JP3840980B2 - ステープラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み付けられた状態の金属製部品と合成樹脂部品とを修理又は廃棄時に容易に分解することでき、分別廃棄や分離後の再組み付けが可能なステープラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数枚の綴じ用紙をコ字状のステープルで綴じ合わせするためのステープラーにおいては、部品精度を維持するためと摩耗等に対する耐久性を維持させるために主要部品が金属材料で構成されており、更にこれらの主要部品とともに重量やコストの低減のために合成樹脂性の成形部品が前記金属製部品と組み合わされて使用されている。
【0003】
例えば、図6に示すようにステープルの脚部を屈曲させるクリンチャ1を備えたクリンチャアーム2は、ステープル脚との接触による耐摩耗性を維持するためにクリンチャ1が金属材料で形成されるとともに、基部側に形成されている枢支穴3とクリンチャ1間の寸法精度を維持させるために、金属板材をプレスにより折り曲げ成形して形成されたベース4と、このコ字状に形成されたベース4の側面と下面をカバーするように外周側に合成樹脂により成形されたカバー部材5が一体に組み付けられている。
【0004】
図7(a)に示すように、カバー部材5にはコ字形に形成されたベース4の外周面を収容するように凹部6が形成され、この凹部6を形成している両側壁7の内面には、前記ベース4の両側壁に形成された係合穴8と係合する係合爪9が突出して形成されており、ベース4をカバー部材5の凹部6内に押し込むことにより係合爪9の下面が係合穴8の下縁と係合することによりベース4とカバー部材5とが一体に組み付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、修理の際に一体に組み付けられている部品を分離する必要があり、又、異なった材料で構成されている部品は廃棄時には材料毎に分別して廃棄する必要があり、上記のように金属部品と合成樹脂部品とが係合爪9と係合穴8とを係合させることで組み付けられている場合には、簡単には分離できず分別して廃棄する作業が困難となる。また、専用工具等で無理やりにベース4とカバー部材5とを分離することは可能であるが、一般のユーザーが廃棄時に専用工具を用意することは不可能であり、更に、図7(b)に示すように分離した状態では係合爪9が破壊されてしまうので、修理等の場合には再組み付けができなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、金属と合成樹脂のように異なった材料で組み付けられた部品を専用の工具を使用することなく簡単に分離することができ、分別廃棄が容易にできる金属部品と合成樹脂部品とを組み付けしたステープラーを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のステープラーは、多数のステープルを収容するマガジンと、該マガジン内に収容されたステープルを綴り用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部および、前記マガジンから打ち出されて綴り用紙を貫通したステープルの脚部先端部を綴り用紙の裏面に沿って屈曲させるクリンチャを備えたクリンチャアームとを各々の後端部において回動自在に支持させたステープラーにおいて、前記クリンチャアームが断面コ字形に形成された金属製部品からなるベースとこのベースの両側面と下面側を覆うように凹状の溝が形成された合成樹脂製部品からなるカバー部材とから構成され、カバー部材の両側壁内面にそれぞれ突出形成した係合爪をベースの両側壁にそれぞれ形成した係合穴に係合させることによりベースに対してカバー部材を組み付け、前記係合爪と係合穴との近傍の前記ベースの側壁とカバー部材の側壁との間に、上方に開放されてコイン等の金属片等を差し込み可能な溝を形成したことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2のステープラーは、前記溝が、前記カバー部材の側壁の内面に形成されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に従って本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のステープラーの実施例であり、多数のステープルを収容するマガジン10と、前記マガジン10内のステープルを綴り用紙に向けて打ち出すドライバ11を備えたハンドル部12、および前記マガジン10から打ち出されて綴り用紙を貫通したステープルの脚部先端部を綴り用紙の裏面に沿って屈曲させるクリンチャ13を備えたクリンチャアーム14がそれぞれの後端部において支持軸15によって回動自在に支持されている。
【0010】
マガジン10の前端部には収容された先頭のステープルをマガジン10の下面に配置される綴じ用紙に向けて打ち出す打出口16が形成されており、更にマガジン10内にはマガジン10内に収容されたステープルを前記打出口16に向けて押圧付勢させるプッシャ17が配置されている。プッシャ17はマガジン10内に配置されたガイドロッド18に沿って摺動自在に支持されており、プッシャバネ19によりマガジン10の前方へ向けて付勢されている。
【0011】
ハンドル部12の上面を押圧操作することによりドライバ11を介してマガジン10内のステープルが打出口16から打ち出されてマガジン10の下面に配置された綴じ用紙に向けて、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部がクリンチャ13によって綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げられて綴じ用紙が綴じられる。
【0012】
図2及び図3に示すように、クリンチャアーム14は、金属板材を断面がコ字形となるように折り曲げ成型して形成されたベース20とこのベース20の両側面と下面を覆うように組み付けられたカバー部材21とで構成されている。ベース20の後端部には前記支軸15により支持される枢支穴22が形成され、前端部には上面にステープル脚先端と当接してステープル脚を折り曲げるクリンチャ溝23が形成された金属材からなるクリンチャ13が一体に形成されている。前記ベース20の両側に立ち上がり形成された側壁24には側壁24を貫通した係合穴25が形成されている。
