JP3841247B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内燃機関の燃料供給装置に係り、特に、流路抵抗の増大を招くことなくコンパクト化を果たし得て、部品点数を削減し得て、重量を軽減し得て、燃料戻り管を廃止し得て、燃料透過量を削減し得て、作業工程を削減し得て、コストの低減を果たし得る内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載される内燃機関は、燃料タンクの燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置を設けている。内燃機関の燃料供給装置としては、図6・図7に示すものがある。図7において、102は図示しない内燃機関の燃料供給装置、104は燃料タンク、106はタンク室、108はポンプ組立体である。燃料供給装置102は、燃料タンク104のタンク室106に臨ませてポンプ組立体108を取付けている。
【0003】
ポンプ組立体108は、図6に示す如く、ポンプケース110内の燃料ポンプ112の吸引側にポンプフィルタ114を連絡して設け、吐出側をポンプケース110の燃料出口管116に連絡している。燃料出口管116には、燃料供給管118の一端側を連絡している。燃料供給管118の他端側は、内燃機関に設けたデリバリパイプ120に連絡している。
【0004】
デリバリパイプ120には、燃料噴射弁122を設け、燃料レギュレータ124を設けている。燃料レギュレータ124には、燃料戻り管126の一端側を連絡している。燃料戻り管126の他端側は、ポンプケース110の燃料入口管128に連絡している。
【0005】
燃料供給装置102は、タンク室106の燃料をポンプフィルタ114を介して燃料ポンプ112により吸引し、燃料出口管116に吐出して燃料供給管118に圧送する。燃料供給管118の燃料は、デリバリパイプ120に供給され、燃料レギュレータ124により圧力を調整されて燃料噴射弁122により内燃機関に噴射して供給される。燃料レギュレータ124により調整されて余分となった燃料は、燃料戻り管126により燃料入口管128から燃料タンク104のタンク室106に戻される。
【0006】
このような内燃機関の燃料供給装置としては、特開平9−250418号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるものは、燃料タンク内に燃料ポンプとプレッシャレギュレータとを設け、リターン配管を無くしたものである。
【0007】
また、内燃機関の燃料供給装置としては、特開平10−47184号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるものは、支持ブラケットに燃料漏れ防止弁や燃料フィルタ、燃料ポンプ、燃料ゲージ等を複数の燃料系部品を一体に組付けたものである。
【0008】
この特開平10−47184号公報以外に複数の燃料系部品を組付けた燃料供給装置としては、特開平6−207567号公報、特開平7−310616号公報、特開平8−49613号公報、特開平8−121282号公報、特開平8−158975号公報、特開平8−210212号公報、特開平8−277759号公報、特開平9−14074号公報、特開平9−268956号公報等に開示されるものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の複数の燃料系部品を組付けた燃料供給装置にあって、特開平10−47184号公報や特開平6−207567号公報、特開平7−310616号公報、特開平8−49613号公報、特開平8−121282号公報、特開平8−158975号公報、特開平8−210212号公報、特開平8−277759号公報、特開平9−14074号公報に開示されるものは、燃料ポンプと燃料フィルタとを上下方向に位置させて組付けているため、ポンプケースが上下方向に大型化する不都合がある。
【0010】
このような不都合に対しては、特開平9−268956号公報に開示されるように、サブタンク内において燃料ポンプの水平方向一側に燃料フィルタを配設するとともに水平方向他側にプレッシャレギュレータを配設したものがある。
【0011】
しかし、特開平9−268956号公報に開示される燃料供給装置は、燃料ポンプの上方から吐出される燃料が、燃料ポンプの水平方向一側の燃料フィルタを通過した後に、水平方向他側の下方に配設した分岐部において分岐して、上方の燃料供給パイプと隣接するプレッシャレギュレータとに分流されるため、サブタンク内における燃料の流路長が長くなって流路方向が何回も変向されることになり、流路抵抗が増大する不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、内燃機関の燃料タンクの天板に取付けられるポンプ組立体を設け、このポンプ組立体は燃料タンクの天板の組立体取付孔からタンク室に挿入されるケース本体とこのケース本体に連結されて燃料タンクの天板に取付けられるケース蓋体とからなる組立体ケースを設け、前記ケース本体には前記タンク室の燃料を濾過するポンプフィルタとこのポンプフィルタを介して前記タンク室の燃料を吸引する燃料ポンプとこの燃料ポンプの吐出する燃料を濾過する燃料フィルタとこの燃料フィルタにより濾過された燃料の圧力を調整する燃料レギュレータと前記タンク室の燃料レベルを検出する燃料レベルゲージとを配設し、前記ケース蓋体には前記燃料レギュレータにより調整された燃料を燃料供給管に流出させる燃料出口管と前記タンク室の蒸発燃料をエバポ管に流出させるエバポ出口管とこのエバポ出口管に流出する蒸発燃料を調整する2ウェイチェック弁と前記タンク室の燃料がエバポ管に流出することを阻止する燃料カット弁と前記タンク室の圧力をエバポ出口管に逃がして調整するリリーフ弁と前記タンク室を換気するとともに内部の燃料量を規定するブリーザ管とを配設した内燃機関の燃料供給装置において、前記ケース本体には燃料ポンプと燃料フィルタとを水平方向で重なるように位置させて配設するとともに前記燃料ポンプと燃料フィルタとを連絡する逆Uの字型のポンプ連絡管と前記燃料フィルタと燃料出口管とを連絡するフィルタ連絡管とを配設し、前記フィルタ連絡管に設けられた前記燃料レギュレータを前記ケース本体内へ突出させて配設されるブリーザ管と離間する側に配設し、前記ブリーザ管のケース本体内に突出して配設される部分とフィルタ連絡管との間でこれらと水平方向において重なるように前記ポンプ連絡管及び前記燃料カット弁を配設し、前記燃料カット弁とエバポ出口管との間に位置させて2ウェイチェック弁とリリーフ弁とを並列に配設したことを特徴とする。
【0013】
前記ポンプ連絡管と前記燃料カット弁とを平面視でケース本体の径方向に変位させて配設したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の燃料供給装置は、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体的に組付けることができ、燃料戻り管の廃止や取付部品の共用化、組立作業の省略等を図ることができる。この場合に、組立体ケース内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向がいたずらに何回も変向されることがなく、また、多数の燃料系部品をポンプ組立体に近接集中させて一体的に組付けることができる
【0015】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図5において、2は車両に搭載した内燃機関の燃料供給装置、4は燃料タンク、6はタンク室である。燃料供給装置2の燃料タンク4は、上側部材8と下側部材10とを接合して中空箱形状のタンク室6を形成している。上側部材8の天板12には、燃料タンク4の中央部位に位置させて組立体取付孔14を設けている。
【0016】
燃料タンク4の天板12には、ポンプ組立体16が取付けられる。ポンプ組立体16には、組立体ケース18に後述する複数の燃料系部品を取付けている。組立体ケース18は、ケース本体20とケース蓋体22とからなる。ケース本体20は、略筒形状に形成され、燃料タンク4の天板12の組立体取付孔14からタンク室6に挿入配設される。ケース蓋体22は、円板形状に形成され、ケース本体20に連結されて燃料タンク4の天板12に取付けられる。
【0017】
ポンプ組立体16は、燃料タンク4の天板12の組立体取付孔14から組立体ケース18のケース本体20を挿入してケース蓋体22と天板12との間にガスケット24を介装し、ケース蓋体22の上側から円環板形状の取付プレート26を組立体取付孔14周囲の円環板形状の取付部28に取付ボルト30によって取付けることにより、燃料タンク4に取付けられる。
【0018】
ポンプ組立体16には、燃料供給管32の一端側を連絡している。燃料供給管32の他端側は、内燃機関に設けたデリバリパイプ34に連絡されている。デリバリパイプ34には、図2に示す如く、各気筒に対応する燃料噴射弁36を取付けて設けている。なお、各気筒に単一の燃料噴射弁により燃料を噴射する内燃機関の場合には、二点鎖線で示す如く、燃料供給管32の他端側をパルセーションダンパ37に連絡する。
【0019】
