JP3854315B2 - 脱臭装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、脱臭装置に関するもので、特に、オゾンを利用した脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、居間、炊事場、便所、病室、貯蔵室などにおいて、脱臭装置が設置されることがある。このような脱臭装置のうち、たとえばオゾンを利用したものは、脱臭作用だけでなく、殺菌作用も有していて、清潔な環境をもたらすことができる点で有利である。
【0003】
オゾンを利用した脱臭装置は、通常、オゾン発生器を備え、このオゾン発生器で発生されたオゾンを、送風機で強制的に送られた空気と接触させるようにしている。このようなオゾンとの接触により、空気は、脱臭されるとともに、殺菌される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した形式の脱臭装置では、オゾン発生量を高めるほど、脱臭および殺菌効果を高めることができる。しかしながら、このようにオゾン発生量を高めると、大量の有害なオゾンが、余剰分として、室内に排出されることがある。そのため、従来の脱臭装置では、オゾン発生量を予め少なく設定したり、オゾン発生量を少なく調節できるようにされている。したがって、オゾンによる脱臭および殺菌効果が、不十分な場合がある。
【0005】
それゆえに、この発明の目的は、有害なオゾンが環境中に排出されることを防止しながら、オゾンによる脱臭および殺菌効果を十分に高めることができる、脱臭装置を提供しようとすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る脱臭装置は、空気吸入口から空気排出口に至る空気のための経路を与えるハウジング、およびハウジング内の空気を空気吸入口から空気排出口に向かう方向に強制する送風機を備える。ハウジング内には、オゾン発生器、オゾン脱臭作用付与経路、および水貯留器が、この順序で前記空気吸入口から前記空気排出口までの間に配置される。また、オゾン脱臭作用付与経路は、ジグザク状の空気の経路を与えるように、複数の邪魔板を有している。また、送風機は、オゾン脱臭作用付与経路と水貯留器との間に配置される。そして、水貯留器に貯留された水中には、オゾン脱臭作用付与経路を通過した空気が吹き込まれ、この水中を通過した後の空気が空気排出口から排出される。
【0007】
【作用】
この発明による脱臭装置によれば、空気吸入口から吸入された空気に対して、オゾン発生器で発生されたオゾンが、オゾン脱臭作用付与経路を通過する間、その作用を及ぼし、脱臭および殺菌を図る。次いで、このような脱臭および殺菌作用を果たした後の余剰のオゾンを含む空気は、送風機によって強制的に送られることで、水貯留器の水中に吹込まれ、水との接触により分解される。また、オゾン脱臭作用付与経路は、ジグザク状の空気の経路を与えるように、複数の邪魔板を有していることから、このオゾン脱臭作用付与経路を通過する間、オゾンが臭気に対して脱臭作用を及ぼす時間が十分に与えられることになる。
【0008】
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、脱臭および殺菌作用を高めるため、オゾン発生量を多くしても、余剰のオゾンは、水貯留器に貯留された水によって分解されるので、有害な多量のオゾンが空気排出口から排出されることを防止できる。そのため、オゾンの有害性に気を配ることなく、オゾン発生量を多くすることができるので、脱臭および殺菌作用の高い脱臭装置を得ることができる。
【0009】
また、水貯留器内の水に吹込まれるオゾンは、この水の殺菌を行なうとともに、それ自身が殺菌効果を有するオゾン含有水とすることができる。したがって、このイオン含有水を洗浄に利用すれば、洗浄される物の殺菌も行なうことができる。
【0010】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例による脱臭装置10を示す斜視図であり、その内部構造が透視されて示されている。
【0011】
脱臭装置10は、空気吸入口11から空気排出口12に至る空気のための経路を与えるハウジング13を備える。ハウジング13内の空気は、たとえばスパイラル送風機で構成された送風機14によって空気吸入口11から空気排出口12に向かう方向に強制される。
【0012】
ハウジング13内には、空気吸入口11から空気排出口12に向かって、順次、防塵フィルタ15、オゾン発生器16、オゾン脱臭作用付与経路17および水貯留器18がそれぞれ配置される。前述した送風機14は、この実施例では、オゾン脱臭作用付与経路17と水貯留器18との間に配置される。以下、これら要素の詳細について説明する。
【0013】
防塵フィルタ15は、空気吸入口11から吸入される空気に含まれる塵埃を除去するもので、たとえばカートリッジ式とされ、容易に交換可能とされてもよい。
【0014】
オゾン発生器16は、たとえばコロナ放電法を用いるもので、高圧の交流が印加される複数の放電板19を備える。また、このオゾン発生器16によるオゾンの発生効率を高めるため、乾燥ヒータ20が、放電板19の近傍に設けられる。
【0015】
オゾン脱臭作用付与経路17には、ジグザク状の空気の経路を与えるように、複数の邪魔板21が配置される。これら邪魔板21は、単なる板で構成されても、ガス吸着機能を有するたとえばハニカム構造の板で構成されてもよい。このオゾン脱臭作用付与経路17を通過する間、図1に図解的に示したオゾン22が臭気に対して脱臭作用を及ぼす時間が十分に与えられる。
【0016】
オゾン脱臭作用付与経路17の終端には、仕切板23が配置され、この仕切板23の下方に前述した送風機14が配置される。送風機14の空気入口24は、上述した仕切板23の上方の空間と連通する状態とされる。他方、送風機14の空気出口25は、水貯留器18方向に向けられる。
【0017】
水貯留器18には、水26が貯留され、水26中には、曝気管27が配置される。曝気管27は、前述した送風機14の空気出口25に連結される。したがって、オゾン脱臭作用付与経路17を通過した空気は、水26中に吹き込まれ、この水26中を通過した後の空気は、空気排出口12から排出される。
【0018】
以上説明した脱臭装置10によれば、臭気を含んだ空気は、空気吸入口11から吸入され、防塵フィルタ15を通過した後、オゾン発生器16で発生されたオゾン22と接触する。この接触状態は、オゾン脱臭作用付与経路17を通過する間、維持され、これによって、オゾン22の脱臭作用が臭気に及ぼされる。オゾン脱臭作用付与経路17を通過した後、余剰のオゾン22を含む空気は、送風機14によって強制的に送られ、曝気管27を通して、水貯留器18内の水26中に吹き込まれる。このとき、オゾン22は、その一部が水26との接触により分解するとともに、別の一部が水26中に溶解して、この水26を、殺菌効果のあるオゾン含有水とする。また、水26によってオゾン22が除去された後の空気は、空気排出口12から排出される。この排出される空気は、もちろん、既に脱臭および殺菌されている。
【0019】
以上、この発明を図示した実施例に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他いくつかの変形例が可能である。
【0020】
たとえば、脱臭装置10に備える防塵フィルタ15は、必ずしも設けられる必要はない。
【0021】
また、水貯留器18内の水26は、前述したように、殺菌作用を有しているので、この水26を洗浄に利用すれば、洗浄される物の殺菌も行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による脱臭装置10を示す斜視図であり、その内部構造を透視して示している。
【符号の説明】
10 脱臭装置
11 空気吸入口
12 空気排出口
13 ハウジング
14 送風機
16 オゾン発生器
17 オゾン脱臭作用付与経路
18 水貯留器
22 オゾン
26 水
Claims (1)
- 空気吸入口から空気排出口に至る空気のための経路を与えるハウジング、および前記ハウジング内の空気を前記空気吸入口から前記空気排出口に向かう方向に強制する送風機を備え、
前記ハウジング内には、オゾン発生器、オゾン脱臭作用付与経路、および水貯留器が、この順序で前記空気吸入口から前記空気排出口までの間に配置され、
前記オゾン脱臭作用付与経路は、ジグザク状の空気の経路を与えるように、複数の邪魔板を有し、
前記送風機は、前記オゾン脱臭作用付与経路と前記水貯留器との間に配置され、
前記水貯留器に貯留された水中には、前記オゾン脱臭作用付与経路を通過した空気が吹き込まれ、前記水中を通過した後の空気が前記空気排出口から排出されることを特徴とする、脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19726292A JP3854315B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19726292A JP3854315B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 脱臭装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639025A JPH0639025A (ja) | 1994-02-15 |
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Family
ID=16371547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19726292A Expired - Lifetime JP3854315B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3854315B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4816854A (en) * | 1986-08-13 | 1989-03-28 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Close-range lighting flash device |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP19726292A patent/JP3854315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639025A (ja) | 1994-02-15 |
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