JP3843058B2 - ガンマ補正データ書き換え装置 - Google Patents

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JP3843058B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶プロジェクタ等の表示装置に記憶されているガンマ補正データを書き換えるためのガンマ補正データ書き換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、デジタルガンマ補正回路を備えた従来の液晶プロジェクタの構成を示している。
【0003】
液晶プロジェクタ100には、ビデオ信号(AV信号)またはコンピュータ信号(CG信号)が入力され、入力切替回路1によってAV信号、CG信号のうちのいずれかが選択されて、A/Dコンバータ2に送られる。なお、AV信号を入力する場合のモードをビデオモードといい、CG信号を入力する場合のモードをコンピュータモードということにする。
【0004】
A/Dコンバータ2に入力されたRGB信号は、A/Dコンバータ2によってデジタル信号に変換された後、走査変換回路3に送られる。走査変換回路3では、周波数変換などのデジタル処理が行われる。走査変換回路3の出力信号は、デジタルガンマ補正回路4によってガンマ補正が施される。デジタルガンマ補正回路4の出力信号は、12相展開回路5に送られる。12相展開回路5に入力された信号は時分割されて液晶パネル8に書き込まれ、書き込まれた信号はスクリーンに投影される。
【0005】
液晶プロジェクタ内の各部は、CPU7によって制御される。CPU7は、そのプログラム等を記憶するROM(図示略)、必要なデータを記憶するRAM(図示略)およびフラッシュメモリ10を備えている。
【0006】
また、A/Dコンバータ2に対するクロック、12相展開回路5に対するサンプリングクロックおよび液晶パネル8を駆動するためのパネル駆動パルスは、タイミングジェネレータ6によって生成される。
【0007】
デジタルガンマ補正回路4の特性は、フラッシュメモリ10内の工場出荷ガンマ補正データ格納領域11に格納されている。なお、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11は、さらに、ビデオモード用領域11aとコンピュータモード用領域11bとに分けられている。工場出荷ガンマ補正データ格納領域11内のビデオモード用領域11aには、ビデオ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納され、コンピュータモード用領域11bにはコンピュータ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納されている。
【0008】
工場出荷ガンマ補正データ格納領域11に格納されているガンマ補正データは、ガンマ補正データ書き換え用PC20等によって、シリアルデータ通信により、RS232C回路13とCPU7を介して書き換えることが可能となっている。また、ガンマ補正データ書き換え用PC20は、シリアルデータ通信により、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11に格納されているガンマ補正データを読み出すことも可能となっている。
【0009】
図2は、デジタルガンマ補正回路4の入出力特性の一例を示している。
【0010】
この例では、ランプ波形を入力した場合のデジタルガンマ補正回路4の入出力特性の一例を示している。ガンマ補正データは、LCDパネル8の電圧対透過率特性に応じて決定されている。フラッシュメモリ10内のガンマ補正データは、CPU7からデジタルガンマ補正回路4に与えられる。
【0011】
ガンマ補正が行われることにより、LCDプロジェクタの入力信号レベル対照度特性は、図3中の曲線Aに示すようになり、黒つぶれ、白サチリがなく視覚的に明るさがほぼリニアに変化している映像が得られる。
【0012】
なお、図3中のAは、黒から白まで照度がほぼリニアな変化をしている標準的な特性を示しており、図3中のBは中間調が暗めに見える特性を示している。
【0013】
ところで、ユーザの映像に対する好みなどによって、入力信号レベル対照度特性を図3のAからBに変化させたい場合には、従来は次のようにしてガンマ補正データを書き換えている。
【0014】
つまり、ガンマ補正データ書き換え用PC20等を液晶プロジェクタ100にシリアルケーブルを介して接続し、フラッシュメモリ10内の工場出荷デジタルガンマ補正領域11に記憶されているガンマ補正データをCPU7を介してガンマ補正データ書き換え用PC20に取り込む。ガンマ補正データ書き換え用PC20に取り込まれたガンマ補正データに基づいて、ユーザがガンマ補正データ書き換え用PC20を操作して、ガンマ補正データを変更する。そして、変更後の新規なガンマ補正データをガンマ補正データ書き換え用PC20から液晶プロジェクタ100に送信する。液晶プロジェクタ100内のCPU7は、フラッシュメモリ10内の工場出荷デジタルガンマ補正領域11内のデータを、ガンマ補正データ書き換え用PC20から送られてきた新規なガンマ補正データに書き換える。
【0015】
