JP3842470B2 - フロントローダの装着構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントローダの装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フロントローダの装着構造の一形態として、本機に本機側ヒッチを設ける一方、フロントローダに作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としたものがある。
【0003】
そして、フロントローダは、左右一対の作業機側ヒッチと、各作業機側ヒッチに基端部を枢支して昇降可能としたリフトアームと、両リフトアームの先端間に回動可能に横架したアタッチメントヒッチと、同アタッチメントヒッチに着脱自在に取付けたバケットとを具備している。
【0004】
このようにして、本機にフロントローダを装着する際には、地面上にフロントローダを自立させて左右一対のリフトアーム間に本機の前部を配置するように本機を移動させると共に、作業機側ヒッチの直下方位置に本機側ヒッチを配置させることにより、同本機側ヒッチに作業機側ヒッチを連結する後続作業を行ないやすいようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したフロントローダの装置構造では、本機側ヒッチと作業機側ヒッチとが左右方向にずれを生じないように本機の操向操作を行なわなければならず、微妙な操向操作技術を要求されて、かかる装着作業に熟練を要している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、本機に本機側ヒッチを設ける一方、フロントローダに作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としたフロントローダの装着構造において、フロントローダは、左右一対の作業機側ヒッチと、各作業機側ヒッチに基端部を枢支して昇降可能としたリフトアームと、両リフトアームの先端間に回動可能に横架したアタッチメントヒッチと、同アタッチメントヒッチに着脱自在に取付けたアタッチメントとを具備し、左右一対の作業側ヒッチは、左右一対のリフトアームに対して、左右方向に位置調節可能としたことを特徴とするフロントローダの装着構造を提供せんとするものである。
【0007】
また、作業側ヒッチは、リフトアームを取付けた内側ヒッチ形成体と、同内側ヒッチ形成体に左右スライド自在に取付けて、本機側ヒッチと連結可能とした外側ヒッチ形成体と、両ヒッチ形成体間に介設したスライド作動手段とを具備していること、及び、左右一対の作業側ヒッチは、各外側ヒッチ形成体間に左右方向に伸延する連結体を介設して一体的に連結したことにも特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】
すなわち、本発明に係るフロントローダの装着構造は、基本的構造として、本機に本機側ヒッチを設ける一方、フロントローダに作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としている。
【0010】
そして、特徴的構造として、フロントローダは、左右一対の作業機側ヒッチと、各作業機側ヒッチに基端部を枢支して昇降可能としたリフトアームと、両リフトアームの先端間に回動可能に横架したアタッチメントヒッチと、同アタッチメントヒッチに着脱自在に取付けたアタッチメントとを具備し、左右一対の作業側ヒッチは、左右一対のリフトアームに対して、左右方向に位置調節可能としている。
【0011】
このようにして、本機側ヒッチと作業機側ヒッチとに左右方向のずれが生じた場合には、作業機側ヒッチを適宜左右方向に位置調節することにより、後続作業としての両ヒッチの連結作業を楽に行うことができる。
【0012】
しかも、作業側ヒッチは、リフトアームを取付けた内側ヒッチ形成体と、同内側ヒッチ形成体に左右スライド自在に取付けて、本機側ヒッチと連結可能とした外側ヒッチ形成体と、両ヒッチ形成体間に介設したスライド作動手段とを具備している。
【0013】
