JP3856562B2 - ルーフモールディングの端末部加工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用ルーフモールディングの端末加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13に示すように、自動車50のルーフ51にはルーフモールディング60が取り付けられることが多い。前記ルーフモールディング60は、そのルーフモールディング60を外したルーフ51の一部を示す図14からわかるように、ルーフパネル52とアウターサイドパネル53が一体に接合される部分の接合線を隠すため、前記両パネル52,53の接合部に形成された溝54に嵌着されるものである。
【0003】
前記ルーフモールディング60は、図15から理解されるように、脚部61と該脚部61の上端に設けられて意匠面となる装飾部65とからなり、前記接合部の溝54に前記脚部61を挿入し装飾部65で当該溝54を塞ぐように装着される。また、前記脚部61にはルーフモールディング60が接合部の溝54に正しく装着保持し、また線膨張を少なくするために、長手方向に沿って金属心材63が埋設されることが多い。符号66は、前記溝54への固定を確実にするため、脚部61の下部両側面に長手方向に沿って形成されたリップ(ひれ片)である。
【0004】
ところで、前記ルーフ51の接合部の溝54は、その両端を溝54の中央と同じ深さでプレス成形するとアッパーコーナー部55に破れを生じるため、溝54の端に向かって徐々に浅くされている。そのため、前記ルーフモールディング60として、長尺押出成形品からなるモールディング素材60aを単に所定長に切断したものを用いたのでは、脚部61の下端がボディに干渉してルーフモールディング60を正しく装着できなくなる。したがって、最近では、図15のように所定長に切断したモールディング素材60aの端部に、前記溝54の端部の深さに合わせた端末部62を射出成形することが提案されている。
【0005】
しかし、前記端末部62を射出成形したものにあっては、ルーフモールディング60の端末部の表面に、モールディング素材60aと端末部62との間で、継ぎ目ライン67が発生し、ルーフモールディング60の外観を損なう問題があった。さらに、前記モールディング素材60aからなる本体部分と射出成形された端末部62とは樹脂の収縮率等が異なるため、その熱収縮量の違いや劣化等によって、前記継ぎ目ライン67の部分で亀裂が生じ、場合によっては端末部62とモールディング素材60aとが離れることもあった。
【0006】
また、前記ルーフ51の溝54はその端部付近で平面方向や高さ方向に湾曲していることが多く、しかも前記射出成形された端末部62については、前記モールディング素材60aのようなリップ66等が存在しないことから、前記端末部62はそのままでは正しく溝54に沿って固定することができず、端末部62一側と溝54の側面との間に隙間を生じたり、溝54から浮き上がったりする。そこで、従来では、両面テープや接着剤によって前記端末部62を溝54端部へ固定しているが、その固定作業に手間取り、コストが嵩む問題や、接着強度が不足して時間の経過とともに溝54から端末部62が浮き上がり易い問題がある。
【0007】
なお、このような溝54端部の湾曲形状に端末部62を追従させるため、端末部62の射出成形時に該端末部62の側面に突起部を形成して溝54端部の側面と端末部62の側面間の距離を一定にしたり、溝54端部にクリップを設けてそのクリップの爪と係合する部分を前記端末部62に形成することが考えられるが、その場合には、前記端末部62とモールディング素材60aとの接合部の強度が弱く、端末部62を湾曲させてルーフ51の溝54に取り付けると前記継ぎ目ライン67から分離するおそれがある。