JP3852473B2 - 記録媒体、再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は例えば音声データなどを主データとして記録する記録媒体及びそれに対応して再生動作を行なうことのできる再生装置に関するものである。
各種記録媒体及びそれらに対応する記録再生装置が開発されているが、特にミニディスクシステムとして知られているように、ユーザーが自由に音楽データ等を記録できるものも普及している。
例えばこのミニディスクシステムの場合は、ディスク上でユーザーが録音を行なった領域や、まだ何も記録されていない領域を管理するために、音楽等の主データとは別に、ユーザーTOC(以下U−TOCという)という管理情報が記録されている。
そして記録装置は、このU−TOCを参照しながら記録を行なってもよい領域、即ちフリーエリアのアドレスを確認し、そこに音声データを記録していく。
また再生装置は、U−TOCから再生すべき楽曲等の音声が記録されたトラックのアドレスを把握し、所要の再生動作を行なう。
つまり、U−TOCには録音された各楽曲等がトラックという単位で管理され、そのスタートアドレス、エンドアドレス等が記される。また何も録音されていない未記録領域(フリーエリア)についても、そのスタートアドレス、エンドアドレス等が記される。
ところで再生装置としては単に収録されたトラックを順番に再生していくだけでなく、多様な再生モードが用意されている。例えばミニディスクシステムでは、その再生装置には、トラックナンバ順に通常の再生動作を行なう連続再生モードのほかに、プログラム再生モード、シャッフル再生モード、マルチアクセス再生モードなどがある。
プログラム再生モードとは、ユーザーが任意にトラック順(曲順)を設定することで、その順序で再生が行なわれるモードである。
シャッフル再生モードとは、再生装置内での例えば乱数発生的な動作でランダムにトラックナンバを選択していき、その選択されたトラックを再生させるモードである。
マルチアクセス再生モードとは、例えば『ポン出し再生』とも呼ばれるもので、特定のトラックについて、再生操作に応じて即座に再生音声を出力できるようにするモードである。ここでいう『即座』とは、通常のトラック再生動作に必要となる光学ヘッドの立ち上げやアクセスに要する時間をも除いたタイミングのことをいっており、ほぼ再生操作と同時タイミングで再生音が出力されるものである。
例えばトラック#1〜トラック#5がマルチアクセス再生モードの動作対象とされたとすると、各トラックの先頭の数秒分の音声データを予めD−RAMなどのメモリに取り込んでおくようにする。すると、例えばトラック#3の再生操作が行なわれた場合に、まずメモリに取り込んだトラック#3の先頭のデータを読み出すことで、ディスクに対する再生立ち上げが完了していない時点で再生音声を出力することができる。そしてメモリからの再生データが音声として出力されている間にディスク再生動作の立ち上げ及びアクセスを完了させ、続きのデータを読み出すことで、そのまま再生音声の出力を適正に継続できるものである。 このマルチアクセス再生モードは、操作に応じた即時再生音出力が行なわれるため、例えば演劇、放送などで用いる効果音を再生させる場合など、再生音声の出力タイミングが重要となる場合に有用な再生モードとなる。
なお本明細書では、ディスクに収録されるトラックについては、第1トラック〜第nトラックまでを、上記のように『トラック#1』〜『トラック#n』というように『#』を付して表記する。またトラックナンバとして単に『#2』というように表記する場合もある。
ところで、プログラム再生モードとマルチアクセス再生モードについては、ユーザーがあらかじめトラック順序や対象トラックを設定することになる。
例えばプログラム再生モードの動作としては、まずユーザーがトラック再生順序(曲順)を指定していく。そしてそのトラック再生順序は再生装置内のコントローラ(マイクロコンピュータ)によって保持され、ユーザーの再生操作に応じて、コントローラは指定された曲順どおりにディスクの再生動作を行なっていく。
またマルチアクセス再生モードでは、ユーザーが対象トラックを指定していく。そしてその対象トラックナンバは再生装置内のコントローラによって保持され、コントローラは全対象トラックについて、先頭の数秒分の音声データをメモリに取り込む。その後ユーザーがあるトラックの再生操作を行なうことに応じて、即座にそのトラックの音声出力を行なう。
ところが、このようにプログラム再生モードやマルチアクセス再生モードでの動作が行なわれた後、他のモードに切り換えられたり、ディスクがイジェクトされたり、さらには電源オフとされた場合などは、ユーザーの設定したトラック再生順序や対象トラックのデータは失われることになる。従って、再度そのディスクを装填して前回と同様のプログラム再生やマルチアクセス再生を行なおうとしても、ユーザーは再度曲順や対象トラックの設定をやり直さなければならない。特に何度も同様のプログラム再生やマルチアクセス再生を行なう場合には、ユーザーは非常な面倒を感じることになる。
また、従来実行されていたプログラム再生モードやマルチアクセス再生モードにおいては、単に曲順や対象トラックを設定できるのみの機能であり、その再生時に実行することが好ましい細かい再生動作制御について設定することはできなかった。このためプログラム再生モードやマルチアクセス再生モードなどの特殊再生時に、各トラックの再生に関して、より多様な動作制御を実行できるようにすることが求められている。
本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもので、各種再生モードでの動作管理を行なうことのできる特定再生モード管理領域を有する記録媒体、及びその特定再生モード管理領域を用いた特定の再生モード動作を実行できる再生装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、複数の主データが各々1以上のパーツに分割されて離散的に記録可能な主データ記録領域と、上記主データの記録及び又は再生動作管理するための管理データが記録される管理領域とを備え上記管理領域には上記分割された主データのパーツの再生順序を上記各パーツの記録位置と連結されるパーツへのリンク情報とを備える第1の管理データと、上記主データを複数集め、集められた主データの再生順序を管理する上記主データを識別する主データ番号と上記主データの再生制御情報と上記主データに継続して再生される主データ番号とを備えるリスト情報が1以上そなえられる第2の管理データと、複数の主データの再生順序が指定されるとともにユーザーの再生指示に基づいて即時主データの再生を可能とするマルチアクセスモードを管理する複数のマルチアクセスモードリストを記録する第3の管理データとを備える記録媒体を再生する再生装置において上記リスト情報が備える再生制御情報に基づいて上記主データの再生制御を行う再生制御手段と、上記マルチアクセスモードが指定された場合に即時再生を行うために上記第3の管理データから選択されたマルチアクセスモードリストに基づいて上記マルチアクセスモードリストに管理された各々の主データの先頭から所定データ量を記憶するバッファ手段と、複数の情報リスト及び/又は複数のマルチモードアクセスリストから各々1の情報リスト及び/又はマルチモードアクセスリストを選択するための操作手段と、上記操作手段にて選択されたマルチモードアクセスリストに基づいて上記マルチモードアクセスリストに管理された主データの先頭から所定データ量を上記バッファ手段に記録させ、上記リスト情報に基づく主データの再生が指示された場合には、上記第2の記録領域に記録されたリスト情報に基づいて複数の主データを継続して再生させる主データ番号に基づいて継続再生するとともに、各々の主データは上記第1の管理データのリンク情報に基づいて離散的に記録されたパーツを連結して再生されるように制御する制御手段とを備える
すなわち本発明では、プログラム再生やマルチアクセス再生などの特定再生モードに関する動作制御情報を記録媒体においてリスト情報として記録しておくようにしておき、これによって特定再生モードについて一度設定した状態や、その再生動作の際の細かい制御動作が保存され、必要に応じてその動作状態を繰り返し実行させることができるようになる。
以上説明したように本発明では、記録媒体における管理領域内の1つの管理情報ユニット内に、複数の特定再生モード管理領域を形成し、各特定再生モード管理領域には、それぞれ或る特定の再生モードでの動作に関しての再生すべき各トラック及びその各トラックについての再生時の動作制御情報を有するリスト情報を1又は複数個記録されるようにしている。そして再生装置では、或る特定再生モード管理領域で動作管理される特定再生モードの動作を実行する場合に、その特定再生モード管理領域に記録された1又は複数のリスト情報のうちの或るリスト情報に基づいて、その特定再生モードでの再生動作を実行させる。
すなわち本発明では、プログラム再生やマルチアクセス再生などの特定再生モードに関する動作制御情報を記録媒体においてリスト情報として記録しておくようにしておくことで、これらの特定再生モードについて一度設定した状態や、その再生動作の際の細かい制御動作をディスク上の管理情報として保存しておくことができ、特定の再生モードの動作を実行させるたびにユーザーが動作設定を行なう必要がなく、ユーザーの手間は大幅に軽減されるという効果がある。
また或る特定再生モードについて複数のリストを記録できるため、多数のリストを保存しておき、状況に応じて選択的にその特定再生モードの動作を実行させることができる。
またリストには各トラックについての再生時の動作制御情報も記録できるようにしているため、より細かい再生動作状態の設定を行なうことができ、かつ実際の再生時にはその再生動作状態に自動的に制御されるため、再生時の状況に応じた多様な再生態様の設定及び自動制御を行なうことができ、操作性の向上、記録媒体の使用態様の多様化及び有効利用、演劇や放送などにおいて有効な音響効果再生などが実現できる。
以下、図1〜図15により本発明の各種の実施の形態を説明する。この例は記録媒体として音声データを記録再生することができる光磁気ディスク(ミニディスク)をあげ、また再生装置としては、ミニディスク記録再生装置を例にあげる。説明は以下の順序で行なう。