このようにして、スライド作動手段により外側ヒッチ形成体を適宜スライド位置調節して、同外側ヒッチ形成体を本機側ヒッチに連結することにより、フロントローダの装着作業を、熟練を要することなく、楽に行うことができる。
【0014】
さらに、左右一対の作業側ヒッチは、各外側ヒッチ形成体間に左右方向に伸延する連結体を介設して一体的に連結している。
【0015】
このようにして、一方の外側ヒッチ形成体を本機側ヒッチに適合させるべく位置調節を行うことによって、他方の外側ヒッチ形成体も連結体を介して一体的に位置調節することができ、その結果、両ヒッチの連結を簡単かつ確実に行うことができて、フロントローダの連結作業能率を向上させることができる。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1に示すAは、本発明に係るフロントローダであり、同フロントローダAは、本機としてのトラクタTに着脱自在に装着している。
【0018】
まず、トラクタTについて説明すると、トラクタTは、図1に示すように、機体フレーム1の前部に原動機部2を設け、後部に運転部3を設けて、機体フレーム1の下方の前後側にそれぞれ左右側前・後車輪4,4,5,5を取付けている。
【0019】
そして、機体フレーム1の中途部には、左右一対のヒッチステー6,6を取付け、各ヒッチステー6,6よりそれぞれ本機側ヒッチ7,7を上方へ立上げ状に取付け、両本機側ヒッチ7,7の上端部間には正面視門型の連結フレーム8を跨架している。
【0020】
また、本機側ヒッチ7は、図1及び図2に示すように、ヒッチ本体7aの前側中途部に、下方へ凹状のフック7bを形成すると共に、ヒッチ本体7aの後上部に、連結ピン挿通用のボス孔7dを有するボス部7cを、左右方向に軸線を向けて設けている。
【0021】
次に、本発明に係るフロントローダAについて、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0022】
すなわち、フロントローダAは、左右一対の作業機側ヒッチ10,10 と、各作業機側ヒッチ10,10 に基端部を枢支した左右一対のリフトアーム11,11 と、両リフトアーム11,11 の先端間に横架したアタッチメントヒッチ12と、同アタッチメントヒッチ12に着脱自在に取付けたアタッチメントとしてのバケット13と、上記リフトアーム11,11 を昇降作動すべく、各リフトアーム11,11 の中途部と作業機側ヒッチ10,10 との間に介設したリフトアームシリンダ14,14 と、上記バケット13を回動作動すべく、同バケット13の左右側部とリフトアーム11,11 の中途部との間に介設したバケットシリンダ15,15 と、上記リフトアーム11,11 の先端部に取付けたスタンド16とを具備している。11a,11b,12a,14a,14b,15a,15b,18a,19a,19b は、それぞれ枢支・連結部である。17はバケットリンク、18はシリンダ・ロッド支持体、19は連動ロッドである。
【0023】
ここで、スタンド16は、図1に示すように、リフトアーム11に基端部を枢支ピン25により枢支して、リフトアーム11に沿わせた収納姿勢と、下方へ回動させて先端部を接地させた使用姿勢とに姿勢変更可能としており、同スタンド16には、リフトアーム11に基端を枢支した支持アーム26の先端部を、スタンド連結ピン27を介して収納姿勢と使用姿勢のいずれかの姿勢にて連結して、各姿勢を保持できるようにしている。
【0024】
左右一対の作業機側ヒッチ10,10 は、図2〜図4に示すように、左右方向に伸延する連結体30を介設して一体的に連結しており、各作業機側ヒッチ10は、リフトアーム11を取付けた左右一対の内側ヒッチ形成体10a,10a と、両内側ヒッチ形成体10a,10a の外側方に配置して本機側ヒッチ7と連結可能とした左右一対の外側ヒッチ形成体10b,10b と、両外側ヒッチ形成体10b,10b 間に介設して内側ヒッチ形成体10a,10a を左右方向にスライド自在に支持するスライド支持体10c と、同スライド支持体10c に支持された内側ヒッチ形成体10a と外側ヒッチ形成体10b との間に介設したスライド作動手段としてのスライド用シリンダ10d とを具備している。11c は連結補強パイプである。
【0025】
