JP3843248B2 - 画像形成装置、機密文書印刷方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密文書を印刷する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、機密文書を会議等で使用する際は、その機密文書の管理責任者が必要な分だけ複製もしくは印刷を行い、配布する。機密文書が特に重要な情報を記載しており、後日に回収の必要がある場合には、転写紙1部ごとに管理番号を印字する機密文書管理印字を設定して印字する。その結果、回収時の確認が容易になる。また、万が一、文書を紛失、流出してもどの文書かを判断できるため、紛失、流出したユーザを断定することができる。
【0003】
複写機による機密文書の安易な複写を防止する技術として、以下の特許文献1、2に開示されたものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−58950号公報の“機密文書の複写管理方法”
【特許文献2】
特開2000−032253号公報の“画像処理装置”
【0005】
特許文献1(特開平7−58950号公報)に開示された技術は、画像をデジタル的に読み取る複写機において、機密文書であることを示すマークを複写機の内部に一時的あるいは恒久的に記憶する手段を持ち、外部からの指令に応じてこのマークを印字する手段を有し、機密文書を読み取る際、その内部にあらかじめ登録された機密書類であることを示すマークがあるかないかをチェックする機能を有し、もしそのマークが認識されたならば、パスワードや操作者の識別番号等の複写許可情報の入力を要求し、複写許可と判断された場合は複写を実行し、上記マークと同一の色を有する画像を消去し、しかる後に、機密であることを示すマークを再度合成して、読み取った文書の画像に所定の色で重ね合わせて印字することを特徴としている。
【0006】
特許文献2(特開2000−032253号公報)に開示された技術は、原稿を識別するためのデジタルの付加情報を入力する入力手段と、さらに、利用者を識別するための付加情報を入力する手段と、付加情報を原稿の画像部に埋め込む埋め込み手段と、付加情報の埋め込まれた原稿を印字出力する出力手段と、原稿画像中に埋め込まれた付加情報を読み出す読取手段と、読み出された付加情報から所定の付加情報を抽出する抽出手段と、抽出した付加情報に基づいて新しい第2付加情報を作成する作成手段と、抽出した付加情報に基づいて該付加情報に対応する原稿のコピー枚数を集計する手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複写した文書1部ごとに管理番号を印字する際には、機密番号と配布したユーザの関係、つまり文書の所在を記録しておく必要がある。
【0008】
また、上述した特許文献も、文書中に当該文書が機密文書であることを示す付加情報を印字し、機密文書の複写を防止する技術が開示されているが、複写した機密文書がだれのために複写された文書であるかといった文書の所在を明確にする点に関して言及していない。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、機密文書の管理を容易にすると共に、複写された文書を受け取るユーザの責任を明確にすることができる画像形成装置、機密文書印刷方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、画像データを印刷する画像印刷手段と、登録された機密文書データを記憶する第1の記憶手段と、機密文書データに設定された機密文書IDと、該機密文書を管理する管理者の管理者IDと、登録されたユーザ名とを記憶する第2の記憶手段と、ユーザからの操作入力を入力する入力手段と、入力手段による入力、ユーザへの指示を表示する表示手段と、上記各手段を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、印刷要求の入力によって、印刷を実行する機密文書IDと該機密文書の管理者IDとの入力を求め、これらのIDが入力されると、登録されたユーザ名を表示手段に表示し、ユーザ名が選択されると、該選択されたユーザ用として機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、ユーザ名での機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないように上記各手段を制御することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ユーザ名が選択されたユーザ用として機密文書の印刷を行なう際に、該機密文書データと共にユーザ名を印刷することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、制御手段は、管理者IDと機密文書IDとが入力され、該当するユーザ名での印刷を許可する入力がなされない限り、該ユーザ名での印刷を禁止するように制御することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の発明において、制御手段は、管理者IDと機密文書IDとが入力され、新たなユーザ名が入力されると、該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、ユーザ名での機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないように上記各手段を制御することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、ユーザ名に代えてユーザを識別するユーザIDを用いてユーザを管理し、機密文書データと共にユーザIDを印刷することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、画像データを印刷する画像印刷手段と、登録された機密文書データを記憶する第1の記憶手段と、機密文書データに設定された機密文書IDと、該機密文書を管理する管理者の管理者IDと、登録されたユーザ名とを記憶する第2の記憶手段と、ユーザからの操作入力を入力する入力手段と、入力手段による入力、ユーザへの指示を表示する表示手段と、を有する画像形成装置における機密文書印刷方法であって、印刷要求の入力によって、印刷を実行する機密文書IDと該機密文書の管理者IDとの入力を求め、これらのIDが入力されると、登録されたユーザ名を表示手段に表示させ、ユーザ名が選択されると、該選択されたユーザ用として機密文書IDが示す機密文書の印刷を実行させると共に、当該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、ユーザ名での機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないようにすることを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、ユーザ名が選択されたユーザ用として機密文書の印刷を行なう際に、該機密文書データと共にユーザ名を印刷させるようにすることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の発明において、管理者IDと機密文書IDとが入力手段より入力され、該当するユーザ名での印刷を許可する入力がなされない限り、該ユーザ名での印刷を禁止させることを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項6から8の何れか一項に記載の発明において、管理者IDと機密文書IDとが入力手段より入力され、新たなユーザ名が入力されると、該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、ユーザ名での機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないようにさせることを特徴とする。
