JP3855429B2 - 熱延鋼帯の圧延方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラブを粗圧延、仕上圧延して熱延鋼帯を製造する、熱延鋼帯の圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属材料の製造においては製造中の温度管理が重要であり、しばしば、その製造プロセスには加熱工程が含まれている。加熱装置として最もよく使用されているのが、制御応答性に優れ、短時間で目標温度まで加熱することができる誘導加熱装置である。
そこで、誘導加熱装置の加熱制御方法として、誘導加熱装置入側において測定した被加熱材の温度と、目標温度の差に相当する投入電力を、誘導加熱装置に印加して、被加熱材を加熱する方法が提案されている。その代表的なものとしては、特開昭62−55889号公報や特開平2−8318号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スラブを粗圧延、仕上圧延して熱延鋼帯を製造するにあたっては、仕上圧延後の圧延仕上温度が重要である。圧延仕上温度をフェライト変態開始温度以上に確保しなければ、熱延鋼帯の材質が著しく劣化してしまう。薄物熱延鋼帯や、材質による制約からスラブ加熱温度を低くしなければならない材料などでは、圧延仕上温度の確保は困難となっている。
【0004】
この問題は、粗圧延機と仕上圧延機の間に加熱装置を設けて、粗バーを所定の温度に加熱することにより解決できる。ただし、エネルギー原単位の上昇を抑えるために、必要以上の加熱は避けるべきである。特に、我が国の電力コストは高く、誘導加熱装置のような電気加熱方式を用いる場合、加熱制御が重要になってくる。
【0005】
しかしながら、圧延仕上温度を正確に制御するという上記の目的に対しては、従来技術の特開昭62−55889号公報や特開平2−8318号公報では対応できない。すなわち、従来技術では、誘導加熱装置を出た直後の温度を制御するのに対し、上記課題では、加熱後に仕上圧延工程が入り、圧延仕上温度を制御する。従って従来の加熱制御モデルには、仕上圧延中の温度低下を予測するモデルを、組み入れなければならない。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、必要最低限の電力で粗バーを加熱して、圧延仕上温度を目標温度に制御することが可能な、熱延鋼帯の圧延方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決し目的を達成するために、本発明は以下に示す手段を用いている。
(1)本発明の圧延方法は、搬送されるスラブを粗圧延機で粗圧延して粗バーとした後、粗バーを幅方向全体にわたって加熱する加熱装置で加熱し、さらに、仕上圧延機で仕上圧延して熱延鋼帯とする方法において、
粗バーを加熱する際に、粗バーの搬送方向に沿って所定の間隔に分割された粗バーの複数の温度計測点の各計測点毎に、加熱装置入側に設けた温度計で測定された粗バーの温度を初期条件として、加熱装置を使用しない場合の圧延仕上温度:Tmin と、加熱装置に最大投入電力:Pmax を投入して粗バーを加熱した場合の圧延仕上温度:Tmax を予測計算する工程と、
粗バーの各計測点毎に予測計算された圧延仕上温度:Tmin とTmax から、各計測点毎に下記(1)式に基づいて加熱装置の投入電力:Pをオンラインで制御して、粗バーの各計測点の圧延仕上温度が目標温度:Ttargetとなるように粗バーを加熱する工程と、
を備えたことを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法である。
【0007】
【数2】
(2)本発明の圧延方法は、前記加熱装置がソレノイド型誘導加熱装置であることを特徴とする、上記(1)に記載の熱延鋼帯の圧延方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、加熱装置を用いて、粗バーの圧延仕上温度を正確に制御するためには、仕上圧延中の粗バーの温度低下を予測して、この予測温度から圧延仕上温度を目標温度にするために必要な、加熱装置への投入電力をオンラインで制御することが有効であるという知見を得た。
【0009】