ところで、新規に生成したガンマ補正データをユーザの送信指令に基づいて液晶プロジェクタに送信する場合、異なる機種のガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したり、現在の入力モードと異なる入力モードのガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したりするおそれがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、新規に生成したガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する場合に、現在の入力モードと異なる入力モードのガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信するといったことを回避できるガンマ補正データ書き換え装置を提供することを目的とする。
【0017】
また、この発明は、新規に生成したガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する場合に、異なる機種のガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したり、現在の入力モードと異なる入力モードのガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したりするといったことを回避できるガンマ補正データ書き換え装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、表示装置のガンマ補正データを書き換えるためのガンマ補正データ書き換え装置であって、表示装置から現在の入力モードを取得して記憶するとともに、表示装置から現在の入力モードに応じたガンマ補正データを取得して記憶する第1手段、表示装置から取得したガンマ補正データに基づいて、ユーザにガンマ補正データを変更させるための第2手段、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信するにあたっては、表示装置から現在の入力モードを取得し、取得した現在の入力モードが、第1手段によって取得した入力モードと一致するか否かを判別する第3手段、第3手段によって取得した入力モードが第1手段によって取得した入力モードと一致している場合には、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信する第4手段、ならびに第3手段によって取得した入力モードが第1手段によって取得した入力モードと一致していない場合には、その旨を含む警告表示を行う第5手段を備えていることを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の発明は、表示装置のガンマ補正データを書き換えるためのガンマ補正データ書き換え装置であって、表示装置から機種名および現在の入力モードを取得して記憶するとともに、表示装置から現在の入力モードに応じたガンマ補正データを取得して記憶する第1手段、表示装置から取得したガンマ補正データに基づいて、ユーザにガンマ補正データを変更させるための第2手段、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信するにあたっては、表示装置から機種名および現在の入力モードを取得し、取得した機種名および現在の入力モードが、第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致するか否かを判別する第3手段、第3手段によって取得した機種名および入力モードが第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致している場合には、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信する第4手段、ならびに第3手段によって取得した機種名および入力モードが第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致していない場合には、その旨を含む警告表示を行う第5手段を備えていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図4〜図9を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図4は、液晶プロジェクタ100の構成およびガンマ補正データ書き換え用PC20を示している。図4において、図1と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0022】
この液晶プロジェクタ100と図1の液晶プロジェクタ(従来回路)とを比較すると、フラッシュメモリ10内に、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11の他、ユーザガンマ補正データ格納領域12が設けられている点が異なっている。
【0023】
工場出荷ガンマ補正データ格納領域11は、さらに、ビデオモード用領域11aとコンピュータモード用領域11bとに分けられている。工場出荷ガンマ補正データ格納領域11内のビデオモード用領域11aには、ビデオ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納され、コンピュータモード用領域11bにはコンピュータ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納されている。
