JP3854335B2 - モデム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線とデータ回線との間に接続されて音声信号とディジタル信号との変換を行なうモデム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモデム装置として、図12及び図13に示すものが知られている。
図12に示すモデム装置は、コンピュータ1のデータ回線に接続されるとともにボイス機能を備えたモデム回路2と、電話回線3へ接続されるライン端子4と、電話機5を接続する電話端子6と、上記ライン端子4と上記モデム回路2と上記電話端子6との接続を切り替える切替器7とを備えている。すなわち、この切替器7はライン端子4に対してモデム回路2と電話機5とを接続したり、ライン端子4を切り放してモデム回路2と電話機5とを接続したりする。
【0003】
かかる構成において、通常は、切替器7が電話機5をライン端子4に接続しており、電話機5を使用して通話が可能となっている。一方、コンピュータ1の操作によってモデム回路2を使用するときには同モデム回路2がライン端子4を介して電話回線3に接続される。このモデム回路2はボイス機能を備えており、切替器7にてライン端子4を切り放してモデム回路2と電話機5とを接続し、コンピュータ1側の音声応答ソフトウェアなどによって電話機5から留守番電話の応答メッセージなどを取得する。
【0004】
一方、図13に示すモデム装置では、モデム回路2がボイス機能を備えておらず、切替器7はライン端子4を電話端子6か同モデム回路2かのいずれかに切り替え可能となっている。また、コンピュータ1にはサウンド回路8が備えられ、このサウンド回路8に接続されたマイク8aを介して音声信号をディジタル信号に変換して入力したり、ディジタル信号を音声信号に変換しつつスピーカ8bから発生可能となっている。
【0005】
かかる構成において、通常はモデム回路2あるいは電話機5を電話回線3に接続している。しかし、かかる使い方の他、通話用ソフトウェアによってサウンド回路8に接続されているマイク8aを送話器とするとともにスピーカ8bを受話器の代わりとし、音声信号とディジタル信号との変換を行いつつ、モデム回路2を利用したデータ転送でネットワーク内で通話を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のモデム装置においては、次のような課題があった。
【0007】
前者のものにおいては、モデムとして使用中の時には電話機5が役に立たないし、後者のものにおいても、通話用ソフトウェアを使用して通話を行うときに電話機5を利用できない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、電話回線に対応して当然に備えられている電話機を有効に利用することが可能なモデム装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、公衆通信回線とコンピュータとの間に介在されてデータのやりとりを行うモデム手段と、外部の電話機を接続可能で同電話機を音声入出力に使用する電話回線インターフェイスと、上記電話回線インターフェイスと上記コンピュータとの間に接続されて音声入出力に対応する音声信号とディジタル信号との変換を行うサウンド手段と、上記電話機をダイヤル操作することで上記電話回路インターフェイスに出力される信号をディジタル信号であるダイヤル操作データに変換して、上記コンピュータに出力するダイヤル信号変換器と、
上記コンピュータが上記ダイヤル信号変換器から送信された上記ダイヤル操作データをネットワーク宛であると判断した際、上記モデム手段を上記公衆通信回路に接続しつつ、上記音声信号を上記コンピュータに送信できるよう上記電話機と上記電話回路インターフェイスを接続するとともに、上記コンピュータに送信された上記ダイヤル操作データがネットワーク宛でない場合、上記電話機を上記公衆通信回路に接続できるよう切替可能な切替手段とを具備することを特徴とするモデム装置。
【0009】
このように構成した請求項1にかかる発明においては、通常の通話を行う場合、切替手段が電話機を電話回線などの公衆通信回線に対して接続する。上記電話機のダイヤル信号をディジタル信号に変換して上記データ回線に送出するダイヤル信号変換器を有する。従って、電話機にてダイヤルを操作したときにダイヤル信号変換器がそのダイヤル信号をディジタル信号に変換することができ、操作入力として利用可能となる。そして、そのダイヤル信号に応じて、切替手段が公衆通信回線に対してモデム手段を接続するとともに電話機を電話回線インターフェイスに接続する。ここにおいて、同電話回線インターフェイスは外部の電話機が接続されたときに同電話機を音声入出力に使用可能であり、この電話回線インターフェイスとデータ回線との間に接続されたサウンド手段は当該電話回線インターフェイスを介して上記音声入出力に対応する音声信号とディジタル信号との変換が可能となる。
【0010】