この知見に基づき、本発明者らは、粗バーを加熱する際に、粗バーの搬送方向に沿って所定の間隔に分割された粗バーの複数の温度計測点の各計測点毎に、加熱装置入側温度計で測定された粗バーの温度を初期条件として、加熱装置を使用しない場合の圧延仕上温度:Tmin と、加熱装置に最大投入電力:Pmax を投入して粗バーを加熱した場合の圧延仕上温度:Tmax を予測計算し、各計測点毎に下記(1)式に基づいて加熱装置の投入電力:Pをオンラインで制御して、粗バーの各計測点の圧延仕上温度が目標温度:Ttargetとなるように粗バーを加熱するようにして、必要最低限の電力で粗バーを加熱して、圧延仕上温度を目標温度に制御することが可能な、熱延鋼帯の圧延方法を見出し、本発明を完成させた。
【0010】
【数3】
【0011】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を実施する熱間圧延設備列を示す、概略側面図である。
所定温度のスラブを粗圧延して粗バー2とする粗圧延機1と、粗バー2を仕上圧延して目標板厚の熱延鋼帯となす仕上圧延機8の間に、粗バー2を幅方向全体にわたって加熱するソレノイド型誘導加熱装置7が設置されている。仕上圧延機出側温度計9で検出される圧延仕上温度が目標温度になるように、ソレノイド型誘導加熱装置7を制御して、粗バー2を加熱する方法を提供するのが、本発明の熱延鋼帯の圧延方法である。
【0012】
すなわち、本発明の圧延方法は、搬送されるスラブを粗圧延機1で粗圧延して粗バー2とした後、粗バー2を幅方向全体にわたって加熱するソレノイド型誘導加熱装置7で加熱し、さらに、仕上圧延機8で仕上圧延して熱延鋼帯とする方法において、粗バー2を加熱する際に、粗バー2の搬送方向に沿って所定の間隔に分割された粗バー2の複数の温度計測点の各計測点毎に、ソレノイド型誘導加熱装置7入側に設けた温度計5で測定された粗バー2の温度を初期条件として、ソレノイド型誘導加熱装置7を使用しない場合の圧延仕上温度:Tmin と、ソレノイド型誘導加熱装置7に最大投入電力:Pmax を投入して粗バー2を加熱した場合の圧延仕上温度:Tmax を予測計算する工程と、粗バー2の各計測点毎に予測計算された圧延仕上温度:Tmin とTmax から、各計測点毎に下記(1)式に基づいてソレノイド型誘導加熱装置7の投入電力:Pをオンラインで制御して、粗バー2の各計測点の圧延仕上温度が目標温度:Ttargetとなるように粗バー2を加熱する工程とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【数4】
【0014】
本発明の圧延方法において、ソレノイド型誘導加熱装置を選定した理由は以下のとおりである。
まず、加熱制御応答性から、誘導加熱装置が選定される。誘導加熱装置にはトランスバースフラックス型とソレノイド型の2種類がある。トランスバースフラックス型は、インダクターの形状が複雑で大電流を流すことができず、製造可能な容量が小さい。また、装置が高価である。加熱効率もソレノイド型の方が高いことから、ソレノイド型誘導加熱装置を選定した。
図2は、ソレノイド型誘導加熱装置7の加熱制御方法を説明するために、ソレノイド型誘導加熱装置7の入側付近を拡大した図である。
【0015】
粗バー2の搬送速度や圧延速度は時々刻々と変化しており、加熱装置入側温度計5で検出される粗バー2の温度も、長手方向に一様ではない。そこで、粗バー2を長手方向に分割し、それぞれの点について、必要な昇温量を計算しなければならない。
【0016】
図2の(n)番目の点について説明する。加熱装置入側温度計5で検出した粗バー2の表面温度、および、熱伝導方程式を解いて得た板厚方向温度分布を初期条件にして、ソレノイド型誘導加熱装置7を使用しなかった場合の圧延仕上温度(Tmin )と、ソレノイド型誘導加熱装置7を最大投入電力(Pmax )で操業して粗バー2を加熱した場合の圧延仕上温度(Tmax )を、それぞれ予測計算する。
【0017】
搬送テーブル上と仕上圧延機8のスタンド間における、被圧延材の抜熱量としては、放射と伝熱を計算する。空冷の場合は放射のみを扱えばよい。デスケーリング装置やスタンド間スプレーの直下では、抜熱のほとんどすべてが水への伝熱である。仕上圧延中のロールバイト内では、被圧延材から圧延ロールへの抜熱、加工発熱、および、被圧延材と圧延ロールの接触による摩擦発熱を計算する。抜熱量や発熱量の計算方法については、いくつかの一般的に知られた式が存在し、それらをそのまま、あるいは変形して用いることが可能である。計算精度向上のために、そこに含まれるパラメータの最適化が必要であることは、いうまでもない。
【0018】
ソレノイド型誘導加熱装置7を最大投入電力(Pmax )で運転して、粗バー2を加熱したときの、粗バー2の昇温量(△T)は、例えば次のような式で計算される。
【0019】
△T=(η・Pmax )/(W・H・ρ・Cp・V) …(2)
ηは加熱効率で、粗バー2に投入される熱量と、ソレノイド型誘導加熱装置に投入される電力の比である。Wは粗バー2の幅、Hは板厚、ρは粗バー2の密度、Cpは比熱である。Vは(n)番目の点が、ソレノイド型誘導加熱装置7を通過しているときの平均速度である。
【0020】
粗バー2の(n)番目の点が圧延ライン内を通過する速度は、あらかじめ設定された、粗バー2の先端が仕上圧延機8に噛み込むまでの搬送速度、スレッディング速度、加速圧延を行うときには加速度などから、予測計算することができる。
【0021】
以上の考え方に基づき、圧延仕上温度:Tmax およびTmin は、例えば以下の計算方法により予測できる。
すなわち、ある時刻tにおける被圧延材の板厚平均温度T(t)から、時間Δtが経過したときの板厚平均温度T(t+Δt)を次のようにして計算する。
T(t+Δt)=T(t)+{(発熱量)−(抜熱量)}×Δt/(被圧延材の熱容量) …(3)
発熱量と抜熱量は単位時間あたりの値で、発熱量としては、圧延による加工発熱と、圧延ロールとの接触による摩擦発熱がある。抜熱量としては、放射、冷却水への伝熱、および圧延ロールへの伝熱が考えられる。
【0022】
上記(3)式を用いて、初期温度から仕上圧延機出側温度計のところまで順次計算すれば、圧延仕上温度Tmin を予測することができる。
また、圧延仕上温度Tmax は、加熱装置出側において被圧延材の板厚平均温度T(t)に上記した(2)式のΔT(粗バー2の昇温量)を加えることにより、予測計算できる。
本発明に用いられる制御装置6は、これらのロジックによって、圧延仕上温度Tmax およびTmin を予測計算するプログラムを内蔵しており、予測された温度から、圧延仕上温度を目標温度(Ttarget)にするために必要な、ソレノイド型誘導加熱装置7への投入電力(P)を、次の式により決定する。
【0023】
【数5】
【0024】
制御装置6は、(n)番目の点がソレノイド型誘導加熱装置7のインダクターコイルの中心にきたところで、(1)式で計算された投入電力(P)をソレノイド型誘導加熱装置7に印可し、粗バー2を加熱する。
【0025】
このような、制御を行うためには、粗バー2の位置を絶えず把握する必要があるが、それは、先端検出装置4が粗バー2の先端を検出してから、搬送速度検出用テーブルロール3aが何回転したかを計測することによって、知ることができる。
【0026】
これらの手順を、(1)番目の点から最後の点まで順に行うことによって、圧延仕上温度を目標温度にするために必要な加熱を、粗バー2の長手方向全体にわたって行うことができる。
【0027】
加熱装置入側温度計5とソレノイド型誘導加熱装置7の距離は、制御装置6が投入電力(P)を決定するのに必要な計算時間をかせげるように、ある程度、離しておく必要がある。
粗バー2の分割数は、大きくするほど計算精度が上がるものの、計算時間も長くなってしまう。実用上は、隣り合った点の間隔が、インダクターコイルの長さと同程度にしておけば全く問題はない。
【0028】
本発明により、圧延仕上温度を精度よく制御することが可能となり、材質や形状が長手方向に安定した熱延鋼帯を製造することができる。
なお、本発明の方法は、ソレノイド型誘導加熱装置7だけでなく、エッジヒーターやトランスバースフラックス型誘導加熱装置など、他の加熱装置にも適用が可能である。
以下に本発明の実施例を挙げ本発明の効果を立証する。
【0029】
【実施例】
本発明の熱延鋼帯の圧延方法を実施した熱間圧延設備列は、基本的には図1に示すものである。6,000kW級のソレノイド型誘導加熱装置7を6基備えているところだけが違っている。粗バー2のある一点の加熱に対し、6基のソレノイド型誘導加熱装置7のそれぞれに、同じ電力が投入されるように制御を行っている。
【0030】
(実施例1)
板厚30mm、幅1,200mm、長さ65,000mmの粗バー2を仕上圧延して、板厚1.0mm、幅1,200mmの熱延鋼帯を製造した。粗バー2の先端が仕上圧延機8に噛み込む前の搬送速度は40mpm、スレッディング速度は630mpmである。加速度15mpm/秒で加速圧延を行い、最大1,300mpmまで加速した。材質確保の観点から必要とされる、この鋼種の目標温度は、800℃である。
圧延仕上温度の変化を図3に示す。白丸印は、粗バー2の加熱を行わなかったとき(比較例)の、圧延仕上温度である。先端からおよそ2割の部分で、圧延仕上温度が目標温度を下回っており、材質不良が発生した。
【0031】
これに対し、黒丸印は本発明の方法で粗バー2を加熱したとき(本発明例)の、圧延仕上温度である。粗バー2を長手方向に10等分し、11個の点に対して、必要な投入電力を計算している。
その結果、本発明例の圧延仕上温度は、先端から目標の800℃以上を確保することができ、材質不良部分も生じなかった。このときに、粗バー2に投入された、ソレノイド型誘導加熱装置1基あたりの電力を図4に示す。先端から2割の、加熱なしでは圧延仕上温度が確保できなかった部分だけが加熱されており、無駄な電力をいっさい消費していないことがわかる。
【0032】
(実施例2)
スラブを加熱炉で加熱してから圧延する場合には、スラブのスキッドレールに接触している部分の温度が、他の部分よりも低くなり、スキッドマークが発生する。スキッドマークは、材質や形状の長手方向の変動を引き起こし問題である。本発明により、スキッドマークを除去することが可能である。
【0033】
板厚34mm、幅1,600mm、長さ60,000mmの粗バー2を仕上圧延して、板厚2.8mm、幅1,600mmの熱延鋼帯とした。粗バー2の先端が仕上圧延機8に噛み込む前の搬送速度は60mpm、スレッディング速度は650mpmである。スレッディング後は、加速度8mpm/秒で加速圧延を行った。材質を確保するために必要な圧延仕上温度は、この鋼種の場合890℃である。
【0034】
この実施例における、圧延仕上温度を図5に示す。白丸印で表されるグラフは、粗バー2を加熱しなかった場合(比較例)の、圧延仕上温度である。後端の一部分を除いて、圧延仕上温度が目標温度以下になっており、スキッドマークもそのまま残っている。
【0035】
一方、黒丸印は本発明の方法で、粗バー2を加熱したとき(本発明例)の、圧延仕上温度である。粗バー2を長手方向に20等分し、21個の点に対して、投入電力を計算している。熱延鋼帯の長手方向全体にわたって、圧延仕上温度をほぼ890℃に制御することができ、スキッドマークが除去されている。このとき、粗バー2に投入された、ソレノイド型誘導加熱装置1基あたりの電力を図6に示す。スキッドマークによる温度の変動に応じて、投入電力が変化しており、必要な部分に必要なだけの電力が投入されている。
【0036】
【発明の効果】
本発明の熱延鋼帯の圧延方法によれば、加熱装置へ投入する電力の制御条件を特定することにより、必要最低限の電力で粗バーを加熱して、圧延仕上温度を目標温度に制御することが可能となる。その結果、材質や形状が長手方向に安定した熱延鋼帯を、歩留りよく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱間圧延設備列の概略側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る、加熱装置付近の一部拡大図。
【図3】本発明の実施例1に係る、熱延鋼帯長手方向の圧延仕上温度変化を示した図。
【図4】本発明の実施例1に係る、粗バー長手方向の投入電力の変化を示した図。
【図5】本発明の実施例2に係る、熱延鋼帯長手方向の圧延仕上温度変化を示した図。
【図6】本発明の実施例2に係る、粗バー長手方向の投入電力の変化を示した図。
【符号の説明】
1…粗圧延機、2…粗バー、3…テーブルロール、3a…搬送速度検出用テーブルロール、4…先端検出装置、5…加熱装置入側温度計、6…制御装置、7…ソレノイド型誘導加熱装置、8…仕上圧延機、9…仕上圧延機出側温度計。
Claims (2)
- 搬送されるスラブを粗圧延機で粗圧延して粗バーとした後、粗バーを幅方向全体にわたって加熱する加熱装置で加熱し、さらに、仕上圧延機で仕上圧延して熱延鋼帯とする方法において、
粗バーを加熱する際に、粗バーの搬送方向に沿って所定の間隔に分割された粗バーの複数の温度計測点の各計測点毎に、加熱装置入側に設けた温度計で測定された粗バーの温度を初期条件として、加熱装置を使用しない場合の圧延仕上温度:Tmin と、加熱装置に最大投入電力:Pmax を投入して粗バーを加熱した場合の圧延仕上温度:Tmax を予測計算する工程と、
粗バーの各計測点毎に予測計算された圧延仕上温度:Tmin とTmax から、各計測点毎に下記(1)式に基づいて加熱装置の投入電力:Pをオンラインで制御して、粗バーの各計測点の圧延仕上温度が目標温度:Ttargetとなるように粗バーを加熱する工程と、
を備えたことを特徴とする、熱延鋼帯の圧延方法。
- 前記加熱装置はソレノイド型誘導加熱装置であることを特徴とする、請求項1に記載の熱延鋼帯の圧延方法。
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