1.記録再生装置の構成
2.U−TOCセクター0
3.U−TOCセクター6
4.U−TOCセクター6の管理例I
5.U−TOCセクター6の管理例II
6.プログラム再生モードの動作
7.マルチアクセス再生モードの動作

1.記録再生装置の構成

まず図1〜図3によりミニディスク記録再生装置の構成について説明する。
図1は記録再生装置の外観例を示すものである。
この記録再生装置の前面パネルには液晶表示装置等による表示部20が形成されている。この表示部20には記録/再生しているディスクの動作状態、トラックナンバ、記録時間/再生時間、編集動作状態、再生モード等が示される。さらにミニディスクシステムではディスクに文字情報が記録できるが、その文字情報の入力の際の入力文字の表示や、ディスクから読み出した文字情報の表示などが実行される。
電源キー33は記録再生装置の電源オン/オフの操作のために設けられる。
また前面パネルには記録再生装置にディスクを挿入し、またイジェクトキー34の操作に応じてディスクが脱却されるディスク挿入部22が設けらる。
またこの前面パネルには記録/再生に関する操作のための各種操作手段が設けられる。すなわち、再生キー24、一時停止キー23、停止キー25、録音キー26、頭だしアクセス動作を実行させるAMS操作ダイヤル27(以下、ジョグダイヤルという)、高速再生動作を実行させるサーチキー28などが設けられる。これらはいわゆる音声の記録/再生動作に関する基本的な操作キーとなる。ジョグダイヤル27は、その回転操作により、AMS(頭だしサーチ)を指示する操作部となるが、エディット(編集)モードの1つである文字入力モード(ディスクネーム入力モードもしくはトラックネーム入力モード)においては、ジョグダイヤル27の回転操作が、文字選択のためのインクリメント/デクリメント操作となる。
また同じくそれぞれエディットモードの1つであり、後述するプログラム設定モードやマルチアクセス設定モードでは、ジョグダイヤル27の回転操作が、トラックナンバ選択の際のインクリメント/デクリメント操作となる。さらに、後述するプログラム再生モード、マルチアクセス再生モードにおいては、リストの選択のためのインクリメント/デクリメント操作にも用いられる。
また、ジョグダイヤル27は押圧操作可能とされ、この押圧操作はディスクネーム入力モード、トラックネーム入力モード、プログラム設定モード、マルチアクセス設定モードなどにおけるエンター操作として機能する。さらにジョグダイヤル26は押圧操作は、再生キー24の操作と同様に再生操作を兼ねるようにしてもよい。
これらの操作手段とともに、数字キー39が設けられる。
この数字キー39は例えば『1』キーから『25』キー、及び26以上の数字を入力するための『>25』キーが設けられる。
数字キー39は、再生させるトラックナンバをダ
イレクトに選択する場合や、プログラム設定モード、マルチアクセス設定モードでのトラックナンバ入力、さらにはプログラム再生モード、マルチアクセス再生モードでのリストの選択に用いることができる。またマルチアクセス再生モードにおいて再生対象となる各トラックが各数字キーに割り当てられることで、数字キーが各トラックの再生キーとなる。これらについては後述する。
エディットモードの操作のためのキーとしてエディットキー29、イエスキー30、キャンセルキー31が設けられる。
エディットキー29は各種エディットモードの呼出し及び終了の操作のために用いられ、またイエスキー30、キャンセルキー31がエディット中の操作に用いられる。
エディットモードとしては、各トラックに対して曲名などの文字を入力するトラックネーム入力モード、ディスクに対して名称などの文字を入力するディスクネーム入力モード、登録されている文字情報を消去するネームイレーズモード、1つのトラックを複数のトラックに分割するディバイドモード、複数のトラックを1つのトラックに連結するコンバインモード、トラックを消去するイレーズモード、プログラム再生の登録を行なうプログラム設定モード、マルチアクセス再生の登録を行なうマルチアクセス設定モードなどがある。
再生モードの操作のためのキーとして連続再生キー35、プログラムキー36、シャッフルキー37、マルチアクセスキー38が設けられる。
これらのキーを操作することで、再生モードが、連続再生モード、プログラム再生モード、シャッフル再生モード、マルチアクセス再生モードのいずれかが設定される。
なお本例では説明上これらの操作手段を記録再生装置の前面パネルに配するようにしているが、例えば記録再生装置を赤外線などによるリモートコマンダーにより操作可能とし、そのリモートコマンダー上にこれらの操作手段を設けるようにしてもよい。
図1のようなミニディスク記録再生装置の内部構成を図2で説明する。
音声データが記録されている光磁気ディスク1は、スピンドルモータ2により回転駆動される。そして光磁気ディスク1に対しては記録/再生時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。
光学ヘッド3は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行なう。
このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界を光磁気ディスク1に印加する動作を行なう。
光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
再生動作によって、光学ヘッド3によりディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。
抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロコンピュータにより構成されるシステムコントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
アドレスデコーダ10は供給されたグルーブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。
また再生RF信号についてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このときアドレス、サブコードデータなども抽出され、システムコントローラ11に供給される。
エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された音声データ(セクターデータ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行なわれる。
バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、16ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。 このデジタルオーディオ信号は例えばデジタル信号処理回路21でイコライジング、リバーブ、ゲインなどの調整処理が行われた後、D/A変換器15によってアナログ信号とされ、出力端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例えばL,Rアナログオーディオ信号として出力される。
デジタル信号処理回路は、いわゆるDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などで形成され、各種の多様な処理を行うことができる。例えば各種モードの音響設定でのイコライジング処理だけでなく、徐々にゲイン(出力音量レベル)を変化させることでフェードイン、フェードアウトなどの処理等も可能である。
なお、このような処理部をD/A変換器15の後段に設け、アナログ処理により行うようにしてもよい。
光磁気ディスク1に対して記録動作が実行される際には、入力端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。
エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
操作部19はユーザー操作に供される部位を示し、これは図1で説明したような各種操作キーやダイヤルに相当する。これらの操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコントローラ11に供給され、システムコントローラ11は操作情報に応じた動作制御を実行することになる。
また表示部20は図1のように筺体上に設けられるもので、この表示動作はシステムコントローラ11によって制御される。
ところで、ディスク1に対して記録/再生動作を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディスク1上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別することとなる。
この管理情報はバッファメモリ13に保持される。
そして、システムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであるが、システムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでディスク1のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
バッファメモリ13は、例えば図3(a)のように領域設定され、上記した記録データ/再生データはバッファエリア13Aにおいて一時的に蓄積される。
またディスクから読み込んだP−TOC、U−TOCのデータを保持するためにTOCエリア13Cが用意される。
さらに後述するように、マルチアクセス再生モードにおいて所定のトラックの先頭数秒(本例では8秒とする)分の音声データを記憶する必要があるが、このためにマルチアクセスエリア13Bが用意されている。
詳しくは後述するが、マルチアクセス再生モードにおいてトラック#9,#10,#15,#4,#7が再生対象トラックとされる場合は、図3(b)のように、マルチアクセス13Bにトラック#9,#10,#15,#4,#7のそれぞれについて、ディスク1から読み出される先頭8秒分の音声データが記憶される。

