JP2820587B2 - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2820587B2
JP2820587B2 JP10306093A JP10306093A JP2820587B2 JP 2820587 B2 JP2820587 B2 JP 2820587B2 JP 10306093 A JP10306093 A JP 10306093A JP 10306093 A JP10306093 A JP 10306093A JP 2820587 B2 JP2820587 B2 JP 2820587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は脱臭機能及び殺菌機能
を有する空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の空気清浄装置の電子集塵部
を示す原理図であり、空気取入口に設けたプレフィルタ
4により比較的粗いゴミ,ホコリ等を除去された汚染空
気は、荷電部51により細かいゴミやチリ等の粒子が帯
電される。この帯電粒子は次に集塵部52を通過するこ
とにより、正負の電極板により吸着される。帯電粒子を
除去された空気は、さらに活性炭フィルタ53を通過す
ることにより、集塵部52でも除去し得なかった微細な
粒子の除去と脱臭が行なわれ、清浄な空気となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気清浄装置は
上記のように構成されているので、プレフィルタ4や集
塵部52で除去し切れなかった微小なチリ等が活性炭フ
ィルタ53に付着し易く、活性炭フィルタ53にチリ等
が多く付着すると、脱臭効果が低下するという問題があ
った。また、プレフィルタ4は汚れやすいため、頻繁に
掃除しなければならず面倒であった。さらに取入れた空
気中に細菌が含まれていてもそのまま室内に送出されて
しまい、空気を完全に浄化することはできなかった。
【0004】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、脱臭効果に優れると共に、殺菌効
果も得ることのできる空気清浄装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、空気
取入口と空気吹出口を有し、その間に空気の流路が形成
された装置本体を構成する筺体と、上記筺体の空気の流
路の途中に設けられた、上記筐体内に取り込まれた空気
に含まれる塵・ほこり等を帯電させる荷電部および塵・
ほこり等を電子的に集塵する集塵部から構成された電子
集塵部と、同じく空気の流路の途中に設けられたファン
と、上記筐体の空気の流路の途中に設けられ、オゾンを
発生するオゾン発生部およびオゾンを分解するオゾン分
解部を対面する2側面の略全部を開口で貫いた筒状ケー
スにて一体に組み付けた脱臭部とを備え、前記オゾン分
解部はケースの開口面積に対し比較的広い面を有して前
記ケースの一開口を概ね塞いでおり、前記オゾン発生部
は前記オゾン分解部に近接して対面してケース内に組み
付けられているものである。
【0006】
【作用】電子集塵部には空気清浄効果及び減菌効果があ
り、また脱臭部には脱臭効果及びオゾンによる殺菌効果
があるので、電子集塵部と脱臭部とが互いに補完し合っ
て、それぞれ単独で用いる場合よりも各効果がより高め
られ、空気を完全に浄化することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1,図2において、1は内部に空気の流路が形
成された装置本体を構成する筐体、2は筐体1に設けた
空気取入口、3は筐体1に設けた空気吹出口、4は空気
取入口2の内側に設けたプレフィルタ、5はプレフィル
タ4を通過した空気が供給される電子集塵部であり、そ
の構成は前記図6に示す構成と同じである。ただし、こ
の発明においては後段に脱臭部を設けるので、この電子
集塵部5には活性炭フィルタは不要となる。6は電子集
塵部5内を照らすようになされた紫外線による殺菌灯、
7は殺菌灯6の光を反射するミラーで、殺菌灯6のほこ
りよけカバーを兼ねている。
【0008】8は空気の吸引及び送風を行うファン、9
は電子集塵部5を通過した空気が供給される脱臭部、1
0は各種操作スイッチ、表示灯が配される操作パネルで
ある。
【0009】図3は脱臭部9の構成を示す。図3におい
て、筒状のケース91の中には3個のオゾン発生素子9
2(オゾン発生部)と、多数の孔93が設けられた拡散
板94と、ハニカム形状を有するオゾン分解用の触媒9
5(オゾン分解部)とが図示のように互いに所定間隔を
置いて上下3段に配され一体的に組み付けられている。
オゾン発生素子92および触媒95は対面する2側面の
略全部を開口で貫いたケース91にて一体に組み付けら
れ、触媒95はケース91の開口面積に対し比較的広い
面を有して前記ケース91の一開口を概ね塞いでおり、
オゾン発生素子92は触媒95に近接して対面してケー
ス91内に組み付けられている。また3個のオゾン発生
素子92を動作させるための3個の高圧電源96が設け
られている。上記触媒95としては複合酸化物(Mn/
TiO2 −SiO2 )をハニカム状に焼成したものが用
いられている。
【0010】図4はオゾン発生素子92の構成を示すも
ので、セラミック等の絶縁板92aの両面に電極92
b,92cを設けて成るものである。電極92bは超硬
金属チタンを図示のようにVカット形状としたものであ
り、電極92cは絶縁板92aに金属蒸着されている。
【0011】図5は脱臭部9の駆動回路の構成を示すも
ので、電源ヒューズ97,オゾン発生機能ON/OFF
用スイッチ98,オゾン発生量切換スイッチ99,動作
表示ランプ100,上記高圧電源96及びオゾン発生素
子92等で構成されている。
【0012】高圧電源96は複数のオゾン発生素子92
に対してそれぞれ設けられており、各電極92bに10
〜20KHz ,6〜7KV程度の高周波の高電圧を加え
るように成されている。スイッチ99は高圧電源96の
使用個数を1つ又は3つに切換えることにより、オゾン
の発生量を変更できるようにしている。
【0013】次に上記構成による動作について説明す
る。電源を入れファン8を駆動すると、空気取入口2か
ら室内の汚染空気が吸い込まれ、プレフィルタ4により
大まかなホコリやゴミ等が取り除かれた後、電子集塵部
5に送られる。この電子集塵部5において前述したよう
に荷電部51で帯電された粒子が集塵部52で集塵さ
。このとき電子集塵部5は殺菌灯6により照射されて
おり、この殺菌灯6の紫外線を含む光はミラー7により
反射されて電子集塵部5の内部深くまで照射される。
【0014】従って電子集塵部5においては集塵効果と
共に殺菌効果が得られる。すなわち、荷電部51や集塵
部52においてもオゾンが発生するので、オゾンによる
脱臭効果と減菌効果とが得られる。
【0015】上記のように電子集塵部5において集塵,
殺菌及びある程度の脱臭が行われた空気は次にファン8
により脱臭部9に送られる。次にオゾンによる脱臭作用
について説明する。
【0016】オゾンO3 には強い脱臭作用があり、悪臭
物質を酸化し無臭物質に変化させる。その場合、オゾン
の使用に際しては、0.1ppm以上のオゾンが外部に
排出されないようにしなければならない。このためには
オゾンを分解するための触媒95が用いられている。
【0017】オゾンの発生源としては紫外線ランプやコ
ロナ放電が用いられる。本実施例で用いられるオゾン発
生素子92は、電極92a,92b間に高周波の高電圧
を加えることにより、電極92a,92bに沿った沿面
放電によるコロナ放電を生じさせ、周囲の空気を原料と
してオゾン化させるようにしている。また、電極92b
をVカット形状とすることにより、ゴミの付着による異
常放電を生じにくくしている。
【0018】脱臭部9に入った悪臭物質の一部は、拡散
板94により入口部に拡散したオゾン(濃度0.1〜
0.5ppm)と直接反応(気相反応)して酸化し、無
臭化される。悪臭物質と反応しなかったオゾンは触媒9
5を通過するときハニカム状セルの壁面に酸素Oとして
吸着する。このとき残りの悪臭物質は触媒95表面の酸
素と反応して無臭物質となる。脱臭作用の大部分はこの
過程で行われる。さらにこの脱臭部9はオゾンによる殺
菌作用も有している。
【0019】また、本実施例では複数のオゾン発生素子
92を使用しているが、1個の高圧電源96でオゾン発
生素子1個を駆動している。すなわち1個の高圧電源9
6で複数のオゾン発生素子92を駆動することも可能で
あるが、その場合、素子毎の放電電圧のばらつきによ
り、一定の素子のみ放電しやすくなり、オゾン発生量が
予定した量に達しない恐れがあるのと比べ、本実施例で
は確実なオゾン発生量が得られる。また、複数のオゾン
発生素子92の駆動数を切り換えるスイッチ99を設
け、使用条件に応じてオゾン発生量を切り換えることが
できる。
【0020】以上述べたようにして、集塵,殺菌及び脱
臭が成された清浄な空気は空気吹出口3から室内に送風
される。
【0021】前述したように、本実施例による空気清浄
装置では電子集塵部5は集塵効果の他に脱臭効果及び殺
菌効果を有しており、脱臭部9は脱臭効果の他に殺菌効
果を有している。このため、電子集塵部5,殺菌灯6及
び脱臭部9における各々の効果が互いに補完し合って各
効果が一層高められ、空気を略完全に浄化することがで
きる。表1は電子集塵部5、殺菌灯6及び脱臭部9の各
効果を示したもので、二重丸印,丸印,三角印は各効果
の程度を示している。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空気
取入口と空気吹出口を有し、その間に空気の流路が形成
された装置本体を構成する筺体と、上記筺体の空気の流
路の途中に設けられた、上記筐体内に取り込まれた空気
に含まれる塵・ほこり等を帯電させる荷電部および塵・
ほこり等を電子的に集塵する集塵部から構成された電子
集塵部と、同じく空気の流路の途中に設けられたファン
と、上記筐体の空気の流路の途中に設けられ、オゾンを
発生するオゾン発生部およびオゾンを分解するオゾン分
解部を対面する2側面の略全部を開口で貫いた筒状ケー
スにて一体に組み付けた脱臭部とを備え、前記オゾン分
解部はケースの開口面積に対し比較的広い面を有して前
記ケースの一開口を概ね塞いでおり、前記オゾン発生部
は前記オゾン分解部に近接して対面してケース内に組み
付けられるように構成したので、各部分における集塵効
果,殺菌効果及び脱臭効果が互いに補完し合ってより完
全に空気を浄化できる。また、電子集塵部には脱臭のた
めの活性炭フィルタを設ける必要がないので、微小なチ
リ等の付着による脱臭効果の低下などの不都合を生ずる
こともないなどの効果が得られる。さらに、脱臭部がオ
ゾン発生部およびオゾン分解部をケースにて一体に組み
付けて構成されているので、装置本体を構成する筺体の
空気の流路が錆びることがなく、またケースが錆びた場
合にはそのケースのみ交換すれば良いため、装置の寿命
を長くすることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による空気清浄装置を示す
断面側面図である。
【図2】同装置の外観斜視図である。
【図3】脱臭部の構成を示す斜視図である。
【図4】オゾン発生素子を示す斜視図である。
【図5】脱臭部の駆動回路を示す構成図である。
【図6】従来の空気清浄装置を示す電子集塵部の構成図
である。
【符号の説明】
1 筐体 5 電子集塵部 6 殺菌灯 9 脱臭部51 荷電部 52 集塵部 91 ケース 92 オゾン発生素子(オゾン発生部) 95 触媒(オゾン分解部)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86261(JP,A) 特開 平5−264057(JP,A) 実開 平2−25035(JP,U) 実開 平2−96520(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B03C 3/00 - 3/88 A61L 9/00 - 9/22 B01D 53/34 - 53/96 F24F 7/00 F24F 1/00 F24F 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気取入口と空気吹出口を有し、その間
    空気の流路が形成された装置本体を構成する筺体と、
    上記筺体の空気の流路の途中に設けられた、上記筐体内
    に取り込まれた空気に含まれる塵・ほこり等を帯電させ
    る荷電部および塵・ほこり等を電子的に集塵する集塵部
    から構成された電子集塵部と、同じく空気の流路の途中
    に設けられたファンと、上記筐体の空気の流路の途中に
    設けられ、オゾンを発生するオゾン発生部およびオゾン
    を分解するオゾン分解部を対面する2側面の略全部を開
    口で貫いた筒状ケースにて一体に組み付けた脱臭部とを
    備え、前記オゾン分解部はケースの開口面積に対し比較
    的広い面を有して前記ケースの一開口を概ね塞いでお
    り、前記オゾン発生部は前記オゾン分解部に近接して対
    面してケース内に組み付けられていることを特徴とする
    空気清浄装置。
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WO2011147095A1 (zh) * 2010-05-28 2011-12-01 Wu Fu-Chi 空气滤清机的进气结构
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