JP3858182B2 - コイルばねの製造方法およびその装置 - Google Patents

コイルばねの製造方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3858182B2
JP3858182B2 JP19186297A JP19186297A JP3858182B2 JP 3858182 B2 JP3858182 B2 JP 3858182B2 JP 19186297 A JP19186297 A JP 19186297A JP 19186297 A JP19186297 A JP 19186297A JP 3858182 B2 JP3858182 B2 JP 3858182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight cylindrical
pitch
coils
coil
cylindrical coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19186297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1119743A (ja
Inventor
野 真 之 綾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP19186297A priority Critical patent/JP3858182B2/ja
Publication of JPH1119743A publication Critical patent/JPH1119743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858182B2 publication Critical patent/JP3858182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば車輌用サスペンションや一般産業用に用いられる湾曲したコイルばねの製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコイルばねは、内径をガイドする芯金に加熱された線材を所定のピッチで巻き付けて形成する。ピッチをつける方法としては、リードスクリュウと呼ばれるピッチに合致した溝付ロールを用いる方法、芯金の回転に呼応してピッチ分移動するガイドローラを用いる方法の2つの方法がある。いずれの方法でも湾曲したコイルばねを製造するには湾曲した芯金を回転させる必要がある。
【0003】
例えば、USP5442945号公報には、このようなコイルばねの湾曲形成方法が示されている。この方法では、湾曲した芯金を回転させ、これに所定のピッチで線材を巻き付けてコイルばねを成形することが出来る。
【0004】
また、特許2528254号公報に記載されている従来のコイルばねの製造方法では、加熱された線材を直筒状コイルに成形し、治具で湾曲に形成した後、焼入槽に加熱した前記コイルばねを挿入することにより焼入れし、再現性の良好なコイルばねを安価に得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコイルばねの製造方法およびその装置は以上のように構成されているので、湾曲した芯金に線材を所定のピッチで巻き付ける作業や芯金からコイルばねを取り外す作業に困難が伴う課題があった。
また、湾曲した芯金に線材を所定のピッチで巻き付けて湾曲したコイルを形成し、さらに焼入を行い湾曲したコイルばねにするコイルばねの製造方法では、熱処理用の治具がコイルばねの種類に応じて多数必要となるため、量産に不向きである課題があった。
また、コイルばねを湾曲に成形した後に端面加工を行う場合には、湾曲しているコイルばねを保持するのが容易でなく、作業上の安全性を確保するのが困難であり作業効率もよくないなどの課題があった。
【0006】
本発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、端面加工を行なった後に湾曲に成形することが出来、また、コイルばねの品種毎にそれぞれ必要な複数の治具を必要としないコイルばねの製造方法およびその装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコイルばねの製造方法は、端面が研磨されて平面状に加工されている直筒状コイルに対して最初に押し広げるコイル間の位置決めを行う工程と、前記直筒状コイルをクランプするクランプ工程と、該クランプ工程によりクランプした直筒状コイルのコイル間の一部をピッチ調整工具によって直筒状コイルの両端方向に押し広げ塑性変形させるピッチ寸法調整工程とを備え、前記ピッチ寸法調整工程におけるピッチ調整工具を前記直筒状コイルの各コイル間に対し同じ側から作用させてコイル間を押し広げ塑性変形させることを連続して行い、前記直筒状コイルを湾曲したコイルばねに成形することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るコイルばねの製造方法は、前記ピッチ寸法調整工程では、前記クランプ工程によりクランプした前記直筒状コイルを構成するコイル間の一部を、前記直筒状コイルの軸線と直交する方向から移動してくる先端くさび状のピッチ調整工具により前記両端方向へ押し広げ、前記コイル間のピッチの一部を塑性変形させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るコイルばねの製造方法は、前記ピッチ調整工具は、2面R形状先端くさび状であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るコイルばねの製造方法は、前記ピッチ寸法調整工程により前記コイル間の一部が前記両端方向へ押し広げられている状態で前記直筒状コイルをクランプする位置を一方の端部側へ移動させるクランプ位置変更工程と、該クランプ位置変更工程終了後、前記コイル間の一部が押し広げられている状態を解除するコイルばね移動阻止解除工程と、該コイルばね移動阻止解除工程の終了後、次のピッチ寸法調整工程が押し広げる前記直筒状コイルを構成するコイル間についての位置合わせを行う位置合わせ工程とを前記ピッチ寸法調整工程の後に繰り返すことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の係るコイルばねの製造方法は、クランプ工程が前記直筒状コイルの一部をクランプする際の締め付ける力を調整するクランプ力調整工程を備えていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るコイルばねの製造装置は、直筒状コイルを載置するワーク受け台と、該ワーク受け台上の前記直筒状コイルの両端部を支持するとともに、当該直筒状コイルを回転させて最初に塑性変形させるコイル間のオフセット位置決めを行なった後に前記両端部から離脱するワーク回転機構と、該ワーク回転機構により前記コイル間のオフセット位置決めが行われた状態で前記直筒状コイルの一部を前記ワーク受け台上でクランプするクランプ機構と、該クランプ機構によりクランプされている前記直筒状コイルの前記位置決めされたコイル間へ押し込まれ、前記コイル間の一部を当該直筒状コイルの両端方向へ押し広げ塑性変形させることで前記直筒状コイルを湾曲したコイルばねに変形させる先端くさび状のピッチ調整工具と、前記コイル間に相当するピッチで直筒状コイルをピッチ調整工具の方向へ移動させ、次に塑性変形させるコイル間の位置とピッチ調整工具の先端位置とを合致させる送り機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るコイルばねの製造装置は、前記ピッチ調整工具が前記コイル間へ押し込まれている状態で、前記クランプ機構および前記ワーク受け台のみを、前記直筒状コイルに対し前記ピッチ調整工具から離れる方向へ移動させる移動機構と、前記ピッチ調整工具を前記直筒状コイルの軸線に直交する方向から前記コイル間へ移動させて当該コイル間のピッチを押し広げ、さらに前記移動機構による前記クランプ機構および前記ワーク受け台の移動完了後、前記コイル間のピッチを押し広げている前記ピッチ調整工具を前記コイル間から外すピッチ調整工具移動機構とをさらに備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るコイルばねの製造装置は、前記ピッチ調整工具が、2面R形状先端くさび状であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るコイルばねの製造装置は、クランプ機構がワーク受け台上で直筒状コイルの一部をクランプする際の締め付ける力を調整するクランプ力調整手段を備えていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係るコイルばねの製造装置は、ピッチ調整工具によりコイル間の一部が塑性変形された直筒状コイルの湾曲部を逃すための曲面部をワーク受け台が有していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態例を図について説明する。
図1は、本実施の形態のコイルばねの製造装置の構成を示す説明図である。図において、1はワーク受け台、2はワーク受け台1上でクランプされている焼入前の直筒状コイルである。この直筒状コイル2の端面は研磨され平面状に加工されている。3はコイルばね2をワーク受け台1上でクランプするためのワーク押え部材であり、例えばエアーシリンダ1aのロッドに固定されて矢印X、X’方向へ移動できるように構成されている。4は直筒状コイル2の一端を支持するワーク位置決め治具、5はワーク位置決め治具4の先端に構成されて直筒状コイル2の一端へ挿入される芯金、6は直筒状コイル2の他端を支持するワーク位置決め治具、7はワーク位置決め治具6の先端に構成されて直筒状コイル2の他端へ挿入される芯金である。
【0018】
8はワーク受け台1を矢印B、B’方向へ移動させるための移動機構であり、例えばワーク受け台1に固定されたモータ、該モータの回転シャフトに取り付けられたピニオンギヤ、該ピニオンギヤと係合する装置本体側に固定されたラックなどから構成されている機構やカムを用いた機構を採用できる。11は直筒状コイル2のコイル間のピッチを押し広げるためのピッチ調整工具、11aはピッチ調整工具11の先端部でくさび状に形成されている。好ましくは、2面がR形状のくさび状がよい。この先端部11aは、前記コイル間へ押し込まれ、当該コイル間の一部を直筒状コイル2の両端方向へ押し広げ塑性変形させることで直線状のコイルばねを湾曲したコイルばねに変形させる。図5は、このピッチ調整工具11を示す構成図である。図1に戻り、12はワーク受け台1上の直筒状コイル2の軸線に直交する矢印A’または矢印Aの方向へピッチ調整工具11を移動させるためのカムである。このカム12は図示していないモータにより回転する。これらカム12および前記モータは、ピッチ調整工具11を矢印A、A’の方向へ移動させるピッチ調整工具移動機構を構成している。