【0024】
同様に、ユーザガンマ補正データ格納領域12は、さらに、ビデオモード用領域12aとコンピュータモード用領域12bとに分けられている。ユーザガンマ補正データ格納領域12内のビデオモード用領域12aには、デフォルトでは、ビデオ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納され、コンピュータモード用領域12bには、デフォルトでは、コンピュータ用の工場出荷時のガンマ補正データが格納されている。
【0025】
ユーザガンマ補正データ格納領域12内の各領域12a、12b内のガンマ補正データは、ガンマ補正データ書き換え用PC20によって、シリアルデータ通信により、RS232C回路13とCPU7を介して書き換えることが可能となっている。一方、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11内の各領域11a、11bに格納されている工場出荷時のガンマ補正データは、後述するように、ガンマ補正データ書き換え用PC20によって、書き換えができないようになっている。
【0026】
また、ガンマ補正データ書き換え用PC20は、シリアルデータ通信により、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11およびユーザガンマ補正データ格納領域12に格納されているガンマ補正データを読み出すことも可能となっている。
【0027】
CPU7は、液晶プロジェクタ100がオンされたとき(スタンバイ状態から図示しない投影用ランプがオンされたされたとき)または、投影用ランプがオンされている状態において入力モード(ビデオモードまたはコンピュータモード)が切り替えられた直後に、ユーザガンマ補正データ格納領域12内の各領域12a、12bに格納されているガンマ補正データのうち、現在設定されている入力モードに応じたガンマ補正データを読み出して、デジタルガンマ補正回路4に設定する。
【0028】
ガンマ補正データ書き換え用PC20には、ガンマ補正調整用ソフトウエアが搭載されている。ガンマ補正調整用ソフトウエアは、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11およびユーザガンマ補正データ格納領域12からガンマ補正データをCPU7に読み出させるための機能、新規のガンマ補正データを作成するための機能、作成された新規のガンマ補正データをCPU7に送ってCPU7にユーザガンマ補正データ格納領域12に書き込ませるための機能、CPU7にユーザガンマ補正データ格納領域12内のユーザガンマ補正データを工場出荷時のガンマ補正データに戻させるための機能を備えている。
【0029】
ガンマ補正データ書き換え用PC20に基づくガンマ補正データの読み出し、書き込み等は、ガンマ補正調整用ソフトウエアによって発生せしめられるコマンドによって行われるが、ガンマ補正調整用ソフトウエアは工場出荷ガンマ補正データ格納領域11に対するガンマ補正データの書き込みコマンドを発生しないようになっている。
【0030】
図5は、ガンマ補正データ書き換え用PC20によってガンマ補正データを書き換える際の処理手順を示している。
【0031】
まず、ユーザは、ガンマ補正データ書き換え用PC20(以下、PCという)をシリアルケーブルによって液晶プロジェクタ100と接続する。そして、ガンマ補正調整ソフトウエアを立ち上げる。
【0032】
PC20は、ユーザによるガンマ補正データ書き換え開始操作に基づいて、機種名および入力モードを読み出すための読み出しコマンドを送信する(ステップ1)。
【0033】
液晶プロジェクタ内のCPU7は、PC20からの機種名・入力モードの読み出しコマンドを受信すると(ステップ31)、機種名および現在の入力モードをPC20に返信する(ステップ32)。
【0034】
PC20は、CPU7からの機種名および入力モードを受信すると(ステップ2)、受信した機種名および入力モードをメモリに記憶する(ステップ3)。そして、PC20は、工場出荷ガンマ補正データ格納領域11からの工場出荷ガンマ補正データの読み出しコマンドを送信する(ステップ4)。
【0035】
CPU7は、PC20からの上記ガンマ補正データの読み出しコマンドを受信すると(ステップ33)、フラッシュメモリ10内の工場出荷ガンマ補正データ格納領域11内の各領域11a、11bに格納されているガンマ補正データのうち、現在の入力モードに対応したガンマ補正データを図示しないRAMに一旦取込んだ後、PC20に送信する(ステップ34)。
【0036】
PC20は、CPU7からの工場出荷ガンマ補正データを受信すると(ステップ5)、受信した工場出荷ガンマ補正データをメモリに記憶する(ステップ6)。そして、PC20は、ユーザガンマ補正データ格納領域12からのユーザガンマ補正データの読み出しコマンドを送信する(ステップ7)。
【0037】
CPU7は、PC20からの上記ガンマ補正データの読み出しコマンドを受信すると(ステップ35)、フラッシュメモリ10内のユーザガンマ補正データ格納領域12内の各領域12a、12bに格納されているガンマ補正データのうち、現在の入力モードに対応したガンマ補正データを図示しないRAMに一旦取込んだ後、PC20に送信する(ステップ36)。