2.U−TOCセクター0

ここで、ディスク1において音声データ等の記録/再生動作の管理を行なうU−TOCセクターについて説明していく。
なおディスク1におけるTOC情報としてはU−TOCとP−TOCが設けられているが、このP−TOCはディスク1の最内周側のピットエリアに形成されるもので、読出専用の情報である。そして、P−TOCによってディスクの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエリア)や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなどの位置の管理等が行なわれる。
P−TOCについては詳細な説明を省略する。
U−TOCは1つのセクターで1つの管理情報ユニットが形成されており、U−TOCセクターとしてはセクター0,セクター1,セクター2,セクター4が定義されている。そしてセクター0はディスク1の記録/再生動作に必ず必要となるエリアである。またセクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされる。
これらのエリアに加えて、本例では特にセクター6を用いて新たな管理情報ユニットを設ける。
文字情報を記録するセクター1,セクター4、及び録音日時を記録するセクター2については説明を省略し、ここでは、まずディスク1の記録/再生動作に必ず必要となるU−TOCセクター0について説明する。
図4はU−TOCセクター0のフォーマットを示すものである。
U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音を行なったトラック(楽曲)や新たにトラックが録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録されているデータ領域とされる。
例えばディスク1に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコントローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録していくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
U−TOCセクター0のデータ領域(4バイト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期パターンが記録される。
続いてクラスタアドレス(Cluster H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)となるアドレスや、モード情報(MODE)が4バイト付加され、以上でヘッダとされる。
セクターとは、2352バイトのデータ単位であり、36セクターが1クラスタとなる。同期パターンやアドレスについては、このU−TOCセクター0に限らず、P−TOCセクターや、実際に音声データが記録されるデータセクターでも、そのセクター単位に記録されている。
クラスタアドレスは、上位アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster L) の2バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は1バイトで記される。
続いて所定バイト位置に、メーカーコード、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(First TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last TNO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリアルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
さらに、ユーザーが録音を行なって記録されているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を後述する管理テーブル部に対応させることによって識別するため、対応テーブル指示データ部として各種のテーブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用意されている。
そしてテーブルポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応させることになる管理テーブル部として(01h) 〜(FFh) までの255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパーツテーブルには、或るパーツについて起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツのモード情報(トラックモード)が記録されている。さらに各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、その連結されるパーツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるようにされている。
なお本明細書において『h』を付した数値はいわゆる16進表記のものである。また、パーツとは1つのトラック内で時間的に連続したデータが物理的に連続して記録されているトラック部分のことをいう。
この種の記録再生装置では、1つの楽曲のデータを物理的に不連続に、即ち複数のパーツにわたって記録されていてもパーツ間でアクセスしながら再生していくことにより再生動作に支障はないため、ユーザーが録音する楽曲等については、録音可能エリアの効率使用等の目的から、複数パーツにわけて記録する場合もある。
そのため、リンク情報が設けられ、例えば各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) によって、連結すべきパーツテーブルを指定することによってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部においては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理はなされる。
なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理によりU−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バイト目)としてパーツテーブルを指定する。
U−TOCセクター0の管理テーブル部における(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容が示される。
テーブルポインタP-DFA は光磁気ディスク1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域となるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する場合はテーブルポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、他にも欠陥パーツが存在する場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他のパーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠陥パーツが示されている。そして、さらに他の欠陥パーツがない場合はリンク情報は例えば『(00h) 』とされ、以降リンクなしとされる。
テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(FFh) のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク1上のデータの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)について示しており、フリーエリアとなるトラック部分(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリーエリアが存在する場合はテーブルポインタP-FRA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、フリーエリアであるパーツがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、このようなパーツが複数個有り、つまりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次指定されている。
図5にパーツテーブルにより、フリーエリアとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパーツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされている時に、この状態が対応テーブル指示データP-FRA に引き続きパーツテーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様となる。
ところで、全く楽曲等の音声データの記録がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、テーブルポインタP-FRA によってパーツテーブル(01h) が指定され、これによってディスクのレコーダブルユーザーエリアの全体がフリーエリアであることが示される。そして、この場合残る(02h) 〜(FFh) のパーツテーブルは使用されていないことになるため、上記したテーブルポインタP-EMPTY によってパーツテーブル(02h) が指定され、また、パーツテーブル(02h) のリンク情報としてパーツテーブル(03h) が指定され・・・・・・、というようにパーツテーブル(FFh) まで連結される。この場合パーツテーブル(FFh) のリンク情報は以降連結なしを示す『(00h) 』とされる。
なお、このときパーツテーブル(01h) については、スタートアドレスとしてはレコーダブルユーザーエリアのスタートアドレスが記録され、またエンドアドレスとしてはリードアウトスタートアドレスの直前のアドレスが記録されることになる。
テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光磁気ディスク1にユーザーが記録を行なった楽曲などのトラックについて示しており、例えばテーブルポインタP-TNO1ではトラック#1のデータが記録された1又は複数のパーツのうちの時間的に先頭となるパーツが示されたパーツテーブルを指定している。
例えばトラック#1とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されずに、つまり1つのパーツで記録されている場合は、そのトラック#1の記録領域はテーブルポインタP-TNO1で示されるパーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとして記録されている。
また、例えばトラック#2とされた楽曲がディスク上で複数のパーツに離散的に記録されている場合は、そのトラック#2の記録位置を示すため各パーツが時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブルポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで連結される(上記、図5と同様の形態)。
このように例えばトラック#2(2曲目)を構成するデータが記録された全パーツが順次指定されて記録されていることにより、このU−TOCセクター0のデータを用いて、トラック#2の再生時や、そのトラック#2が記録された領域への上書き記録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をアクセスさせ離散的なパーツから連続的な音楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
各パーツテーブルに設けられるトラックモードの情報としてはその1バイトの各ビットによって所定の状態が示されている。
トラックモードのデータとなるd1〜d8の8ビットとして、例えばd2が『0』又は『1』であることでコピーライトプロテクトのオン/オフ状態が示される。また、d4が『1』である場合はそのパーツはオーディオデータであると識別される。さらにd7についてはモノラル/ステレオの識別、d8についてはエンファシス情報に用いられている。