また、ポンプ組立体16には、エバポ管38の一端側を連絡している。エバポ管38の他端側は、キャニスタ(図示せず)に連絡している。キャニスタは、図示しないパージ管によりパージ制御弁を介して内燃機関の吸気通路に連絡している。前記燃料供給管32とエバポ管38とは、途中をクランプ40により平行によう保持され、カバー42により覆われている。カバー42は、取付ネジ44によりクランプ40に取付けられている。
【0020】
前記ポンプ組立体16は、図3〜図5に示す如く、燃料タンク4の天板12の中央部位に設けた組立体取付孔14からタンク室6に挿入配設されるケース本体20と、このケース本体20に連結されて燃料タンク4の天板12に取付けられるケース蓋体22と、からなる組立体ケース18を設けている。ケース本体20は、底部46と周壁部48とからなる。ケース蓋体20は、上部50と周縁部52とからなる。組立体ケース18内には、ケース空間54を区画している。
【0021】
組立体ケース18のケース本体20には、図1に示す如く、タンク室6の燃料を濾過するポンプフィルタ56と、このポンプフィルタ56を介してタンク室6の燃料を吸引する燃料ポンプ58と、この燃料ポンプ58の吐出する燃料を濾過する燃料フィルタ60と、この燃料フィルタ60により濾過された燃料の圧力を調整する燃料レギュレータ62と、タンク室6の燃料レベルを検出する燃料レベルゲージ64と、を集中配設している。
【0022】
ポンプフィルタ56は、ケース本体20の底部46にタンク室6に臨ませて配設している。燃料ポンプ58と燃料フィルタ60と燃料レギュレータ62とは、ケース本体20の底部46と周壁部48とで囲まれるケース空間54に配設している。燃料レベルゲージ64は、ケース本体20の周壁部48にタンク室6に臨ませて配設している。
【0023】
前記組立体ケース18のケース蓋体22には、燃料レギュレータ62により調整された燃料を燃料供給管32に流出させる燃料出口管66と、タンク室6の蒸発燃料をエバポ管38に流出させるエバポ出口管68と、このエバポ出口管68に流出する蒸発燃料を調整する2ウェイチェック弁70と、タンク室6の燃料がエバポ管38に流出することを阻止する燃料カット弁72と、タンク室6の圧力をエバポ出口管68に逃がして調整するリリーフ弁74と、タンク室6を換気するとともに燃料量を規定するブリーザ管76と、を集中配設している。
【0024】
燃料出口管66とエバポ出口管68と2ウェイチェック弁70とリリーフ弁74とは、ケース蓋体22の上部50の外部に臨む上側に配設している。燃料カット弁72は、ケース蓋体22の上部50のケース空間54に臨む下側に配設している。ブリーザ管76は、ケース蓋体22の上部50を貫通してケース空間54と外部とに臨むように配設している。
【0025】
前記ケース本体20には、燃料ポンプ58と燃料フィルタ60とを水平方向に位置させて近接配設するとともに、この燃料フィルタ60の上方に位置させて燃料レギュレータ62を近接配設している。
【0026】
燃料ポンプ58は、ケース本体20の底部46と周壁部48とに接するように配設し、燃料ポンプ58の底部46側の吸引部78にポンプフィルタ56を連絡している。燃料ポンプ58の上方の吐出部80には、ポンプ連絡管82の一端側を連絡している。ポンプ連絡管82の他端側は、燃料ポンプ58に対して水平方向に位置させて近接配設した燃料フィルタ60の入口部84に連絡している。
【0027】
燃料フィルタ60の出口部86は、上方に延びるフィルタ連絡管88の一端側を連絡している。フィルタ連絡管88の他端側は、燃料フィルタ60上方のケース蓋体22に設けた燃料出口管66のケース空間54に臨む一端側に連絡している。フィルタ連絡管88の途中には、燃料フィルタ60の上方に位置させて燃料レギュレータ62を近接配設している。
【0028】
また、前記ケース蓋体22には、燃料レギュレータ62の水平方向に位置させて燃料カット弁72を近接配設するとともに、この燃料カット弁72の水平方向に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させてブリーザ管76を近接配設し、燃料カット弁72とエバポ出口管68との間に位置させて2ウェイチェック弁70とリリーフ弁74とを並列に近接配設している。
【0029】
燃料カット弁72は、ケース蓋体22の上部50のケース空間54に臨む下側に配設され、上部50の外部に臨む上側に設けた2ウェイチェック弁70を介してエバポ出口管68に連絡している。ブリーザ管76は、ケース蓋体22の上部50を貫通してケース空間54と外部とに臨むように、燃料カット弁72の水平方向に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させて近接配設している。リリーフ弁74は、上部50の上側に2ウェイチェック弁70と並列に近接配設している。なお、図3において、符号90は電気ケーブル接続用のカプラである。