そして、左右一対の外側ヒッチ形成体10b,10b の下部間に係合ピン10e を横架し、両外側ヒッチ形成体10b,10b の後側中途部に、前記本機側ヒッチ7のボス部7cのボス孔7dと符合する連結ピン孔10f,10f を形成して、両孔7d,10f,10f中に連結ピン31を抜差し自在に挿通している。10g は位置決め用嵌合片、32は抜止めピン、33は抜止めピン係止片である。
【0026】
このようにして、トラクタTにフロントローダAを装着する際には、本機側ヒッチ7,7のフック7b,7b に、作業機側ヒッチ10,10 の外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b に設けた係合ピン10e,10e を符合させると共に、本機側ヒッチ7のボス部7c,7c を、作業機側ヒッチ10,10 の外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b に設けた位置決め用嵌合片10g,10g に嵌合させることにより、各外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b に形成した連結ピン孔10f,10f を、本機側ヒッチ7のボス孔7dに符合させて、両孔7d,10f,10f中に連結ピン31を挿通することにより、装着作業を完了することができる。
【0027】
この際、本機側ヒッチ7,7と作業機側ヒッチ10,10 とが左右方向に位置ずれを生じている場合には、フロントローダAをスタンド16により地上に自立させた状態にて、スライド用シリンダ10d を適宜伸縮作動させることにより、外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b を、左右方向にスライドさせて、本機側ヒッチ7,7に対して上下方向に整合させるべく位置調節することができる。
【0028】
従って、かかる状態にて、前記したように外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b を本機側ヒッチ7,7に楽に連結することができる。
【0029】
そして、外側ヒッチ形成体10b,10b,10b,10b を本機側ヒッチ7,7に連結した後は、リフトアーム11,11 を上昇作動させて、バケット13を非接地状態となして、スライド用シリンダ10d を適宜伸縮作動させることにより、リフトアーム11,11 を支持している内側ヒッチ形成体10a,10a,10a,10a を元の中立位置に復帰させる。
【0030】
図5は、第2実施例としてのフロントローダAを示しており、同フロントローダAでは、バケットリンダ15をシリンダ・ロッド支持体18と作業機側ヒッチ10との間に介設すると共に、シリンダ・ロッド支持体18とバケットリンク17との間に連動ロッド19を介設している。
【0031】
このようにして、バケットシリンダ15をリフトアーム11の回動支点の近傍に配設することにより、同リフトアーム11を昇降させるためのモーメント力を小さくすることができて、実揚力を増大させることができる。
【0032】
図6は、上記第2実施例としてのフロントローダAの変容例を示しており、同フロントローダAでは、リフトアーム11の基部側に連動レバー35の中途部を枢支ピン36を介して枢支して、同連動レバー35の一端と作業機側ヒッチ10との間にバケットシリンダ15を介設する一方、連動レバー35の他端とバケットリンク17との間に連動ロッド19を介設している。
【0033】
この場合も、バケットシリンダ15をリフトアーム11の回動支点の近傍に配設することができて、同リフトアーム11を昇降させるためのモーメント力を小さくすることができ、実揚力を増大させることができる。
【0034】
図7及び図8は、第3実施例としてのフロントローダAを示しており、同フロントローダAは、バケットシリンダ15により、バケット13の回動作動とリフトアーム11の昇降作動とが行なえるようにして、油圧シリンダの削減と、それにともなう機体重量と製造コストと切替バルブ等の削減を図っている。
【0035】