【0019】
請求項10記載の発明は、ユーザ名に代えてユーザを識別するユーザIDによってユーザを管理し、機密文書データと共にユーザIDを印刷させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の画像形成装置、機密文書印刷方法に係る実施の形態を詳細に説明する。図1〜図6を参照すると本発明の画像形成装置、機密文書印刷方法に係る実施の形態が示されている。
【0021】
図1に本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す。
自動原稿送り装置(以降ADFという)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のプリントキー34が押下されると、一番下の原稿から給紙ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。
【0022】
給送された原稿は読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。
【0023】
給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。
【0024】
読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
【0025】
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へ導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。
【0026】
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0027】
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0028】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0029】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
【0030】
図2は、操作部30を示した図である。操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、一覧キー35、リセットキー36、初期設定キー37、詳細確認キー38、内容変更キー39があり、液晶タッチパネル31には、各種機能キー及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0031】
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。本発明では機密管理印字のキーにタッチするとユーザ名管理か番号管理かを選択でき、そこでユーザ名管理を選択すると登録されているユーザの一覧が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
【0032】
また、初期設定キー37を押すことで、機械の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択すること、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定することが可能である。
【0033】
一覧キー35を押すと、パネル上にはその機械で処理中のジョブの一覧が表示される。基本的に一覧は印刷の実行順で並んでいる。
【0034】
詳細確認キー38を押すとそのとき表示されていたジョブに関する、詳細な情報が表示される。情報は「画像サイズ」「設定モード」「後処理」「濃度」「カラー設定」等ジョブ単体の情報である。
【0035】
内容変更キー39を押すと一度設定内容が決定し、データが入力された画像印刷ジョブの設定内容の変更画面となる。変更内容はそのジョブの設定内容、機械の構成,内容変更キーが押されたタイミング等で変わる。
【0036】
図3はメインコントローラを中心に、制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
【0037】
図1に戻り、画像形成装置の原稿読み取りから、画像の書き込みまでを説明する。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
【0038】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
【0039】
図4は画像処理ユニット(IPU)49内部構成のブロック図である。露光ランプ51から照射された光の反射を、CCDイメージセンサ54にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。その後、印字合成部71を介して入力した画像データを変倍回路76へ、或いは、画像メモリコントローラ65へ切り替えて供給するものであり、変倍回路77を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。
【0040】
一方、画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図4には特に明示していないが、IPU49には読み取りユニット50から入力される画像データ以外にもI/Oポート67、電話回線通信制御ユニット68を介して外部から供給される画像データ、例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数のデータへの入出力の選択を行なう機能を有しているものとする。
【0041】
電話回線通信制御ユニット68は付属の図示しないアンテナを介して無線通信網より得られるアナログ情報をデジタル化する、もしくは、画像メモリ66やHD75、ROM69、RAM70、NV−RAM74に記憶されているデータをアナログ情報に変換し無線通信網を経由して、所定の携帯端末に送信する機能をもつ。これにより、一般の電話と画像形成装置とのデータの送受信を可能にしている。