また、この問題を回避するために、所定形状にカットしたモールディング素材60aに、突起部等のみを部分的に射出成形によって形成することも考えられるが、その場合でも突起部等とモールディング素材60aとの接着強度が弱く、その部分で剥離したり、脱落するおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前記の点に鑑みなされたもので、端末部の意匠面に継ぎ目ラインが無く、外観が美麗で耐久性にも優れるとともに、ルーフの溝に対して正確かつ確実に固定することができる自動車用ルーフモールディングの端末加工方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、所定断面形状からなる樹脂製モールディング素材の端末部の裏面側を切除して該端末部の先端側を薄くし、前記モールディング素材の端末部を加熱軟化させた後、前記端末部の意匠面を受け型で受けて当該端末部裏面を押し型でプレスする端末部の加工方法において、前記端末部裏面の切除部と対向する押し型の型面所要位置に、前記端末部の幅方向に沿う押圧用突部を設け、さらに前記押圧用突部の両端から続く型面の側面には上下方向に突起形成用凹溝を設け、前記端末部の幅方向に突出した取付固定用突起部をルーフモールディングの高さ方向に沿って形成することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法に係る。
【0010】
請求項2の発明は、所定断面形状からなる樹脂製モールディング素材の端末部の裏面側を切除して該端末部の先端側を薄くし、前記モールディング素材の端末部を加熱軟化させた後、前記端末部の意匠面を受け型で受けて当該端末部裏面を押し型でプレスする端末部の加工方法において、前記端末部裏面の切除部に盛り上がり部を設けておき、前記プレス時に切除部の盛り上がり部を押圧して該盛り上がり部の樹脂を前記端末部の幅方向の少なくとも片側へ移動させることにより該幅方向の少なくとも片側へ突出した取付固定用突起部を形成することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法に係る。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1または2において、取付固定用突起部が意匠面裏側との間に隙間を有することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施例により得られた自動車用ルーフモールディングを示す要部の斜視図、図2はその側面図、図3は自動車用ルーフモールディングの端末加工における切除工程を段階的に示す図、図4は加熱軟化工程を示す断面図、図5はプレス工程を示す断面図、図6は図5を6−6線の位置で切断した断面図であってプレス工程を段階的に示す断面図、図7はそのプレス工程に用いられる押し型の一例を示す斜視図、図8は請求項2の発明における切除後のモールディング素材の端末部を示す側面図、図9は請求項2の発明におけるプレス工程を段階的に示す断面図、図10は請求項3の発明によって得られた自動車用ルーフモールディングの一例を示す要部の斜視図、図11はそのプレス工程を示す断面図、図12は請求項3の発明によって得られた自動車用ルーフモールディングの他の例を示す要部の斜視図である。
【0013】
まず、請求項1の発明に係るルーフモールディングの端末部加工方法により得られた自動車用ルーフモールディングの一例について説明し、次にそのルーフモールディングの端末部加工方法の一例について説明する。
【0014】
図1および図2に示す自動車用ルーフモールディング10は、金属芯材14が埋設された脚部13と該脚部13の上端に装飾部15が一体に形成された、図3Aに示す所定断面形状からなる押出成形品の樹脂製モールディング素材11から、請求項1の発明によって端末部が加工されたもので、図13に示したルーフ51の溝54の深い部分に装着される本体部10aと、溝54の浅い端部に装着される端末部12とが継ぎ目ライン無く一連となっている。
【0015】
前記装飾部15は、その外面が意匠面16を構成し、前記溝54を塞ぐ幅とされて脚部13上端から幅方向両側へ張り出しており、端末部12の先端23については下方へ屈曲形成されている。
一方、前記脚部13は、前記ルーフ51の溝54に挿入されて該ルーフモールディング10を溝54に嵌着するためのもので、脚部13の下側両側には、その脚部13を前記溝54内に挿入した際に溝54の側壁に圧接してルーフモールディング10を安定的に保持するために、軟質樹脂からなるリップ17が一体に形成されている。この脚部13は、ルーフモールディング10の端末部12において、本体部10a側から端末部12の先端23に向けて薄くなるように脚部13下側が意匠面16裏側に向けて斜めに切除され、前記リップ17についても除去されている。符号21は、前記切除によって形成された脚部13の切除部であり、前記ルーフ51の溝54端部の深さに応じて切除されている。この実施例では、前記端末部12の先端23付近で、金属芯材14とともに脚部13が完全に除去されている。
