JP3844395B2 - プラスチック成形体及びその成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラスチックシートを成形してなるプラスチック成形体及びその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プラスチックシートから成形され、小物の収納用に組立てて使用するプラスチック成形体が広く知られている。この種の成形体は、プラスチックシートを折り畳み、凹凸部分を組み合わせて所定の小物用収納部を形成するようになっている。また、プラスチック成形体は、小物(例えば、化粧品)を収納して店頭で販売する場合の対応として、収納部やその他の平面部分に図柄や文字からなる所望の印刷を施してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プラスチックシートを成形する際に予めシートに印刷を施した上で成形加工を行うと、成形時におけるシートの延伸の影響で印刷した図柄や文字が歪んでしまうため、印刷を施す場合は、予め成形加工により所定の凹凸部分を形成し、その上で印刷を施さねばならなかった。凹凸部分にも印刷を施そうとするとその凹凸の形状を維持しつつ印刷しなければならない煩わしさがある。これを避けるため、従来の成形体は、収納部には印刷していないものとなっていた。
【0004】
そこで、本発明は、上記の問題点に着眼してなしたもので、印刷後に印刷面が凹凸部分となるように成形しても印刷面の図柄に歪みを起こすことのないプラスチック形成体と、その成形方法を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、印刷が施された印刷面が表面に形成されたプラスチックシートを成形加工してなるプラスチック成形体であって、折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に収納凸部が形成され、この収納凸部はその内側に平坦面を有し、この平坦面が前記印刷面となっているとともに、平坦面の周囲を平坦面の周縁に沿って連続的に形成した凸状又は凹状のリブで囲んだ構成としてあるプラスチック成形体に特徴がある。
【0006】
このプラスチック成形体は、平坦面の周縁に形成されたリブによって、印刷内容の歪みを防ぐことができるので、プラスチックシートに印刷を施してから成形することができる。
【0008】
このようにすれば、リブによって印刷内容の歪みを防ぐことができるだけでなく、収納凸部を補強することもできる。
【0009】
また、本発明は、折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に収納凸部を形成してなるプラスチック成形体の成形方法であって、プラスチックシートに印刷を施して印刷面を形成した後に、当該印刷面が上記収納凸部の平坦面となり、かつその周縁に凸状または凹状リブが形成されるように成形加工を行うプラスチック成形体の成形方法にもその特徴がある。
【0010】
この成形方法の場合も、前記リブを、上記平坦面の周縁に沿って連続的な環状リブとしてプラスチック成形体とする方法が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0012】
プラスチック成形体1は、未延伸PET、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネイト樹脂などの透明な熱可塑性プラスチックからなる適度な強度(腰の強さ)を有するプラスチックシートから形成したもので、シート地の厚さは100 μm 〜1000μm 程度とするのが好ましい。
【0013】
プラスチック成形体1は、真空、圧空成形或いは加熱、プレス成形等により形成してあり、図1に示す通り、シート体2とシート体3とを折曲線4を介して連設してなっている。
【0014】
シート体2は、図に示したシート体3との接合に関与しないシート面2a側に突出する平面視矩形状の収納凸部5を形成するとともに、平面視円形状の小凹部6を形成し、折曲線4と対向する折曲線7を介して折返片8を延設してなり、横幅をw1(例えば、70mm前後)としてある。
【0015】
収納凸部5は、図2から図4に示すように、環状に縁取りした段部5a,5bを有し、その内側、すなわち、段部5bに囲まれる領域に環状に縁取りした幅の細い凸状のリブ9を形成してあり、このリブ9で囲まれる部分を平坦面10として形成してある。リブ9と、平坦面10の幅及び深さについては、リブ9の幅を平坦面10に比べて細くし、例えば、リブ9の幅w2を1.5mm前後、深さh1を1mm前後とし、平坦面10については、幅w3を40mm前後、深さh2を19mm前後とすることができる。
【0016】