【0042】
また、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50、書き込み部57の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70、NV−RAM74を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大変多く使用する。画像圧縮を行うことで、限られた画像メモリを有効に利用できる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力することができる。
【0043】
画像メモリ66の画像はCPU68からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリの処理を行うことができる。加工された画像は再度画像メモリに保持される。画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になり、原稿束の全原稿読取り(画像入力)完了後、画像が出力中であっても、次原稿の読取りを開始する「予約コピー」が可能である。
【0044】
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためハードディスクを別に設けることもある。ハードディスクを用いることにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクが用いられるのが一般的である。
【0045】
書き込み、読み出しには本体の作像やスキャナからの画像書き込みに対し処理速度の差を吸収する為に、画像メモリに一旦記憶され処理される。また画像記憶装置からのデータを書き込みユニット57に送る際は、画像メモリ66に一旦記憶し、書き込みユニット57に送ることになる。このように画像を記憶する装置の画像メモリ66、HD75、スキャナ画像、書き込みユニットに送る画像の入出力は全てメモリコントローラー65によって画像パスを決められる。
【0046】
次に、画像形成装置で機密文書の印刷を行なう手順を、会議に参加するユーザA,B,C,D用に文書を複写する場合を例に説明する。
なお、図5には、説明を簡単にするため画像形成装置の構成を簡略化したブロック図が示され、図6には、表示部210に表示される表示の一例が示されている。また、複写する機密文書は、文書の管理者IDと共に既に画像形成装置に入力されているものとする。この機密文書の入力方法に関しては、スキャナにより読み込む、フロッピー(R)ディスク等の記録媒体に記録されたものを読み込む、ネットワークを介して入力する等、種々の方法が挙げられる。
【0047】
機密文書管理者がある重要な機密文書の印刷を本実施形態の画像形成装置で行いたい。この場合、機密文書管理者は図2に示された機密管理印字キー31をタッチし、管理者IDと複写する文書IDとを入力する。すると、図6に示されるように、この画像形成装置に登録されているユーザの一覧が表示部201に表示される。機密文書は特に重要であるため、ユーザはユーザ毎に割り当てる番号ではなくユーザ名で管理される。また、図6に示されるように、画像形成装置は、ユーザ名と共に、当該ユーザ宛に機密文書の印刷を行なってよいか否かを識別する欄と、当該ユーザ宛に機密文書の印刷を行なったか否かを識別するための印刷済み確認欄とが表示される。
【0048】
機密文書管理者は該ユーザ名一覧中にユーザAとユーザBを発見したので、該当する名前の印刷許可/不許可欄を許可に設定し印刷を開始する。印刷された機密文書には部ごとにユーザAとユーザBの名前が全面に印字される。なお、印刷許可/不許可欄を印刷可に変更するためには、機密文書管理者の管理者IDと文書IDとを入力する必要がある。また、図6に示されるように、該機密文書をユーザAおよびユーザB配布用に印刷したことを記憶する。今後、該機密文書がユーザAもしくはユーザBが参加する別の会議に使用される場合にユーザAもしくはユーザB用に印刷しようとすると既に該機密文書を持っているので、機密文書管理者の特別な許可(予め決められた番号の入力)がない限り印刷を受け付けない。
【0049】
次に、ユーザC、ユーザDの分の印刷を行いたいが、ユーザC、ユーザDは該画像形成装置のユーザとして登録されていない。この場合、機密文書管理者はユーザC、Dの名前を該画像形成装置の操作入力部202から入力する。また、機密文書の印刷を行なう際には、管理IDと文書IDとを入力し、該当する名前での印刷を許可しなければならない。
【0050】
次に該機密文書管理者以外のものが、管理者の許可したユーザA,B,C,D以外のユーザ名で機密文書の印刷を実行しようとした場合、この者は管理者IDを入力することができないので、機密文書管理者の許可するユーザA,B,C,Dの名前で印刷することはできない。また、ユーザA,B,C,Dの名前では既に印刷済みなのでユーザA,B,C,Dの名前で機密文書を印刷することもできない。
【0051】
なお、画像形成装置にユーザを登録する際に名前の代わりにユーザIDなどを登録している場合は、このIDを機密管理印字データとすることで同等の効果を得ることができる。
【0052】
このように本実施形態は、機密管理印字において管理番号のかわりに、配布するユーザの名前を印字する。従って、機密文書がどのユーザのものかが明確になり、文書の管理者、及び文書を受け取る管理者の責任を明確にすることで悪質な機密文書の流出や複製を防ぐことができる。
【0053】
また、機密文書の配布状況を記録することで機密文書の管理者を明確にすることができ、機密文書の管理が容易になる。また、後日、印刷した文書を回収する際の文書管理を確実なものとすることができる。
【0054】
また、一人のユーザに同じ機密文書が2部以上配布されることを防ぐことで、機密文書の管理を容易にし、文書の流出、複製を防ぐことができる。その結果、機密文書の氾濫が防ぐことができる。
【0055】
また、機密文書を配布すべきではないユーザの分の印刷を防ぐことで、文書の流出、複製を防ぐことができる。その結果、機密文書の氾濫が防ぐことができる。
【0056】
また、配布されるユーザを限定できる文字列や番号を印字することで名前と同様の効果を得ることができる。その結果、該機密文書関係者には誰に配布された機密文書なのかは明確にしつつ、外部の関係のない者には該機密文書の保持者を隠したいケースにも対応できる。
【0057】
また、ユーザ登録されていないユーザに対し機密文書を配布する必要が生じたケースに対応できる。
【0058】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は、機密文書の印刷を行なう際に、この文書の管理者IDと機密文書IDとの入力を求め、これらのIDが入力されると、登録されたユーザ名を表示手段に表示して、選択されたユーザ用として機密文書の印刷を行なう。また、当該ユーザ名で機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、同じユーザ名での機密文書の印刷は行なわない。従って、機密文書の配布状況を記録すると共に、一人のユーザに同じ機密文書が2部以上配布されることを防止し、機密文書の管理者を明確にすることができる。文書の管理者、及び文書を受け取る管理者の責任を明確にすることで悪質な機密文書の流出や複製を防ぐことができる。
