JP3839210B2 - スクータ型車両の冷却水配管配置構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エア抜き性が良く、製造コストを抑え、生産性を高めるのに好適なスクータ型車両の冷却水配管配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水冷式エンジンを搭載したスクータ型車両の冷却系の構造としては、例えば、特開平11−310179号公報「スクータ型車両のラジエター配設構造」に記載されたものが知られている。上記公報の図28を再掲載して以下に説明する。なお、符号は振り直す。
【0003】
図8は従来のスクータ型車両のエンジンにおける冷却系の構造を説明する説明図であり、水冷式のエンジン100のウォータポンプ101とラジエター102の下部とに、ラジエター102からエンジン100内の各部へ冷却水を供給するための供給ホース103を接続するとともに、エンジン100側とラジエター102の上部とに、エンジン100内を循環した冷却水をラジエター102へ戻すための戻りホース104を接続した状態を示す。なお、105はラジエター102へ冷却水を注入する注入管、106は車体フレームである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の技術では、戻りホース104は、中間部が下方へ湾曲した形状であるため、例えば、エンジン100内の冷却水中にエアが混入している場合には、そのエアが戻りホース104内を注入管105側へ移動しにくく、エア抜き作業が難しい。
【0005】
また、戻りホース104の全長が大きくなるため、戻りホース104を車体フレーム106側へ固定する場合の固定箇所が多くなり、固定箇所の加工コストが増える。
【0006】
更に、固定のための固定金具、ビス等の個数が多くなり、材料コストが増える。
また更に、車体フレーム106側へ戻りホース104を組み付ける組付工数が増え、生産性の低下を招く。
【0007】
そこで、本発明の目的は、エア抜き性が良く、製造コストを抑え、生産性を向上させることができるスクータ型車両の冷却水配管配置構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ハンドルの下方にレッグシールドを設け、このレッグシールドの下部後方に、断面視逆U字形状のトンネル部と、このトンネル部の下端から両側方に延ばした足載せ部とを備えたフロアステップを設け、トンネル部の前部下方に側面視で傾斜したラジエータを設け、トンネル部の後部下方に、トンネル部に沿って前方に延びる水冷式エンジンを配置したスクータ型車両において、前記レッグシールド内に、前記ラジエータに冷却水を注入するための注入口及びこの注入口からラジエータ上部に接続する注入管を設け、前記エンジンのシリンダヘッド上部から上部冷却水配管をトンネル部内に通し、車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、この上部冷却水配管の先端を中継管を介して上方に延びる前記注入管に接続したことを特徴とする。
【0009】
上部冷却水配管をシリンダヘッド上部から車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、その先端を中継管を介して注入管に接続したことで、エンジン内の冷却水通路に混入したエアを上部冷却水配管及び注入管を介して容易に注入口へ逃す。
これにより、エア抜き性を向上させることができる。
【0010】
また、従来に比べて、上部冷却水配管を短くすることができ、上部冷却水配管を車体側に固定するための車体側の加工箇所や固定のための固定金具、ビス等を減らすことができ、加工コスト、材料コストを低減することができる。
更に、車体側に上部冷却水配管を組付けるための組付工数を減らすことができ、生産性を向上させることができる。
【0011】
請求項2は、エンジンのクランクケース上部を車体フレームにスイング自在に連結し、エンジンのクランクケース下部とラジエータ下部とを接続する下部冷却水配管をフロアステップの下面から下方に離して配置したことを特徴とする。
【0012】
下部冷却水配管をフロアステップの下面から下方に離して配置して、フロアステップ下方の大きなスペースに下部冷却水配管をスムーズに湾曲させる。
下部冷却水配管は車体フレームのスイング軸から遠い位置になり、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管のスイングは大きくなるが、上記した下部冷却水配管の配置によって、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管の過度の屈曲を防止することができる。
また、上部冷却水配管はスイング軸に近い位置にあるため、エンジンのスイングに伴う上部冷却水配管のスイングが小さく、上部冷却水配管の屈曲を小さくすることができる。
【0013】
請求項3は、下部冷却水配管を、車体一側方から他側方へ略S字状に湾曲させて延ばしたことを特徴とする。