シート体3は、幅がw1よりも折返片8の分だけ狭く形成した矩形状であり、シート体2との接合に関与しないシート面3a側にシート体2の段部5aの形状に対応するように環状に縁取りした凹部11を形成し、この凹部11で囲まれる部分をシート面3aよりも適宜突出する平面視矩形状の収納凸部12とし、さらに、小凹部6とその位置及び大きさを対応するようにして小凸部13を形成してなっている。凹部11は、段部5aの四隅に対応する部分を深く凹ませて2段構造とし、収納凸部12は、その内側の平坦面12aの4隅部分に小凹部12bを形成してある。
【0017】
以上の構成を有するプラスチック成形体1は、図示しないプラスチックシートに対して、その表面に予め所望の図柄や文字からなる印刷を施した印刷面が形成され、この印刷面が平坦面10となるように前記シートを成形することによって得られる。このように、印刷面が平坦面10となるように成形する場合、成形する際におけるプラスチックシートの延伸があっても、リブ9により、これが囲む平坦面10に対応するシートの延伸が押さえられるため、印刷内容に歪みのない平坦面10を形成することができる。したがって、従来のものとは異なり、プラスチック成形体1は、平坦なシート面2a,3aはもとより、小物を収納するための平坦面10に対しても歪みのない綺麗な印刷を施したものとして得ることができる。また、リブ9自体の幅も平坦面10の幅に比べて細くなっているから、リブ9を形成しても、平坦面10の印刷が見にくくなるといった影響もない。
【0018】
このようにプラスチック成形体1は、プラスチックシートに予め印刷を施した上で成形しても既設の印刷内容には何ら歪みを生じないから、成形後に凹凸部分の形状を維持しながら印刷する場合の煩わしさを回避することができる。また、各プラスチックシート自体の成形作業の一環として印刷も行ってしまい、その後に凹凸部分を形成する成形の工程を順次経るようにすることもできるから、プラスチック成形体1の成形作業全体の作業効率を高めることができる。
【0019】
次に、プラスチック成形体1を組み立てるには、まず、シート体2とシート体3を折曲線4を折目に折り曲げて接面させ、収納凸部5と収納凸部12とから小物の収納部分を形成し、小物を収納する際には、この収納部分に納める。このとき、小凹部6と小凸部13とを凹凸嵌合させてシート体2とシート体3との仮止めを行う。その上で、折返片8を折曲線7を折目にシート体3に接面する方向に折り曲げて周縁部分ののり代を接着剤により接着させると、所望の小物を収納してなるプラスチック成形容器を得ることができる。
【0020】
こうして得られるプラスチック成形容器は、小物の収納部分を構成する平坦面10に印刷を施したものとなるから、印刷のないものに比べて中身となる商品の展示や広告に役立つものとなる。また、平坦面10の周囲に環状のリブ9を形成してあるが、このリブ9を環状としたことで収納部分を補強することもでき、その強度を高めたものとすることができる。
【0021】
以上の実施例の説明では、リブ9を平坦面10の周辺に沿って連続する環状に形成したが、環状とせずにある程度の間隔を持たせ断続的に形成しても良い。また、シート面2aを基準に平坦面10に対し突出する凸状に形成してあるが、平坦面10に対して凹ませた凹状のものでも良い。また、収納凸部5や収納凸部12の形状も平面視矩形状でなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック成形体の一例を示す展開状態の正面図である。
【図2】図1のプラスチック成形体の底面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のプラスチック成形体の右側面図である。
【図5】図1のプラスチック成形体の左側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック成形体、2,3 シート体、4,7 折曲線、5,12 収納凸部、8 折返片、9 リブ、10 平坦面

Claims (2)

  1. 印刷が施された印刷面が表面に形成されたプラスチックシートを成形加工してなるプラスチック成形体であって、
    折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に収納凸部が形成され、この収納凸部はその内側に平坦面を有し、この平坦面が前記印刷面となっているとともに、平坦面の周囲を平坦面の周縁に沿って連続的に形成した凸状又は凹状のリブで囲んだ構成としてあるプラスチック成形体。
  2. 折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に収納凸部を形成してなるプラスチック成形体の成形方法であって、プラスチックシートに印刷を施して印刷面を形成した後に、当該印刷面が上記収納凸部の平坦面となり、かつその周縁に沿って連続した凸状又は凹状のリブが平坦面を囲んで形成されるように成形加工を行うことを特徴とするプラスチック成形体の成形方法。
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