【0016】
前記脚部13の切除部21の側面には、ルーフモールディング10幅方向に突出した取付固定用突起部22がルーフモールディング10の高さ方向に沿ってリブ状に形成されている。この取付固定用突起部22は、リップ17の切除された脚部13の切除部21において前記リップ17の代わりの作用をなし、前記端末部12がルーフ51の溝54の端部に装着された際に、溝54の側壁と圧接して端末部12を溝54端部内の正しい位置に固定し、端末部12が溝54から浮き上がったり、溝54の一側へ偏るの防ぐ。この実施例の取付固定用突起部22は、切除部21の両側面に1ヶ所形成されているが、これに限るものではなく、適宜の数および位置とされ、特に位置については、できるだけ端末部12先端23に近づけるのが効果的である。また、切除部21の下面には幅方向に沿う屈曲溝24が所定間隔で形成されている。この屈曲溝24は、端末部12をルーフ51の溝54に装着する際に、溝54の底面の湾曲に応じて端末部12を湾曲させ易くするものである。
【0017】
次に前記ルーフモールディング10の端末加工方法の一例について説明する。まず、図3Aに示す所定断面形状、すなわち前記装飾部15と脚部13とを有する、押出成形品の樹脂製モールディング素材11を所定長に切断する。前記装飾部15の表面は意匠面16を構成し、一方、前記脚部13には金属芯材14が埋設されているとともに、脚部13下端にリップ17が形成されている。
【0018】
前記所定長のモールディング素材11に対し、その端末部12の裏面側について装飾部15を残して、図3Bに示すように、端末部先端23から所定長の長さに渡って脚部13を部分的に切除する。この脚部13の切除は、前記ルーフの溝54端部における浅くなった部分と対応する範囲に渡って行われ、また、脚部13が切除されていないモールディング素材11の本体部10a側から端末部先端23に向けてモールディング素材11の厚みが薄くなるよう、切除部21下端が意匠面16裏面へ向けて傾斜した形状に切除される。さらに、この例においては、端末部先端23付近は、金属芯材14とともに脚部13が完全に切除される。なお、切除方法は、カッターやプレス等を用いる公知の切断方法によって行われる。
【0019】
次いで、図4に示すように、前記モールディング素材11の端末部12をプレス成形型30の受け型36に配置し、ヒータ等の加熱手段Hで端末部12の切除部21を加熱軟化させる。受け型36には、所望のルーフモールディング端末形状からなるキャビティ面37が形成されている。前記加熱の程度は、端末部12が軟化する程度とされ、モールディング素材11の材質に応じて適宜の温度とされる。
【0020】
前記端末部12の加熱軟化後、図5および図6に示すように、プレス成形型30の押し型31によって端末部12の切除部21をプレスし、所望の端末形状に賦形する。前記押し型31の型面32は、図7に示すように、この例では凹形状に窪んでいて、モールディング素材端末部12の裏面切除部21の表面(下端)が配置される部位に押圧用突部33がモールディング素材11の端末部12幅方向に沿い形成され、またその押圧用突部33の両端から続く型面32の側面32aには上下方向に突起形成用凹溝34が形成されている。この押圧用突部33および突起形成用凹溝34は、図1および図2におけるモールディング端末部12における取付固定用突起部22を形成するためのものである。そのため、前記プレス時、軟化している切除部21は、前記押圧用突部33によって表面が押され、その切除部21の押された樹脂が、押圧用突部33の両端から続く前記突起形成用凹溝34に誘導され、硬化して前記取付固定用突起部22を切除部21の側面に形成する。
【0021】
さらに、この実施例では、前記押し型31の型面32に、前記ルーフモールディング10の屈曲溝24を形成するための屈曲溝用押圧突部35がモールディング素材11の幅方向に沿って形成されており、前記プレス時に屈曲溝24を形成するようになっている。また、端末部12の余剰となる樹脂はバリとなって端末部12の縁に形成され、最終的に除去される。その後、前記プレス成形型30を開け、成形品を取り出せば、図1および図2に示した所望のルーフモールディング10の端末部12が得られる。なお、前記実施例におけるプレス成形型30は、押し型31の型面32と、受け型36のキャビティ面37をともに傾斜させたが、いずれか一方の型面(もしくはキャビティ)を略水平とし、他方のキャビティ(もしくは型面)を一方に対応する傾斜としてもよい。
【0022】
また、図8は請求項2の発明の実施例において、そのモールディング素材11の切除後の端末部12を示す側面図である。この実施例においては、端末部12裏面の脚部13の切除部21表面(下端)に、所要量の盛り上がり部21aを設けておく。前記盛り上がり部21aは、切除部21表面の所定位置に他部よりも多めの樹脂が残されたものである。そして、前記請求項1の発明の実施例と同様にして、加熱軟化させた後、図9のように、プレス成形型30でプレスして端末部12の加工を行う。その際、図9Aのように、切除部21の盛り上がり部21aは押し型31の押圧用突部33により押圧され、図9Bおよび図9Cに示すように、該盛り上がり部21aの樹脂が幅方向へ移動して前記押し型31の突起形成用凹溝34へ流れ込むことにより、前記ルーフモールディング10の幅方向に突出した前記取付固定用突起22が形成される。前記盛り上がり部21aは、モールディング素材11の端末部12裏面を切除する際に、所定の位置に該盛り上がり部21aの形状を見越して切除することにより簡単に形成することができる。また、盛り上がり部21aを設ける場合には、前記押し型31の押圧用突部33は必ずしも必要ではない。
【0023】
なお、このようにして形成された端末部12の幅方向に突出した取付固定用突起部22にあっては、意匠面16にへこみ(ヒケ)を生じさせることがある。これは、装飾部15裏面に前記取付固定用突起部22が一体に形成されているため、取付固定用突起部22の設けられた部分と、設けられていない他の部分との間で装飾部15における樹脂の厚みや体積が大きく異なり、その結果、前記加熱軟化時の保有熱量が異なり、その後の収縮率が大きく変化することによるものと考えられる。
【0024】
そのため、図10に示すように、前記取付固定用突起部22と意匠面16裏側、すなわち装飾部15裏面との間に隙間sを持たせて形成するのが好ましい。また、このように隙間sを形成したものによれば、前記のような意匠面16に生ずる外観的不具合を回避することができるのみならず、前記ルーフ51の溝54に係止爪(クリップ)等を設けた場合には、この隙間sを係止爪のための係止部とすることもできる。
【0025】
請求項3の発明によって得られる。その請求項3の発明の実施例を示す図11のように、前記隙間sの高さを有するスライド型39を、受け型36内に水平方向スライド自在に設けておき、前記押し型31によるプレス工程時に該スライド型39をモールディング素材11の端末部12の装飾部15裏側へ挿入してプレス成形すれば、簡単に前記隙間sを形成できる。
【0026】
なお、前記隙間を有するルーフモールディング10の端末部12は、図12に示すような、長手方向に幅広の突起部22Aを有するものとして形成してもよい。このような突起部22Aにあっては、そのままルーフ51の溝54の内壁に当接させて固定することができるのみならず、溝54に該突起部22Aに対応するクリップを設けて係止固定させる事もできる。図において、前記実施例と同一符号は同一部材を示す。
【0027】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1ないし3の発明に係るルーフモールディングの端末部加工方法によれば、押出成形品からなるモールディング素材の端末部裏面側を切除し、加熱軟化後のプレス加工によって押圧し変形させることにより端末部の幅方向の少なくとも片側に突出した取付固定用突起部を形成するため、従来のように端末部を射出成形したものと違い、端末部と本体部間に継ぎ目ラインを持たないため、外観が良好であるのみならずその継ぎ目で分離する心配がない。しかも、前記取付固定用突起部をプレスによって端末部に一体成形するため、取付固定用突起部の強度が高く、ルーフの溝端部にルーフモールディング端末部を嵌着する際の取付固定が確実で、ルーフモールディング端末部がルーフの溝から浮き上がらず外観が良好となる。
【0028】
さらに、請求項2の発明のように、前記モールディング素材の端末部裏面の切除部に盛り上がり部を設けて、前記プレス時に押し型でこの盛り上がり部を押圧することにより、前記取付固定用突起部を形成する場合には、その取付固定用突起部を容易かつ十分な高さで形成することができるようになり、ルーフの溝端部への正確な固定がより確実となるルーフモールディング端末部を得ることができる。
【0029】
さらに、請求項3の発明のように、前記取付固定用突起部を意匠面裏側に隙間を持たせて形成すれば、成形後の収縮率の違いによって生ずるとされる意匠面のヒケ等の不具合を解消することができ、極めて良好な外観のモールディング端末部が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例により得られた自動車用ルーフモールディングを示す要部の斜視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】請求項1における切除工程を段階的に示す図である。
【図4】 加熱軟化工程を示す断面図である。
【図5】 プレス工程を示す断面図である。
【図6】 図5を6−6線の位置で切断してプレス工程を段階的に示すようにした断面図である。
【図7】 そのプレス工程に用いられる押し型の一例を示す斜視図である。
【図8】 請求項2の発明における切除後の端末部を示す側面図である。
【図9】 請求項2の発明におけるプレス工程を段階的に示す断面図である。
【図10】 請求項3の発明によって得られた自動車用ルーフモールディングの一例を示す要部斜視図である。
【図11】 そのプレス工程を示す断面図である。
【図12】 請求項3の発明によって得られた自動車用ルーフモールディングの他の例を示す要部の斜視図である。
【図13】 ルーフモールディングが装着された自動車の一例の斜視図である。
【図14】 ルーフモールディングを外したルーフの一部を示す図である。
【図15】 従来のルーフモールディングの端末を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ルーフモールディング
11 モールディング素材
12 端末部
21 切除部
22 取付固定用突起部
31 押し型
32 型面
33 押圧用突部
51 ルーフ
54 溝
Claims (3)
- 所定断面形状からなる樹脂製モールディング素材の端末部の裏面側を切除して該端末部の先端側を薄くし、前記モールディング素材の端末部を加熱軟化させた後、前記端末部の意匠面を受け型で受けて当該端末部裏面を押し型でプレスする端末部の加工方法において、
前記端末部裏面の切除部と対向する押し型の型面所要位置に、前記端末部の幅方向に沿う押圧用突部を設け、さらに前記押圧用突部の両端から続く型面の側面には上下方向に突起形成用凹溝を設け、
前記プレス時に押し型の押圧用突部で端末部の裏面切除部を押圧し変形させ、前記端末部の幅方向に突出した取付固定用突起部をルーフモールディングの高さ方向に沿って形成することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法。 - 所定断面形状からなる樹脂製モールディング素材の端末部の裏面側を切除して該端末部の先端側を薄くし、前記モールディング素材の端末部を加熱軟化させた後、前記端末部の意匠面を受け型で受けて当該端末部裏面を押し型でプレスする端末部の加工方法において、
前記端末部裏面の切除部に盛り上がり部を設けておき、前記プレス時に切除部の盛り上がり部を押圧して該盛り上がり部の樹脂を前記端末部の幅方向の少なくとも片側へ移動させることにより該幅方向の少なくとも片側へ突出した取付固定用突起部を形成することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法。 - 請求項1または2において、取付固定用突起部が意匠面裏側との間に隙間を有することを特徴とするルーフモールディングの端末部加工方法。
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