【0013】
カバー部材21は合成樹脂で形成されるとともに、内側に前記ベース20を収容するように上面に向いた凹部26が形成されており、外側はステープラーを手で操作しやすいように膨出させた曲面で形成されている。前記凹部26を形成している両側壁27の内面には、前記ベース20に形成された係合穴25と対応した部分に係合穴25と係合する係合爪28が形成されている。係合爪28は突出寸法が上側より下側が大きくなるように傾斜面29が形成されており、組み付け時にはベース20を凹部26内に押し込むことにより傾斜面29によってカバー部材21の側壁27が押し広げられて装着することができる。ベース20がカバー部材21の凹部26内に組み付けられている状態では、図4(b)に示すように係合爪28の下面と係合穴25の下縁とが当接してベース20が上方へ抜け出るのを阻止している。
【0014】
図3に示すように、カバー部材21の両側壁27の前記係合爪28が形成された近傍の両側壁27内面には凹部30が形成されており、該凹部30の深さと幅が例えばコインの厚さおよび直径と同じ程度に形成されており、図4(a)に示すように、カバー部材21がベース20に対して組み付けられた状態では、ベース20の側壁の外側面との間にコイン等を差し込める溝31が形成されるようになる。
【0015】
上記実施例によるベース20とカバー部材21とを分離する状態を、図2のA−A線及びB−B線での断面を示す図4(a)(b)及び図5に従って説明する。組み付け状態では図4(b)に示すように係合爪28が係合穴25の下側の縁と係合してカバー部材21とベース20とを一体に結合している。図4(a)に示すように凹部30によってカバー部材21の側壁27とベース20の側壁24との間には上方が開放された溝31が形成され、この溝31内にコイン状の金属片P等の一部を挿入して、この金属片Pの上部を図5(a)に示すように外側に向けて傾斜させることによってカバー部材21の両側壁27が外側に変形される。この凹部30が形成されている部分の側壁27が変形されるに伴って、図5(b)に示すように、凹部30の近傍の側壁27が連動して外側に変形されて、係合爪28が外側に広がりベース20の係合穴25から離脱されて、ベース20とカバー部材21とが分離可能となる。
【0016】
上記実施例では、カバー部材21側に凹部30を形成することによって溝31を形成するようにしているが、ベース20側に凹部を形成して溝31を形成させることもできる。更に、上記実施例では、クリンチャアーム14の前方部に係合爪28と係合穴25による組み付け構造を実施したものであるが、クリンチャアーム14の後部にも同様な係合爪と係合穴による組み付け機構を形成して、この係合爪と係合穴の近傍にも溝31を形成しても良い。更に、本発明はクリンチャアーム14に限らず、ハンドル部12における金属部品と合成樹脂部品の組み付けにも実施することが可能である。また、金属部材と樹脂製部材を分離するために、コインに替えてスクリュードライバや鍵、もしくは前記分離作業に絶え得る硬さを持つ他の樹脂片を使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、金属製部品からなるベースと合成樹脂部品からなるカバー部材を係合爪と係合穴の係合により組み付けるようにするとともに、前記係合爪と係合穴の近傍の金属製部品と合成樹脂部品の間にコイン等の金属片等を差し込み可能な溝を形成しているので、この溝にコイン等を挿入してコインの上部をコジることにより合成樹脂部品からなるカバー部材を変形させて係合爪と係合穴との係合状態を解離させることができ、特別に解体用の専用工具を使用せずに、金属部品からなるベースと合成樹脂部品からなるカバー部材とを分離して廃棄することができる。又、修理の場合には分離により係合爪28を破損させることがないので、修理済みの部品や代え部品を再度組み付けすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すステープラーの縦断側面図
【図2】図1のステープラーのクリンチャアームの斜視図
【図3】図1のステープラーのクリンチャアーム分解した状態の斜視図
【図4】組み付けられた状態のクリンチャアームを示す断面図であり、(a)は図2におけるA−A線での断面図、(b)は図2におけるB−B線上での断面図
【図5】カバー部材とベースとを分離している状態を示すもので、(a)は図2におけるA−A線での断面図、(b)は図2におけるB−B線上での断面図
【図6】従来のステープラーのクリンチャアームを示す斜視図
【図7】図6のクリンチャアームの断面図であり、(a)は組み付けられた状態図、(b)はベースとカバー部材とを分離した状態図
【符号の説明】
10 マガジン
12 ハンドル部
13 クリンチャ
14 クリンチャアーム
20 ベース
21 カバー部材
22 枢支穴
23 クリンチャ溝
24 側壁
25 係合穴
26 凹部
27 側壁
28 係合爪
29 傾斜面
30 凹部
31 溝

Claims (2)

  1. 多数のステープルを収容するマガジンと、該マガジン内に収容されたステープルを綴り用紙に向けて打ち出すドライバを備えたハンドル部および、前記マガジンから打ち出されて綴り用紙を貫通したステープルの脚部先端部を綴り用紙の裏面に沿って屈曲させるクリンチャを備えたクリンチャアームとを各々の後端部において回動自在に支持させたステープラーにおいて、前記クリンチャアームが断面コ字形に形成された金属製部品からなるベースとこのベースの両側面と下面側を覆うように凹状の溝が形成された合成樹脂製部品からなるカバー部材とから構成され、カバー部材の両側壁内面にそれぞれ突出形成した係合爪をベースの両側壁にそれぞれ形成した係合穴に係合させることによりベースに対してカバー部材を組み付け、前記係合爪と係合穴との近傍の前記ベースの側壁とカバー部材の側壁との間に、上方に開放されてコイン等の金属片等を差し込み可能な溝を形成したことを特徴とするステープラー。
  2. 前記溝は、前記カバー部材の側壁の内面に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のステープラー。
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