3の各保持アームに伝わり、第1と第3の保持アーム36,38を矢印M方向に、そして第2の保持アーム37を矢印N方向へそれぞれ回動してディスクを拘持する。
【0068】
一方、移動プレート45が矢印X方向に移動して再生位置に至った後は、ピン75aが第2回動レバー72の係合凹部72aと係合する。そしてカム溝61bの変位に応じて第1回動レバー71が矢印M方向に回動するのに連動して矢印N方向に回動する第2回動レバー72が、このピン75aを案内溝50の規制部50cに沿って矢印−Y方向に移動する。この移動は、リングギア48を介して図11に示す第1、第2及び第3の各保持アームに伝わり、第1と第3の保持アーム36,38を矢印N方向に、そして第2の保持アーム37を矢印M方向へそれぞれ回動し、各保持アームが、ディスクから離間する。
以上に説明した動作以外の動作は、実施の形態1の場合と同じなので、その説明を省略する。
【0069】
以上の本発明の実施の形態2の構成によれは、第1の変位部材を移動プレートの移動方向と垂直方向に直線移動するラック75で、また第2の変位部材を天板上で回動する第1と第2の回動レバーでそれぞれ構成したので、機構設計上の自由度が増す。
【0070】
尚、前記実施の形態では、クランパアーム保持されたクランパによって、ディスクを固定する場合を示したが、これに限定されるものでなく、ターンテーブルに、直接ディスクを圧入して保持する機構を設けても良いなど、種々の態様を取り得るものである。
【0071】
尚、前記した特許請求の範囲、及び実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」といった言葉を使用したが、これらは便宜上であって、装置を配置する状態における絶対的な位置関係を限定するものではない。
【0072】
【発明の効果】
参考例によるディスクチェンジャ装置によれば、ストッカの同軸線と、ディスクの再生回転軸線を所定距離ずらして設定し、この間でディスク移送する第2のディスク搬送手段を設けたので、装置の厚み方向のスペース効率の優れたディスクチェンジャ装置を提供できる。また、第1搬送手段の搬送経路以外の位置に任意に再生位置を配置することができるので、設計自由度が高まる。
【0073】
また、参考例のディスクチェンジャ装置によれば、装置内のストック位置の側方に再生位置を設定しているため、第2のディスク搬送手段を設けることによって、装置の奥行きが長くなるのを避けることができる。
【0074】
また、参考例のディスクチェンジャ装置によれば、再生ユニットの退避位置を、装置内のストック位置の側方に設けることが可能となるため、装置の奥行きを短く抑えることができると共に、再生ユニットの回動角も小さく抑えられるため、回動後の姿勢を安定させやすい。
【0075】
本発明によるディスクチェンジャ装置によれば、ディスクを搬送する搬送部とディスク保持手段との各動作を、モード切換部材の変位によって始動することが可能となるため、構成を単純にすることができると共に、各動作のタイミングずれによる動作不良が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の平面図である。
【図2】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の平面図であり、ディスクが保持アームによって拘持された状態を示す。
【図3】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の平面図であり、ディスクが再生位置に移動した状態を示す。
【図4】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部側面図であり、同図(a)、(b)、(c)、(d)は、1枚のディスクがストッカに収まるまでの動作を示す。
【図5】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部側面図であり、同図(a)、(b)、(c)、(d)は、複数のディスクがストッカに収まるまでの動作を示す。
【図6】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部前面図であり、ディスクが保持アームによって拘持された状態を示す。
【図7】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部前面図であり、ディスクが保持アームによって拘持され、下シリンダユニットが下方に下降した状態を示す。
【図8】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部前面図であり、ディスクが保持アームによって拘持されて再生位置に移動し、再生ユニットも回動して再生位置に移動した状態を示す。
【図9】 本発明による実施の形態1のディスクチェンジャ装置の要部前面図であり、ディスクが、再生ユニットによって回転される状態を示す。
【図10】 ストッカの構成を示す構成図である。
【図11】 第2の搬送手段の構成を示す要部の分解斜視図である。
【図12】 本発明による実施の形態2の第2の搬送手段の構成を示す斜視図である。
【図13】 従来のチェンジャ装置の構成を示す側面図である。
【図14】 従来のチェンジャ装置の構成を示す平面図である。
【図15】 別の従来例を示すディスクチェンジャ装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 シャーシ、 1a 底板、 1b 天板、 1c 側板、 2 フロントパネル、 2a ディスク挿脱口、 3 ディスクガイド、 4 回転ローラ、5 第1搬送部、 6 ストッカ、 7 再生ユニット、 7a ガイド 、7b ガイド、 8 ターンテーブル、 9 ピックアップ、 10 スピンドルモータ、 11,12,13,14 ダンパ、 15 サブベース、 16 回動支軸、 17 クランパ、 18 クランパアーム、 19 ストッパ、 21 上インナーシリンダ、 21a 溝、 21b 係合凸部、 22 上アウターシリンダ、 22a スリット、 23 上シリンダユニット、 24 下インナーシリンダ、 24a 溝、 24b 係合凹部、 25 下アウターシリンダ、 25a スリット、 26 下シリンダユニット、 27 回転支軸、 28 軸線、 30,31,32,33,34,35 スペーサ、 36第1保持アーム、 36a 溝、 36b ギア、 37 第2保持アーム、37a 溝、 37b ギア、 38 第3保持アーム、 38a 溝、 38b ギア、 39 支軸、 40 支軸、41 支軸、45 移動プレート、45a 係合部、45b ガイドピン、 45c ガイドピン、 46 制御プレート、 46a 係合部、 46b 係合部、 46c 規制ピン、 46d 長孔、 47 伝達ギア、 47a 係合ピン、 48 リングギア、 50 案内溝、 50a 直線部、 50b 規制部、 50c 規制部、 60レバー、 60a カム溝、 60b 係合ピン、 60c 回動軸ピン、 61 モード切換部材、 61a 係合ピン、61b カム溝、61c ガイドピン、61d ガイドピン、 61e 長孔、 61f 係合孔、 62 回動レバー、 62a 回動軸、 62b 係合ピン、 62c ピン、 63 カムギア、 63a カム溝、 64 駆動モータ、65 回転伝達部、 71 第1回動レバー、 71a 係合凹部、 71c 係合ピン、 71d 連結部、 72 第2回動レバー、 72a 係合凹部、 71d 連結部、 73 支軸、 74 支軸、 75 ラック、 75a ピン。