3.U−TOCセクター6

本例では、U−TOC内の1つのユニットであるU−TOCセクター6としてのエリアを用いて、特定の再生モードに関する管理情報を記録できるようにしている。特定の再生モードは何であるとするかは特に限定されないが、本例ではプログラム再生モード、及びマルチアクセス再生モードとし、これらの再生モードに関する管理情報をU−TOCセクター6に記録するものとする。なお、本例ではU−TOCセクター6を用いているが、セクター7などの他のU−TOCセクターを用いて、以下説明するフォーマットの領域を設定してもよい。
図6にU−TOCセクター6のフォーマットを示す。先頭のヘッダには、他のセクターと同様にシンクパターン、クラスタアドレス、セクターアドレス、モードが記録される。
このU−TOCセクター6では、Aリストポインタ部とAスロット部による1つの管理領域(以下、A管理領域)が形成され、またBリストポインタ部とBスロット部による1つの管理領域(以下、B管理領域)が形成される。
本例では、Aリストポインタ部とAスロット部によるA管理領域では、プログラム再生モードに関する管理情報を記録し、またBリストポインタ部とBスロット部によるB管理領域では、マルチアクセス再生モードに関する管理情報を記録するものとする。
A管理領域におけるAリストポインタ部には、128個のリストポインタP-LST・A1〜P-LST・A128が設けられる。
またAスロット部には各4バイトで255単位のスロット(A-01h) 〜(A-FFh) が設けられている。
各スロット(A-01h) 〜(A-FFh) は図7のように構成される。即ち1バイトでトラックナンバが記録され、2バイトでプログラム再生時におけるそのトラックの再生動作に関する各種情報(以下、リストトラックモード)が記録される。
さらに1バイトはリンク情報とされる。
このようなA管理領域で、プログラム再生モードについての管理が次のように行なわれる。プログラム再生のためには、ユーザーが所望のトラック順序を指定していくことになるが、そのような操作で形成された1単位のプログラムリスト(ユーザーの設定した曲順)が1つのリストとして記録される。
リストポインタP-LST・A1〜P-LST・A128が用意されていることにより、最高128個のプログラムリストをA管理領域内に登録することができる。
そしてプログラムリストが登録された或るリストポインタP-LST・A(x)には、或るスロット(A-xxh) が指定されており、そのスロット(A-xxh) にはそのプログラムリストの最初のトラックナンバ、リストトラックモードが記述される。さらにリンク情報により他のスロットがリンクされ、そのリンクされたスロットに次のトラックのトラックナンバ、リストトラックモードが記述されるというように1つのプログラムリストが管理される。
なお、スロット(A-01h) 〜(A-FFh) のうちで使用されていないスロットはスロットポインタP-EMPTY・A からのリンクによって管理される。
B管理領域におけるBリストポインタ部には、128個のリストポインタP-LST・B1〜P-LST・B128が設けられる。
またBスロット部には各4バイトで255単位のスロット(B-01h) 〜(B-FFh) が設けられている。
各スロット(B-01h) 〜(B-FFh) もAスロット部と同様に図7のように構成される。
このようなB管理領域で、マルチアクセス再生モードについての管理が行なわれる。マルチアクセス再生のためには、ユーザーが対象となるトラックを指定していくことになるが、そのような操作で形成された1単位のマルチアクセスリスト(ユーザーの設定した対象トラック群)が1つのリストとして記録される。
リストポインタP-LST・B1〜P-LST・B128が用意されていることにより、最高128個のマルチアクセスリストをB管理領域内に登録することができる。
そしてA管理領域と同様に、マルチアクセスリストが登録された或るリストポインタP-LST・B(x)には、或るスロット(B-xxh) が指定されており、そのスロット(B-xxh) にはそのマルチアクセスリストの最初のトラックナンバ、リストトラックモードが記述される。さらにリンク情報により他のスロットがリンクされ、そのリンクされたスロットに次のトラックのトラックナンバ、リストトラックモードが記述されるというように1つのマルチアクセスリストが管理される。
スロット(B-01h) 〜(B-FFh) のうちで使用されていないスロットはスロットポインタP-EMPTY・B からのリンクによって管理される。
各スロット(A-01h) 〜(A-FFh) ,(B-01h) 〜(B-FFh) における2バイトのリストトラックモードとしては、その2バイト(16ビット)を用いて各種の動作状態を設定できる。例えば再生時のゲイン(音量レベル)、フェードイン、フェードアウト、ミュートなどの動作の指定、出力音声のイコライジング、トーン(ベースブーストなど)、リバーブなどの指定を行なうように設定できる。また、再生時における表示する情報の種別や、文字情報を表示する場合の字体、アルファベット/カナの別等を指定するようにしてもよい。さらに、トラックの一部のみを再生させるための情報を記録するようにすることも考えられる。
このリストトラックモードにより、設定された或るプログラムリストや或るマルチアクセスリストに基づく動作を実行する際の、各トラックの再生状態などを細かく設定できることになる。
なお、本例ではA管理領域でプログラム再生に関する管理を行い、B管理領域でマルチアクセス再生に関する管理を行うようにするが、A管理領域、B管理領域をどのような再生モードに関する管理に用いるかは各種考えられる。すなわちプログラム再生やマルチアクセス再生以外の再生モードに関する管理に用いても良い。また、A管理領域とB管理領域は必ずしも異なる再生モードの管理にわりあてなければならないものでもなく、例えばA管理領域とB管理領域の両方をプログラム再生に関する管理情報を記録するようにし、最高256個のプログラムリストを記録できるようにすること等も考えられる。
さらに、本例では1つのU−TOCセクター内でA管理領域とB管理領域の2つの管理領域に分割するようにしたが、例えばA管理領域,B管理領域,C管理領域というように更に多数の管理領域分割を行ってもよい。