下部冷却水配管を略S字状に湾曲させて延ばすことで、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管の過度の屈曲を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る冷却水配管配置構造を適用したスクータ型車両の側面図であり、スクータ型車両10は、前後方向に延びる車体フレーム11の前端にヘッドパイプ12を備え、このヘッドパイプ12に操舵自在にフロントフォーク13及び前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部に一体的にハンドル15を取付け、車体フレーム11の後部にエンジン16及び動力伝達機構17からなるパワーユニット18を取付け、このパワーユニット18の後端の出力軸に後輪21を取付け、エンジン16の上部に吸気管22を介してキャブレタ23を接続し、このキャブレタ23にコネクティングチューブ24、吸気チャンバ25を介してエアクリーナ26を接続し、エンジン16の上方の車体フレーム11にヘルメットや小物等を収納するラゲッジボックス27を取付け、このラゲッジボックス27の上部にシート28を配置した車両である。
【0015】
ここで、31はエンジン16の冷却のためのラジエータ、32はバッテリ、33,34はハンドル15下方で、且つフロントフォーク13の上部を覆うフロントカバー及びフロントインナカバー、35はフロントカバー33及びフロントインナカバー34の下部後方に配置したフロアステップ、36はフロアステップ35の下部を覆うロアカバー、37はボデーカバーである。
フロントカバー33及びフロントインナカバー34は、ドライバーの脚部の前方に配置するレッグシールドを構成するものである。
【0016】
図2は本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造を説明する側面図であり、図中、40はエンジン16のクランクケース、41は車体フレーム11に対してスイングするパワーユニット18のスイング軸、42はシリンダブロック、43はシリンダヘッド、44はヘッドカバー、45はスイング軸41にパワーユニット18をスイング自在に取付けるためのエンジンハンガである。
【0017】
図2では、シリンダヘッド43の上部に取付けたサーモスタット51に上部冷却水配管52の一端を接続するとともに、この上部冷却水配管52の他端に中継管53を接続し、この中継管53に注入管54の下端を接続するとともに、この注入管54を上方に延ばし、この注入管54の上端に注入口55を設け、この注入口55をキャップ56で塞ぎ、中継管53にラジエータ上部配管57の一端を接続するとともにこのラジエータ上部配管57の他端をラジエータ31の上部に接続し、ラジエータ31の下部に下部冷却水配管58の一端を接続するとともに、この下部冷却水配管58の他端をクランクケース40の下部に設けたウォータポンプ61に接続したことを示す。
【0018】
図3は本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造を説明する平面図であり、上部冷却水配管52は、注入管54からサーモスタット51へ、ほぼ車体の前後方向に延ばしたものである。
下部冷却水配管58は、ラジエータ31の左側からエンジン16の右側面に取付けたウォータポンプ61(図2参照)へ、略S字状にスムーズに湾曲させて延ばしたものである。
【0019】
図4は図2の4−4線断面図であり、説明の都合上、フロアステップ35の断面を記載した。
フロアステップ35は、断面視逆U字状のトンネル部63と、このトンネル部63の下端から両側方にそれぞれ延ばした足載せ部64,64と、これらの足載せ部64,64の端部から下方に延ばした側部65,65とからなる。なお、66…は足載せ部64,64の下部に設けたリブ、67…はリブ66…の下面(即ち、フロアステップ35の下面)である。
【0020】
上部冷却水配管52は、フロアステップ35のトンネル部63内に配置したものであり、下部冷却水配管58は、フロアステップ35の足載せ部64,64の下部に設けたリブ66の下面67より下方に距離Dだけ離して配置したものである。
【0021】
図5は本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造における冷却水の供給路の系統図である。
ここで、71は冷却水第1通路、72は冷却水第2通路、73は冷却水第3通路、74は冷却水第4通路、75は冷却水戻り通路である。なお、冷却水第3通路73は、図2に示した上部冷却水配管52、中継管53及びラジエータ上部配管57で構成し、図5の冷却水第4通路74は、図2に示した下部冷却水配管58で構成する。
【0022】
図5において、エンジン16を運転すると、これに伴ってウォータポンプ61が作動し、冷却水は、冷却水第1通路71を通ってシリンダブロック42内及びシリンダヘッド43内に流れ込み、各部を冷却した後に冷却水第2通路72を通ってサーモスタット51に至る。
【0023】
ここで、冷却水温度が所定の温度を越えていれば、サーモスタット51内の弁が開き、冷却水はサーモスタット51から冷却水第3通路73を通ってラジエータ31に至り、ラジエータ31内を通過しながら放熱する。