すなわち、作業機側ヒッチ10に、リフトアーム11を最上昇位置にて仮止めする仮止め体40を一体成形し、同仮止め体40の前端縁部に円弧状ガイド面40a を形成すると共に、同円弧状ガイド面40a の最上部位置に仮止め用凹部41を形成する一方、リフトアーム11の基端部の側壁に係合片42を取付けて、同係合片42が仮止め用凹部41に係合された状態にて、最上昇したリフトアーム11が仮止めされるようにしている。
【0036】
そして、係合片42は、リフトアーム11の基端部の側壁に、ローラ支持ロッド42a をブラケット43を介してリフトアーム11の基端部の伸延方向に摺動自在に取付けると共に、同ローラ支持ロッド42a の外周面にスプリング44を巻回して、同スプリング44によりローラ支持ロッド42a を、仮止め体40の前端縁部に形成した円弧状ガイド面40a に向けて進出すべく弾性付勢し、同ローラ支持ロッド42a の先端部にローラ42b を転動自在に取付けて、同ローラ42b を円弧状ガイド面40a に当接させている。50はスプリング受片である。
【0037】
しかも、リフトアーム11の昇降に連動してローラ42b が円弧状ガイド面40a 上を転動し、同リフトアーム11の最上昇位置にて仮止め用凹部41にローラ42b が係合して、リフトアーム11の仮止めがなされるようにしている。
【0038】
また、リフトアーム11の先端部には、上下方向に回動するバケット13の回動を規制する上方回動規制片46と下方回動規制片47とを設けて、各規則片46,47 にバケットリンク17が当接して、バケット13の回動規制がなされるようにしている。
【0039】
次に、リフトアーム11の昇降作動の説明を、図7及び図8を参照しながら説明する。
【0040】
▲1▼ 図7に示すように、リフトアーム11を最下降させた状態において、バケットシリンダ15を短縮作動させると、まず、バケット13は上方へ回動される。
【0041】
これは、リフトアーム11を上昇させる際の負荷よりも、バケット13を回動させる際の負荷が小さいからである。
【0042】
▲2▼ 図7に示すように、バケットリンク17が上方回動規制片46に当接して、バケット13の上方への回動が規制される。
【0043】
▲3▼ 図8に示すように、バケットシリンダ15をさらに短縮作動させると、リフトアーム11が上昇作動を開始する。
【0044】
この際、リフトアーム11の上昇作動に連動して、ローラ42b が仮止め体40の円弧状ガイド面40a に沿って上方へ転動する。
【0045】
▲4▼ 図8に示すように、リフトアーム11が最上昇位置まで上昇作動すると、ローラ42a が仮止め用凹部41に係合して、同リフトアーム11の仮止めがなされる。
【0046】
▲5▼ 図8に示すように、バケットシリンダ15を伸長作動させると、バケット13は下方へ回動する。
【0047】
▲6▼ 図8に示すように、バケットリンク17が下方回動規制片47に当接して、バケット13の下方へ回動が規制される。
【0048】
▲7▼ バケットシリンダ15をさらに伸長作動させると、リフトアーム11が下降作動を開始する。
【0049】
この際、リフトアーム11の下降開始は、ローラ42b が仮止め用凹部41より係合解除されることによりなされる。
【0050】
このようにして、リフトシリンダを設けることなく、バケットシリンダ15により、バケット13の上下回動作動とリフトアーム11の昇降作動とを行うことができる。
【0051】
図9は、上記した第3実施例としてのフロントローダAの変容例を示しており、同フロントローダAでは、作業側ヒッチ10と仮止め体40とを別体に形成すると共に、同仮止め体40の基部を作業側ヒッチ10にリフトアーム11の枢支・連結部11a を介して上下回動位置調節自在に取付けて、仮止め体40に形成した仮止め用凹部41の位置を上下方向に変更可能としている。51はガイド用長孔、52はガイドピン、53は、ガイドピン52の先端に螺着したつまみ付ナットであり、同つまみ付ナット53を締付け調節して、仮止め体40を上下回動位置調節することも、また、作業機側ヒッチ10に固定することもできるようにしている。
【0052】