【0060】
また、配布するユーザの名前を機密文書データと共に印字する。従って、機密文書がどのユーザのものかが明確になり、文書の管理者、及び文書を受け取る管理者の責任を明確にすることで悪質な機密文書の流出や複製を防ぐことができる。
【0061】
また、機密文書を配布すべきではないユーザの分の印刷を防ぐことで、文書の流出、複製を防ぐことができる。その結果、機密文書の氾濫が防ぐことができる。
【0062】
また、配布されるユーザを限定できる文字列や番号を印字することで名前と同様の効果を得ることができる。その結果、該機密文書関係者には誰に配布された機密文書なのかは明確にしつつ、外部の関係のない者には該機密文書の保持者を隠したいケースにも対応できる。
【0063】
また、管理者IDと機密文書IDとが入力され、新たなユーザ名が入力されると、このユーザ名で機密文書の印刷を行なうことにより、ユーザ登録されていないユーザに対し機密文書を配布する必要が生じたケースに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の構成を示す構成図である。
【図2】表示部、及び操作入力部を表す図である。
【図3】制御部の構成を示す図である。
【図4】画像処理ユニットの内部構成ブロック図である。
【図5】画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図6】表示部に表示される表示の一例である。
【符号の説明】
200 制御部
201 表示部
202 操作入力部
203 記憶部
204 画像形成部

Claims (10)

  1. 画像データを印刷する画像印刷手段と、
    登録された機密文書データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記機密文書データに設定された機密文書IDと、該機密文書を管理する管理者の管理者IDと、登録されたユーザ名とを記憶する第2の記憶手段と、
    ユーザからの操作入力を入力する入力手段と、
    前記入力手段による入力、ユーザへの指示を表示する表示手段と、
    上記各手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、印刷要求の入力によって、印刷を実行する機密文書IDと該機密文書の管理者IDとの入力を求め、これらのIDが入力されると、登録されたユーザ名を前記表示手段に表示し、ユーザ名が選択されると、該選択されたユーザ用として前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、前記ユーザ名での前記機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないように上記各手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. ユーザ名が選択されたユーザ用として機密文書の印刷を行なう際に、該機密文書データと共に前記ユーザ名を印刷することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    管理者IDと機密文書IDとが入力され、該当するユーザ名での印刷を許可する入力がなされない限り、該ユーザ名での印刷を禁止するように制御することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    管理者IDと機密文書IDとが入力され、新たなユーザ名が入力されると、該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、前記ユーザ名での前記機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないように上記各手段を制御することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ユーザ名に代えてユーザを識別するユーザIDを用いてユーザを管理し、
    該機密文書データと共に前記ユーザIDを印刷することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 画像データを印刷する画像印刷手段と、登録された機密文書データを記憶する第1の記憶手段と、前記機密文書データに設定された機密文書IDと、該機密文書を管理する管理者の管理者IDと、登録されたユーザ名とを記憶する第2の記憶手段と、ユーザからの操作入力を入力する入力手段と、前記入力手段による入力、ユーザへの指示を表示する表示手段と、を有する画像形成装置における機密文書印刷方法であって、
    印刷要求の入力によって、印刷を実行する機密文書IDと該機密文書の管理者IDとの入力を求め、これらのIDが入力されると、登録されたユーザ名を前記表示手段に表示させ、ユーザ名が選択されると、該選択されたユーザ用として前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を実行させると共に、当該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、前記ユーザ名での前記機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないようにすることを特徴とする機密文書印刷方法。
  7. ユーザ名が選択されたユーザ用として機密文書の印刷を行なう際に、該機密文書データと共に前記ユーザ名を印刷させるようにすることを特徴とする請求項6記載の機密文書印刷方法。
  8. 管理者IDと機密文書IDとが前記入力手段より入力され、該当するユーザ名での印刷を許可する入力がなされない限り、該ユーザ名での印刷を禁止させることを特徴とする請求項6または7記載の機密文書印刷方法。
  9. 管理者IDと機密文書IDとが前記入力手段より入力され、新たなユーザ名が入力されると、該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なうと共に、当該ユーザ名で前記機密文書IDが示す機密文書の印刷を行なったことを記録し、以降、前記ユーザ名での前記機密文書IDが示す機密文書の印刷は行なわないようにさせることを特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載の機密文書印刷方法。
  10. 前記ユーザ名に代えてユーザを識別するユーザIDによってユーザを管理し、
    機密文書データと共に前記ユーザIDを印刷させることを特徴とする請求項7記載の機密文書印刷方法。
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