ラジエータ31で冷却された冷却水は、冷却水第4通路74を通ってウォータポンプ61に戻る。
【0024】
もし、上記のサーモスタット51に至った冷却水の温度が所定の温度以下であれば、サーモスタット51内の弁は開かず、冷却水はサーモスタット51から冷却水戻り通路75を介してウォータポンプ61に戻る。
【0025】
図6は本発明に係るスクータ型車両のエンジンの側面図であり、図2に示したエンジン16の反対側の側面を見た図である。
エンジン16は、シリンダヘッド43の側面上部にサーモスタット51を取付け、クランクケース40の側面下部にウォータポンプ61を設けたものである。
【0026】
ここで、42aはシリンダブロック42の冷却水吸入口、51a,51b,51cはサーモスタット51の冷却水吸入口、冷却水吐出口及び冷却水戻り側吐出口、61a,61b,61cはウォータポンプ61の冷却水吐出口、冷却水吸入口及び冷却水戻り口、77は2次空気コントロールバルブである。
【0027】
シリンダブロック42の冷却水吸入口42aは、冷却水第1通路71を介してウォータポンプ61の冷却水吐出口61aに連通するものである。
サーモスタット51の冷却水吐出口51bは、上部冷却水配管52(図2参照)の一端に接続するものである。
【0028】
サーモスタット51の冷却水戻り側吐出口51cは、冷却水戻り通路75を介してウォータポンプ61の冷却水戻り口61cに連通するものである。
ウォータポンプ61の冷却水吸入口61bは、図2に示した下部冷却水配管58の一端に接続するものである。
【0029】
図7は図6の7矢視図であり、エンジン16のクランクケース40にシリンダブロック42、シリンダヘッド43、ヘッドカバー44を取付け、クランクケース40の側面40aとシリンダブロック42、シリンダヘッド43、ヘッドカバー44のそれぞれの側面42c,43c,44cとに臨む空間S1にサーモスタット51を配置したものである。なお、43bはシリンダヘッド43の冷却水吐出口、81はスパークプラグである。
【0030】
以上説明したように、本発明は、図1に示したハンドル15の下方にレッグシールド33,34を設け、このレッグシールド33,34の下部後方に足載せとするフロアステップ35を設け、このフロアステップ35の前部下方にラジエータ31を設け、フロアステップ35の後部下方に水冷式エンジン16を配置したスクータ型車両10において、図2におけるレッグシールド33,34内に、ラジエータ31に冷却水を注入するための注入口55及びこの注入口55からラジエータ31上部に接続する注入管54を設け、エンジン16のシリンダヘッド43上部から上部冷却水配管52を車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、その先端を中継管53を介して注入管54に接続したことを特徴とする。
【0031】
上部冷却水配管52をシリンダヘッド43上部から車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、その先端を注入管54に接続したことで、冷却水がエンジン16側から上部冷却水配管52内をラジエータ31側へ流れるときに、エンジン16内の冷却水通路に混入したエアを上部冷却水配管52、中継管53及び注入管54を介して容易に注入口55へ逃すことができ、エア抜き性を向上させることができる。
【0032】
また、従来に比べて、上部冷却水配管52を短くすることができ、上部冷却水配管52を車体フレーム11側に固定するための車体フレーム11側の加工箇所や固定のための固定金具、ビス等を減らすことができ、加工コスト、材料コストを低減することができる。
更に、車体フレーム11側への上部冷却水配管52の組付工数を減らすことができ、スクータ型車両10(図1参照)の生産性を向上させることができる。
【0033】
本発明は、また、エンジン16のクランクケース40上部を車体フレーム11にスイング自在に連結し、エンジン16のクランクケース40下部とラジエータ31下部とを接続する下部冷却水配管58をフロアステップ35の下面67(図4参照)から下方に離して配置したことを特徴とする。
【0034】
下部冷却水配管58をフロアステップ35の下面67から下方に離して配置したことで、フロアステップ35の下方の大きなスペースに下部冷却水配管58をスムーズに湾曲させて配置することができる。
【0035】
下部冷却水配管58は、車体フレーム11のスイング軸41から遠い位置になり、エンジン16のスイングに伴う下部冷却水配管58のスイングは大きくなるが、上記した下部冷却水配管58の配置によって、エンジン16のスイングに伴う下部冷却水配管58の過度の屈曲を防止することができる。
従って、下部冷却水配管58の寿命を延ばすことができる。
【0036】
また、上部冷却水配管52はスイング軸41に近い位置にあるため、エンジン16のスイングに伴う上部冷却水配管52のスイングは小さく、上部冷却水配管52の屈曲を小さくすることができる。