【0030】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0031】
この燃料供給装置2は、燃料タンク4の天板12に取付けられるポンプ組立体16のケース本体20にポンプフィルタ56と燃料ポンプ58と燃料フィルタ60と燃料レギュレータ62と燃料レベルゲージ64とを集中配設し、ケース蓋体22に燃料出口管66とエバポ出口管68と2ウェイチェック弁70と燃料カット弁72とリリーフ弁74とブリーザ管76とを集中配設している。
【0032】
タンク室6の燃料は、ポンプフィルタ56を介して燃料ポンプ58により吸引され、ポンプ連絡管82により燃料フィルタ60に圧送される。燃料フィルタ60により濾過された燃料は、ポンプ連絡管82から燃料出口管66に流れ、燃料供給管32によりデリバリパイプ34を介して燃料噴射弁36に供給される。
【0033】
前記燃料フィルタ60からポンプ連絡管82を介して燃料吐出管66に流れる燃料は、ポンプ連絡管82の途中に設けた燃料レギュレータ62により圧力を調整され、余分の燃料をケース空間54からタンク室6に戻される。
【0034】
また、タンク室6に発生する蒸発燃料は、2ウェイチェック弁70により調整されてエバポ出口管68に流れ、エバポ管38によりキャニスタに供給される。タンク室6の蒸発燃料の圧力は、リリーフ弁74によりエバポ出口管68を介してエバポ管38に逃がされる。燃料カット弁72は、タンク室6の燃料がエバポ管38に流出することを阻止する。ブリーザ管76は、タンク室6を換気するとともに燃料量を規定する。
【0035】
この燃料供給装置2は、燃料タンク4の天板12に取付けられるポンプ組立体16のケース本体20にポンプフィルタ56と燃料ポンプ58と燃料フィルタ60と燃料レギュレータ62と燃料レベルゲージ64とを集中配設し、ケース蓋体22に燃料出口管66とエバポ出口管68と2ウェイチェック弁70と燃料カット弁72とリリーフ弁74とブリーザ管76とを集中配設している。
【0036】
これにより、この燃料供給装置2は、燃料ポンプ58等の多数の燃料系部品をポンプ組立体16に集中させて一体的に組付けることができ、ポンプ組立体16に燃料レギュレータ62を配設したことにより燃料戻り管を廃止でき、その他多数の燃料系部品を一体的に組付けていることにより取付部品の共用化、組立作業の省略等を図ることができる。
【0037】
この場合に、ケース本体20には、燃料ポンプ58と燃料フィルタ60とを水平方向に位置させて近接配設するとともに、この燃料フィルタ60の上方に位置させて燃料レギュレータ62を近接配設したことにより、図1に白抜き矢印で示す如く、ポンプ組立体16内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向がいたずらに何回も変向されることがない。
【0038】
また、ケース蓋体22には、燃料レギュレータ62の水平方向に位置させて燃料カット弁72を近接配設するとともに、この燃料カット弁72の水平方向に位置させて且つ燃料ポンプ58の上方に位置させてブリーザ管76を近接配設し、燃料カット弁72とエバポ出口管68との間に位置させて2ウェイチェック弁70とリリーフ弁74とを並列に近接配設したことにより、多数の燃料系部品をポンプ組立体16に集中させて一体的に組付けることができる。
【0039】
このため、この燃料供給装置2は、ポンプ組立体16内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向が何回も変向されることがないことにより流路抵抗の増大を招くことがなく、多数の燃料系部品をポンプ組立体16に集中させて一体的に組付け得ることによりコンパクト化を果たし得て、燃料戻り管の廃止や取付部品の共用化により部品点数を削減し得て、重量を軽減し得る。
【0040】
また、この燃料供給装置2は、エンジンルーム内の各配管のレイアウトの自由度を高め得て、タンク室6内のケース本体20に燃料レギュレータ62を配設したことにより燃料透過量を削減し得て、組立作業の省略により作業工程を削減し得て、コストの低減を果たすことができる。
【0041】