すなわち、電話機を音声入力装置とし、入力された音声信号をディジタル信号に変換してコンピュータに取り込み、これを所定の形態でモデム手段から公衆通信回線に送出したり、逆に、公衆通信回線から送られてくるデータに基づき、サウンド手段と電話回線インターフェイスを介して音声信号に変換し、電話機を音声出力装置とするという利用が可能となる。ここにおいて、モデム手段はコンピュータを公衆通信回線に接続させるものであればよく、公衆回線が通常の電話回線であればディジタル信号をアナログの音声信号に変復調するモデムであればよいし、同公衆回線が高速ディジタル通信網であれば、ディジタル通信用の接続装置であるターミナルアダプタのようなものでも良い。また、コンピュータとモデムは独立のものであっても良いし、コンピュータの機能の一部として一体化しているものであっても良い。また、上記ダイヤル信号変換器は、単独の装置であってもよいし、あるいは電話回線インターフェイスを介してサウンド手段がトーン信号を分離し、操作情報だけを取り出すようにしても良い。少なくとも、電話機におけるダイヤル操作を情報として取り出してコンピュータへの入力とするものであればよい。従って、電話機の側に音声入力であったりワンタッチダイヤル等の特殊なダイヤル操作手段が備えられていれば、かかる操作手段にて入力されるダイヤル情報を取得できればよい。
【0011】
サウンド手段は、電話回線インターフェイスとコンピュータとの間に接続され、電話機から入力される音声信号をディジタル信号に変換するとともに、データ回線から入力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して電話機へと音声信号を出力するものであればよい。この場合、インテリジェントタイプとしたり、圧縮解凍回路を備えてデータ転送するようなものでも良い。むろん、通常時には音声を再生したり、録音したりという単独で利用されているものでも構わない。また、これらの機能を全体の一部として備え、他の機能をも兼ね備えるものでも良い。
【0012】
一方、上述した電話回線インターフェイスは、上記公衆通信回線に対して接続される電話機を音声入出力に使用するものであればよい。すなわち、一般には送話器をマイクとするとともに、受話器をスピーカ代わりに利用可能にするものであればよい。これは、通常のアナログ式電話を利用するものであっても良いし、アナログ式電話を利用可能とするターミナルアダプタのアナログポートのようなものであっても構わない。すなわち、公衆通話回線がディジタル回線であり、このディジタル回線にアナログ式電話を接続させるための装置を利用するようなものであっても良い。
【0013】
切替手段は、実質的に上記切り替えが行われるものであればよく、機械的な接片を備えるスイッチであっても良いし、機械的接片を備えないスイッチング回路であっても構わない。また、切替自体はモデム手段の状況に応じて切り替えたりするものであってもよい。上述した切替手段による切替に対応してマイコンが実行する具体的な構成として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のモデム装置において、上記コンピュータにネットワーク宛のダイヤル番号を示す上記ダイヤル操作データを送信された際、上記コンピュータは、上記電話機から送信される音声を表すデータをネットワークを介して送受信する通話プログラムを起動させる構成としている。
【0014】
このように、ダイヤル操作でかかるネットワークで通話相手に接続するソフトウェアを起動できるように構成すれば、受話器を取り上げてダイヤル操作するだけで通常の電話としてではなくネットワークを介して通話することが可能となる。
【0017】
このような通話は音声単独の通話に限定される必要はない。上記コンピュータに撮影機器を接続可能とした構成としてもよい。すなわち、コンピュータの側にはデータ回路を介して撮影機器が入力されており、音声の入出力とともに撮影機器で撮影された画像が取りこみ可能である。従って、通話のディジタル信号を送受信しつつ、画像のディジタル信号を受信し、相手側から画像信号を受信してTV電話としての利用が可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、公衆通信回線をモデム手段に接続したときにも電話機が音声入出力に利用可能となり、電話機を有効に利用できるとともに、通話用ソフトウェアで通話を行う場合には普段の電話機を利用することができるので違和感のない通話を行なうことが可能なモデム装置を提供することができる。また、電話機のダイヤルが入力機器として利用可能となり、キーボードを操作しなければならない場合に比べて身近な機器で違和感の少ない操作が可能となる。
【0019】
さらに、請求項2にかかる発明によれば、電話機のダイヤル操作でコンピュータでの所定の処理を開始させることができるので、通話ソフトウェアを起動させれば電話機と同じ感覚で通話が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるモデム装置をブロック図により示している。
【0021】