【0038】
PC20は、CPU7からのユーザガンマ補正データを受信すると(ステップ8)、受信したユーザガンマ補正データをメモリに記憶する(ステップ9)。
【0039】
PC20は、液晶プロジェクタ100から得た工場出荷ガンマ補正データとユーザガンマ補正データとに基づいて、工場出荷ガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性をY=Xの直線Soで表した場合の、ユーザガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性を表す曲線(ガンマ補正データ調整用曲線Sという)を含むガンマ補正データ調整画面を表示する。
【0040】
すなわち、工場出荷ガンマ補正データとユーザガンマ補正データとが同じである場合には、工場出荷ガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性をY=Xの直線Soで表した場合の、ユーザガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性SはY=Xとなるので、図6に示すように、Y=Xの直線Soからなるガンマ補正データ調整用曲線Sを含むガンマ補正データ調整画面を表示する。
【0041】
工場出荷ガンマ補正データとユーザガンマ補正データとが異なっている場合には、図7に示すようなガンマ補正データ調整用曲線Sを含むガンマ補正データ調整画面を表示する。
【0042】
図7における、ガンマ補正データ調整用曲線Sは、次のようにして生成される。つまり、図8に示すように、液晶プロジェクタ100から得た工場出荷ガンマ補正データをAとし、液晶プロジェクタ100から得たユーザガンマ補正データをBとする。なお、この例では、工場出荷ガンマ補正データAに対する入力信号レベル対照度特性は図3のAに対応し、ユーザガンマ補正データBに対する入力信号レベル対照度特性は図3のBに対応している。
【0043】
工場出荷ガンマ補正データA上の予め定められた各補正点毎に、その補正点xでの工場出荷ガンマ補正データA(x)とユーザガンマ補正データB(x)とのY方向差分値Δy(=B(x)−A(x))を求め、得られた差分値Δyをその補正点での工場出荷ガンマ補正データAの傾きdy/dxで除することによりΔDを得る。各補正点xにおいて、Y=Xの直線So上の点のデータSo(x)にΔDを加算することによりその補正点xで曲線S上のデータS(x)を求め、各補正点において得られた曲線S上のデータS(x)に基づいて、図7に示すようなガンマ補正データ調整用曲線Sを生成する。
【0044】
Y=Xの直線So上の補正点xでのデータをSo(x)とし、曲線S上の補正点xでのデータをS(x)とすると、S(x)は次式(1)に基づいて算出される。
【0045】
Figure 0003843058
【0046】
ユーザは、新規なユーザガンマ補正データを作成するために、ガンマ補正データ調整画面上で、ガンマ補正データ調整用曲線上の補正点のデータを変更する。PC20は、ユーザによるガンマ補正データ調整用曲線上の補正点データの変更操作に基づいて、ガンマ補正データ調整用曲線を変更する(ステップ11)。
【0047】
そして、変更後のガンマ補正データ調整用曲線に基づいて、そのガンマ補正データ調整用曲線に対応した新規のユーザガンマ補正データを生成する(ステップ12)。説明の便宜上、変更後のガンマ補正データ調整用曲線が、図7に示すような曲線Sであったと仮定する。この場合、新規のユーザガンマ補正データは図8の曲線Bとなる。
【0048】
図7に示すような調整後のガンマ補正データ調整用曲線Sから、図8の曲線Bで表されるユーザガンマ補正データBを生成するには、次式(2)の変換式が用いられる。
【0049】
B(x)=A(x)+ΔD×(dy/dx) …(2)
【0050】
ただし、B(x)は、補正点xでの新規なユーザガンマ補正データであり、A(x)は補正点xでの工場出荷ガンマ補正データである。また、dy/dxは、補正点xでの工場出荷ガンマ補正データAの傾きである。
【0051】
PC20は新規なユーザガンマ補正データを生成した後に、ユーザ操作によって新規なユーザガンマ補正データの送信指令が入力されると(ステップ13)、機種名および入力モードを読み出すための読み出しコマンドを送信する(ステップ14)。
【0052】
液晶プロジェクタ内のCPU7は、PC20からの機種名・入力モードの読み出しコマンドを受信すると(ステップ37)、機種名および現在の入力モードをPC20に返信する(ステップ38)。
【0053】
PC20は、CPU7からの機種名および入力モードを受信すると(ステップ15)、受信した機種名および入力モードが上記ステップ3によって既にメモリに記憶されている機種名および入力モードと一致するか否かを判別する(ステップ16)。
【0054】
受信した機種名および入力モードが上記ステップ2によって既にメモリに記憶されている機種名および入力モードと一致する場合には、PC20は、ユーザガンマ補正データ格納領域12に対する書き込みコマンドとともに新規なユーザガンマ補正データをCPU7に送信する(ステップ21)。そして、今回の書き換え処理を終了する。
【0055】