さらに、この燃料供給装置2は、ポンプ組立体16に燃料ポンプ58等の複数の燃料系部品を配設していることにより、燃料タンク4に形成される燃料部品取付用孔の開口面積を減少させることができ、燃料タンク4の剛性及びシール性能を向上することができる。また、この燃料供給装置2は、燃料タンク4の中心部位に位置させて燃料レベルゲージ56等の複数の燃料系部品を組付けたポンプ組立体16を取付けていることにより、燃料レベルゲージ56の燃料レベル指示性能を向上し得て、満量給油時の指示誤差を減少し得て、燃料ポンプ58の吸引性能を向上することができる。
【0042】
【発明の効果】
このように、この発明の燃料供給装置は、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体的に組付けることができ、燃料戻り管の廃止や取付部品の共用化、組立作業の省略等を図ることができ、また、ポンプ組立体内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向がいたずらに何回も変向されることがない。
【0043】
このため、この内燃機関の燃料供給装置は、ポンプ組立体内における燃料の流路長を短くし得るとともに流路方向が何回も変向されることがなく、また、多数の燃料系部品をポンプ組立体に集中させて一体的に組付け得ることにより、流路抵抗の増大を招くことなくコンパクト化を果たし得て、燃料戻り管の廃止や取付部品の共用化により部品点数を削減し得て、重量を軽減し得て、タンク室内のケース本体に燃料レギュレータを配設したことにより燃料透過量を削減し得て、組立作業の省略により作業工程を削減し得て、コストの低減を果たし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す燃料供給装置のポンプ組立体の概略断面図である。
【図2】燃料供給装置の概略配管図である。
【図3】ポンプ組立体の平面図である。
【図4】ポンプ組立体の側面図である。
【図5】燃料供給装置の配管斜視図である。
【図6】従来例を示す燃料供給装置のポンプ組立体の概略断面図である。
【図7】燃料供給装置の概略配管図である。
【符号の説明】
2 燃料供給装置
4 燃料タンク
6 タンク室
12 天板
14 組立体取付孔
16 ポンプ組立体
18 組立体ケース
20 ケース本体
22 ケース蓋体
56 ポンプフィルタ
58 燃料ポンプ
60 燃料フィルタ
62 燃料レギュレータ
64 燃料レベルゲージ
66 燃料出口管
68 エバポ出口管
70 2ウェイチェック弁
72 燃料カット弁
74 リリーフ弁
76 ブリーザ管

Claims (2)

  1. 内燃機関の燃料タンクの天板に取付けられるポンプ組立体を設け、このポンプ組立体は燃料タンクの天板の組立体取付孔からタンク室に挿入されるケース本体とこのケース本体に連結されて燃料タンクの天板に取付けられるケース蓋体とからなる組立体ケースを設け、前記ケース本体には前記タンク室の燃料を濾過するポンプフィルタとこのポンプフィルタを介して前記タンク室の燃料を吸引する燃料ポンプとこの燃料ポンプの吐出する燃料を濾過する燃料フィルタとこの燃料フィルタにより濾過された燃料の圧力を調整する燃料レギュレータと前記タンク室の燃料レベルを検出する燃料レベルゲージとを配設し、前記ケース蓋体には前記燃料レギュレータにより調整された燃料を燃料供給管に流出させる燃料出口管と前記タンク室の蒸発燃料をエバポ管に流出させるエバポ出口管とこのエバポ出口管に流出する蒸発燃料を調整する2ウェイチェック弁と前記タンク室の燃料がエバポ管に流出することを阻止する燃料カット弁と前記タンク室の圧力をエバポ出口管に逃がして調整するリリーフ弁と前記タンク室を換気するとともに内部の燃料量を規定するブリーザ管とを配設した内燃機関の燃料供給装置において、前記ケース本体には燃料ポンプと燃料フィルタとを水平方向で重なるように位置させて配設するとともに前記燃料ポンプと燃料フィルタとを連絡する逆Uの字型のポンプ連絡管と前記燃料フィルタと燃料出口管とを連絡するフィルタ連絡管とを配設し、前記フィルタ連絡管に設けられた前記燃料レギュレータを前記ケース本体内へ突出させて配設されるブリーザ管と離間する側に配設し、前記ブリーザ管のケース本体内に突出して配設される部分とフィルタ連絡管との間でこれらと水平方向において重なるように前記ポンプ連絡管及び前記燃料カット弁を配設し、前記燃料カット弁とエバポ出口管との間に位置させて2ウェイチェック弁とリリーフ弁とを並列に配設したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 前記ポンプ連絡管と前記燃料カット弁とを平面視でケース本体の径方向に変位させて配設したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
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