4.U−TOCセクター6の管理例I

上記のように、U−TOCセクター6におけるA管理領域でプログラム再生に関する管理を行ない、B管理領域でマルチアクセス再生に関する管理を行なう場合としての管理例を図8〜図10で説明する。
図10(a)は或るディスクに収録されている内容の例を示している。このディスクは例えばトラック#1〜#20の20トラックが収録されているとし、各トラックとして図示するように曲A〜曲Lの楽曲や、チャイム音、笑い声などの
各種の効果音が、それぞれ所定のトラックナンバで記録されているものとする。
このようなディスクに関し、ユーザーがエディットモードの1つであるプログラム設定モードの操作を行ない、例えば図10(b)のように再生するトラック順序を指定していったとする。
ここではプログラム再生する際の1トラック目(第1プログラムトラック)としてトラック#2を指定し、続く第2プログラムトラックとしてトラック#6を指定している。
さらに第3プログラムトラック,第4プログラムトラックとしてそれぞれトラック#8,#1を指定したとする。即ちユーザーは、曲B、曲E、曲G、曲Aを、この順序で再生させるべきプログラム設定を行なったことになる。
このようなプログラム設定によって指定された曲順は、U−TOCセクター6のA管理領域においてプログラムリストの1つとして登録される。いま、このようなプログラムリストがリストポインタP-LST・A1から管理される第1プログラムリストとされるとすると、その管理は例えば図8のような形態で行なわれることになる。
即ち、リストポインタP-LST・A(1)には、或るスロット(例えばスロット(A-01h) )が指定され、そのスロット(A-01h) には、このプログラムリストの最初のトラックとなる第1プログラムトラックのトラックナンバとリストトラックモードが記述される。即ちトラックナンバ『#2』と、このプログラムリストに基づいて再生が開始され、トラック#2が再生される際における再生動作制御(上述したフェードイン、イコライジング、ゲインなど)に関する情報がリストトラックモードとして記録される。なお、リストトラックモードに記録すべき内容は、プログラム登録時にユーザーが入力するものとすればよい。
そしてスロット(A-01h) のリンク情報には例えばスロット(A-02h) が、セクター内のバイトポジションなどの値により示されているとすると、スロット(A-01h) からスロット(A-02h) がリンクされたことになり、このスロット(A-02h) に、第2プログラムトラックのトラックナンバ『#6』とそのトラック#6の再生時の動作のためのリストトラックモードが記述される。
さらにスロット(A-02h) 以降、リンク情報により例えばスロット(A-05h) →(A-09h) とリンクされ、スロット(A-05h) に第3プログラムトラックのトラックナンバ『#8』とそのトラック#8の再生時の動作のためのリストトラックモードが、スロット(A-09h) に第4プログラムトラックのトラックナンバ『#1』とそのトラック#1の再生時の動作のためのリストトラックモードが、それぞれ記録される。
この場合、ユーザーは4トラックしかプログラムしなかったとすると、第5プログラムトラック以降はなく、従って第4プログラムトラックの記録を行なっているスロット(A-09h) では、リンク情報=『00h』とされ、以降リンクされるスロットは無いことが示される。
このような形態で1つのプログラムリストが管理されることになる。
次に、図10(a)のようなディスクに関し、ユーザーがエディットモードの1つであるマルチアクセス設定モードの操作を行ない、例えば図10(c)のように再生対象となるトラックを指定していったとする。
ここではマルチアクセス再生対象として、トラック#9(笑い声)、トラック#10(クラクション音)、トラック#15(ブザー音)、トラック#4(チャイム音)、トラック#7(曲F)の5トラックを指定したとする。
そしてマルチアクセス再生モードにおける操作のためのナンバとしてトラック#9,#10,#15,#4,#7が、それぞれ第1アクセストラック〜第5アクセストラックとして割り当てられるものとする。
第1アクセストラックとは、図1に示した数字キー39における『1』キーにより再生が行なわれるトラックであり、第2アクセストラックとは『2』キーにより再生が行なわれるトラックである。以下も同様である。
このようなマルチアクセス設定を行なった後、ユーザーは再生モードをマルチアクセス再生モードにセットし、『1』キーから『5』キーまでのいずれかを任意のタイミングで操作することにより、その操作したキーに対応するトラックが即座に再生されることになる。例えば演劇や放送での効果音としてチャイム音を出力したいタイミングがある場合は、そのタイミングを見計らって『4』キーを押せば、その押した瞬間にチャイム音が出力される。
このようなマルチアクセス設定によって指定されたトラックは、U−TOCセクター6のB管理領域においてマルチアクセスリストの1つとして登録される。いま、この図10(c)のようなマルチアクセスリストがリストポインタP-LST・B1から管理される第1マルチアクセスリストとされるとすると、その管理は例えば図9のような形態で行なわれることになる。
即ち、リストポインタP-LST・B(1)には、或るスロット(例えばスロット(B-01h) )が指定され、そのスロット(B-01h) には、このマルチアクセスリストの第1アクセストラックのトラックナンバとリストトラックモードが記述される。即ちトラックナンバ『#9』と、このマルチアクセスリストに基づいたマルチアクセス再生モードとされ、トラック#9が再生される際における再生動作制御に関する情報がリストトラックモードとして記録される。なお、この場合もリストトラックモードに記録すべき内容は、マルチアクセス設定時にユーザーが入力するものとすればよい。
そしてスロット(B-01h) のリンク情報には例えばスロット(B-02h) が、セクター内のバイトポジションなどの値により示されているとすると、スロット(B-01h) からスロット(B-02h) がリンクされたことになり、このスロット(B-02h) に、第2アクセストラックのトラックナンバ『#10』とそのトラック#10の再生時の動作のためのリストトラックモードが記述される。
さらにスロット(B-02h) 以降、リンク情報により例えばスロット(B-03h) →(B-07h) →(B-0Ah) とリンクされ、スロット(B-03h) に第3アクセストラックのトラックナンバ『#15』とそのトラック#15の再生時の動作のためのリストトラックモードが、スロット(B-07h) に第4アクセストラックのトラックナンバ『#4』とそのトラック#4の再生時の動作のためのリストトラックモードが、さらにスロット(B-0Ah) に第5アクセストラックのトラックナンバ『#7』とそのトラック#7の再生時の動作のためのリストトラックモードが、それぞれ記録される。
この場合、ユーザーは5つのトラックをマルチアクセス再生の対象トラックとしたとすると、第6アクセストラック以降はなく、従って第5プログラムトラックの記録を行なっているスロット(B-0Ah) では、リンク情報=『00h』とされ、以降リンクされるスロットは無いことが示される。
このような形態で1つのマルチアクセスリストが管理されることになる。

5.U−TOCセクター6の管理例II

U−TOCセクター6におけるA管理領域、B管理領域では基本的には以上のようにプログラム再生やマルチアクセス再生に関する管理情報の記録が行なわれることになるが、各管理領域ではそれぞれ複数のプログラムリスト、マルチアクセスリストが記録可能である。そして後述するが、このように記録された1又は複数のプログラムリスト、マルチアクセスリストのなかから、プログラム再生モード、マルチアクセス再生モードの際に選択を行なうことによって、そのプログラムリストもしくはマルチアクセスリストに基づいたプログラム再生、マルチアクセス再生が可能となるものである。このような複数のリストからの選択を行なうことを考えると、各プログラムリスト、マルチアクセスリストに、リスト名を付加できると便利なものとなる。つまりプログラム再生モード、マルチアクセス再生モードの際にリスト名をみていって必要なリストを選択できる。
そこで、例えば図11のような管理形態をとり、各プログラムリスト、マルチアクセスリストにリスト名を付加できるようにしてもよい。
この図11は、マルチアクセスリストの管理形態例としての図9の例に、リスト名を付加した場合である。図9で説明したようにリストポインタP-LST・B(1)からスロット(B-01h) →(B-02h) →(B-03h) →(B-07h) →(B-0Ah) とリンクされ、第1〜第5アクセストラックとしてのトラック#9,#10,#15,#4,#7が記録されるが、第5アクセストラックを記録するスロット(B-0Ah) でリンクを終了させず、例えばスロット(B-0Bh) をリンクさせる。そしてスロット(B-0Bh) においてはトラックナンバとして例えば『#0』に相当する値を記録する。『#0』はトラックナンバとしてはありえない数値であり、例えばこのような数値を、以降はテキストデータ(文字情報)が記録されていることを示す識別子と設定する。
そしてこのスロット(B-0Bh) から、入力されたリスト名としての文字数に必要なだけのスロット数をリンクさせ、リンク情報以外の各バイト位置に文字データを記録していく。例えばユーザーがリスト名として『EFFECT 1』という名称を入力した場合は、スロット(B-0Bh) から例えばスロット(B-0Ch) 、(B-0Dh) と2つのスロットをリンクさせ、スロット(B-0Bh) からスロット(B-0Dh) までの所定のバイト位置に、図示するように『E』『F』『F』『E』『C』『T』『 』『1』というデータを記録する。
そしてスロット(B-0Dh) においては、リンク情報を『00h』とし、ここでリンクは終了することを示すようにする。
このような管理方式をとることで、プログラムリストやマルチアクセスリストなど、U−TOCセクター6で管理される各リストについて名称を設定することができる。

