JP3837792B2 - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズを保持するカメラのズームレンズ鏡胴に関し、特に、工事用のカメラに用いるズームレンズ鏡胴に好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来のズームレンズ鏡胴においては、図4の如く、所定のレンズ群を保持する鏡枠31にオスヘリコイド31aが螺設されており、このオスヘリコイド31aと螺合するメスヘリコイドを有する図示していない外筒により鏡枠31を進退させていた。そして、鏡枠31のオスヘリコイド31aが螺設されている部所は光軸方向における後端であった。
【0003】
また、従来のズームレンズ鏡胴において、鏡枠31を光軸方向に直進摺動させるときには、鏡枠31に摺動溝31bを設け、この摺動溝31bに金属板を折り曲げた直進案内板32の案内部32aが摺動していたが、摺動溝31bの光軸方向の長さより案内部32aの光軸方向の長さより長かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く従来の技術においては、鏡枠のオスヘリコイドが後端に螺設されているので、外筒のメスヘリコイドと螺合させたとき、鏡枠は言わば片持ち状態になり、重いレンズ群を保持しているので不安定である。従って、カメラをぶつけたり、落としたりすると、衝撃力によって鏡枠が傾き、その結果、保持されているレンズ群が光軸に対してチルトするので、ピント面で片ボケが発生することになった。
【0005】
本発明はかかる問題を解決することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
記課題は、ズームレンズにおける所定の複数のレンズ群を保持する摺動枠と、前記摺動枠を光軸方向に進退させるべく駆動する駆動筒とを備えたズームレンズ鏡胴において、前記ズームレンズのズーミング範囲においては、前記摺動枠が保持する複数のレンズ群の群間距離が変化し、且つ、前記摺動枠の略重心位置を通り前記レンズ群の光軸と直交する仮想面が、前記摺動枠の外周に設けられ前記駆動筒と嵌合する所定の長さの嵌合部を常に横断することを特徴とするズームレンズ鏡胴により、解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を用いたズームレンズ鏡胴の実施の形態を図1乃至図3に基づき詳細に説明する。
【0011】
先ず、図1乃至図3に基づいて、ズームレンズ鏡胴を構成する部材について説明する。
【0012】
図1はズームレンズを短焦点にしたときのズームレンズ鏡胴の横断面図、図2はズームレンズを長焦点にしたときのズームレンズ鏡胴の横断面図であり、共に光軸から上半分のみ描いてある。また、図3はズームレンズ鏡胴の主要部材を示す分解斜視図である。
【0013】
1はフロント地板であり、以下に述べる各部材を全て担持し、図示していないカメラ本体に固着される。2はff調整環であり、その外周とフロント地板1の内周が嵌合している。また、フロント地板1の内周に設けられ、光軸Kに平行な図示していない突部が、ff調整環2の外周に設けた長溝2aと係合し、ff調整環2は直進移動のみ可能である。
【0014】
3はカム筒であり、その外周がff調整環2の内周と嵌合している。また、カム筒3の先端部3aが、ff調整環2の先端部2bとスペーサー4を介して固定されたカム筒保持板5により挟着されているので、カム筒3はff調整環2に対して回転は自在であるが、光軸方向への移動の場合にはff調整環2と一体的に移動する。
【0015】
従って、後述するレンズ群を担持したカム筒3をff調整環2と共に光軸方向に微小量移動させてピント調整を行った後、ビス6によりff調整環2をフロント地板1に固定する。
【0016】
7は摺動枠であり、外周に螺設されたオスヘリコイド7aがカム筒3の内周に設けられたメスヘリコイド3bと螺合している。また、摺動枠7の後方から長溝7bがオスヘリコイド7aを横切って設けられている、また、金属板によりL字形に曲げられた直進案内板8が止めネジ9によってフロント地板1にネジ止めされ、摺動枠7の長溝7bに直進案内板8の光軸Kに平行な案内部8aが係合し、摺動枠7の回転を案内部8aの板厚方向にて阻止している。
【0017】