【0019】
31はワーク位置決め治具4の矢印C、C’方向への移動および芯金5の回転を制御し、またワーク位置決め治具6の矢印D、D’方向への移動および芯金7の回転を制御するワーク位置決め制御装置、32はエアーシリンダのロッドに固定されているワーク押え部材3の矢印X、X’方向への移動を制御するワーク押え制御装置である。このワーク押え制御装置32は、直筒状コイル2の一部をクランプする際の締め付ける力を調整する機能を有している。33はピッチ調整工具11による直筒状コイル2のコイル間のピッチ押し広げの量を制御するピッチ拡大部制御装置、34は移動機構8の前記モータによるワーク受け台1の移動量を制御する送り部制御装置、35はワーク受け台1の移動に対しカム12の回転を同期させるためのカム同期回転装置である。
【0020】
図2は、直筒状コイル2をクランプしているワーク押え部材3およびワーク受け台1の構成を示す部分構造図であり、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0021】
図3は、図1および図2に示したコイルばねの製造装置により実現される湾曲したコイルばねの製造方法の各工程を示す模式図であり、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付してある。
以下、湾曲したコイルばねの製造方法について説明する。
図3の(a)は、オフセット位置決め工程完了後のクランプ工程を示している。この工程では、ワーク位置決め治具4、6が直筒状コイル2の両端面を支持して当該直筒状コイル2の軸線を中心にして回転させ、ピッチ調整工具11が最初に押し広げるコイル間の位置決めを行うオフセット位置決め工程の完了後に、ワーク押え部材3を矢印X’方向へ移動させ、ワーク受け台1状で直筒状コイル2をクランプする。
同図(b)はピッチ寸法調整工程であり、前記クランプ工程によりクランプした直筒状コイル2のコイル間の一部を直筒状コイル2の両端方向へピッチ調整工具11の先端部11aにより押し広げ塑性変形させ、直線状のコイルばねを湾曲したコイルばねに成形する。
なお、このピッチ寸法調整工程では、ピッチ調整工具11の先端部11aが前記コイル間へ押し込まれる量を変えることで湾曲の度合いを自由に調整できる。
同図(c)はクランプ位置変更工程であり、前記ピッチ寸法調整工程により前記コイル間の一部が直筒状コイル2の両端方向へ押し広げられている状態で、ワーク押え部材3およびワーク受け台1を矢印B’の方向へ移動させ、直筒状コイル2のクランプする位置を当該直筒状コイル2の端部2a側へ移動させる。
同図(d)はコイルばね移動阻止解除工程であり、前記クランプ位置変更工程終了後、ピッチ調整工具11により前記コイル間の一部が押し広げられている状態を当該ピッチ調整工具11を矢印A方向へ移動させることで解除する。
このコイルばね移動阻止解除工程により、直筒状コイル2はピッチ調整工具11によりコイル間の一部が塑性変形されて湾曲部を有したコイルばねに成形される。このため、コイルばねの前記湾曲部を逃すための曲面部41が図4に示すようにワーク受け台1に形成されている。
同図(e)は位置合わせ工程であり、前記コイルばね移動阻止解除工程の終了後、次のピッチ寸法調整工程が押し広げる直筒状コイル2の次のコイル間についての位置合わせを行う。このため、ワーク押え部材3とワーク受け台1、さらにワーク押え部材3によりワーク受け台1上にクランプされている直筒状コイル2を移動機構8により矢印Bの方向へ移動させ、次に塑性変形させるコイル間の位置とピッチ調整工具11の先端部11aの位置とを合致させる。そして、再度図3の(a)以降の各工程を各コイル間、つまり各ピッチ間に対し繰り返すことで湾曲したコイルばねを成形する。
【0022】
以上のようにこの実施の形態によれば、端面加工を行なった後に湾曲に成形することが出来、また、直筒状コイル2の湾曲度や内径、外径、長さ、線形など、品種毎にそれぞれ必要であった複数の治具が不要となり、特に他品種少量生産を行う際の製造効率の向上や製造コストの削減が期待でき、また製造現場の安全性も確保できるコイルばねの製造方法およびその装置が提供できる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、クランプした直筒状コイルを構成するコイル間の一部を前記直筒状コイルの両端方向へ押し広げコイル間のピッチの一部を塑性変形させることで湾曲したコイルばねを成形するので、コイルばねの品種毎に必要であった治具が不要となって製造が容易となり、特に他品種少量生産を行う際にも生産効率を向上させることができ、さらに製造現場における安全性も確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例によるコイルばねの製造装置の構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の一形態例による直筒状コイルをクランプしているワーク押え部材およびワーク受け台の構成を示す部分構造図、(a)は側面、(b)は正面を示す。
【図3】この発明の実施の一形態例によるコイルばねの製造装置により実現される湾曲したコイルばねの製造方法の各工程を(a)乃至(e)で示す模式図である。