図10及び図11は、前記した第3実施例としてのフロントローダAのもう一つの変容例を示しており、同フロントローダAでは、作業機側ヒッチ10に一体成形した仮止め体40に、係合片42を内側方へ向けて進出すべく弾性付勢して取付ける一方、リフトアーム11の側壁に仮止め用凹部41を形成して、同リフトアーム11が最上昇位置まで上昇作動したところで、仮止め用凹部41に係合片42が係合して、リフトアーム11の仮止めがなされるようにしている。42c は進退用長孔、54は係合片ガイドピン、55は押圧スプリングである。
【0053】
図12は、トラクタTの断面正面図であり、同フロントローダAでは、機体フレーム1に左右側前車輪4,4をフロントアクスルケース60を介して取付けており、同フロントアクスルケース60は、機体フレーム1にスイング支持体75を介して前後方向の軸線廻りにスイング自在に取付けている。76はスイング支軸である。
【0054】
そして、機体フレーム1の一部を形成する左右一対の前後方向伸延フレーム形成体1a,1a に、ボルト状に形成したストッパー体61,61 をストッパー体支持片62,62 を介して下方へ向けて進退位置調節自在に取付ける一方、フロントアクスルケース60の上面の左右側部に、硬質ゴム等の緩衝材63,63 を設けている。64はストッパー体固定ナットである。
【0055】
このようにして、フロントアクスルケース60がスイング作動した際には、ストッパー体61,61 の下端に緩衝材63,63 を介して衝突するようにしている。
【0056】
そして、傾斜地で負荷作業等を行なう際に、前車輪4,4で本機をバランスさせると、本機が転倒する危険性がある場合には、ストッパー体61,61 を下方へ進出調節して、同ストッパー体61,61 の下端を緩衝材63,63 を介してフロントアクスルケース60の上面の左右側部に当接させることにより、フロントアクスルケース60のスイング作動を規制することができる。
【0057】
その結果、機体のバランスを良好に確保することができて、安全で、かつ、安定した作業が行える。
【0058】
図13及び図14は、前記したストッパー体61,61 の変容例を示しており、同ストッパー体61,61 は、下面に前後方向に順次段差をつけて複数のストッパー面61a,61a を階段状に形成し、左右のストッパー体61,61 を平面視門型の連結体65により連結して、同連結体65の中央部に、複数の係合溝66a を有する係合体66を上下回動自在に取付けると共に、同係合体66をトルクバネ67により係合方向である下方へ回動付勢している。68は、係合体66の操作片である。
【0059】
そして、ストッパー体61,61 の上部には、それぞれ前後方向に伸延する嵌合溝69,69 を形成して、各嵌合溝69,69 に機体フレーム1の前後方向伸延フレーム形成体1a,1a に取付けたガイド体70,70 を嵌合させて、ストッパー体61,61 をガイド体70,70 に沿わせて前後摺動自在となしている。
【0060】
このようにして、係合体66を操作片68を介して前後方向に押し引きして位置調節すると共に、機体フレーム1の左右方向伸延フレーム形成体1bに、所望の係合溝66a を係合させることにより、左右一対のストッパー体61,61 をガイド体70,70 を介して前後摺動させて、所望のストッパー面61a,61a を緩衝材63,63 の直上方位置に配置することができるようにしている。
【0061】
従って、ストッパー面61a と緩衝材63との上下間隔を複数段階に変更することができて、フロントアクスルケース60のスイング規制も行うことができる。
【0062】
図15は、上記したストッパー体61の変容例を示しており、同ストッパー体61は、下面を前高後低の傾斜状に形成して、同下面をストッパー面61a となしており、同ストッパー面61a と対面する緩衝材63の上面は、前高後低の傾斜面に形成して、同上面を受面63a となしている。77は進退操作ハンドル、78は螺合部である。
【0063】
このようにして、進退操作ハンドル75を回転させることにより、ストッパー体61を前方へ移動させるに従って、ストッパー面61a と緩衝材63の受面63a との上下間隔が漸次無段階に小さくなって、最終的には当接させることができるようにしている。
【0064】