なお、摺動枠7とカム筒3は前述のヘリコイド結合に限定されるものでなく、カム溝とカムピンによるカム結合でもよい。このとき、摺動枠7の外周壁にカム溝を設けてカム筒3にカムピンを設けても、摺動枠7の外周壁にカムピンを設けてカム筒3にカム溝を設けてもよい。即ち、摺動枠7を駆動することができれば、カム筒3と嵌合する摺動枠7の部所はオスヘリコイド、カム溝、カムピンの何れでもよく、そのため「請求項1」においては、カム筒3に代えて駆動筒と称し、駆動筒と嵌合する摺動枠7の部所を嵌合部と称している。
【0018】
また、直進案内板8をフロント地板1に固定せず、図示していないカメラ本体若しくはカメラ本体に連なる固定部材に固定してもよい。
【0019】
なお、23は植毛紙等からなるリング状の防塵用シートであり、フロント地板に固着させ、フロント地板1と摺動枠7の外周壁7dとの間隙よりオスヘリコイド7aに塵埃等が侵入することを防止している。
【0020】
また、24は植毛紙等からなる短冊形の防塵用シートであり、直進案内板8と共に止めネジ9によりフトント地板1にネジ止めすることによって、長溝7bの底部と案内部8aとの面部との間隙よりオスヘリコイド7aに塵埃等が侵入することを防止している。
【0021】
ここで、本実施の形態のズームレンズは2群ズームであり、前群の第1レンズFcと後群の第2レンズRcとから構成されており、第1レンズFcは第1レンズ枠11に挿着され、第1レンズ枠11と光軸方向に螺合する止め環12により保持されている。
【0022】
また、摺動枠7にはシャッタユニット13が固着され、更にシャッタユニット13には第1レンズ枠11がネジ止めされている。従って、第1レンズFcは摺動枠7と一体的に移動する。
【0023】
なお、14はカメラ本体からシャッタユニット13を駆動・制御するフレキシブル基板である。
【0024】
一方、第2レンズRcは第2レンズ枠15に挿着され、第2レンズ枠15と光軸方向に螺合する止め環16により保持されている。第2レンズ枠15は外周にて摺動枠7の内周と嵌合すると共に、外周の3箇所に光軸Kに平行な突部15aが設けられ、摺動枠7の内周の光軸Kと平行な方向に設けられた図示していない長溝と係合している。従って、第2レンズ枠15は摺動枠7に対して回転はせず、光軸方向への直進移動のみ行う。
【0025】
また、摺動枠7に穿設された長孔7cを通して、カムピン17が止めネジ18により第2レンズ枠15に固定されている。カム筒3の内周にはメスヘリコイド3bと共にカム溝3cが設けられ、カムピン17がカム溝3cと係合している。
【0026】
なお、カムピン17はカム溝3cに対して、加工精度上、光軸Kと平行な方向にガタが生じてしまう。そのため、摺動枠7の後端に設けた遮光板22と第2レンズ枠15の後端部15bとの間に引っ張りバネ21を掛け、第2レンズ枠15と共にカムピン17を後方に付勢することにより、カムピン17はカム溝3cの後方の側壁にのみ当接して、光軸Kと平行な方向にガタがなくなる。
【0027】
次に、以上の構成のズームレンズ鏡胴におけるズーミング作動について説明する。
【0028】
フロント地板1の周囲には、図示していないが、レンズ駆動用のモータや減速歯車が配置され、減速歯車の最終段歯車が図示していないフロント地板1の切り欠きにて、カム筒3の外周後端に設けられた大歯車3dと歯合している。従って、レンズ駆動用のモータが回転するとカム筒3が回転する。摺動枠7はそのオスヘリコイド7aとカム筒3のメスヘリコイド3bが螺合し、且つフロント地板1に固定された直進案内板8によって回転が阻止されているので、カム筒3の回転により、ヘリコイドのリードに応じた直進移動を行う。一方、第2レンズ枠15に立設しているカムピン17がカム筒3のカム溝3cと係合し、第2レンズ枠15は摺動枠7に対して回転不可能に形成されているので、第2レンズ枠15はカム筒3のカム溝3cに応じた直進移動を行う。
【0029】
従って、カム筒3の回転により、摺動枠7及び第2レンズ枠15、即ち各々に保持された第1レンズFcと第2レンズRcは光軸方向に直進移動を行い、例えば図1に示す短焦点の状態から図2に示す長焦点の状態に互いのレンズ間隔を接近させながら繰り出される。
【0030】
以上説明したように、摺動枠7は、シャッタユニット13、第1レンズ枠11、第1レンズFc、第2レンズ枠15、第2レンズRc等の重い部材を含む多数の部材を担持して、オスヘリコイド7aによってカム筒3のメスヘリコイド3bとヘリコイド螺合している。そして、図1に示す短焦点の状態から図2に示す長焦点の状態まで、各部材を担持した摺動枠7の重心位置をGとすると、重心位置を通り、光軸Kと直交する仮想面は、常にオスヘリコイド7aを横切っている。