【図4】この発明の実施の一形態例によるコイルばねの製造装置のワーク受け台を示す構成図で、(a)は正面、(b)は側面を示す。
【図5】この発明の実施の一形態例によるコイルばねの製造装置のピッチ調整工具を示す構成図で、(a)は側面、(b)は正面を示す。
【符号の説明】
1 ワーク受け台
1a エアーシリンダ(クランプ機構)
2 直筒状コイル
3 ワーク押え部材(クランプ機構)
4,6 ワーク位置決め治具(ワーク回転機構)
5,7 芯金(ワーク回転機構)
8 移動機構(送り機構)
11 ピッチ調整工具
11a ピッチ調整工具の先端部
12 カム(ピッチ調整工具移動機構)
31 ワーク位置決め制御装置(ワーク回転機構)
32 ワーク押え制御装置(クランプ機構)
33 ピッチ拡大部制御装置ピッチ調整工具移動機構)
34 送り部制御装置(送り機構)

Claims (10)

  1. 端面が研磨されて平面状に加工されている直筒状コイルに対して最初に押し広げるコイル間の位置決めを行う工程と、
    前記直筒状コイルをクランプするクランプ工程と、
    該クランプ工程によりクランプした直筒状コイルのコイル間の一部をピッチ調整工具によって直筒状コイルの両端方向に押し広げ塑性変形させるピッチ寸法調整工程とを備え、
    前記ピッチ寸法調整工程におけるピッチ調整工具を前記直筒状コイルの各コイル間に対し同じ側から作用させてコイル間を押し広げ塑性変形させることを連続して行い、前記直筒状コイルを湾曲したコイルばねに成形することを特徴とするコイルばねの製造方法。
  2. 前記ピッチ寸法調整工程では、前記クランプ工程によりクランプした前記直筒状コイルを構成するコイル間の一部を、前記直筒状コイルの軸線と直交する方向から移動してくる先端くさび状のピッチ調整工具により前記両端方向へ押し広げ、前記コイル間のピッチの一部を塑性変形させることを特徴とする請求項1記載のコイルばねの製造方法。
  3. 前記ピッチ調整工具は、2面R形状先端くさび状であることを特徴とする請求項1または2記載のコイルばねの製造方法。
  4. 前記ピッチ寸法調整工程により前記コイル間の一部が前記両端方向へ押し広げられている状態で前記直筒状コイルをクランプする位置を一方の端部側へ移動させるクランプ位置変更工程と、該クランプ位置変更工程終了後、前記コイル間の一部が押し広げられている状態を解除するコイルばね移動阻止解除工程と、該コイルばね移動阻止解除工程の終了後、次のピッチ寸法調整工程が押し広げる前記直筒状コイルを構成するコイル間についての位置合わせを行う位置合わせ工程とを前記ピッチ寸法調整工程の後に繰り返すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のコイルばねの製造方法。
  5. クランプ工程が前記直筒状コイルの一部をクランプする際の締め付ける力を調整するクランプ力調整工程を備えていることを特徴とする請求項1記載のコイルばねの製造方法。
  6. 直筒状コイルを載置するワーク受け台と、
    該ワーク受け台上の前記直筒状コイルの両端部を支持するとともに、当該直筒状コイルを回転させて最初に塑性変形させるコイル間のオフセット位置決めを行なった後に前記両端部から離脱するワーク回転機構と、
    該ワーク回転機構により前記コイル間のオフセット位置決めが行われた状態で前記直筒状コイルの一部を前記ワーク受け台上でクランプするクランプ機構と、
    該クランプ機構によりクランプされている前記直筒状コイルの前記位置決めされたコイル間へ押し込まれ、前記コイル間の一部を当該直筒状コイルの両端方向へ押し広げ塑性変形させることで前記直筒状コイルを湾曲したコイルばねに変形させる先端くさび状のピッチ調整工具と、
    前記コイル間に相当するピッチで直筒状コイルをピッチ調整工具の方向へ移動させ、次に塑性変形させるコイル間の位置とピッチ調整工具の先端位置とを合致させる送り機構とを備えたことを特徴とするコイルばねの製造装置。
  7. 前記ピッチ調整工具が前記コイル間へ押し込まれている状態で、前記クランプ機構および前記ワーク受け台のみを、前記直筒状コイルに対し前記ピッチ調整工具から離れる方向へ移動させる移動機構と、
    前記ピッチ調整工具を前記直筒状コイルの軸線に直交する方向から前記コイル間へ移動させて当該コイル間のピッチを押し広げ、さらに前記移動機構による前記クランプ機構および前記ワーク受け台の移動完了後、前記コイル間のピッチを押し広げている前記ピッチ 調整工具を前記コイル間から外すピッチ調整工具移動機構とをさらに備えたことを特徴とする請求項6記載のコイルばねの製造装置。
  8. 前記ピッチ調整工具は、2面R形状先端くさび状であることを特徴とする請求項6または7記載のコイルばねの製造装置。
  9. 前記クランプ機構が前記ワーク受け台上で直筒状コイルの一部をクランプする際の締め付ける力を調整するクランプ力調整手段を備えていることを特徴とする請求項6または7記載のコイルばねの製造装置。
  10. 前記ピッチ調整工具によりコイル間の一部が塑性変形された直筒状コイルの湾曲部を逃すための曲面部を前記ワーク受け台が有していることを特徴とする請求
    請求項6、7または9のいずれか1項記載のコイルばねの製造装置。