6.プログラム再生モードの動作

本例の記録再生装置において再生モードの1つされるプログラム再生モードでは、システムコントローラ11がU−TOCセクター6の情報を読込、それを用いて動作制御を実行することになる。このためにはU−TOCセクター6のA管理領域に少なくとも1つ以上のプログラムリストが記録されていなければならない。
このプログラムリストはユーザーが設定していくものであるが、この設定操作はエディットモードの1つであるプログラム設定モードによって行なわれる。
まずユーザーの操作によってプログラム設定モードとされた場合のシステムコントローラ11の処理例を図12で説明していく。
プログラム設定モードとされると、ステップF101でシステムコントローラ11はまず変数n=1にセットする。そしてステップF102で表示部20においてプログラム設定操作のための必要な表示を実行させ、ユーザーにトラックナンバの入力を要求する。そしてステップF103,F104のループで、ユーザーの操作を監視する。
これに応じて、ユーザーはまず第1プログラムトラックとなるトラックナンバを入力することになるが、トラックナンバ入力があったら、ステップF103からF105に進み、入力されたトラックナンバを、第nプログラムトラックのトラックナンバとして取り込む。変数n=1であるから、まず第1プログラムトラックとしてのトラックナンバが取り込まれたことになる。
続いてステップF106でユーザーに、その第1プログラムトラックに対するトラックモード設定要求を行なう。例えばゲイン、フェードイン、フェードアウト、イコライジングなどの設定メニュー画面を表示部20に表示させ、その画面内で各パラメータのイニシャル値を表示させる。そしてユーザーの操作に応じてゲイン等の各パラメータについての値が可変されるようにする。
トラックモード入力方式としては、ユーザーは、画面上で特に必要なければイニシャル値が表示された状態でエンター操作を行ない、或は再生時の動作について希望があれば、必要なパラメータの設定を行なってからエンター操作を行なうようにするような操作方式が考えられる。
ユーザーの操作によってトラックモード情報の入力が行なわれたら、システムコントローラ11の処理はステップF107からF108に進み、入力されたトラックモード情報を、第nプログラムトラックに対するトラックモードとして取り込む。そしてステップF109で変数nをインクリメントしてステップF102に戻り、トラックナンバ入力要求を行なって、ステップF103,F104の操作監視ループに入る。
続いてユーザーは、第2番目に再生させたいトラックのトラックナンバを入力することになるが、このとき変数n=2であるので、ユーザーが入力したトラックナンバはステップF105で第2プログラムトラックのトラックナンバとして取り込まれる。そしてステップF106,F107,F108で第2プログラムトラックのトラックモードの入力要求及び入力されたトラックモード情報を第2プログラムトラックのトラックモードとしての取込みが行なわれ、ステップF109で変数nがインクリメントされてステップF102に戻る。以降同様の処理で、第3プログラムトラック、第4プログラムトラック・・・・の設定が行なわれていく。
ユーザーは所望のトラックナンバを所望の順番で全て入力したら、設定終了操作を行なうことになるが、そのときのシステムコントローラ11の処理はステップF104からF110に進む。そして、それまでに取り込まれている第1のプログラムトラックのトラックナンバ及びそのトラックモードから、第nのプログラムトラックのトラックナンバ及びそのトラックモードまでのデータにより、プログラムリストとしてのデータを生成する。
そしてステップF111で、そのプログラムリストが、U−TOCセクター6の或るリストポインタP-LST・A(x)から管理される第(x)プログラムリストとなるように、U−TOCセクター6のデータ更新を行なう。つまり、例えば図8で説明したような管理が行なわれるように、リストポインタP-LST・A(x)及び必要数のスロットにプログラムリストとしてのデータの書き込まれる。
このU−TOC更新処理はまずバッファメモリ13に保持されているU−TOCデータに対して行なわれ、その後、そのバッファメモリ13に保持されているU−TOCデータがディスク1のU−TOC領域に書き込まれることになる。
以上のような処理でプログラムリストがU−TOCセクター6上に書き込まれることで、その後は、そのプログラムリストに基づくプログラム再生は、そのリストを選択するのみで実行可能となり、ユーザーが毎回同じプログラム登録を行なう必要は無くなる。
なお、図11のようにリスト名を入力できるようにする場合は、例えばステップF110の直前の段階でユーザーにネーム入力要求を行ない、入力された文字情報を取り込むようにすればよい。
以上のような処理でのプログラム設定が行なわれ、1又は複数のプログラムリストがU−TOCセクター6に記録されているディスクについては、そのプログラムリストの選択によるプログラム再生モード動作が可能となる。
プログラム再生モードとされた場合のシステムコントローラ11の処理を図13で説明していく。
ディスク1が装填されると、システムコントローラ11はまずそのディスク1からTOCデータを読み込み、バッファメモリ13に取り込むことになる。これによってそのディスク1に対する記録/再生動作が可能な状態となる。
ここでユーザーがプログラム再生モードとする操作を行なうと、システムコントローラ11は図13の処理を開始し、まずステップF201で、バッファメモリ13に保持されているTOC情報のうちのU−TOCセクター6におけるA管理領域の検索を行なう。
ここで、リストポインタP-LST・A1〜P-LST・A128の全てが『00h』であれば、A管理領域にはプログラムリストが1つも記録されていないことになる。
このような場合はステップF202でプログラム再生を実行するためのプログラムリストがないと判断され、ステップF203に進んで、ユーザーに対してプログラムリストが存在しない旨の表示を行なう。
このような場合は、そのままではプログラム再生動作は実行できず、ユーザーは、図12で上述したプログラム設定モードの操作により、少なくとも1つのプログラムリストを登録する必要がある。
A管理領域内に少なくとも1つ以上のプログラムリストが記録されていた場合は、ステップF202からF204に進んで、ユーザーにプログラム再生を実行すべきプログラムリストの選択を要求する。
この選択のためには、例えばジョグダイヤル27や数字キー39の操作に応じて順次各プログラムリストの内容を表示していったり、或は所定数のプログラムリスト単位で一覧表示させるような方式が考えられる。プログラムリストの内容表示のためには、そのプログラムリストで再生されるトラックナンバ順を表示させたり(例えば図8の例のプログラムリストであれば『2→6→8→1』のような表示を行なう)、もしくは図11の例のようにリスト名が付加されている場合は、そのリスト名を表示させるようにするとよい。
ユーザーがプログラムリストの選択操作を実行したら、ステップF205からF206に進み、その選択されたプログラムリストのトラック順で再生動作を実行するための設定として、内部レジスタへのプログラムリストデータの取込などの必要な処理を行なう。
なおA管理領域内にプログラムリストが1つしか記録されていなければ、ステップF204,F205 の処理を省略してステップF206の処理を行なってもよい。
そしてユーザーが再生操作を行なったらステップF207からF208に進み、そのプログラムリストに基づいた再生処理を実行する。
例えば図8の例のようなプログラムリストが選択され、再生操作が行なわれた場合は、サーボ回路9や光学ヘッド3及びエンコーダ/デコーダ部8などの再生処理系に対して、まず第1プログラムトラックであるトラック#2の再生を実行させる。このとき、スロット(A-01h) に記録されていたリストトラックモードに応じて、デジタル信号処理部21などに対する制御を行ない、例えば音量レベル(ゲイン)設定、フェードインなどの特殊処理、イコライジングなどの必要な音響処理も実行させることになる。
そしてトラック#2の再生が終了したら、引き続き第2プログラムトラックであるトラック#6の再生を実行させる。このときも、スロット(A-02h) に記録されていたリストトラックモードに応じて、デジタル信号処理部21などに対する制御も行なう。
その後、第3プログラムトラックであるトラック#8、第4プログラムトラックであるトラック#1と再生を実行させ、プログラム再生動作を終えることになる。
以上のようにプログラム再生動作が実行される本例では、プログラム再生のための曲順などはユーザーは一度設定を行なえば、そのプログラムリストは上記図12の処理で自動的にU−TOCセクター6に記録される。従って、その後の時点(ディスク入れ換えがあり再度そのディスクが装填された場合や、一旦電源オンとされた後など)で、もう一度で以前に設定した曲順でプログラム再生を実行させたいような場合にも、単にプログラムリストの選択を行なうだけでよく、毎回プログラム設定操作を行なう必要はなくなる。また本例の場合最高128個のプログラムリストを記録できるため、一度設定したプログラムリストを保存したまま他のプログラムリストを作成していき、多様なプログラムリストを設定できる。そして状況に応じてプログラムリストを使い分けてプログラム再生を行なうといった操作も簡単に実行できる。
さらにプログラムリスト内にプログラムリストトラックモードとしてトラック毎に再生制御データを設定できる。このため、例えばプログラムリストのうちの或るトラックだけは小さい音量で再生させたり、或るトラックではフェードインにより再生を開始させたいなどの再生状態制御などに関する要望がある場合に、それに対応した設定を行ない、再生時にその要望に応じた処理を自動的に実行できることになる。
なお、以上の説明はデータ記録可能な光磁気ディスクについて行なってきたが、ミニディスクシステムは、予めエンボスピットで音楽データ等を記録した再生専用ディスクも提供されている。このような再生専用ディスクも上記U−TOCセクター6のような領域をP−TOCセクターの1つとして設ければ、ディスク作成者側が各種多様なプログラムリストを設定しておき、ユーザーがその1つを選択してプログラム再生を行なうといったことが実現できる。