【0031】
従って、摺動枠7はバランス良く各部材を安定して担持し、衝撃に対して強いズームレンズ鏡胴となっている。なお、上記条件を厳密に満たさなくても、重心位置Gの略近傍を通る仮想面がオスヘリコイド7aを横切っていれば、上記と同様な効果が得られる。
【0032】
また、直進案内板8の光軸に平行な案内部8aの長さは、摺動枠7の長溝7bの長さより遙に短い。従って、直進案内板8のプレス加工による曲げ精度を、従来技術の如く高精度にしなくても、摺動枠7は円滑に作動できる。
【0033】
なお、〔直進案内板8の案内部8aの長さ〕+〔摺動枠7の長溝7bの長さ〕=〔短焦点〜長焦点間の摺動枠7の移動量〕+〔案内部8aと長溝7bとが嵌合している長さ〕+〔余裕分〕の関係がある。
【0034】
更に、摺動枠7が第1レンズFcを保持する第1レンズ枠11と一体的に組立られていると共に、第2レンズRcを保持する第2レンズ枠15を担持しているので、衝撃によって第1レンズFcが傾くと第2レンズRcも同様に傾き、ピント面で片ボケが生じることがない。
【0035】
その他に、第1レンズ枠11に第1レンズFcを挿着した後、止め環12を螺合して保持しており、第2レンズ枠15に第2レンズRcを挿着した後、止め環16が螺合して保持しているので、カシメによる固定と比較して衝撃に強いレンズ保持となっている。
【0036】
なお、以上の実施の形態においては、2群構成のズームレンズであったが、3群構成でも実施可能であり、この場合は第2レンズ枠15と同様にカム駆動される第3レンズ枠を摺動枠7に嵌合させればよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1〜4のズームレンズ鏡胴によれば、摺動枠は複数のレンズ群等をバランス良く安定して保持するので、衝撃が加わってもレンズ群がチルトしてピント面に片ボケが発生するようなことは起こり難い
【0038】
請求項5のズームレンズ鏡胴によれば、衝撃によって一方のレンズが傾くと他方のレンズも同様に傾くので、上記効果に加えて、ピント面における片ボケが発生し難いズームレンズ鏡胴が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズームレンズを短焦点にしたときのズームレンズ鏡胴の横断面図である。
【図2】ズームレンズを長焦点にしたときのズームレンズ鏡胴の横断面図である。
【図3】ズームレンズ鏡胴の主要部材を示す分解斜視図である。
【図4】従来のズームレンズ鏡胴における鏡枠の図である。
【符号の説明】
Fc 第1レンズ
Rc 第2レンズ
1 フロント地板
3 カム筒
7 摺動枠
8 直進案内板
11 第1レンズ枠
13 シャッタユニット
15 第2レンズ枠
17 カムピン

Claims (5)

  1. ズームレンズにおける所定の複数のレンズ群を保持する摺動枠と、
    前記摺動枠を光軸方向に進退させるべく駆動する駆動筒とを備えたズームレンズ鏡胴において、
    前記ズームレンズのズーミング範囲においては、前記摺動枠が保持する複数のレンズ群の群間距離が変化し、且つ、前記摺動枠の略重心位置を通り前記レンズ群の光軸と直交する仮想面が、前記摺動枠の外周に設けられ前記駆動筒と嵌合する所定の長さの嵌合部を常に横断することを特徴とするズームレンズ鏡胴。
  2. 前記嵌合部がオスヘリコイドであることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 前記嵌合部がカム溝を設けた外周面であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  4. 前記嵌合部がカムピンを設けた外周面であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  5. 前記摺動枠が第1のレンズ群を保持する第1レンズ枠と一体的に組立られていると共に、第2のレンズ群を保持する第2レンズ枠を担持していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
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