JP19186297A 1997-07-02 1997-07-02 コイルばねの製造方法およびその装置 Expired - Lifetime JP3858182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19186297A JP3858182B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 コイルばねの製造方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19186297A JP3858182B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 コイルばねの製造方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1119743A JPH1119743A (ja) 1999-01-26
JP3858182B2 true JP3858182B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=16281740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19186297A Expired - Lifetime JP3858182B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 コイルばねの製造方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858182B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4354965B2 (ja) 2006-04-07 2009-10-28 株式会社板屋製作所 スプリング製造装置
JP5312829B2 (ja) * 2008-03-24 2013-10-09 株式会社東郷製作所 コイルばねの製造方法及びその製造装置
CN103121069B (zh) * 2011-11-18 2015-08-05 邵承玉 弧形弹簧成形机
JP6538486B2 (ja) * 2015-08-28 2019-07-03 中央発條株式会社 コイルばねの製造方法及びコイルばねの製造装置
JP6113891B1 (ja) * 2016-05-25 2017-04-12 株式会社システムテクニカ アーク状コイルスプリングの製造方法及び製造装置
JP6291668B1 (ja) * 2017-07-31 2018-03-14 株式会社テック アーク状コイルスプリングの製造方法及び製造装置
JP6300996B1 (ja) * 2017-07-31 2018-03-28 株式会社テック アーク状コイルスプリングの製造方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1119743A (ja) 1999-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2123372B1 (en) Method for bending pipes, rods, profiled sections and similar blanks, and corresponding device
JP3685526B2 (ja) パイプの曲げ加工装置
JP3858182B2 (ja) コイルばねの製造方法およびその装置
GB2076714A (en) Method and apparatus for manufacturing double conical springs and the like
EP0352933B1 (en) Method and apparatus for forming a barrel coil spring
JPS59132756A (ja) コイル巻成法とコイルワインダ
JPH071065A (ja) 湾曲したコイルばねを製造する方法及び装置
JP2908313B2 (ja) 成形曲げ加工方法及び加工装置
JP2775490B2 (ja) 蛇腹管の製造装置
JP2001321868A (ja) ロッド材曲成物の成形加工方法と、それに用いる成形加工装置
JPS62248527A (ja) 曲げ加工装置
JP2652124B2 (ja) ベンダー
JPH0733416U (ja) 中空形材の曲げ装置
JP4600900B2 (ja) 細径金属管の曲げ加工方法およびその装置
JPS63188439A (ja) タル状コイルバネの製造装置
JP2005211968A (ja) 加熱処理可能な軸肥大加工装置とその加工方法
JPH05184533A (ja) 内視鏡チャンネルチューブの螺旋溝加工方法
JPH0683129U (ja) ベンダー
JPH0247290B2 (ja) Netsushorisaretachokukanbutsukimagekannoseizohoho
JP2001500673A (ja) コイル巻線機及びコイル巻線方法
JPH10237546A (ja) コイルばねの製造方法およびその装置
JPH04294945A (ja) パイプ曲げ加工方法、パイプベンダー及びそのシステム
JP3637658B2 (ja) 金属パイプ曲げ加工装置
JP2528551B2 (ja) 板ばねの目玉巻き込み装置
JP3349176B2 (ja) 内視鏡用チャンネルチューブの螺旋溝加工方法及び加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term