受信した機種名および入力モードが上記ステップ2によって既にメモリに記憶されている機種名および入力モードと一致しない場合には、PC20は、「機種名および入力モードが違います」といった警告表示を行うとともに(ステップ17)、「データを送信しますか」の送信確認画面を表示する(ステップ18)。この送信確認画面に対してYES(送信する)の入力があったときには(ステップ19)、ステップ21に移行して、上述した書き込みコマンドとともに新規なユーザガンマ補正データをCPU7に送信する。そして、今回の書き換え処理を終了する。
【0056】
送信確認画面に対してNO(送信しない)の入力があったときには(ステップ20)、書き込みコマンドおよび新規なユーザガンマ補正データを送信することなく、今回の書き換え処理を終了する。
【0057】
CPU7は、PC20からのユーザガンマ補正データ格納領域12に対する書き込みコマンドおよび新規なユーザガンマ補正データを受信した場合には(ステップ39)、受信した新規なユーザガンマ補正データをRAM(図示略)に一旦格納した後、フラッシュメモリ10内のユーザガンマ補正データ格納領域12内の各領域12a、12bのうち、現在の入力モードに対応する領域に、その新規なユーザガンマ補正データを上書きする(ステップ40)。また、デジタルガンマ補正回路4に、当該新規にユーザガンマ補正データを設定する(ステップ41)。
【0058】
図9は、ガンマ補正データ書き換え用PC20によってユーザガンマ補正データ格納エリア12内のガンマ補正データを工場出荷時のガンマ補正データに戻す際の処理手順を示している。
【0059】
PC20は、ユーザガンマ補正データ格納エリア12内のガンマ補正データを工場出荷時のガンマ補正データに戻すためのユーザ操作に基づいて、工場出荷時データに戻すためのコマンドを液晶プロジェクタのCPU7に送信する(ステップ101)。
【0060】
液晶プロジェクタのCPU7は、PC20からの工場出荷時データに戻すためのコマンドを受信すると(ステップ111)、受信した工場出荷時データに戻すためのコマンドを返信する(ステップ112)。
【0061】
また、CPU7は、フラッシュメモリ10内の工場出荷ガンマ補正データ格納領域11内の各領域11a、11bのうち、現在の入力モードに対応する領域から、工場出荷ガンマ補正データをRAM(図示しない)に読み込み、ユーザガンマ補正データ格納領域12内の各領域12a、12bのうち、現在の入力モードに対応する領域に、読み込んだ工場出荷ガンマ補正データを上書きする(ステップ113)。さらに、CPU7は、デジタルガンマ補正回路4に、読み込んだ工場出荷ガンマ補正データを設定する(ステップ114)。
【0062】
PC20は、CPU7からの工場出荷時データに戻すためのコマンドを受信すると(ステップ102)、工場出荷時データに戻すための処理を終了する。
【0063】
上記実施の形態では、ガンマ補正データの書き換え時において、ガンマ補正データ調整用PC20は、液晶プロジェクタから工場出荷ガンマ補正データとユーザガンマ補正データとを取得し、工場出荷ガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性をY=Xの直線で表した場合の、ユーザガンマ補正データに対する入力信号レベル対照度特性を表す直線または曲線(ガンマ補正データ調整用曲線という)を含むガンマ補正データ調整画面を表示しているが、次のようにしてもよい。
【0064】
つまり、ガンマ補正データの書き換え時において、PC20は、液晶プロジェクタからユーザガンマ補正データのみを取得し、ユーザガンマ補正データをグラフで表示したガンマ補正データ調整画面を表示する。ユーザは、ガンマ補正データ調整画面上で、ユーザガンマ補正データを修正する。PC20は、修正された新規のユーザガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する。
【0065】
また、上記実施の形態では、工場出荷時データに戻すためのコマンドをガンマ補正データ調整用PC等のPCから液晶プロジェクタに入力しているが、工場出荷時データに戻すためのコマンドを、液晶プロジェクタが提示するユーザコントロールメニューからの選択操作によって入力するようにしてもよい。
【0066】
ところで、新規に生成したガンマ補正データをガンマ補正データファイルとして保存しておいて、ガンマ補正データファイルとして保存したガンマ補正データを用いて液晶プロジェクタ内のガンマ補正データを書き換えるといったことが考えられる。
【0067】
このような場合には、当該ガンマ補正データファイルに、当該ガンマ補正データを生成する際に液晶プロジェクタから取得した機種名および入力モード(図5のステップ2で受信した機種名および入力モード)をも保存しておく。そして、ガンマ補正データファイル内のガンマ補正データを、ガンマ補正データの書き換えのために、液晶プロジェクタに送信する際には、ガンマ補正データを送信する前に液晶プロジェクタから機種名および現在の入力モードを取得し、取得した機種名および入力モードと、当該ガンマ補正データファイル内に保存されている機種名および入力モードと一致するか否かを判別する。
【0068】
そして、取得した機種名および入力モードと、当該ガンマ補正データファイル内に保存されている機種名および入力モードとが一致した場合には、当該ガンマ補正データファイル内のガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する。一方、取得した機種名および入力モードと、当該ガンマ補正データファイル内に保存されている機種名および入力モードとが一致しなかった場合には、図5のステップ17のように警告表示を行うようにする。
【0069】
【発明の効果】
この発明によれば、新規に生成したガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する場合に、現在の入力モードと異なる入力モードのガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信するといったことを回避できるようになる。
【0070】
また、この発明によれば、新規に生成したガンマ補正データを液晶プロジェクタに送信する場合に、異なる機種のガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したり、現在の入力モードと異なる入力モードのガンマ補正データを液晶プロジェクタに誤って送信したりするといったことを回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルガンマ補正回路を備えた従来の液晶プロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図2】デジタルガンマ補正回路の特性を示す模式図である。
【図3】液晶プロジェクタの入力信号レベル対照度特性を示すグラフである。
【図4】液晶プロジェクタの構成およびガンマ補正データ書き換え用PCを示すブロック図である。
【図5】ガンマ補正データ書き換え用PC20によってガンマ補正データを書き換える際の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ガンマ補正データ調整画面の一例を示す模式図である。
【図7】ガンマ補正データ調整画面の他の例を示す模式図である。
【図8】液晶プロジェクタから得た工場出荷ガンマ補正データAと、液晶プロジェクタから得たユーザガンマ補正データBとを表すグラフである。
【図9】ガンマ補正データ書き換え用PC20によってユーザガンマ補正データ格納エリア12内のガンマ補正データを工場出荷時のガンマ補正データに戻す際の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力切り替え回路
2 A/Dコンバータ
3 走査変換回路
4 デジタルガンマ補正回路
5 12相展開回路
6 タイミングジェネレータ
7 CPU
8 液晶パネル
10 フラッシュメモリ
13 RS232C回路
20 ガンマ補正データ書き換え用PC
100 液晶プロジェクタ

Claims (2)

  1. 表示装置のガンマ補正データを書き換えるためのガンマ補正データ書き換え装置であって、
    表示装置から現在の入力モードを取得して記憶するとともに、表示装置から現在の入力モードに応じたガンマ補正データを取得して記憶する第1手段、
    表示装置から取得したガンマ補正データに基づいて、ユーザにガンマ補正データを変更させるための第2手段、
    生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信するにあたっては、表示装置から現在の入力モードを取得し、取得した現在の入力モードが、第1手段によって取得した入力モードと一致するか否かを判別する第3手段、
    第3手段によって取得した入力モードが第1手段によって取得した入力モードと一致している場合には、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信する第4手段、ならびに
    第3手段によって取得した入力モードが第1手段によって取得した入力モードと一致していない場合には、その旨を含む警告表示を行う第5手段、
    を備えていることを特徴とするガンマ補正データ書き換え装置。
  2. 表示装置のガンマ補正データを書き換えるためのガンマ補正データ書き換え装置であって、
    表示装置から機種名および現在の入力モードを取得して記憶するとともに、表示装置から現在の入力モードに応じたガンマ補正データを取得して記憶する第1手段、
    表示装置から取得したガンマ補正データに基づいて、ユーザにガンマ補正データを変更させるための第2手段、
    生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信するにあたっては、表示装置から機種名および現在の入力モードを取得し、取得した機種名および現在の入力モードが、第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致するか否かを判別する第3手段、
    第3手段によって取得した機種名および入力モードが第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致している場合には、生成した新規なガンマ補正データを表示装置に送信する第4手段、ならびに
    第3手段によって取得した機種名および入力モードが第1手段によって取得した機種名および入力モードと一致していない場合には、その旨を含む警告表示を行う第5手段、
    を備えていることを特徴とするガンマ補正データ書き換え装置。
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