同図において、本モデム装置10は、切替手段としての切替器20と、モデム手段としてのモデム回路30と、電話回線インターフェイス40と、サウンド手段としてのサウンド回路50とから構成されており、コンピュータ60に対して接続されるとともに、アナログ式公衆電話回線(以下、電話回線と呼ぶ。)70と、アナログ式電話機(以下、電話機と呼ぶ。)80との間に介在されている。
【0022】
電話回線70はモジュラージャック式のライン端子11に接続され、電話機80も同様にモジュラージャック式の電話端子12に接続されている。両端子11,12はリレー式の切替器20に接続されており、また、同切替器20にはモデム回路30のライン端子31と電話回線インターフェイス40の電話端子41とが接続されており、次のような回線形成が可能となっている。
まず、通常の電話機80の使用のため、ライン端子11を電話端子12に接続し、モデム回路30のライン端子31と電話回線インターフェイス40の電話端子41を開放状態にする。この回線状況を第一切替状況と呼ぶ。一方、電話機80をコンピュータ60の音声入出力に利用するため、ライン端子11をモデム回路30のライン端子31と接続するとともに、電話端子12を電話回線インターフェイス40の電話端子41に接続する。この回線状況を第二切替状況と呼ぶ。なお、常に第二切替状況として利用することも不可能ではない。
【0023】
第一切替状況においては電話機80が電話回線70に接続される一方、モデム回路30や電話回線インターフェイス40が開放され、一般的な電話の利用になる。
第二切替状況においては、ライン端子11がモデム回路30のライン端子31に接続され、コンピュータ60は同モデム回路30を介して電話回線70に接続可能となる。このモデム回路30は、コンピュータ60内部のバス回線に接続されており、電話回線70を介して送受信可能な音声信号とディジタル信号との間で信号の変復調を行い、通信を可能としている。本実施形態においては、コンピュータ60内部のバス回線に接続しているが、コンピュータ60のシリアル通信回線に接続するものであったりパラレル回線に接続するものであっても良いことはいうまでもない。
【0024】
一方、第二切替状況において電話機80に接続される電話回線インターフェイス40は、電話回線70に接続される電話機80を音声入出力に利用するものであり、図2にその概略回路図を示している。電話機80は二線の電話回線70を介して−48Vを給電されており、同時に送話と受話が可能となっている。なお、本実施形態においては−48Vを給電しているが、電話回線の方式によって変更されることはいうまでもない。この電話回線インターフェイス40は、同様に電話機80に給電しつつ送話と受話が可能なように、分圧回路42と給電回路43と二線四線変換回路44とを備えている。二線四線変換回路44は送話器の出力に対応するライン出力44aと受話器への入力に対応するライン入力44bとからなり、図3に示すサウンド回路50に接続されている。
【0025】
本実施形態においては、電話回線インターフェイス40はアナログ式電話機に対応する回路構成となっているが、公衆電話回線が高速ディジタル通信網であって電話機もディジタル式のものである場合には、同ディジタル式電話機を音声入出力に利用可能な回路構成であればよい。この意味でターミナルアダプタにおけるアナログポートのファームウェアなどを利用して構成することもできる。
本実施形態におけるサウンド回路50は、図3に示すように電話回線インターフェイス40におけるライン出力44aに接続されてアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器51と、このA/D変換器51の出力を圧縮する圧縮回路52と、コンピュータ60内部のバス回線との間に介在されるインターフェイス53と、同インターフェイス53を介して出力される圧縮化されたディジタルデータを伸張する伸張回路54と、同伸張回路54の出力のディジタル信号をアナログ信号に変換して上記電話回線インターフェイスにおけるライン入力44bへと出力せしめるD/A変換器55とから構成されている。
【0026】
サウンド回路50は、音声信号が入力されたときに音声データをディジタルデータに変換し、コンピュータ60に対して割り込みを要求してディジタルデータをバス回線に送り出す。また、バス回線からディジタルデータが入力されたときには同データにて表される指令に応じてディジタルデータを音声データに変換して出力する。サウンド回路50は音声を加工することもでき、このようにしてアナログ信号とディジタル信号とを変換する間に音声を加工するといったことも可能である。また、サウンド回路50ではなくコンピュータ60の側で加工しても良い。むろん、送信時であっても、受信時であっても良い。
このサウンド回路50としては、電話回線インターフェイス40とコンピュータ60のデータ回線との間に接続されてアナログ信号とディジタル信号との変換を行うことができればよく、必ずしも上述した回路構成となっている必要はない。例えば、本実施形態においてはコンピュータ60内部のバス回線にされているが、シリアル回線やパラレル回線に接続するようにしてもよい。