Claims (2)

  1. 複数のディスクをストック可能なストッカと、前記ディスクをターンテーブルに載置して一体的に回転させて信号を再生する再生ユニットとを有し、ストックしたディスクを選択的に再生するディスクチェンジャ装置であって、
    シャーシに対して所定方向に移動自在に保持され、前記ディスクを搬送する搬送部と、
    前記搬送部に変位自在に保持され、自身の変位を、ディスク保持手段を構成する駆動部に伝える伝達部を有する第1の変位部材と、
    前記シャーシに対して前記搬送部と直交する方向へ移動自在に保持された第2の変位部材と
    を備え、
    前記シャーシには、前記搬送部の移動方向に形成された直線部と該直線部の両端に連続して直交方向へ形成された規制部とからなる案内溝が形成され、
    前記第2の変位部材には、前記搬送部の移動を許容する長孔と該長孔の両端部に一対の係合部とが形成され、
    前記第1の変位部材に立設された係合ピンが、前記案内溝と、前記第2の変位部材に形成された前記長孔又は前記係合部とに共に係合する
    ことを特徴とするディスクチェンジャ装置。
  2. 前記シャーシ上に配置されて駆動源によって駆動されるモード切換部材によって、前記搬送部を移動する第1の動力伝達手段と、前記第2の変位部材とを変位させることを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャ装置。
JP2000081307A 2000-03-23 2000-03-23 ディスクチェンジャ装置 Expired - Fee Related JP3859421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000081307A JP3859421B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ディスクチェンジャ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000081307A JP3859421B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ディスクチェンジャ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001266449A JP2001266449A (ja) 2001-09-28
JP3859421B2 true JP3859421B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=18598264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000081307A Expired - Fee Related JP3859421B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ディスクチェンジャ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3859421B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7685611B2 (en) 2003-03-31 2010-03-23 Clarion Co., Ltd. Disk device, disk-transporting device, and disk-loading device
JP2005310206A (ja) 2004-04-16 2005-11-04 Mitsubishi Electric Corp ディスク装置
JP4721852B2 (ja) 2005-09-30 2011-07-13 アルパイン株式会社 ディスク収納型ディスク装置
JP4684831B2 (ja) * 2005-09-30 2011-05-18 アルパイン株式会社 ディスク収納型ディスク装置
JP2007172705A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Mitsubishi Electric Corp ディスク装置
JP4672070B2 (ja) * 2009-04-30 2011-04-20 アルパイン株式会社 ディスク収納型ディスク装置
CN110817310B (zh) * 2019-11-08 2020-12-11 深圳市凯中精密技术股份有限公司 一种定位输送装置及自动化输送流水线

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001266449A (ja) 2001-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6661766B2 (en) Disk apparatus and disk magazine with upper and lower sections
JPH1116240A (ja) 情報ディスク用チェンジャー装置
JP3859421B2 (ja) ディスクチェンジャ装置
EP0962925B1 (en) Disc reproducing device
JP2000163851A (ja) ディスク再生装置
JP3269036B2 (ja) 反転機構を備えたディスク自動交換装置
EP0845777B1 (en) Disk loading device
US5687145A (en) Disc loading apparatus for disc recording and/or reproducing apparatus having arrangement which lowers disc onto disc setting surface as it is extracted from array
EP1113431B1 (en) Recording medium playback device
JPH11306636A (ja) ディスク再生装置
JP3679055B2 (ja) ディスク装置
JP3679054B2 (ja) ディスク装置
JP3647809B2 (ja) ディスク装置
JP3679056B2 (ja) ディスク装置
EP1341171B1 (en) Disk insertion position setting device
US6625104B2 (en) Drive force-transmitting mechanism
JP3418546B2 (ja) ディスク演奏装置
JP3418545B2 (ja) ディスク演奏装置
JP3497076B2 (ja) ディスクチェンジャー
JP3559183B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
US6697318B2 (en) Disk apparatus and disk magazine
JP4420717B2 (ja) ドライブユニット振り込み装置及びディスク装置
JP2000163844A (ja) ディスク再生装置
JP3883721B2 (ja) ディスク移送装置
JP3449916B2 (ja) ディスク演奏装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees