JP3856938B2 - パトローネの包装方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真感光用フイルムが巻回収容されたパトローネをケース内に自動的に挿入するためのパトローネの包装方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、写真感光用フイルムを加工して包装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイルムの巻き取り、巻き取られた定寸フイルムのパトローネへの組み込み、およびパトローネのケース(外包材)内への装填等の種々の処理が、それぞれ個別の装置で独立して行われている。
【0003】
この場合、パトローネでは、一般的にフイルム使用時(撮影時)にこのパトローネ内から定寸フイルムを引き出すために、前記定寸フイルムの端部が前記パトローネの周面から外部に向かって所定の長さだけ突出している。このため、定寸フイルムの端部をパトローネの外周に確実に支持する必要があり、前記パトローネをケース内に装填する作業が相当に煩雑化している。
【0004】
そこで、パトローネをケース内に自動的に挿入するために、例えば、特開平9−5947号公報に開示されている「巻かれた写真フイルムのカートリッジを容器に挿入する方法および装置」が知られている。上記の方法では、カートリッジ(パトローネ)の移送と同時にカートリッジと容器(ケース)の一方をカートリッジの長手方向軸線の回りに回転させることにより、フイルムのリーダと容器のリムとの係合時の相対運動によってフイルムのリーダがハウジングの回りに巻かれ、カートリッジおよびフイルムのリーダを容器に容易に挿入することができるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、パトローネと容器のどちらか一方を回転させながら、このパトローネを前記容器内に装填するため、プラスチック製の容器内面を前記パトローネから外部に突出するフイルムの端部で擦ってしまうおそれがある。これにより、フイルムのエッジやパーフォレーションの孔の縁により前記容器内面の削れ等が惹起し、前記フイルムに削れ屑や塵埃等が付着し易いという問題が指摘されている。しかも、パトローネを容器内に挿入する際に、このパトローネまたはこの容器を回転させる構造が必要となり、装置全体の構成が複雑化してしまう。
【0006】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、パトローネとケースとの摺接を確実に阻止して該パトローネを該ケース内に自動的かつ円滑に挿入するとともに、設備の簡素化が可能なパトローネの包装方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るパトローネの包装方法および装置では、定寸フイルムの端部が巻き付けられたパトローネとケースとがそれぞれ回転不能に保持された状態で、前記パトローネが前記ケース側に移動される際、ガイド筒体が回転されて前記定寸フイルムの端部が該パトローネの外周に支持される。このため、定寸フイルムの端部をパトローネの外周に確実に巻き付けた状態で、このパトローネをケース内に円滑かつ自動的に挿入することができる。
【0008】
しかも、パトローネおよびケースは、それぞれ回転不能に保持されており、定寸フイルムの端部がケースの内面に摺接してこのケースの削れ等が惹起することがない。さらに、パトローネやケースを回転させる機構が不要になって、装置全体の構成が容易に簡素化する。
【0009】
また、ガイド筒体の内周面下端には、段部を介して拡開する開口部が連通し、この開口部に配置されるケースの上端面と前記段部との間に所定のクリアランスが設けられる。このクリアランスが小さすぎると(例えば、0.5mm未満であると)、ケースの停止位置や機械的なばらつき等に起因して前記ケースがガイド筒体に接触して該ケースが回転するおそれがある。一方、クリアランスが大きすぎると(例えば、1.5mmを超えると)、例えば、ケースの縁にパトローネが引っ掛かってこのパトローネの装填不良が惹起する他、定寸フイルムの端部が前記ケースの縁に当接して前記定寸フイルムの切断が発生し易くなる。
【0010】
さらにまた、ガイド筒体の内周面が下方に向かって縮径するテーパ内周面を構成し、このテーパ内周面が1°〜11°の範囲内の傾斜角度に設定されている。この傾斜角度が小さすぎると、例えば、パトローネに巻き付けられている定寸フイルムがテーパ内周面に強く接して、この定寸フイルムに傷が付き易くなる。一方、傾斜角度が大きすぎると、例えば、パトローネに巻き付けられている定寸フイルムの先端部分が筍状になり、ガイド筒体のテーパ内周面に前記定寸フイルムの保護膜等が付着して該定寸フイルムが損傷するおそれがある。
【0011】
従って、テーパ内周面の傾斜角度を1°〜11°の範囲内に設定することにより、ガイド筒体の内周面に定寸フイルムの保護膜等が付着することを確実に阻止するとともに、前記定寸フイルムの損傷の発生を有効に回避することができる。
【0012】
また、ケースの上端面には、このケースの内周面に向かって湾曲する湾曲状面取部が設けられるとともに、ガイド筒体の内周面下端の直径が前記湾曲状面取部の内周直径よりも大きく設定される。このため、パトローネの定寸フイルム端部は、湾曲状面取部を介してケース内に円滑かつ容易に装填され、しかも、定寸フイルムがガイド筒体の内周面、特に該内周面の下端近傍にも接触することがなく、前記定寸フイルムの保護膜等が前記内周面に付着することを有効に阻止することが可能になる。
【0013】
さらにまた、ケースを吸着保持する吸着昇降台とパトローネを吸着保持する吸着体とを備え、この吸着昇降台およびこの吸着体が進退するだけで、前記ケース内に前記パトローネを装填することができる。従って、ケースまたはパトローネを回転させる構造が不要になり、装置全体の構成を有効に簡素化することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るパトローネの包装方法を説明する概略斜視工程図であり、図2は、この包装方法を実施するための包装装置10の概略構成平面図である。
【0015】
包装装置10は、定寸フイルム12が巻回収容されたパトローネ14を搬送する第1搬送機構16と、このパトローネ14が挿入されるケース18を組立位置P1の下方に供給する第2搬送機構20と、前記パトローネ14を保持して前記組立位置P1に移送しながら、該パトローネ14から外部に突出する前記定寸フイルム12の端部12aを前記パトローネ14の外周に巻き付け、さらに該パトローネ14を前記ケース18内に挿入するパトローネ装填機構22と、前記パトローネ14が挿入された前記ケース18の開口端部にケースキャップ24を装着して包装品26を得るためのケースキャップ装着機構28とを備える。
【0016】
図2〜図4に示すように、第1搬送機構16は、搬送コンベア30を備え、この搬送コンベア30にパトローネ14を保持するための複数のバケット32が所定間隔離間して固定されている。第2搬送機構20は、搬送コンベア30の端部に同軸的に旋回するインデックステーブル34を備え、このインデックステーブル34には、バケット36が所定間隔離間して複数設けられる。搬送コンベア30およびインデックステーブル34は、間欠的に移動する。
【0017】
図2に示すように、インデックステーブル34の周囲には、パトローネ装填機構22およびケースキャップ装着機構28の他、ケースフィーダ38と、ケースキャップフィーダ40と、このケースフィーダ38のシュート42に送られたケース18をバケット36に送り出すためのケースローディング手段44と、前記ケースキャップフィーダ40のシュート46に搬送されるケースキャップ24をパトローネ14が収容されたケース18上に載せるケースキャップローディング手段48とが配設される。
【0018】
パトローネ装填機構22は、図3〜図6に示すように、組立位置P1でケース18を回転不能に保持するケース保持手段60と、パトローネ14をパトローネ取出位置P2から取り出して組立位置P1に移送した後、このパトローネ14を回転不能に保持して前記ケース18内に挿入するパトローネ保持手段62と、前記パトローネ14を案内し、該パトローネ14が前記ケース18内に移送される際に回転して前記パトローネ14から突出する定寸フイルム12の端部12aを該パトローネ14の外周に支持するガイド筒体64を有するガイド手段66とを備える。
【0019】
図3および図4に示すように、パトローネ装填機構22は、パトローネ保持手段62をパトローネ取出位置P2と組立位置P1とに移送する移送手段68を設ける。この移送手段68は、円筒状支持体70内に支持されて、図示しない駆動源により鉛直軸回りに矢印A方向に回転自在な回転軸72を備え、この回転軸72の上端部に旋回アーム74の一端が固着される。旋回アーム74の他端に筒体76が回転可能に支持されており、この筒体76の下端部側には、周方向に所定の幅寸法を有して軸方向に延在するスリット状開口部78が形成される。
【0020】
パトローネ保持手段62は、筒体76内に昇降自在に収容され、図示しない真空発生源に連通するサクション軸80を備え、このサクション軸80の下端に吸着体82が固着される。回転軸72内に昇降ロッド84が配設され、この昇降ロッド84に揺動バー86が係合するとともに、この揺動バー86の先端がサクション軸80に連結される。
【0021】
支持体70には、旋回アーム74の旋回中心に軸心を有して円弧状歯車部材88が固着され、筒体76に設けられる歯車部90が前記円弧状歯車部材88に噛合する。組立位置P1には、バケット36上に配置されてこのバケット36から上方に押し出されるケース18を配置する一方、このケース18上から下降するパトローネ14をガイドするためのガイド筒体64が配設される。ガイド筒体64は、モータ92に連結された歯車列94を介して回転自在である。
【0022】
図6に示すように、ガイド筒体64は、パトローネ14の外周に巻き付けられた定寸フイルム12の端部12aを前記パトローネ14の外周に沿って案内するためのテーパ内周面96を設ける。このテーパ内周面96の下端には、段部98を介して拡開するテーパ開口部100が連通する。図7に示すように、ケース保持手段60に載置されるケース18が最上位置に、すなわち、テーパ開口部100に配置される際、このケース18の上端面18aと段部98との間には所定のクリアランスSが形成される。このクリアランスSは、好ましくは、0.5〜1.5mmの範囲内に、さらに好ましくは、0.5〜1.0mmの範囲内に設定される。
【0023】
ガイド筒体64のテーパ内周面96は、傾斜角度が1°〜11°の範囲内に設定されており、このテーパ内周面96の下端の直径D1は、ケース18の内径D2よりも大きくかつこのケース18の外径D3よりも小さな値に設定される。ケース18の上端面18aには、このケース18の内方に向かって湾曲する湾曲状面取部102が設けられ、この湾曲状面取部102の内径直径が内径D2を構成している。湾曲状面取部102は、例えば、Rが0.5に設定される。
【0024】
図6に示すように、ケース保持手段60は、ケース18を吸着保持して第2搬送機構20から組立位置P1に送り出す吸着昇降台104を備え、この吸着昇降台104には、図示しない真空発生源に連通するサクション軸106が固着される。このサクション軸106は、図示しない駆動源を介して昇降自在である。
【0025】
ケースキャップ装着機構28は、図8に示すように、円筒状支持体108内に支持されて図示しない駆動機構を介して昇降自在な軸体110を備え、この軸体110の上端部にアーム112の一端が固定される。アーム112の他端には、ロッド114がばね116を介して昇降自在に配置されており、このロッド114の下端部に押圧部材118が装着される。
【0026】
ケースローディング手段44およびケースキャップローディング手段48は、通常使用されている種々の構造を採用すればよく、例えば、前記ケースローディング手段44は、ケース18の開口端部側を把持して移動する把持爪を備える。一方、ケースキャップローディング手段48は、図9に示すように、昇降および回転自在な軸体120を備え、この軸体120にアーム122の一端が固定される。アーム122の他端には、サクションロッド124を介して吸着部材126が設けられ、この吸着部材126にばね128が係合する。
【0027】
このように構成される包装装置10の動作について、本実施形態に係る包装方法との関連で以下に説明する。
【0028】
先ず、定寸フイルム12が巻回収容されたパトローネ14は、図2に示すように、第1搬送機構16を構成する搬送コンベア30のバケット32に載置され、この搬送コンベア30が矢印C方向に走行されることにより、前記バケット32に載置されたパトローネ14がパトローネ取出位置P2に搬送される{図1の(a)および図3参照}。
【0029】
一方、ケース18は、ケースフィーダ38を介してシュート42に整列供給されており、このケース18がケースローディング手段44を介してインデックステーブル34上のバケット36に送り出される。インデックステーブル34は、矢印D方向に走行している。また、ケースキャップフィーダ40からシュート46にケースキャップ24が送られている。
【0030】
そこで、図3に示すように、パトローネ装填機構22を構成する回転軸72が駆動され、旋回アーム74が搬送コンベア30のバケット32に支持されて停止するパトローネ14上に配置される。次いで、揺動バー86の作用下にパトローネ保持手段62を構成する吸着体82が下降するとともに、図示しない真空発生源の駆動作用下にこの吸着体82によりパトローネ14が吸着保持される(図10参照)。
【0031】
パトローネ14を保持した吸着体82が上昇すると、このパトローネ14が筒体76内に導入されるとともに、定寸フイルム12の端部12aが前記筒体76のスリット状開口部78から外方に導出される(図11参照)。
【0032】
このような姿勢で、旋回アーム74が回転軸72と一体的に、図3中、矢印A1方向に回転してガイド筒体64の上方に搬送される。その際、筒体76の上部に設けられている歯車部90が円弧状歯車部材88に噛合しており、旋回アーム74が搬送コンベア30からインデックステーブル34(パトローネ取出位置P2から組立位置P1)側に旋回する際、この歯車部90と一体的に筒体76が矢印B1方向に回転(自転)する(図3および図12参照)。
【0033】
これにより、筒体76のスリット状開口部78から外方に延在していた定寸フイルム12の端部12aは、このスリット状開口部78を通って前記筒体76内に引き込まれ、パトローネ14の外周に巻き込まれることになる{図1の(b)および図12参照}。
【0034】
組立位置P1では、モータ92の駆動作用下にガイド筒体64が時計方向(図13中、矢印E方向)に回転しており、揺動バー86の作用下に、吸着体82がパトローネ14と一体的に下降し、このパトローネ14が前記ガイド筒体64内に挿入される。このため、パトローネ14の外周に巻き付けられている定寸フイルム12の端部12aは、時計方向に回転するガイド筒体64のテーパ内周面96の案内作用下に前記パトローネ14の外周に保持されている。
【0035】
一方、図6に示すように、ガイド筒体64の下方には、インデックステーブル34のバケット36に挿入されて停止するケース18が配置される。そこで、ケース保持手段60を構成する吸着昇降台104が上昇し、この吸着昇降台104がバケット36上のケース18の底部に接触すると略同時にサクション軸106を介して吸引が行われ、前記ケース18を吸着保持する。
【0036】
吸着昇降台104は、ケース18を回転不能に保持した状態でさらに上昇し、ガイド筒体64のテーパ開口部100内に該ケース18の上部側を挿入し、最上端で該ケース18を保持する。ケース18が回転しているガイド筒体64の下端部まで上昇した際に、パトローネ保持手段62に回転不能に保持されているパトローネ14が前記回転しているガイド筒体64内の下部側に移動し、さらにケース18内に装填される(図13参照)。
【0037】
この場合、本実施形態では、図5に示すように、ケース18がケース保持手段60を介して回転不能に吸着保持された状態で、パトローネ14がパトローネ保持手段62により回転不能に保持されて下方向に移動するとともに、このパトローネ14を案内するガイド筒体64が矢印E方向に回転する。このため、パトローネ14の外周に巻き付けられている定寸フイルム12の端部12aは、ガイド筒体64のテーパ内周面96の案内作用下に前記パトローネ14の外周に確実に支持され、前記パトローネ14自体またはケース18自体を回転させることなく該パトローネ14を前記ケース18内に円滑かつ確実に装填することができる。
【0038】
これにより、ケース18の内面を定寸フイルム12の端部12aで擦ることがなく、ケース18の内面からの削れ屑等が前記定寸フイルム12に付着することを確実に阻止することが可能になるという効果が得られる。しかも、ケース18およびパトローネ14を回転させるための構造が不要になり、包装装置10全体の構成の簡素化が容易に図られる。
【0039】
さらに、ケース保持手段60の最上端位置でケース18がガイド筒体64のテーパ開口部100内に配置された際、このケース18の上端面18aと前記ガイド筒体64のテーパ内周面96の段部98との間には所定のクリアランスSが形成されている(図7参照)。従って、ガイド筒体64が回転する際にケース18がこのガイド筒体64に接触して回転してしまうことがなく、該ケース18の内面と定寸フイルム12とが摺接して削り屑等が発生することを有効に阻止することができる。
【0040】
ここで、クリアランスSが小さすぎると、例えば、ケース18の停止位置のばらつきや機械的誤差等に起因して前記ケース18がガイド筒体64に接触するおそれがある。一方、クリアランスSが大きすぎると、例えば、ケース18の開口端にパトローネ14やこのパトローネ14の外周に巻き付けられる定寸フイルム12の端部12aが引っ掛かってしまい、この定寸フイルム12の切断や前記パトローネ14の装填不良が発生してしまうおそれがある。
【0041】
そこで、本実施形態では、クリアランスSを0.5〜1.5mmの範囲内、より好ましくは、0.5〜1.0mmの範囲内に設定することにより、ケース18の回転を阻止し、かつこのケース18内にパトローネ14を円滑かつ確実に装填することが可能になる。
【0042】
さらにまた、図6に示すように、ガイド筒体64には、下方に向かって縮径するテーパ内周面96が設けられるとともに、このテーパ内周面96の傾斜角度が1°〜11°の範囲内に設定されている。この傾斜角度が1°未満であると、ガイド筒体64のテーパ内周面96にパトローネ14の外周に巻き付けられた定寸フイルム12に強く摺接して、この定寸フイルム12が損傷し易くなる。一方、傾斜角度が11°を超えると、パトローネ14の外周に巻き付けられた定寸フイルム12の先端部分が筍状に変形してしまい、テーパ内周面96に前記定寸フイルム12の保護膜等が付着し易くなって、該定寸フイルム12に損傷が発生するおそれがある。
【0043】
また、本実施形態では、ケース18の上端面18aにこのケース18の内方に向かって湾曲状面取部102が設けられるとともに、この湾曲状面取部102の内径D2がガイド筒体64のテーパ内周面96の下端の直径D1よりも小さく設定されている(図7参照)。このため、パトローネ保持手段62を介して下方向に移動するパトローネ14の定寸フイルム12の端部12aは、湾曲状面取部102の形状に沿ってケース18内に円滑かつ容易に装填されるという利点が得られる。
【0044】
しかも、テーパ内周面96の下端の直径D1が湾曲状面取部102の内径D2よりも小さい場合(D1<D2)、定寸フイルム12の端部12aが前記テーパ内周面96の下端に最も強く摺動して保護膜等が付着し易いが、D2<D1に設定することによりパトローネ14の外周に巻き付けられている前記定寸フイルム12の端部12aが前記テーパ内周面96の下端に接触することがない。従って、定寸フイルム12の保護膜等がテーパ内周面96の下端近傍に付着することを確実に阻止し、前記定寸フイルム12の損傷を有効に回避することが可能になる。さらに、テーパ内周面96の下端近傍に付着した屑等が蓄積してケース18内に混入することを確実に阻止することができる。
【0045】
また、パトローネ14がガイド筒体64からケース18内に移送される際に、定寸フイルム12の端部12aがこのケース18の上端の湾曲状面取部102に接触する場合がある。しかしながら、ケース18には単一のパトローネ14が収容されるだけであり、このケース18の上端に屑等が蓄積することがなく、何ら問題となることない。
【0046】
そこで、ケース18の内部最深部までパトローネ14が装填された後、吸着体82が上昇を開始するとともに、加圧エアを吹き付けることにより、前記吸着体82は前記パトローネ14を前記ケース18内に切り離しながら上昇する。吸着体82は、さらに移送手段68の作用下に第1搬送機構16側に移動し、次のパトローネ14を保持する作業が行われる。
【0047】
一方、パトローネ14が装填されたケース18は、ケース保持手段60が下降することによりバケット36内を下降する。そして、バケット36の下端部にケース18が載置される際に、吸着昇降台104による吸着作用が停止される。このため、吸着昇降台104は、パトローネ14が装填されたケース18をバケット36に載置した状態でさらに下降して、最下端部で停止される(図6参照)。第2搬送機構20では、インデックステーブル34が駆動され、空のケース18をガイド筒体64の真下、すなわち、組立位置P1の下方に移送して停止させる。
【0048】
図9に示すように、ケースキャップローディング手段48では、シュート46の前端のケースキャップ24が吸着部材126により吸着保持され、このケースキャップ24がバケット36内に配置されてパトローネ14を収容しているケース18上に載せられる{図1の(e)参照}。次いで、図8に示すように、ケースキャップ装着機構28が駆動される。すなわち、アーム112がインデックステーブル34上で下降され、押圧部材118がばね116の弾発力を介してケースキャップ24を下方に押圧し、このケースキャップ24がケース18に装着されて包装品26が得られる{図1の(f)参照}。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るパトローネの包装方法および装置では、ケースがケース保持手段を介して回転不能に保持された状態で、パトローネがパトローネ保持手段に回転不能に保持されてこのケース内に挿入されるとともに、前記パトローネが回転駆動されるガイド筒体内に案内されてこのパトローネの外周に巻き付けられている定寸フイルムの端部が確実に支持される。これにより、ケースおよびパトローネを回転駆動する必要がなく、定寸フイルムと前記ケースの内面との摺接による塵埃等の発生を有効に阻止するとともに、回転構造が不要になって構成全体の簡素化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパトローネの包装方法の概略斜視工程説明図である。
【図2】前記包装方法を実施するための包装装置の概略構成平面説明図である。
【図3】前記包装装置を構成するパトローネ装填機構の斜視図である。
【図4】前記パトローネ装填機構の一部縦断面図である。
【図5】前記パトローネ装填機構の要部斜視説明図である。
【図6】前記パトローネ装填機構を構成するガイド筒体側の一部縦断面図である。
【図7】前記ガイド筒体およびケースの一部拡大説明図である。
【図8】前記包装装置を構成するケースキャップ装着機構の斜視図である。
【図9】前記包装装置を構成するケースキャップローディング手段の一部縦断面図である。
【図10】前記パトローネ装填機構がパトローネ取出位置に配置された状態の説明図である。
【図11】前記パトローネ装填機構を構成する吸着体がパトローネを吸着した状態の説明図である。
【図12】前記パトローネ装填機構が組立位置に移送された状態の説明図である。
【図13】前記パトローネ装填機構により前記パトローネがガイド筒体内を通過している状態の説明図である。
【符号の説明】
10…包装装置 12…定寸フイルム
12a…端部 14…パトローネ
16、20…搬送機構 22…パトローネ装填機構
24…ケースキャップ 26…包装品
28…ケースキャップ装着機構 36…バケット
38…ケースフィーダ 40…ケースキャップフィーダ
44…ケースローディング手段 48…ケースキャップローディング手段
60…ケース保持手段 62…パトローネ保持手段
64…ガイド筒体 66…ガイド手段
68…移送手段 76…筒体
82…吸着体 96…テーパ内周面
98…段部 100…テーパ開口部
102…湾曲状面取部 104…吸着昇降台
Claims (6)
- 定寸フイルムが巻回収容されたパトローネを搬送する工程と、
前記パトローネが挿入されるケースを組立位置に供給する工程と、
前記パトローネを保持して前記組立位置に移送するとともに、該パトローネから外部に突出する前記定寸フイルムの端部を前記パトローネの外周に巻き付ける工程と、
前記定寸フイルムの端部が巻き付けられた前記パトローネと前記ケースとを、それぞれ回転不能に保持した状態で、前記パトローネを案内するガイド筒体を回転させて前記定寸フイルムの端部を前記パトローネの外周に支持しながら、該パトローネを該ケース側に移動させることにより、該パトローネを該ケース内に挿入する工程と、
を有し、
前記パトローネを前記ケース内に挿入する工程では、下方に向かって縮径すると共に、拡開する開口部に下端が連通している前記ガイド筒体のテーパ内周面により、前記定寸フイルムの端部を前記パトローネに沿って案内することを特徴とするパトローネの包装方法。 - 定寸フイルムが巻回収容されたパトローネを搬送する第1搬送機構と、
前記パトローネが挿入されるケースを組立位置の下方に供給する第2搬送機構と、
前記パトローネを保持して前記組立位置に移送しながら、該パトローネから外部に突出する前記定寸フイルムの端部を前記パトローネの外周に巻き付け、さらに該パトローネを前記ケース内に挿入するパトローネ装填機構と、
を備え、
前記パトローネ装填機構は、前記組立位置で前記ケースを回転不能に保持するケース保持手段と、
前記パトローネを回転不能に保持して前記ケース内に挿入するパトローネ保持手段と、
前記パトローネを案内し、該パトローネが前記ケース内に移送される際に回転して前記定寸フイルムの端部を前記パトローネの外周に支持するガイド筒体を有するガイド手段と、
を備え、
前記ガイド筒体は、前記定寸フイルムの端部を前記パトローネに沿って案内するための内周面を有し、
前記内周面は、下方に向かって縮径するテーパ内周面であり、
前記内周面の下端に拡開する開口部が連通することを特徴とするパトローネの包装装置。 - 請求項2記載の包装装置において、前記ガイド筒体の前記内周面と前記開口部との間に段部を形成し、
前記ケース保持手段に保持されて前記開口部に配置される前記ケースの上端面と前記ガイド筒体の前記段部との間には、所定のクリアランスが形成されることを特徴とするパトローネの包装装置。 - 請求項3記載の包装装置において、前記テーパ内周面は、傾斜角度が1°〜11°の範囲内に設定されることを特徴とするパトローネの包装装置。
- 請求項3記載の包装装置において、前記ケースの上端面には、該ケースの内方に向かって湾曲する湾曲状面取部が設けられるとともに、
前記内周面下端の直径が前記湾曲状面取部の内周直径よりも大きく設定されることを特徴とするパトローネの包装装置。 - 請求項2記載の包装装置において、前記ケース保持手段は、前記ケースを吸着保持して前記第2搬送機構から前記組立位置に送り出す吸着昇降台を備え、
前記パトローネ保持手段は、前記パトローネを吸着保持して前記組立位置に配置された前記ケース内に挿入する吸着体を備えることを特徴とするパトローネの包装装置。
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