【0027】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
本モデム装置10は、コンピュータ60で利用されるソフトウェアにて制御され、例えば、通話用ソフトウェアは図4〜図6に示すフローチャートに対応して構成されている。
まず、通話を開始するには、ステップS100にてネットワーク接続を行う。ネットワークとしてはインターネットを例に取ると、このネットワーク接続では切替器20を第二切替状況の側に切り替え、モデム回路30にて電話回線70を介して所定のプロバイダなどに電話をかける。電話が通じたら、所定のプロトコルを介して接続を行う。
【0028】
ネットワークとの接続後、ステップS110にて通話プログラムを起動する。この通話プログラムでは通話したい相手先に対して音声を表すデータを送信したり、あるいは自分を指定して送られてくる音声を表すデータを受信するものである。
電話機80の送話器に向かって話をすれば、電話回線インターフェイス40のライン出力44aから音声信号に変換されて出力され、さらにサウンド回路50を介してディジタルデータとしてコンピュータ60に入力される。従って、送話処理のステップS200にてサウンド回路50から音声データが入力されたものと判断し、ステップS210にてモデム回路30を介してネットワーク内の特定の通話先にデータとして送信する。
【0029】
一方、ネットワークからモデム回路30を介してデータを受信したときには受話処理を実行する。この受話処理では、ステップS300にてモデム回路30からの出力があると判断すると、その出力がネットワークからの音声データであるか判断し、音声データであるならばサウンド回路50に出力する。すると、同サウンド回路50はアナログ信号へ変換して電話回線インターフェイス40のライン入力44bへ出力し、同電話回線インターフェイス40は電話機80の受話器から聞こえるように音声信号を出力する。
【0030】
以上のようにしてネットワークを介して通話が可能となる。しかしながら、本モデム装置10はかかる通話だけでなく、単独で電話機80をマイクやスピーカとして利用することもできる。コンピュータ60内に音声データを取り込みたい場合、サウンド回路50からの音声データを逐次メモリ内あるいはハードディスク内にファイルの形態で保存すれば録音が可能となるし(ステップS400,410,420)、逆にファイルからデータを読み出してサウンド回路50へと出力する(ステップS500,510)ことにより、再生が可能となる。
【0031】
かかる録音再生機能はコンピュータ60の上述したソフトウェアによって実現できるし、この録音再生機能を利用しつつ通話を受けるようにして留守番電話機能が実現できることはいうまでもない。すなわち、モデム回路30にて自動受信し、ネットワークとのプロトコルが確立して接続した場合に録音しておいたメッセージを再生してモデム回路30より送り出し、続いて同モデム回路30から送られてくるメッセージを同様にファイルの形態でハードディスクなどに保存すれば録音できる。
【0032】
かかる留守番電話機能の代わりに、ネットワークにて電子メールのように送受信することもできる。電子メールであれば所定の機関に保存され、相手が電子メールを受信したときに、その内容が音声データであるならばサウンド回路50を介して電話機80へと送り出すようにしても良い。この場合、送り出すのに先立って電話機80の呼び鈴を鳴動させるようにすればより利便性が向上する。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変形可能である。例えば、上述した実施例においては、ネットワークとしてインターネットを例としているが、通常の社内ネットワークでも可能である。専用線を介して接続されているネットワークであれば、無料で通話も可能となる。
【0033】
また、図9は、本発明の変形例にかかるモデム装置10をブロック図により示している。
この実施形態においては、図1に示すモデム装置10と対比すると、電話機80のダイヤル操作で送出されるトーン信号をデコードするDTMFデコーダ45と、カメラ端子13と、カメラインターフェイス90を備える点で異なっている。
ここにおいて、ダイヤル信号変換器としてのDTMFデコーダ45は電話回線インターフェイス40とともに切替器20によって電話機80に接続可能であり、ダイヤル操作されると同ダイヤル操作を表すディジタル信号を割り込みとともにコンピュータ60のバス回線に出力する。本実施形態においては、トーン信号を対象としているが、パルス信号に基づいてダイヤル操作を表すディジタル信号に変換しても良い。
【0034】
また、カメラインターフェイス90もコンピュータ60のバス回線に接続され、同コンピュータ60からの指令に応じて外部に接続されたカメラ81の撮像データを出力可能となっている。
かかる構成からなる本モデム装置10は、図10に示すフローチャートに対応した通話起動プログラムにて利用可能である。コンピュータ60が待機中に、電話機80のダイヤル操作を行うと、DTMFデコーダ45がこれを検知してディジタルデータに変換してコンピュータ60へ送り出す。このときに、割り込み信号が出力されるので、コンピュータ60はダイヤル操作データが入力されることを検知し(ステップS600)、同ダイヤル操作データがネットワーク宛のダイヤル番号であるか判断する(ステップS610)。
【0035】
例えば、最初のダイヤル番号が「1」であればネットワーク宛のダイヤル番号と設定しておいても良い。続く数桁のダイヤル番号をネットワークの特定個人のIDに対応させておき、テーブルを参照して通話先を特定する。
この後、上述したようにネットワークに接続するとともに(ステップS620)、通話プログラムを起動する(ステップS630)。
このように電話機80のダイヤル操作によってネットワークを介する通話プログラムが起動されることにより、通常の電話と同じ感覚で通話をすることができる。
【0036】
むろん、通話先を特定するだけでなく、ダイヤル操作で音量を大きくしたり小さくしたりする指令を出力するようにしたり、録音や再生の操作手段として利用してもよい。
一方、通話プログラムと同時にカメラ81の撮像データをカメラインターフェイス90から取得し(ステップS700)、モデム回路30を介してネットワークの所定の相手に送り出せば(ステップS710)TV電話として機能する。
この変形例では、カメラインターフェイス90を接続しているが、ネットワークを介して伝送可能な情報機器を接続可能であり、システム装置として拡大可能である。
【0037】
このように、公衆通信回線としての電話回線70とコンピュータ60との間にデータのやりとりを行うモデム回路30を備えるとともに、外部の電話機80を接続可能でこの電話機80を音声入出力に使用する電話回線インターフェイス40と、この電話回線インターフェイス40とコンピュータ60との間に接続されて音声入出力に対応する音声信号とディジタル信号との変換を行うサウンド回路50とを備え、さらに電話回線70にモデム回路30を接続しつつ電話機80を電話回線インターフェイス40に接続することにより、同電話機80を音声入出力に利用しつつモデム回路30を介して通信が可能となり、電話機80の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるモデム装置のブロック図である。
【図2】電話回線インターフェイスの概略回路図である。
【図3】サウンド回路の概略ブロック図である。
【図4】通話ソフトウェアのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】送話処理を示すフローチャートである。
【図6】受話処理を示すフローチャートである。
【図7】録音処理を示すフローチャートである。
【図8】再生処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の変形例にかかるモデム装置のブロック図である。
【図10】通話プログラム起動処理を示すフローチャートである。
【図11】TV電話処理を示すフローチャートである。
【図12】従来のモデム装置のブロック図である。
【図13】他の従来のモデム装置のブロック図である。
【符号の説明】
10…モデム装置
20…切替器
30…モデム回路
40…電話回線インターフェイス
45…DTMFデコーダ
50…サウンド回路
60…コンピュータ
70…電話回線
80…電話機
81…カメラ
90…カメラインターフェイス

Claims (2)

  1. 公衆通信回線とコンピュータとの間に介在されてデータのやりとりを行うモデム手段と、
    外部の電話機を接続可能で同電話機を音声入出力に使用する電話回線インターフェイスと、
    上記電話回線インターフェイスと上記コンピュータとの間に接続されて音声入出力に対応する音声信号とディジタル信号との変換を行うサウンド手段と、
    上記電話機をダイヤル操作することで上記電話回路インターフェイスに出力される信号をディジタル信号であるダイヤル操作データに変換して、上記コンピュータに出力するダイヤル信号変換器と、
    上記コンピュータが上記ダイヤル信号変換器から送信された上記ダイヤル操作データをネットワーク宛であると判断した際、上記モデム手段を上記公衆通信回路に接続しつつ、上記コンピュータに上記音声信号を出力できるよう上記電話機と上記電話回路インターフェイスを接続するとともに、上記コンピュータに送信された上記ダイヤル操作データがネットワーク宛でない場合、上記電話機を上記公衆通信回路に接続できるよう切替可能な切替手段とを具備することを特徴とするモデム装置。
  2. 上記請求項1に記載のモデム装置において、上記コンピュータにネットワーク宛のダイヤル番号を示す上記ダイヤル操作データを送信された際、
    上記コンピュータは、上記電話機から送信される音声を表すデータをネットワークを介して送受信する通話プログラムを起動させることを特徴とするモデム装置。
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