従って、下部冷却水配管58と同様に上部冷却水配管52の寿命を延ばすことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のスクータ型車両の冷却水配管配置構造は、レッグシールド内に、ラジエータに冷却水を注入するための注入口及びこの注入口からラジエータ上部に接続する注入管を設け、エンジンのシリンダヘッド上部から上部冷却水配管をトンネル部内に通し、車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、この上部冷却水配管の先端を中継管を介して上方に延びる注入管に接続したので、エンジン内の冷却水通路に混入したエアを上部冷却水配管及び注入管を介して容易に注入口へ逃すことができる。
これにより、エア抜き性を向上させることができる。
【0038】
また、従来に比べて、上部冷却水配管を短くすることができ、上部冷却水配管を車体側に固定するための車体側の加工箇所や固定のための固定金具、ビス等を減らすことができ、加工コスト、材料コストを低減することができる。
更に、車体側に上部冷却水配管を組付けるための組付工数を減らすことができ、生産性を向上させることができる。
【0039】
請求項2のスクータ型車両の冷却水配管配置構造は、エンジンのクランクケース上部を車体フレームにスイング自在に連結し、エンジンのクランクケース下部とラジエータ下部とを接続する下部冷却水配管をフロアステップの下面から下方に離して配置したので、フロアステップ下方の大きなスペースに下部冷却水配管をスムーズに湾曲させて配置することができる。
【0040】
下部冷却水配管は、車体フレームのスイング軸から遠い位置になり、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管のスイングは大きくなるが、上記した下部冷却水配管の配置によって、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管の過度の屈曲を防止することができる。
従って、下部冷却水配管の寿命を延ばすことができる。
【0041】
また、上部冷却水配管はスイング軸に近い位置にあるため、エンジンのスイングに伴う上部冷却水配管のスイングは小さく、上部冷却水配管の屈曲を小さくすることができる。
従って、下部冷却水配管と同様に上部冷却水配管の寿命を延ばすことができる。
【0042】
請求項3のスクータ型車両の冷却水配管配置構造は、下部冷却水配管を、車体一側方から他側方へ略S字状に湾曲させて延ばしたので、エンジンのスイングに伴う下部冷却水配管の過度の屈曲を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷却水配管配置構造を適用したスクータ型車両の側面図
【図2】 本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造を説明する側面図
【図3】 本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造を説明する平面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 本発明に係るスクータ型車両の冷却水配管配置構造における冷却水の供給路の系統図
【図6】 本発明に係るスクータ型車両のエンジンの側面図
【図7】 図6の7矢視図
【図8】 従来のスクータ型車両のエンジンにおける冷却系の構造を説明する説明図
【符号の説明】
10…スクータ型車両、11…車体フレーム、15…ハンドル、16…エンジン、31…ラジエータ、33,34…レッグシールド(フロントカバー、フロントインナカバー)、35…フロアステップ、40…クランクケース、43…シリンダヘッド、52…上部冷却水配管、53…中継管、54…注入管、55…注入口、58…下部冷却水配管、63…トンネル部、64…足載せ部、67…フロアステップの下面。
Claims (3)
- ハンドルの下方にレッグシールドを設け、
このレッグシールドの下部後方に、断面視逆U字形状のトンネル部と、このトンネル部の下端から両側方に延ばした足載せ部とを備えたフロアステップを設け、
前記トンネル部の前部下方に側面視で傾斜したラジエータを設け、
前記トンネル部の後部下方に、トンネル部に沿って前方に延びる水冷式エンジンを配置したスクータ型車両において、
前記レッグシールド内に、前記ラジエータに冷却水を注入するための注入口及びこの注入口からラジエータ上部に接続する注入管を設け、
前記エンジンのシリンダヘッド上部から上部冷却水配管を前記トンネル部内に通し、車体前方へ略水平に延ばした後に更に上方へ斜めに延ばし、
この上部冷却水配管の先端を中継管を介して上方に延びる前記注入管に接続したことを特徴とするスクータ型車両の冷却水配管配置構造。 - 前記エンジンのクランクケース上部を車体フレームにスイング自在に連結し、エンジンのクランクケース下部と前記ラジエータ下部とを接続する下部冷却水配管を前記フロアステップの下面から下方に離して配置したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両の冷却水配管配置構造。
- 前記下部冷却水配管は、車体一側方から他側方へ略S字状に湾曲させて延ばされることを特徴とする請求項2記載のスクータ型車両の冷却水配管配置構造。
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