7.マルチアクセス再生モードの動作

次に、上記プログラム再生モードとともに、本例の記録再生装置の再生モードの1つとされているマルチアクセス再生モードの動作について説明する。このマルチアクセス再生モードでも、システムコントローラ11がU−TOCセクター6の情報を読込、それを用いて動作制御を実行することになる。そしてこのためにはU−TOCセクター6のB管理領域に少なくとも1つ以上のマルチアクセスリストが記録されていなければならない。
このマルチアクセスリストはユーザーが設定していくものであるが、この設定操作はエディットモードの1つであるマルチアクセス設定モードによって行なわれる。
まずユーザーの操作によってマルチアクセス設定モードとされた場合のシステムコントローラ11の処理例を図14で説明していく。
マルチアクセス設定モードとされると、ステップF301でシステムコントローラ11はまず変数n=1にセットする。そしてステップF302で表示部20においてマルチアクセス設定操作のための必要な表示を実行させ、ユーザーにトラックナンバの入力を要求する。そしてステップF303,F304のループで、ユーザーの操作を監視する。
これに応じて、ユーザーはアクセストラックとしたいトラックナンバを入力することになるが、トラックナンバ入力があったら、ステップF303からF305に進み、入力されたトラックナンバを、第nアクセストラックのトラックナンバとして取り込む。変数n=1であるから、まず第1アクセストラックとしてのトラックナンバが取り込まれたことになる。
続いてステップF306でユーザーに、その第1アクセストラックに対するトラックモード設定要求を行なう。例えばゲイン、フェードイン、フェードアウト、イコライジングなどの設定メニュー画面を表示部20に表示させ、その画面内で各パラメータのイニシャル値を表示させる。そしてユーザーの操作に応じてゲイン等の各パラメータについての値が可変されるようにする。ここでのトラックモード入力方式としては、上記プログラム設定時の場合と同様の操作方式が考えられる。
ユーザーの操作によってトラックモード情報の入力が行なわれたら、システムコントローラ11の処理はステップF307からF308に進み、入力されたトラックモード情報を、第nアクセストラックに対するトラックモードとして取り込む。
そしてステップF309で変数nをインクリメントしてステップF302に戻り、トラックナンバ入力要求を行なって、ステップF303,F304 の操作監視ループに入る。
続いてユーザーは、他にもマルチアクセスモードでの再生対象としたいトラックのトラックナンバを入力することになるが、このとき変数n=2であるので、ユーザーが入力したトラックナンバはステップF305で第2アクセストラックのトラックナンバとして取り込まれる。そしてステップF306,F107,F308で第2アクセストラックのトラックモードの入力要求及び入力されたトラックモード情報を第2アクセストラックのトラックモードとしての取込みが行なわれ、ステップF309で変数nがインクリメントされてステップF302に戻る。以降同様の処理で、第3アクセストラック、第4アクセストラック・・・・の設定が行なわれていく。
ユーザーはマルチアクセス再生の対象にしたい所望のトラックナンバを全て入力したら設定終了操作を行なうことになるが、そのときのシステムコントローラ11の処理はステップF304からF310に進む。そして、それまでに取り込まれている第1アクセストラックのトラックナンバ及びそのトラックモードから、第nアクセストラックのトラックナンバ及びそのトラックモードまでのデータにより、マルチアクセスリストとしてのデータを生成する。
そしてステップF311で、そのマルチアクセスリストが、U−TOCセクター6の或るリストポインタP-LST・B(x)から管理される第(x)マルチアクセスリストとなるように、U−TOCセクター6のデータ更新を行なう。つまり、例えば図9で説明したような管理が行なわれるように、リストポインタP-LST・B(x)及び必要数のスロットにマルチアクセスリストとしてのデータの書き込まれる。
このU−TOC更新処理はまずバッファメモリ13に保持されているU−TOCデータに対して行なわれ、その後、そのバッファメモリ13に保持されているU−TOCデータがディスク1のU−TOC領域に書き込まれる。
以上のような処理でマルチアクセスリストがU−TOCセクター6上に書き込まれることで、その後は、そのマルチアクセスリストに基づくマルチアクセス再生は、そのリストを選択するのみで実行可能となり、ユーザーが毎回同じようなマルチアクセス登録を行なう必要は無くなる。
なお、このマルチアクセス設定の場合でも、図11のようにリスト名を入力できるようにするなら、例えばステップF310の直前の段階でユーザーにネーム入力要求を行ない、入力された文字情報を取り込むようにすればよい。
以上のような処理でのマルチアクセス設定が行なわれ、1又は複数のマルチアクセスリストがU−TOCセクター6に記録されているディスクについては、そのマルチアクセスリストの選択によるマルチアクセス再生モード動作が可能となる。
マルチアクセス再生モードとされた場合のシステムコントローラ11の処理を図15で説明していく。
ディスク1が装填され、システムコントローラ11がそのディスク1からTOCデータを読み込み、バッファメモリ13に記憶させ、そのディスク1に対する記録/再生動作が可能な状態となった後、ユーザーがマルチアクセス再生モードとする操作を行なうと、システムコントローラ11は図15の処理を開始する。
まずステップF401で、バッファメモリ13に保持されているTOC情報のうちのU−TOCセクター6におけるB管理領域の検索を行なう。
ここで、リストポインタP-LST・B1〜P-LST・B128の全てが『00h』であれば、B管理領域にはマルチアクセスリストが1つも記録されていないことになる。
この場合はステップF402でマルチアクセス再生を実行するためのマルチアクセスリストがないと判断され、ステップF403に進んで、ユーザーに対してマルチアクセスリストが存在しない旨の表示を行なう。
このような場合は、そのままではマルチアクセス再生動作は実行できず、ユーザーは、図14のマルチアクセス設定モードの操作により、少なくとも1つのマルチアクセスリストを登録する必要がある。
B管理領域内に少なくとも1つ以上のマルチアクセスリストが記録されていた場合は、ステップF402からF404に進んで、ユーザーにマルチアクセス再生を実行すべきマルチアクセスリストの選択を要求する。
この選択のための処理としても、上記プログラムリスト選択の場合と同様に、例えばジョグダイヤル27や数字キー39の操作に応じて順次各マルチアクセスリストの内容を表示していったり、或は所定数のマルチアクセスリスト単位で一覧表示させるような方式が考えられる。マルチアクセスリストの内容表示のためには、そのマルチアクセスリストで再生対象となる全トラックナンバを表示させたり(例えば図9の例のマルチアクセスリストであれば『9,10,15,4,7』のような表示を行なう)、もしくは図11の例のようにリスト名が付加されている場合は、そのリスト名を表示させるようにする。
ユーザーがマルチアクセスリストの選択操作を実行したら、ステップF405からF406に進む。なおA管理領域内にマルチアクセスリストが1つしか記録されていなければ、ステップF404,F405 の処理を省略してステップF406の処理を行なってもよい。
ステップF406では、選択されたマルチアクセスリストのトラック順で再生動作を実行するための設定として、内部レジスタへのマルチアクセスリストデータの取込、リストに記録されている各トラックの数字キーへの割り当てなどの必要な処理を行なう。例えば図9の例でいえば、数字キー39における『1』キーに第1アクセストラックであるトラック#9を、『2』キーに第2アクセストラックであるトラック#10を、『3』キーに第3アクセストラックであるトラック#15を、『4』キーに第4アクセストラックであるトラック#4を、『5』キーに第5アクセストラックであるトラック#7を、それぞれ割り当てる処理を行なう。
つづいてステップF407で、そのマルチアクセスリストに含まれる全再生対象トラックについて、ディスク1からの先頭8秒分の音声データの読出を行ない、図3に示したバッファメモリ13のマルチアクセスエリア13に取り込んでいく。即ち、図9の例では、図3(b)のようにトラック#9,#10,#15,#4,#7のそれぞれについて、先頭8秒分の音声データが蓄積される。
ここまでの処理を終えた時点で、マルチアクセス再生の準備ができたことになる。そして、ステップF408,F409 でのユーザー操作の監視ループに入る。
ユーザーが数字キー39の1つである『m』キーの操作を行なったら、ステップF408からF410に進む。『m』キーとは、例えばそのマルチアクセスリスト上で第5アクセストラックまでが再生対象として設定されているのであれば『1』キー〜『5』キーのいずれかである。
『m』キーが押されたらシステムコントローラ11は、その『m』キーに対応する第mアクセストラックを即座に再生出力させることになる。このため第mアクセストラックの先頭からの音声データをバッファメモリ13のマルチアクセスエリア13bから読み出させ、音声出力させる。即ち『m』キーが押された瞬間から8秒間はマルチアクセスエリア13bに蓄積されているデータにより音声出力が行なわれる。これとともにステップF411で、ディスク1に対する再生動作の立ち上げ、アクセスその他の必要な処理を開始させ、第mアクセストラックのデータ読み出しを開始させる。この場合、例えば先頭から8秒となるデータ部分の少し前のデータから読み出しを開始させることが好ましい。このようにディスク1から読み出される音声データはバッファメモリ13のバッファエリア13Aに蓄積させていく。
もし第mアクセストラックとされているトラックが8秒以下のトラックであったら、マルチアクセスエリア13Bからの読み出しデータのみで再生が終了してしまう。このような場合はステップF412で再生処理を終え、ステップF408,F409 でのユーザー操作の監視ループに戻る。
ところが第mアクセストラックとされているトラックが8秒以上のトラックであったら、マルチアクセスエリア13Bからの8秒分の音声データ読み出しが終了した時点でステップF413からF414に進み、バッファメモリ13からの読み出し動作を、バッファエリア13Aからの読み出し動作に切り換える。即ちディスク1から読み出され蓄積されていた8秒目以降の続きの音声データを読み出していく。そして以降はそのトラックの再生が終了するまでバッファエリア13Aからの読み出しを継続する。即ちこれは通常の再生動作である。
なお、ステップF410以降出力される再生音声に対してはデジタル信号処理部21での音響処理等を加えることができるが、これはその第mアクセストラックに対応して記録されているリストトラックモードに応じて制御が行なわれることは上記プログラム再生の場合と同様である。
再生が終了したら、ステップF415からステップF408,F409 でのユーザー操作の監視ループに戻る。
このような処理により、例えば図9の例のようなマルチアクセスリストが選択された場合は、次のような動作が実現される。
例えば『1』キーが押されたら、その瞬間にマルチアクセスエリア13Bからのトラック#9の音声データの出力が開始される。そして8秒以降についてはディスク1から読み出されたトラック#9の音声データによる音声出力が行なわれる。これによってユーザーからみれば、キーを押した瞬間にトラック#9の再生が開始されるとともに、再生が8秒を過ぎても、そのまま通常の再生時と同様に再生出力が継続される。
同様に『2』キーが押されたら、その瞬間にマルチアクセスエリア13Bからのトラック#10の音声データの出力が開始され、また8秒以降についてはディスク1から読み出されたトラック#10の音声データによる継続した音声出力が行なわれる。
つまり任意の時点で『1』キーから『5』キーの内の任意のキーの操作を行なうことで、押した瞬間に必要な音声を出力させるということができる。
例えば演劇や放送などで、厳密なタイミングでの効果音の出力等に最適な動作となる。
以上のようにマルチアクセス再生動作が実行される本例では、マルチアクセス再生の対象トラックはユーザーは一度設定を行なえば、そのマルチアクセスリストは上記図14の処理で自動的にU−TOCセクター6に記録される。従って、その後の時点で、もう一度で以前に設定したものと同様のマルチアクセス再生を実行させたいような場合にも、単にマルチアクセスリストの選択を行なうだけでよく、毎回マルチアクセス設定操作を行なう必要はなくなる。また本例の場合最高128個のマルチアクセスリストを記録できるため、一度設定したマルチアクセスリストを保存したまま他のマルチアクセスリストを作成していき、多様なマルチアクセスリストを設定できる。そして状況に応じてマルチアクセスリストを使い分けてマルチアクセス再生を行なうといった操作も簡単に実行できる。
さらにマルチアクセスリスト内にリストトラックモードとしてトラック毎に再生制御データを設定できる。このため、例えばマルチアクセスリストで再生対象とされている或るトラックだけは小さい音量で再生させたり、或るトラックではフェードアウトさせたいなどの再生状態制御などに関する要望がある場合に、それに対応した設定を行ない、再生時にその要望に応じた処理を自動的に実行できる。
また上述のプログラムリストの場合と同様に、再生専用ディスクの場合にも適用でき、P−TOCセクター内でのU−TOCセクター6と概略同様のフォーマ
ットの領域を用意し、ディスク作成者側が各種多様なマルチアクセスリストを設定しておけば、ユーザーがその1つを選択してマルチアクセス再生を行なうといったことが実現できる。
なお本例ではマルチアクセス再生のための各トラックの再生操作を、数字キー39を利用して行なうようにしたが、マルチアクセス再生のための専用の操作キーを設けてもよい。
なお、上記例ではミニディスク及びミニディスク記録再生装置において本発明を採用した例をあげたが、本発明は例えばCD(Compact Disc)システム、DVD(Digital Versatile Disc / Digital Video Disc)システムなどの他のシステムでの記録媒体及び再生装置としても適用できるものである。
本発明の実施の形態の記録再生装置の外観図である。 実施の形態の記録再生装置のブロック図である。 実施の形態の記録再生装置のバッファメモリの説明図である。 ディスクのU−TOCセクター0の説明図である。 ディスクのU−TOCセクター0のリンク形態の説明図である。 ディスクのU−TOCセクター6の説明図である。 ディスクのU−TOCセクター6のスロットの説明図である。 ディスクのU−TOCセクター6の管理形態の説明図である。 ディスクのU−TOCセクター6の管理形態の説明図である。 ディスクの内容及びプログラム設定、マルチアクセス設定例の説明図である。 ディスクのU−TOCセクター6の他の管理形態の説明図である。 実施の形態の記録再生装置のプログラム設定モードの際の処理のフローチャートである。 実施の形態の記録再生装置のプログラム再生モードの際の処理のフローチャートである。 実施の形態の記録再生装置のマルチアクセス設定モードの際の処理のフローチャートである。 実施の形態の記録再生装置のマルチアクセス再生モードの際の処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ディスク、3 光学ヘッド、11 システムコントローラ、13 バッファメモリ、19 操作部、20 表示部、21 デジタル信号処理部、27 ジョグダイヤル、39 数字キー