従って、ストッパー面61a と緩衝材63との上下間隔を無段階に変更することができて、フロントアクスルケース60のスイング角を無段階に調節することができ、さらに、フロントアクスルケース60のスイング規制も行うことができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0066】
▲1▼ 請求項1記載の本発明では、フロントローダは、左右一対の作業機側ヒッチと、各作業機側ヒッチに基端部を枢支して昇降可能としたリフトアームと、両リフトアームの先端間に回動可能に横架したアタッチメントヒッチと、同アタッチメントヒッチに着脱自在に取付けたアタッチメントとを具備し、左右一対の作業側ヒッチは、左右一対のリフトアームに対して、左右方向に位置調節可能としているために、本機側ヒッチと作業機側ヒッチとに左右方向のずれが生じた場合には、作業機側ヒッチを適宜左右方向に位置調節することにより、後続作業としての両ヒッチの連結作業を楽に行うことができる。
【0067】
▲2▼ 請求項2記載の本発明では、作業側ヒッチは、リフトアームを取付けた内側ヒッチ形成体と、同内側ヒッチ形成体に左右スライド自在に取付けて、本機側ヒッチと連結可能とした外側ヒッチ形成体と、両ヒッチ形成体間に介設したスライド作動手段とを具備しているために、スライド作動手段により外側ヒッチ形成体を適宜スライド位置調節して、同外側ヒッチ形成体を本機側ヒッチに連結することにより、フロントローダの装着作業を、熟練を要することなく、楽に行うことができる。
【0068】
▲3▼ 請求項3記載の本発明では、左右一対の作業側ヒッチは、各外側ヒッチ形成体間に左右方向に伸延する連結体を介設して一体的に連結しているために、一方の外側ヒッチ形成体を本機側ヒッチに適合させるべく位置調節を行うことによって、他方の外側ヒッチ形成体も連結体を介して一体的に位置調節することができ、その結果、両ヒッチの連結を簡単かつ確実に行うことができて、フロントローダの連結作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントローダを装着したトラクタの側面図。
【図2】作業機側ヒッチの側面図。
【図3】同作業機側ヒッチの平面図。
【図4】図2のI-I 線断面図。
【図5】第2実施例としてのフロントローダの側面図。
【図6】第2実施例としてのフロントローダの変容例を示す側面図。
【図7】第3実施例としてのフロントローダの作動側面説明図。
【図8】同フロントローダの作動側面説明図。
【図9】第3実施例としてのフロントローダの変容例を示す側面図。
【図10】第3実施例としてのフロントローダのもう一つの変容例を示す側面図。
【図11】同フロントローダの断面背面図。
【図12】トラクタの断面正面図。
【図13】ストッパー体の変容例を示す側面図。
【図14】同ストッパー体の斜視図。
【図15】ストッパー体のもう一つの変容例を示す斜視図。
【符号の説明】
A フロントローダ
T トラクタ
1 機体フレーム
2 原動機部
3 運転部
4 前車輪
5 後車輪

Claims (3)

  1. 本機に本機側ヒッチを設ける一方、フロントローダに作業機側ヒッチを設けて、同作業機側ヒッチを本機側ヒッチに着脱自在に装着可能としたフロントローダの装着構造において、
    フロントローダは、左右一対の作業機側ヒッチと、各作業機側ヒッチに基端部を枢支して昇降可能としたリフトアームと、両リフトアームの先端間に回動可能に横架したアタッチメントヒッチと、同アタッチメントヒッチに着脱自在に取付けたアタッチメントとを具備し、
    左右一対の作業側ヒッチは、左右一対のリフトアームに対して、左右方向に位置調節可能としたことを特徴とするフロントローダの装着構造。
  2. 作業側ヒッチは、リフトアームを取付けた内側ヒッチ形成体と、同内側ヒッチ形成体に左右スライド自在に取付けて、本機側ヒッチと連結可能とした外側ヒッチ形成体と、両ヒッチ形成体間に介設したスライド作動手段とを具備していることを特徴とする請求項1記載のフロントローダの装着構造。
  3. 左右一対の作業側ヒッチは、各外側ヒッチ形成体間に左右方向に伸延する連結体を介設して一体的に連結したことを特徴とする請求項2記載のフロントローダの装着構造。
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