Claims (1)

  1. 複数の主データが各々1以上のパーツに分割されて離散的に記録可能な主データ記録領域と、上記主データの記録及び又は再生動作管理するための管理データが記録される管理領域とを備え上記管理領域には上記分割された主データのパーツの再生順序を上記各パーツの記録位置と連結されるパーツへのリンク情報とを備える第1の管理データと、上記主データを複数集め、集められた主データの再生順序を管理する上記主データを識別する主データ番号と上記主データの再生制御情報と上記主データに継続して再生される主データ番号とを備えるリスト情報が1以上そなえられる第2の管理データと、複数の主データの再生順序が指定されるとともにユーザーの再生指示に基づいて即時主データの再生を可能とするマルチアクセスモードを管理する複数のマルチアクセスモードリストを記録する第3の管理データとを備える記録媒体を再生する再生装置において
    上記リスト情報が備える再生制御情報に基づいて上記主データの再生制御を行う再生制御手段と、
    上記マルチアクセスモードが指定された場合に即時再生を行うために上記第3の管理データから選択されたマルチアクセスモードリストに基づいて上記マルチアクセスモードリストに管理された各々の主データの先頭から所定データ量を記憶するバッファ手段と、
    複数の情報リスト及び/又は複数のマルチモードアクセスリストから各々1の情報リスト及び/又はマルチモードアクセスリストを選択するための操作手段と、
    上記操作手段にて選択されたマルチモードアクセスリストに基づいて上記マルチモードアクセスリストに管理された主データの先頭から所定データ量を上記バッファ手段に記録させ、上記リスト情報に基づく主データの再生が指示された場合には、上記第2の記録領域に記録されたリスト情報に基づいて複数の主データを継続して再生させる主データ番号に基づいて継続再生するとともに、各々の主データは上記第1の管理データのリンク情報に基づいて離散的に記録されたパーツを連結して再生されるように制御する制御手段とを備える再生装置。
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